JPS60501300A - 発泡被覆布帛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発泡被覆布帛 本発明は、遮光カーテンとしての使用に適した、発泡被覆ガラス繊維布に関する 。

発明の背景 「遮光カーテン」なる語は、実質的に光を通さないカーテン製品を指す。従って 、遮光カーテンを窓の装飾として吊り下げる場合に、その遮光カーテンはそれを 用いた窓を通して室に入射する外部光を実質的にすべて遮断する。遮光カーテン は、家庭用として適しており、そして病院、刑務所等における施設用、並びに必 要なときに室から光を排除する選択。

が重要である営業建物、例えば、ホテル、モーチル、映画館等における使用にと りわけよく適している。

家庭、並びに前記の営業建物および施設において使用するために、安全の観点か ら、遮光カーテンを製造する布帛が難燃性であることも望まれる。

ガラス繊維布は、本質的に難燃性である。しかしなから、遮光カーテンの製造に おけるガラス繊維の使用は、従来、易燃性の厚いポリウレタンポリマー発泡層を 織られたガラス繊維布基材に適用することを含んでいた。結果として、難燃性ガ ラス繊維布基材の使用によって得られたかもしれない任意の好都合は、ガラス繊 維布基材に適用された易燃性ポリウレタン表層によってその大部分が否定されて きた。

本発明の目的は、実質的に光を通さずかつ難燃性である遮光カーテンとしての使 用に適しており、同時に、カーテン製品を製造するために用いられる織物の特性 であるドレープ性および柔軟性を有する、発泡被覆したガラス繊維布を提供する ことにある。

発明の簡潔な記載 前記の目的に従って、本発明は、少なくとも一方の面に１層もしくはそれ以上の 層の難燃性発泡被覆組成物を被覆した緻密に織ったガラス繊維布基材を含む、カ ーテン、ブラインド（ｗｉｎｄ６ｗ　５ｈａｄｅ　）等としての使用に適した、 難燃性でドレープ性を有しかつ実質的に光を通さない布帛であって、前記の発泡 被覆層の最低１層が不透明でありかつ難燃性ポリマーラテックス発泡体の硬化層 を含み；前記の発泡被覆が、実質的に布帛を不透光性にし、そして布帛を非磨耗 性、耐磨耗性にしかつ被覆しだ布帛を縫製可能にしかつこの布帛にドレープ性を 持たせ得るに十分な量でガラス繊維布基材の前記面に適用されている布帛を提供 する。

本発明の一態様において、発泡被覆は最低３層の被覆層を含み、その最内被覆層 は白色であり、中間被覆層は灰色捷たは黒色であり、そして最外被覆層３ は白色である。その際、被覆層のそれぞれにおいて、乾燥重量を基準にして約１ ００部の発泡性ポリマーラテックスを有しかつそのポリマーラテックスの重量を 基準にして約２〜約１０部の可塑剤、約１〜約１０部の難燃剤、約１０〜約５０ 部の顔料、界面活性剤、約２５〜約７５部の充填剤、および前記顔料用分散剤を 含有する被覆組成物中に顔料が分散され本発明の布帛は、一方の面が難燃性ポリ マーのフェースコート（表面被覆）によって被覆され、かつ反対の面が布帛に遮 光性を力える難燃性ポリマー発泡被覆組成物で被覆された、緻密に織ったガラス 繊維布基材を含んでいる。

本発明によって用いられるガラス繊維布は、緻密に織ったガラス繊維布である。

通常、適当な緻密に織った布帛は、Ｃ，Ｄ、ＥｔたはＤ４ガラス繊維を含んでい ることができ、そして約００３３〜約１２て（約１３〜約４６ミル）、奸才しく は約０２５調（約１０ミル）の布帛厚、約５１〜約８５０．９層ｍ２（約１５〜 約２５オンス／平方ヤード）、好ましくは約２３０〜約４２４９７ｍ２（約６， ９〜約１２５オンス／平方ヤード）の布帛重量を有していてもよい。

織布の糸は約１００〜１２００のデニールであることができる。例えば、とりわ け適当な糸のデニールは、１００，３００，６００，９００または１２００のデ ニールを含んでいる。個々の繊維ストランドは、ストランド当り約４０８〜１６ ３２本のフィラメントを含んでいることができ、例えば、３００デニールのＣ− 系についてはストランド当９８１６本のフィラメント１．６００デニールのＣ− 系にっｂてはストランド当り１６３２本のフィラメント：３００デニールのり、 ／’Ｅ糸についてはストランド当シ４０８本のフィラメン）　；　１２００デニ ールのＤ／Ｅ糸についてはストランド当Ｊ１６３２本のフィラメントを含んでい ることができる。たて糸の引張強さは、約３．２〜約１１６．６ｋｇ／ｃｒｎ２ （約４５〜約１６５８１ｂ／　１ｎ２）の範囲にあることができ、よこ糸の引張 強さは、約２２〜約９６３９ｋＶｃｒｎ２（約３２〜約１３７１１ｂ／１ｎ２） の範囲にあることができる。

