JPS6054111B2 - 塗料塗装帯板製造設備における塗料塗装膜厚自動制御装置 - Google Patents

塗料塗装帯板製造設備における塗料塗装膜厚自動制御装置

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JPS6054111B2
JPS6054111B2 JP55176861A JP17686180A JPS6054111B2 JP S6054111 B2 JPS6054111 B2 JP S6054111B2 JP 55176861 A JP55176861 A JP 55176861A JP 17686180 A JP17686180 A JP 17686180A JP S6054111 B2 JPS6054111 B2 JP S6054111B2
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JP
Japan
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film thickness
signal
control device
paint
coating
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Application number
JP55176861A
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JPS57102264A (en
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清 粟井
史郎 浜田
宏嘉 藤林
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗装帯板製造設備における塗装膜厚自動制御
装置に関する。
近年では、塗装帯板の需要の増大とともに塗装の高品質
化が要求されている。
特に塗装膜の厚みは塗装帯板の製品としての用途、性質
から均一にすることが必要である。従来、塗装膜厚の調
整に際しては回転ゲージ法、くし形ゲージ法、レンズ形
ゲージ法等により膜厚を測定し、その測定値に基づき作
業員が塗布量を加減する方式のものが多かつた。
しかし、かかる調整法によれば、ライン速度に対処して
迅速にそして連続的に調整することができなかつた。そ
のため、適正な膜厚に調整するのに時間がかかり、均一
な膜厚を得ているものであつた。そこで、本発明は塗装
膜厚を間欠的に連続して、かつ、自動的に調整すること
ができ、しかも高品質な塗装帯板をうるために安定性の
よい制御を行いうる自動制御装置を提供することを目的
とする。
以下本発明を図示する塗装鋼板製造ラインの実施例に基
づいて詳述する。
図は本発明による膜厚自動制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。まず、塗装鋼板製造設備について述べ
る。
製造ラインは塗料の乾燥および生産性が考慮されて相当
長い距離(例えば、120m)を有している。この製造
ライン中を鋼板は所定の速度で送給される。そして、そ
の走行中に塗料の塗布,乾燥,巻取りが順次連続的に行
われて製品化される。すなわち、鋼板1はバックアップ
ロール2より送出されるとともに塗装部3において塗装
処理され、次いで乾燥炉4において塗料の乾燥処理が行
われ、次いで巻取ロール5に巻取られるのである。塗装
部3は3本の塗装ロール6,7,8と、その回転駆動用
モータ13,14,15及びロール間ギャップを調整す
るギャップ調整装置9を有している。
ギャップ調整装置9は個別に駆動されるギャップ調整モ
ータ10,11,12を駆動源として有している。各ロ
ール6,7,8は相互のギャップあるいはその回転数を
調整することにより塗料の塗布量を調整するようになつ
ている。
なお、鋼板1への塗装ロール8とバックアップロール2
の間を鋼板1が通過する際に行われる。塗装ロール6,
7,8はそれぞれモータ13,14,15により駆動さ
れ、バックアップロール2はモータ16により駆動され
る。次に本発明による膜厚自動制御装置について説明す
る。
主設定器17には膜厚に関する諸元,制御系に関する諸
元,塗料に関する諸元が設定されている。そのうち必要
な設定値が副設定器18〜21により各指令項目別に分
けられて出力される。副設定器18はバックアップロー
ル2の回転速度指令値A,l9は乾燥炉4の炉内温度指
