JPS6050543A - 静電荷像現像用キャリア - Google Patents

静電荷像現像用キャリア

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JPS6050543A
JPS6050543A JP58157899A JP15789983A JPS6050543A JP S6050543 A JPS6050543 A JP S6050543A JP 58157899 A JP58157899 A JP 58157899A JP 15789983 A JP15789983 A JP 15789983A JP S6050543 A JPS6050543 A JP S6050543A
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carrier
surfactant
core material
coupling agent
resin
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Shinichi Suzuki
真一 鈴木
Tatsuro Nagai
永井 達郎
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は静電荷像現像用キャリアに関するものである。
〔従来技術〕
一般に電子写真法又は静電記録法等においては、光導電
性感光体又は誘電体等より成る像支持体上に形成された
静電荷像を3Ji像するために1着色微粉であるトナー
とキャリアとより成る現像剤が用いられる。この現像剤
を構成するトナーは、搬送の過程でキャリアと相互に摩
擦されて静電荷像とは反対極性の電荷かトナーに誘起さ
れ、現像器による現像の過程で当該トナーか像支持体に
¥OSl的に付着して可視像か形成される。
従って、現像器における現像剤中のトナーは現像の都度
消費される力1、これに応じて現像器には新しいトナー
か補充されるので、現像器においては常にトナーの更新
か行なわれる。然るにキャリアは、初期に調製されたも
のが長期に亘−)cmり返し使用されるものであり、こ
のため現像を重ねるに従ってキャリアの特性が劣化する
。例えばキャリア表面にトナーの一部が融着するように
なっていわゆるスペントトナーか生じてキャリアの摩擦
帯電特性か低下し、或い社現像剤にバイアス電圧を印加
して行なわれる画質調整におい【所期の効果か得られず
、良好な現像を達成することができない。
また一般にキャリアとしてれ無機質粉粒体がそのまま用
いられるか、その表面状態が親水性である場合には現像
剤の耐湿性が低下して同様に良好な現像を達成すること
かできない。
以上の如き問題を解決するための手段として、例えば無
機質粒子をキャリア芯材とし、その表面にトナーとの摩
擦帯電特性の優れた樹脂より成る被覆層を形成すること
が、例えば特公昭44−27879号公報、特開昭47
−13954号公報などに示されている。斯かる樹脂被
覆層を有するいわゆるコーティングキャリアによれば、
キャリア表面に付着するスペントトナーによる現像剤の
特性の劣化はある程度抑止される。しかしながら、従来
の樹脂被覆キャリアによる現像剤は、現像器内を流動す
る過程において器壁と衝突して樹脂被覆層かキャリア表
面より欠落するようになり、キャリアとしての性能が劣
化するという欠点がある。
そこで、例えば特開昭55−33109号公報に記載さ
れるように、アルキルトリアルコキシシラン及びテトラ
アルコキシシラン等のシラン系カップリング剤層を予め
磁性体表面に設け、更にこの上に樹脂被覆層を設ける試
みもある。しかしながらこの手段においては、シラン系
カップリング剤の加水分解性か高いため、耐湿性か低下
し、耐久性か小さく、又シラン系カップリング剤の磁性
体に対する反応性か小さいため被覆層の被覆強度か小さ
く、更に帯電極性制御か困難であるという欠点かある。
このように、現在においては、実用的に十分満足し得る
キャリアは見い出されていないのカー実情である。
〔発明の目的〕
本発明は、以上の如き事情に基いてなされたものであり
、その目的とするところは、樹脂被覆層を有し、トナー
付着が生ずることがなくて特性の劣化か小さく、シかも
樹脂被覆層カー無機質キャリア芯材に強固に結合してい
て長期間に亘る使用においても特性の劣化か小さく、良
好な現像を達成することのできる静電荷像現像用キャリ
アを提供することにある。
