JPH0250226B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0250226B2
JPH0250226B2 JP61075229A JP7522986A JPH0250226B2 JP H0250226 B2 JPH0250226 B2 JP H0250226B2 JP 61075229 A JP61075229 A JP 61075229A JP 7522986 A JP7522986 A JP 7522986A JP H0250226 B2 JPH0250226 B2 JP H0250226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
dyed
warp
satin
dyeing
Prior art date
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Expired
Application number
JP61075229A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62231046A (ja
Inventor
Shigeru Kamibayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMIBAYASHI KK
YAMADA SENKO KK
Original Assignee
KAMIBAYASHI KK
YAMADA SENKO KK
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Publication date
Application filed by KAMIBAYASHI KK, YAMADA SENKO KK filed Critical KAMIBAYASHI KK
Priority to JP61075229A priority Critical patent/JPS62231046A/ja
Publication of JPS62231046A publication Critical patent/JPS62231046A/ja
Publication of JPH0250226B2 publication Critical patent/JPH0250226B2/ja
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  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リボン、就中、サテン織リボンを製
造、販売する産業分野で利用されるものである。
(従来の技術) 表裏両面が異色の着色サテン織リボンを製造す
る場合に、従来は、所謂「先染め」と称して、予
め異色に染色した2色種の経糸と、該経糸のうち
のいづれか一方の色と同一色に染色した緯糸とを
準備し、これを用いて、該2色種の経糸が夫々各
別にリボンの表裏に浮織表出されるように、サテ
ン織の常法にしたがつて織成する手段、或は同一
色に染色された経糸及び緯糸を用いて表裏同色の
サテン織リボンを織成した後、該リボンの片面に
異色の着色材をコーテイングする手段等が採用さ
れている。
また、公知ではないが、両面異色の着色サテン
織リボンの製造法において、リボンの表裏両面に
各別に浮織表出される経糸に被染色性を異にする
2種の糸条を用いると共に、緯糸に上記2種の経
糸のうちのいづれか一方の経糸と同一の糸条を用
いてサテン織リボンを織成する工程と、上記2種
の経糸のうちの一方の経糸は染色するが、他方の
経糸は染色し得ない染料を用いて上記サテン織リ
ボンを染色処理する工程と、上記2種の経糸のう
ちの既染色の経糸は染色し得ないが未染色の経糸
は異色に染色する染料を用いて上記サテン織リボ
ンを染色処理する工程とから成る両面異色の着色
サテン織リボンの製造法(特願昭61年26558号)
が本発明の出願人によつて先に出願されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の従来例において、公知例中の前者の場合
は、予め糸を異色に染色して準備しておく必要が
あるため、その準備と在庫量の管理が煩雑である
と共に、一方の染め糸が不足した場合はリボンの
織成が不可能になると言う大きな欠点があり、且
つ多量の糸を染色するうちには必ず染め斑を生じ
て、均一な色調のサテン織リボンを織成し難い場
合が多いと言う欠点があり、また、公知例中の後
者の場合は、着色材のコーテイングにより感触が
硬くなり、且つサテン特有の光沢が失なわれるた
め、サテン織リボンとして風合が著しく低下する
と共に、均一なコーテイングと言う煩雑にして熟
練を要する処理作業を必要とする問題がある。
さらに、前記特願昭61年26558号の場合は、先
染め手段によることなく、サテン織リボンを織成
した後に染色すると言う、所謂「後染め」の手段
を採用して、先染め糸の準備に要する手間及び先
染め糸の使用から生じる諸種の欠点を除去し、表
裏に均一にして斑のない美麗な色調の異色面を備
え、且つサテン特有のソフトにして滑らかであ
り、且つ独特の光沢を備えた感触、風合の良好な
両面異色の着色サテン織リボンを製造し得ると言
う多大な利点を有してはいるが、その反面、2回
に亘つて染色する所謂「2浴染色処理法」を採用
しているため、非能率的であると共に、使用電力
等のエネルギーの無駄が多く不経済であると言う
問題がある。
本発明は、上記の欠点を除去するために研究開
発されたもので、後染め手段による改良された両
面異色の着色サテン織リボンの製造法を提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る両面異色の着色サテン織リボンの
製造法は、両面異色の着色サテン織リボンの製造
法において、リボンの表裏両面に各別に浮織表出
される経糸に被染色性を異にする2種の糸条を用
いると共に、緯糸に上記2種の経糸のうちいづれ
か一方の経糸と同一の糸条を用いてサテン織リボ
ンを織成した後、上記2種の経糸のうちの一方の
経糸は染色するが、他方の経糸は染色し得ない染
料と、これとは逆に、上記の一方の経糸は染色し
