JPS60502214A - 造膜性金属基材とルテニウムを含有する触媒的酸化物被覆とより成る酸素発生陽極の製造 - Google Patents

造膜性金属基材とルテニウムを含有する触媒的酸化物被覆とより成る酸素発生陽極の製造

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 造膜性金属基材とルテニウムを含有する触媒的酸化物被覆とより成る酸素発生陽 極の製造 発明の分野 本発明は一般的に触媒的酸素発生陽極に関するものであり、特に造膜性金属の陽 極基材と、ルテニウムを含有する触媒的酸化物とより成り酸性電解質からの金属 の電解採取等の方法に適用するととが出来る寸法安定性の良い酸素発生陽極の製 造方法に関するものである。
技術の背景 酸素発生陽極は陽極に発生する酸素と腐食性電解質による著しく苛酷な酸化およ び腐食作用にさらされる。従って酸素発生陽極を工業的に応用するためには工業 的に使用し得る陽極としてはその安定操業を確保すると共に十分に長し・工業的 使用寿命を持ち陽極費用を経済的に適正にすることが出来るように、陽極で発生 する酸素に対して適切に防御されていなければならなX、1゜ 金属の電解採取用電解槽は陰極面への金属の電解析出を均一にするため一般的に 低電流密度で操業される。従って極めて大きい陽極面積を必要とする。その上限 極上で取得される金属生成物の価値は電極面積の割には比較的低価値であるので 陽極の費用は特に限度があり電解採取を行なうに当ってはこれを経済的に適正な らしめるべき制約がある。
従来鉛又は鉛合金陽極が硫酸塩溶液からの金匡の電解採取に広く使用されていた がこれには酸素過電圧が高く陽極物質が損失して陰極で取得されろ金属生成物を 汚染するという重大な制約があった。鉛−銀合金陽極は酸素過電圧をある程度低 下し電流効率を改善するが、これでもなお全体としては前述の制約を抱えている 。二酸化マンガン又は二酸化鉛を外部に被覆した公知のチタニウム陽極は酸素過 電圧が高くエネルギー経済面から不適当であり長期の使用寿命を欠いているので 酸素発生陽極として工業的に使用することは不適当であり、特に従来の鉛陽極が 広く使用されている場合にはこれを代えることは適当ではな℃A0 白金族の金属より成る保護中間層でチタニウム陽極を被覆することか提案されて いるがこれも酸素発生陽極を工業的に使用する多くの場合に対して適当な使用寿 命を得るには不十分である。
エネルギー消費を著しく節減し、同時に基材を陽極酸化から保護するために低く した電位で酸素発生を行なう触媒酸化物な有する寸法安定性の良いチタニウム陽 極も提案されている。然しこの提案された酸素発生陽極の大部分が比較的高価で あること、又はその工業的長期的使用寿命が制約されていること、あるいはこの 二つの理由が相まってこれを広い範囲で工業的に使用することの主な支障となっ ている。
この点についての主な問題点は一方においては酸素発生陽極の極めて苛酷な操業 条件下における烈しい酸素の攻撃であり、他方においてはその極度にきびしい経 済的制約が、この触媒的陽極を使用した場合のコストが、これを使用する寿命期 間中に収め得るエネルギーの全節約分によって適正なコストどなる程の高度の長 期的触媒活性の維持と十分長期間の低酸素電位の確保とが特に困難となることで ある。
単一物質それ自身では酸素発生陽極に対してのごれらの要求に応することは困難 であるからこれらの要求に出来る限り応するためには異種の陽極材料を適当に組 合わさなければならない。
そのためには適当な陽極材料の選択が重要であることは明白てあって、その目的 に対して広範囲の材料が提案されている。然し酸素発生陽極として使用するに適 した合併した操業用の陽極構造物の製造用の異種の陽極材料の組合わせ様式は著 しく制限されている。
チタニウムは安定な表面酸化物膜を陽極的に形成し2、これが下層の金属チタニ ウムを腐食から効果的に保護する能力を持っているので顕著な防食性を示す造膜 性金属であるが上記酸化物は電気的た絶縁性である。
すなわち寸法安定性の良い陽極は一般的に低電位で陽極操業が出来、同時に下層 のチタニウムを酸化から守ることが出来る触媒被覆物を備えたチタニウム基材よ り成るものである。他方においてチタニウム基材の電解質に暴露している部分は すべて急速に不動態化されて露出している部分の上の安定な絶縁性の陽極の表面 酸化物膜を部分的に形成することによって効果的に保護される。
操業に使用し得る陽極構造物を得るためには触媒被覆物で恒久的に被覆されてお りチタニウム基材に電気的に接続されており、またそれ自身が適当な導電性、触 媒活性および安定性を持っていて満足し得る安定な陽極の長期的工業運転を確保 し得ろ4 ものでなければならない。この目的のために、適当な陽極被覆材料を選択し適当 な様式で陽極基材を被覆しなければならない。
ルテニウムが酸素を発生するすぐれた触媒活性を示すことは公知であるが適当な 安定性に欠は酸素発生の条件下において揮発性のRuO4を形成する傾向がある 。従ってルテニウムを低電位において長期間触媒的酸素発生を効果的に行なわせ るためには、これを適当な方法で被覆し安定化させなければならない。