本発明の他の目的は、耐湿性に優れ、帯電極性制御を容
易に行なうことのできる静電荷像現像用キャリアを提供
することにある。
〔発明の要旨〕
上記目的を達成する本発明の静電荷像現像用キャリアは
、無機質キャリア芯材の表面に、シラン系カップリング
剤と界面活性剤と樹脂とを主成分とする被覆層な有する
ことを特徴とする。
〔発明の構成〕
以下、本発明について詳説する。
本発明の静電荷像現像用キャリアを製造するためには、 (1) シラン系カップリング剤により無機質キャリア
芯材を処理した後、界面活性剤を含有する樹脂により被
覆を施す方法、 (2) シラン系カップリング剤及び界面活性剤により
無機質キャリア芯材を処理した後、樹脂に被覆を施す方
法、 (3) シラン系カップリング剤及び界面活性剤を含有
した樹脂により、無機質キャリア芯材を被覆する方法、 (4) シラン系カップリング剤及び界面活性剤で無機
質キャリア芯材を処理した後、七ツマ−で無機質キャリ
ア芯材を被覆した後、当該上ツマ−を重合せしめる方法
、 (5) シラン系カップリング剤及び界面活性剤を含有
する七ツマ−により無機質キャリア芯材を被覆すると共
に、当該モノマーを重合せしめる方法、 (6) シラン系カップリング剤で無機質キャリア芯材
を処理した後、界面活性剤を含有する七ツマ−により無
機質キャリア芯材を被覆すると共に1当該モノマーを重
合せしめる方法、 等の方法を利用することができる。
詳細に説明すると、方法(1)による場合には、キャリ
ア芯材をシラン系カップリング剤で処理して処理芯材を
得、界面活性剤及び被覆用樹脂を溶剤に溶解した溶液を
、例えば流動化ベッド装置により前記処理芯材に塗布し
て乾燥せしめ、或いは被覆用樹脂を与える七ツマ−を同
様に塗布してこれを重合せしめればよい。
方法(2)〜(6)においても被覆手段としては公知の
手段を用いることかできる。
ここで方法(1)及び方法(6)によれば第1図に模式
的に示すように、キャリア芯材1の外表面上に形成され
る被覆層2け、シラン系カップリング剤の層2人と、界
面活性剤及び樹脂層2Bとの積層体より成るものとなり
、特に優れた耐湿性と耐久性か得られる。
又方法(2)及び方法(4)によれば、被覆層2はシラ
ン系カップリング剤及び界面活性剤より成る層2人と樹
脂層2Bとの積層体となる。方法(3)及び方法(5)
によれば、第2図に示すように被覆層2はシラン系カッ
プリング剤及び界面活性剤が含有された樹脂より成り、
特に製造か容易である利点がある。
本発明においては、キャリア芯材としては粒径30〜1
000ミクpン、好ましくは30〜200ミクロンの例
えば砂、ガラス、又はコバルト、鉄、銅、ニッケル、フ
ェライト、亜鉛、アルミニウム、黄銅、などの金属若し
くはそれらの合金若しくはその酸化物など、従来キャリ
ア芯材として用いられているものを使用することができ
るが、実際には、採用される現像方式に従って適宜選択
される。
このキャリア芯材は球状であることが好ましい。
本発明において用いるシラン系カップリング剤としては
、例えば次のものを挙げることかできる。
〔例示化合物〕
イー(1) 0112=O1’1−si(oon3)3
商品名: rVTs−MJ(チッソ社製)イー(2) 
OH2=CH8i (00□H5)3商品名:rvT8
−El(チッソ社製)rKBE1003J (信越化学工業社製) イー(8) CH,、=OH−8i(002H400H
3)3商品名:rVTS−MEJ(チッソ社製)rKB
O1003J (信越化学工業社製) イー(4) czoanss i (00H3) 3商
品名:rOP8−MJ(チッソ社製)rKBM703J (信越化学工業社製) イー(5) H2N03H68i (002H5) 3
商品名: rAP8−B」(チッソ社製)rKBB90
3 J (信越化学工業社製) イー(a) l12No□H4NHO3H68i (O
OH3) 3商品名:rAAS−MJ(チッソ社製)r
KBM603J (信越化学工業社製) イー(7) H803H6Si(OOH3)3商品名:
rMPS−Ml(チッソ社製)rKBM803 J (信越化学工業社製) 商品名:r()Pa−Ml(チッソ社製)rKBM40
3 J (信越化学工業社製) 商品名: rBEs−Ml (チッソ社製)「KBM3
03」 (信越化学工業社製) イー(イ) OH3 ■ an2=o C0on20H20H28i(OOH,)
31 商品名: rMOPs−MJ (チッソ社製)rKBM
