JPS6111195B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6111195B2
JPS6111195B2 JP8131780A JP8131780A JPS6111195B2 JP S6111195 B2 JPS6111195 B2 JP S6111195B2 JP 8131780 A JP8131780 A JP 8131780A JP 8131780 A JP8131780 A JP 8131780A JP S6111195 B2 JPS6111195 B2 JP S6111195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
noise
vibration
pipes
damping effect
Prior art date
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Expired
Application number
JP8131780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS578146A (en
Inventor
Hiroyuki Takenaka
Keiichi Katayama
Koichi Tokyasu
Tadashi Hirakawa
Hiroaki Sasashige
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8131780A priority Critical patent/JPS578146A/ja
Publication of JPS578146A publication Critical patent/JPS578146A/ja
Publication of JPS6111195B2 publication Critical patent/JPS6111195B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シングルフエーサ(片面段ボール製
造機)の改良に関する。
近年、コルゲートライン(段ボール紙製造ライ
ン)の高速化が進められている。コルゲートライ
ンを高速化するためのネツクマシンの1つとして
シングルフエーサ(片面段ボール製造機)があ
り、その高速化には多くの技術的問題を克服する
必要がある。その問題点の1つとして挙げられる
のはロール肉厚の増減において伝熱性と騒音の間
に逆比例関係があることである。すなわち、通常
のシングルフエーサでは上下段ロール及び圧力ロ
ール内部に高圧蒸気を通してロール表面から芯紙
あるいはライナーを加熱する方式を取り、段繰り
性、貼合性を向上させている。その様なシングル
フエーサにおいて高速運転を行うとシートがロー
ル表面を通過する時間が短くなり、したがつてロ
ール表面より奪う熱量が少くなる。したがつて、
熱伝達性を良くするためにはできるだけロールの
肉厚を薄くすれば良いのであるが、その様な薄肉
ロールを使用する運転時の騒音が大きくなり金属
音化する現象が生じることがテストの結果判明し
た。これは薄肉ロール自体の弾性振動レベルが上
り高周波振動レベルが大きくなつたためと考えら
れる薄肉ロールとした場合に騒音が大きくなる現
象については特に高速運転領域において顕著であ
る。
第3図に実機(圧力ロールφ500×25t、面長
2200mmの例)の騒音を実測し円解析(いわゆるキ
ヤンベル線図)した例を示す。本図は下段ロール
が圧力ロールを叩く周波数(噛合周波数Nzを称
す)と騒音レベル周波数との関係を円で表示し、
円の大きさは騒音レベルの大きさを表わしてい
る。この図からわかるようにある特定の騒音周波
数で騒音レベルが大きくなり(約300Hz,
800Hz,1600Hz)、その周波数は第4図に示すよ
うに、ロールの加振テストを通じて得た円筒殻固
有振動数(k=1,n=2〜4のモード)に一致
していることである。すなわち、騒音が金属音化
し耳障りな現象は上記モードの固有振動がNzと
その高調波で発生することを示し、ロール肉厚が
薄くなるほど円筒殻固有振動数が低下し運転領域
の中で発生し易くなる。したがつて、公知の技術
によつて考えられるロール肉厚減少化によつて熱
伝達性向上を狙うことは、上述の理由により騒音
増大化の問題点をかかえることになる。
従来、シングルフエーサの騒音は剛体振動音が
主体的と考えられていた。しかし、紙質の低下に
伴うライナー割れ解消に対する配慮から圧力ロー
ルの肉厚を薄くしたところ騒音が増大し金属音化
するという不具合が発生し、その騒音分析を進め
た結果さきに述べたとおり、剛体振動より弾性振
動に起因する騒音が増加することがわかつた。こ