これは本願発明の根抵となる特に限定的な技術上の問題点である。ルテニウムを 使用して成功を収めた最初の人はH,Beerであって、彼は米国特許第3.6 32498号明細書の実施例1に更に詳細に記載している型式の混合酸化物被覆 で寸法安定性の良好な塩素用陽極を造っている。これはルチル型T 102の高 安定性と塩素発生に対するRuO2のすぐれた電気触媒的性質を併せて持つもの である。前記の混合酸化物は同時にまた酸素電位を高くして、これによって酸素 に対してでなく塩素を製造する被覆の選択性を増加する。これらの重大な利点、 特にこのような陽極の高安定性は多年にわたって全世界の塩素工業における顕著 な成功の理由を説明するものである。然しこのようなTiO2−Ru 02の混 合酸化物被覆を有する陽極は酸素発生陽極に対する多くの応用においては不適当 なように思われる。
ある一つの与えられた応用目的に対して工業的に使用可能な触媒的陽極を開発す ることは、陽極の工業的性能が陽極材料の選択、その製造方法および条件、陽極 の工業的応用および運転条件等の多数の複雑に交絡し相互に関係がある因子に左 右されるので複雑な問題を包含している。
多数の特許は一面においては触媒的陽極の開発に対する多大の関心と努力が注が れていることを反映するものであるが他面、極めて少数の実施態様のみが大規模 の工業的実施がjテなわれているに過ぎないことも注目すべき処である。このよ うな無数の陽極が提案されているにもかかわらず極めて少数のもののみが実施に 移されているに過ぎないという驚くべき矛盾も問題の複雑性と相互に交絡関連す る因子とから考えると異とするに当らぬものであってこの問題点および因子の複 雑性のために極度にまで苛酷な技術的及び経済的要求に十分に応じ得るような陽 極を開発しようとするすべての試みが極めて困難で予測しがたい企画となるので ある。
貴金属酸化物および酸化マンガンより成る触媒的酸化物の被覆を有する造膜性金 属の陽極に関する技術の現状は米国特許第4.052,271号明細書に記載さ れている。この特許明細書の実施例8は酸化イリジウ大および酸化マンガンより 成る被覆を有するチタニウム陽極である。この陽極は過酸化物化合物の製造に適 していると言われており、此の目的に対して比較的酸素電位が高いと思われ、こ の理由から酸素発生陽極としての多くの工業的応用の点からは不適当と思われる 。
米国特許第4.28.9,591号明細書は触媒的陰極と触媒的酸素発生陽極を それぞれ中実の高分子電解質イオン輸送膜の反対側の表面に結合し、酸化ルテニ ウムおよび酸化マンガンより成る触媒が陽極に設けられていることより成る酸素 発生方法に関するものである。この触媒はアダムス[−Aaamslの方法の改 良法で製造され、ルテニウム塩とマンガン塩を混合し、過剰の硝酸ナトリウムを 加え、混合物を500℃において3hr溶融し、残査を洗浄乾燥して酸化ルテニ ウム−酸化マンガン粉末を得、これを次に前記の中実高分子電解質イオン輸送膜 に接合することより成る。前記の改良アダムク法は酸化ルテニウムの固溶体と少 量の酸化マンガンとより成る微粉触媒粉末を製造しこれを前記中実高分子電解質 膜に接合する上で役立っている。然しこのような複合した膜/電極構造物は陽極 と陰極との間で膜による分離を行なわない方法、例えば亜鉛又は銅の電解採取等 の電解的方法の場合には不適当である。
造膜性金属基材と組合わせた触媒酸化物被覆を有する操業に使用し得る完全な陽 極構造物の製造には極めて問題が多いこと及び製造条件が極めて僅かに変っても 工業的実施に当っては陽極の性能に極めて大きい影響があることは業界では良く 知られている。
ルテニウムを含有する触媒的陽極が酸素発生陽極として操業中に酸素電位の顕著 な上昇を起すことも公知である。この事実は酸素発生陽極中のルテニウムのすぐ れた電気触媒的性質を効果的に使用する上での主要な障害であり、本願発明の根 抵に存在する主な問題点である。
発明の開示 本発明の主な目的はルテニウムを含有する触媒的酸化物被覆を有する造膜性金属 の陽極基材より成る寸法安定性の良い酸素発生陽極を簡単、経済的に製造するこ とである。
本発明の他の一つの目的は低下した電位と著しいエネルギーの節約と酸性発生陽 極としての長期使用寿命を維持するためにルテニウムを最も効率良(応用した寸 法安定性の良い陽極の製造方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は寸法安定性の良い陽極、特に酸性電解質から金属類を電 解採取する方法における酸素発生陽極として使用される陽極を製造することであ る。本発明は上記の目的に出来るだけ適合するように特許請求の範囲に記載した 製造方法を提供する。
本発明に基づく酸素発生陽極は酸素発生条件下において適当な陽極寿命を確保し 得るように最少割合のマンガンを含有していなければならないことは実験的に確 立されている。この点に関連して低くてしかも実際上一定な酸素発生電位を維持 し、酸素発生条件において長い陽極寿命を維持することが出来るようにするため に被覆組成物の組成をRuO3とMnO2とのモル比で1:1ないし1:9、好 ましくは1:2ないし1:4の範囲内において選択しなければならぬことも確立 されている。更に酸化物被覆物中のマンガンの割合は前記範囲内で相当大きくし ても酸素電位を著しく増大しない、一方酸素発生条件下において陽極寿命は酸化 物被覆物中のマンガンの比率が前記範囲内での上限に向って増加した時、著しく 長くなる。また本発明に基いて使用される酸化物層の数も陽極寿命に関して重要 な影響があることも確認されている。酸化物層の数は選択された被覆組成物と各 場合に使用される全ルテニウム着量に基いて6ないし35層、好ましくは約10 ないし約20層の範囲で選択しなければならない。このルテニウムの着量は陽極 基材表面積1平方メートル当り4ないし20、好ましくは約6ないし約12gの 8 範囲にある。この着量の選択は本発明に基いて製造される被覆物の組成に応じて それぞれの場合について定めろべきである。
