JPS604899B2 - 曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法 - Google Patents
曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法Info
- Publication number
- JPS604899B2 JPS604899B2 JP14652675A JP14652675A JPS604899B2 JP S604899 B2 JPS604899 B2 JP S604899B2 JP 14652675 A JP14652675 A JP 14652675A JP 14652675 A JP14652675 A JP 14652675A JP S604899 B2 JPS604899 B2 JP S604899B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- crystal grain
- pattern
- patterned metal
- curved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は結晶粒模様付金属板の製造方法に関し、詳しく
は本発明者等が開発したグラジオン処理して得られる曲
面反射巨大結晶粒模様付金属の製造方法の改良に関する
。
は本発明者等が開発したグラジオン処理して得られる曲
面反射巨大結晶粒模様付金属の製造方法の改良に関する
。
一般に、結晶模様付金属板は金属秦板に軽度の加工（数
％程度の塑性変形）を施し、その金属の再結晶温度以上
で焼鈍して結晶性を巨大化し、その後エッチング処理に
より結晶粒を金属板表面に露出させて得られる。
％程度の塑性変形）を施し、その金属の再結晶温度以上
で焼鈍して結晶性を巨大化し、その後エッチング処理に
より結晶粒を金属板表面に露出させて得られる。
このようにして得られる結晶模様付金属板は、建築用内
・外装材、家具調度、照明器具等の内・外装材、電気製
品の内・外装材、文字板、パネル等種々の用途に使用さ
れている。先に本発明者等は装飾効果に極めて優れた曲
面反射巨大結晶粒模様付金属板並びにその製造法を開発
し、特許出願を行った（特開昭４９〜１０１２８号）。
・外装材、家具調度、照明器具等の内・外装材、電気製
品の内・外装材、文字板、パネル等種々の用途に使用さ
れている。先に本発明者等は装飾効果に極めて優れた曲
面反射巨大結晶粒模様付金属板並びにその製造法を開発
し、特許出願を行った（特開昭４９〜１０１２８号）。
この曲面反射巨大結晶粒模様付金属板は、結晶粒を巨大
化させるための高温焼鎚前に、金属秦板を曲面形状に成
形するための曲面成形工程をおき、こ）で成形された形
状のまま）高温凝鈍して結晶粒を巨大化し、その後平板
状にもどして（これまでの処理をグラジオン処理という
）エッチング処理を施すことにより製造される。
化させるための高温焼鎚前に、金属秦板を曲面形状に成
形するための曲面成形工程をおき、こ）で成形された形
状のまま）高温凝鈍して結晶粒を巨大化し、その後平板
状にもどして（これまでの処理をグラジオン処理という
）エッチング処理を施すことにより製造される。
このようにグラジオン処理して得られる金属板は、第１
に金属秦板に与えられる形状に応じた特定方向に結晶成
長が規制され、第２に高温燐鈍後にもとの平板にもどす
際に生じる結晶格子のわん曲のため、結晶粒模様が見掛
け上立体的に浮き上ったり落ち込んだりして見える（曲
面反射によって見える）特徴を有する。
に金属秦板に与えられる形状に応じた特定方向に結晶成
長が規制され、第２に高温燐鈍後にもとの平板にもどす
際に生じる結晶格子のわん曲のため、結晶粒模様が見掛
け上立体的に浮き上ったり落ち込んだりして見える（曲
面反射によって見える）特徴を有する。
このような特徴を有する金属板は曲面反射巨大結晶粒模
様付金属板と称呼され、“グラジオン”の商品名で市販
され、前述した各種の用途に使用されている。本発明者
等は上記した曲面反射巨大結晶粒模様付金属板につき、
更に開発研究を推めた結果、金属素板をグラジオンン処
理した後ェンボス加工を施すことにより、極めて多様性
に富みかつ装飾効果に優れ、しかも強度的にも優れた結
晶粒模様付金属板が得られることを見出し、本発明を完
成するに至ったものである。
様付金属板と称呼され、“グラジオン”の商品名で市販
され、前述した各種の用途に使用されている。本発明者
等は上記した曲面反射巨大結晶粒模様付金属板につき、
更に開発研究を推めた結果、金属素板をグラジオンン処
理した後ェンボス加工を施すことにより、極めて多様性
に富みかつ装飾効果に優れ、しかも強度的にも優れた結
晶粒模様付金属板が得られることを見出し、本発明を完
成するに至ったものである。
以下実施例により本発明を詳しく説明する。
純アルミニウム板（ＡＩ０５０Ｐ）、板厚０．５側を次
の条件でグラジオン処理し、曲面反射巨大結晶模様付金
属板を得た。３５０００〜４００００で歪取り焼鈍した
素板を２仇吻◇の丸棒に巻きつけて曲面成形し、次いで
曲面成形状態のま）５００００〜４００００で暁鈍して
結晶粒を巨大化した。
の条件でグラジオン処理し、曲面反射巨大結晶模様付金
属板を得た。３５０００〜４００００で歪取り焼鈍した
素板を２仇吻◇の丸棒に巻きつけて曲面成形し、次いで
曲面成形状態のま）５００００〜４００００で暁鈍して
結晶粒を巨大化した。
その後しべラーにより平板状に戻した。上記グラジオン