503 J (信越化学工業社製) イー(ロ)OH30H28i (OOH8入イー(2)
OFaOHzOH2S l (OOH3) aイー(2
)n 2 No 3H681(OOHa ) 3イーα
φ 01OH28i (00□H5)3イー(ト)OH
3(OH2) 3 S I(OOHa ) aイー(至
)OH3Si(002H5)’3イーαη 0H3NH
O□H4S i (00)1a ) aイーに) 0 1 02H,S i (0001(3) 3イー910 CF3COC3H6Si(OCH3)。
イー翰 0□H58i(00□H5)3イー6TI H
802H4S f (002H5) sイー@0H2=
OHCH2at(002Hs)3イー@0IO3H6B
 + (0’O□H5)3イーに)OH2= 0HOH
2NH(OH2) 38 r (OOH3) 3イー(
ト)OH3(OH2)58i(00113)3イー@’
I) 0H3Si(003H7)3イーCII 0H3
SI(00(OH3)2)3イー(至)OH3S r 
(OOH20H□O(H13) 3イ一% H2N02
H4−8−02H4Si(OOH3)3イーに) HH H2N(OH2) 2N(OH2) 2N(O)I2 
) 38 t (OOH3) 3イーに)NOOH20
H28+ (002H,) 3イー@ 0H3(OH2
)48i(OOH3)3イーHn 08H17Si(0
028B)3イーθ’) CHs (Cfb ) tt
 S + (00H3) 3イー榊 0113(OH2
) H78j (002)(5) 3本発明に用いられ
る界面活性剤としては、親水基と疎水基を分子内にもっ
ていればすべて用いることかできる。
次にこれら界面活性剤の具体例を示す。
〔例示化合物〕
p (1) OOH3 11 0H3(0[(2+、oO−N−OH2000MOH□
40112+70H=O■ト(OH□う、0−N−(3
H2000M0H3(7(’3H2+、oO−N−On
2000M01(,401−12−)、2C−N−OI
(□000Mq −(6) H 0H340H2+ 11802 N OHz000M1
’ −(6) OH 1゛ OH3%0II2)0,802−N−CH2000Mq
 −(7) f1 0H3(−OH2−)70H=Otト(OH□う一7S
O□−N−OH2000Mロー(8)0 1 0H3(OH2+70H=OH%OH2−)80P−O
M0−(9) 0 0M 1 OH3(−OH2+1. OP−OM 0M ローθQ 0 1 0M ロー中)0 1 M p−(ハ) 1 0M O□H50 cm−Q′h0 1 0H340H□)□1O−0−OH2 0H3(OH2−)1.00−0−0H−8o31 ロー(至) OH3+0H2−)−1,0803Mロー
(1り0f(340H2)、30803Mローに) C
I(3−(OH2+、、旬0H3OH□−)40803
MローQυ C口a+011z+c++00820H2
チ、0803Mロー(ホ) 0 1 0Ha((M−12+110 CH20HOH2004
01(2+1o0113OH ロー(ハ) O 12 0H3(OH□+1□0−0H20HOH2−0−0÷
OHJ+gOHsOH p−に) O I C)■3(CF■2九0−O−OH20HOf−12−
OH書 11 ロー■ O 1 0H1(OI42+ s6e O0H20HOH□→H
OH tx −@ 0 1 0HOH ロー(ハ) グリセリン硬化ヒマシ油脂肪酸エステルO
II、−EOII 2) 、60−0−0112011
011□−Q−0−OH3O1■ 0.7Has −0−Nil−OH−0−0−08H1
゜0H20H2−C−0−0,Hl。
1 C1□Has −0−NH−OH−0−0−018H3
゜喜 0!(20H,−0−0−0,8H371 p−(2) o。
0H20H2−0−0−08H,7 1 0I−I20H2−0−0−0,8H3□1 p−(ロ) 1 ゴー(至) ソルビタンモノラウレー]・ゴー(至) 
ンルビタンモノパルミテートゴーに) ソルビタンモノ
オレエート p−(2) ンルビタントリステアレートロー61 ソ
ルビタンセスキオレエートローθつ ソルビタンセスオ
レエート ーー(6) ソルビタントリトール油脂肪酸エステル−
−(至) 0 1 0H3%OH2−) 、oO−NH(OH20H20+
2HローG4φ 0 1 OH3+OH2+ r。0−NHモOH20H20+5
Hp−θリ O 1 0H3−(OH2+、6O−NH(OH20H20+4
Hロー(ト) O 1 0H3−(OH2−)、6O−Nu(%0H20H20
