JPS6050240B2 - 硬表面の膜状汚れを除去することの出来る洗浄剤 - Google Patents
硬表面の膜状汚れを除去することの出来る洗浄剤Info
- Publication number
- JPS6050240B2 JPS6050240B2 JP8801978A JP8801978A JPS6050240B2 JP S6050240 B2 JPS6050240 B2 JP S6050240B2 JP 8801978 A JP8801978 A JP 8801978A JP 8801978 A JP8801978 A JP 8801978A JP S6050240 B2 JPS6050240 B2 JP S6050240B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- cleaning agent
- dirt
- hard surfaces
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、硬表面洗浄用洗浄剤に関するものである。
詳しくは、本発明は硬表面の洗浄、特にガラス表面にフ
ィルム状に付着した汚れの膜の洗浄、および自動食器用
洗浄機において食器表面にフィルム状に付着した汚れの
膜の洗浄に適したアルカリ性てかつ塩素系漂白作用を有
する洗浄剤に関するものてある。
ィルム状に付着した汚れの膜の洗浄、および自動食器用
洗浄機において食器表面にフィルム状に付着した汚れの
膜の洗浄に適したアルカリ性てかつ塩素系漂白作用を有
する洗浄剤に関するものてある。
ガラスおよびプラスチック表面の如き硬表面は長期使用
した場合油脂、蛋白質、繊維素等の汚れが樹脂化し薄い
膜となつて付着する。
した場合油脂、蛋白質、繊維素等の汚れが樹脂化し薄い
膜となつて付着する。
特に硬水地域ではこの現象が激しい。この薄い膜が付着
した食器は、食器表面のてりや輝きが悪く、又ガラス食
器においては表面が曇り透明感がなくなり著しく外観が
損われる。従来、かようなフィルムの付着した食器は、
アルカリ洗浄剤を用いて自動食器洗浄機により洗浄して
も洗浄の効果は認められず、１枚ずつクレンー ・・・
−ι ・、 フＬ゛゛ Ｃ斗ゝケ、ｆ仁゛一 一立Ｊ
−ホミ 一のような方法では一度に多量の洗浄が不可能
であり、かつ食器類の表面にキズをつけたり、食器類を
破損するおそれがあり、又長時間洗浄剤溶液に手を浸漬
しているため作業員の手荒れが多い等の多くの問題を有
してきた。
した食器は、食器表面のてりや輝きが悪く、又ガラス食
器においては表面が曇り透明感がなくなり著しく外観が
損われる。従来、かようなフィルムの付着した食器は、
アルカリ洗浄剤を用いて自動食器洗浄機により洗浄して
も洗浄の効果は認められず、１枚ずつクレンー ・・・
−ι ・、 フＬ゛゛ Ｃ斗ゝケ、ｆ仁゛一 一立Ｊ
−ホミ 一のような方法では一度に多量の洗浄が不可能
であり、かつ食器類の表面にキズをつけたり、食器類を
破損するおそれがあり、又長時間洗浄剤溶液に手を浸漬
しているため作業員の手荒れが多い等の多くの問題を有
してきた。
本発明者らはこのような問題を解決すべく研究を重ねた
結果、本発明に到達した。即ち、本発明は必須成分とし
て、塩素化イソシアヌル酸又はその塩、メタ珪酸ナトリ
ウム無水物及びリン酸Ξナトリウム無水物を含有する硬
表面上に膜状に付着したクレンザーを用いなければ容易
に洗浄出来ない様な汚れを洗浄除去することの出来る洗
浄剤を提供するものである。
結果、本発明に到達した。即ち、本発明は必須成分とし
て、塩素化イソシアヌル酸又はその塩、メタ珪酸ナトリ
ウム無水物及びリン酸Ξナトリウム無水物を含有する硬
表面上に膜状に付着したクレンザーを用いなければ容易
に洗浄出来ない様な汚れを洗浄除去することの出来る洗
浄剤を提供するものである。
本発明による洗浄剤組成物を用いた場合、上記の如く膜
状汚れが付着した食器を、ある程度の時間洗浄剤溶液中
に浸漬した後普通の水ですすぐだけでクレレンザーを使
用した上記の方法と同等若しくはそれ以上の洗浄効果を
発揮することが認められた。
状汚れが付着した食器を、ある程度の時間洗浄剤溶液中
に浸漬した後普通の水ですすぐだけでクレレンザーを使
用した上記の方法と同等若しくはそれ以上の洗浄効果を
発揮することが認められた。
更に自動食器洗浄機を使用し、本洗浄剤Ｊ溶液にて洗浄
後、水ですすいだ場合、短時間で顕著なる効果が認めら
