JPS6052920B2 - 切断機用自動化マ−ク切断制御方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マーク切断制御装置を備える直接駆動切断ナ
イフの自動化に関する。

直接駆動切断機は、切断ナイフの周期的速度が電子的に
制御される機械である。ナイフは、予め印刷された段ボ
ールの連続ウェブをシートすなわち１ブランクョに切断
する。さらに詳しく述べると、本発明は、自動的注文の
変更や接合部（スプライス）のようなウェブ中の変換部
に続く整合マークに対するナイフの自動的同期を可能に
するこの種ナイフの制御に関する。

ナイフは、所望のシート長に対応して離間配置された整
合マークでまたは該マークに関してウェブを切断する。
ナイフは、光学センサに応答する論理制御装置により制
御される。

光学センサは、整合マークの存在または不存在を検出し
、論理制御装置は、整合マークで、または整合マークと
の特定の関係でウェブを切断するようにナイフを整合マ
ークと同期させる。論理制御装置は、周期的に、１窓ョ
として知られる短い期間の間、光学センサにウェブ縁部
の狭い部分を走査させ、整合マークを検出させる。１窓
Ｊ（または１時間窓つとは、光学センサがその走査動作
を許容される短い時間間隔をいう。

。窓ョは、ウェブ上の印刷内容または汚点により惹起さ
れて光学センサが疑似信号を生ずるのを防ぐのを意図す
るものである。ウェブ上の印刷内容や汚点は、。窓ョが
ないと間違つて整合マークとして識別されることがあり
得る。従来、マーク切断モードでの操作に際しては、一
ウェブが接合部で接合された１または複数のウェブより
形成され、そして（１）１つの注文内でロールの変更が
起こり、整合マーク間の間隔が接合部の両側では保持さ
れているが、接合部を横切るところでマーク間の一定間
隔が損なわれた場合、ま．たは（２）注文の変更が要求
され、整合マーク間の間隔が、接合部を横切ると１つの
注文から他の注文に変わり、切断ナイフが接合部の両側
で異なる長さのシートを切断することを必要とする場合
には、操作者の介入が必要であつた。

操作者の介入は、注文の変更または１つの注文内におけ
るロールの変更があつた場合に必要となる。

これは、切断ナイフが、接合部に続くウェブの整合マー
クと通常同期しなくなるからである。論理制御装置によ
り形成される光学センサ１窓ョは、接合部に先行するマ
ーク間の間隔に基づいて発生されるから、接合部に続く
整合マークは、光学センサ１窓ョに現われない。操作者
は、上流または下流調節ボタンを押して、論理制御装置
により、ナイフを接合部に続くウェブ上の整合マークに
同期させなければならない。この手動調節は、時間を浪
費し、一時的に不適正な長さのシートを切断する結果と
なり、スクラップや非常に長いシｊ−トを生じ、これが
シートスタック機構を妨害することが起こり得る。加え
て、注文の変更のためには、旧注文を新注文から分離す
るためウェブを接合部でせん断することが必要であり、
ロール変更のためには、ウェブを接合部で切断し、、新
ローラウェブの最初の切断のため切断ナイフを準備状態
にコックすることが必要である。

ウェブのせん断は、手動的に開始されねばならない。操
作者は、シャーに近づきつつある接合部を観察し、ボタ
ンを押してシャー制御装置を作動し、シャーナイフにウ
ェブをせん断させる。普通、この技術を使うと接合部は
数フィート見逃がされ、紙の浪費をもたらす。本発明は
、マーク切断モードにおいて、（１）注文の変更または
ロール変更のため操作者により行なわれる上流または下
流調節、および（２）シャーの手動作動を排除するもの
である。

本発明は、接合部に続くウェブの整合マークと切断ナイ
フとの同期を自動化し、それによりスクラップを最小に
し、シートスタック機構を妨害するような異常に長いス
クラップシートの発生の可能性を減するものである。

本発明は、２組（第１組および第２組）の整合マーク間
に接合部のような変換部を有する予め印刷されたウェブ
を切断する切断機を自動的に制御する方法および装置に
向けられるものである。

惑知可能なターゲットが、変換部の上流の第２組の初整
合マークに隣接してウェブに付される。移動ウェブは、
変換部の下流の第１組の整合マークと同期して切断機ナ
イフを作動することにより切断される。ターゲットは、
切断機の上流の位置に現われるとぎ惑知される。ターゲ
ットは、切断機の上流のシャーステーションまで追跡さ
れ、シャーは、ウェブをリーダー（先行部）とトレーラ
ー（後続部）に横断方向にせん断するように自動的に作
動される。

