JPS6050028A - 車両の変速操作ガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、車両の走行時において現走行ギヤ位置より上
段ギヤ位置で走行可能か否かの情報を運転者に与える変
速操作ガイド装置に関する。特に、ディーゼルエンジン
を備えた車両に適する変速操作ガイド装置に関する。

〔従来技術の説明〕

車両の運転において、始動時からその車両の加速状態に
あわせ変速ギヤを上段に切換えているが、その判断はア
クセルペダルを踏んだときの加速の状態を運転者が経験
的に感知して行っている。従って運転者による個人差が
ありバラツキがでてくる。

元来変速操作は始動時における加速の状態や道路状況に
応じてきめ細かに行うことによってエンジンに列し最適
な負荷状態を保ち、同時に燃費の低減をはかるために行
うもので運転者によるバラツキが少なげれば少ないほど
よいことになる。

これまでに」二記のようなハラ・ンキをなくすために一
部においてエンジンの回転速度、ランク位置および変速
ギヤ位置を検出し演算処理することによってその情報を
視覚あるいは聴覚を通じて運転者に伝達し変速を指示す
る手段が講じられてきている。

本発明者らは、このような変速情報の検出をより実際的
かつ確実にするために研究調査を重ね、運転者の変速行
動に直結するアクセルペダルの踏込み量と、車両のトル
クとの関係が１．ｅギヤ比を考えあわせた場合第３図に
示すように、はぼ比例的に変化することを実験的につか
んだごとから、この特性を利用しアクセルペダル踏込め
量の検出演算を主体とする／ｉｊｉ算手段全手段入れる
ことご、より正確な変速指示の情報を運転者に与えるこ
とができることに着目し本発明を完成するに至−２だ。

〔発明の目的〕

本発明は、車両走行中にアクセルペダル位置とそのとき
のエンジン回転の変動を検出し、演算処理することによ
って運転者に変速情報を与えることができる車両の変速
操作ガイド装置を提供することを目的とする。

〔発明の特徴〕

本発明は、車両のアクセルペダル位置とトルクが比例的
に変化する特性を利用し、アクセルペダルの踏込み量か
ら変速情報なｊＭるために、エンジンの回転を電気信号
として検出するセンサと、このエンジンに燃料を供給す
る通路に設けられたアクセルペダルの変位を検出する回
路と、現在の変速ギヤ位置を検出する手段と、上記セン
サ、上記検出する回路および上記検出する手段の出力を
人力として取り込み、最適の変速ギヤ位置を演算する演
算処理回路と、この演算処理回路の出力情報を運転室内
に表示する表示手段とを備えた車両の変速操作ガイド装
置において、上記演算処理回路は、」二記アクセルペダ
ルの変位を検出する回路の入力を取り込み、所定時間経
過後にこの回路の入力を再び取り込の、この所定時間内
の変位量が所定量以下であるとき、現在の変速ギヤにお
ける駆動力Ｆ１を演算し、さらに上段の変速ギヤにおけ
る最大駆動力Ｆ２を演算し、上段の変速ギヤにおける最
大駆動力Ｆ２が現在の変速ギヤにおける駆動力Ｆ１より
大であるときに出力信号を上記表示手段に送出するよう
に構成されたことを特徴とする。

〔実施例による説明〕

次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する
。

第１図は本発明実施例装置の構成図、第２図は本発明実
施例装置の演算処理回路ブロック図、第３図は変速ギヤ
の総ギヤ比を考Ｅした場合のアクセルペダル踏込み量と
トルクとの関係図、第４図はアクセルペダル変位量の検
出過程を示すフローチャー１・である。

本実施例装置は、エンジン１の回転速度を検出する回転
速度検出器２と、燃料噴射ポンプ３の燃料噴射量を増減
するアクセルペダルの踏込み変位量を検出するアクセル
ペダル変位量検出器４と、変速ギヤ位置を検出する変速
ギヤ位置検出器５と、これら回転速度検出器２、アクセ
ルペダル変位量検出器４および変速ギヤ位置検出器５か
らエンジンの回転速度、アクセルペダル変位量および変
速ギヤ位置を電気信号として取り込め、その信号によっ
て現走行変速ギヤ位置の駆動力Ｆ１と上段ギヤ位置で最
大負荷時の駆動力Ｆ２を演算処理し表示信号を出力する
演算処理回路６と、その演算処理回路６の出力によって
運転者にランプを点灯し視見的に情報を与える表示器７
および音を発生し聴覚的に情報を与える情報音発生器８
とによって構成されている。

次に本発明実施例装置の動作について説明する。

エンジン１の回転速度を回転速度検出器２が、またアク
セルの踏込めによるアクセルペダル変位量をアクセルペ
ダル変位量検出器４が、変速ギート位置を変速ギート位
置検出器５が各々検出し、演算処理回路洛６に出力する
。