れクレンザーを用いる上記の方法以上の洗浄効果を発揮
した。本発明の洗浄剤に最も適する使用条件は、６０〜
８０℃の０．２〜１．０％洗浄剤濃度溶液を使用し浸漬
の７場合には２〜５分程度又は自動食器洗浄機を使用す
る場合１０〜２囲２程度食器等の被洗浄物と接触させれ
ばよく、すすぎは８０〜８５℃の飲料に適した大で浸漬
の場合には２回、洗浄機を使用する場合５〜８秒程度て
よい。
後、水ですすいだ場合、短時間で顕著なる効果が認めら
れクレンザーを用いる上記の方法以上の洗浄効果を発揮
した。本発明の洗浄剤に最も適する使用条件は、６０〜
８０℃の０．２〜１．０％洗浄剤濃度溶液を使用し浸漬
の７場合には２〜５分程度又は自動食器洗浄機を使用す
る場合１０〜２囲２程度食器等の被洗浄物と接触させれ
ばよく、すすぎは８０〜８５℃の飲料に適した大で浸漬
の場合には２回、洗浄機を使用する場合５〜８秒程度て
よい。
かかる洗浄条件および方法によると先に述べた従来の方
法に比較し、短時間で洗浄効果がすぐれ、食器表面のキ
ズの発生防止、作業員の手荒れ防止等従来問題となつて
いた点が解決される。本発明の組成物は、ジクロルイソ
シアヌル酸塩等の塩素化イソシアヌル酸又はその塩、メ
タ珪酸ナトリウム無水物及びリン酸三ナトリウム無水物
の３成分を必須成分としており、これらの他に必要であ
れば、グラスを洗浄した後のグラスの輝きを良くするグ
ルコン酸塩、ソジウムアルミノシリケート及び消泡剤あ
るいは表面活性剤を含むことも許される。
法に比較し、短時間で洗浄効果がすぐれ、食器表面のキ
ズの発生防止、作業員の手荒れ防止等従来問題となつて
いた点が解決される。本発明の組成物は、ジクロルイソ
シアヌル酸塩等の塩素化イソシアヌル酸又はその塩、メ
タ珪酸ナトリウム無水物及びリン酸三ナトリウム無水物
の３成分を必須成分としており、これらの他に必要であ
れば、グラスを洗浄した後のグラスの輝きを良くするグ
ルコン酸塩、ソジウムアルミノシリケート及び消泡剤あ
るいは表面活性剤を含むことも許される。
本発明において塩素化イソシアヌル酸及びその塩として
は、例えばジクロルイソシアヌル酸のナトリウム塩、カ
リウム塩等が挙げられるが、好ましいものはジクロルイ
ソシアヌル酸ナトリウムである。
は、例えばジクロルイソシアヌル酸のナトリウム塩、カ
リウム塩等が挙げられるが、好ましいものはジクロルイ
ソシアヌル酸ナトリウムである。
またメタ珪酸ナトリウム及びリン酸三ナトリウムは無水
物を用いる。本発明の洗浄剤は水可溶性の粉粒体として
輸送、運搬出来、使用時に水に溶解して使用し得る。
物を用いる。本発明の洗浄剤は水可溶性の粉粒体として
輸送、運搬出来、使用時に水に溶解して使用し得る。
これらの各成分のうち塩素化イソシアヌル酸−及びその
塩は酸化剤として働き、樹脂化した汚れの洗浄に効果を
持たらすものと考えられる。又、メタ珪酸ナトリウムは
アルカリ剤として働き、蛋白質および油脂等の汚れの洗
浄に効果を有する一方、ガラス表面の腐蝕に対するイン
ヒビターの働．きをする。リン酸三ナトリウム無水物は
メタ珪酸ナトリウムと同様アルカリ剤として働く一方、
そのＰＨ緩衝作用によつて洗浄力を長時間維持する効果
を有する。本発明の如き組合せによる事により初めて各
成．分の働きを損う事なく相補的な相乗効果が得られる
ものである。
塩は酸化剤として働き、樹脂化した汚れの洗浄に効果を
持たらすものと考えられる。又、メタ珪酸ナトリウムは
アルカリ剤として働き、蛋白質および油脂等の汚れの洗
浄に効果を有する一方、ガラス表面の腐蝕に対するイン
ヒビターの働．きをする。リン酸三ナトリウム無水物は
メタ珪酸ナトリウムと同様アルカリ剤として働く一方、
そのＰＨ緩衝作用によつて洗浄力を長時間維持する効果
を有する。本発明の如き組合せによる事により初めて各
成．分の働きを損う事なく相補的な相乗効果が得られる
ものである。
特開昭５３−３３２０５号公報に記載されているように
苛性ソーダのようなアルカリ金属の水酸化物は蛋白質お
よび油脂等の汚れの洗剤に効果を有する・が、塩素化イ
ソイアネヌル酸およびその塩と共存すると著しくその有
効塩素を損失させ、従つて長期時間保存した後の使用で
は洗浄剤としての効果が薄れる。
苛性ソーダのようなアルカリ金属の水酸化物は蛋白質お
よび油脂等の汚れの洗剤に効果を有する・が、塩素化イ
ソイアネヌル酸およびその塩と共存すると著しくその有
効塩素を損失させ、従つて長期時間保存した後の使用で
は洗浄剤としての効果が薄れる。
また苛性ソーダ等のアルカリ金属の水酸化物を含む粉粒
