JPS6051690B2 - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
- Publication number
- JPS6051690B2 JPS6051690B2 JP5619178A JP5619178A JPS6051690B2 JP S6051690 B2 JPS6051690 B2 JP S6051690B2 JP 5619178 A JP5619178 A JP 5619178A JP 5619178 A JP5619178 A JP 5619178A JP S6051690 B2 JPS6051690 B2 JP S6051690B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- birefringent crystal
- plate
- crystal plate
- polarization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えば光ファイバー通信における光アイソレ
ータあるいは光変調器としての機能を持つ光学装置の改
良に関するものである。
ータあるいは光変調器としての機能を持つ光学装置の改
良に関するものである。
ハ′−レー −″をA−−μ]ni、一、−とケ4rm
l゛二2本J 小ユ!+つた。
l゛二2本J 小ユ!+つた。
図において、1は偏光子、2はファラデー効果を持つ物
質により作られた板、3は検光子、4は左方から来た光
、5は光の進行軸、6は右方から来た光である。次に動
作について説明する。
質により作られた板、3は検光子、4は左方から来た光
、5は光の進行軸、6は右方から来た光である。次に動
作について説明する。
一般に磁界中におかれた物質を通過する光の偏光面は、
角度φだけ回転する。φ■RHLcosθ (1) ここにHは磁界の強さ、Lは光路長、θは光線と磁界の
なす角、Rはヴエルテ(Verdet)定数とよばれ、
ファラデー(Faraday)効果の大きさを示す定数
である。
角度φだけ回転する。φ■RHLcosθ (1) ここにHは磁界の強さ、Lは光路長、θは光線と磁界の
なす角、Rはヴエルテ(Verdet)定数とよばれ、
ファラデー(Faraday)効果の大きさを示す定数
である。
ファラデー効果の特徴は、物質中に光を往復させた場合
ファラデー効果による偏光面の回転は光の進行方向に対
して反対方向に生ずるので、往路で生ずる回転と復路で
生ずる回転とがたし合わせり、片道の2倍となることで
ある。
ファラデー効果による偏光面の回転は光の進行方向に対
して反対方向に生ずるので、往路で生ずる回転と復路で
生ずる回転とがたし合わせり、片道の2倍となることで
ある。
そこで第1図に返つて説明するとファラデー効果を持つ
物質により作られた板2による偏光面による回転を45
度”になるようにすると、左方から来た光4を偏光子1
によつて偏光子1と同一方向の偏光成分のみが透過され
る。次に結晶体2によつて例えば光の進行方向に向つて
左に45度偏光面が回転される。この偏光面に合わせて
検光子3の偏光方向を合わせ・て置くとこの光は、この
検光子3をほぼ損失なく通過することができる。逆に右
方から来た光6は検光子3によつて検光子3と同一偏光
成分のみが透過される。次に結晶体2によつて偏光面は
光の進行方向に向つて今度は右に45度回転される。こ
の偏光面は偏光子1の偏光面と垂直であるので、偏光子
1を通過することができない。従つて左方から来た光は
右へ通過することができるが、右方から来た光は左へ通
過することができず光アイソレータ作用を持たすことが
できる。従来の光学装置は以上のように構成されている
ので、光ファイバ中を伝搬している光のように無偏光な
光に対しては偏光子によつて50%(3dB)の損失は
さけることができないという欠点があつた。
物質により作られた板2による偏光面による回転を45
度”になるようにすると、左方から来た光4を偏光子1
によつて偏光子1と同一方向の偏光成分のみが透過され
る。次に結晶体2によつて例えば光の進行方向に向つて
左に45度偏光面が回転される。この偏光面に合わせて
検光子3の偏光方向を合わせ・て置くとこの光は、この
検光子3をほぼ損失なく通過することができる。逆に右
方から来た光6は検光子3によつて検光子3と同一偏光
成分のみが透過される。次に結晶体2によつて偏光面は
光の進行方向に向つて今度は右に45度回転される。こ
の偏光面は偏光子1の偏光面と垂直であるので、偏光子
1を通過することができない。従つて左方から来た光は
右へ通過することができるが、右方から来た光は左へ通
過することができず光アイソレータ作用を持たすことが
できる。従来の光学装置は以上のように構成されている
ので、光ファイバ中を伝搬している光のように無偏光な
光に対しては偏光子によつて50%(3dB)の損失は
さけることができないという欠点があつた。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、光ファイバ中を伝搬している光の
ようにほぼ無偏光な光に対してもほとんど損失すること
なく、光アイソレータ等の機械を持つ光学装置を提供す
ることを目的としている。
めになされたもので、光ファイバ中を伝搬している光の
ようにほぼ無偏光な光に対してもほとんど損失すること
なく、光アイソレータ等の機械を持つ光学装置を提供す
ることを目的としている。
以下この発明の一実施例を第2図について説明する。
第2図において、10は入射光線、11は複屈折性結晶
板、例えば一軸結晶からその光軸が表面と傾くように切
り出し平行平板に研摩したもので、一本の光線をこの結
晶板表面に垂直に入射させると、結晶内では互に垂直な
振動面を持つた2本の光線に分かれ、一本は直進し(常
光線)、他の一本は斜めに進む(異常光線)、なおこれ