第１組の整合マークはリーダー上に現われ、第２組の整
合マークは、ターゲットとともにトレーラー上に現われ
る。ターゲットは、その後、シャーと切断機間において
次のステーションまで追跡され、ついで論理制御装置が
、ターゲットをその位置から切断ｉまで追跡する。ター
ゲットが切断機に現われると、切断ナイフが、トレーラ
ーをターゲットの点で、すなわちトレーラー上の初整合
マークに隣接するところで１端切リョ切断するように作
動される。その後、切断ナイフは、トレーラーをその整
合マークと同期して、すなわちマーク切断モードで切断
する。本発明の目的は、ウェブの変換点を越えても、簡
単、廉価かつ確実な態様で、切断ナイフと整合マーク間
の同期を保持するように切断機を自動化することである
。

本発明の他の目的は、切断機をマーク切断モードで動作
させながら、自動的注文の変更を行なえるように切断機
を自動化することてある。

本発明のこれらおよびその他の目的および利点は、図面
を参照して行なつた以下の説明から明らかとなろう。

図面には好ましい具体例が例示されているが、本発明は
図示の配置および手段そのものに限定されるものではな
い。また、図面において、同じ参照番号は同じ部材を指
している。第１Ａ図（従来例）には、移動する段ボール
ウェブ１０を処理するダンボール製造機の一部が示され
ている。まず、第１Ａ図を参照してダンボール製造機の
従来の部材について説明する。

ダンボール製造機は、ダブルフエーサ機械１４の上流に
のり付け機１２を備える。

ダブルフエーサ機械１４の下流には、ウェブをせん断す
るためのロータリーシャー１６、ウェブを周知の態様で
細長く切りかつ刻み目を付けるスリツタースコアラ１８
、および切断機２０が設けられている。切断機は、入力
キーボード２４に接続された標準論理制御装置２２によ
り制御されるロータリナイフを備えている。切断機およ
び論理制御装置２２は、キーボード入力に基づいてウェ
ブを所望の長さに切断する。切断機２０は、りライアン
スマシンのようなり形切断機として工業上周知の形式で
ある。これは、（１） 自動的な注文変更が可能な長さ
切断能力、（２）手動的注文変更のみが可能なマーク切
断能力を有する。マーク切断方式の場合ギャップまたは
接合部（スプライス）のようなウェブ中の変換点を横切
ると同期の損失を伴なう。本発明は、切断機２０をマー
ク切断モードで完全に自動化するようにシャー１６を動
作させかつ論理制御装置２２を作動する技術に向けられ
る。次に、従来技術の注文変更、特にＢ型切断機の長さ
切断動作およびマーク切断動作について説明する。第Ａ
図を参照されたい。明細書を読む人の便宜上、切断機２
０の動作についての以下の概要は、自動的注文変更を伴
なう長さ切断動作および手動的に作動される注文の変更
を伴なうマーク切断動作と関連して提示される。

機械の動作の詳細は斯界て周知てある。最初に、長さ切
断の場合の注文の変更について説明する。まず、トレー
ラーの１端切リョ切断について説明する。

長さ切断の注文の変更の場合、制御装置２２が、追つて
説明される技術によりシャー１６を自動的に作動して、
ウェブをリーダー６２およびトレーラー６４に分割する
ようにウェブをせん断する。第２Ａ図および第２Ｂ図参
照。古い注文のブランクはリーダから切断され、新しい
注文のブランクはトレーラーから切断される（キーボー
ド２４により手動的に装入された長さ値ＬおよびＬ″に
基づいて切断機により長さ切断モードで切断される。）
制御装置２２とシャー１６との間の電気的Ｉ接続２３は
、第１Ａ図に示されている。シャー１６および光電セル
４４間に配置された測定ホィール９６およびエンコーダ
９８は、トレーラーの移動を指示するパルス列を発生す
る。

切断機ブルローラ１０２に接続されたエンコーダ１００
は、リーダーの変位を指示するパルス列を発生する。光
電セル４４は、制御装置２２に直接接続される。セルは
、シャー１６によるせん断により形成されるウェブのギ
ャップを感知することによりリーダー６２に後縁を検出
し、制御装置２２ノを作動させ、制御装置に、ブルロー
ラエンコーダパルスの計数を開始することにより切断機
に向うリーダーの後縁を追跡させる。計数値がセル４４
と切断機２０間の既知の間隔Ａに達し、リーダーの後縁
が切断機に達したことを指示すると、制御装置２２は切
断ナイフをコックする。すなわち切断ナイフを作動準備
状態におく。すなわち、制御装置は、トレーラー６４が
到来することを予期してナイフを１コツクョ状態すなわ
ち作動準備状態に留める。光電セルはまた、ウェブに形
成されたギャップの終了すなわち不存在を感知すること
によりトレーラー６４の前縁を検出し、制御装置２２を
作動し、測定ホィールエンコーダパルス９６の計数を開
始することにより切断機に向うトレーラーの前縁を追跡
する。