令値B,2Oは塗装ロール6,7,8の回転速度指令値
C,2lは各塗装ロール6,7,8相互間のギャップ指
令値Dをそれぞれ出力する。膜厚検出器22は乾燥炉4
の出側に配置され、乾燥した状態の塗料の膜厚を検出す
る。
検出器22から出力される膜厚検出信号Eは比較演算器
23において膜厚指令信号Fど比較演算される。その結
果偏差信号Gは次の不感帯回路24に入力される。不感
帯回路24は比較演算器であり、予め設定された不感帯
設定値Hと偏差信号Gとの比較を行う。
この不惑帯回路24は偏差信号Gが不感帯設定値Hに定
められたある一定の幅(レベル)より大であるとき以外
は出力を生じない。このようにしたのは製造ラインが長
いのでフィードバックによる影響が現われるまでに時間
がかかり、あまり敏感な制御を行うと制御系にハンチン
グが生ずる恐れがあるからである。したがつて不感帯設
定値Hはそのような事情を考慮して決定された値となつ
ている。不感帯回路24から出力される偏差信号(以下
、フィードバック信号という。)Iは次のサンプリング
接点25を介して制御装置26に入力される。サンプリ
ング接点25は、運転開始時における膜厚調整すなわち
初期調整時に塗装部3(具体的には塗装ロール8とバッ
クアップロール2との転接面部分から膜厚検出器22ま
での距離1に相当する後述の時間tの間フィードバック
制御を休止させることと、運転中におけるフィードバッ
ク制御において膜厚検出動作と検出部分とのタイミング
を合わせる役目とをもつている。
すなわち、運転の開始は鋼板1をラインに板通したのち
行われるが、このとき初期の膜厚設定は主設定器17の
指令値により行われる。
そして、この設定値により塗装された部分が膜厚検出器
22に到達するのは運転開始から時間tの後である。こ
のときからフィードバック制御が開始されるが、このと
きのフィードバック信号■により調整された膜厚の部分
が膜厚検出器22に到達するのは、さらにそれから時間
tの後である。したがつて、フィードバック制御開始か
ら時間tの間、膜厚検出器22は自らの発した検出信号
とは全く無関係な(つまり指令値による)状態での膜厚
を検出することとなり、その結果膜厚検出器22は初期
検出値を繰返し出力することとなる。よつて制御装置は
未だ誤差が修正されていないものとして、次々に修正信
号を出し、少量の誤差であつても時間tの間に相当する
分増幅したフィードバック信号1を塗装部に与えること
になりかねない。そして、ハンチングを招来することと
なる。一方、運転中においても同様に、時間tに相当す
る制御応答の遅れがある。それゆえ、上記のような状態
が生じ、フィードバック信号1により調整された塗装部
分と検出部分とのずれが生じ、適正な制御を行ない得な
いこととなる。かかる不具合を防止するため、初期検出
値により調整された部分が膜厚検出器22に到達するま
での間(時間t)フィードバック信号1の供給を休止さ
せ、かつ通常運転中において時間t毎にフィードバック
信号■をサンプリングするためにサンプリング接点25
の活殺を行うのである。
このようにすることにより、膜厚検出およびフィードバ
ック制御のタイミングが合わせられるので上述の如きハ
ンチングの発生を防止できる。かかるサンプリング接点
25はサンプリングタイム設定回路27によつて0N−
OFF制御される。
サンプリングタイム設定回路27はライン速度換算回路
28からのライン速度信号Jと予じめ設定されている距
離1とを比較して時間tを演算する。つまり、時間tは
l/v+αで求められ、ここにvはライン速度即ち、鋼
板1の走行速度であつて、モータ16に設けられたタコ
ジェネレータ29の出力信号を換算して求められる。α
はロールの調整作動に要する若干の時間である。次に制
御装置26はフィードバックされる偏差信号1に基づい
て調整すべき膜厚を推定計算し、塗装ロール6〜8の回
転速度制御信号K1ギャップ制御信号Lを出力する。指
令値切換器30,31は主設定器17からの指令値C,
Dを塗装開始後制御装置26からの制御信号K,Lに切
換えるためのもので、切替指令器32が膜厚検出信号E
を直接受けて出力する指令値切換信号Mにより切換動作
する。
次に動作を説明する。
まず最初は主設定器17の指令値に基づいて製造ライン
は運転を開始する。この時、同時にライン速度換算回路
28及びサンプリングタイム設定回路27も作業開始す
るので、塗装部分が膜厚検出器22に到ると膜厚が検出
され、指令値切換器30,31が切換えられると共に、