こでいう剛体振動とはロール間での励振負荷に基
づき発生するロールの曲げ振動荷重がロールを支
持する軸受をばねとした復原力として作用する振
動を意味し、弾性振動とはロール自体の変形に基
づく振動を意味する。
そこで、弾性振動音を抑制するためにロールの
動剛性(ここでは振動しにくいように減衰を大き
くすることを意味する。)を向上させる手段につ
いて検討する必要が生じて、本発明を提案するに
至つたもので、本発明は、上段ロール、下段ロー
ルおよび圧力ロールのうちの少なくとも1本のロ
ールの中空部に、その軸方向に沿つて複数の配管
を配置し、それら配管相互の間隙もしくは配管内
に、制振効果をもつ物質を充填し、それら配管も
しくは間隙を蒸気通路としてなることを特徴とす
るシングルフエーサに係るものである。
すなわち本発明は、シングルフエーサの上下段
ロール、圧力ロールのうちの少なくとも1本のロ
ールの中空部に多数の配管を設け、それら各配管
相互の間隙に、砂等の粉粒体やコンクリートまた
は油等の圧縮性の小さい流体、あるいは鉛、銅等
の軽金属のような制振効果のある物質を充填した
こともしくは、それら配管内に制振効果をもつ物
質を充填し、上記間隙を蒸気通路にしたことを要
旨とするものである。
上記内部構造を有するロールを使用したシング
ルフエーサでは、運転中に発生する振動に対し、
特にロールの弾性振動に対して減衰効果を発揮
し、振動および騒音を抑制することができる。し
たがつて、コルゲートマシンラインの高速化のた
めに熱伝達率向上をはかるべく、ロール肉厚を薄
く形成した場合においても、上記内部構造とすれ
ば、上記作用により騒音の低減化をはかることが
できる。
上記振動および騒音の抑制作用は、ロールに弾
性変形が生じた場合、制振効果をもつ物質の内部
摩擦抵抗作用により、また複数の配管を密接して
配置した場合、それら相互間の乾性摩擦抵抗力も
合わせて作用するために上記減衰効果が生じるの
である。
本発明で対象とする一般的な従来のシングルフ
エーサは第1図に示すように構成されている。同
図において、1は上段ロール、2は下段ロール、
3は圧力ロール、4は糊付ロール、5はドクタロ
ール、6は糊及び容器、7は芯紙(中芯)、8は
ライナー、9は成形された片面段ボール紙、10
は段をそれぞれ示す。
シングルフエーサは芯紙7を波形に成形し、そ
れにライナー8を接着して片面段ボール紙9を連
続的に製造する装置である。その製造過程を説明
すると、まず芯紙7はミルロールスタンド、プレ
ヒートロール、モイスナ(何れも図示省略)を経
て、それぞれ加熱・加湿された後、上段ロール1
に導かれる。その後該芯紙7は上段ロール1と下
段ロール2との間に噛み込まれて波形の段の成形
が行われる。ここで、上段ロール1および下段ロ
ール2のロール中空部には通常高圧蒸気が通気さ
れ熱はロールシエル部を伝導しロール外表面は高
温度に保持されている。したがつて、芯紙の段繰
り成形を容易にし、芯紙の強度を向上させるため
の熱量が与えられるのである。このようにして波
形に成形された芯紙は、その段頂部に糊付ロール
4によつて糊付けされ、ミルロールスタンド、プ
レヒートロール(図示省略)を経て、圧力ロール
3によつて導かれたライナー8に圧着貼合されて
片面段ボール紙9が成形されるのである。なお、
圧力ロール3には通常、そのロール中空部に高圧
蒸気が通気され、貼合の際液状糊を固化し接着力
を与えるに必要な熱量を供給している。
第2図には一部断面を含む従来構造による圧力
ロール3の正面図を示す。同図において12はロ
ールシエル部、13は軸端部をそれぞれ示す。ま
た、上下段ロール1,2も基本的には同様な構造
であるが外表面に多数の段が軸方向に刻まれてい
るのが該圧力ロール3との相違点である(図示省
略)。
以下、第5図a,bに示す実施例により本発明
につき具体的に説明する。それらの図において、
14は配管、15は制振効果を有する物質、16
は端板、21は蒸気をそれぞれ示す。本発明は
上、下段ロール、圧力ロール何れにも適用できる
が、本例は圧力ロールに適用した場合を示し、配
管14は半割れパイプ状、角筒形等のような適当
な部材を使用でき、同部材をロール内壁に溶接等
の手段により図示の如く多数固定している。さら
にロール内部には、砂、または油等の圧縮性の小
さい流体、あるいは鉛、銅等の軽金属のような制
振効果をもつ物質15が充填されている。また、
該物質15をロール内部に固定するため端板16
が配置される。なお、端板16には蒸気21を配
管14内に導くため切欠きPが設けられている。
本例ではロール内部に制振効果をもつ物質15
を充填したが、逆に各半割れ状パイプ14の中に
制振効果をもつ物質15を充填しロール内部に蒸
気21を通す構成としてもよい。
本例の場合、シングルフエーサの運転中発生す