す、 I−1H2 OH3 0HOH3 113 p−(i◆ 0 0.7H350−NHOH20H2N(02H5)2p
−に) 0.7H3580□NHOH□0H2NH2(上式中M
は、ナトリウム、リチウム、カルシウム、アンモニア、
長い炭素鎖を有する脂肪族アミンを示すψ 本発明において被覆用樹脂としては、種々のものを使用
することができ、例えばスチレン、パラクロルスチレン
、α−メチルスチレン等のスチレン類;アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸フェニル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エ
ステル類;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等
のビニルニトリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイ
ンブチルエーテル等のビニルエーテル類;2−ビニルピ
リジン、4−ビニルピリジン等のビニルピリジン類:N
−ビニルビルリドン等のN−ビニル環状化合物類;ビニ
ルメチルケトン、ビニルエチルケトン、メチルインプル
ベニルケトン等のビニルケトン類;プロピレン、エチレ
ン、イソプレン、ブタジェン等の不飽和炭化水素類:り
GIIE7ブレン等のハロゲン系不飽和炭化水素類跡の
単量体よりなる重合体或いはこれら単量体を2種以上組
み合わせた共重合体及びこれらの混合物或いは例えばp
ジン変性フェノールホルマリン樹脂、油変性エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド
樹脂等の非ビニル縮合系樹脂或いはこれらと前記ビニル
系樹脂との混合物を挙げることができる。
シラン系カップリング剤、界面活性剤及び被覆用樹脂に
よる被覆量は適切な範囲内にあることか必要であり、例
えば界面活性剤の量か多すぎると、析出して被覆層のキ
ャリア芯材に対する被着性が小さくなり、又現像剤とし
ての流動性が低下して搬送性か悪くなる。好ましい被覆
量は、キャリア全量に対し、シラン系カップリング剤か
0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%
の範囲内であり、界面活性剤が0.01〜5重量%、よ
り好ましくは0.05〜3重川%の用囲であり、かつ被
覆用樹脂が0.1〜10重量%の範囲内である。
また被覆用樹脂のガラス転移温度は少なくとも60℃で
あることが好ましく、ガラス転移温度が低いとキャリア
同士の摩擦、キャリアと現像器の器壁との摩擦などで発
熱した場合に当該樹脂が粘着性を帯びるようになり、流
動性が悪くなる。尚本発明キャリアは、共に用いられる
トナーに対し、通常の使用条件で、絶対値で5〜40マ
イクμクーロン/Iの電荷を与えるものであることか好
ましい。
本発明キャリアと共に現像剤を構成するトナー紘、樹脂
中に着色剤を分散せしめて成るものであり、ここに結着
剤樹脂と[7ては、種々の熱可塑性樹脂が用いられる。
その具体例としては、例えば、スチレン、パラクロロス
チレン、α−メチルスチレンなどのスチレン類;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
2−エチルヘキシルなどのα−メチレン脂肪族モノカル
ボン酸エステル類;アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリルなどのビニルニトリル類;2−ビニルピリジン、
4−ビニルピリジンなどのビニルピリジン類;ビニルメ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニル
エーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン
、メチルインプρベニルケトンなどのビニルケトン類:
エチレン、プルピレン、イソプレン、ブタジェン等の不
飽和炭化水素類及びそのハロゲン化物、りppプレンな
どのハロゲン系不飽和炭化水素類などの単量体による重
合体あるいは、これら単量体を2種以上組み合わせて得
られる共重合体、及びこれらの混合物、あるいけ、例え
ばpジン変性フェノールホルマリン樹脂、油変性エボギ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイ
ミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂などの非
ビニル縮合系樹脂あるいはこれらと前記ビニル系樹脂と
の混合物を挙げることかできる。
また、前記着色剤の具体例としては、例えば、カーボン
ブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオ
イルゾル−、クロームイエロー、ウルトラマリンブルー
、メチレンブルー、ローズベンガル、フタロシアニンブ
ルー、又はこれらの混合物を挙げることができる。
〔発明の効果〕
本発明の静電荷像現像用キャリアは以上の通りであるか
ら、シラン系カップリング剤と界面活性剤と樹脂とより
成る被覆層により無機質キャリア芯材か被覆されている
ため、後述する実施例からも理解されるように、当該被
覆層か強固にキャリア芯材に固着してその欠落が生ぜず
、又トナー付着も生ずることがなくて、長期間に亘って
その優れた耐湿性、耐久性等の特性が維持され、総じて
良好な静電荷像の現像を達成することができる。
特に本発明ではシラン系カップリング剤と界面活性剤の
両方を用いているので、従来のようにシラン系カップリ
ング剤単独の場合のように耐湿性か悪いという難点(比
較例2による比較試料2の実験例参照)がな(、耐湿性
及び耐久性共に優れたキャリアを提供できる効果がある
。勿論本発明キャリアには必要に応じて種々の添加剤、
例えば帯電極性制御剤その他を加えることかできる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例をもって説明するか、本発明かこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 平均粒径100ミクpンの鉄粉をキャリア芯材として用
い、その1kgに、例示化合物イー(2) 10gと例
示化合物+’ −(8) (ここでMJdNa )10
 Ji’をトルエン400m(!に溶解した溶液を加え
て3時間攪拌した後固型峻をP別し乾燥して処理芯材を
得た。
この処理芯材は走査側電子M微鏡rJsH−T200J
(日本電子社製)により3500倍で観原1.たところ
、均一で良好な被膜か形成されていることかわかった。
この処理芯材にメチルメタクリレート7079とスチレ
ン30.9とを混合し、更に笛合開始剤としてラウルイ
ルパーオキサイド2.5fIを溶解した溶液を添加し、
約30分間攪拌12、静置して上澄液を分画し、分散安
定剤としてのコロイド状リン酸カルシウムを151含有
する水溶液500mff1を添加し、十分分散させなが
ら温度75℃で8時間重合せしめた。その後糸を冷却し
て製塩ば2mlを加え、10分間攪拌した後固型物を取
り出し、十分水洗して本発明のキャリアを得た。これを
「試料1」とする。
実施例2 実施例1におけると同様の処理芯材1kgを、重Jl比
テメチルメタクリレート:スチレン=70:30のメチ
ルメタクリレート−スチレン共重合体15Fをトルエン
500艷に溶解した溶液により、流動化ベッド装置を用
いて処理し、本発明のキャリアを得た。これを「試料2
」とする。
実施例3 例示化合物イー(4)s#と例示化合物F−−JJ5J
ilとメチルメタクリレート−スチレン共重合体(重量
比でメチルメタクリレート:スチレン=70:30)1
5pとをトルエン500tdに溶解した溶液を用い、平
均粒径100ミクロンの鉄粉1kgを流動化ベッド装置
により処理して本発明のキャリアを得た。これを「試料
3」とする。
実施例4 例示化合物イー&)5.9と例示化合物ロー00(ここ
でMはNa ) 5 gをトルエン3o omi!に溶
解した溶液を用いて平均粒径100jクロンの鉄粉1 
kgを流動化ベッド装置により処理して処理芯材を得た
。この処理芯材を、重量比でメチルメタクリレート:ス
チレン−70:30のメチルメタクリレート−スチレン
共重合体15.9をトルエン500艷に溶解した溶*に
より処理して本発明のキャリアを得た。これを「試料4
」とする。
実施例5 実施例1における例示化合物イー(2)のイ(わりに例
示化合物イー(ハ)、例示化合物1=−(8)の代わり
に例示化合物p−(至)を用いたほかは実施例Iと同様
にして本発明のキャリアを得た。これを「試料5」とす
る。
実施例6 実施例2における例示化合物イー(2)の代わりに例示
化合物イー(8)、例示化合物ロー(8)の代わりに例
示化合物p−(イ)を用いたほかは実施例2と同様にし
