JPS6052579B2 - ポジ型フオトレジストの密着露光方法 - Google Patents
ポジ型フオトレジストの密着露光方法Info
- Publication number
- JPS6052579B2 JPS6052579B2 JP53022180A JP2218078A JPS6052579B2 JP S6052579 B2 JPS6052579 B2 JP S6052579B2 JP 53022180 A JP53022180 A JP 53022180A JP 2218078 A JP2218078 A JP 2218078A JP S6052579 B2 JPS6052579 B2 JP S6052579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- positive photoresist
- photomask
- protective film
- photoresist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体集積回路等を製造するのに採用される
ポジ型フォトレジストの密着露光方法の改良に関するも
のである。
ポジ型フォトレジストの密着露光方法の改良に関するも
のである。
従来、基板たとえばシリコンウェハー上のフォトレジ
スト膜にパターン描画を施す方法としては、該フォトレ
ジスト膜に微細パターンを有するフォトマスクを接触さ
せ、フォトマスク側から紫外線を照射して該微細パター
ンをフォトレジスト膜に転写させる密着露光方法が採用
されている。
スト膜にパターン描画を施す方法としては、該フォトレ
ジスト膜に微細パターンを有するフォトマスクを接触さ
せ、フォトマスク側から紫外線を照射して該微細パター
ンをフォトレジスト膜に転写させる密着露光方法が採用
されている。
しかしながら、上記密着露光方法にあつては、位置合
せの過程において基板とフォトマスクとの密着、離間を
繰り返し行なうため、フォトレジストとして機械的強度
が弱く、かつフォトマスクと付着し易い表面性状を有す
るポジ型フォトレジストを用いた場合、上記位置合せ過
程でポジ型フォトレジストに亀裂が発生したり、離間時
にフォトレジストの一部が基板より剥離してフォトマス
クに付着したりし、レジストパターンの乱れやフォトマ
スクの機能低下を招く九色がある。 このようなことか
ら、最近、基板上のポジ型フォトレジスト膜にポリビニ
ルアルコールの保護膜を設け、フォトマスクの位置合せ
に際してポジ型フォトレジスト膜にフォトマスクが直接
接触しないような措置が施されている。
せの過程において基板とフォトマスクとの密着、離間を
繰り返し行なうため、フォトレジストとして機械的強度
が弱く、かつフォトマスクと付着し易い表面性状を有す
るポジ型フォトレジストを用いた場合、上記位置合せ過
程でポジ型フォトレジストに亀裂が発生したり、離間時
にフォトレジストの一部が基板より剥離してフォトマス
クに付着したりし、レジストパターンの乱れやフォトマ
スクの機能低下を招く九色がある。 このようなことか
ら、最近、基板上のポジ型フォトレジスト膜にポリビニ
ルアルコールの保護膜を設け、フォトマスクの位置合せ
に際してポジ型フォトレジスト膜にフォトマスクが直接
接触しないような措置が施されている。
しカルながら、この密着露光方法にあつては該保護膜に
よつて位置合せ時のフォトレジスト膜の剥離を軽減でき
るものの、フォトレジスト膜にポリビニルアルコールを
塗布して保護膜を形成する場合、該ポリビニルアルコー
ル保護膜が消泡性が劣るため、フオトレジスト膜と保護
膜との間に気泡がとり込まれすい星状の塗布むらや丸い
泡の痕跡が残り、その結果、位置合せ時に気泡周辺のフ
オトレジスト膜に応力が集中してクラツクが発生したり
、その泡が露光時にフオトレジストに転写されて欠陥を
生じる欠点がある。これに対し、本発明者は上記欠点を
解消するために鋭意研究を重ねた結果、ポジ型フオトレ
ジスト膜に被される保護膜をセルロース樹脂で構成する
ことによつて、フオトレジスト膜上に保護膜をそれら膜
間に気泡が発生されることなく被覆で本もつてフオトレ
ジスト膜の亀裂、及び基板からの剥離を防止できること
は勿論、フオトレジスト膜と保護膜間への気泡発生に伴
なうポジ型フオトレジスト膜の亀裂、剥離、解像度低下
等の欠陥発生を防止した密着露光方法を見い出した。
よつて位置合せ時のフォトレジスト膜の剥離を軽減でき
るものの、フォトレジスト膜にポリビニルアルコールを
塗布して保護膜を形成する場合、該ポリビニルアルコー
ル保護膜が消泡性が劣るため、フオトレジスト膜と保護
膜との間に気泡がとり込まれすい星状の塗布むらや丸い
泡の痕跡が残り、その結果、位置合せ時に気泡周辺のフ
オトレジスト膜に応力が集中してクラツクが発生したり
、その泡が露光時にフオトレジストに転写されて欠陥を
生じる欠点がある。これに対し、本発明者は上記欠点を
解消するために鋭意研究を重ねた結果、ポジ型フオトレ
ジスト膜に被される保護膜をセルロース樹脂で構成する
ことによつて、フオトレジスト膜上に保護膜をそれら膜
間に気泡が発生されることなく被覆で本もつてフオトレ
ジスト膜の亀裂、及び基板からの剥離を防止できること
は勿論、フオトレジスト膜と保護膜間への気泡発生に伴
なうポジ型フオトレジスト膜の亀裂、剥離、解像度低下
等の欠陥発生を防止した密着露光方法を見い出した。
即ち、本発明は基板上にポジ型フオトレジスト膜を被覆
し、このレジスト膜上に所望のパターンを有するフオト
マスクを密着させ露光する方法において、上記ポジ型フ
オトレジスト膜上にセルロース樹脂を塗布して厚さ1.