すなわちマンガン含有率の多い安定な酸化物被覆が4〜8g/靜で10ないし2 0層という比較的少ないルテニウム着量で本発明に基づく組成物の範囲で有利に 製造されることが確立している。これに反して本発明に基づく組成物範囲のモル 比1:1に相当するマンガン比率の最小の酸化物被覆ては陽極寿命を適度とする ためにルテニウム着量8ないし209/lr?、としこれを比較的層数を多くし て10ないし20層あるいはそれ以上としなければならない。
本発明に基いて塗布される被−覆物溶液中に含まれるルテニウムおよびマンガン 化合物は、加熱による変化を行なって得られる酸化物被覆の全面にわたってルテ ニウムとマンガンとの均一かつ超微細混合物を確保するために完全に溶解しなげ ればならない。本発明は塩化ルテニウムと硝酸マンガン又は蓚酸マンガンを使用 すれば成功を収めることが出来る。
塗布用溶液の塗布は本発明に基くと、水溶性溶剤又は有機溶剤、特にエタノール 又はブタノールを使用すれば成功を収めることが出来る。
塗布用溶液の約4〜15重置部に相当する濃塩酸を溶液に加えても良(、これに よっても良好な被覆を行なうことが出来る。
本発明に基づく酸化物被覆物の製造に使用されるルテニウムおよびマンガン化合 物の熱分解温度はかなり異っているので、これらが同時に変化して良好均一な酸 化物被覆が確保されるように特に選んだ温度で熱処理を行なわなければならない 。
本発明に基づく良好な被覆を確保するため(では熱処理温度を約400℃とする ことが必要であるととが実験で確定している。
一方420℃以上の著しく高い温度又は380℃以下の著しく低い温度では良好 な被覆物が得られないことも分っている。
下記の実施例は本発明の種々の実施様式を示すものである。
〔実施例1〕 下記の方法でRu O2とM n O2のモル比50:50に相当する組成を有 する触媒的Ru、−Mn 酸化物被覆物を有するチタニウム陽極を製造した。
塩化ルテニウムと硝酸マンゴ/をモル比1:1で水中に含有する均一な塗布用溶 液を下記の組成(重量%)で作成した。
Ru Cl 3水溶液(40%Ru) ]、0.5%Mn (NO3) 2 ・ 4 H201,o、 5 %HCIV(]、ON) 4..7% H2074,3係 チタニウム試験片(100X20X1mm)をサンドブラストおよび30分間の ふつとうL 5 % NO1中でエツチング前処理を行なった。
塗布液は前処理したチタニウム試験片上にブラシで10層に連続的に塗布した。
塗布した溶液の各層を1. O0℃で5分間風乾し、得た乾燥した層を空気流中 で10分間400℃において熱処理した。これによって金属塩類は熱分解して酸 化物に変イヒした。
このようにしてRuO3/Mn O2のモル比50:50に相当するモル組成を 有する10層に造った酸化物被覆はチタニウム基材0 の単位表面積上に89/rr?に相当する特定量又は着量のルテニウムを含有す るものであった。このようにしてルテニウムの全着量89/rr?を有し10層 に形成した被覆物を有する一つの陽極(846)をH2SO41509/l 中 に酸素発生陽極として7500 A/77?’の電流密度で運転して促進寿命試 験を行なった。
一方陽極運転電圧を陽極が破壊して急激な電圧上昇を起すまで監祈した。この陽 極(S46 )の促進試験における寿命ば9Qhrであった。
前記の硝酸マンガンの代りに蓚酸マンガンを使用した以外は同じ方法で別の陽極 (S28)を造った。この陽極(828)は7500 A7m″の電流密度での 促進寿命試験結果は85hrの寿命であった。
〔実施例2〕 実施例1に記載したと同様の条件で触媒的Ru −Mn −Co 酸化物被覆を 有するチタニウム陽極を造った。但し水に溶解した塩化ルテニウム、硝酸マンガ ンおよび硝酸コバルト溶液は下記の組成(重量%)であった。
Ru C13水溶液(40%Ru) 10 %Mn(NO3)2・4H201, O係 C○(NO3)2・6H2026係 H(J (ION) 12 係 H2065,4係 チタニウム試験片を実施例1と同様にして前処理を行ない、前記塗布液を10層 に塗布して全ルテニウム着量を8 g/ m” LRuO□、 MnO2+ お よび酸化コバルトとしてモル比45:45:101 に相当する全体的組成の酸化物被覆物を形成した。
このようにして造った被覆した陽極(S37−I)を酸素発生陽極として150 g/lのH2SO4中テ500 Arm’ If)電流密度て運転して試験した ところ初期酸素電圧は標準水素電極に対して150■であって、20ケ月後もな お標準水素電極に対して170■の酸素電圧で運転した。同様の陽極(S37− I)を実施例1に記載した促進寿命試験に付し、たところ7500 A/m’の 電流密度において90hrの寿命を示1〜た。この陽極と、塗布液組成(重量% )がRu cd 3・水溶液(40%Ru)]00%IA rl(NO3) 2 ・4H208,8敷Co(No3)2’6H20] 22% HCe(]0N) 122係、H2C678チである点だけが異る条件で、別の陽極C337−H) を造った。この塗布液から得た被覆された陽極はルテニウム着量が8 g/ln ’、RuO2、MnO2およびコバルト酸化物のモル比5“0:45:5に相当 する全体的組成の酸化物被覆物を持つものであった。このような陽イヴの一つを 150 Fj/IJH2S○4 中で500 A/771”の電流密度で運転し たところ初期酸素電圧が標準水素電極に対して160■で、500 A 、/’  m”の電流密度で13ケ月後には破壊した。同様の陽極(S 37− ]T  ) は]、 509/l H2SO4中で7500 A/m’て運転して4.O hrの促進寿命試験による寿命を示した。
