JPS6053048B2 - 硬質ポリウレタンフオ−ムの製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフオ−ムの製造方法

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JPS6053048B2
JPS6053048B2 JP57127570A JP12757082A JPS6053048B2 JP S6053048 B2 JPS6053048 B2 JP S6053048B2 JP 57127570 A JP57127570 A JP 57127570A JP 12757082 A JP12757082 A JP 12757082A JP S6053048 B2 JPS6053048 B2 JP S6053048B2
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polyol
reaction
aromatic
phenols
polyurethane foam
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茂幸 小沢
昇 長谷川
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なポリオールを使用した硬質ポリウレタ
ンフォームの製造方法に関するものである。
ポリウレタンは通常ポリオールなどの活性水素含有化
合物とポリイソシアネート化合物の反応により得られる
ポリオールの代表的なものはイニシエーターにアルキレ
ンオキシドを付加して製造されるポリエーテルポリオー
ルである。イニシエーターは2以上の活性水素を有する
化合物てあり、活性水素としては水酸基中の水素やアミ
ン基中の水素が代表的なものである。ポリウレタンの1
種であるポリウレタンフォームは大別して軟質フォーム
と硬質フォームとがある。軟質フォーム用のポリオール
としては主に2〜4個の水酸基を有するポリオールが、
硬質フォーム用としては主に3個以上、通常は8個まで
の水酸基を有するポりオールが使用されている。硬質フ
ォーム用のポリオールを製造するためのイニシエーター
としては、糖類や糖類とグリセリン等のアルコールとの
混合物を使用することが多いが、用途によつては芳香族
系のイニシエーターが用いられる場合もある。芳香族系
のイニシエーターにエポキシドを付加して得られるポリ
オールを使用した硬質ポリウレタンフォームは剛性が高
く熱たわみ性も向上するといわれている。
芳香族系イニシエーターの代表的なものとしては、フェ
ノールとホルムアルデヒドを縮合して得られるノボラッ
ク樹脂系のイニシエーターであり、フェノールとホルム
アルデヒド以外にさらにアニリンなどの芳香族アミンが
使用されることもある。たとえば特公昭39−1554
9号公報にはアルデヒドーフエノールーアニリンを縮合
して得られるイニシエーターが、特公昭42−1363
鰐公報には、アルデヒド−フェノールおよび/またはア
ニリンー非芳香族系第1アミンを縮合して得られるイニ
シエーターが記載されている。しかしながらこれらのイ
ニシエーターは種々の問題があり、さらに改良の余地が
あるものである。たとえば、前者公報に記載されている
イニシエーターには脱水の問題とゲル化の問題がある。
イニシエーターにエポキシドを付加する場合、不純物と
して水が存在すると水とエポキシドの反応によりジオー
ルが生成し、このジオールの存在がフォームの物性低下
の原因となることが知られている。一方、アルデヒドー
フエノールーアニリン縮合物はフェニル基がメチレンで
架橋した化合,物を含んでいるが架橋前の段階のメチロ
ール基を有する化合物も含んでいる。このメチロール基
を完全に失なわせることが困難であるにもかかわらず、
エポキシド付加反応条件下で脱水が起る。また、アルデ
ヒドによる架橋が部分的に集中すると.高分子量の縮合
物が生成し易くなり、ゲル化が起りエポキサイドの付加
が困難となる。さらに、前記後者公報記載の縮合物はそ
の反応が充分定量的に起り難く目的とする縮合物が収率
よく製造することが困難であるのみならず、さらに充分
に高い−官能基数を有するイニシエーターを得難い問題
もある。そこで本発明者は前記後者公報記載の縮合物の
改良を目的として、その内の1つの成分である第1アミ
ンをアルカノールアミンに替えて反応させ、それをイニ
