JPS604873Y2 - 自動2輪車の伝動ケース装置 - Google Patents
自動2輪車の伝動ケース装置Info
- Publication number
- JPS604873Y2 JPS604873Y2 JP6473384U JP6473384U JPS604873Y2 JP S604873 Y2 JPS604873 Y2 JP S604873Y2 JP 6473384 U JP6473384 U JP 6473384U JP 6473384 U JP6473384 U JP 6473384U JP S604873 Y2 JPS604873 Y2 JP S604873Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- belt
- liquid
- pulley
- case body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はオートバイその他の自動2輪車における伝動ケ
ース装置に関する。
ース装置に関する。
従来この種装置として例えば西独国特許第103608
3号明細書に開示されているようにエンジン側面から後
車輪側面に延びるケース本体に後車輪の車軸と入力軸と
その中間の歯車列とからなる減速歯車装置を被うミッシ
ョンカバと、該カバを挿通する入力軸上のプーリとエン
ジン出力軸上のプーリと両プーリを連結する■べ/L/
)とからなるベルト装置を被うベルトカバとを施したも
のは公知であるが、か)るものではカバがケース本体に
アンバランスに取付けられてパワユニットの幅方向を増
大し乗員の足着き性を損う不都合が存した。
3号明細書に開示されているようにエンジン側面から後
車輪側面に延びるケース本体に後車輪の車軸と入力軸と
その中間の歯車列とからなる減速歯車装置を被うミッシ
ョンカバと、該カバを挿通する入力軸上のプーリとエン
ジン出力軸上のプーリと両プーリを連結する■べ/L/
)とからなるベルト装置を被うベルトカバとを施したも
のは公知であるが、か)るものではカバがケース本体に
アンバランスに取付けられてパワユニットの幅方向を増
大し乗員の足着き性を損う不都合が存した。
本考案はか)る不都合を改良することを目的としたもの
で前方のエンジンの側面からその後方の後車輪の側面に
のびるケース本体に、後車輪の車軸と入力軸とその中間
の歯車列とからなる減速歯車装置を液密に被うミッショ
ンカバを施すと共に該カバを挿通する入力軸上のプーリ
と、前記エンジンの出力軸上のプーリと、両プーリを連
結するVベルトとからなるVベルト装置を被うVベルト
カバを施腰更に前記ケース本体を、−側面で開口し、且
つ他側壁面に形威される前記車軸と前記入力軸とを軸支
する軸支部を外側に膨出して凹部とする側面開口型に形
威し、該凹部に対応して前記ミッションカバを前記開口
に固着して潤滑油を保有した液密室に形成すると共に、
該液密室に、注入口と排出口とを露出して設は且つ前記
ケース本体の前方部には前記出力軸上の前記プーリの軸
方向の移動を許容する空間部を形成して前記ベルトカバ
を前記開口に固着したことを特徴とする。
で前方のエンジンの側面からその後方の後車輪の側面に
のびるケース本体に、後車輪の車軸と入力軸とその中間
の歯車列とからなる減速歯車装置を液密に被うミッショ
ンカバを施すと共に該カバを挿通する入力軸上のプーリ
と、前記エンジンの出力軸上のプーリと、両プーリを連
結するVベルトとからなるVベルト装置を被うVベルト
カバを施腰更に前記ケース本体を、−側面で開口し、且
つ他側壁面に形威される前記車軸と前記入力軸とを軸支
する軸支部を外側に膨出して凹部とする側面開口型に形
威し、該凹部に対応して前記ミッションカバを前記開口
に固着して潤滑油を保有した液密室に形成すると共に、
該液密室に、注入口と排出口とを露出して設は且つ前記
ケース本体の前方部には前記出力軸上の前記プーリの軸
方向の移動を許容する空間部を形成して前記ベルトカバ
を前記開口に固着したことを特徴とする。
本考案実施の1例を別紙図面に付説明する。
図面で1はオートバイその他の車体、2はその前車輪、
3はその後車輪、4はその中間のエンジンを示し、該エ
ンジン4の側面からその後方の該後車輪3の側面にのび
て剛性のリアフレームを作ると共に該後車輪3の車軸5
を軸支するケース本体6を設け、該ケース本体6は、−
側面で開口し、且つ他側壁面を後部にお腎)で外側に膨
出して前記車軸5と、その前方の入力軸7と、両軸5,
7間の歯車列とからなる減速歯車装置9を収容する凹部
とする側面開口型に形成し、該凹部に対応してミッショ
ンカバ10をケース本体6の開口に固着して潤滑油を保
有した液密室を形成させた。
3はその後車輪、4はその中間のエンジンを示し、該エ
ンジン4の側面からその後方の該後車輪3の側面にのび
て剛性のリアフレームを作ると共に該後車輪3の車軸5
を軸支するケース本体6を設け、該ケース本体6は、−
側面で開口し、且つ他側壁面を後部にお腎)で外側に膨
出して前記車軸5と、その前方の入力軸7と、両軸5,