体の組成物は長期間の保存によつて一般にケーキングす
る欠点を持つている。本発明の優位性はアルカリ金属の
水酸化物を使用しないために塩素化イソシアヌル酸およ
びその塩の有効塩素の損失を最小限に抑え、組成物のケ
ーキングもなく、なおかつアルカリ金属の水酸化物を使
用した場合と同等の洗浄力を有する点にある。本発明の
洗浄剤の組成割合は次のとおりである。゛塩素化イソシ
アヌル酸又はその塩 １０〜３０％
特に好ましくは１５〜２５％メタ珪酸ナトリウム無水
物 ３０〜５０％ 特に好ま
しくは３５〜４５％リン酸三ナトリウム無水物
２０〜６０％ 特に好ましくは２０
〜４０％（全有効成分に対する割合、重量％）本発明の
洗浄剤は、自動食器洗浄機による食器洗浄に使用される
場合は０．２％程度の洗浄剤濃度で、また浸漬法による
食器洗浄に使用される場合は１％程度の洗浄剤濃度で好
ましく用いられる。
体の組成物は長期間の保存によつて一般にケーキングす
る欠点を持つている。本発明の優位性はアルカリ金属の
水酸化物を使用しないために塩素化イソシアヌル酸およ
びその塩の有効塩素の損失を最小限に抑え、組成物のケ
ーキングもなく、なおかつアルカリ金属の水酸化物を使
用した場合と同等の洗浄力を有する点にある。本発明の
洗浄剤の組成割合は次のとおりである。゛塩素化イソシ
アヌル酸又はその塩 １０〜３０％
特に好ましくは１５〜２５％メタ珪酸ナトリウム無水
物 ３０〜５０％ 特に好ま
しくは３５〜４５％リン酸三ナトリウム無水物
２０〜６０％ 特に好ましくは２０
〜４０％（全有効成分に対する割合、重量％）本発明の
洗浄剤は、自動食器洗浄機による食器洗浄に使用される
場合は０．２％程度の洗浄剤濃度で、また浸漬法による
食器洗浄に使用される場合は１％程度の洗浄剤濃度で好
ましく用いられる。
これらの必須成分以外に先に述べた如くグルコン酸塩、
ソジウムアルミノシリケート、消泡剤あるいは表面活性
剤を含むことが出来るのはもちろんである。本発明の洗
浄剤は、硬表面例えばガラス、陶磁器、プラスチック等
の表面の洗浄に適しており、これらの洗浄を行なう場合
、本発明の洗浄剤を水で稀釈し目的に応じて適当な濃度
の洗浄液を調製し目的に応じて浸漬洗浄、噴射洗浄等の
洗浄方法で洗浄することができる。
ソジウムアルミノシリケート、消泡剤あるいは表面活性
剤を含むことが出来るのはもちろんである。本発明の洗
浄剤は、硬表面例えばガラス、陶磁器、プラスチック等
の表面の洗浄に適しており、これらの洗浄を行なう場合
、本発明の洗浄剤を水で稀釈し目的に応じて適当な濃度
の洗浄液を調製し目的に応じて浸漬洗浄、噴射洗浄等の
洗浄方法で洗浄することができる。
実施例１〜５、比較例１
下記の第１表に示ナ６種類の洗浄剤について下記の洗浄
条件で洗浄性能評価を行つたところ下記の第１表に示さ
れる如き結果が得られた。
条件で洗浄性能評価を行つたところ下記の第１表に示さ
れる如き結果が得られた。
（配合は重量割合）
〈洗浄条件〉
○洗浄濃度１．０％
Ｏ水温６５１Ｃ
○洗浄時間（浸漬）３分
Ｏ使用水 水道水
○すすぎ８０℃の水にて２回すすぎ
Ｏ被洗物 長期間硬水地域で使用、洗浄をくり返
したガラスコップで一面にフィルム状 の汚れが付
着し表面が曇つているもの を１サンプルにつき１
０（固づつ。
したガラスコップで一面にフィルム状 の汚れが付
着し表面が曇つているもの を１サンプルにつき１
０（固づつ。
実施例６〜８
下記の第２表に示す３種類の洗浄剤について下記の洗浄
条件で洗浄性能評価を行なつたところ下記の第２表に示
される如き結果が得られた。
条件で洗浄性能評価を行なつたところ下記の第２表に示
される如き結果が得られた。
（配合は重量割合）〈洗浄条件〉
○洗浄剤濃度０．２％
Ｏ水温６５゜Ｃ
○洗浄時間２囲２
○使用水 水道水
Ｏすすぎ８０′Ｃの水にて５秒すすぎ
○被洗物 長期間硬水地域で使用洗浄をくり返し
たガラスコップで一面にフィルム状の 汚れが付着し
表面が曇つているものを １サンプルにつき１（１＠ Ｏ使用した自動食器洗浄機の種類 石川島播磨重工社製Ｄ−６型 実施例９、比較例２〜６ 下記第３表に示す６種類の洗浄剤について実施例１と同
様の洗浄条件で洗浄性能評価を行つたところ下記第３表
に示される如き結果が得られた。
たガラスコップで一面にフィルム状の 汚れが付着し
表面が曇つているものを １サンプルにつき１（１＠ Ｏ使用した自動食器洗浄機の種類 石川島播磨重工社製Ｄ−６型 実施例９、比較例２〜６ 下記第３表に示す６種類の洗浄剤について実施例１と同