らの光は結晶板通過後は平行な2本の光線として伝搬す
る。12はYIG等で形成されたファラデー効−果を持
つ物質により作られた板、13は入射光線方向10を軸
とし複屈折性結晶板11と45度の角度を為すように配
置した複屈折性結晶板11と同じ表面と光軸との傾き角
をもつ複屈折性結晶板、14は入射光線方向10を軸と
し複屈折性結晶板.11と−45度を為すように配置し
た複屈折性結晶板11と同じ表面と磁界との傾きをもつ
複屈折性結晶板、15はこれらの複屈折性結晶板11,
13,14の光軸、A−Dは上記各結晶板11〜14の
それぞれの出射面で、この出射面A−Dでの・光の位置
と偏光方向を第3図に示す。
板、例えば一軸結晶からその光軸が表面と傾くように切
り出し平行平板に研摩したもので、一本の光線をこの結
晶板表面に垂直に入射させると、結晶内では互に垂直な
振動面を持つた2本の光線に分かれ、一本は直進し(常
光線)、他の一本は斜めに進む(異常光線)、なおこれ
らの光は結晶板通過後は平行な2本の光線として伝搬す
る。12はYIG等で形成されたファラデー効−果を持
つ物質により作られた板、13は入射光線方向10を軸
とし複屈折性結晶板11と45度の角度を為すように配
置した複屈折性結晶板11と同じ表面と光軸との傾き角
をもつ複屈折性結晶板、14は入射光線方向10を軸と
し複屈折性結晶板.11と−45度を為すように配置し
た複屈折性結晶板11と同じ表面と磁界との傾きをもつ
複屈折性結晶板、15はこれらの複屈折性結晶板11,
13,14の光軸、A−Dは上記各結晶板11〜14の
それぞれの出射面で、この出射面A−Dでの・光の位置
と偏光方向を第3図に示す。
第4図は光の進む様子を側面からみたものである。次に
動作について説明する。第2図において、左方から来た
無偏光な光10は第3図に示されるように複屈折性結晶
板11の結晶内で互いに垂直な偏光を持つ光に分離され
る。
動作について説明する。第2図において、左方から来た
無偏光な光10は第3図に示されるように複屈折性結晶
板11の結晶内で互いに垂直な偏光を持つ光に分離され
る。
次にファラデー効果をもつ物質により作られた板12に
よつてこれらの光は偏光面を45度回転させられる。こ
こでは板12には偏光面が45度回転させられるように
(1)式に従つて磁界が加えられている。板12を出た
光は、複屈折性結晶板13に入る。この結晶板13の光
軸は光線10を軸として複屈折性結晶板11の光軸を4
5度フアラデーノ効果による偏光面の回転方向と同じ向
きになすように置かれている。従つてこの結晶板13の
光軸と平行な偏光方向を持つ光の方がこの結晶内で斜め
に進む。
よつてこれらの光は偏光面を45度回転させられる。こ
こでは板12には偏光面が45度回転させられるように
(1)式に従つて磁界が加えられている。板12を出た
光は、複屈折性結晶板13に入る。この結晶板13の光
軸は光線10を軸として複屈折性結晶板11の光軸を4
5度フアラデーノ効果による偏光面の回転方向と同じ向
きになすように置かれている。従つてこの結晶板13の
光軸と平行な偏光方向を持つ光の方がこの結晶内で斜め
に進む。
そこで、複屈折性結晶板11の厚さt1とこの複・屈折
結晶板13の厚さT2との関係をt1/T2=vΣとす
ることにより、結晶板11を出た2本の光の位置を底辺
とする45度の二等辺三角形の頂点の位置に結晶板13
を出た光の一方が来る。
結晶板13の厚さT2との関係をt1/T2=vΣとす
ることにより、結晶板11を出た2本の光の位置を底辺
とする45度の二等辺三角形の頂点の位置に結晶板13
を出た光の一方が来る。
複屈折性結晶板14はその光軸と、複屈折性結晶板13
の・光軸と90度為すように置かれ、その厚さちはT2
=ちである。この結晶板14の光軸と平行な偏光方向を
持つ光がこの結晶内で斜めに進むから、この結晶板14
を出たところで二つの光は再び一本の光線に合成される
。次に右方から来た光について考えると、複屈折性結晶
板14,13に関しては上記説明の逆の方向に進むだけ
であるがファラデー効果を持つ物質により作られた板1
2を通過した場合は光の進行方向によらず同一方向に4
5度回転するので、複屈折性結晶板11のA面では左方
から来た光10と偏光方向が垂直になるので複屈折性結
晶板11を通過後は、光線10の入射位置とは違つた位
置に出射する。
の・光軸と90度為すように置かれ、その厚さちはT2
=ちである。この結晶板14の光軸と平行な偏光方向を
持つ光がこの結晶内で斜めに進むから、この結晶板14
を出たところで二つの光は再び一本の光線に合成される
。次に右方から来た光について考えると、複屈折性結晶
板14,13に関しては上記説明の逆の方向に進むだけ
であるがファラデー効果を持つ物質により作られた板1
2を通過した場合は光の進行方向によらず同一方向に4
5度回転するので、複屈折性結晶板11のA面では左方
から来た光10と偏光方向が垂直になるので複屈折性結
晶板11を通過後は、光線10の入射位置とは違つた位
置に出射する。
以上の説明から明らかなように、この光学装置を使えば
左の方から入射する無偏光な光と、右の方から入射する
無偏光な光とを完全に分離することができ、光アイソレ
ータとしての機能を持つていることがわかる。
左の方から入射する無偏光な光と、右の方から入射する
無偏光な光とを完全に分離することができ、光アイソレ
ータとしての機能を持つていることがわかる。
特に光ファイバのようにほぼ無偏光な光のアイソレータ
として有効である。
として有効である。
また外部の磁界を変化させることによりファラデ効果に
よる偏光面の回転角を制御することにより光変調器とし
てを使用できる。
よる偏光面の回転角を制御することにより光変調器とし
てを使用できる。
さらに発光素子や光ファイバ等と結合する場合には複屈
折性結晶板11,14の入射光にレンズを設ければよい