て本発明のキャリアを得た。これを「試料6」とする。
実施例7 実施例3における例示化合物イー(4)の代わりに例示
化合物イーQQ、例示化合物ロー(ハ)の代わりに例示
化合物p−(ロ)(ここでMはNa )を用いたほかは
実施例3と同様にして本発明のキャリアを得た。
これを「試料7」とする。
実施例8 実施例4における例示化合物イー(至)の代わりに例示
化合物イー員、例示化合物−−(IIの代わりに例示化
合物ロー(3)(ここでλ(はNa)を用いたほかは実
施例4と同様に17て本発明のキャリアを得た。
これを「試料8」とする。
実験例 以上の実施例1〜8で得られた試料1〜試料8の各々に
電子写真複写機r U−Bix 3000 J用のトナ
ーを加えてトナー濃度か3%の合計S@の現像剤を作り
、当該現像剤を数分間振盪して摩擦帯電させた稜公知の
ブルーオフ法により帯電量テストを行なった。結果は第
1表に示す通りである。
以下余白 第1表 又上記現像剤の各々を用いて電子写哀複写偵r U−B
ix 3000 J (小西六写貞工業社H) を用い
て実写テストを行なったところ、5万コピーに至るまで
カプリのない良好な複写画像が得られた。
そして10万コピー後に各現像剤について再び帯電量テ
ストを行なった。結果は第2表に示す通りである。
以下余白 第 2 表 又上記現像剤の各々を用いて、温度40℃、相対湿度8
0%の高温高湿度雰囲気下で同様の実写テストを行なっ
たが、5万コピーに至るまで良好な複写画像を得ること
かできた。
比較例1 実施例2における例示化合物イー(2)を除去したほか
は実施例2と全(同様にして比較用のキャリアを得た。
これを「比較試料1」とする。この比較試料1を用いて
既述と同様にして現像剤を作り、同様の帯電量テストを
行なったところ帯電量は、−17,3マイクpク一ロン
/gであった。又上記現像剤を用いて同様の実写テスト
を行なったところ、2万コピーまではカプリのない複写
画像が得られたが、更に5万コピー後に行なった帯電量
テストによる帯電量は−9,5マイクロク一ロン/gで
あった。
比較例2 実施例1における例示化合物p−<s>を除去したほか
は実施例1と全く同様にして比較用のキャリアを得た。
これを「比較試料2」とする。この比較試f−12を用
いて既述と同様にして現像剤を作り、同様の帯電量テス
トを行なった所、帯電量は−17,6マイクpク一ロン
/gであった。又上記現像剤を用いて同様の複写テスト
を行なったところ、2万コピーまではカプリのない複写
画像が得られたか、更に5万コピー後に行なった帯電量
テストによる帯電量は−9,7マイクロクーロン/11
であった。
さらに上記現像削欠用いて実写テストを温度40℃、相
対湿度80%の高温高湿度雰囲気下で行なったところ、
2万コピー後には複写画像は画質か非常に低下したもの
となった。故に耐湿性、耐久性か悪いことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本発明に係る静電荷像現像用キ
ャリアの粒子の構成を模式的に示す説明用断面図である
。 1・・・無機質キャリア芯材 2・・・被覆層 2人・・・シラン系カップリング剤よりなる層、もしく
はシラン系カップリング剤及び界面活性剤よりなる層 2B・・・樹脂層 特許出願人 小西六写真工業株式会社 代理人 弁理士 坂 口 信 昭 (ほか1名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機質キャリア芯材の表面に1シラン系カツプリ
    ング剤と界面活性剤と樹脂とを主成分とする被覆層を有
    することを特徴とする静電荷像現像用キャリア。
  2. (2) −111i覆層におけるシラン系カップリング
    剤のキャリア芯材に対する割合か、o、1〜1ozz%
    である特許請求の範囲第1項記載の静電荷像現像用キャ
    リア。
  3. (3) 被覆層における界面活性剤のキャリア芯材に対
    する割合が、0.01〜5重量%である特許請求の範囲
    第1項記載の静電荷像現像用キャリア。
JP58157899A 1983-08-31 1983-08-31 静電荷像現像用キャリア Pending JPS6050543A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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