ここで用いる緻密に織ったガラス繊維布は、ジャガード、ダービー、１２−ハー ネスサテン、またはタック（例えば、ＩＸＩ　、２Ｘ２．２Ｘ１．３Ｘ１または ４×１）組織を含む任意の常用のｉｅターンで織ることができる。

フェースコートは、それが適用されるガラス繊維布の通常の磨耗面を非磨耗性お よび耐磨耗性にする。

さらに、布帛を遮光カーテンとして用いる場合、フエースコートは、好捷しくは 、室内に面するように意図されたカーテンの面て適用する。以下の記載において よシ詳細に説明するように、フェースコートは、布帛基材上の極めて薄く、そし て好ましくは透明なポリマー層を含んでいる。フェースコートは、布帛製品の不 透光性に対して有意には寄与しない。

しかし々から、装飾の目的で、フェースコートが適用される布帛基材の面は、そ の上に染色され捷たは捺染された、透明なフェースコートを通して見るととがで きる装飾的デザインを有していてもよい。フェースコートは、布帛基材の面に所 望の色を与えるように、着色することもてきる。

ンエースコートが適用される面の反対側の布帛基材の面は、布帛を不透光性にす る難燃性発泡被覆組成物で被覆する。発泡被覆は、１層もしくはそれ以上の層の 被覆組成物を含んでいる。好ましくは、最外発泡層は白色の顔料捷たは別の確実 にアピールする色の顔料を含んでいるが、最低１層の中間発泡層ば、布帛の遮光 性を高めるために黒色または灰色の顔料を含んでいる。

以下の詳細な論議において、フェースコートノ化学組成および適用方法を最初に 述べ、続いて、本発明の布帛上に用いる遮光性発泡被覆の化学組成お上び適用方 法の詳細を述べる。

ガラス繊維布基材に適用されるフェースコートは、ポリマー担体を含み、そして 被覆の難燃性に寄与する１ねもしくはそれ以上の成分、例えば、五酸化ニアンチ モンおよび／または三酸化アンチモンを含んでいる。もちろん、本質的に難燃性 であるポリマー被覆を用いる場合には、難燃性化学添加剤を被覆組成物中に含め る必要はない。

フェースコート配合物は、有効量の可塑剤、および充填剤を含んでいてもよい。

好ましくは、被覆の難燃性にも寄与するように充填剤を選ぶ（例えば、アルミニ ウム三水和物）。

フェースコート組成物中に用いるに適当なポリマー担体は、ハロゲン含有ポリマ ー、例えば、ポリ塩化ビール、塩化酢酸ビニルコポリマー、捷たはアクリル系ポ リマーラテックス、例えば、アクリル酸塩化ビニルラテックス、捷たはエチレン 塩化ビニリデンポリマーを含んでいる。適当なエチレン塩化ビニリデンポリマー 担体（・主、エアー・フレックス（ＡｉｒＦｌｅｘ　）　４５−１４の商品名で 、エアー・プロダクツ（Ａｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ）社から市販され入手するこ とができる。これに代えて、ポリマー担体は、ポリクロロプレン（ず々わち、ネ オプレン）であってもよい。

好才しいポリマー担体は、アクリル酸塩化ビニルラテックスである。このタイプ のポリマーは、化学７ 製品表示４６０Ｘ４６で、オハイオ州アクロン（Ａｋｒｏｎ　）のビー、エフ、 グツドリッチ（Ｂ、Ｆ−Ｇｏｏｄ　−ｒｉｃｈ　）社から市販され入手すること ができる。

フェースコート配合物の他の成分と相溶性である任意の通常の可塑剤を用いるこ ともできる。例えば、適当な可塑剤は、パラトリクレジルホスフェート、オクチ ルジフェニルホスフェート、並びに、被覆の「風合い（ｈａｎｄ）　Ｊを改善す ることに加え、配合物の難燃性に寄与する、塩素化または臭素化パラフィンタイ プの可塑剤を含んでいる。好捷しいハロヶ゛ン化パラフィン可塑剤は、約５０係 の塩素含有量の塩素化パラフィンである。

フェースコ−１・組成物中に用いるに適した難燃剤は、三酸化アンチモンおよび ／捷たは五酸化ニアンチモン、捷たは、被覆配合物に難燃性を与えるに加えて、 煙形成を抑制するようにも機能する、他の金属酸化物、例えば、酸化モリブデン を含んでいる。

フェースコートは、充填剤として、被覆の難燃性に寄与するアルミニウム三水和 物の如き成分を含んでいてもよい。熱に暴露された場合、アルミニウム三水和物 は、水分を放出し、これにより、被覆の総体的な難燃性に寄与する。