測定ホィールエンコーダパルスの計数値が、セル４４お
よび切断機２０間の既知の距離Ａに達すると、制御装置
２２は切断ナイフを作動し、トレーラー６４の前縁を１
端切りョ切断する。

１端切リョ切断は、トレーラー６４の最初の切断であり
、シャー切断から生じる比較的不精密なぼろぼろした前
縁を整えるようになされる。

第２Ｂ図参照。１端切リョ切断がなされると、制御装置
２２は、測定ホィールエンコーダパルスの次の計数を開
始する。

計数値が、キーボード２４で入力されたような新しい注
文に対する所望のブランク長Ｌ″に達すると、制御装置
２２は、ナイフを作動し、ウェブを再ひ切断する。これ
は、長さＬ″の最初の新しい注文のブランクを作る。制
御装置２２による切断ナイフのこの動作は、新しい注文
の間ずつと繰り返えされ、そしてこれは１長さ切断ョと
称される。次にシャーの作動に一ついて説明する。

上述のように、シャー１６は、注文の変更中ウェブをせ
ん断するため、制御装置２２により自動的に作動される
。

実際に、シャー１６は、古い注文の最後のブランクの端
部にて、すなわちリーダー６２となるものの最後のブラ
ンクの端部にてウ．エブをせん断するように作動される
。第２Ａ図参照。シャー１６はそれ自体の制御装置を備
えており、そして該制御装置は、切断制御装置２２とシ
ャー１６を電気的に接続する電気的接続線２３上に供給
される切断制御装置２２からの信号により・作動される
。始動時、注文の変更前、リーダー６２の前縁は、切断
機２０に向つて移動し、セル４４を横切る。このとき、
制御装置２２は、リーダーから切断されるブランクに対
してキーボード２４により手動的に装入された所望のブ
ランク長さＬ１リーダーから切断されるべきブランクの
数ｎ１およびセル４４および切断機２０間の既知の間隔
Ａに基づいて切断機２０とリーダーから切断されるべき
最後のブランクの端部との間の距離を計算する。詳記す
ると、リーダー６２の前縁がセル４４を横切るときの最
後のブランクの端部と切断機との間の距離Ｐは、Ｐ＝Ａ
＋ＬＸｎ ｊとなる。

リーダ６２の前縁がセル４４を横切るとき、セルは制御
装置２２を作動する。制御装置は、測定ホィールエンコ
ーダパルスの計数を開始し、注文の最後のブランクの端
部を算出された位置Ｐからシャー１６まで追跡する。計
数値が、シャー１６および切断機２０間の既知の間隔に
達すると、制御装置２２はシャーを作動し、そしてシャ
ーは注文の最後のブランクの端部にてウェブを切断する
。その後、例えばリーダーを従来の態様で加速す”るこ
とにより、リーダーおよびトレーラ間にギャップが形成
される。

第２Ｂ図参照。ギャップが切断機２０を横切るとき、切
断機は１ギャップ内ョにあるといわれ、切断ナイフは１
コック状態ョにあつて長さ切断モードに留まる。切断機
２０は、前述のようにトレーラー６４を１端切リョ切断
し、新しい所望のブランク長Ｌ″に基づいて長さ切断モ
ードで動作し続ける。上述の説明から、長さ切断モード
における注文変更中制御装置２２の２つの動作があるこ
とが認められる。

すなわち、（１）古い注文の最後のブランクの終りにウ
ェブをせん断するようにシャーを作動する動作と、（２
）ウェブをせん断するようにシャーを作動した後、トレ
ーラーを１端切リョ切断するようにナイフを作動し、続
いて長さ切断モードでトレーラーを切断し続ける動作で
ある。次にマーク切断の注文変更について説明する。ま
ず、シャーの手動作動について説明する。マーク切断動
作の場合、ウェブ１０は、印刷付号および整合マークが
設けられており、各ブランクが同じ印刷付号を担持する
ように所望の長さのブランクがウェブから切断されるこ
とを可能にする。Ｂ型切断機の場合、制御装置２２は、
マーク切断モーードで自動的注文の変更を行なうように
シャーを作動できず、またトレーラーに対して切断ナイ
フとウェブ整合マークとの同期を維持できない。それゆ
え、シャーは、手動作動命令に応答して作動されねばな
らず、切断ナイフとトレーラーの整合マークを同期させ
るため上流または下流調節を必要とする。次に光学セン
サ１窓ョについて説明する。

光学センサ６６が、切断機から少なくとも１切断ナイフ
周囲長離間されて位置づけられており、制御装置２２に
より可能化されて、１時間窓ョの間ウェブの有限の部分
を整合マークについて走査する。

