JPS6048142B2 - 餅菓子様食品の製造方法 - Google Patents

餅菓子様食品の製造方法

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JPS6048142B2
JPS6048142B2 JP58205369A JP20536983A JPS6048142B2 JP S6048142 B2 JPS6048142 B2 JP S6048142B2 JP 58205369 A JP58205369 A JP 58205369A JP 20536983 A JP20536983 A JP 20536983A JP S6048142 B2 JPS6048142 B2 JP S6048142B2
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伸一 鹿取
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は餅菓子様食品の製造方法に係り、特に、地
震災害等の緊急時用の保存食品として長期保存可能な餅
菓子様食品の製造方法に関する。
従来、地震災害等の緊急時に備える非常用食品、或い
は、保存食品としてはビスゲットや乾パンのような小麦
粉を主原料とする乾燥食品が用いられている。しかしな
がら、日本人の味覚からは主食としている米を主原料と
するもの、及び煎餅、あられ等の方が適している。 一
方、地震災害のような非常時には、飲料水を確保するこ
とはきわめて困難てあるから、水なしで食べられるよう
に水分の多い食品が好ましい。
しかしながら、米を主原料とする食品の場合には、米の
主成分てある椴松は「煎餅」「あられ」のように培焼し
て水分を除去したもの(即ち、水分を20%以下にした
もの)てない限り、除々に可消化性のα一椴松が消化し
難いβ一椴松に変化して食味が落るばかりでなく、消化
性の悪い食品となる。また、食品によつては長期間の保
存中に変化して食用としては全く不能となつてしまうと
いう問題があつた。 この発明はかかる現況に鑑みてな
されたもの、発明者等は上記問題を解決するために長年
研究を重ねてきた結果、米を主原料とし、しかも水分を
多く含むも椴松のα型からβ型への変化を防止し、長期
保存食品として好適な餅菓子様食品の製造方法を得るこ
とができた。 この発明は米粉、乾燥小豆さらし餡、糖
類及び豆乳をそれぞれ適量ずつ混和し、これを加熱製造
してなる餅菓子様食品であり、その製造方法は、米粉、
乾燥小豆さらし餡、糖類及び豆乳をそれぞれ適量ずつ混
和し、これを100℃〜115℃の温度、望ましくは約
110’Cの温度て約2分間加熱し、次いで、温度を上
昇させて125゜C−1350C)望ましくは、120
0Cて約5分間加熱した後、約200Cまて急冷するこ
とをその要旨とするものである。
上記配合からなるこの発明の餅菓子様食品は「ういろ
う」のように水分を含み、弾力性を有するものてある。
通常、「ういろう」のような餅菓子は「槁米粉、梗米
粉及び小麦粉に小豆さらし餡、グラニユー糖、液糖さら
にゾルピット糖を水に加えながらよく混和し、粘性が十
分出たところで、約3吟間蒸煮して製造する。この製造
工程において、米の椴松をα化させ、さらに組織を破壊
させて粘りと弾力を出すのてある。 しカルながら、こ
のような通常の製造方法では1〜2週間しか保存するこ
とができい。
また、製造の際に混和物を塩化ビニリデン等のプラスチ
ックフィルムの容器に充填して蒸煮した場合でも、精々
1〜2か月しか保存することができない。即ち、従来の
原料配合や製造方法では経時変化によつて、弾力性を失
つて硬くなつたり、離水したり、また殿粉がα型からβ
型に戻つて食味が悪くなり、食用としては不能なものと
なつてしまうのである。そこで、発明者等は以下のよう
ないくつかの試験例に基づき、豆乳を混和するとともに
、その製造方法も単に加熱するだけではなく、一定時間
加熱した後、さらに高温にして加熱し、最後に急冷する
ことによつて長期間保存可能な1ういろう風の餅菓子ョ
を得ることができた。
以下に試験例を挙げて説明する。
試験例1 この試験例では下記配合表1に示すA,B,Cの3つの
例を温度95合C〜100℃て蒸煮した場合について試
験した。
上記それぞれの配合量に基づき配合した後よく混和し、
これをアルミカップに充填し、蒸し器の中で95゜C〜
100゜Cの温度で、40分間蒸煮した後、流水中で常
温まで冷却した。
このようにして製造した上記食品を製造後1日目、1週
間目、1か月目、3か月目、6か月目及び1年目の品質
の変化を菓子の専門家10名に判定した貫つた。
その判定結果を下記表1に示す。(上記表中、6は非常
によい、5はまあよい4は普通、3は少し劣る、2は劣
る、1は大いに劣る、0は食用不能を示す。以下の判定
結果表に於て同じ)結果として常圧による100′C以
下蒸煮では完全密閉のアルミ缶を使用しても1か月しか
保存できず、特に配合Aの場合には1週間で風味や弾力
性が劣つた。
一方、豆乳を混和した配合Bの場合に”は1か月後も弾
力性を保持していたが、3か月後になつて若干諦えて臭
気が発生して加熱殺菌が完全でなかつたことを証明した
。これはスチームによる蒸煮では食品の内部まで十分な
温度で加熱できなかつたためと考えられる。試験例2 この試験例では下記配合表2に示すように、D,Eの例
