JPS60512Y2 - ブレ−キ冷却装置 - Google Patents

ブレ−キ冷却装置

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Publication number
JPS60512Y2
JPS60512Y2 JP11355778U JP11355778U JPS60512Y2 JP S60512 Y2 JPS60512 Y2 JP S60512Y2 JP 11355778 U JP11355778 U JP 11355778U JP 11355778 U JP11355778 U JP 11355778U JP S60512 Y2 JPS60512 Y2 JP S60512Y2
Authority
JP
Japan
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brake
air
drum
hole
lining
Prior art date
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Expired
Application number
JP11355778U
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English (en)
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JPS5531005U (ja
Inventor
恒夫 鈴木
Original Assignee
日産デイ−ゼル工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラック、バス等の大型車両のブレーキ系の
一部又は全部にエアを利用したブレーキ装置のエアマス
タまたはエアチャンバの排気をチューブを介してブレー
キドラムのバックプレートからブレーキドラムとブレー
キライニング付近に吹き付けるように構成したブレーキ
冷却装置に関する。
自動車等のブレーキ装置において、降板時等にブレーキ
の使用頻度が高くなるとブレーキドラム、ブレーキライ
ニング等が高温となり、熱変質によるライニングのフェ
ード現象あるいは早期摩耗等が発生しブレーキの性能、
機能を低下させ重大事故につながるおそれがある。
そのために、例えば特開昭48−3163咥公報に記載
されているようにブレーキ系に利用するエアーの排気で
ブレーキドラムとブレーキライニングを冷却する技術が
知られている。
しかしながら、ブレーキ装置は限られた狭い空間に冷却
空気を送るものであるから、ブレーキドラムとブレーキ
ライニングとの隙間に排出空気すなわち排気を好適に送
ることはきわめて困難であった。
またブレーキドラムとブレーキライニング付近に空気を
吹き付けるノズルを設ける技術は、例えば特開昭52−
90776号公報および特公昭49−1343号公報等
に記載されている。
しかしながら、ノズルの設けることはブレーキ作用自体
から見て余計な部品であり、しかも狭い空間に設けねば
ならないので、とかく他のブレーキ作動部品の邪魔にな
る。
したがって本考案の目的は、特別な部品を設えることな
く、熱的に最も厳しいブレーキドラムとブレーキライニ
ングとの隙間に空気が流れるように、エアマスタの排出
空気またはエアチャンバの排出空気をブレーキ作動時毎
にドラム内に吹き出してライニング等の冷却を行い、ブ
レーキの性能機能の低下を防止することのできるブレー
キ装置を提供するにある。
本考案によれば、バックプレートに立設し、ブレーキシ
ューを揺動させるためのアンカーピンに孔を設け、その
孔に排気を導く前記チューブを連通させである。
したがって、従来設けられているアンカーピンに単に孔
を設け、そこに排出空気すなわち排気を導くチューブを
連通させればよく、耐久性も向上し、重量の増加が全く
ない。
またアンカーピン自体も排気で冷却され、ブレーキ装置
全体の信頼性を向上させることができる。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する 第1図は本考案を実施した全体の系統図を示し、第1図
において、1はエアマスタ、2はマスタシリンダ(図示
せす)よりの加圧オイル入口、3はニアリザーバ(図示
せず)よりの加圧空気入口、4,4はホイールシリンダ
(図示せず)への加圧オイル出口、5は排気(加圧空気
)口、6はチューブ、7はブレーキドラム、8はバック
プレートである。
従来はエアマスタ1の排気口5から大気中へ放出してい
た加圧空気(排気)をブレーキ作動時毎にチューブ6を
介してバックプレート8からブレーキドラム7内へ放出
させ、ライニング等の冷却を行うものである。
第2図a、 bは本考案の具体例を示し、9はブレーキ
シュー 10はブレーキライニング、11はホイールシ
リンダ、12はブレーキブラケット、13はアンカーピ
ンでエアマスタ排気口からの加圧空気(排気)をアンカ
ーピン13内に設けた孔13aからブレーキドラム7と
ブレーキライニング10との隙間へ放出させるものであ
る。
この場合ブレーキドラムとブレーキライニングとの間に
排気が入り込むのを助けるガイドを設けるようにすると
よい。
本考案にかかるブレーキ冷却装置によれば次のような優
れた作用効、果を奏するものである。
([)ブレーキ作用の毎にライニングが冷却されるので
、安定した性能、機能が保持され耐久性が大である。
(11)従来、ダクトをバックプレートに取付けて走行
時のラム圧を利用して大気を導くものと比較して長い降
板路でしかもカーブが多く車速が低くラム圧が期待でき
ないような場合でも充分安定した性能が得られる。
また大気導入ダクト式では降雨時どうしても泥水がドラ
ム内へ浸入してしまいかえって性能の劣化をまねくが、
本考案にかかるブレーキ冷却装置ではドラム内に伝水が
浸入する恐れはない。
(iji) 圧縮空気をドラム内へ放出するので断熱
膨張により冷却性が大である。
(1功 ブレーキ作動毎にブレーキペダルを戻すと空
気を放出するので安定した冷却効果が得られる。
(V) 従来からあるアンカーピンの孔にチューブを
連通させればよく、特別な部品を必要とせず構造が簡単
で重量が増加せず、従来部品に単に孔をあければよいの
で製造が容易である。
(vll アンカーピンの孔を通る排気によってピン
状部材自体が冷却され、ブレーキ装置全体の信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるブレーキ冷却装置の系統図、第
2図a、 bは本考案の一実施例を示し、aは右半分を
断面で示す正面図、bはaのA−A線断面図である。 1・・・・・・エアマスタ、2・・・・・・マスタシリ
ンダよりのオイル入口、3・・・・・・ニアリザーバよ
りの空気入口、4・・・・・・ホイールシリンダへのオ
イル出口、5・・・・・・排気出口、6・・・・・・チ
ューブ、7・・・・・・ブレーキドラム、8・・・・・
・バックプレート、10・・・・・・ブレーキライニン
グ、13・・・・・・アンカーピン、13a・・・・・
・孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキ系の一部又は全部にエアを利用したブレーキ装
    置のエアマスタまたはエアチャンバの排気をチューブを
    介してブレーキドラムのバックプレートからブレーキド
    ラムをブレーキライニング付近に吹き付けるように構成
    したブレーキ冷却装置において、バックプレートに立設
    し、ブレーキシューを揺動させるためのアンカーピンに
    孔を設け、その孔に排気を導く前記チューブを連通させ
    たことを特徴とするブレーキ冷却装置。
JP11355778U 1978-08-21 1978-08-21 ブレ−キ冷却装置 Expired JPS60512Y2 (ja)

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JP11355778U JPS60512Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 ブレ−キ冷却装置

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JP11355778U JPS60512Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 ブレ−キ冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS5531005U JPS5531005U (ja) 1980-02-28
JPS60512Y2 true JPS60512Y2 (ja) 1985-01-09

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ID=29063480

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3133162C2 (de) * 1981-08-21 1984-08-02 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Vorrichtung zum galvanischen Abscheiden von Aluminium
JPS59178370U (ja) * 1983-05-09 1984-11-29 石田 基芳 被メツキ体等の処理槽に於る乾燥処理液剤蒸散防止構造

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Publication number Publication date
JPS5531005U (ja) 1980-02-28

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