JPS605156Y2 - スイング逆止め弁 - Google Patents

スイング逆止め弁

Info

Publication number
JPS605156Y2
JPS605156Y2 JP1978083549U JP8354978U JPS605156Y2 JP S605156 Y2 JPS605156 Y2 JP S605156Y2 JP 1978083549 U JP1978083549 U JP 1978083549U JP 8354978 U JP8354978 U JP 8354978U JP S605156 Y2 JPS605156 Y2 JP S605156Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
valve
arm
hinge pin
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978083549U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5410530U (ja
Inventor
嘉八 斉藤
Original Assignee
株式会社斉藤鉄工所
株式会社栗本鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社斉藤鉄工所, 株式会社栗本鉄工所 filed Critical 株式会社斉藤鉄工所
Priority to JP1978083549U priority Critical patent/JPS605156Y2/ja
Publication of JPS5410530U publication Critical patent/JPS5410530U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS605156Y2 publication Critical patent/JPS605156Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は弁体が旅回回動自在なアームよって支持され
、弁体の弧状運動によって弁の開閉作動を行うスイング
逆止め弁の改良に係る。
スイング逆止め弁は、前記の如く、アームの節回運動に
よって弁体に弧状運動を起させ、弁の開閉作動をはかる
機構である為、通常の構造のものでは、開弁作動時に於
いて弁体が弁座から離れる瞬間と、閉弁作動時に於いて
弁体が弁座に接触する瞬間とに、アームの回動支点の側
の弁体周端部が弁座と摩擦接触を起し、長期間使用する
うちに弁座のこの部分が摩耗する欠点がある。
この欠点を無くしたスイング逆止め弁として、従来既に
特公昭38−22434号公報に記載のものが提案され
ている。
この従来のスイング逆止め弁は第4図に示すように、弁
体21を支持するアーム22の軸孔23を長孔となして
、ヒンジピン24に取付ケたコイルバネ25による背面
押圧力を弁体の背面のアーム支点から遠い位置の壁面に
作用させ、これによって、開弁作動時には弁体21のア
ーム支点側の端部が反対側の端部よりも先に弁座から離
れるようにし、また、反対に、閉弁作動時にはアーム支
点側の端部が反対側の端部よりも後から弁座に接触する
ようにしている。
この結果、従来のものでは、弁座の部分的摩耗はある程
度防止できるものの、アーム22の支点が長孔支点であ
る為、アーム22の旅回時にガタ付きが発生して、スム
ーズな開閉作動を得ることができず、また、閉弁時にア
ーム支点側の端部が先に弁座と接触するおそれがある。
更に、開弁作動時に、弁体21のアーム22支点側の端
部21aが長孔23による間隙分だけ、弁座面から離れ
てから、弁体21の反対側の端部21bが弁座面から離
れるようになるから、前記端部21aが間隙分だけ離れ
るまでは、前記端部21bは弁座面と接触した状態でヒ
ンジピン24の方へ摺動し、端部21bと弁座面との間
に摺接移動による摩耗が生じるという問題がある。
そこで本考案で解決しようとする技術的課題は、弁体の
開閉時にガタ付きがなく、しかも、アーム支点と反対側
の弁体端部において開閉時に生ずる弁座との間の摺接量
を可及的に少なくして部分的摩耗を防止するようにした
ことにある。
この為の本考案の技術的手段は次の通りである。
即ち、流路開口を有する弁箱と、流路開口を遮断する弁
体と、弁体の背面略中央部を回動自在に支持するアーム
と、アームの基端を回動自在に支持し、弁箱に固定され
たヒンジピンと、ヒンジピンに取付けたコイルバネとか
らなり、コイルバネの端部を、弁体の背面壁のヒンジピ
ンがある位置とは反対側の壁面に当接させて、コイルバ
ネによる背面押圧力を弁体の回動支点部より反ヒンジピ
ン側に作用させ、また流路開口に取付けた弁座とアーム
の当り面との間隙を弁体の厚みよりもわずかに広くし、
更に、弁体が完全閉弁状態となる回動位置で弁体の背面
に当接して弁体が反ヒンジピン側に回動するのを阻止す
るストッパ一部をアームの先端部に形成したことである
前記本考案の技術的手段の作用は次の通りである。
即ち、アームの支点が通常の回動支点で、弁の開閉作動
がスムーズである。
また弁体がアームの先端に回動自在に取付けられ、且つ
、コイルバネによる背面押圧力が弁体の回動支点より外
周側の壁面に加えられていて、開弁時には確実に弁体の
ヒンジピン側の端部の方が先に弁座から離れ、閉弁時に
は確実に反ヒンジピン側端部の方が先に弁座に接触する
ようになる。
また、弁座とアームの当り面との間隙が弁体の厚みより
もわずかに広くて、閉弁状態で弁体のヒンジピン側の端
部がこの間隙と厚みとの差の分だけ移動可能であり、前
記接触・離脱の作用が一層確実に行われる。
更に、弁体のヒンジピン側の端部の移動可能量がわずか
で、弁体開閉作動時の前記移動に伴う弁体の反ヒンジピ
ン側の端部と弁座との摺接量が少ない。
またアームの先端にストッパ一部が形成されていて、弁
体の反ヒンジピン側への回動が阻止される。
本考案の効果は次の通りである。
弁座の部分的摩耗が少なく、長期間に互って精度の高い
止水能力を保持し、弁の耐久性がよい。
また、アームの回動がスムーズで、且つ、アームと弁体
との回動範囲がわずかの範囲に制限されているので、開