〔実施例3〕 実施例1に記載したと同様にして下記の方法で1ミクロン以下の粒径の分散した アナターゼ型TiO□粉末を含有する触媒的Ru−Mn酸化物被覆を有するチタ ニウム陽極を作成した。
この場合に使用された塗布溶液はn−ブチルアルコール中に12 塩化ルテニウムと硝酸マンガンをRu/Mnノモル比5o:5゜で溶解し更に溶 液全体に均一に分散したアナターゼ型TlO2粉末を含有しその組成(重量%) で下記の通りであった。
RuC,g3 Haq・(40%Rn ) 12.6%Mn (No 3) 2  ’ 4 H2012,2%分散したアナターゼ型TiO□粉末3.9%ブチル アルコール 713係 この溶液を逐次7層に塗布し実施例1に記載した条件で酸化物に変化させてルテ ニウム着量15 g/ m”で全組成がRuO2゜MnO2およびTlO2のモ ル比1:l:1に相当する7層に塗布した均一に分散したアナターゼ型T 10 2粉末を含有する触媒的Ru−Mn酸化物被覆を形成した。
このようにして全ルテニウム着量159/??Z′で7層に被覆した陽極(S1 41)の一つを実施例1に記載した促進寿命試験に付し、1.50.MI H2 SO4中で7500 A/m’の電流密度で175hrの寿命を示した。
全く同じ方法で作成した別の陽極(S141)を1509/lH2SO4中で5 00 A/i の電流密度で運転する酸素発生陽極として試験したところ初期酸 素電圧が標準水素電極に対して153Vで、23ケ月後も標準水素電極に対して 163■で運転した。
同じ塗布溶液を8層に塗布し実施例1に記載したと同様にして乾燥し熱分解して 全ルテニウム着量89/rr?で8層に被覆し、Ru O2とMnO2のモル比 1:1に相当する全体的組成の酸化物被覆を形成するように第二の一組の陽極( S142)を作成した。
この第二の組の陽極(3142)の一つを15011/lのH2SO4中で50 0A/rr?の電流密度で試験したところ、これらの試験条件下において700 0hr(292日)後に榎準水素電極に対して1、57 Vの酸素電圧で運転し た。
この第二の組の陽極(8142)の別ノーツバ150g/1H2So4中で75 00 A/m’の電流密度での促進寿命試験に対して79hrの寿命を示した。
ルテニウム着量が89/rr?になり、全体的組成がRuO3,MnO2゜Tl O2(粉末)のモル比でそれぞれ1:1:3と2:2:1の酸化物被覆を形成す るような二種類の塗布溶液を同様の方法で使用して別の陽極を作成した。
RuO2: MnO2: T10z (粉末)のモル比が]:1:3に相当する 組成の被覆組成物を有する陽極(3143)は]、 509/IJH2SO4中 で7500 A、夕の電流密度での促進寿命試験で68hrの寿命を示した。R uO2:MnO2:TiO2〔粉末〕のモ/lz比2:2:1に相当する被覆を 有するもう一つの陽極(S144)は7500A/−の電流密度での促進寿命試 験で80 hrの寿命を示した。
〔実施例4〕 20ないし40ミクロンの粒径を有する分散した金属チタニウム粉末を含有する 触媒的Ru−Mn酸化物被覆を有するチタニウム陽極を下記のようにして作成し た。
この場合に使用した塗布溶液は塩化ルテニウムと硝酸マンガンを1=10モル比 で水に溶解したもので、更に金属チタニウム粉末を溶液全体にわたって均一だ分 散含有し、下記の全体的組成(重量%)を持つものであった。
4 RuC13・水溶液(40%Ru) 10.3%Mn(No3)2・4H2Q  101%分散したT1粉末 2 係 HC1(1ON) 4.6% H2073% この溶液を7層に塗布して実施例1に記載した方法によって酸化物に変化させ、 7層で全ルテニウム着量8.49/n?、RuO: MnO2: Ti (粉末 )が38:38:24のモル比に相当する全体的組成を持つ、均一に分散したチ タニウム粉末を含有する酸化物被覆を形成するようにした。
このように7層に被覆してルテニウム着量8.4117 m’の被覆を有する陽 極(S48)を実施例1に記載した促進寿命試験に付したところ7500 A/ iの電流密度において150.9/7のH2SO4中での寿命が134hrであ った。
すなわちルテニウム着量8.49/rr?でRuO2:MnO3のモル比が1= 1に相当する組成の陽極酸化物被覆に分散したチタニウム粉末を添加することに よって陽極の酸素発生に対する安定性が改善される。この改善された状況はこの 陽極(848)の7500 A/m’の電流密度で得られた促進寿命試験による 寿命が]、 37 hrであってこれとほとんど同一のルテニウム着量8g/イ でRuO2:MnO2のモル比に1が同一(但し分散Tiを含有しない)被覆組 成である実施例1の陽極(846)について得られた寿命が90 hrであるの に比べて著しく長いことから明白である。
促進試駆の寿命が137hrのこの陽極(348)と、ルテニウム着量がほとん どこれと同じ8g/−でRuO3:MnO2のモル比が1:1(但し分散したア ナターゼ型TlO2を含有する)で70〜8Q hrの促進試験寿命を持つ実施 例3の陽極(S142)、(8143)および(S144)とを比較しても同様 の分散チタニウム粉末の添加による改善が認められる。
分散したチタニウム粉末の添加による陽極の安定性のこの著しい改善の理由は正 確には説明出来ないがおそらくは分散したチタニウム粉末のRu −Mn酸化物 被覆表面上における好ましい効果、又は分散したチタニウム試験片験u −Mn 酸化物との間のその形成期間中1でおける好ましい化学的相互作用あるいはそれ ら両者の作用が相まって得られることに依ると思われる。