なお、可能化とは、回路要素または装置をその目的とす
る動作を遂行可能な状態に置くことをいう。１窓ョの寸
法は変えることができる。

普通、７窓ョは、最小で整合マークの上流に５．０８Ｃ
７７！（２インチ）、マークの下流に５．０８ｃ７ｎ（
２インチ）延びている。整合マークは、普通、ウェブの
縁部に沿つて０．６３５ｃＴｎ（イ）．２５インチ）の
幅と、ウェブを横切つて１５．２４ｃｍ（６インチ）の
長さを有している。整合マークの位置は、好ましくはウ
ェブ１０の縁部に沿つて存するのがよいが、もし望むな
らばウェブの中心部に位置してもよい。リーダー６２が
切断機２０を通過する間、切断ナイフが制御装置２２に
より作動され、リーダーの整合マークにてリーダーをマ
ーク切断モードで切断する。

リーダーの後縁が切断機２０まで追跡されると、制御装
置２２は切断ナイフを１コツクョする。すなわち作動準
備状態に置く。トレーラー６４が光学センサに達するま
で、切断機２０が０ギャップ内ョにある間、切断ナイフ
はコック状態に留まる。トレーラーの前縁がセル４４に
達すると、セル４４は前述のように制御装置２２を作動
する。制御装置２２がトレーラーの前縁をセルから切断
機２０まで追跡し、切断機２０は、トレーラーの前縁を
長さ切断モードで１端切りョ切断する。第２Ｂ図参照。
次に上流または下流調節について説明する。

切断機２０の端切り切断に続いてマーク切断動作に入れ
て、トレーラーを光学センサ１窓ョにおける整合マーク
の検出に応答してナイフで切断するようにするためには
、操作者が上流または下流調節ボタンを手動的に押り下
げることが必要である。上流または下流調節動作中、光
学センサ１窓ョは、最初の整合マークに一致するまで制
御装置２２により前進または遅延される。すなわち、光
学的センサ窓は、光学センサ窓を横切る整合マークの通
過と一致するまで時間的に変位される。光学センサ窓は
、長さ切断モードにおいて、測定ホィールエンコーダパ
ルスの計数値およびブランク長さＬ″のキーボード装入
値に基づいて制御装置２２により発生される。整合マー
クと１窓ョの最初の一致にて、制御装置２２は測定ホィ
ールエンコーダパルスの計数を開始する。次の窓は、切
断ナイフがなお長さ切断モードで動作している間に発生
され、そしてもしもその窓が次の整合マークと一致すれ
ば、制御装置２２は、測定ホィールエンコーダパルスに
より２つの整合マーク間の間隔を計算し、その後はその
数を使つて光学的センサを周期的に可能化する。切断ナ
イフは、その後、窓における各整合マークの検出に応答
してウェブを切断するようにして制御装置２２により作
動され、そして切断機は、マーク切断モードで動作して
いると称される。以上の説明から、マーク切断モードに
おける注文の変更中に切断機２０の動作に３つの欠陥が
あることが認められよう。

すなわち、（１）シャー１６が、ウェブを切断するため
に手動的に作動されねばならない。（２）切断ナイフが
最初にトレーラーの前縁を１端切リョ切断するが、トレ
ーラーの整合マークと同期しない。（３）切断機をトレ
ーラーに対してマーク切断モードにもたらすには、手動
的初調節が必要である。次に本発明について説明する。

第１図を参照されたい。本発明は、切断機が、接合部（
スプライス）を横切るときに生ずるようなウェブ上の整
合マークの変換があつても、マーク切断モードにおける
同期の損失を伴なうことなく作動され、（１）自動的せ
ん断動作を行なわせるため切断機およびシャーを同期さ
せること、（２）第１の整合マークにてトレーラーを１
端切りョ切断し、手動による上流または下流調節を除去
することを含む自動化制御装置に向けられるものである
。まず、自動的注文変更について説明する。

本発明の具体例においては、ウェブ上の２組の整合マー
ク（第１組のマークおよび第２組のマーク）間の変換点
に続く第２組の初整合マークと整列して、ターゲット２
６がウェブ１０に加えられる。

第４図参照。変換は、接着テープまたは同等物で接続さ
れたウェブ６２および６４間の接合部で起こる。ターゲ
ットは、金属テープのような磁気的に検出可能なテープ
が好ましいが、他の形式に取り得る。ターゲット２６は
、磁気センサ２８により惑知され、該センサは、パルス
ジェネレータ３０により１対のカウンタ３２および３４
を可能化する。測定ホィール３６が、エンコーダ３８に
接続されておりウェブ１０により駆動される。測定ホィ
ールおよびエンコーダは、ウェブの移動を指示するパル
ス列を発生する周知の装置である。エンコーダ３８によ
り発生されるパルスは、後述のようにターゲットを追跡
するためカウンタ３２および３４により計数される。磁
気センサ２８および測定ホィール３６は、切断機２０お
よびシャー１６の上流の予定された距離に位置づけられ
る。