シエーターとしてポリオールを製造し、ポリウレタンフ
ォームを製造してそのポリオールを評価した。
アルデヒドーアニリンーアルカノールアミンとの反応物
の製造における反応は主としてマンニツヒ反応と考えら
れ、アルデヒドとアルカノールアミンとの反応物がアニ
リンとバラ位あるいはオルト位に反応してアルカノール
アミノメチレン基を有するアニリンが生成すると予”想
された。しかしこのマンニツヒ反応は充分効率よく起ら
ず、起る反応は主にしてアニリン分子間のメチレン架橋
反応であり、前記の問題解決は困難であることがわかつ
た。一方、アルデヒドーフエノールーアルカノールアミ
ンの反応物をイニシエーターとしたポリオールは公知で
あり、たとえば特公昭梠−1287@公報に記載されて
いる。しかしながら、この3成分からなる縮合物は今だ
充分とはいえない点がある。その1つは反応物生成反応
が充分速くなることであり、他の1つはアルキレンオキ
シドの付加反応が充分に速くないことである。さらに、
この反応物にアルキレンオキシドを付加して得られるポ
リオールを使用して得られたポリウレタンフォームの物
性を測定すると圧縮強度及び寸法安定性が充分高くない
ことがわかつた。本発明者は効率よくポリオールを製造
するとともに物性の優れたポリウレタンフォームを得る
べく種々の研究検討を行つた。その結果アルデヒド−フ
ェノールー芳香族アミン−アルカノールアミンの4成分
系反応物をイニシエーターとし、これにエポキシドを付
加したポリオールが優れていることを見い出した。即ち
本発明は、ポリオールおよびポリイソシアネートを触媒
、発泡剤整泡剤等の添加剤の存在下に反応させて硬質ポ
リウレタンフォームを製造する方法において、ポリオー
ルの少くとも一部が、A−0Hで表わされるフェノール
類(a)(A:少くとも2つの反応性部位を有する芳香
核)、B−NH2で表わされる芳香族アミン類(b)(
B:少くとも2つの反応性部位を有する芳香核)、アル
デヒド類(c)、およびアルカノールアミン類(d)の
少くとも4成分の反応物にエポキシドを付加して得られ
るポリオールであることを特徴とする硬質ポリウレタン
フォームの製造方法である。フェノール類(a)はその
芳香核に置換されていない反応性部位を少くとも2つ有
する。
この反応性部位は通常バラ位またはオルト位であり、好
ましくはこれらの少くとも2つは置換基を有しないもの
である。具体的には、たとえば少くとも2つの反応性部
位を有する、フェノール、アルキルフェノール、ハロフ
エノール、ジアルキルアミノフェノール、アルコキシフ
ェノール、ジヒドロキシベンゼンなどであり、特に置換
基を有しないフェノールが好ましい。芳香族アミン類(
b)は、フェノール類と同様その芳香核に置換されてい
ない反応性部位を少くとも2つ有し、この反応性部位は
通常バラ位またはオルト位であり、好ましくはこれらの
2つは置換基を有しないものである。
具体的には、たとえば、アニリン、ジアミノベンゼン、
アルキル置換アニリン、N−アルキルアミノアニリンな
どであり、特にアニリンが好ましい。アルデヒド類(c
)としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、バラホルムアルデヒドやバラアセ
トアルデヒドなどのアルデヒド重合体、クロラールなど
が適当であり、特にホルムアルデヒドやバラホルムアル
デヒドが好ましい。
これらは水溶液あるいはその他溶媒に溶解した溶液とし
て使用しうる。アルカノールアミン類(d)としては、
1級または2級のアルカノールアミンが用いられ、特に
ジアルカノールアミンが好ましい。
アルカノールアミンとしては、たとえばジエタノールア
ミン、ジプロパノールアミン、ジ(2−ヒドロキシプロ
ピル)アミンなどがあり、特にジエタノールアミンが好
ましい。こられ4成分はそれぞれ2種以上を使用しても
よい。
たとえば2種のフェノール類や2種の芳香族アミン類を
使用することができる。さらに、これら4成分に加えて
少量の成分を反応させることができる。たとえば、上記
4成分にさらに芳香族アミン類以外のアミン類などを添
加し反応させることができる。アルデヒド類はフェノー
ル類、芳香族アミン類あるいはそれらの間の芳香核の反
応性部位をアルキレン基で架橋して芳香核がアルキレン
基で架橋された縮合物を生成させる。
アルデヒド類はまたジアルカノールアミンとフェノール
