JPS6053548A - 筒状成形体 - Google Patents
筒状成形体Info
- Publication number
- JPS6053548A JPS6053548A JP16055983A JP16055983A JPS6053548A JP S6053548 A JPS6053548 A JP S6053548A JP 16055983 A JP16055983 A JP 16055983A JP 16055983 A JP16055983 A JP 16055983A JP S6053548 A JPS6053548 A JP S6053548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystalline polypropylene
- resin
- organic peroxide
- mfi
- polypropylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐衝撃性に優れ、耐曲シ性および流動性の良
好な筒状体の成形用樹脂に関する。
好な筒状体の成形用樹脂に関する。
筒状体の樹脂成形物、例えばサインペン、ボールペン、
シャープペンシル、マーカー M 11 トの筆記具軸
体には各種合成樹脂が用いられているが、これら合成樹
脂のうちでは、比較的安価で加工性がよく外観(つやな
ど)および剛性に優れるホモポリプロピレンが多く用い
られている。
シャープペンシル、マーカー M 11 トの筆記具軸
体には各種合成樹脂が用いられているが、これら合成樹
脂のうちでは、比較的安価で加工性がよく外観(つやな
ど)および剛性に優れるホモポリプロピレンが多く用い
られている。
しかしながら、筆記具軸体に要求さhる加工時の流動性
および耐曲シ性を向上するために重合法で得られた高流
動性のホモポリプロピレンを用いた場合には、耐衝撃性
が劣り、軸体の落下や後加工、例えば成形後の穿孔、ク
リップやリングの取付け、ホットスタンピングなどにお
いて割れが発生しやすいという欠点があった。
および耐曲シ性を向上するために重合法で得られた高流
動性のホモポリプロピレンを用いた場合には、耐衝撃性
が劣り、軸体の落下や後加工、例えば成形後の穿孔、ク
リップやリングの取付け、ホットスタンピングなどにお
いて割れが発生しやすいという欠点があった。
本発明は、従来用いられている筒状体の成形用ポリプロ
ピレンのこのような欠点を改良する目的でなされたもの
であって、高流動性でかつ耐衝撃性に優れ、耐曲り性お
よび外観の良好な筆記具軸体の得られるポリプロピレン
について種々の検討を行った結果、見出されたものであ
る。
ピレンのこのような欠点を改良する目的でなされたもの
であって、高流動性でかつ耐衝撃性に優れ、耐曲り性お
よび外観の良好な筆記具軸体の得られるポリプロピレン
について種々の検討を行った結果、見出されたものであ
る。
すなわち、本発明の筒状体成形用樹脂は、衝撃強度(A
STMD−2794ンが20kg−副以上、メルトフロ
ーインデックス(JISK−6758、以下MF工とい
うンが10〜501710分の範囲である結晶性ポリプ
ロピレンからなるものである。
STMD−2794ンが20kg−副以上、メルトフロ
ーインデックス(JISK−6758、以下MF工とい
うンが10〜501710分の範囲である結晶性ポリプ
ロピレンからなるものである。
次に、本発明の筒状体成形用樹脂をその製造方法から説
明する。
明する。
本発明における筒状体の成形用の結晶性ポリプロピレン
は、原料の結晶性ポリプロピレンを有機過酸化物の存在
下に加熱処理して得ることが好ましい。この加熱処理の
原料として用いる結晶性ポリプロピレンとしては、いわ
ゆるチーグラー・ナツメ系の触碌を用いた重合法でイI
Jられる結晶性のホモポリプロピレンで、n−へブタン
不溶分が95重量−以上のもので、MFIが+ o y
/ + o分取下、好ましくは59/IΩ分以下のも
のがあげられる。MFIが+Of/I(1分を越える結
晶性ポリプロピレンを用いた場合には、有機過酸化物を
混合した加熱処理によってMFIの値は増大して流動性
は向上するものの耐衝撃性の改善が充分ではないために
好捷しくない。
は、原料の結晶性ポリプロピレンを有機過酸化物の存在
下に加熱処理して得ることが好ましい。この加熱処理の
原料として用いる結晶性ポリプロピレンとしては、いわ
ゆるチーグラー・ナツメ系の触碌を用いた重合法でイI
Jられる結晶性のホモポリプロピレンで、n−へブタン
不溶分が95重量−以上のもので、MFIが+ o y
/ + o分取下、好ましくは59/IΩ分以下のも
のがあげられる。MFIが+Of/I(1分を越える結