カウンタ３２は、磁気センサ２８とシャー１６間のウェ
ブ距離にプリセットされる。カウンタ３２は、測定ホィ
ールエンコーダパルスを計数することにより、ターゲッ
ト２６をシャー１６のすぐ上流の予定された位置まで追
跡する。カウンタ３２が計数を完了すると、ターゲット
２６の予想位置はシャーから予定された距離にある。こ
の時点に、シャー作動制御信号がカウンタ３２により発
生され、シャー作動制御装置にシャーナイフを自動的に
作動させる。シャーナイフは、接合部のすぐ下流でウェ
ブ１０をせん断する。第４Ａ図参照。シャー１６により
なされる切断は、不精密でぼろぼろしているが、ウェブ
１０をリーダー６２とトレーラー６４に分離する。トレ
ーラーは、ターゲット２６を担持している。．リーダー
およびトレーラー間には周知の態様でギャップが形成さ
れ、トレーラー６４がスリツタースコアラ１８および切
断機２０に達する前に新しい注文に対して両機械の調節
を可能にする。第４Ｂ図参照。最初、制御装置２２は、
切断ナイフにリーダー６２をマーク切断モードで切断さ
せる。

しかしながら、切断機２０が１ギャップ内ョにある間、
切断ナイフはコック状態にある。先に説明したように、
これは制御装置２２の従来の特徴である。カウンタ３４
は、磁気センサ２８およびセル４４間のウェブ距離にプ
リセットされる。カウンタ３４は、測定ホィールエンコ
ーダパルスを計数することによりターゲット２６をセル
４４まで追跡する。カウンタ３４が計数を終わると、タ
ーゲットの予測位置はセル４４にあり、このとき信号が
カウンタ３４により発生され論理ゲート４２を経て制御
装置２２に送られる。長さ切断モードで制御装置２２を
作動するのに従来使用されるセル４４からの出力は、ゲ
ート４２により制御装置２２から遮断される。ゲート４
２は、手動的に動作し得る２状態選択スイッチ７４によ
り条件づけられる適当な電子論ｊ理ゲートとし得る。

すなわち、ゲート４２は、１つの状態においては、従来
の長さ切断動作に対応してスイッチ７４（例えば押ボタ
ンスイッチにより２進１の第１の状態に設定される）に
より、セル４４の出力を通過させカウンタ３４の出力を
阻・止する状態に置かれる。また、ゲート４２は、他の
状態においては、マーク切断動作に対応して、スイッチ
７４（２進０の第２の状態に設定される）により、カウ
ンタ３４の出力を通過させセル４４の出力を阻止する状
態におかれる。スイッチ７４により選択されるマーク切
断モードにおいては、カウンタ３４からの出力信号がゲ
ート４２を通過し制御装置２２を作動する。

制御装置２２は、こ）で、トレーラーの前縁でなくター
ゲット２６を、セル４４の位置から切断機まで測定ホィ
ールエンコーダパルスに応答して追跡する。制御装置は
、先にトレーラーの１端切リョ切断についての説明のと
ころで記述した態様で、切断ナイフに、トレーラー上の
最初の整合マークに隣接するターゲット２６にてトレー
ラーを長さ切断モードで端切り切断させる。第４Ｂ図参
照。ターゲット２６は第１整合マークに隣接して付され
ているから、トレーラーは第１整合マークで端切り切断
され、その際整合マークは、端切り切断の直前に光学窓
に現われることになる。上流または下流調節についての
説明のところで前述したように、光学センサ窓は、制御
装置２２（現在長さ切断モードで動作している）により
測定ホィールエンコーダパルスの計数値およびトレーラ
ーのブランク長Ｌ″のキーボード装入値に基づいて離間
される。整合マークおよび窓の最初の一致は、本発明に
おいてはトレーラーがターゲットにて１端切りョ切断さ
れるときに起こるが、この最初の一致にて、制御装置２
２は、測定ホィールエンコーダパルスの計数を開始する
。制御装置は、カツトオフナイフがなお長さ切断モード
で動作している間に次の窓を発生し、そしてその窓は、
先行の窓から第２のトレーラ整合マークと一致するよう
に離間されているであろう。制御装置２２は、測定ホィ
ールエンコーダパルスにより２つの逐次の整合マーク間
の長さを計算し、その数をその後光学的センサを周期的
に可能化するのに使用する。カットオフナイフは、その
後は、１つの窓における各整合マークの検出に応答して
制御装置２２により作動される。かくして、切断機はマ
ーク切断モードで動作する。以上の説明から、切断機２
０と関連する既存の論理制御装置（第１Ａ図）は、測定
ホィールエンコーダパルスの計数値に基づいてセル４４
および切断機２０間においてトレーラーの前縁を追跡す
るように設計され、また切断ナイフにトレーラーの前縁
を端切り切断させるように設計されていることが認めら
れよう。

