JPS6052935B2 - シングルフエ−サ - Google Patents

シングルフエ−サ

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Publication number
JPS6052935B2
JPS6052935B2 JP8131880A JP8131880A JPS6052935B2 JP S6052935 B2 JPS6052935 B2 JP S6052935B2 JP 8131880 A JP8131880 A JP 8131880A JP 8131880 A JP8131880 A JP 8131880A JP S6052935 B2 JPS6052935 B2 JP S6052935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
noise
single facer
vibration
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP8131880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS578147A (en
Inventor
裕幸 竹中
圭一 片山
孝一 時安
正 平川
宏晃 笹重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8131880A priority Critical patent/JPS6052935B2/ja
Publication of JPS578147A publication Critical patent/JPS578147A/ja
Publication of JPS6052935B2 publication Critical patent/JPS6052935B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シングルフエーサ(片面段ボール製造機)
の改良に関する。
近年、コルゲートライン(段ボール紙製造ライン)の
高速化が進められている。
コルゲートラインを高速化するためのネックマシンの1
つとしてシングルフエーサ(片面段ボール製造機)があ
り、その高速化には多くの技術的問題を克服する必要が
ある。その問題点の1つとして挙げられるのは、高速化
のために比較的肉厚の薄いロールを使用すると、運転時
の騒音が大きくなり金属音化する現象が生じることがテ
ストの結果判明した。これは薄肉ロール自体の弾性振動
レベルが上り、高周波振動レベルが大きくなつたためと
考えられる。薄肉ロールとした場合に騒音が大きくなる
現象については特に高速運転領域において顕著である。
第3図に実機(圧力ロールφ500×25を)面長2
200wtの例)の騒音を実測し円解析(いわゆるキヤ
ンベル線図)した例を示す。
本図は下段ロールが圧力ロールを叩く周波数(噛合周波
数N2と称す)と騒音レベル周波数との関係を円で表示
し、円の大きさは騒音レベルの大きさを表わしている。
この図かられかるようにある特定の騒音周波数で騒音レ
ベルが大きくなり(約300H2、800H2、160
0H2)、その周波数は第4図に示すように、ロールの
加振テストを通じて得た円筒殼固有振動数(に■1、n
=2〜4のモード)に一致していることである。すなわ
ち、騒音が金属音化し耳障りな現象は上記モードの固有
振動はN2とその高周波で発生することを示し、ロール
肉厚が薄くなるほど円筒殼固有振動数が低下し運転領域
の中で発生し易くなる。 従来、シングルフエーサの騒
音は剛体振動音が主体的と考えられていた。
しかし、使用する紙質の低下に伴うライナー割れ解消に
対する配慮から圧力ロールの肉厚を薄くしたところ騒音
が増大し金属音化するという不具合が発生し、その騒音
分析を進めた結果さきに述べたとおり、剛体振動より弾
性振動に起因する騒音が増加することがわかつた。ここ
でいう剛体振動とはロール間での励振負荷に基づき発生
するロールの曲げ振動荷重がロールを支持する軸受をば
ねとした復原力として作用する振動を意味し、弾性振動
とはロール自体の変形に基づく振動を意味する。そこで
、弾性振動音を抑制するためにロールの動剛性、ここて
は振動しにくいように減衰を大きくすることを意味する
、を向上させる手段について検討する必要が生じて本発
明を提案するに至つたもので、本発明は、上段ロール、
下段ロールおよび圧力ロールのうちの少なくとも1本の
ロールシェル部に、その軸方向に沿い、かつ円周方向に
沿つて等間隔毎に多数の穴を穿設し、それら各穴内に制
振効果をもつ物質を充填したことを特徴とするシングル
フエーサに係るものである。
すなわち、本発明は、シングルフエーサの上下段ロール
、圧力ロールのうちの少なくとも1つのロールのシェル
部の外周壁と内周壁間に、その軸方向に沿い、かつ円周
方向に等間隔毎に、多数の穴をあけ、その穴の中に砂等
の粉粒体やコンクリート、または油等の圧縮性の小さい
流体、あるいは鉛、銅等の軽金属のような制振効果をも
つ物質を充てんした構成を特徴とするものてある。
この様な構造を有するロールを使用したシングルフエー
サでは、運転中に発生する振動に対し、特に弾性振動に
対する減衰効果を発揮し、振動および騒音を抑制するこ
とができる。したがつて高.速化のために、熱伝達率向
上を図るためロール肉厚を薄くせざるを得ない状況下に
おいても上記内部構造とすれば、上記作用により騒音低
減化できる。その振動および騒音の抑制作用は、弾性変
形が.生じた場合、ロールシェル部にあけられた穴に充
てんされた制振効果をもつ物質の内部摩擦および穴の内
壁と制振効果をもつ物質との摩擦作用により発生する。
本発明で対象とする一般的なシングルフエーサ・は、第
1図に示すように構成されている。
同図において、1は上段ロール、2は下段ロール、3は
圧力ロール、4は糊付ロール、5はドクタロール、6は
糊及び容器、7は芯紙(中芯)、8はライナー、9は成
形された片面段ボール紙、10は段、をそれぞれ示す。
このシングルフエーサは芯紙7を波形に成形し、それに
ライナー8を接着して片面段ボール紙9を連続的に製造
する装置である。その製造過程を説明すると、まず芯紙
7はミルロールスタンド、プレヒートロール、モイスナ