この出力情報は、第２図に示すように演算処理回路６の
入力インタフェースを経てＣＰＵに入力され、演算を行
い上段ギヤによる走行の可否を判断し、可能であれば出
力インタフェースを経て表示信号および警報信号として
表示器７および情報音発生器８に出力され、運転者に対
して変速ギヤ位置の変更情報をランプの点灯および音の
発生によって伝達する。

車両運行中の実際例として説明を付は加えると、第４図
に示すように、車両がスターＩ・するとまずアクセルペ
ダル変位量検出器４によってアクセルペダル変位量ＲＷ
　１が検出される。所定時間経過後に再度アクセルペダ
ル変位量ＲＷ　２が検出されその差があらかじめ算出さ
れている定数Ｋに対して小さい場合は、変位量が少ない
ため再度検出するようにフィードハックされ、大きい場
合には現走行ギヤ位置の駆動力Ｆ１を演算し、続いて上
段ギート位置で最大負荷のときの駆動力Ｆ２が演算され
る。

ここで速度■における駆動力Ｆは、 Ｆ＝２００７７も−１−Ｔｅ／Ｄ −２００７７ｔ−ｉ　・（ａ　・Ａｃｃ−ｂ）　／Ｄη
ｔ：効率 ｉ　：絶減速比 Ｔｅ　：　トルク ａ　：定数 ｂ　：定数 Ｄ　＝駆動輪有効径 Ａｃｃ：アクセルペダル位置 で算出され、現走行変速ギヤ位置での駆動力Ｆ１は、 Ｆ１＝２００　ηｔ−ｉ１・（ａ−Ａｃｃｉ　−ｂ）　
／Ｄであり、上段ギヤでアクセルペダルを最大に踏み込
んだときの駆動力Ｆ２は、 Ｆ２＝２００　ηｔ　−ｉ２　・（ａ−ＡＣＣ２ｂ）　
／Ｄである。

」二記計算式の中でアクセルペダル変位量とトルクとの
関係は、 Ｔｅ　＝　（ａ−Ａｃｃ−ｂ） で第３図に示すように比例的に変化する。

演算された駆動力Ｆ□およびＦ２は比較判断され、Ｆ１
≦Ｆ２であれば上段ギヤでの走行が可能のため情報信号
が表示器７および情報音発生器８に出力され、ランプ表
示および音の発生によって運転者に対し上段ギヤへの変
更を伝達することができる。ただし、エンジンの回転が
低下しているときは表示および音の発生を行わないよう
にする。

〔発明の効果〕

以上述べたように、車両の走行時における現走行ギヤ位
置より上段ギヤで走行可能が否かを運転者の経験的判断
によるのではなく、アクセルペダルの踏込み量とトルク
との関係から情報を得て、より実際的にかつ正確に運転
者にギヤ位置の変更を知らせることができ、その結果エ
ンジンに最適負荷をかけることになるため寿命を伸ばす
ことができ、また燃料消費量も低減することができるな
どの多くの優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置の構成図。 第２図は本発明実施例装置の演算処理回路ブロフク図。 第３図は変速ギヤの総ギヤ比を考慮した場合のアクセル
ペダル踏込み量とトルクとの関係図。 第４図はアクセルペダル変位量の検出過程を示すフロー
チャート。 １・・・エンジン、２・・・回転速度検出器、３・・・
燃料噴射ポンプ、４・・・アクセルペダル変位量検出器
、５・・・変速ギヤ位置検出器、６・・・演算処理回路
、７・・・表示器、８・・・情報音発生器。 特許出願人　日野自動車工業株式会社 代理人　弁理士　井　出　直　孝 第　１１１２１ ｙｌｚ　図 ′Ｍ　３　図　゛ 第４　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｏ，ｌ　エンジンの回転を電気信号として検出するセン
   サと、 このエンジンに供給する燃料量を制御するアクセルペダ
   ルの変位を検出する回路と、 現在の変速ギヤ位置を検出する手段と、上記センサ、上
   記検出する回路および上記検出する手段の出力を入力と
   して取り込み、最適の変速ギヤ位置を演算する演算処理
   回路と、この演算処理回路の出力情報を運転室内に表示
   する表示手段と を備えた車両の変速操作ガイド装置において、上記演算
   処理回路は、 上記アクセルペダルの変位を検出する回路の入力を取り
   込み、所定時間経過後にこの回路の入力を再び取り込め
   、この所定時間内の変位量が所定量以下であるとき、現
   在の変速ギヤにおける駆動力Ｆ１を演算し、ざらに上段
   の変速ギヤにお＋ｊる最大駆動力Ｆ２を演算し、 上段の変速ギヤにおける最大駆動力Ｆ２もしくは最大駆
   動力Ｆ２に所定割合を１（１りた駆動力Ｆ３が現在の変
   速ギヤにおける駆動力Ｆ１より大であるときに出力信号
   を上記表示手段に送出するように構成されたことを特徴
   とする車両の変速操作ガイド装置。