類、芳香族アミン類あるいはこれらの縮合物の芳香核の
反応性部位とジアルカノールアミンとをアルキレン基で
結合させる。後者の反応はマンニツヒ反応と呼ばれる。
本発明において、架橋反応とマンニツヒ反応は両者とも
起るが、通常の条件下では架橋反応が起り易い。この起
り易い架橋反応はフェノール類と芳香族アミン類との間
の架橋であり、フェノール類同志間あるいは芳香族アミ
ン類同志間の架橋反応はかなり遅いと考えられる。従つ
て、上記4成分の反応ではまずフェノール類、芳香族ア
ミンおよびアルデヒド類が次のように反応し縮合物を生
成させる。通常この反応はさらに進み、フェノール類と
芳香族アミン類がアルキレン基を介して交互に配列した
縮合物が生成する。
この縮合物の分子量が増大する程系の粘度が上昇する。
しかしながら、縮合物の分子量が増大する程架橋反応の
速度は低下してくると考えられ、次第にマンニツヒ反応
の速度よりも遅くなる。従つて、アルデヒド類は架橋反
応よりもマンニツヒ反応に関与するようになり、縮合物
の分子量の増大速度は低下する。後述する好ましい反応
温度範囲ではその縮合物1分子中の芳香核の数は平均2
〜10s特に2〜6程度にあると考えられる。上記縮合
物、アルデヒド類およびアルカノールアミン類は次いで
マンニツヒ反応で反応する。縮合物がフェノールやアニ
リンなどの3官能性化合物の縮合物である場合、縮合物
両端の芳香核は2つの反応性部位を有し分子鎖内の芳香
核は1つの反応性部位を有する。2官能性化合物の縮合
物の場合は両端のみに反応性部位を有する。
マンニツヒ反応はたとえば次のような反応となる。マン
ニツヒ反応で生成するアルカノールアミノメチレン基の
数は縮合物の芳香核1個に対し平均1固以下であること
が好ましい。
縮合反応とマンニッヒ反応は競争反応であるので、反応
生成物は種々の化合物の混合物である。しかしながら、
最初の縮合反応は起り易いのに、フェノール類および芳
香族アミン類がほぼ等モル存在する場合、それらが単独
でマンニツヒ反応を起すことはほとんどないと思われる
。アルカノールアミン類(d)の量は、他の3成分に比
較して使用量が少くともよい。
前記公報記載のフェノール類(a)一芳香族アミン類(
b)−アルデヒド類(c)のみからなる縮合物が副生し
ても、この縮合物はエポキシドと反応してポリオールと
なりうるからである。一方、アルカノールアミン類(d
)の使用量が比較的多くこれが未反応物として残つてい
てもよい。これ自身エポキシドを反応してポリオールと
なりうるからである。通常、この少くとも4成分の反応
物にエポキシドを反応させて得られるポリオールの粘度
は、反応物中の縮合物の割合が多い程高粘度となる。ポ
リオールは通常粘度が低い程好ましい。従つて、必要な
官能基数を下廻らない限り、反応物中の縮合物の縮合割
合は少い.程好ましいと考えられる。それ故、4成分の
使用量や反応条件は比較的マンニツヒ反応が起り易い条
件を選ぶことが好ましい。フェノール類(a)と芳香族
アミン類(b)の使用割合は特に限定されないが、モル
比で約a/b=1/−4〜4/1、特に約1/2〜2/
1程度が好ましい。アルデヒド類(C)とアルカノール
アミン類(d)の割合はモル比で約c/d=2/0.1
〜1/2、特に1V1〜1/15程度が好ましい。さら
にフェノール類(a)と芳香族アミン類の総モル数(a
+b)に対するアルデヒド類(C)の量は約(a+7b
)/c=1/2〜2/1、特に1/1.5〜1.5/1
程度が好ましい。特にフェノール類(a)と芳香族アミ
ン類(b)はほぼ等モル使用し、アルデヒド類(c)を
フェノール類(a)と芳香族アミン類(b)との合計モ
ル量に対してもほぼ等モル使用することが最も好ノまし
い。これら4成分の反応は通常1〜3成分と他の3〜1
成分を加えることによつて行なわれる。
通常は3成分の混合物に残りの1成分を加えることによ
つて行い、この加える1成分としては通常アルデヒド類
である。アルデヒド類の存在しない残りの3成分はほと
んど反応を起さない。この4成分の反応は触媒が存在し
なくても起る。反応温度は30〜12(代)が適当であ
り、特に50〜100Cが好ましい。反応温度が高いと
縮合反応が起り易く、反応終了後の脱水の場合もこの温
度程度で行うことが好ましい。この反応は不活性な溶媒
中で行うこともできる。
不活性な溶媒としては、ポリエーテルポリオールやポリ
エステルポリオールなどのポリウレタンの原料となりう