閉移動時や静止時に脈流などによる弁体のガタ付きが少
なく、弁体を安定に保持できるとともに、ピンや取付孔
の摩耗が少ない。
以下に本考案のスイング逆止め弁を図面の実施例につい
て説明する。
1は弁箱、2は弁箱1に形成されている流路開口である
流路開口2は2個の略半円形の孔3,3′から戊り、且
つ、この流路開口2には弾性部材製の弁座4,4′が取
付けられている。
5,5′は流路開口を遮蔽する為の弁体であって、この
弁体5,5′はそれぞれアーム6.6′の先端にピン7
.7′によって回動自在に取付けられている。
また、前記アーム6.6′の基端には夫々ピン孔が形成
され、流路開口2の背面側中央部に設けられた1本のヒ
ンジピン8に共に嵌合させられている。
従って、各アーム6゜6′はヒンジピン8を支点として
自由に回動することが可能である。
9はコイルバネであって、ヒンジピン8に嵌装されてお
り、且つコイルバネの両方の線端部はそれぞれ弁体5,
5′の背面壁に接触させられている。
なお、コイルバネ9の線端部と接触する弁体5,5′の
背面壁の位置はヒンジピン8の位置する側の反対側の壁
面、即ち、弁体5,5′のピン7、、7’支持位置を超
えた外周側の壁面である。
従って、この弁体5,5′には、コイルバネ9の押圧力
により、常時矢印A方向へ回動せんとする力が作用して
いる。
また、弁体5,5′のヒンジピン側では、アーム6.6
′のボス11.11’と、弁座4,4′との間隙lが弁
体5,5′の厚みtよりも僅ずかに広くなっている。
従って、開弁状態で弁体5,5′のヒンジピン側の端部
5a、5a’は前記間隙と厚みとの差(1−t)だけ矢
印B方向へ移動することができる。
なお、図示例ではアーム6.6′の先端がピン嵌合部か
ら更に先端側に延び出しており、この先端に弁体係止ス
トッパ一部10.10’が形成されている。
従って、弁体5,5′は正常位置から逆A方向へは回動
できないので閉弁時などに弁体5.5′を安定に保持す
ることが可能である。
次に、上記スイング逆止め弁の作動について説明する。
先ず閉弁状態では、第1図の如く、弁体5.5′が弁座
4,4′に接触している。
しかし、この際、弁体の弁座面への圧着力はコイルバネ
9の押圧力によっている為、全周に亘って同一ではなく
、弁体のヒンジピン側の端部5a、5a’では弁座への
圧着力が弱く、反対に反ヒンジピン側の端部5b、5b
’では圧着力が強くなっている。
この為、弁箱1内に流体が上流側、即ち弁体5゜5′の
正面側から流入してきた時には、その流体圧力によって
、弁体5,5′がピン7を支点として、l−tだけ矢印
B方向に移動し、先ず弁体5.5′のヒンジピン側の端
部5a、5a’が弁座から離れ、この弁体傾斜状態でア
ームが回動して、開弁することになる。
また開弁状態では、弁体5. 5’はコイルバネ9の作
用により、常時傾斜状態にあるから、閉弁作動の際にも
、その傾斜状態のままで弁座面に到達し、先ず、弁体5
゜5′の外周側の端部5b、5b’が弁座に接触し、そ
の後に、ヒンジピン側の端部5 a、 5a’が弁座
に接触するようになる。
このように弁体が開閉作動する際には弁体のヒンジピン
側の端部5a、5a′が弁座から1−tだけ浮き上がっ
た状態となるので、当該端部5a、5a’が開閉作動時
に弁座を摩擦することがなく、従って、弁座が摩耗する
こともない。
なお、実施例では、弁体5,5′と接触する当り面は、
アーム6.6′のボス11.11’になっているが、ボ
ス以外のアームの中間部分に別個に当り面を形成しても
よい。
また、実施例では流路開口2が2個の孔3,3′から戊
るが、流路開口が1個の孔から威り、1個の弁体で遮蔽
するようにしたものにも、本考案を利用することができ
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は背面図、第3図は他の実施例の作動を示す要部の拡
大断面図、第4図は従来例の断面図である。 1・・・・・・弁箱、2・・・・・・流路開口、4・・
・・・・弁座、5・・・・・・弁体、6・・・・・・ア
ーム、7・・・・・ゼン、8・・・・・・ヒンジピン、
9・・・・・・コイルバネ、11・・・・・・当り面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流路開口を有する弁箱と、流路開口を遮断する弁体と、
    弁体の背面略中央部を回動自在に支持するアームと、ア
    ームの基端を回動自在に支持し、弁箱に固定されたヒン
    ジピンと、ヒンジピンに取付けたコイルバネとからなり
    、コイルバネの端部を、弁体の背面壁のヒンジピンがあ
    る位置とは反対側の壁面に当接させて、コイルバネによ
    る背面押圧力を弁体の回動支点部より反ヒンジピン側に
    作用させ、また流路開口に取付けた弁座とアームの当り
    面との間隙を弁体の厚みよりもわずかに広くし、更に、
    弁体が完全閉弁状態となる回動位置で弁体の背面に当接
    して弁体が反ヒンジピン側に回動するのを阻止するスト
    ッパ一部をアームの先端部に形成したことを特徴とする
    スイング逆止め弁。
JP1978083549U 1978-06-16 1978-06-16 スイング逆止め弁 Expired JPS605156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978083549U JPS605156Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 スイング逆止め弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978083549U JPS605156Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 スイング逆止め弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5410530U JPS5410530U (ja) 1979-01-24
JPS605156Y2 true JPS605156Y2 (ja) 1985-02-16

