JPS605198Y2 - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPS605198Y2 JPS605198Y2 JP11248681U JP11248681U JPS605198Y2 JP S605198 Y2 JPS605198 Y2 JP S605198Y2 JP 11248681 U JP11248681 U JP 11248681U JP 11248681 U JP11248681 U JP 11248681U JP S605198 Y2 JPS605198 Y2 JP S605198Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- bearing
- housing
- rolling bearing
- bearing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は軸受装置に係り、特に自動車の非駆動の車軸
においてタイヤハブを支承するのに好適は軸受装置に関
する。
においてタイヤハブを支承するのに好適は軸受装置に関
する。
第1図に示すように、自動車の非駆動の車軸1において
タイヤハブ2を支承するための従来の軸受装置3は、ハ
ブ2に円筒状のハウジング4を形成腰ハウジング4内面
に軸方向に離間した円錐ころ軸受5,6を嵌入してなり
、車軸1は円錐ころ軸受5,6内に嵌入されている。
タイヤハブ2を支承するための従来の軸受装置3は、ハ
ブ2に円筒状のハウジング4を形成腰ハウジング4内面
に軸方向に離間した円錐ころ軸受5,6を嵌入してなり
、車軸1は円錐ころ軸受5,6内に嵌入されている。
ハウジング4内における円錐ころ軸受5,6間の部分に
はグリース溜7が形成され、円錐ころ軸受5,6内、そ
の周囲の空間およびグリース溜7内にはグリースが充満
され、円錐ころ軸受5,6はこのグリースによって潤滑
されている。
はグリース溜7が形成され、円錐ころ軸受5,6内、そ
の周囲の空間およびグリース溜7内にはグリースが充満
され、円錐ころ軸受5,6はこのグリースによって潤滑
されている。
従って従来は潤滑すべき部分の面積に比較して極めて多
量のグリースが使用され、かつグリースの流体抵抗によ
る回転動力損失も大であった。
量のグリースが使用され、かつグリースの流体抵抗によ
る回転動力損失も大であった。
この考案はこのような従来の問題点を解消すべく創案さ
れたもので、必要最小限のグリースによって潤滑を行い
得る軸受装置を提供することを目的とする。
れたもので、必要最小限のグリースによって潤滑を行い
得る軸受装置を提供することを目的とする。
この考案に係る軸受装置は、円錐ころ軸受などのころが
り軸受に軸方向に隣接してグリース溜を設け、ころがり
軸受とグリース溜との間に溶融グリースのみの流通を許
容し得る隔壁を設け、グリースが溶融するような高負荷
時にのみころがり軸受にグリース溜を補給するものであ
る。
り軸受に軸方向に隣接してグリース溜を設け、ころがり
軸受とグリース溜との間に溶融グリースのみの流通を許
容し得る隔壁を設け、グリースが溶融するような高負荷
時にのみころがり軸受にグリース溜を補給するものであ
る。
次にこの考案に係る軸受装置の第一実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第2図および第3図において、軸受装置3は、従来と同
様にハウジング4内に円錐ころ軸受5゜6を収納してな
り、円錐ころ軸受5,6間の部分には、円錐ころ軸受5
,6にそれぞれ隣接して比較的小さいグリース溜8,9
がそれぞれ形成されている。
様にハウジング4内に円錐ころ軸受5゜6を収納してな
り、円錐ころ軸受5,6間の部分には、円錐ころ軸受5
,6にそれぞれ隣接して比較的小さいグリース溜8,9
がそれぞれ形成されている。
各軸受5,6とグリース溜8,9との間には隔壁11.