制御装置２２によるトレーラーの前縁の迫跡は、セル４
４がシャーの下流においてトレーラーの前縁を検出する
ときに発生するセルからの信号に応答して始まる。既存
の制御装置２２（第１Ａ図）は、注文の変更中長さ切断
モードのみにおいて自動化動作を可能にする。マーク切
断モードにおける自動的注文の変更は、本発明なしでは
不可能である。本発明は、トレーラーの前縁に代えてタ
ーゲット２６を利用し、セル４４により発生される信号
の代わりにカウンタ３４から発生する信号を利用する。

それゆえ、論理制御装置２２は、トレーラーの前縁の代
わりにターゲット２６を追跡する。この結果、切断ナイ
フは、ターゲットで、すなわちトレーラー上の最初の整
合マークで自動的にトレーラーを切断し始める。マーク
は光学センサ窓内にあるから、切断機２０は、トレーラ
ー上のすべての後続の整合マークと同期してマーク切断
モードで自動的に動作する。本発明は、数個の商業的に
入手し得る部品を利用するが、これらの部品が、既存の
論理制御装置２２（第１Ａ図）の不足を満たしかつ２組
の整合マーク間の変換に起因して同期を失わずにマーク
切断モードを可能にするように配置される。

以上、本発明をマーク切断モードにおける自動的注文変
更について説明したが、本発明は、より広く、２組の整
合マーク間における変換があつても切断ナイフのマーク
切断動作を維持することに向けられるものである。本発
明は、単一の注文で注文の変更がない場合に接合部のよ
うな変換点を横切るときに光学センサ窓と２組の同種の
整合マーク間に同期を保つことを包含するものである。
接合部は、１つの注文内におけるロールの変更により必
須となる。次に１つの注文内におけるロールの変更につ
いて説明する。

ウェブ１０は、第５図に示されるような接合部により分
離された同じ整合マークを担持するように予め印刷でき
る。

第５図において、旧ロールウェブすなわちリーダーは６
２で指示され、新ロールウェブすなわちトレーラーは６
４で指示されている。ターゲット２６は、新ローラウェ
ブ６４上にその初整合マークに隣接して被着されている
。ここで従来形式の制御装置に依る１つの注文内におけ
るロールの変更の場合について言及すると、接合部（変
換部）が光学センサを横切るとき、光学センサ窓と整合
マークとの同期が失なわれることになろう。すなわち、
接合部が光学センサを通過するとき、リーダ６２の最後
の整合マークとトレーラー６４の最初の整合マーク間の
間隔が不均一なため、トレーラー６４上の初整合マーク
が光学センサ窓と一致しない。したがつて、制御装置２
２は自動的に長さ切断モードに戻り、ナイフは、キーボ
ードに装入された所望のブランク長Ｌの値に基づいて長
さ切断モードでトレーラーを切断し、制御装置２２は、
既述のように、測定ホィールエンコーダパルスの計数値
が長さＬに達する度に光学センサを一定時間窓の間周期
的に可能化する。これについては上流または下流調節の
説明のところの従来形式の制御についての記述を参照さ
れたい。操作者は、光学センサ窓を新ローールウエブ６
４上の整合マークと同期させるように上流または下流へ
の調節を開始しなければならない。印刷材料の頭を切り
落された多くの無駄なシートが、同期が再設定されるま
で切断される。本発明に依る１つの注文内のロールの変
更中にｊおけるマーク切断モード内の動作は、自動的注
文についての説明のところで前述したのと同じである。
すなわち、シャー１６は、ウェブ１０を接合部のすぐ下
流にてリーダーとトレーラーにせん断するようにカウン
タ３２により自動的に作動される。リーダーは、マーク
切断モードで動作している切断ナイフによりブランクに
切断される。リーダーとトレーラーとの間にギャップが
形成され、トレーラー、特にターゲット２６が切断機に
達するまでに切断ナイフをコックするに十分の時間を切
断機２０に与える。切断機がギャップ内にあるとき、ナ
イフはコック状態にある。その後、トレーラーは、ター
ゲットにてすなわち最初の整合マークにて端切り切断さ
れ、そして切断ナイフは、後続のすべての整合マークと
同期してトレーラーをマーク切断モードで切断する。本
発明は、リーダーとトレーラーとの間にギャップが形成
される自動的注文の変更およびロール変更と関連して説
明したが、本発明は、無ギャップ形式の注文変更システ
ムでも応用できる。

次に無ギャップ形式の注文変更について説明する。無ギ
ャップ注文変更システムにおいては、ギャップ形式のシ
ステムにおけると同様、ウェブを古い注文と新しい注文
に分離するようにせん断しなければならない。