〔実施例5〕 Ru O2とMn 02のモIし比が30ニア0に相当する全体的組成を有する 触媒的Ru−Mn酸化物被覆を有するチタニウム陽極を下記の方法で作成した。
1−ブチルアルコール中に30ニア0のモル比で溶解した塩化ルテニウムと硝酸 マンガンの塗布溶液は下記の組成(重量%)で作成した。
Ru Cla水溶液(40%Ru) 1]、、1%Mn (No 3 ) 2  ・4 H20258%ブタノール 631チ チタニウム試験片(100X20Xh++m)をサンドブラストL L, 1  − トIJクロロエタン中での10分間の処理および蓚酸中での80℃における 5hrのエツチングによって釉処理した。
塗布溶液をブラシで前処理後のチタニウム試験片に20層に16 逐次塗布し、各塗布層を120℃において10分間風乾し、更に空気流中で40 0℃において10分間熱処理した。これによって金属塩類は熱分解して酸化物に 変化した。生成した酸化物被覆はRuO□:MnO2が30ニア0の組成で20 層より成りルテニウム着量が8 g/ tn”、であった。
このようにして作成したルデニウj・着量89/靜の20層より成る被覆を有す る陽極(B2)は150g/1H2SO4中での7500 A/m’の電流密度 での促進寿命試1験において1.76hrの寿命を示した。
これと同じ塗布溶液を13層に塗布し、ルテニウム着量が6g/rdとなるよう に作成したことり外は同一の他の一つの陽極(B1)は7500 A/n+’、 の電流密度での促進寿命試験で1.42hrの寿命を示した。
また同じ塗布溶液を30層に塗布してルテニウム着量が129/m′となるよう に作成したこと以外は同一の他の一つの陽極(B4)は150g/1H2S04 中で7500 A/yy+’、の電流密度で促進寿命試験の結果137 hrの 寿命を示した。
平均粒径が40ミクロンの分散したβ−Mn O2粉末を含有する触媒的Ru− 酸化物被覆を有する比較用チタニウム陽極(O42)を実施例1の記載と同様の 方法で作成した。しかし塗布したRu酸化物の層は5層でルテニウムの全着量は 8 g/ n?で、前記の陽極Bl、、B2.B4 と同一の全体的被覆物組成 に相当する分散Mn02粉末を含有し、すなわち(この比較陽極中の分散した予 め形成した粉末として塗布して) Ru0230 %とMnO370係の全体的 被覆物組成を有するものであった。この場合に使用した塗布溶液は溶解した塩化 ルテニウムと分散しtこMnO2粉末とより成り下記の重量%で示す組成を有す るものであった。
Ru Cl 3水溶液(40’16Ru ) 12.7%分散したβ−M n  02粉末(平均粒径40ミクロン) 、1.O,O%H(J (l0N) 5. :3.− n−ブチルアルコール 72 % この溶液を5層に塗布し実施例1に記載した方法で証化物に変化させ、全ルテニ ウム着量8 g/ tn“で5層に形成した、分散β−MnO2粉末を含有する 酸化ルテニウム被覆k f’+−成した。
このようにしてR1,10230%、Mn03(粉末)70乃に相当する組成を 持ちルテニウム着量が897−の5層に形成した被覆を有する比較用陽極(O4 2)は7500 A/m”の電流密度において60hrの促進寿命試験の寿命を 示した。すなわちこのB2 と同一の全体的組成の被覆を有するが予め形成分散 したMnO2粉末を含有する比較用陽極(O4,2)は750017m、’の電 流密度において促進寿命試験の寿命が60 hrであるが1iれと同一のルテニ ウム着量CF3g/n?)で全体的組成が同一であるがRu −Mn酸化物が陽 極してその場で形成された陽極の7500A/m’における促進寿命試験による 寿命は1.76 hrてあって約3倍の長さの寿命を示した。
更にこのルテニウム着量89 / d −RL102とMn 02のモル比が3 0ニア0に相当する全体的組成を持つRu −Mn酸化物被覆を有する陽極(B 2)が示す促進寿命試験による寿亮176hrは、これと同一のルテニウム着量 897/n?であるがRu O2とMn02とのモル比が1:1に相当する全体 的組成すなわち本発8 明に基づく方法で塗布されるルテニウムの割合が最小の限界であろRLI −M n酸化物被覆を有する実施例1の陽極(S 、4.6 )および(848)の示 す寿命85ないし90 hrの約2倍である。
この比較結果によって少量の酸化ルテニウムと共にその場で形成される大部分割 合の酸化マンガンを塗布する本願発明の方法に基づ(Ru −Mn酸化物被覆を 製造することが特に重要な意味を持つことが分る。
〔実施例6〕 RuO2とM no 2が14:86のモル比に相当する組成を有する触媒的R u−Mn酸化物被覆物より成るチタニウム陽極を下記のようにして製造した。1 −ブチルアルコール中に溶解した塩化ルデニウトと硝酸マンガンを含む塗布溶液 を下記の組成(重量%)で作成した。
Ru C7j a水溶液(40%Ru ) 8.3%Mn(No3)2−4H2 048,1,%ブタノール 436% チタニウム試験片(100X20X1.mm)をI、 l 1−トリクロロエタ ン中で10分間ザントゞプラストし、蓚酸中で80’Cにおいて6hr エツチ ングして前処理した。前処理したチタニウム試験片に前記塗布溶液をブラシで2 2層に逐次塗布し各塗布層を120℃で10分間風乾し生成した乾燥した層を4 . O0℃において10分間空気流中で熱処理した。これによって金属塩類は熱 分解して酸化物に変化した。このように22層に塗布した酸化物被覆はルテニウ ム着量が89 /rn“で全組成がRuO3: MnO2粉末:86に相当する ものであった。このようにしてルテニウム着量89/ぜで22層に造った被覆を 有するRi(El)は1、509/lのH2SO4中で750 OA7m”の電 流密度において促進寿命が200 hrであった。
