JPS6050913B2 - 大島紬の絣糸の染色法 - Google Patents

大島紬の絣糸の染色法

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JPS6050913B2
JPS6050913B2 JP55162971A JP16297180A JPS6050913B2 JP S6050913 B2 JPS6050913 B2 JP S6050913B2 JP 55162971 A JP55162971 A JP 55162971A JP 16297180 A JP16297180 A JP 16297180A JP S6050913 B2 JPS6050913 B2 JP S6050913B2
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kasuri
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dyed
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隆蔵 平田
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は大島紬に使用する絣糸の染色法に関するもの
である。
従来より泥染大島紬に使用する絣糸は、ます絣織締ムシ
ロを作製し、その後その絣織締ムシロを泥染して地色を
黒一色に染め上げ、それを大島紬が織り上げられるよう
に加工して泥染大島紬を作つていた。
上記泥染大島紬の絣糸の模様は、第1図に示すように締
機に依り絹糸1を締る綿糸2の引込本数を加減すること
により泥染後の模様を種々なものとしていた。例えば第
1図に示した絣織締ムシロを解すと第2図に示す様な点
模様の絣糸が形成されるものである。さらに上記綿糸2
の引込本数によつて点模様のほかに、その点模様に大小
を付けたもの、綿模様のもの等の種々の絣糸の模様を形
成していた。上記絣糸を使用して織り上げて、横糸に絣
糸だけを使用する第3図のような総絣の製品となる。ま
た、藍色を全面あるいは部分的に先染した絹糸や、化学
染料で淡色を先染した絹糸を上記同様の絣織締ムシロに
形成し、その絣織締ムシロを泥染して黒地に染め上げた
絣糸を使用することにより、第4図に示すように黒地3
に藍色4の点模様を有する織り上げられた製品が出来上
がる。しカル上記方法により出来上がる絣糸は模様が単
純なので、完成した製品は地味なものばかりであつた。
この発明は上記欠点を解決したもので絣糸に独特の模様
を形成するものてある。
まず、従来と同様に絣織締ムシロ5を作成する。
その後、絣織締ムシロ5の絹糸6を締めてい・る綿糸7
と綿糸7の中間の所謂泥染後に地色が黒く染まる部分8
の絹糸6に市販されている防染剤による防染液を塗り、
乾燥して固めた後に、泥土又は化学染料や植物染料によ
り染色を行なう。染め上げの終了後、上記防染剤を除去
すると、その門防染剤を塗布した部分が白抜きとなる。
藍や其の他の淡色を先染した絹糸を絣織締ムシロとした
場合には、防染剤を除去した後も先染の色が残存するの
で、その部分を脱色して白抜きとする。上記方法によつ
て形成された綿糸7,7″間の絹糸6の白抜きの部分に
大島紬の図柄として必要な色を、絣織締ムシロ5へ図案
に合わせてすりこみ用の器具を使用して染液をすりこん
で模様を染め出すすりこみ染によりすりこみ地色9を着
色する。その時前記黒く染まる部分8の内、すりこみ地
色9が行なわれていない部分は第6図に示すようにもと
の地色9″のまま残るものである。上記方法により第7
図に示すように点絣模様10のほかに、すりこみ着色の
すりこみ模様11による地色、及び、前記点絣模様10
とすりこみ模様11以外の黒く染められた部分が残存し
ている黒色模様12とで全体の模様が形成される。この
方法により形成された絣糸を織り上げることにより黒の
地色の一部に他の色の地色が存在し、且つ点状の模様が
あるので、従来にはない泥染の総絣の大島紬が出来るも
のである。上記方法によつて作られる絣糸により、従来
とは異なつた感覚の大島紬が出来上がるものである。
特に種々な色合いの模様が形成されるので、従来の冷め
たい感じの模様が多かつた大島紬に対して、やわらかみ
感のある模様が形成できるものである。というのは、従
来の泥染大島の作製における泥染行程では、地色のすり
こみ染が不可能であつたので、地色が黒地一色である製
品しか出来なかつたからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の泥染大島紬の絣織締ムシロの平面図、第
2図は同絣糸の正面図、第3,4図は従来の泥染大島紬
の模様を示した平面図、第5,6図はこの発明の絣糸を
形成する絣織締ムシロの平面図、第7図は同絣糸の完成
した正面図、第8図は同絣糸を使用した泥染大島紬の模
様を示した平面図である。 図において、1・・・絹糸、2・・・綿糸、3・・・黒
地、4・・・先染した色又は白の点絣、5・・・絣織締
ムシロ、6・・・絹糸、7,7″・・・綿糸、8・・・
黒く染まる部分、9・・・すりこみ地色、9″・・・地
色、10・・・点絣模様、11・・・すりこみ模様、1
2・・・黒色模様。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 締機に依り綿糸の引込本数を調整して絣織締ムシロ
    5を形成する。 その後、上記絣織締ムシロ5の絹糸6を締めている綿糸
    7、7′間の中間部分8の絹糸6に防染液を塗布する。
    その防染液が乾燥固結後、前記絣織締ムシロ5を泥土又
    は化学染料や植物染料により染色を行う。染色後前記防
    染液を除去する。その後防染液を除去した白抜き部分に
    適宜模様をすりこみ染によりすりこみ地色9として着色
    する。 上記工程により、点絣模様10のほかに、すりこみ着色
    のすりこみ模様11による地色及び、前記点絣模様10
    とすりこみ模様11以外の黒く染められた部分が残存し
    ている黒色模様12とで全体の模様が形成されることを
    特徴とする大島紬の絣糸の染色法。
JP55162971A 1980-11-17 1980-11-17 大島紬の絣糸の染色法 Expired JPS6050913B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204514U (ja) * 1986-06-17 1987-12-26
CN111411443A (zh) * 2020-04-01 2020-07-14 无锡市红博面料馆有限公司 一种利用植物染色纱线的织造工艺及纺织面料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204514U (ja) * 1986-06-17 1987-12-26
CN111411443A (zh) * 2020-04-01 2020-07-14 无锡市红博面料馆有限公司 一种利用植物染色纱线的织造工艺及纺织面料

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