0〜10μの保護膜を形成し、この保護膜にフオトマス
クを密着させ露光せしめることを特徴とするものである
。本発明に使用する基板としては、たとえばシリコン基
板単独、或いはこの基板を母材として酸化シリコン層を
介して多結晶シリコン膜を積層したもの等を挙げること
ができる。
し、このレジスト膜上に所望のパターンを有するフオト
マスクを密着させ露光する方法において、上記ポジ型フ
オトレジスト膜上にセルロース樹脂を塗布して厚さ1.
0〜10μの保護膜を形成し、この保護膜にフオトマス
クを密着させ露光せしめることを特徴とするものである
。本発明に使用する基板としては、たとえばシリコン基
板単独、或いはこの基板を母材として酸化シリコン層を
介して多結晶シリコン膜を積層したもの等を挙げること
ができる。
本発明に使用するポジ型フオトレジストとしては、フエ
ノール樹脂をぺーストとしてナフトキノンジアジドを分
散gせたレジスト、たとえば東京応化社製商品名;0F
PR−2、アゾシプレイ社製商品名;M−135蒔を挙
ごることができる。
ノール樹脂をぺーストとしてナフトキノンジアジドを分
散gせたレジスト、たとえば東京応化社製商品名;0F
PR−2、アゾシプレイ社製商品名;M−135蒔を挙
ごることができる。
本発明に使用するフオトマスクとしては、たとえば透明
ガラス基板にパターン化されたマスク被膜を設けたもの
等を挙げることができる。本発明におけるセルロース樹
脂としては、たとえばポリアセチルセルロース、ポリニ
トロセルロース、ポリメチルセルロース、ポリカルボキ
シルセルロース、ポリアミノエチルセルロース、ポリオ
キシエチルセルロース等を挙げることができ、このセル
ロース樹脂からなる保護膜の厚さは1.0〜10μの範
囲にすることが必要である。
ガラス基板にパターン化されたマスク被膜を設けたもの
等を挙げることができる。本発明におけるセルロース樹
脂としては、たとえばポリアセチルセルロース、ポリニ
トロセルロース、ポリメチルセルロース、ポリカルボキ
シルセルロース、ポリアミノエチルセルロース、ポリオ
キシエチルセルロース等を挙げることができ、このセル
ロース樹脂からなる保護膜の厚さは1.0〜10μの範
囲にすることが必要である。
この理由は該保護膜の厚さを1.0μ未満にすると膜強
度の低下を招き、かといつてその厚さが10pを越える
と露光時の解像度が低下する。次に本発明の実施例を説
明する。
度の低下を招き、かといつてその厚さが10pを越える
と露光時の解像度が低下する。次に本発明の実施例を説
明する。
実施例
表面に1μの熱酸化膜を成長させたシリコンウエハ一上
に、ポジ型フオトレジスト(東京応化社製商品名;0F
PR−2)を塗布して厚さ1.5μのレジスト膜を被覆
した後、このレジスト膜上に7%のポリヒドロキシプロ
ピルセルロース溶解液を塗布して厚さ1μの保護膜を形
成した。
に、ポジ型フオトレジスト(東京応化社製商品名;0F
PR−2)を塗布して厚さ1.5μのレジスト膜を被覆
した後、このレジスト膜上に7%のポリヒドロキシプロ
ピルセルロース溶解液を塗布して厚さ1μの保護膜を形
成した。
次いで、この保護膜にフオトマスクを密着、離間を1回
繰り返して位置合せした後、フオトマスク側から紫外線
露光を施しフオトマスクの所望パターンを保護膜(レジ
スト膜も含む)に転写させ、ひきつづき現像処理を施し
てシリコンウエハ一上にレジストパターンを形成した。
比較例 上記実施例1と同様なシリコンウエハ一上のレジスト膜
に、ポリビニルアルコール(東京応化社製:0PS)を
塗布して厚さ1μの保護膜を形成した後、上記実施例1
と同様、フオトマスクの位置合せ、紫外線露光、現像処
理を施してシリコンウエハ一上にレジストパターンを形
成した。
繰り返して位置合せした後、フオトマスク側から紫外線
露光を施しフオトマスクの所望パターンを保護膜(レジ
スト膜も含む)に転写させ、ひきつづき現像処理を施し
てシリコンウエハ一上にレジストパターンを形成した。
比較例 上記実施例1と同様なシリコンウエハ一上のレジスト膜
に、ポリビニルアルコール(東京応化社製:0PS)を
塗布して厚さ1μの保護膜を形成した後、上記実施例1
と同様、フオトマスクの位置合せ、紫外線露光、現像処
理を施してシリコンウエハ一上にレジストパターンを形
成した。
しかして、上記実施例及び比較例における保護膜形成後
の気泡の数を測定したところ、本発明方法(実施例)の
気泡発生数は皆無であつたのに対し、従来法(比較例)
の気泡発生数は0.3媚/dと塗布むらが大きいもので
あつた。
の気泡の数を測定したところ、本発明方法(実施例)の
気泡発生数は皆無であつたのに対し、従来法(比較例)
の気泡発生数は0.3媚/dと塗布むらが大きいもので
あつた。
また、実施例及び比較例におけるフオトマスクの位置合
せ後のフオトレジスト膜の剥離、亀裂の欠陥数を調べた
ところ、本発明方法の欠陥数は略皆無に等しいのに対し
、従来法の欠陥数は0.4個/Cilと高いものであつ
た。
せ後のフオトレジスト膜の剥離、亀裂の欠陥数を調べた
ところ、本発明方法の欠陥数は略皆無に等しいのに対し
、従来法の欠陥数は0.4個/Cilと高いものであつ
た。
さらに、実施例及び比較例におけるレジストパターンの
状態を調べたところ、本発明方法の場合は高精度のレジ
ストパターンを形成できたのに対し、従来法の場合はパ
ターン乱れを生じ精度の低いレジストパターンしか形成
できなかつた。
状態を調べたところ、本発明方法の場合は高精度のレジ
ストパターンを形成できたのに対し、従来法の場合はパ
ターン乱れを生じ精度の低いレジストパターンしか形成
できなかつた。
Claims (1)
- 1 基板上にポジ型フォトレジスト膜を被覆し、このレ
ジスト膜上に所望のパターンを有するフォトマスクを密
着させ露光する方法において、上記ポジ型フォトレジス
ト膜上にセルロース樹脂を塗布して厚さ1.0〜10μ