被覆配合物中に制菌剤および／または抗カビ剤を含有させることによって、フェ ースコートに抗細菌性および／または抗菌性を付与することもできる。

ポリマー担体と相溶性である任意の通常の殺菌剤および／または殺カビ剤、およ び配合物中の他の成分、例えば、Ｎ−）ジクロロメチルチオ−４−シクロヘキセ ン−１，２−ジカルボキシイミド捷だはビス（トリーｎ−アルキル錫）スルホザ リチレートを用いてもよい。Ｎ−）ジクロロメチルチオ−４−シクロヘキセン− １，２−ジカルボキシイミドの殺菌性および殺カビ性は、細菌およびカビの活動 によって惹起される可塑剤の消耗による被覆の脆化を阻止するようにも機能し得 る。この化合物は、コネチカノト州ノーウオーク（Ｎｏｒｗａｌｋ　）ウィンフ ィールトストリー）　（Ｗｉｎｆｉｅｌｄ　５ｔｒｅｅｔ　）　２０のアール、 ティー、フ、ｒンデアビｊレト（Ｒ，Ｔ、Ｖａｎｄｅｒｂｕｉｌｔ　）社から市 販され入手可能であシ、商品名ヴアンサイド（Ｖａｎｃｉｄｅ　）８９のもとに 販売されている。

殺カビ剤として有効に機能するために、およびとシわけ不体裁なカビおよび細菌 の増殖を阻止するために、殺カビ剤および／−または殺菌剤の成分が被覆層の表 面へのマイグレーションを起こさなければならない。殺カビ剤および／捷たは殺 菌剤成分のマイグレーション速度は、被覆配合物中でのその成分の相溶性により 決オる。本発明のフェースコート配合物に従って、（１００部のポリマー担体を 基準として）０５〜２部、好捷しくは１部の殺カビ剤および殺菌剤、例えば、Ｎ −トリクロロメチルチオ−４−シクロへギセンー１，２−ジカルボキシイミドを 用いる。この濃度水準において、殺カビ剤および殺菌剤は配合物中の他の成分と 相溶性であシ、カビおよび細菌に対して有効な濃度の成分が、被覆の表面に与え られる。

好ましくは、フェースコート配合物は、乾燥重量を基準にし、そして１００部の ポリマー担体を基準にして、約２５〜７５部の充填剤（例えば、アルミニウム三 水和物）、約５〜２５部の可塑剤、および約３〜］、０部の三酸化アンチモンま たは五酸化ニアンヂモンを含んでいる。好捷しくは、ポリマー担体は、アクリル 酸塩化ビニルラテックスであり、充填剤は、アルミニウム三水和物であり、そし て可塑剤は、約５０％の塩素含有量の塩素化パラフィンである。例えば、被覆組 成物は、乾燥重量を基準にして、約１４０部のアクリル酸塩化ビニルラテックス 、約５６部のアルミニウム三水和物、約６部の五酸化ニアンチモン、および約３ ０部の塩素化パラフィン（５０チ塩素）を含んでいてもよい。

フェースコート配合物は、最初に、各成分とも約５０チの水中分散液の形のポリ マー担体、五酸化ニアンチモンおよびアルミニウム三水和物を一緒に混合するこ とによって調製する。水性溶剤系は、より揮発性の溶剤系に関係した環境危険を 与えないので好ましいが、他の相溶性の溶剤系を用いることもできる。さら眞市 販され入手可能な、例えば、ポリ塩化ビニルまだは塩化酢酸ビニルコポリマーの プラスチゾルを、それに加えた有効量の前記難燃性成分と共に用いることができ る。

ファイングレードのアルミニウム三水和物をフェースコート中に用いる。その際 、この成分の平均粒径は、好寸しくは、約１０ミクロン未満である。アルミニウ ム三水和物粒子は、フェースコート組成物の他の成分に加える前に、適当な分散 助剤、例えば、燐酸三ナトリウムまたは四ナトリウムの助けを借シて水中に分散 させる。可塑剤成分を１．ｊＱ　ＩＪママ一体、難燃剤および充填剤の分散液に 加える。

布帛基材上にフェースコートを適用する前に、適当な増粘剤を添加するととによ って配合物の粘度を調整する。配合物の調整粘度は、用いる特定の被覆方法によ って決定する。適当な増粘剤は、メチルセルロース、高分子量のアクリル酸、捷 たは好ましくは、ノニオン増粘剤、例えば、ビー、エフ、グツドリッチ・ケミカ ル（Ｂ、Ｆ、Ｇｏｏｄｒｉｃｈ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　）社から市販され入手可能 なカルボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ　）　ヲ含んでいる。

配合物の粘度を調整した後、配合物のＰＨを、必要により酸捷たは塩基を用いて 、約７０以下に、好ましくは約５５〜６５の範囲内に調整する。好ましくは、Ｐ Ｈ調整に用いる酸は酢酸であり、そして好ましい塩基はアンモニアである。