る振動、特にロールの弾性振動に対し、各蒸気配
管14と制振効果をもつ物質15の摩擦減衰およ
び制振効果をもつ物質15の内部減衰が作用し、
ロールの振動エネルギを吸収する。
本発明のシングルフエーサは、上記のような構
成、作用を具有するものであるから、本発明によ
れば、コルゲートマシンの高速化のために、熱伝
達性の向上効果を狙つて肉厚を薄く設定された薄
肉ロールの場合においても、ロールの弾性振動に
対して大きな減衰効果を発揮するため、すなわち
ロールの動剛性を向上させるため、ロールの弾性
振動が抑制され、騒音の低減化を達成でき、耳障
りな金属音の発生防止できるという実用的効果を
挙げることができる。
つぎに、第6図a,bに示す本発明の他の実施
例は、上記実施例に比し、ロールの内部に、その
軸方向に沿つて複数本の円筒状または角筒状の配
管17を図示の如くその両端を固定用端板18で
支持し(ただし第6図aでは一端部のみを示して
いる。)該端板18には軸端部の内部から供給さ
れる蒸気21を各配管17に導びく孔18aがあ
けられており、また、相隣る配管17の間隙に制
振効果をもつ物質15が充填した点で異なるが、
同様の作用、効果を奏するものである。
なお、本例の場合においても、配管17の内部
に制振効果をもつ物質15を充填し、それら配管
17の間の間隙を蒸気通路とするようにしてもよ
い。
つぎに第7図に示す本発明のさらに他の実施例
は、上記第6図a,bに示す例に比し、ロール内
壁に沿つて設置された配管20に、ロール内壁に
沿う形状のフイン19を取つけた点で異なるが、
同様の作用、効果を奏するほか、ロール内壁をフ
イン19の摩擦減衰効果が付加されて、さらにロ
ールの弾性振動に対する減衰効果が発揮されるほ
か、ロール相互間接触剛性の円周方向分布を小さ
くできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の一般的なシングルフエーサの
略示的説明図、第2図は上半部を縦断面で示す従
来の圧力ロールの正面図、第3図は従来のシング
ルフエーサのキヤンベル線図、第4図はロールの
肉厚とロールの固有振動数の関係を示すグラフ、
第5図a,bは、本発明の一実施例の概略説明図
で、第5図aは、上半部を縦断面で示す一端部正
面図、第5図bは第5図aのB―B線断面図、第
6図a,bは本発明の他の実施例の概略説明図
で、第6図aは上半部を縦断面で示す一端部正面
図、第6図bは第6図aのC―C線断面図、第7
図は本発明のさらに他の実施例の第6図bに相当
する一部の図面である。 第5図a,b乃至第7図において、14,1
7,20…配管、15…制振効果をもつ物質、1
6,18…端板、21…蒸気。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上段ロール、下段ロールおよび圧力ロールの
    うちの少なくとも1本のロールの中空部に、その
    軸方向に沿つて複数の配管を配置し、それら配管
    相互の間隙もしくは配管内に、制振効果をもつ物
    質を充填し、それら配管もしくは間隙を蒸気通路
    としてなることを特徴とするシングルフエーサ。
JP8131780A 1980-06-18 1980-06-18 Single facer Granted JPS578146A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8131780A JPS578146A (en) 1980-06-18 1980-06-18 Single facer

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8131780A JPS578146A (en) 1980-06-18 1980-06-18 Single facer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS578146A JPS578146A (en) 1982-01-16
JPS6111195B2 true JPS6111195B2 (ja) 1986-04-01

Family

ID=13743015

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JP8131780A Granted JPS578146A (en) 1980-06-18 1980-06-18 Single facer

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JPS578146A (en) 1982-01-16

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