JPS6051514B2 - 無溶剤型感圧性接着剤組成物の製造方法 - Google Patents

無溶剤型感圧性接着剤組成物の製造方法

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JPS6051514B2
JPS6051514B2 JP55187364A JP18736480A JPS6051514B2 JP S6051514 B2 JPS6051514 B2 JP S6051514B2 JP 55187364 A JP55187364 A JP 55187364A JP 18736480 A JP18736480 A JP 18736480A JP S6051514 B2 JPS6051514 B2 JP S6051514B2
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JP
Japan
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sensitive adhesive
adhesive composition
isocyanate groups
solvent
pressure
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JP55187364A
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邦夫 柳沢
康彦 大山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無溶剤型感圧性接着剤組成物の製造方法に関
する。
従来より感圧性接着剤層を形成する方法としては、天
然ゴム、合成ゴム又はアクリル酸エステル系樹脂等に粘
着付与剤、充填剤、架橋剤及ひ触媒などを添加した混合
物を有機溶剤に溶解させ合成樹脂フィルム又はシート等
の基材に塗布し、加熱乾燥して溶剤を蒸発させる方法や
上記混合物を水中に分散させたエマルジョンを同様に基
材に塗布し、加熱乾燥して水を蒸発させて基材上に感圧
性接着剤層を形成させる方法が主に行なわれている。
しかしながらこのような方法では前者の場合多量の溶剤
を使用するので安全面、環境汚染面で溶剤の乾燥ならび
に回収の為に大がかりな設備を必要としコスト的に高く
つき、又後者の場合水の蒸発に多量のエネルギーを消費
するという欠点が あつた。 最近、従来の溶剤型のも
のに代つて無溶剤型の感圧性接着剤が各種研究開発され
ており、例えば特開昭51−102030号公報ではポ
リウレタ樹脂に種々の粘着付与樹脂を添加することによ
り接着性及び粘着性の向上を計を方法が開示されている
が、比較的分子量の小さい粘着付与樹脂が使用されてい
るので被着体へ粘着テープを貼り付けた場合経時的に粘
着付与樹脂が被着体の方へ移行したり、又高温雰囲気等
の悪条件下で使用される場合粘着付与樹脂が溶融して接
着物性が低下する等の欠点があつた。
本発明は叙上の如き現状にかんがみ、接着力、粘着力
共に大きくて両者のバランスが十分であり、高温雰囲気
下においても粘着剤の被着体への移行性がなく、接着物
性の経時変化のない無溶剤型のポリウレタン感圧性接着
剤組成物を提供することを目的としてなされたものであ
り、その要旨は、少なくとも2個以上の水酸基を有する
ポリエ’−テルポリオールAと、イソシアネート基と化
学反応性の高い活性水素を2個以上有し且つイソシアネ
ート基と化学反応性の低いフェノール性水酸基を有する
化合物Bを混合した後、少なくとも2個以上のイソシア
ネート基を有するポリイソリア・ネートCを、NCO/
OH当量比が0.95〜1.20になるように添加する
ことを特徴とする無溶剤型感圧性接着剤組成物の製造方
法に存する。
本発明において使用される少なくとも2個以上の水酸基
を有するポリエーテルポリオールAとしては平均分子量
が500〜10000、好ましくは1000〜5000
の液状物又は50〜100℃で加熱することにより液状
になるもので、例えばポリオキシエチレングリコール、
ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシトリメ
チレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコー
ル、ポリオキシブチレングリコール及びこれらの混合物
等のポリエーテルジオール類、ポリオキシプロピレント
リオールやポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
トリオールなどのポリエーテルトリオール及び前記ポリ
エーテルジオール類の分子内にトリメチロールプロパン
、グリセリン、ペンタエリスリトールなどを共縮合させ
たものやこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において使用される化合物Bとはイソシアネート
基と化学反応性の高い活性水素を2個以上有し且つイソ
シアネート基と化学反応性の低いフェノール性水酸基を
有するものであり、例えばアルカリ触媒下でフェノール
とホルムアルデヒドとの反応により得られる2個以上の
メチロール基を有する初期の付加反応生成物であるレゾ
ールや各種メチロールフエノールが挙げられ、具体的に
は、2,4−ジメチロールフエノール、2,6ージメチ
ロールフエノール、2,4,6−トリメチロールフェノ
ール、4,4″−ジヒドロキシテトラメチロールジフエ
ニルメタンなどのジメチロールのジフエノール誘導体、
前記ジ又はトリメチロー、ルフエノール同志の間で脱水
及び脱ホルムアルデヒド反応によりメチレン化したもの
及びこれらの混合物など、さらにオルトー、メター又は
バラ−クレゾールのジメチロール化物やこれらの誘導体
などが挙げられる。
又、本発明において使用されるポリイソシアネートCと
しては2,4ートルエンジイソシアネート及び2,6ー
トルエンジイソシアネート又はその混合物、1,5−ナ
フチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、4,4′−ジフ今エニルメタンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネート及びこれらの混合物等の脂肪族、芳香族又は脂