同じ溶液を用いてルテニウム着量69/ tn”で16層に作成した他の一つの 陽極(B2)は7500 A/&における促進寿命試験による寿命は182hr であった。更に別の「筒棒(B3)をルテニウムの全着量109/rn’で28 層に作成したがその促進寿命試験による寿命は160 hrであった。
この溶液を33層に塗布しルテニウム着量12 g/ m’に1〜て作成した別 の一つの陽極(B4)は促進寿命試験による寿命が193hrであった。
前記の促進寿命試1験の結果から分るようにMr)02/RuO2のモル比が8 F+:14(約6:1)のように高い割合の陽極は、ルテニウム着量が6ないし 8El/n?で16ないし22層に塗布したRu −Mn 酸化物被覆を有する 陽極(El)及び(B2)の場合には前記の促進寿命試験の結果から分るように 寿命が182ないし200 hrであった。これに反して被覆層が更に多くて( 28−33層〕、ルテニウム着量が更に大きい(10〜129/n?)陽極(B 3)および(B4)の場合にはこれよりも被層層数が少なくルテニウム着量が少 ない陽極(El)及び(B2)に比して著しい改善は認められなかった。
同様にしてルテニウム着量89/rr?で18層に作成した他の陽翫は同様の試 験法で但し更に低い電流密度で試験した場合にそれぞれ硫酸中で下記の促進寿命 試験の寿命を示した。
陽極(4A): 3750A/m’の電流密度で520hr20 陽極(3A): ]875A/rr?の電流密度で1760hr” (2A):  940A/iの電流密度で8160hrこれらの促進寿命試験は酸素発生陽極 を工業的に使用すえ多くの場合に通常要求される電流密度よりもかなり大きい電 流密度で試験が行なわれていることに注目することが必要であろう。
本発明において測定された促進寿命試験結果はもつと@極電流密度が低い場合の 通常の運転、例えば硫酸電解質からの銅の電解採取法に代表的されるような20 0A/m’の電解密度に対してはかなり長い使用寿命に相当する値であろう。
〔実施例7〕 Ru O2とMnO2のモル比が1:4に相当する組成を有する触媒的Ru − Mn酸化物被覆物より成るチタニウム陽極を下記の方法で作成した。
1−ブチルアルコールにモル比1:4の割合で溶解した塩化ルテニウムと硝酸マ ンゴ/より成る塗布溶液を下記の組成(重量61))で作成した。
Ru C1a水溶液(40%Ru) 9.5%Mn(No 3)2・4H203 6,8%ブタノール 537係 この塗布溶液を逐次塗布し乾燥して前記の条件において酸化物被覆に変化させた 。
このようにしてルテニウム着量89 /rr? RuO□: MnO3のモル比 が20 : 80に相当する組成に塗布した触媒的Ru −Mn酸化物被覆物を 有する一つの陽極(C2ルま15011/lのH2SO4中で7500 A/m ’の電流密度での促進寿命試験で175 hrの寿命を示した。同様の方法で製 造した塗布層が16層でルテニウム全着量が12g/lr?に同じ溶液を塗布し た別の一つの陽極(CI)は7500 A/l?l’の電流密度での促進寿命試 験により135hrの寿命を示した。
更に、同様の方法で製造し同じ溶液を21層に塗布しルテニウム全着量が12g /n?の別の陽極(C3)は7500A/n?の電流密度での促進寿命試験の結 果187 hrの寿命を示した。
更に別の同様の方法で製造し同じ溶液を30層に塗布し、ルテニウム全着量が1 2g/−の陽極(C4)は7500 A/m”の電流密度での促進寿命試験の結 果126 hrの寿命を示した。
前記の促進寿命試験の結果から分るように、MnO2/RuO2のモル比が高く て4:1の値を有する陽極は、Ru −Mn酸化物被覆が20ないし21層でル テニウム着量が8ないし109/rr?の陽極(C2〕および(C3〕の場合に は175ないし187 hrの寿命を示しこれに反して、ルテニウム着量がこれ より高くして12g/n?であり、塗布層が16ないし30層の陽極(C4〕お よび(C1)の場合には促進寿命試験の結果が126ないし137hrであって 促進寿命試験の結果が175ないし187hrの陽極(C2)および(C3)の 寿命の方が約40係も長くて、(C4)および(C5)VC対して改善されてい る点が認められない。
前記の試験結果からまたルテニウム着量129/rr?で30層の塗布層を有す る陽極(C4)が促進寿命試験による寿命が126 hrであって、同じ組成で 同一ルテニウム着量ではあるが16層に塗布された陽極(CI)が135 hr の寿命を持つの2 に比べて何ら著しい改良結果が認められないことも分るであろう。すなわち塗布 層の数を16層以上30層に増加してもこのような陽極の安定性は増加しない。
〔実施例8〕 種々の量のルテニウムおよび/またはマンガンを含有する酸化物被覆を有するチ タニウム陽極を作り下記の方法で試験した。
チタニウム試験片(100X20Xtmm)をサント9ブラスト処理10分間の 1、]、、 ] −) 1.1クロロエタン中の処理、および蓚酸中での80℃ だおける6hrのエツチング処理によって前処理を行なった。酸化ルテニウム被 覆(100% Ru02 )を有する比較用陽極(Ru100)を下記の方法で 作った。
(a)前処理したチタニウム試験片に下記の組成(重量〕を有する塗布溶液をブ ラシで9層に塗布する。