得ないが、上記の他方の経糸は染色する染料とを
混合して成る混合染料溶液により上記サテン織リ
ボンを1浴染色処理して、該リボンの表裏両面を
同時に異色に染色することを特徴とするものであ
る。
(作用) したがつて、本発明によれば、1回の染色処理
(1浴染色処理)のみにより被染色性を異にする
2種の経糸の双方が同時に異色に染色されて、サ
テン織リボンの表裏両面が夫々異色に着色され、
また、その緯糸は上記2種の経糸のうちのいづれ
か一方の経糸と同色に着色されることになる。
(実施例) 経糸に被染色性を異にするナイロン糸とカチオ
ン可染ポリエステル糸(C.D.P.)を用い、緯糸に
ナイロン糸を用いて、サテン織りの常法にしたが
つてサテン織リボンを織成し、該リボンの片面に
ナイロン経糸を浮織表出させると共に、他面にカ
チオン可染ポリエステル経糸を浮織表出させる。
次いで、ナイロン糸は染色するが、カチオン可
染ポリエステル糸は染色し得ない特性を有する酸
性染料、この実施例ではアゾ系酸性染料(赤色染
め用)の2〜5%水溶液と、ナイロン糸は染色し
得ないが、カチオン可染ポリエステル糸は染色す
る特性を有するアゾ系カチオン染料(紺色染め
用)の2〜5%水溶液とを混合して成る染料水溶
液を作製し、この染料水溶液により上記サテン織
リボンを1浴染色処理する。
その結果、各ナイロン経糸及び各ナイロン緯糸
は赤色に染色されてリボンの片面は赤色に着色さ
れると共に、各カチオン可染ポリエステル糸は紺
色に染色されてリボンの他面は紺色に着色され、
このようにして表裏両面が同時に異色に染色され
た着色サテン織リボンが製造されるものである。
なお、ナイロン糸及びカチオン可染ポリエステ
ル糸の染料は上記実施例で述べたものに限定され
るものではなく、ナイロン糸に対しては各種の色
のアントラキノン系酸性染料等を、また、カチオ
ン可染ポリエステル糸に対しては各種の色のアン
トラキノン系カチオン染料、ニトロジフエニール
アミン系カチオン染料、アゾ系カチオン染料、ト
リフエニールメタン系カチオン染料、アジン系カ
チオン染料、オキサジン系カチオン染料、チアジ
ン系カチオン染料等を用いてもよいものである。
さらに、使用する糸の種類(素材)も上記実施
例に限定されるものではなく、被染色性を異にす
る2種の糸であれば、各種の合成繊維糸、本絹、
人絹、綿等を含めて適宜に選択組合わせて使用で
きるものであり、且つ糸の種類(素材)の変化に
より使用染料の種類も当然に変るものである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、表裏両面が異色の着色サテン織リボンの製造
に際して、既述した先染め手段による欠点、即
ち、多量の異色の染色糸の準備の必要性とそのた
めの管理、多量の糸の染色時に不可避的に発生す
る染め斑から生じる織成されたリボンの色調の不
均一性、一方の染色糸が不足した際におけるリボ
ンの織成の不可能性、片面のコーテイング処理に
よる粗硬な感触、光沢に乏しい等の諸欠点は一掃
され、着色サテン織リボンにおいて特に重要な要
素である斑のない色調、サテン特有の美麗な光
沢、ソフトにして滑らかな感触と風合を備えた品
質良好な両面異色の着色サテン織リボンを容易且
つ確実に製造できるものである。
さらに、1浴染色処理手段を採用しているた
め、既述した2回に亘つて染色する2浴染色処理
に較べて、著しく製造能率を向上し得ると共に、
使用電力等のエネルギーの使用量も節減できる経
済的利点を併有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 両面異色の着色サテン織リボンの製造法にお
    いて、リボンの表裏両面に各別に浮織表出される
    経糸に被染色性を異にする2種の糸条を用いると
    共に、緯糸に上記2種の経糸のうちのいづれか一
    方の経糸と同一の糸条を用いてサテン織リボンを
    織成した後、上記2種の経糸のうちの一方の経糸
    は染色するが、他方の経糸は染色し得ない染料
    と、これとは逆に、上記の一方の経糸は染色し得
    ないが、上記の他方の経糸は染色する染料とを混
    合して成る混合染料溶液により上記サテン織リボ
    ンを1浴染色処理して、該リボンの表裏両面を同
    時に異色に染色することを特徴とする両面異色の
    着色サテン織リボンの製造法。
JP61075229A 1986-03-31 1986-03-31 両面異色の着色サテン織リボンの製造法 Granted JPS62231046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61075229A JPS62231046A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 両面異色の着色サテン織リボンの製造法

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JP61075229A JPS62231046A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 両面異色の着色サテン織リボンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62231046A JPS62231046A (ja) 1987-10-09
JPH0250226B2 true JPH0250226B2 (ja) 1990-11-01

Family

ID=13570187

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61075229A Granted JPS62231046A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 両面異色の着色サテン織リボンの製造法

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JPS62231046A (ja) 1987-10-09

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