(何れも図示省略)を経て、それぞれ加熱・加湿された
後、上段ロール1に導かれる。その後該芯紙7は上段ロ
ー”ル1と下段ロール2との間に噛み込まれて波形の段
10の成形が行われる。ここで、上段ロール1および下
段ロール2のロール中空部には通常高圧蒸気が通気され
熱はロールシェル部を伝導してロール外表面は高温度に
保持されている。したがつて、芯紙7の段繰り成形を容
易にし、芯紙7の強度を向上させるための熱量が与えら
れるのである。このようにして波形に成形された芯紙は
その段頂部に糊付ロール4によつて糊付けされ、ミルロ
ールスタンド、プレヒートロール(図示省略)を経て、
圧力ロール3によつて導かれたライナー8に圧着貼合さ
れて片面段ボール紙9が成形されるのである。
なお、圧力ロール3には通常、そのロール中空部に高圧
蒸気が通気され、貼合の際液状糊を固化し接着力を与え
るに必要な熱量を供給している。第2図には一部断面を
含む従来構造による圧力ロール3の正面図を示す。
同図において、12はロールシェル部、13は軸端部そ
れぞれを示す。また、上下段ロール1,2も基本的には
同様な構造であるが外表面に多数の段が軸方向に刻まれ
ているのが該圧力ロール3との相違点である(図示省略
)。以下、第5図A,bに示す実施例により本発明につ
き具体的に説明するが、図示例は本発明を、シングルフ
エーサの圧力ロールに適用した場合を示す。
第5図aにおいて、22は圧力ロールRのロールシェル
部、23は軸端部、24は該圧力ロールRのロールシェ
ル部22内に、その軸方向に沿いそのほぼ全長に亘り、
かつ第5図bに示す如くその円周方向に沿つて等間隔毎
に穿設された多数の穴、25はそれら各穴24内に充填
された制振効果を有する物質たとえば砂等の粉粒体やコ
ンクリート、油等の圧縮性の小さい流体、あるいは鉛、
銅等の軽金属、26は、穴24の両端部(ただし図では
一端のみを示している。
)に装着されたシール材を示す。本発明は、上記の如く
、シングルフエーサの上段ロール、下段ロール、圧力ロ
ールのうちの少なくとも1つのロールのロールシェル部
に、その軸方向に穿設された多数の穴制振効果をもつ物
質を充填した構造を特徴とするものてあるから、本発明
によれば、さきに説明したように、コルゲートマシンの
高速化の要請に応えるべく、ロールの熱伝達率を高める
ため、ロールを薄肉として場合においても、振動や騒音
の低減化を達成てき、耳障りな金属音の発生を抑制でき
るという実用的効果を挙げることができる。つぎに、第
6図に示す本発明の他の実施例は、上記実施例に比しロ
ールシェル部22に設けられた各穴24内に管体27を
挿入し、該管体27内に制振効果をもつ物質を充填する
ようにした点で異なるが、同様の作用、効果を奏するほ
か、本例の場合は、予かじめ多数の管体27内に制振効
果をもつ物質25を充填しておき、これをロールシェル
部22の各穴25に挿入すればよいので加工が容易とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の一般的なシングルフエーサの略示的説
明図、第2図は、上半部を縦断面て示す従来のシングル
フエーサの圧力ロールの正面図、第3図は従来のシング
ルフエーサのキヤンベル線図、第4図はロールの肉厚と
ロールの固有振動数との関係を示すグラフ、第5図A,
bは本発明の一実施例の概略説明図て、第5図aは上半
部を縦断面で示す一端部の正面図、第5図bは第5図a
のA−A線断面図、第6図は第5図bに相当する本発明
の他の具体例の説明図である。 第5図A,bl第6図において、R:圧力ロール、22
:ロールシエル部、23:軸端部、24:穴、25:制
振効果をもつ物質、26:シール部材、27:管体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上段ロール、下段ロールおよび圧力ロールのうちの
    少なくとも1本のロールシェル部に、その軸方向に沿い
    、かつ円周方向に沿つて等間隔毎に多数の穴を穿設し、
    それら各穴内に制振効果をもつ物質を充填したことを特
    徴とするシングルフエーサ。
JP8131880A 1980-06-18 1980-06-18 シングルフエ−サ Expired JPS6052935B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8131880A JPS6052935B2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 シングルフエ−サ

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JP8131880A JPS6052935B2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 シングルフエ−サ

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Publication Number Publication Date
JPS578147A JPS578147A (en) 1982-01-16
JPS6052935B2 true JPS6052935B2 (ja) 1985-11-22

Family

ID=13743045

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JP8131880A Expired JPS6052935B2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 シングルフエ−サ

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JPS5989524U (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 株式会社日立ホームテック 高周波加熱装置のトランス

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JPS578147A (en) 1982-01-16

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