JPS6048044B2

JPS6048044B2 - ビデオテ−プレコ−ダ

Info

Publication number: JPS6048044B2
Application number: JP53135591A
Authority: JP
Inventors: 孝一井方; 正明小林
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1978-11-01
Filing date: 1978-11-01
Publication date: 1985-10-25
Also published as: JPS5562506A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、磁気テープの長さ方向（走行方向）に対して
斜め方向に磁気テープを走査させて映像信号を記録また
は再生、あるいは記録および再生するいわゆるヘリカル
スキャン形ビデオテープレコーダに関するものである。

従来のヘリカルスキャン形ビデオテープレコーダでは、
映像信号は回転ヘッドを用いて記録、再生され、音声信
号は固定ヘッドを用いて、磁気テープの長さ方向に記録
、再生されていた。最近、高密度記録の要求が高まり、
磁気テープの走行速度を遅くする傾向にある。

しかしながら、たとえば磁気テープの走行速度を１ｃｍ
／Ｓｅｃと遅くすると、音声信号の１０ＫＨｚは記録波
長が１μｍになり、現在の固定ヘッドによるバイアス記
録では記録が非常に困難となり、たとえば記録して再生
しても内容が理解できなくなる。このため、音声信号と
映像信号とを周波数多重．し、回転ヘッドを用いて記録
再生を行なう方法が知られているが、音声信号のみの消
去ができないため、アフタレコーデイングができない等
の欠点がある。

本発明は、少なくとも２個の回転磁気ヘッドが！磁気テ
ープに同時に対接する期間内である、いわゆるオーバス
キャン部分を利用して音声信号を記録または再生、ある
いは記録および再生することにより、磁気テープの走行
速度を遅くしても音声信号の記録または再生、あるいは
記録と再生が良ク好に行なえ、しかも音声信号トラック
部と映像信号トラック部が分離されているため、少なく
とも２個の磁気ヘッドが磁気テープに同時に対接する期
間において、回転磁気ヘッドのうち少なくとも１個の回
転磁気ヘッドを使用して消去電流あるいは記録電流を流
して、アフターレコーデイングが行なえるようにしたビ
デオテープレコーダを提供するものである。

以下、本発明を図示の実施例に基いて説明する。

第１図において、映像信号入力端子１に与えられた映像
信号は映像信号処理回路３および同期信号分離回路４に
与えられる。

映像信号処理回路３フの出力信号はゲート回路５および
６を経て加算器１３および１４に加えられる。一方、同
期信号分離回路４の出力てある垂直同期信号は遅延回路
７および８に供給される。

前記同期信号分離回路４とでヘッドスイッチパルス発・
生手段を構成するところの遅延回路７のＱ出力は上記第
１のゲート回路５および後述の第４のゲート回路１２に
ゲートパルスとして供給され、Ｏ出力は第２のゲート回
路６および後述の第３のゲート回路１１にゲートパルス
として供給される。遅・延回路８の出力信号は時間軸圧
縮回路９および消去電流発生器４０に供給される。また
、音声信号入力端子２に与えられた音声信号は上記時間
軸圧縮回路９、変調回路１０、記録−消去切換用の切換
スイッチ４１を経て、上記第３のゲート回路１１および
第４のゲート回路１２に供給される。

また、消去電流発生器４０の出力は、記録一消去切換用
の切換スイッチ４１を経て、上記ゲート回路１１および
１２に供給される。

ゲート回路１１および１２の出力信号は上記加算器１３
および１４に供給される。加算器１３の出力信号は記録
一再生切換え用の切換スイッチ１５を経て回転トランス
１７に与えられる。回転トランス１７の出力信号は回転
軸１９、回転ヘッドパー２０を経て回転磁気ヘッド２１
に与えられ、磁気テープ２３に記録電流あるいは消去電
流を流す。一方、加算器１４の出力信号も前記切換スイ
ッチ１５と連動する記録一再生切換え用の切換スイッチ
１６を経て回転トランス１８に与えられるようになつて
いる。