処理した金属板を、ダイヤ網目模様のェンボスロールを
用いて、エッチング後ェンボス加工、またはェンボス加
工後エッチング処理した結果、第１図の写真で示すよう
にェンボス加工後も曲面反射巨大結晶粒模様は消失せず
、その結晶粒模様にヱンボス模様が付加され、極めて装
飾効果に優れた金属板が得られた。本発明による金属板
の厚み方向の断面模型図を示す第２図を参照する。破線
はェンボス加工による凹凸の平均的（マクロ的）表面位
置を示し、実線はエッチングによるミクロ的結晶面の凹
凸を示す。入射光ｌｏがェンボス加工による凹凸表面か
ら反射角２８で反射した反射光１，（最大輝度を持つ方
向の反射）は視点Ａで見ることができ（従ってこの位置
ではヱンボス模様が明瞭に現われグラジオン模様は消失
する）、入射光ｌｏが結晶面のミクロ的凹凸から反射角
２Ｑで反射する反射光１，′は視点Ｂで見ることができ
る（従ってこの位置ではグラジオン模様が明瞭に現われ
、ェンボス模様は消失する）。このため人の移動につれ
視点が移るとェンボス模様とグラジオン模様とが交互に
現出し、又両方が同時に現出して表面模様は動的に変化
して装飾効果を高める。またェンボス加工前の金属板の
かたさはＨｖ（５０）２栃茎度であるが、ェンボス加工
によりＨｖ（５０）３９塁度にかたさが増し、金属板の
加工及び取扱い作業が極めて容易になった。以上詳述し
たように本発明は、グラジオン処理した金属板をェンボ
ス加工することを特徴とし、ェンポス模様を種々かえる
ことにより極めて多様性に富んだ装飾板が得られ、また
グラジオン処理して得られる曲面反射巨大結晶粒模様を
ヱンボス模様が付加された模様は極めて装飾効果に優れ
、しかもグラジオン処理した金属板がやわらかく取扱い
に難点があったが、この難点も解消されるなど、工業上
極めて多くの利益をもたらす。なお、アルミニウム板を
例にとって本発明を説明したが、本発明は他の金属板を
用いても同機な効果が得られるものであり、金属板の種
類に限定されるものではない。
処理した金属板を、ダイヤ網目模様のェンボスロールを
用いて、エッチング後ェンボス加工、またはェンボス加
工後エッチング処理した結果、第１図の写真で示すよう
にェンボス加工後も曲面反射巨大結晶粒模様は消失せず
、その結晶粒模様にヱンボス模様が付加され、極めて装
飾効果に優れた金属板が得られた。本発明による金属板
の厚み方向の断面模型図を示す第２図を参照する。破線
はェンボス加工による凹凸の平均的（マクロ的）表面位
置を示し、実線はエッチングによるミクロ的結晶面の凹
凸を示す。入射光ｌｏがェンボス加工による凹凸表面か
ら反射角２８で反射した反射光１，（最大輝度を持つ方
向の反射）は視点Ａで見ることができ（従ってこの位置
ではヱンボス模様が明瞭に現われグラジオン模様は消失
する）、入射光ｌｏが結晶面のミクロ的凹凸から反射角
２Ｑで反射する反射光１，′は視点Ｂで見ることができ
る（従ってこの位置ではグラジオン模様が明瞭に現われ
、ェンボス模様は消失する）。このため人の移動につれ
視点が移るとェンボス模様とグラジオン模様とが交互に
現出し、又両方が同時に現出して表面模様は動的に変化
して装飾効果を高める。またェンボス加工前の金属板の
かたさはＨｖ（５０）２栃茎度であるが、ェンボス加工
によりＨｖ（５０）３９塁度にかたさが増し、金属板の
加工及び取扱い作業が極めて容易になった。以上詳述し
たように本発明は、グラジオン処理した金属板をェンボ
ス加工することを特徴とし、ェンポス模様を種々かえる
ことにより極めて多様性に富んだ装飾板が得られ、また
グラジオン処理して得られる曲面反射巨大結晶粒模様を
ヱンボス模様が付加された模様は極めて装飾効果に優れ
、しかもグラジオン処理した金属板がやわらかく取扱い
に難点があったが、この難点も解消されるなど、工業上
極めて多くの利益をもたらす。なお、アルミニウム板を
例にとって本発明を説明したが、本発明は他の金属板を
用いても同機な効果が得られるものであり、金属板の種
類に限定されるものではない。
図面の簡単な説明第１図は本発明による曲面反射巨大結
晶粒模様付金属板を示す写真であり、第２図は本発明に
よる金属板の厚み方向の断面模様図である。
晶粒模様付金属板を示す写真であり、第２図は本発明に
よる金属板の厚み方向の断面模様図である。
第１図
第２図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 金属板を曲面形状に成形し、 このように曲面形状とした金属板を高温焼鈍して結晶
粒を巨大化し、 金属板を平板状に戻し、そして その金属板をエンボス加工し、このエンボス加工の前
又は後のいずれかで金属板をエツチング処理することを
特徴とする曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14652675A JPS604899B2 (ja) | 1975-12-08 | 1975-12-08 | 曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14652675A JPS604899B2 (ja) | 1975-12-08 | 1975-12-08 | 曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5269826A JPS5269826A (en) | 1977-06-10 |
| JPS604899B2 true JPS604899B2 (ja) | 1985-02-07 |
Family