るポリオールが好ましい。これらポリオールは前記マン
ニツヒ反応や縮合反応を起さない。しかし、次のエポキ
シドとは反応する可能性がある。そのため、エポキシド
と反応する恐れが場合は、その反応によつて増加する分
子量を予め考慮しておく必要がある。しかしながら、後
述するように、無触媒下でエポキシドを反応させる場合
はこの恐れは極めて少く、また触媒存在下であつても溶
媒が比較的高分子量のポリオールであれば、エポキシド
との反応は少い。前記のように、アルデヒド類−フェノ
ール類一アルカノールアミン類の反応物を公知である。
しかしながら、この反応は充分速く進まず反応温度を高
めるとフェノール類の縮合反応が起り易くなる。これに
対して、本発明では芳香族アミン類の触媒的な効果によ
り反応が起り易くなり、従つてまた温和な反応条件を採
用しうるので縮合物の縮合割合も少くなる。この芳香族
アミン類の触媒的効果はエポキシドの付加反応さらには
ポリウレタン生成反応にも影響し、これらの反応を起し
易くする。さらに、縮合割合が少いことは、エポキシド
の付加反応において水が副生し難い理由にもなつている
。得られる少くとも4成分の反応物は脱水を行い、アル
デヒド類の溶媒として使用された水や反応により生成し
た水を除くことが好ましい。
勿論、ポリオール以外の溶媒が存在する場合は、その溶
媒を除くことが好ましい。得られた反応物には、次いで
エポキシドが付加される。エポキシドとしては、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンなどの炭素数2〜4のアルキレンオ
キシドが代表的なものであるが、炭素数5以上のアルキ
レンオキシド、スチレンオキシドなどの芳香族あるいは
脂環族のエポキシド、グリシジルエーテル、グリシジル
エステルその他の隣接エポキシ基を有するエポキシドを
使用している。好ましくは、プロピレンオキシド単独あ
るいはプロピレンオキシドとエチレンオキシドの組み合
せであり、組み合せの場合両者の混合物を付加してもよ
く別々に順次付加してもよい。反応物に対するエポキシ
ドの付加反応は、ある程度の量までは無触媒で起る。
しかし、さらにエポキシドを付加する必要のある場合は
触媒を用いることが好ましい。触媒としては、アルカリ
金属水酸化物が代表的なものであるが、その他公知の触
媒を使用することができる。反応温度は特に限定されな
いが、通常は70〜200℃、特に90〜1300C程
度が好ましい。エポキシドの付加量を増すことによつて
得られるポリオールの水酸基価が低下してくる。このポ
リオールの水酸基価は300〜70咽度、特に400〜
600であることが好ましい。本発明における前記ポリ
オールは硬質ポリウレタンフォーム原料として使用され
る。このポリオールはそのまま硬質ポリウレタンフォー
ム原料として使用しうることは勿論、他のポリオールと
混合して使用することができる。硬質ポリウレタンフォ
ーム製造のためには、前記ポリオールあるいはさらに他
のポリオールを混合したポリオールとポリイソシアネー
ト化合物とが基本的原料であり、これらを通常は触媒、
発泡剤および整泡剤などの添加剤の存在下に反応させる
。さらに場合によつて架橋剤、充填剤、着色剤、安定剤
、強化繊維、その他の添加物を加えてもよい。前記ポリ
オールと他のポリオールを併用する場合、他のポリオー
ルとしては通常の硬質ポリウレタンフォーム原料として
使用されるポリオールが好ましいが、これのみに限定さ
れるものではない。ポリイソシアネート化合物としては
、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフエニルメ
タルジイソシアネート(MDI)、粗MDIlポリメチ
レンフェニルイソシアネートその他の芳香族系ポリイソ
シアネートやその変性物が好ましい。他に、ヘキサメチ
レンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートな
ぞの非芳香族ポリイソシアネートを使用することもでき
る。触媒としては、通常有機金属系触媒と3級アミン系
触媒が併用され、発泡剤としては水またはフロン、塩化
メチレンなどのハロゲン化炭化水素が使用され、整泡剤
としては通常シリコン化合物が使用される。硬質ポリウ
レタンフォームの製造方法としては、ワンショット法、
プレポリマー法、スプレー法などを用いることができる