晶性ポリプロピレンを用いた場合には、有機過酸化物を
混合した加熱処理によってMFIの値は増大して流動性
は向上するものの耐衝撃性の改善が充分ではないために
好捷しくない。
上記加熱処理の際に混合する有機過rt2化物としては
、100℃における半減期が10時間以上であるものが
好ましく、例えば2,5−ジメチル−2,5−ジー七−
プチルパーオキシヘキサン、2.5−ジメチル−2,5
−ジ−t−ブチルパーオキシヘキセン−3などがあげら
れる。半減期が100℃で10時間未満のものでは得ら
れる結晶性ポリプロピレンが不均一となり、分子量分布
が大きくなり耐衝撃性が改善されない。
、100℃における半減期が10時間以上であるものが
好ましく、例えば2,5−ジメチル−2,5−ジー七−
プチルパーオキシヘキサン、2.5−ジメチル−2,5
−ジ−t−ブチルパーオキシヘキセン−3などがあげら
れる。半減期が100℃で10時間未満のものでは得ら
れる結晶性ポリプロピレンが不均一となり、分子量分布
が大きくなり耐衝撃性が改善されない。
有機過酸化物の混合量は、原料の結晶性ポリプロピレン
のMFIおよび得ようとする目的の結晶性ポリプロピレ
ンのMFIにより適宜選択するが、原料の結晶性ポリプ
ロピレン100重量部に対して[1L005〜α1重量
部の範囲が好ましい。
のMFIおよび得ようとする目的の結晶性ポリプロピレ
ンのMFIにより適宜選択するが、原料の結晶性ポリプ
ロピレン100重量部に対して[1L005〜α1重量
部の範囲が好ましい。
前記の原料の結晶性ポリプロピレンに有機過酸化物を混
合して加熱処理する方法としては、結晶性ポリプロピレ
ンと有機過酸化物との配合物を、例えばヘンシェルミキ
サー、タンブラ−などで混合し、この混合物を温度17
0〜280℃で加熱浴融する。加熱溶融の方法としては
、例えばスクリュ一式押出機、バンバリーミキサ−、ロ
ールなどによる加熱混線があげられる。
合して加熱処理する方法としては、結晶性ポリプロピレ
ンと有機過酸化物との配合物を、例えばヘンシェルミキ
サー、タンブラ−などで混合し、この混合物を温度17
0〜280℃で加熱浴融する。加熱溶融の方法としては
、例えばスクリュ一式押出機、バンバリーミキサ−、ロ
ールなどによる加熱混線があげられる。
この加熱溶融に要する時間は、使用する過酸化物の添加
量、加熱温度、原料の結晶性ポリプロピレンのMFIお
よび目的とする結晶性ポリプロピレンのMFIによシ異
なるが、通常は数秒ないし数十分程度である。
量、加熱温度、原料の結晶性ポリプロピレンのMFIお
よび目的とする結晶性ポリプロピレンのMFIによシ異
なるが、通常は数秒ないし数十分程度である。
なお、この場合に必要に応じて通常ポリオレフィンに用
いられている各種の添加剤、例えば酸イ゛ヒ防止剤、紫
外線吸収剤、金属劣化防止剤、滑剤、造核剤、帯電防止
剤、顔料、充填剤などを配合することができる。
いられている各種の添加剤、例えば酸イ゛ヒ防止剤、紫
外線吸収剤、金属劣化防止剤、滑剤、造核剤、帯電防止
剤、顔料、充填剤などを配合することができる。
本発明の筒状物成形用の結晶性ポリプロピレンは、衝撃
強度が20 kg −cm以上、好ましくは50に9−
cm以上、MFIが10〜502710分、好ましくは
15〜459/11:3分の範囲のものである。衝撃強
度が20 kg −cm未溝の結晶性ポリプロピレンで
は、実施例に示すように軸体を破壊する衝撃エネルギー
は少くなる。すなわち、軸体に割れが発生しやすくなり
好ましくない。
強度が20 kg −cm以上、好ましくは50に9−
cm以上、MFIが10〜502710分、好ましくは
15〜459/11:3分の範囲のものである。衝撃強
度が20 kg −cm未溝の結晶性ポリプロピレンで
は、実施例に示すように軸体を破壊する衝撃エネルギー
は少くなる。すなわち、軸体に割れが発生しやすくなり
好ましくない。
また、MFIがl097IO分未各;!讐の結晶性プロ
ピレンは、成形加工時の流動性が低く、耐曲シ性が悪く
なるために好ましくない。一方、MFIが509/10
分を越える結晶性ポリプロピレンは、耐衝撃性が著しく
劣るために好ましくない。
ピレンは、成形加工時の流動性が低く、耐曲シ性が悪く
なるために好ましくない。一方、MFIが509/10
分を越える結晶性ポリプロピレンは、耐衝撃性が著しく
劣るために好ましくない。
以上、本発明の樹脂は、高流動性で同−MF’工を有す
る直接重合法により得られる結晶性ポリプロピレンに比
べて、高い衝撃強度を有し、加えて耐油シ性、剛性およ
び外観の良好な長筒状物の成形用として好適な結晶性ポ
リプロピレンを見出したものでろシ1、射出成形、圧縮
成形などの成形法によシ種々の筒状の成形物、例えば華
記其の軸体、注射器、計量器具などに使用できる。