様の洗浄条件で洗浄性能評価を行つたところ下記第３表
に示される如き結果が得られた。
（配合割合は重量割合）尚、使用した珪酸ナトリウムの
ＳｉＯ２：Ｎａ２Ｏ比は以下の通りである。
ＳｉＯ２：Ｎａ２Ｏ比は以下の通りである。
Claims (1)
- １ 必須成分として、塩素化イソシアヌル酸又はその塩
１０〜３０重量％、メタ珪酸ナトリウム無水物３０〜５
０重量％、及びリン酸三ナトリウム無水物２０〜６０重
量％を含有する硬表面洗浄用洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8801978A JPS6050240B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 硬表面の膜状汚れを除去することの出来る洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8801978A JPS6050240B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 硬表面の膜状汚れを除去することの出来る洗浄剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5516014A JPS5516014A (en) | 1980-02-04 |
| JPS6050240B2 true JPS6050240B2 (ja) | 1985-11-07 |
Family
ID=13931119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8801978A Expired JPS6050240B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 硬表面の膜状汚れを除去することの出来る洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6050240B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2751341B1 (fr) * | 1996-07-16 | 2003-06-13 | Rhone Poulenc Chimie | Composition detergente pour lave-vaisselle, son utilisation en lave-vaisselle contre la corrosion de la vaisselle et procede de lavage non-corrosif de la vaisselle |
| FR2751340B1 (fr) * | 1996-07-16 | 2003-06-13 | Rhone Poulenc Chimie | Composition detergente pour lave-vaisselle, son utilisation en lave-vaisselle contre la corrosion de la vaisselle et procede de levage non-corrosif de la vaisselle |
| JP4947262B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-06-06 | 日産化学工業株式会社 | 自動食器洗い機用洗浄剤組成物 |
| JP4947266B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-06-06 | 日産化学工業株式会社 | 食品製造ライン用洗浄剤組成物 |
| JP2014031431A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Adeka Corp | ケイ酸スケール用洗浄剤組成物およびケイ酸スケールの洗浄方法 |
-
1978
- 1978-07-19 JP JP8801978A patent/JPS6050240B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5516014A (en) | 1980-02-04 |
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