Family

ID=29005441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978083549U Expired JPS605156Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 スイング逆止め弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605156Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184777A (ja) * 1984-02-29 1985-09-20 Kurimoto Iron Works Ltd 逆止弁
WO2017066167A1 (en) * 2015-10-16 2017-04-20 Borgwarner Inc. Bypass valve for turbocharger

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427133Y2 (ja) * 1975-04-17 1979-09-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5410530U (ja) 1979-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5116366A (en) Prosthetic heart valve
US3965531A (en) Infinite position door hold open
US5152785A (en) Prosthetic heart valve
FR2497536A1 (fr) Ensemble de fermeture de porte
US4808180A (en) Prosthetic heart valve
US5123920A (en) Prosthetic heart valve
JPS605156Y2 (ja) スイング逆止め弁
US4601719A (en) Single leaflet valve
US5246453A (en) Prosthetic heart valve
JPH056366Y2 (ja)
JP2008308853A (ja) ドアチェック装置
JPH0333384A (ja) 閉鎖用ばねを有するヒンジ、好ましくは家具用ヒンジ
JPH0627555B2 (ja) 逆止弁
JP2000510938A (ja) 平板遮蔽部材を有する蛇口カートリッジ
US6375175B1 (en) Lifting mechanism
JPH074532A (ja) バタフライ弁
JP2530175Y2 (ja) 車両用ドアヒンジ装置
JP2022120234A5 (ja)
JP3414706B2 (ja) 扉閉鎖順位調整器
JPS5814286Y2 (ja) バタフライ弁
JP3408764B2 (ja) 回転弁の位置決め構造
JP3011701B1 (ja) 扉閉鎖装置
JPH0121253Y2 (ja)
JP3418254B2 (ja) フロアヒンジ
JPH02167975A (ja) フロアーヒンジ