しかしながら、無ギャップシステムにおいては、ウェブ
１０は、シャー１６を横断の前後とも高速で移動する。
すなわち、リーダーを加速しついでリーダーおよびトレ
ーラを同じ切断機に向つて送ることによりギャップを形
成する代わりに、リーダーは一方の切断機２０により切
断され、他方トレーラーは、第６図に示されるように自
動的に第２の同じ切断機２『に送られる。両切断機２０
および２『は、前述のようにＢ型機械てある。トレーラ
ーが第２切断機２『に達するまで、切断機は、長さ切断
モードにおけると同様に、すなわちキーボード２４から
供給される新しい注文のブランク長に基づいてセンサ窓
を発生する。しかして、キーボード２４は、実際には各
切断機について１つずつの２つのキーボー！ドを含むこ
とができる。カウンタ３２および３４は、ギャップ形式
の注文変更におけると同様に、ターゲット２６をセンサ
２８からシャー１６およびセル４４まで追跡する。

ターゲットがシャー１６のすぐ上流の予定さ・れた位置
まで追跡されると、シャーナイフは、シャー制御装置４
０により自動的に作動され、ウェブ１０をリーダー６２
とトレーラー６４にせん断する。トレーラーは、転向機
９０により従来の態様で第２の切断機２『に向きを転ぜ
られる。転向機の構成および動作は従来形式のものであ
り、斯界において周知てあり、本発明それ自体を構成す
るものでないから、転向機についてはこれ以上説明しな
い。ターゲットがセル４４まで追跡されると、ゲート４
２が、カウンタ３４からの信号出力に応答してゲート９
２を切り替える。

このゲート９２は、相補性出力ＡおよびＢを有する２安
定装置であ）る。制御装置２２は、リーダー６２の後縁
を切断機２０まで追跡し、そして切断ナイフにリーダー
から最後のブランクを切断させ、切断ナイフをトレーラ
ー６４の端切り切断のための準備状態にコックする。し
かしながら、トレーラーは、切断機２『に向わせられる
。それゆえ、切断機２０は、ゲート９２が次の注文変更
で再び切り替えられるまでコック状態に留まる。制御装
置２２が、ゲート９２の出力Ａに応答して切断機２０の
ナイフをコック位置に維持してい″る間、制御装置２２
″が、ゲート９２の相補性出力Ｂに応答して、ターゲッ
ト２６をセル４４から切断機２『まで追跡する。

ターゲット２６が切断機２『に達すると、切断ナイフは
、ターゲットにて、すなわちトレーラー上の最初の整合
マークでトレーラー６４を端切り切断するようにして作
動される。その後、切断ナイフは、マーク切断モードて
制御装置２２″により作動され、トレーラーを後続のす
べての整合マークでブランクに切断する。次の注文の変
更すなわちシャー１６の動作で（シャーは注文の変更の
際作動される）、次のターゲットは、前述の態様でセル
４４まで追跡され、そしてそのターゲットがセル４４に
達したときカウンタ３４の出力が、ゲート４２を通過し
てゲート９２を切り替え、相補性出力ＡおよびＢを反転
する。

制御装置２２″は、切断機２『のナイフをコックし、制
御装置２２は、ターゲットを切断機２０まて追跡し、切
断機２０のナイフを作動し、新しいトレーラーをターゲ
ットで端切り切断する。２台の切断機２０および２『間
の動作の切替えは、後続の各注文の変更すなわちシャー
１６の動作で前述の態様で生じる。

本発明は、注文の変更またはロールの変更中の切断機２
０または切断機２０および２『のマーク切断動作に向け
られたものであることを認められたい。

標準の長さ切断モードおよびマーク切断動作においては
セル４４が標準制御装置２２（または２２″）により使
用されるが、本発明のマーク切断動作においてはセルは
決して使用されない。すなわち、本発明の方法を実施す
るときには、ゲート４２がつねに選択スイッチ７４によ
り条件つけられ、セル４４の出力を阻止し、代わりにカ
ウンタ３４の出力を通過させる。最後に本発明の実施例
において使用されている各部品の機能について要約して
おこう（従来例においても同一の部品は同じ参照番号で
指示されている。）磁気センサ２８：ターゲツト２６を
感知し、パルスジェネレーター３０を作動して１対のカ
ウンタ３２および３４の動作を可能化し、測定ホィール
エンコーダ３８により発生されるパルスの計数を開始さ
せる。光電セル４４：ゲート４２を介して制御装置２２
に接続され、長さ切断モード（これ自体は従来の動作態
様である。

）におけるトレーラーの前縁−の検知等を行なう。第１
Ａ図に示される従来の装置においては、直接制御装置２
２に接続される。光学センサ６６：切断機２０を通るウ
ェブ上の整合マークを光学的に検出する。マーク切断モ
ードにおける動作時に働く。シャー１６：ウエブをリー
ダー６２とトレーラー６４にせん断する（第２Ｂ図）。

従来の装置においては、マーク切断モードではシャーは
自動的に作動できなかつた。本発明の装置においては、
マーク切断モードにおいてもカウンタ３２により自動的
に作動できる。切断機２０：リーダーおよびトレーラー
から所望長のブランクを切断する（リーダーとトレーラ
ーへのせん断は行なわない。