フェースコート配合物を布帛基材に適用するに、任意の通常の被覆方法を用いる ことができる。例えば、浮しナイフ法、ロール式ナイフ法、またはリバースロー ル被覆法を用いることができる。浮しナイン被覆法を用いる場合には、配合物の 粘度は、増粘剤を加えることによって、約４０〜１６０　ｇ／１ｙｎ−ｓ（約４ ，０００〜１６，０００虫ンチポアズ）、好ましくは約］　６０　ｊｊ／１ｙｒ ｒｓ（１，６，０００センチポアズ）に調整しなければならない。ロール式ナイ フ被覆法を用いる場合には、配合物の粘度は、好ましくは、約５００〜６００　 ｊＪ／１ｙｒｒｓ（約５０，０００〜６０，０００センチポアズ）に調整する。

リバースロール被覆法を用いる場合には、配合物の粘度は、好捷しくは、約４０ 〜５０　＆／ｌｙｎ、ｓ　（約４，０００〜５，０００センチポアズ）に調整す る。

フェースコートをガラス繊維布基材に適用する場合に用いるのに好寸しい被覆方 法は、浮しナイフ法であり、その際、被覆配合物の粘度は、被覆配合物に（乾燥 重量を基準として）約１〜５部の増粘剤を添加することによって約１６０ｇ／ｃ ｍ・Ｓ（約１６，０００センチポアズ）に調整する。

フェースコート組成物は、１層もしくはそれ以上の被覆層で適用することができ 、そして好捷しくは、布帛基材上に１ｍ２の布帛基材当り約４２４〜約３４．９ （１平方ヤードの布帛基材当シ約０．１２５〜約１０オンス）、最も好捷しくは １ｍ２の布帛基材当シ約１７１（１平方ヤードの布帛基材当り約０５オンス）の 量の極めて薄く、目に見えない程の被覆層を含んでいる。

このフェースコートは、通常に製造したガラス繊維布に十分に付着するので、補 助的定着剤を必要としない。しかしながら、定着剤を被覆配合物中に含めでもよ く、カロナイズド（ｃａｒｏｎｉｚｅｄ　）ガラス繊維布を用いる場合には定着 剤の使用が望ましいことがある。有用な定着剤は、Ｎ−（２−アミノエチル−３ −アミノゾロピル）　−１−リメトキシシランを含んでいる。このタイプの定着 剤は、製品表示Ａ１．１２０のもとで、ユニオン・カーバイド（Ｕｎｉｏｎ　Ｃ ａｒｂｉｄｅ）社から市販され入手可能である。

フェースコートのポリマー成分がラテックスタイプの担体、例えば、アクリル酸 塩化ビニルラテックス担体である場合には、硬化した布帛被覆の表面組織は、硬 化したアクリル酸塩化ビニルラテックス被覆にトップコート層を適用することに よって仕上げすることができる。トップコートを適用して、布帛製品に々めらか でかつ耐磨耗性の表面を与える。例えば、アクリル酸塩化ビニルベースコー）ｉ Ｋ用１．−。

たものよシ硬質の塩化ビニルアクリル酸化合物のトップコートを、トップコート として用いることができる。

ｌ・ツブコートとしての使用に十分に適した塩化ビニルアクリル酸ポリマーは、 製品表示４６０　Ｘ　４．５によって、ピー、エフ、グツドリッチ社から市販さ れておシ入手可能である。所望ならば、トップコートとして用いる被覆配合物は 可塑剤を含んでいてもよい。布帛に適用される任意のトップコートも含めて、フ ェースコ−１・とじて用いる被覆組成物の合謂量は、約１７〜３４ｇ／ｍ２（約 ０５〜１０オンス／乎方ヤード）を越えてはならない。

フェースコート組成物のみで処理したガラス繊維布は光を通す。本発明に従って 、１層もしくはそれ以上の被覆層の難燃性発泡被覆組成物を、ガラス繊維布を不 透光性にする目的で７エースコートが適用される面と反対のガラス繊維布基材の 面に適用する。

発泡被覆は、発泡被覆組成物を別々の層として順次布帛に被覆することによって 、布帛に適用することができる。次いで、被覆層を個々に布帛の表面で乾燥させ て強固に付着した複合発泡層をつくシ、次いでこの付着した複合発泡層を１回の 熱硬化工程で硬化させることができる。

本発明において用いるに好ましい発泡被覆組成物は、乾燥重量を基準とし、１０ ０部の発泡性ポリマーを基準として、約２５〜７５部の充填剤（例えば、アルミ ニウム三水和物および７寸たは二酸化珪素）、約２〜１０部の可塑剤、約１〜１ ０部の難燃剤、例えば、三酸化アンチモン、五酸化ニアンチモン、または酸化モ リブデン、約５〜１０部の界面活性剤、約１０〜５０部の顔料、および増粘剤を 含んでいる。