る直接重合法により得られる結晶性ポリプロピレンに比
べて、高い衝撃強度を有し、加えて耐油シ性、剛性およ
び外観の良好な長筒状物の成形用として好適な結晶性ポ
リプロピレンを見出したものでろシ1、射出成形、圧縮
成形などの成形法によシ種々の筒状の成形物、例えば華
記其の軸体、注射器、計量器具などに使用できる。
以下に実施例をあげて本発明をよシ詳細に説明する。な
お、実施例における評価の試験法は次の通#)そある。
お、実施例における評価の試験法は次の通#)そある。
衝撃強度
(1ン ASTMD −2794(デュポン衝撃強度ン
(2) 射出成形法によシ成形したペン軸をφ2゜鰭の
撃芯下に支持し、重量2542の鋼球を落下し、25℃
でペン軸数の50%が破壊する衝撃エネルギー(kg−
α)t−算出した。
(2) 射出成形法によシ成形したペン軸をφ2゜鰭の
撃芯下に支持し、重量2542の鋼球を落下し、25℃
でペン軸数の50%が破壊する衝撃エネルギー(kg−
α)t−算出した。
曲り性
ダイヤルゲージを用いて、成形したペン軸の曲シを測定
した。
した。
実施例I
MF工が2.21P/IO分の結晶性ホモポリプロピレ
ンの粉末100重量部に対し有機過酸化物(2,5−ジ
メチル−2,5ジーt−プチルパーオキシヘキサランを
0.020重量部の割合で配合し、ヘンシェルミキサー
で混合し、その混合物を50mmφの単軸押出機で窒素
算囲気下、温度230℃で溶融混練してベレット化した
。得られた結晶ポリプロピレンのMF工および衝撃強度
(11並びにこの結晶性ポリプロピレンから射出成形し
て得られたペン軸について衝撃強度(2)および曲υ性
を評価し、その結果を表−1に示した。
ンの粉末100重量部に対し有機過酸化物(2,5−ジ
メチル−2,5ジーt−プチルパーオキシヘキサランを
0.020重量部の割合で配合し、ヘンシェルミキサー
で混合し、その混合物を50mmφの単軸押出機で窒素
算囲気下、温度230℃で溶融混練してベレット化した
。得られた結晶ポリプロピレンのMF工および衝撃強度
(11並びにこの結晶性ポリプロピレンから射出成形し
て得られたペン軸について衝撃強度(2)および曲υ性
を評価し、その結果を表−1に示した。
実施例2〜8、比較例1〜6
実施例1において、有機過酸化物の配合量を変化させて
MF工を表−1に示すように変化させた場合、並びにM
F工2.21P/10分の結晶性ホモポリプロピレンに
代9、表−1に示すようなMF工の結晶性ホモポリプロ
ピレンを用いて有機過酸化物の配合量を変化させた以外
は実施例1と同様に行い、その結果を表−1に併記した
。
MF工を表−1に示すように変化させた場合、並びにM
F工2.21P/10分の結晶性ホモポリプロピレンに
代9、表−1に示すようなMF工の結晶性ホモポリプロ
ピレンを用いて有機過酸化物の配合量を変化させた以外
は実施例1と同様に行い、その結果を表−1に併記した
。
Claims (1)
- 衝撃強度(ASTMD−2794) が2okg−、以
上、メルトフローインデックス(JISK−67583
が10〜50−f / 10分の範囲である結晶性ポリ
プロピレンから々る筒状体成形用樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16055983A JPS6053548A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 筒状成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16055983A JPS6053548A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 筒状成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6053548A true JPS6053548A (ja) | 1985-03-27 |
JPH0211605B2 JPH0211605B2 (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=15717603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16055983A Granted JPS6053548A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 筒状成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201616A (ja) * | 2013-04-02 | 2014-10-27 | 住友化学株式会社 | プロピレン樹脂組成物及びそれからなる成形体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4879851A (ja) * | 1972-01-28 | 1973-10-26 | ||