）測定ホィール３６：ウエブと接触しており、ウェブが
測定ホィールを通過して移動するとき回転される。

測定ホィールエンコーダ３８に接続されており、この測
定ホィールエンコーダが、ウェブの速度により決定され
る周波数てパルスを発生する。測定ホィール９６：エン
コーダ９８を備えており、測定ホィール３６と同様に作
用する。ウェブがシャー１６によりリーダーとトレーラ
ーとにせん断されると、測定ホィール９６は、リーダー
の移動速度の指示を与える（測定ホィール３６は、トレ
ーラーの移動速度を指示し得る）。以上説明の通り、本
発明に依れば、マーク切断モードにおいて、接合部に続
くウェブの整合マークと切断ナイフとの同期は完全に自
動化され、注文の変更またはロール変更のため操作者に
より行なわれる上流または下流調節およびシャーの手動
は排除される。それにより、スクラップは最小となり、
シートスタック機構を妨害するような異常に長いスクラ
ップシート発生の可能性は減ぜられる。本発明は、特許
請求の範囲から逸脱することなく他の特定の態様で具体
化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブロック図、第１Ａ図は従来のダンボ
ール製造機のブロック図、第２Ａ図および第２Ｂ図はシ
ャーによりせも断されかつ長さ切断モードで従来の態様
で切断機によりブランクに切断される移動ウェブの概路
線図、第３Ａ図および第３Ｂ図はシャーによりせん断さ
れかつマーク切断モードで従来の態様で切断機によりブ
ランクに切断される移動ウェブの概路線図、第４Ａ図お
よび第４Ｂ図は本発明にしたがつて同期を失なうことな
くシャーにより自動的にせん断されモード切断モードで
切断機によりブランクに切断される移動ウェブの概路線
図、第５図は１つの注文内におけるロール変更に対して
本発明にしたがつてブランクに切断される移動ウェブの
概路線図、第６図は無ギャップの注文変システムの２台
の切断機で使用する場合の本発明のブロック図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ マーク切断モードで動作し得るナイフを備える１ま
   たは複数の切断機を自動的に制御する方法において、整
   合マークを有するリーダーと整合マークを有するトレー
   ラーに分割し得かつリーダーの整合マークとトレーラー
   の整合マークの間に変換部が存在する移動ウェブが前記
   ナイフで切断される方法において、（ａ）トレーラーに
   予め選択された整合マークに隣接してターゲットを被着
   し、（ｂ）前記１または複数の切断機の上流のシャーの
   上流の予め選択された位置までターゲットを電子的に追
   跡し、（ｃ）ターゲットが該予め選択された位置まで追
   跡されるときシャーを自動的に作動してターゲットの下
   流でかつ変換部のすぐ下流でウェブをリーダーとトレー
   ラーにせん断し（第４Ａ図）、（ｄ）ターゲットを前記
   シャーから該シャーと前記１または複数の切断機の間の
   位置まで電子的に追跡し、（ｅ）前記切断機の少なくと
   も一方の切断機のナイフにより、前記の予め選択された
   整合マークに隣接する前記ターゲットでトレーラーを切
   断し（第４Ｂ図）、その後該予め選択された整合マーク
   に続く各整合マークでトレーラーを自動的に切断するこ
   とを特徴とする切断機自動制御方法。 ２ マーク切断モードで動作し得るナイフを備える１ま
   たは複数の切断機を自動的に制御する装置において、整
   合マークを有するリーダーと整合マークを有するトレー
   ラーに分割し得かつリーダーの整合マークとトレーラー
   の整合マーク間に変換部が存在する移動ウェブが前記ナ
   イフにより切断され、前記トレーラーに予め選択された
   整合合マークに隣接してターゲットを有するものにおい
   て、（ａ）前記１または複数の切断機の上流にあつてウ
   ェブをリーダーとトレーラーにせん断すシャーと、（ｂ
   ）前記シャーの上流の予め選択された位置に前記ターゲ
   ットが現われる予想時間を表わす第１の信号を発生し、
   この第１信号に応答して、シャーに、ウェブをターゲッ
   トの下流でかつ変換部のすぐ下流で前記リーダーとトレ
   ーラーとにせん断させる（第４Ａ図）手段と、（ｃ）前
   記シャーと前記１または複数の切断機の間の位置にター
   ゲットが現われる予定時間を表わす第２の信号を発生す
   る手段と、（ｄ）前記第２信号に応答して前記の予め選
   択された整合マークに隣接する前記ターゲットにて前記
   ナイフに前記トレーラーを自動的に切断させ（第４Ｂ図
   ）、かつ該予め選択された整合マークに続く各整合マー
   クにて前記ナイフにトレーラーを自動的に切断させる手
   段とを有することを特徴とする切断機自動制御装置。