顔料用の分散剤およびｐＨ調整物質は、少量で、通常はそれぞれ約２重量部以下 で存在する。前記成分を、水中に分散させ、空気（まだは別の不活性ガス）の導 入によって発泡させ、そして通常の被覆方法によってガラス繊維布上に被覆する 。

発泡性ポリマーは、フェースコート組成物に関して前記しだポリマー物質の任意 の１つであってもよい。しかしながら、好ましい発泡性ポリマーは、アクリル酸 塩化ビニルラテックス乳濁液、例えば、ビー、エフ、グツドリッチ社製品４６０ Ｘ４６である。

本発明の発泡性組成物は、増粘剤としてアルカリ可溶性ポリマー乳濁液を含んで いてもよい。好ましくは、ポリマー増粘剤は、約１〜１０重量係のＩ１５ アルキルアクリレートタイプのものである。このような増粘剤の中で代表的なも のは、ローム・アンド・ハース（Ｒｏｈｍ　ａｎｄ　Ｈａａｓ　）社から市販さ れ入手可能なＡＳＥ　６０　、　ＡＳＥ　７５寸たはＡＳＥ　９５である。

本発明の発泡性組成物は、発泡体の最終的気泡禍造に影響を及ぼす、発泡体形成 量の界面活性剤をも使用する。有効な界面活性剤は、広範囲のノニオン、または アニオン界面活性剤から選ぶことができるが、アニオン界面活性剤が一般に好ま しい。このよう力界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫 酸ナトリウム、オレイン酸トリエタノールアミン、オレイン酸カリウム、ステア リン酸アンモニウム等、並び如これらの混合物を含んでいる。

発泡材の顔料成分は、所望の顔料並びにその顔料用の分散剤を有する水性分散液 の形で用いることができる。適当な顔料は、二酸化チタン、カーボンブラック、 酸化鉄、アルミニウム等を含んでいる。適当な顔料分散剤は、ヘキザメタ燐酸カ リウム、燐酸ナトリウム捷たは当業者が通常用いる他の顔料分散剤の１つを含ん でいる。

本発明の好寸しい態様において、布帛基材に適用される第１の発泡層は白色顔料 （例えば、二酸化チタン）を含んでおり、第２の発泡層は黒色または灰色の顔料 （例えば、カーボンブラック）を含んでおり、そして好ましくは第３の、すなわ ち最外発泡層は白色才たは淡色の顔料を含んでいる。この発泡層の適用方法は、 最終的な布帛に光透過に対する有効な耐性を生じさせ、捷だ、布帛に淡色の外面 を与え、それはさらに適当な染料、捺染方法等を用いることによって着色するこ とが可能であるということが見い出された。

水性顔料分散液は、分散した充填剤をも含んでいることができる。とのよう力充 填剤（ま、発泡材調製に通常使用される任意のもの、例えば、微粉砕した葺土粉 末、炭酸カルシウム、タルク、アルミニウム三水和物捷たはそれらの混合物から 選ぶことができろＯ ポリマーを軟化させかつ発泡材の難燃性を高めるように機能する可塑剤を、発泡 被覆組成物中に含めることもできる。発泡性組成物の他の成分と相溶性である任 意の通常の可塑剤を用いることもできる。

適当な可塑剤は、フェースコートに関して前記したものである。

発泡性組成物は、例えば、最初に水中に充填剤、顔料および顔料分散剤を含む水 性分散液を形成することによって調製することができる。次いで、界面活性剤捷 たは界面活性剤の混合物をこの分散液に加７ え、これを発泡しないようにゆっくり攪拌する。

次いで、発泡性ポリマー（すなわち、アクリル酸塩化ビニルラテックス）を攪拌 混合物中で済過し、引き続すて難燃剤、可塑剤および増粘剤の水性分散液を加え る。アクリル酸塩化ビニルラテックスを用いた場合、ＰＨを約８〜１０の範囲に 調整し、発泡性組成物の初期粘度を測定する。最終的粘度を所望の範囲の値にす るように、追加の増粘剤を加え、そして必要ならば、追加の水を加える。

さらにとりわけ、予備発泡組成物を、その組成物から引き続いて形成される発泡 体が通常の被覆方法の１つによってガラス繊維基材に適用されるに適当な粘度お よび密度゛を有する範囲１で増粘する。このようにして、ロール式ナイフ被覆方 法を用いる場合には、増粘した配合物の粘度を、発泡工程の間に空気を導入した 後の被覆組成物の粘度が約５０〜２００、！９　／ｃｙｎ−ｓ　（５，０００〜 ２０，０００　ｃｐｓ　）となるように調整する。しかしながら、通常は、発泡 組成物の密度が予備発泡組成物の約２０％〜約５０係、すなわち、約３３％とな ることが望ましい。組成物を、所望の空気対組成物比（通常、１部の組成物に対 して２〜６部の空気の範囲内）まで空気によって泡立てることによシ発泡させる 。組成物の発泡工程は、任意の常用の発泡機、例えば、オークス（０ａｋｅｓ　 ）　ミキサーによって実施することができる。