が、本発明におけるポリオールは、特にスプレー″法に
よつて製造される硬質ポリウレタンフォームの原料とし
て適している。本発明はまた上記ポリオールを用いたこ
の硬質ポリウレタンフォームの製造方法である。本発明
の方法においては、前記ポリオール中に,多くの窒素含
有結合を有しているので、他のポリオールよりもポリウ
レタン生成反応が起り易い。
従つて、3級アミン系触媒の使用量を他のポリオールを
使用する場合よりも少くすることができる。さらに、前
記ポリオールを使用して得られる)硬質ポリウレタンフ
ォームは他のポリオールを使用して得られる硬質ポリウ
レタンフォームよりも寸法安定性が優れていることが明
らかとなつた。以下に本発明を実施例により具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限られるもので
はない。参考例1〔ポリオールAの製造〕 フェノール94f(1モル)、アニリン93f(1モル
)、ジエタノールアミン210y(2モル)をオートク
レーブに仕込み、充分に混合したのち羽%ホルマリン水
溶液134y(1.7モル)を導入して30℃で2時間
反応させ、ついで1000Cに昇温して2時間保持した
更に100℃で減圧にすることによつて系中の水分が0
.1%以下となるまで脱水した。ついでプロピレンオキ
シド330fを内圧3k9/C7l!以下に保ちながら
約2時間で圧入した後更に1.時間10(代)に保温し
て反応を完結させた。つづいて減圧下揮発分を除去した
。得られたポリオールの分析値は次のとおりであつた。
なお、このポリオールを以下ポリオールAと呼ぶ(以下
の参考例において製造されたポリオールも同様にアルフ
ァベットを付して呼ぶ)参考例2〔ポリオールBの製造
〕 フェノール94y1アニリン93′、ジエタノールアミ
ン210fをオートクレーブに仕込み、混合した後バラ
ホルムアルデヒド(純度85%)71yを添加して60
℃にて2時間反応させ、ついで100℃に昇温して1時
間保持した。
10(代)で系内の水分を除去した。
ついでプロピレンオキシド380yを反応させた。得ら
れたポリオールの分析値は次のとおりであつた。参考例
3〔ポリオールCの製造〕 フェノール141′、アニリン47′、ジエタノールア
ミン210fをオートクレーブに仕込み、混合した後バ
ラホルムアルデヒド(純度85%)71yを添加して6
0℃にて2時間反応させ10CfCで反応を完結させた
後水分を除去した。
ついでプロピレン−オキシド350Vを反応させた。得
られたポリオールの分析値は次のとおりであつた。参考
例4〔ポリオールDの製造〕 フェノール122y1アニリン112f1ジイソプロパ
ノールアミン320yをオートクレーブに仕込み、充分
混合したのち羽%ホルマリン水溶液190yを導入して
500Cで1時間反応させついで115℃に昇温して2
時間保持した。
更に110Cて減圧下系内の水分を充分に除去した。つ
いでプロピレン)オキシド450fを内圧3kg/Cf
lに維持しながら約2時間で圧入した後更に1.時間1
10℃に保温して反応を完結した。つづいて減圧下揮発
分を除去した。得られた生成物の分析値は次のとおりで
あつた。参考i〔ポリオールEの製造〕 ″−ーー
ー”−フェノール94fI1アニリン93f1ジエタノ
ールアミン210yをオートクレーブに仕込み、混合し
たのちバラホルムアルデヒド(純度85%)71fを添
加して60℃にて2時間反応させ100Cで反応を完結
させた後85%KOHペレット2.4fIを添加し溶解
させたのち、100Cで系内の水分を減圧下除去した。
ついでプロピレンオキシド410gを反応させた。リン
酸をKOHに対し等量添加して中和し得られたポリオー
ルの分析値を次に示す比較門i例1〔ポリオールFの製
造〕 −“−″−゛フェノール188y1ジエタノール
アミン210fをオートクレーブに仕込み、混合した後
バラホルムアルデヒド(純度85%)71fIを添加し
て実施例2と同様に反応し、脱水後プロピレンオキシド
330yを反応させた。
得られたポリオールの分析値は次のとおりであつた。ア
ニリン186y1ジエタノールアミン210yをオート
クレーブに仕込み、混合したのちバラホルムアルデヒド
(純度85%)719を添加して実施例2と同様に反応
し、脱水後プロピレンオキシド345yを反応させた。
得られたポリオールの分析値は次のとおりであつた。イ
ロDl