(RuC73水溶液(40%Ru)0.81 ;エタノール24β:HC#(I ON) 0.25m1) (b)溶液を塗布した各層を120℃で15分間風乾し、(C)乾燥した各層を 400℃において10分間空気流中で熱処理する。これによって金属塩類は熱分 解して酸化物に変化する。
こ゛の酸化ルテニウム被覆を9層に被覆したルテニウム着量8g/mの比較用陽 極Ru100を酸素発生陽極として1509/lのH2SO4中で試験したとこ ろ500A/7yi″の電流密度において標準水素電極に対して150■の酸素 電圧を示し7500 A/iの電流密度においての促進寿命試験によって3.5  hrの寿命であった。
3 同様にしてRuO2: MnO2のモル比9二1に相当する組成を持ツRu − Mn酸化物被覆を有する電1gi Ru 9 Qを0.926 pRu C73 水溶液(40%Ru)、Mn(No3〕2・4H2o0103g、エタノール5 5g、HCA (1ON) 0.25だlの重量組成の塗布溶液をこの場合9層 に塗布し、各層を前記工程(h)および(c)に記載したと同様の方法で乾燥、 熱処理して作成した。
このようにして作ったRu O27Mn02が90:10の9層を持ち、ルテニ ウム着量が8.11/rr?の陽極Ru90を150 j9/IIのH2SO4 中で同様の方法で試験したところ500 A/7?+’の電流密度において標準 水素電極に対して153■の酸素電圧を示し、7500 A/iの電流密度にお いて促進寿命試験による寿命が9.8hrであった。
同様にしてRu 02 : M n 02が80:20モルに相当する組成を持 つRu−Mn酸化物被覆を有する陽極M5をRu C113水溶液(40%Ru )0.721,9.Mn(No3)2・44H2O0180、エタノール5.9  & 、 HCl(ION) 0.25rnl の重量組成の塗布溶液をこの場 合は7層に塗布し前記の工程(h)および(c)VC記載したと同様の方法で各 層を乾燥、熱処理して作成した。
このようにして作ったルテニウム着量8g/−でRuO2/MnO2が130/ 20の7層の塗布層を有するように作成した陽極M5を同様に150 g/lの H2SO4中で試験したところ500 A/m’を示し、7500A/rr?の 電流密度において促進寿命試験だよる寿命が10゛hrであった。
RuO2/MnO2がモル比で50:50に相当する組成を持つ24 Ru −Mn酸化物被覆を有する陽極M8を同様にして作成したが、此の場合は Ru Cla水溶液(40%Ru ) 0.684g、 Mn(NO3)2”4 H200,680,!i’、エタノール36g、HClCl0N)0.25m1 の重量組成を有する塗布溶液を8層に塗布した後、前記の工程(h)および(C )に記載したようにして各層を乾燥、熱処理した。
このようにして作ったルテニウム着量89/rr?、08層に塗布したR u  02 / M n O3が50:50の被覆を有する陽極M8を150 g/l のH2SO4中で同様にして試験を行なったところ500 A/m”の電流密度 において標準水素電極に対して156■の酸素電圧を示し、7500 A/77 +”の電流密度において促進寿命試験による寿命は55 hrであった。
RuO2/MnO2が30ニア0のモル比に相当する組成のRu −Mn酸化物 被覆を有する陽極M4を同様にして作成したが、此の場合はRuCl3・水溶液 (40%Ru ) 1.0749 、 Mn(NO3)2・4H202,419 ,9,:r−タノール3.6g、HCA (1ON) 0.25 rugの重量 組成の塗布溶液を7層に塗布し、前記の工程(5+および(c)に記載した方法 と同様にして各層を乾燥、熱処理した。このようにしてルテニウム着量81/r r?、7層に形成したRuO2,//1T!nO2のモル比30ニア0の被覆を 有する陽極M4を同様に150 g/lのH2SO4中で試験したところ500  A/m’の電流密度において標準水素電極に対して]55■の酸素電圧を示し 、7500A/m’の電流密度において促進寿命試験による寿命が11.5 h rであった。
Ru027MnO2が14:86のモル比に相当する組成のRu−Mn酸化物被 うを有する陽極M13を同様にして作成したが、この場合はRu Cl 3水溶 液(40%RIL)0.537,9、Mn(NO3)2−4H203,127E 、エタノ−/’ 2,835.9、HCl(10J0.25++eの重量組成の 塗布溶液を11層に塗布し前記の工程(hlおよび(C)に記載した方法と同様 にして各層を乾燥、熱処理した。このようにして作成したルテニウム着量が89 /n−?で11層に形成したRu 02層Mn O2が14:86の被覆を有す る陽極M13を150g/lのH2SO4中で50 OA/77+’の電流密度 において同様に試験したところ標準水素電極に対して157■の酸素電圧を示し 7500A、//n?の電流密度において促進寿命試験による寿命が200 h rであった。
酸化マンガン(Mn O2)被覆を有する他の一つの陽極Mn1OOを同様にし て作成したが、この場合にはMn(NO3)2・4H20112μ、エタノール 109の重量組成を有する溶液を11層に塗布した後前記の工程FA)と同様に して乾燥し、320℃の空気流中で10分間各乾燥層を熱処理(この条件は熱分 解によるMnO2被覆生成に適した条件と考えられる)した。得られた酸化被覆 物(100% Mn O2) の全マンガン着量は26.9/rr?であった( すなわちM13と同じであった)。