7間の歯車列とからなる減速歯車装置9を収容する凹部
とする側面開口型に形成し、該凹部に対応してミッショ
ンカバ10をケース本体6の開口に固着して潤滑油を保
有した液密室を形成させた。
更にその前方に該カバ10を挿通する該入力軸7上のプ
ーリ11と、その前方の該エンジン4の出力軸12上の
プーリ13と、両プーリ11,13間の■ベルト14と
から戊る■ベルト装置15を収容してその外面に出力軸
12上のプーリ13の軸方向の移動を許容する空間部を
形成してこれを被包する■ベルト16を施す。
ーリ11と、その前方の該エンジン4の出力軸12上の
プーリ13と、両プーリ11,13間の■ベルト14と
から戊る■ベルト装置15を収容してその外面に出力軸
12上のプーリ13の軸方向の移動を許容する空間部を
形成してこれを被包する■ベルト16を施す。
かくして該ケース本体6はその後部に湿式の減速歯車装
置9と、その前方に乾式の■ベルト装置15とを収容し
た一体の組立体に得られる。
置9と、その前方に乾式の■ベルト装置15とを収容し
た一体の組立体に得られる。
図面で17は該入力軸7の外端の自動遠心クラッチを示
す。
す。
尚該ケース本体6はその前方の端部において該エンジン
4の側面にこれと一体的に形成されて全体としてパワユ
ニットを構威し、該ユニットはその前上方の軸18で車
体1側に軸支されてスイング型に作られるようにした。
4の側面にこれと一体的に形成されて全体としてパワユ
ニットを構威し、該ユニットはその前上方の軸18で車
体1側に軸支されてスイング型に作られるようにした。
更に詳述すれば、ミッションカバ10はVベルトカバ1
6よりも後方にのびる部分を有して該部分において内部
の潤滑油を交換すべき油の注入口19と排出口20とを
備え、かくてVベルトカバ16を取外すことなしに油の
交換作業を行い得るようにしたがこの注入口19と排出
口20とはケース本体6側に設けてもよい。
6よりも後方にのびる部分を有して該部分において内部
の潤滑油を交換すべき油の注入口19と排出口20とを
備え、かくてVベルトカバ16を取外すことなしに油の
交換作業を行い得るようにしたがこの注入口19と排出
口20とはケース本体6側に設けてもよい。
尚■ベルト14については、該カバ16を取外すのみで
これを交換し得るものである。
これを交換し得るものである。
更にケース本体6はミッションカバ10とVベルトカバ
16とに各重合される面を同一平面とし、かくて例えば
フライス加工する等によりその加工性を向上させるよう
にした。
16とに各重合される面を同一平面とし、かくて例えば
フライス加工する等によりその加工性を向上させるよう
にした。
更にケース本体6とVベルトカバ16とはバッキング等
を介することなく直接互に重合されてボルトその他の螺
子で固定される型式とし、かくて該カバ16にフレーム
機能をもたせて全体の剛性を増大させるようにした。
を介することなく直接互に重合されてボルトその他の螺
子で固定される型式とし、かくて該カバ16にフレーム
機能をもたせて全体の剛性を増大させるようにした。
その作動を説明するに、エンジン4の出力は■ベルト装
置15と減速歯車装置9とを介して後車輪3に伝達され
て車に走行が与えられるもので、この際両装置15,9
は共通1個のケース本体6内に前後に配置されて収容さ
れて全体として比較的小型であり、更に減速歯車装置9
はその側面にミッションカバ10を液密に施されて内部
に潤滑油を保有し、常に良好な潤滑状態に得られる。
置15と減速歯車装置9とを介して後車輪3に伝達され
て車に走行が与えられるもので、この際両装置15,9
は共通1個のケース本体6内に前後に配置されて収容さ
れて全体として比較的小型であり、更に減速歯車装置9
はその側面にミッションカバ10を液密に施されて内部
に潤滑油を保有し、常に良好な潤滑状態に得られる。
このように本考案によるときは湿式のミッションカバと
乾式のベルトカバとを有するケース本体は、−側面で開
口し、且つ他側壁面に形成される車軸と入力軸とを軸支
する軸支部を外側に膨出して凹部とする側面開口型に形
成して、その凹部に対応してミッションカバを固着して
液密室を形成すると共に該液密室に注入口と排出口とを
露出して設け、且つケース本体の前方部には出力軸上の
プーリの軸方向の移動を許容する空間部を形成してベル
トカバを固着したから全体を比較的小型に得ることが出
来、更に減速歯車装置は、その側面に該カバを液密に施
すものでその内部に潤滑油を保有して、これを常に良好
な潤滑状態に得ることが出来ると共に各カバ内の減速歯
車装置及びプーリの配設がその機能を損うことなくバラ
ンスよく配設され、パワーユニットを薄型化することが
できる。
乾式のベルトカバとを有するケース本体は、−側面で開
口し、且つ他側壁面に形成される車軸と入力軸とを軸支
する軸支部を外側に膨出して凹部とする側面開口型に形
成して、その凹部に対応してミッションカバを固着して
液密室を形成すると共に該液密室に注入口と排出口とを
露出して設け、且つケース本体の前方部には出力軸上の