布帛基材への適用の後、湿潤発泡体を、乾燥させ、そして好ましくは、発泡体中 の気泡を圧縮して布帛上に平らで均一な発泡層を与えるようにカレンダーロール の間でこの湿潤発泡体を圧潰する。好寸しくは、最終的々発泡被覆は一連の個々 眞乾燥した発泡層からなり、とれらの層は熱を適用することによって１工程です べて硬化する。発泡被覆は、軽重しくは、１ｍの布帛轟シ約３４Ｉ〜約１０２ｇ （１平方ヤードの布帛当シ約１〜約３オンス）を含んでいる。

布帛如適用した湿潤発泡体の任意の層の個々の厚さは約０．３８〜１．０２筋（ １５〜４０ミル）であることができる。例えば、第１被覆層として初期の未発泡 偏積の３倍まで泡立てた組成物を用い、引き続いて初期の未発泡体積の４倍およ び５倍寸で泡立てた２以上の発泡層を用いることによって布帛基材を多層被覆す る場合に、低密度の発泡組成物を用いることが望捷しいということが見い出され た。最低１層の発泡層、好ましくは中間層または第１の発泡被覆層は、発泡体を 不透明にする顔料、例えば、カーボンブランクを含んでいる。さらに、最外被覆 層はその被覆に装飾的にアピールする色を与える顔料を含んでいることが好寸し い。

任意の最終的工程は、圧縮して気泡の大きさを減１９ することおよび／または難燃性コノトンフロックの最外層を適用することによる 、硬化した発泡体の圧潰を含んでいてもよい。さらに、フェースコート組成物を 含むベースコート層に、またはガラス繊維布上の別の予備被覆に、発泡被覆を適 用することができる。これに代えて、ガラス繊維布の両面を発泡被覆組成物で被 覆することができ、フェースコートを省略することができる。

本発明の発泡被覆布帛は、極めて難燃性であシ、裸火に暴露した場合でさえ極く 少量しか煙を放出しないかまたは全く煙を出さない。これらの特性は遮光性と組 合わさって、本発明の布帛を、ホテル、病院等のカーテンとしての使用に理想的 に適するようにする。

さらに、本明細書に記載のフェースコートおよび不透光性発泡被覆は、最終的布 帛製品に所望な他のいくつかの特性を与える。

とシわけ、未処理のガラス繊維布が、使用の間に磨耗しがちであり、そして磨耗 性の表面組織を有しているのに反して、本発明の布帛の表面は、なめらかであシ かつ非磨耗性である。さらに、布帛基材に適用したこの被覆組成物は、布帛基材 のガラス糸を接触を含む製品において未処理のガラス繊維を使用不適にしていた 、ガラス繊維の小片のほつれまたは切断の危険を有効に取シ除く。

さらに、本発明のガラス繊維布は、未処理のガラス繊維布を縫製しようとする間 に生ずる継目分離の危険なしに、常用の縫製方法によって製品を加工することが できる。

さらに、本発明に従い、緻密に織ったガラス繊維基材を、可塑化した被覆組成物 で薄く被覆する。得られたガラス繊維布は、ドレープ性を有しかつ織物の柔軟特 性を有している。従って、本発明の布帛は、窓のカーテンの製造における使用に 適している。本明細書中で用いる「カーテン」なる語は、家庭、病院、ホテル、 映画館、フィルム処理実験室等での使用に適した窓のカーテン、ブラインド、間 ・仕切、寸たはキユービクルカーテンを含むよう意図されているものであること に注意しなければならない。

本発明を、さらに以下の詳細な実施例に関して記載する。

実施例１ フェースコート配合物を、乾燥重量を基準にして下記のものを含むように調製す る。

部 アクリル酸塩化ビニルラテックス （４，６０Ｘ４６　・・ビー、エフ、グツドリッチ社）　１４０１ アルミニウム三水和物　５６ 五酸化ニアンチモン　１゜ 塩素化ノｅラフイン可塑剤 （５０％塩素）　３０ この配合物は、アクリル酸塩化ビニルラテックスの５０チ水性分散液および五酸 化ニアンチモンの５０％水性分散液を一緒に混合することによって調製する。ア ルミニウム三水和物を加える前に、この配合物を、平均粒径が約５ミクロンにな る寸でミル中で磨砕する。磨砕したアルミニウム三水和物の５０％水性分散液は 、約１重清楚の燐酸三すトリウムの存在下で水中にこの化合物を分散させること によって調製する。次いで、このアルミニウム三水和物の水性分散液を、ポリマ ーおよび五酸化ニアンチモンの水性分散液に加える。次いで、３０部の塩素化パ ラフィン（塩酸含有量６０俸）可塑剤を、他の成分の水性分散液に加え、そして この配合物を均−如なる捷で高速ミキサーによシ混合する。