の保護膜を形成し、この保護膜にフォトマスクを密着さ
せ露光せしめることを特徴とするポジ型フォトレジスト
の密着露光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53022180A JPS6052579B2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | ポジ型フオトレジストの密着露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53022180A JPS6052579B2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | ポジ型フオトレジストの密着露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54114977A JPS54114977A (en) | 1979-09-07 |
JPS6052579B2 true JPS6052579B2 (ja) | 1985-11-20 |
Family
ID=12075589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53022180A Expired JPS6052579B2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | ポジ型フオトレジストの密着露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052579B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4367911A (en) * | 1980-07-14 | 1983-01-11 | Hughes Aircraft Company | Method and assembly for holographic exposure |
JPS57208556A (en) * | 1981-06-18 | 1982-12-21 | Nippon Paint Co Ltd | Photosensitive printing plate material |
US4518667A (en) * | 1982-06-11 | 1985-05-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Automatic repetitive registration and image wise exposure of sheet substrates |
US4508802A (en) * | 1982-06-11 | 1985-04-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Multiple registration and imaging process to form a set of registered imaged elements |
US4522903A (en) * | 1982-06-11 | 1985-06-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Sequential automatic registration and imagewise exposure of a sheet substrate |
JPS59211045A (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-29 | Toshiba Corp | ポジ型フォトレジストの露光方法 |
JPS59228721A (ja) * | 1983-06-09 | 1984-12-22 | Nec Home Electronics Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPS6039651A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-01 | Fujitsu Ltd | コンタクト露光方法 |
US4663275A (en) * | 1984-09-04 | 1987-05-05 | General Electric Company | Photolithographic method and combination including barrier layer |
JPS61160935A (ja) * | 1985-01-09 | 1986-07-21 | Nec Corp | X線露光方法 |
JPH02108056A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-19 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
KR100258494B1 (ko) * | 1992-06-02 | 2000-06-15 | 미우라 아끼라 | 레지스트 표면 반사 방지막 형성 조성물 및 패턴 형성방법 |
JP3611955B2 (ja) * | 1997-10-15 | 2005-01-19 | パイオニア株式会社 | 光ディスク原盤の製造方法 |
-
1978
- 1978-02-28 JP JP53022180A patent/JPS6052579B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54114977A (en) | 1979-09-07 |
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