環族ジイソシアネート、4,4″,4″″一トリフェニ
ルメタントリイソシアネート、トリメチロールプロパン
1モル及びトルエンジイソシアネート3モルからの又は
ペンタエリスリトール1モル及びトルエンジイソシアネ
ート4モルからの付加化合物であるトリ又はテトライソ
シアネートなどが挙げられる。
本発明の製造方法においては、上記の少なくとも2個以
上の水酸基を有するポリエーテルポリオフールAに化合
物Bの所定量を添加混合し、次いで少なくとも2個以上
のイソシアネート基を有するポリイソシアネートCを所
定量添加し、均一になるように混合攪拌するのである。
そして例えばこの感圧性接着剤組成物をテープニー基材
上にロールコーター、ナイフコーター等を使用して数十
〜数百μとなるように塗布し、加熱せしめれば感圧性接
着剤とすることができる。しかして本発明におけるポリ
イソシアネートCの添加量は、ポリエーテルポリオール
Aと化合物Bの水l酸基に対し、NCO/0H当量比が
0.95〜1.20になる範囲に定められるのであり、
これはNCO/0H当量比が0.95以下の場合は未反
応の水酸基が多数残存し、高分子量化しないのですぐれ
た凝集力が期待できず、又NCO/0H当量比が1.2
0以下の場合は過剰のイソシアネート基が存在するので
アロフアネート結合等の副反応が進行して高度に架橋が
生じて弾性率が高くなりすぎて接着力が低下し接着剤と
しては不適なものしか得られないがらである。又、化合
物Bの添加量が少なすぎても効果が期待され難く、又多
すぎてもポリエーテルポリオールAの有する柔軟性が損
なわれ接着剤の弾性率が高くなりすぎて接着性が低下す
る傾向にあるので、ポリエーテルポリオールAに対しモ
ル比で0.05〜2.0の使用量とするのが好ましく、
より好ましくは0.1〜1.0である。本発明における
化合物Bはイソシアネート基と化学反応性の高い活性水
素を2個以上有しており、ポリエーテルポリオールAと
混合された後、ポリイソシアネートCが添加されるので
、ポリイソシアネートCと反応することによりポリエー
テルポリオールAと共にポリウレタンの主鎖部を形成し
うる。
又、上記化合物Bはイソシアネート基と化学反応性の低
いフェノール性の水酸基を有しており、この官能基はイ
ソシアネート基との反応によりポリウレタンの主鎖部の
形成には殆ど関与しないのでイソシアネート基と水酸基
との反応によつて高分子量化した後も殆どがそのまま残
存する。尚、本発明においては必要に応じて公知の粘着
性付与樹脂、反応触媒、充填剤、紫外線吸収剤又は抗酸
化剤等の劣化防止剤等を添加してもよく、又本発明によ
つて得られる感圧性接着剤組成物は無溶剤型のものであ
るが、粘度が高すぎてテープ基材への塗布が難しい場合
は少量の有機溶剤で希釈してもなんらさしつかえない。
本発明における感圧性接着剤組成物は上述の如くポリエ
ーテルポリオールAと化合物Bを混合した後、ポリイソ
シアネートCを添加することによつて製造されるので、
上記化合物Bのイソシアネート基と化学反応性の高い活
性水素がポリイソシアネートCと反応してポリエーテル
ポリオールAと共にポリウレタンの主鎖部を形成して高
分子量化し、又化合物Bのイソシアネート基と化学反応
性の低いフェノール性の水酸基などの官能基は、イソシ
アネート基との反応にはほとんど寄与せずにイソシアネ
ート基と水酸基との反応によつて高分子量化した後も略
そのまま残存しており、主鎖部の極性か高まり接着力,
粘着力共に向上し、被着体への接着剤の移行性のない耐
熱性にすぐれた感圧性接着剤が得られる。
本発明で得られる感圧性接着剤組成物は無溶剤なのでプ
ラスチックフィルム又はシート,アルミや銅等の金属箔
,紙及びこれらのラミネート物などに安全にかつ容易に
途布することができる。
以下本発明を実施例により説明する。実施例1 平均分子量3000のポリオキシプロピレングリコール
(PPG−3000;三井日曹ウレタン社製)100,
(3重量部に対しO・8鍾量部の平均分子量500のレ
ゾール型フェノール樹脂を添加混合して得られた液状物
に、平均官能基数が2.4のポリイソシアネート(デス
モジユール44V−20:住友バイエル社製)5.1重
量部を上記ポリオキシプロピレングリコールの水酸基と
レゾール型フェノール樹脂のメチロール基の水酸基との
合計に対しNCO/0H当量比が1.05になるように
添加混合し、さらに反応触媒としてジブチル錫ジラウレ
ートを0.踵量部添加し混合攪拌して得られた混合液状
物を厚み25μのポリエチレンテレフタレートフィルム
上にロールコーターで50μ厚に塗布し、80℃で5分
間加熱しさらに常温で24時間熟成して感圧性接着テー
プを作成した。
この感圧性接着テープを雰囲気温度20℃,相対温度6
0%の環境下で測定した接着物性を第2表の実施例1の
欄に示す。
実施例2〜3 実施例1のレゾール型フェノール樹脂を使用して、第1
表の配合組成表に示すように該レゾール型フェノール樹
脂の添加量を変えた系について実施例1と同様にして感
圧性接着テープを作成した。
これらの接着テープの接着物性を測定した結果を第2表
の実施例2及び3の欄に示す。比較例1〜4 実施例1のレゾール型フェノール樹脂及び平均官能基数
が2.4のポリイソシアネートを使用して、第1表の配
合組成表に示すように該レゾール型フェノール樹脂の添
加量、又はNCO/0H当量ノ比が本発明の範囲外の系
について実施例1と同様にして感圧性接着テープを作成
した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも2個以上の水酸基を有するポリエーテル
    ポリオールAと、イソシアネート基と化学反応性の高い
    活性水素を2個以上有し且つイソシアネート基と化学反
    応性の低いフェノール性水酸基を有する化合物Bを混合
    した後、少なくとも2個以上のイソシアネート基を有す
    るポリイソシアネートCを、NCO/OH当量比が0.
    95〜1.20なるよう添加することを特徴とする無溶
    剤型感圧性接着剤組成物の製造方法。
JP55187364A 1980-12-26 1980-12-26 無溶剤型感圧性接着剤組成物の製造方法 Expired JPS6051514B2 (ja)

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