−ーーポリオールBと比べて極めて粘度
が高いことがわかる。実施例1〜4、比較例3〜4
ォ実施例5〜6、比較例3〜5ポリオー
ルA,E,F,Gおよびありふれた個用のソルビトール
/モノエタノールアミン/エチレンジアミンの三元系開
始剤を使用してプロピレンオキシドを付加したポリオー
ルH(0Htii560)について、スプレー発泡マシ
ンを用いてU質ポリウレタンフォームのスプレー発泡試
験をt−なつた。
参考例1〜4及び比較参考例1〜2で得られたポリオー
ルA−DおよびF−Gを用いて硬質ポリウレタンフォー
ムを作り、物性試験を行なつた。
ポリオール100部に対し、シリコーン整泡剤SHl9
3(東レシリコーン)2娼、フレオンR−113娼、水
2部、トリエチレンジアミン0.7部、粗製トリレンジ
イソシアネートを活性水素量の1.05倍量加えてよく
攪拌して、縦、横加0、高さ25crnの段ボール箱中
で発泡させた。結果を第1表に示す。
フェノールにアニリンや併用したものは、圧縮強度、寸
法安定性にすぐれているこことがわかる。
く発泡条件〉 スプレーマシン プロブラー(ランズバーグ社)一O
吐出圧40k9/Clt面 材
ベニヤ合板〈配合処方〉 ポリオール 100 シリコーン整泡剤 1.0 ジブチル錫マレート 1.0 フロンR−11発泡剤 50 トリエチレンジアミン 0.5 液温20レC ポリフエニルレンポリイソ インデックス〔105〕 シアネート(粗MDI) スプレーマシンにて混合後、ベニヤ合板上にス*ゞプレ
ー発泡した。
得られたフォームの外観、物性等を第2表に示す。表記
の結果から明らかなように、本発明に基づくポリオール
を使用した場合は、平滑性、表面光沢にすぐれ、またス
プレー発泡できわめて重要な性能である横流れ現象、接
着強度について非常に良好であることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオールおよびポリイソシアネートを、触媒、発
    泡剤、整泡剤等の添加剤の存在下に反応させて硬質ポリ
    ウレタンフォームを製造する方法において、ポリオール
    の少くとも一部が、A−OHで表わされるフェノール類
    (a)(A:少くとも2つの反応性部位を有する芳香核
    )、B−NH_2で表わされる芳香族アミン類(b)(
    B:少くとも2つの反応性部位を有する芳香核)、アル
    デヒド類(c)、およびアルカノールアミン類(d)の
    少くとも4成分の反応物にエポキシドを付加して得られ
    るポリオールであることを特徴とする硬質ポリウレタン
    フォームの製造方法。 2 フェノール類がフェノールであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項の方法。 3 芳香族アミン類がアニリンであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項の方法。 4 アルデヒド類がホルムアルデヒドあるいはパラホル
    ムアルデヒドであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項の方法。 5 アルカノールアミン類がジアルカノールアミンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項の方法。 6 フェノール類(a)と芳香族アミン類(b)のモル
    比がa/b=1/4〜4/1、アルデヒド類(c)とア
    ルカノールアミン類(d)とのモル比がc/d=2/0
    .1〜1/2およびフェノール類(a)と芳香族アミン
    類(b)の総モルとアルデヒド類(c)とのモル比が(
    a+b)/c=1/2〜2/1であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項の方法。 7 エポキシドが炭素数2〜4のアルキレンオキシドで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項の方法。 8 ポリオールの水酸基価が300〜700であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項の方法。
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