JPS6052350B2 - 管継手 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管継手に関するものてある。

従来、管継手としては、例えば、特公昭５１一１６２１
５号公報に記載の如く （第３図参照）、塩化ビニル製
ソケット本体１’と耐食アルミニウム製の筒体２’とか
らなり、ソケット本体１’はその外周部が筒体２’の中
央内周に形成された環状凹所３’内に嵌合して、その軸
方向の動きが阻止され、その内周面はその中央内周に形
成された環状突起５’からそれぞれ目端に行くに従つて
口径が拡がるようなテーパー面４’、４’に形成され、
この面に二重管の塩化ビニルパイプ部分が緊密に嵌合す
るようにされたものが提案されている。

、しかし、叙上の如き従来のものは、ソケット本体１
’と二重管との嵌合が充分でなく、内部流体が二重管の
端面及び筒体２’の部分にしみ出し、二重管の端面及び
筒体の防蝕を充分に行うことができないという欠点があ
つた。本発明は叙上の如き従来の欠点を解消することＩ
−ｊ−、Ｌｉ−１１＾一↓−イ ｙＬ盲ヒは、端部内周
面に雌ねじ部が設けられた金属製管継手本体の奥部に合
成樹脂製筒状体が嵌着され、前記金属製管継手本体に外
周面に雄ねじ部が設けられた鍔部を有する鍔付短筒体が
螺合されて、該鍔付短筒体と前記金属製管継手本体との
間に環状弾性体が挿着されてなる管継手に存するもので
ある。

以下、本発明を図面の実施例により説明する。第１図は
本発明の一実施例を示す断面図てある。１はエルボ型の
金属製管継手本体であつて、両端部内周面に雌ねじ部１
１、１１が設けられ、その奥部内周面に周方向に沿つて
広巾の凹部１２が設けられている。

２は合成樹脂製筒状体である。

金属製管継手本体１の凹部１２に係止されるように合成
樹脂製筒状体２が射出成型により嵌着されている。

３、３は鍔付短筒体であつて、短筒部３１、３１の一端
外方に鍔部３２、３２が設けられ、鍔部３２、３２の外
周面には金属製管継手本体１の雌ねじ部１１、１１に螺
合する雄ねじ部３２１、３２１が設けられ、短筒部３１
、３１の外周面には周方向に沿う突条３１１、３１１が
設けられ、短筒部３１、３１の鍔部３２、３２が設けら
れていない方の端部には軸方向に沿う切欠き３１２、３
１２・・・が設けられている。

４、４は環状弾性体てあつて、筒体４１、４１の一端の
外方に複数の鍔部４２、４２・・・が設けら’れている
。

金属製管継手本体１の雌ねじ部１１，１１に、鍔付短筒
体３，３の鍔部３２，３２の雄ねじ部が螺合され、鍔付
短筒体３，３と金属製管継手本体１，１との間に環状弾
性体４，４が挿着されて、鍔付短筒体３，３及び環状弾
性体４，４が内部に装着された管継手が形成されている
。

第２図は第１図の実施例の管継手の一使用態様を説明す
る断面図である。

５，５は内面被覆鋼管であつて、鋼管５１，５１の内面
に防蝕用の内面被覆層５２，５２が設けられ、鋼管５１
，５１の端部外周面に雄ねじ部５１１，５１１が設けら
れている。

管継手の金属製管継手本体１の雌ねじ部１１，１１に内
面被覆鋼管５，５の雄ねじ部５１１，５１１を螺合して
いくと、内面被覆鋼管５，５の内面被覆層５２，５２に
、鍔付短筒体３，３の短筒部３１，３１の外周面に設け
られた突条３１１，３１１が当接し、内部流体は、この
部分でシールされ、また、合成樹脂製筒状体２と鍔付短
筒体３，３との当接部でシールされるとともに、環状パ
ツキング５，５により内面被覆鋼管５，５の端面がシー
ルされ、内面被覆鋼管４，４の端面及び金属性管継手本
体１の部分にしみ出すことなく、これらの防蝕を行うの
である。

叙上の実施例においては、鍔付短筒体３，３の−短筒部
３１，３１の外周面に突条３１１，３１１が設けられた
場合について説明したが、必ずしも突条３１１，３１１
は必須のものではない。

突条３１１，３１１が設けられていない場合は、管継手
に内面被覆鋼管を接続したとき鍔付短筒体の短筒部の外
周面が内面被覆鋼管の内面被覆層の内周面に当接し両者
間でシールが行われる。この場合も前記の如く、環状パ
ツキングを用いて適宜シールを完全にすることができる
。叙上の如く、本発明管継手は、金属製管継手本体の奥
部に合成樹脂製筒状体が嵌着され、前記金属製管継手本
体に外周面に雄ねじ部が設けられた鍔部を有する鍔付短
筒体が螺合され、該鍔付短筒体と前記金属製管継手本体
との間に環状弾性体が挿着されているので、この管継手
に内面被覆鋼管を接続したとき、内面被覆鋼管の内面被
覆層と鍔付短筒体の短筒部との間、合成樹脂製筒状体と
鍔付短筒体との当接部との間及び環状パツキングにより
内部流体がシールされ、内面被覆鋼管の端面及び金属製
管継手本体の部分に内部流体がしみ出すことがなく、こ
れらの防蝕を充分に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は第１図
の実施例の一使用態様を説明する断面図、第３図は従来
のものを説明する断面図てある。 符号の説明、１・・・・・・金属製管継手本体、２・・
・・合成樹脂製筒状体、３・・・・・・鍔付短筒体、４
・・・・・・環状弾性体、５・・・・・・内面被覆鋼管
、１１・・・・・・雌ねじ部、１２・・・・・凹部、２
１・・・・・・雌ねじ部、２２・・凸部、３１・・・・
・・短筒部、３２・・・・・・鍔部、３１１・・・・・
・突条、３２１・・・・・・雄ねじ部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 端部内周面に雌ねじ部が設けられた金属製管継手本
   体の奥部に、合成樹脂製筒状体が嵌着され、前記金属製
   管継手本体に外周面に雄ねじ部が設けられた鍔部を有す
   る鍔付短筒体が螺合され、該鍔付短筒体と前記金属製管
   継手本体との間に環状弾性体が挿着されてなる管継手。 ２ 鍔付短筒体が短筒部の外周面に周方向に沿つて突条
   が設けられたものである特許請求の範囲第１項記載の管
   継手。