12がそれぞれ設けられ、この隔壁11.12における
ハウジング4内面近傍には複数の貫通孔13が穿設され
ている。
12がそれぞれ設けられ、この隔壁11.12における
ハウジング4内面近傍には複数の貫通孔13が穿設され
ている。
隔壁11,12,15の内周縁は車軸1の外周に充分近
接され、また貫通孔13は充分小径とされ、これによっ
て隔壁11.12は、高粘度状態のグリースに対してシ
ール性能を有するようになつている。
接され、また貫通孔13は充分小径とされ、これによっ
て隔壁11.12は、高粘度状態のグリースに対してシ
ール性能を有するようになつている。
またグリース溜8,9は所要量のグリースを収容し得る
充分な容量を有し、隔壁11.12はこの容量に応じた
充分な高さとされている。
充分な容量を有し、隔壁11.12はこの容量に応じた
充分な高さとされている。
軸受装置3は、各軸受5,6内およびグリース溜8,9
内にのみグリースが充填され、グリース溜8,9間の空
間14にはグリースが充填されていない。
内にのみグリースが充填され、グリース溜8,9間の空
間14にはグリースが充填されていない。
従って全体のグリース充填量は従来よりもはるかに節減
され、またグリースが溶融するような高負荷時には、車
軸1の回転による遠心力によって溶融グリースが貫通孔
13から軸受5,6方向に流入してグリースの補給が行
われる。
され、またグリースが溶融するような高負荷時には、車
軸1の回転による遠心力によって溶融グリースが貫通孔
13から軸受5,6方向に流入してグリースの補給が行
われる。
従って最小限のグリース量によって軸受5,6を充分に
潤滑し得る。
潤滑し得る。
さらに軸受5,6内のグリース、すなわちタイヤハブ2
と車軸1との相対速度によって流動するグリースは、グ
リース溜8,9内のグリースから絶縁されているので、
ハブ2に加わる流体抵抗を最小限に抑え得る。
と車軸1との相対速度によって流動するグリースは、グ
リース溜8,9内のグリースから絶縁されているので、
ハブ2に加わる流体抵抗を最小限に抑え得る。
グリース溜8,9と空間14との間には隔壁15が設け
られ、グリース溜8,9内のグリースが空間14内に流
入しないようになっている。
られ、グリース溜8,9内のグリースが空間14内に流
入しないようになっている。
ハウジング4における、車軸1が挿入された端部にはオ
イルシール16が設けられ、また他の端部はキャップ1
7によって閉塞され、ハウジング4外へのグリ−流出が
防止されている。
イルシール16が設けられ、また他の端部はキャップ1
7によって閉塞され、ハウジング4外へのグリ−流出が
防止されている。
第4図に示す第二実施例においては、第一実施例の貫通
孔13にかえてスリット18が採用され、溶融グリース
はこのスリット18から流通するようになっている。
孔13にかえてスリット18が採用され、溶融グリース
はこのスリット18から流通するようになっている。
この実施例においても第一実施例と同様の効果が得られ
、グリース流通のための構成としては他の任意の態様を
も採用し得る。
、グリース流通のための構成としては他の任意の態様を
も採用し得る。
前述のとおり、この考案に係る軸受装置は、円錐ころ軸
受などのころがり軸受に軸方向に隣接してグリース溜を
設け、ころがり軸受とグリース溜との間に溶融グリース
のみの流通を許容し得る隔壁を設け、グリースが溶融す
るような高負荷時にのみころがり軸受にグリースを補給
するので、必要最小限のグリースによって潤滑を行い得
るとともに、回転体に加わるグリースの流体抵抗を最小
限に抑え得るという優れた効果を有する。
受などのころがり軸受に軸方向に隣接してグリース溜を
設け、ころがり軸受とグリース溜との間に溶融グリース
のみの流通を許容し得る隔壁を設け、グリースが溶融す
るような高負荷時にのみころがり軸受にグリースを補給
するので、必要最小限のグリースによって潤滑を行い得
るとともに、回転体に加わるグリースの流体抵抗を最小
限に抑え得るという優れた効果を有する。
第1図は従来の軸受装置を示す縦断面図、第2図はこの
考案に係る軸受装置の一実施例を示す縦断面図、第3図
は第2図の■−■矢視線に沿う断面図、第4図は第二実
施例を示す第3図と同様の断面図である。 1・・・・・・車軸、2・・・・・・タイヤハブ、3・
・・・・・軸受装置、4・・・・・・ハウジング、5,
6円錐ころ軸受、7.8,9・・・・・・グリース溜、
11,12・・・・・・隔壁、13・・・・・・貫通孔
、14・・・・・・空間、15・・・・・・隔壁、16
・・・・・・オイルシール、17・・・・・・キャップ
、18・・・・・・スリット。
考案に係る軸受装置の一実施例を示す縦断面図、第3図
は第2図の■−■矢視線に沿う断面図、第4図は第二実
施例を示す第3図と同様の断面図である。 1・・・・・・車軸、2・・・・・・タイヤハブ、3・
・・・・・軸受装置、4・・・・・・ハウジング、5,
6円錐ころ軸受、7.8,9・・・・・・グリース溜、
11,12・・・・・・隔壁、13・・・・・・貫通孔
、14・・・・・・空間、15・・・・・・隔壁、16
・・・・・・オイルシール、17・・・・・・キャップ
、18・・・・・・スリット。
Claims (1)
- ハウジング内面に嵌合されたころがり軸受と、ハウジン
グ外部からハウジング内にまで延在しかつその外周面が
前記ころがり軸受に嵌合された軸とを備えた軸受装置に
おいて、前記ハウジング内には、ころがり軸受に軸方向
に隣接する比較的小さいグリース溜が設けられ、ころが
り軸受とグリース溜との間には軟化グリースまたは溶融
グリースのみの流通を許容し得る隔壁が設けられ、前記
ころがり軸受の反対側で前記グリース溜に隣接する空間
とグリース溜との間にはグリース流通を最小限に防止し
得る隔壁が設けられていることを特徴とする軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11248681U JPS605198Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11248681U JPS605198Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5825894U JPS5825894U (ja) | 1983-02-18 |
JPS605198Y2 true JPS605198Y2 (ja) | 1985-02-16 |
Family
ID=29906812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11248681U Expired JPS605198Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605198Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-07-29 JP JP11248681U patent/JPS605198Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5825894U (ja) | 1983-02-18 |
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