。第5図は複屈折性結晶板11,14の前にそれぞれレ
ンズ18を配設し、発光素子16、受光素子17および
光ファイバ19と結合し、上記一本の光ファイバ19を
利用して双方向通信を行なうようにしたものである。な
お発光および受光素子16,17とレンズ18との間に
光ファイバを配設してもよい。以上のようにこの発明に
よれば複数個の複屈折性結晶板の間にファラデ効果を持
つ結晶板を挿入する簡単な構成によつて、ほぼ無変調な
光に対しても、ほとんど損失のない光アイソレータや光
変調器機能を持つ光学装置が得られる効果がある。
折性結晶板11,14の入射光にレンズを設ければよい
。第5図は複屈折性結晶板11,14の前にそれぞれレ
ンズ18を配設し、発光素子16、受光素子17および
光ファイバ19と結合し、上記一本の光ファイバ19を
利用して双方向通信を行なうようにしたものである。な
お発光および受光素子16,17とレンズ18との間に
光ファイバを配設してもよい。以上のようにこの発明に
よれば複数個の複屈折性結晶板の間にファラデ効果を持
つ結晶板を挿入する簡単な構成によつて、ほぼ無変調な
光に対しても、ほとんど損失のない光アイソレータや光
変調器機能を持つ光学装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光学装置を示す斜視図、第2図はこの発
明の一実施例を示す斜視図、第3図および第4図はこの
発明の動作を説明する説明図、第5図はこの発明の他の
実施例を示す構成図である。 図において、11,13,14は複屈折性結晶板、12
はファラデ効果を持つ結晶板である。
明の一実施例を示す斜視図、第3図および第4図はこの
発明の動作を説明する説明図、第5図はこの発明の他の
実施例を示す構成図である。 図において、11,13,14は複屈折性結晶板、12
はファラデ効果を持つ結晶板である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光軸が表面と傾くように平行平板に形成した第1の
複屈折性結晶板と;それぞれ第1の複屈折性結晶板と同
じ表面と光軸との傾き角を持つとともに、それぞれ第1
の複屈折性結晶板の1/√2の厚さを有し、第1の複屈
折性結晶板に対して入射光線方向を軸としてそれぞれ4
5度の角度だけ回転して配置した第2および第3の複屈
折性結晶板と;第1および第2の複屈折性結晶板間に挿
入され、偏光面の回転を45度としたファラデー効果を
持つ物質により作られた板と;を備えていることを特徴
とする光学装置。 2 第1の複屈折性結晶板と第3の複屈折性結晶板は他
の光学系を結合するレンズを有していることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の光学装置。 3 ファラデー効果を持つ物質により作られた板は加え
られる磁界の変化により偏光面の回転量が制御されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲等1項記載の光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5619178A JPS6051690B2 (ja) | 1978-05-11 | 1978-05-11 | 光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5619178A JPS6051690B2 (ja) | 1978-05-11 | 1978-05-11 | 光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54147059A JPS54147059A (en) | 1979-11-16 |
JPS6051690B2 true JPS6051690B2 (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=13020207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5619178A Expired JPS6051690B2 (ja) | 1978-05-11 | 1978-05-11 | 光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051690B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5828561B2 (ja) * | 1978-08-04 | 1983-06-16 | 日本電信電話株式会社 | 光アイソレ−タ |
JP2572627B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1997-01-16 | ティーディーケイ株式会社 | 光アイソレータ及び光サーキユレータ |
US4974944A (en) * | 1988-07-21 | 1990-12-04 | Hewlett-Packard Company | Optical nonreciprocal device |
JPH0820623B2 (ja) * | 1990-06-20 | 1996-03-04 | 株式会社信光社 | 光アイソレータ |
JP2775547B2 (ja) * | 1992-02-17 | 1998-07-16 | 秩父小野田株式会社 | 光アイソレータ |
-
1978
- 1978-05-11 JP JP5619178A patent/JPS6051690B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54147059A (en) | 1979-11-16 |
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