配合物の粘度は、約１６重量部のカルボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ　）を加える ことによって約１６０　＆／ｌｙｎ・ｓ（約１６，０００センチポアズ）に調整 する。次いで、配合・物のＰＨは、２８％の水酸化アンモニウムを加えることに よって好ましくは約８〜１ｏの範囲内ＶＣ８整する。この被覆配合物は、浮しナ イフ被覆方法てよって、緻密に織ったガラス繊維布基材に適用する。

布帛は、１回のアウトーオヴーツイストであシがつ約７５のデニールを有するＣ −繊維から織る。被覆層は、１ｍ２の布帛当り約４．２４〜約３４．ｐ（１平方 ヤードの布帛当り約０．１２５〜約１．０オンス）の量で、布帛の一方の面の− くっがの層のうちの１つに適用し、この被覆を乾燥させ、次いでこれを約１６３ ℃（３２５下）の温度でオーブンに通すことによって硬化させる。

トップコート層は、薄い表層を、ポリ塩化ビニルアクリル酸ポリマー（ピー、エ フ、グツドリッチ社４６０Ｘ４．５）の水性分散液含む布帛に適用することによ って与える。トップコートは、可塑剤および／捷だは殺菌剤、殺カビ剤または他 の添加剤を含んでいてもよい。トップコートの粘度を調整し、前記した浮しナイ フ法によってこれを布帛に適用する。全体として、フェースコートは、１ｍ２の 布帛当す約３４ｇ（１平方ヤードの布帛当り約１オンス）の量を越えない。

白色の発泡体に発泡するに適しかつ実施例１の布帛の未処理面にいくつかの層で 適用する発泡性組成物を、乾燥重量を基準にして（注を付したものを除く）下記 のものを含むように調製する：２５ 部 五酸化ニアンチモン　１゜ （５０チ水中分散液） 二酸化珪素　４０ アルミニウム三水和物　４〇 二酸化チタン顔料　２５ ステアリン酸アンモニウム　３３ ラウリル硫酸ナトリウム　２ アクリル酸塩化ビニルラテツクス　２００（５０％水中乳濁液） 塩素化パラフィン可塑剤　１０ （クロロワックス５００Ｃ） 分散剤　１５ ＡＳＥ−６ｔＪ増粘剤　８ （５０％水中乳濁液） アンモニア　２ （２８係水性水酸化アンモニウム） 発泡性組成物は、発泡し々いように成分をブレンドする低速の攪拌下に、８０部 の水中前記分散剤、アルミニウム三水和物、二酸化珪素および二酸化チタンのプ レミックスを形成することによって調製する。次いで、ステアリン酸アンモニウ ムおよびラウリル硫酸ナトリウムを一緒にして加え、続いて連続的攪拌下に、流 過によりラテックス乳濁液を加える。

次いで、五酸化アンチモン分散液、可塑剤および３部のＡＳＥ　−６０を加える 。この混合物を、アンモニアを添加することによってアルカリ性にした。次いで 、組成物の粘度を、５部のＡＳＥ　−６０を添加することによって３２０９／ｚ −ｓ　（３，２００ｃｐｓ　）に調整した（ブルックフィールド粘度計、２０　 ｒｐｍ　、　Ａ、　４スピンドル）。この組成物を、空気によシもとの体積の約 ３倍の体積まで泡立て不透明な白色の発泡体を形成した。この発泡体を、ロール 式ナイフ法によって、ガラス繊維布基材上に約０．５１　ｍ＋ｎ　（２０ミル） の厚さに適用した。この発泡被覆を１００℃（２１２下）よシ高くない表面温度 でオーブン硬化した。

不透明な黒色または灰色の発泡性組成物は、前記配合表中の二酸化チタンにカー ボンブラック水性分散液を添加することによって調製した。この組成物を空気に よって泡立てもとの体積の４倍の体積捷で発泡させた。この暗色の発泡体を、約 ０．７６　ｍｍ　（３０ミル）の厚さに前記白色の発泡体層上に被覆しく湿潤） 、前記の如く硬化させた。

次いで、第２層の前記白色の発泡性組成物を空気でもとの体積の５倍の体積まで 泡立て、０５１〜０．７６　ｗｎ　（２０〜３０ミル）の厚さに前記黒色の発泡 層上に被覆し、次いで硬化させた。