サンプリング接点25も閉じることとなるが、検出値E
が指令値Fに等しい場合は調整はなくそのまま続行する
。検出値Eと指令値Fとが不感帯設定値Hの幅を越える
大きさで異なる場合、制御装置26は入力されるフィー
ドバック信号■により直ちに回転速度制御信号Kおよび
ギャップ制御信号Lを出力する。
そして、モータ13〜15の回転速度を制御し、かつモ
ータ10〜12の制御によりロール6〜8間のギャップ
調整を行う。このようにして調整を行なうが、この調整
の間はサンプリング接点25を開放してフィードバック
信号1の供給を停止することによりフィードバック制御
を休止する。
そして、この休止期間中は制御信号K,Lは固定される
。さらに、時間tが経過した時点で、再びサンプリング
接点25が閉となり、したがつてこの時点でのフィード
バック信号1が制御装置26に入力される。
すなわち、このとき前回フィードバック信号により調整
された塗装部分が検出器22に面することとなり、ここ
で始めて前回フィードバック信号による調整が適正であ
つたか否かを知ることができる。以下同様にして時間t
毎のサンプリング周期でサンプリング接点25が0Nと
なり、フィードバック制御が行われる。
なお、以上の実施例において、時間t毎のサンプリング
周期のときの検出値に基づいてフィードバック制御を行
うものとしたが、その瞬時の値ではなく、時間tの間の
検出値の平均値を求め、この平均値に基づいて制御する
ようにしてもよい。
また、実施例では塗装鋼板製造ラインを例示したが、本
発明は鋼板に限るものではなく、アルミ板等一般に金属
帯板に実施して同効である。以上の通り、本発明によれ
ば、長い製造ラインによつて生じる制御応答の遅れがあ
つても、制御タイミングが適正に合わせられるので制御
系のハンチングの発生を防止することができる。また、
帯板の塗装膜厚を連続的に自動調整できることとあいま
つて高品質な塗装帯板を得ることができ″る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明による塗装膜厚自動制御装置の実施例を示す
ブロック図である。 1・・・・・・鋼板、3・・・・・・塗装部、4・・・
・・・乾燥炉、22・・・・・・膜厚検出器、23・・
・・・・比較演算器、25・・・・・サンプリング接点
、26・・・・・制御装置、E・・・・膜厚検出信号、
F・・・・・・膜厚指令信号、K・・・・・・塗装ロー
ル回転速度制御信号、L・・・・・・塗装ロールギャッ
プ制御信号、I・・・・・フィードバック信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行する帯板表面に塗料を塗布する塗装部と、塗布
    された塗料を乾燥させる乾燥炉とを備えた塗装帯板製造
    設備において、前記乾燥炉の出側に配置されて乾燥した
    状態における塗料の膜厚を検出する膜厚検出器と、膜厚
    検出信号と予め設定された膜厚指令信号とを比較してそ
    の偏差信号をフィードバック信号として出力する比較演
    算器と、膜厚検出器の取付位置と塗装部位置との間の距
    離を帯板の走行速度で割つた時間毎にフィードバック信
    号をサンプリングして出力するサンプリング装置と、前
    記サンプリング装置を介して入力されるフィードバック
    信号に基づいて膜厚制御信号を塗装部に出力することに
    より塗装膜厚をフィードバック制御する制御装置を備え
    たことを特徴とする塗装帯板製造設備における塗装膜厚
    自動制御装置。
JP55176861A 1980-12-15 1980-12-15 塗料塗装帯板製造設備における塗料塗装膜厚自動制御装置 Expired JPS6054111B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163467A (ja) * 1982-03-24 1983-09-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ロ−ルコ−タにおける塗膜厚制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932821A (ja) * 1972-07-27 1974-03-26
JPS5096638A (ja) * 1973-12-27 1975-07-31

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