プーリの軸方向の移動を許容する空間部を形成してベル
トカバを固着したから全体を比較的小型に得ることが出
来、更に減速歯車装置は、その側面に該カバを液密に施
すものでその内部に潤滑油を保有して、これを常に良好
な潤滑状態に得ることが出来ると共に各カバ内の減速歯
車装置及びプーリの配設がその機能を損うことなくバラ
ンスよく配設され、パワーユニットを薄型化することが
できる。
而もケース本体と各カバとは対面して設けられるのでケ
ース本体への軸支部及び各カバとの当接面の加工は一側
のみで足り加工性を高めるのみならずその組付、分解は
車輪の存在にか)わらず−側面から作業が行えるため、
作業性に優れ更に注入口と排出口とは液密室の外部に露
出されるので該カバ内−の潤滑油の注入、排出が分解す
ることなく円滑に行われる等の効果を有する。
ース本体への軸支部及び各カバとの当接面の加工は一側
のみで足り加工性を高めるのみならずその組付、分解は
車輪の存在にか)わらず−側面から作業が行えるため、
作業性に優れ更に注入口と排出口とは液密室の外部に露
出されるので該カバ内−の潤滑油の注入、排出が分解す
ることなく円滑に行われる等の効果を有する。
第1図は本考案装置を備えた自動2輪車の1例の側面図
、第2図はその要部の拡大した截断平面図、第3図はそ
の一部を截除した側面図である。 3・・・・・・後車輪、4・・・・・・エンジン、5・
・・・・・車軸、6・・・・・・ケース本体、7・・・
・・・入力軸、訃・・・・・歯車列、9・・・・・・減
速歯車装置、10・・・・・・ミッションカバ、11・
・・・・・プーリ、12・・・・・・出力軸、13・・
・・・・プーリ、14・・曲■ベルト、 置、16・・・・・・Vベルトカバ。 15・・・・・・■ベルト装
、第2図はその要部の拡大した截断平面図、第3図はそ
の一部を截除した側面図である。 3・・・・・・後車輪、4・・・・・・エンジン、5・
・・・・・車軸、6・・・・・・ケース本体、7・・・
・・・入力軸、訃・・・・・歯車列、9・・・・・・減
速歯車装置、10・・・・・・ミッションカバ、11・
・・・・・プーリ、12・・・・・・出力軸、13・・
・・・・プーリ、14・・曲■ベルト、 置、16・・・・・・Vベルトカバ。 15・・・・・・■ベルト装
Claims (1)
- 前方のエンジンの側面からその後方の後車輪の側面にの
びるケース本体に、後車輪の車輪と入力軸とその中間の
歯車列とからなる減速歯車装置を液密に被うミッション
カバを施すと共に該カバを挿通する入力軸上のプーリと
、前記エンジンの出力軸上のプーリと、両プーリを連結
するVベルトとからなるVベルト装置を被うVベルトカ
バを施し、更に前記ケース本体を、−側面で開口し、且
つ他側壁面に形威される前記車軸と前記入力軸とを軸支
する軸支部を外側に膨出して凹部とする側面開口型に形
威し、該凹部に対応して前記ミッションカバを前記開口
に固着して潤滑油を保有した液密室に形威すると共に、
該液密室に、注入口と排出口とを露出して設は且つ前記
ケース本体の前方部には前記出力軸上の前記プーリの軸
方向の移動を許容する空間部を形威して前記ベルトカバ
を前記開口に固着したことを特徴とする自動2輪車の伝
動ケース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6473384U JPS604873Y2 (ja) | 1984-05-04 | 1984-05-04 | 自動2輪車の伝動ケース装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6473384U JPS604873Y2 (ja) | 1984-05-04 | 1984-05-04 | 自動2輪車の伝動ケース装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176289U JPS59176289U (ja) | 1984-11-26 |
JPS604873Y2 true JPS604873Y2 (ja) | 1985-02-13 |
Family
ID=30194916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6473384U Expired JPS604873Y2 (ja) | 1984-05-04 | 1984-05-04 | 自動2輪車の伝動ケース装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604873Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-05-04 JP JP6473384U patent/JPS604873Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176289U (ja) | 1984-11-26 |
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