JPS57180609A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-06 | Hercules Inc | Improvement of polypropylene visbreaking process |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP16055983A patent/JPS6053548A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4879851A (ja) * | 1972-01-28 | 1973-10-26 | ||
JPS57180609A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-06 | Hercules Inc | Improvement of polypropylene visbreaking process |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201616A (ja) * | 2013-04-02 | 2014-10-27 | 住友化学株式会社 | プロピレン樹脂組成物及びそれからなる成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0211605B2 (ja) | 1990-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101698726A (zh) | 一种耐刮擦的改性聚丙烯复合材料及其制备方法 | |
JPH07502768A (ja) | 潤滑剤入りポリアセタール組成物 | |
US4312964A (en) | Polyolefin resin composition | |
EP0069479A1 (en) | Thermoplastic resin composition | |
KR20010059003A (ko) | 저선팽창 폴리올레핀계 복합 수지 조성물 | |
JPH03185052A (ja) | 成形用組成物 | |
JP2001288331A (ja) | プロピレン系樹脂組成物 | |
JPS6053548A (ja) | 筒状成形体 | |
JPS61145245A (ja) | 顔料系着色剤を含有するアセタールポリマーの熱安定化 | |
JPH04198356A (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
KR100387648B1 (ko) | 폴리프로필렌 수지 조성물 | |
JPS5811536A (ja) | 樹脂組成物 | |
EP1362080A1 (en) | Polyolefin resin composition | |
KR102204899B1 (ko) | 재활용 폴리카보네이트를 함유하는 수지 조성물로 이루어진 고강성 및 고내열성의 성형체. | |
JP2005232404A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
JPS5937015B2 (ja) | オレフイン重合体組成物 | |
JPH05186663A (ja) | ポリオキシメチレン組成物及びその使用 | |
JPH04170452A (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
KR100339279B1 (ko) | 자동차내장재용폴리올레핀계복합수지조성물 | |
GB2085452A (en) | Olefin copolymer resin compositions | |
JP3085990B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
KR100541496B1 (ko) | 내스크래치성이 향상된 폴리프로필렌 수지 조성물 | |
JPH05222162A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
WO2024024798A1 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物および発泡成形体 | |
JPH051816B2 (ja) |