を追加して温度130′Cで蒸煮した場合について試験
した。
上記それぞれの配合量に基づき配合した後よく混和し、
これをアルミカップに充填し、130℃の温度で、25
分間レトルト装置内で加熱殺菌した後、流水中で常温ま
で冷却した。
このようにして製造した上記食品を試験例1の場合と同
様に製造後1日目、1週間目、1か月目、3か月目、6
か月目及び1年目の品質の変化を菓子の専門家10名に
判定して貫つた。
その判定結果を下記表2に示す。上記結果から明らかな
ように、130′Cで2紛間の加熱によると1年後ても
保存が可能となり、特に水を加えす豆乳だけとした配合
Bの場合には1年後でも弾力性が保たれ、離水もなかつ
た。
しかしながら、130′Cl2紛間という高温に晒した
ために生地そのものに褐変(蛋白を糖類によるメラード
反応)が発生しており、温度条件をいくらか下げる必要
が認められた。試験例3 この試験例では試験例2における配合表2の配合表をそ
のまま使用し、それぞれ配合混和した後、これをアルミ
カップに充填し、1100Cの温度て、2紛間、続いて
130′Cの温度て5分間レトルト装置内て加熱製造し
た後、冷却水により約30′Cまで冷却した。
このようにして製造した上記食品を試験例1の場合と同
様に製造後1日目、1週間目、1か月目、3か月目、6
か月目及ひ1年目の品質の変化を判定した。
その判定結果を下記表3に示す。上記試験例3における
ように、110℃て2紛間加熱した後、加圧して130
゜Cまて上昇させ、5分後に減圧するとともに、冷却水
により急冷した場合には配合B,Eの両方とも1年間の
保存に十分耐えられた。しかしながら、この場合でも水
を加えず豆乳のみとした場合の方が良い結果を示してい
る。さらに、1年半或いは2年後の保存状態と同じくす
るために、保存温度を35゜C〜3rCと20゜Cとを
1週間ごとに繰り返す虐待試験を行つたが、この試験に
おいてもほとんど変化は見られす、2年後ても十分に風
味を有し、食感も優れており、商品価値を維持している
ことが確認された。
尚、上記試験の配合において、豆乳に変えて脱皮大豆微
粉末の抽出工キズ(例えは脱皮微粉末100qに1.8
′の水を加え、これを3分間沸騰させた後に不溶解物を
分離除去した上澄液)を使用してもよく、また、配合割
合は上記例に限定されるものではなく、適宜変更するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 米粉、乾燥小豆さらし餡、糖類及び脱皮大豆微粉末
    の抽出エキスをそれぞれ混和し、これを100℃〜11
    5℃の温度で約25分間加熱し、次いで、温度を125
    ℃〜135℃に上昇させて約5分間加熱した後、50℃
    以下まで急冷することを特徴とする餅菓子様食品の製造
    方法。
JP58205369A 1983-10-31 1983-10-31 餅菓子様食品の製造方法 Expired JPS6048142B2 (ja)

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JP58205369A JPS6048142B2 (ja) 1983-10-31 1983-10-31 餅菓子様食品の製造方法

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JP58205369A JPS6048142B2 (ja) 1983-10-31 1983-10-31 餅菓子様食品の製造方法

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JPS6098945A JPS6098945A (ja) 1985-06-01
JPS6048142B2 true JPS6048142B2 (ja) 1985-10-25

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ID=16505700

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JP58205369A Expired JPS6048142B2 (ja) 1983-10-31 1983-10-31 餅菓子様食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648384Y2 (ja) * 1988-06-28 1994-12-12 株式会社千代田製作所 標本整理用スライドガラスアダプタ

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CN102972608A (zh) * 2011-09-05 2013-03-20 重庆市南川区南双科技有限公司 绿豆米酥的生产方法

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JPH0648384Y2 (ja) * 1988-06-28 1994-12-12 株式会社千代田製作所 標本整理用スライドガラスアダプタ

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JPS6098945A (ja) 1985-06-01

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