発泡被覆し、ポリマー処理した仕上布帛は、目で見て判断して光を通さないので 、遮光カーテンまたはブラインドとしての使用に適している。

ここでは本発明の特定の態様を詳細に記載したが、本発明は、説明の目的でここ に選んだ本発明の態様の変化および修正であって本発明の精神および範囲からは ずれることのないすべての変化および修正を包含することを意図するものである ことを理解すべきである。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ］、少なくとも一方の面に１層もしくはそれ以上の層の難燃性発泡被覆組成物を 被覆した緻密に織つったガラス繊維布基材を含む、カーテン、ブラインド等とし ての使用に適した、難燃性でドレープ性を有しかつ実質的に光を通さない布帛で あって、前記発泡被覆層の最低１層が不透明であシかつ難燃性ポリマーラテック ス発泡体の硬化層を含み、前記発泡被覆が、実質的に布帛を不透光性にし、そし て布帛を非磨耗性、耐磨耗性にしかつ被覆した布帛を縫製可能にしかつこの布帛 にドレープ性を持たせ得るに十分な量でガラス繊維布基材の前記面に適用されて いる布帛。 ２　前記発泡被覆組成物が、乾燥重量を基準如しかつ約１００部の発泡性ポリマ ーラテックスを基準にして、約２〜約１．０部の可塑剤、約１〜約１０部の難燃 剤、約１０〜５０部の顔料、充填剤、および顔料および充填剤用の分散剤を特徴 する請求の範囲第１項記載の布帛。 ３　前記被覆が最低３層の被覆層を含み、その最内被覆層が白色であシ、中間被 覆層が灰色または黒色であシそして最外被覆層は白色であシ；前記被覆層のそれ ぞれにおいて、乾燥重量を基準にして約１、　Ｏ０部の発泡性ポリマーラテック スを有しかつそのポリマーラテックスの重量を基準にして約２〜約１０部の可塑 剤、約１〜約１０部の難燃剤、約１０〜約５０部の顔料、界面活性剤、約２５〜 約７５部の充填剤、および顔料用の分散剤を含有する被覆組成物中に顔料が分散 されている、請求の範囲第１項記載の布帛。 ４６　前記ガラス繊維基材がＣ、Ｄ　、　Ｅ４たはＤ／Ｅガラス繊維を含む、請 求の範囲第３項記載の布帛。 ５、前記ポリマーラテックスがアクリル酸ポリマーラテックスである、請求の範 囲第３項記載の布帛。 ６　前記発泡被覆が１ｍ２のガラス繊維布基材機シ約１０２ｇ（１平方ヤードの ガラス繊維布当シ約３オンス）までを含む、請求の範囲第３項記載の布帛。 ７、　前記発泡被覆面と反対のガラス繊維布の面が、前記ガラス繊維布の面を非 磨耗性および耐磨耗性にするに十分な量で存在する難燃性であシかつ可塑化した ポリマー被覆組成物の７エースコートで被覆されている、請求の範囲第１項記載 の布帛・８　前記発泡被覆面と反対の布帛の面が、前記ガラス繊維布の面を非磨 耗性および耐磨耗性にするに十分な量で存在する難燃性でありかつ可塑化した被 覆組成物の７エースコートで被覆されている、請求の範囲第３項記載の布帛。 ９　前記フェースコートが、乾燥重量を基準にしかつ１００部の発泡性アクリル 酸ポリマーを基準にして、約２５〜７５部の充填剤、約５〜約２５部の可塑剤、 および約３〜約１．０部の三酸化アンチモンまたは五酸化ニアンチモンを特徴す る請求の範囲第８項記載の布帛。 」０．請求の範囲第１項記載の布帛を有するカーテン。 １］請求の範囲第３項記載の布帛を有するカーテン。 １２、請求の範囲第１項記載の布帛を有するブラインド。 １３、請求の範囲第３項記載の布帛を有するブラインド。 １４　難燃性でありドレープ性を有しかつ縫製可能な、光を通さない布帛の製造 方法であって、Ａ、約１００部の発泡性ポリマーの乾燥重量を基準にして、約２ 〜約１０部の可塑剤、約１〜約１０部の難燃剤、約５〜約１０部の界面活性剤、 約１０〜約５０部の顔料、および顔料用の分散剤および増粘剤を含有する不透明 な発泡被覆組成物の最低１層の被覆層で、緻密に織ったガラス繊維布基材を被覆 し、前記組成物の成分は空気で発泡させるとと；次いで Ｂ、前記発泡被覆を硬化させて前記ガラス繊維基材上に不透明な発泡被覆を与え ることを含んでなる方法。 １５、前記発泡被覆が最低３層を有し、その最内被覆層の顔料が前記被覆を白色 にし、前記最内被覆層が中間被覆層の適用前に硬化され；前記中間被覆層の顔料 が前記被覆を不透明にしかつこの被覆層が最外被覆層の適用前に硬化され；そし て前記最外被覆層の顔料が前記被覆を白色にし；その際、硬化前の各発泡層の厚 さが約０．３８〜約１．、０２　ｒＭｌ（約１５〜約４０ミル）である、請求の 範囲第１４項記載の方法。 托前記最内発泡被覆を構成する組成物の体積が発泡される前の前記組成物の体積 の約３倍であり；前記仲間被覆層を構成する組成物の体積が発泡される前の前記 組成物の体積の約４倍であシ；そして前記最外被覆層の体積が発泡される前の前 記組成物の体積の約５倍である、請求の範囲第１５項記載の方法。