ID=15409633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14652675A Expired JPS604899B2 (ja) | 1975-12-08 | 1975-12-08 | 曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604899B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0330800Y2 (ja) * | 1988-01-20 | 1991-06-28 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5993850A (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-30 | Sukai Alum Kk | エツチング性良好なアルミニウム合金圧延板 |
| JPH0570906A (ja) * | 1991-09-10 | 1993-03-23 | Tomoharu Koshida | アルミニウム合金の結晶粒度を巨大化させる方法 |
| DE102015012937A1 (de) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | Kocher-Plastik Maschinenbau Gmbh | Vorrichtung zur Reduzierung der mikrobiologischen Kontaminaten von Behältererzeugnissen |
-
1975
- 1975-12-08 JP JP14652675A patent/JPS604899B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0330800Y2 (ja) * | 1988-01-20 | 1991-06-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5269826A (en) | 1977-06-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3338730A (en) | Method of treating reflective surfaces to make them multihued and resulting product | |
| JPS6226441B2 (ja) | ||
| CN1550046A (zh) | 光子工程白炽发射器 | |
| CN104148898B (zh) | 具有微棱镜阵列结构的反光材料模具的制作方法 | |
| JPS604899B2 (ja) | 曲面反射巨大結晶粒模様付金属板の製造方法 | |
| JPH06212451A (ja) | 金属表面の加飾加工方法 | |
| JPH079015A (ja) | プレス鋼板用圧延ロール及びその使用方法 | |
| US3891472A (en) | Relief-patterned metal article and a method of making same | |
| JPH0985306A (ja) | ダル仕上ステンレス鋼板の製造方法 | |
| DE60313686T2 (de) | Verfahren zur Herstellung eines Bauteils mit einer kleineren periodischen Struktur als einer Wellenlänge sichtbaren Lichts und daraus gebildetes optisches Element | |
| JPH09304611A (ja) | 屈折率多次元周期構造の作製方法 | |
| JPS6027680Y2 (ja) | 薄板平板状装飾品 | |
| JP2004154814A (ja) | 加工金属板材料 | |
| SU626968A1 (ru) | Матрица дл изготовлени одноступенчатых фазовых оптических элементов | |
| US1098567A (en) | Process of making hollow silverware ornamentations. | |
| SU855063A1 (ru) | Способ обработки молибденовых листов | |
| JPH0317825A (ja) | チタン製磁気ディスク基板の製造方法 | |
| JPS6052908B2 (ja) | アルミニウム製粗面板の製造方法 | |
| JPH0419179B2 (ja) | ||
| JPS62229151A (ja) | パタ−ンマスクの作製方法 | |
| JP3688762B2 (ja) | 鏡面反射性に優れたチタンあるいはステンレス鋼からなる建築用薄板製造用冷間圧延ロールの鏡面反射性管理方法およびその建築用薄板の製造方法 | |
| JP2019207386A (ja) | 魔鏡現象が出現する魔鏡体 | |
| KR100528178B1 (ko) | 금속 장식판 및 그 제조방법 | |
| JP2882079B2 (ja) | Ｘ線マスクの製造方法 | |
| JPH01136950A (ja) | 巨大結晶表面を有する銅合金部材の製造方法 |