このように26g/rr?のMn着量を持ち11層に形成した1vin 02被 覆を有する陽極Mn1OOを同様にして150g/lめH2SO4中で試験した ところ500 A/caの電流密度において標準水素電極に対して約3■の酸素 電圧を示し7500 A/Cnの電流密度における促進寿命試験では直ちに破壊 した。
以上のごと(前記の試験結果から本発明の方法によって作成したRu −Mn酸 化物被覆を有する陽極M8、M4、およびM13が6 酸素電圧の著しい増加を示さず同時に被覆組成物中のルテニウムの割合をRu  O2対M n O20モル比が1:1ないし1:9に相当する本発明の範囲内で 減少すると酸素発生条件下の陽極寿命が数倍に長くなることを示す。
更に注意すべきことは前記の陽極M4と実施例5に記載した陽極(B2)は共に RuO2/ MnO2のモル比が30/70に相当する同一の被覆組成物と同一 のルテニウム着量897 m”を有する本発明によって作成された陽極であって 、M4は7層に塗布したもので促進寿命試験による寿命が1.15 hrであり 、これに対して陽極(B2)は同一の被覆を20層に形成したものであって促進 寿命試験の結果176 hrの寿命であり、著しく長寿命である。すなわちRu  02 / M n 02が30/70に相当する被覆組成でルテニウム着量が 8 、f9 / ?71Fのこのような陽極の層数が7層から20層に増加する と促進寿命試験による寿命が115hrから176hrに増加すると記載した通 り酸素発生条件下での陽極寿命が著しく長くなる。また前記の陽極M1.3およ び実施例6に記載シタ陽極(El)はR1027MnO2が14:86のモル比 に相当する同じ被覆物組成を有しルテニウム着量も同じ8 g/ m’である本 発明によって作成された陽極であるが、M13は11層より形成され促進寿命試 験による寿命が200hr であり一方陽極(El)は同様の被覆を22層に形 成したもので促進寿命試験による寿命は同じ< 200 hrであった。すなわ ちRu O2/ M n○2が14:86のモル比に相当する被覆組成物を有す るこのような陽極の場合には両者共促進寿命試験の寿命が200 hrであるこ とから分るように、酸素発生条件下での陽極寿命の著しい改善は認められなかっ た。
技術上の応用可能性 本発明は陽極費の制約が根本的な要件である触媒的酸素発生陽極として工業的に 応用し得る寸法安定性が良い陽極の製造に応用される。本発明によって製造され る陽極は硫酸塩電解質からの銅および亜鉛等の金属の電解採取に特に使用される 。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ]、CL)モル比1:1ないし1:9の範囲から選ばれた所定モル比の二酸化ル テニウム対二酸化マンガンに相当する濃度のルテニウム化合物およびマンガン化 合物を含有する塗布溶液の連続層を陽極基材に塗布する工程;h)■程α)で塗 布された塗布溶液の各層を乾燥し、前記の所定割合のルテニウム化合物およびマ ンガン化合物の均一な混合物より成るほとんど乾燥した層を得る工程;C)乾燥 生成層を約400℃の酸化雰囲気中で5ないし15分間熱処理を行なって、前記 化合物を均一な酸化物の層に変える工程; d)工程α〕、b)およびC)を反復実施して、4j9/rr?ないし201  / ?yi″の範囲から選んだルテニウム着量に相当しへ て、陽極基材の単位表面積車りに所定量のルテニウムを含有する触媒的酸化物被 覆を徐々に形成するように核酸化物層の数を選択して6ないし35層の酸化物層 を逐次連続的に形成する工程; より成ることを特徴とするルテニウムを含有する触媒的酸化物被覆を有する造膜 性金属の陽極基材より成る寸法的に安定な酸素発生陽極の製造方法。 2 陽極基材が主としてチタニウム又はチタニウム合金よす成ることを特徴とす る請求 3 該触媒的被覆がa)、h)およびC)によって該酸化物層を連続的[10な いし20層形成することを特徴とする前記請求の範囲第1項に記載する方法。 4 該モル比がルテニウム1/マンガン2ないしルテニウム1/マンガン6の範 囲から選択され、該ルテニウム着量が6ないし12g/??+2の範囲から選択 されることを特徴とする前記請求の範囲第1項または第2項に記載する方法。 5 該モル比がルテニウム1/マンガン4ないしルテニウム1/マノガン6の範 囲から選択されることを特徴とする前記請求の範囲第4項に記載する方法。 6 該モル比カルテニウム1/マンガン1ないしルテニウム1/マンガン3の範 囲゜から選択されることを特徴とし、マンガンを不純物として含有する酸性電解 質からの金属の電解採取法用の陽極の製造についての前記請求の範囲第1項に記 載する方法。 7 該塗布溶液が該溶液の重量基準で約4ないし15%に相当する量の濃塩酸を 含有することを特徴とする前記請求の範囲第1項に記載する方1法。 8 該被覆物が有機溶剤としてエタノールまたはブタノールを含有することを特 徴とする前記請求の範囲第1項に記載する的被覆物が含チタニウム粉末を多くと も10g/?71″のチタニウム着量に相当する量で含有するように選択される 量の該塗布溶液中に均一に分散されていることを特徴とする前記請求の範囲第1 項に記載する方法。 10 1ミクロンより小さい大きさの粒径の粒子より成る酸化チタニウム粉末が 該塗布溶液中に微細に分散されていることを30 特徴とする前記請求の範囲第1項に記載する方法。 11 前記請求の範囲第1項または第2項ないし第10項ついずれかに記載する 方法で製造される寸法的に安定な陽極。
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