回転トランス１８の出力信号は回転軸１９、回転ヘッド
パー２０を経て、もう１つの回転磁気ヘッド２２に与え
られ、磁気テープ２３に記録電流あるいは消去電流を流
す。上記磁気テープ２３は回転磁気ヘッド２１，２２を
内蔵するテーブルガイドドラム（図示せず）の両側に位
置せるガイドポスト２４および２５で案内され、かつキ
ヤプスタンおよびピンチローラより成る周知の磁気テー
プ走行装置（図示せず）によつて矢印２７の方向へ定速
走行される。なお、前記テーブルガイドドラムは周知の
ものを使用し得るので、ここでの具体的な構造説明は省
略する。再生時、回転磁気ヘッド２１によつて再生され
た信号は、回転ヘッドパー２０、回転軸１９、回転トラ
ンス１７および切換スイッチ１５を経て、分離回路２８
に供給される。

一方、回転磁気ヘッド２２によつて再生された信号は、
回転ヘッドパー２０、回転軸１９、回転トランス１８お
よび切換スイッチ１６を経て分離回路２９に供給される
。

分離回路２８一方の出力と分離回路２９一方の出力とが
加算器３０に供給される。また、分離回路２８の他方の
出力と分離回路２９の他方の出力とが加算器３１に供給
される。加算器３０の出力信号は映像信号処理回路３２
を経て映像信号出力端子３３に供給される。他方、加算
器３１の出力信号は時間軸補正回路３４、復調回路３５
および時間軸伸長回路３６を経て音声信号出力端子３７
に供給される。次に、本実施例の動作を説明する。

映像入力端子１に与えられた映像信号は、映像信号処理
回路３でＦＭ信号に変換される。なお、搬送色信号を含
む場合においては、搬送色信号は約１．２ＭＨＺ以下の
低減に変換される。さらに、隣接カラー信号除去のため
の手法として、たとえばＩＨ（水平走査期間）毎に上記
搬送色信号の位相を９０水回転させても、あるいは反転
させても何らさしつかえない。これは、搬送色信号のラ
イン相関を利用したトラック間クロストーク除去の技術
である。以上のようにして処理された映像信号は第１お
よび第２のゲート回路５および６に供給される。一方、
同期信号分離回路４にも前記映像信号が加えられること
により、その出力端には垂直同期信号が得られる。この
垂直同期信号は遅延回路７および８に供給される。遅延
回路７は２分周機能と遅延機能とを有しており、そのＱ
出力端とＯ出力端からは第２図ｂおよびＣに示すような
ヘッド切換え用のパルス信号Ｑおよび間を第１および第
２のゲート回路および６にそれぞれ供給する。これらの
パルス信号Ｑ，間と入力映像信号の位相関係を明らかに
するために第２図ａに入力映像信号の波形例を示す。前
記第１および第２のゲート回路５および６の出力端には
、第３図ａおよびｂに示すように、上記パルス信号Ｑお
よびＯがＨレベルの期間、処理された映像信号が出力さ
れる。それらの信号か第１および第２の加算器１３およ
び１４にて、後述する変調された圧縮音声信号あるいは
消去信号が加えられて、切換スイッチ１５および１６に
供給される。時間軸圧縮回路９には、第４図ａに示すよ
うな音声信号入力端子２に供給された音声信号と、第４
図ｂに示すように垂直同期信号を遅延回路８で遅延させ
て得たトリガ信号Ｔが加えられる。

時間軸圧縮回路９の出力端は、第４図ｃに示すような前
記トリガ信号Ｔによつて圧縮開始時刻が制御された圧縮
音声信号が得られる。このような圧縮音声信号はテープ
・ヘッド系に適した変調〔特にパルスコード変調（ＰＣ
Ｍ）を、あるいはＦＭ，ＰＭ，ＡＭやＭなどを、または
場合によつては無変調ＡＣバイアス記録〕を変調回路１
０で受ける。特にＰＣＭは、高ＳＮ比が期待でき、また
、ドロップアウトなどに対しても周知の符号誤り訂正手
段を用いることができるなどの点で有利である。なお第
４図Ａ，ｃ間の破線は時間軸圧縮の様子を示している。
このような変調された圧縮音声信号は、記録一消去切換
用の切換スイッチ４１を経て、上記パルス信号Ｏおよび
Ｑが供給されているゲート回路１１および１２に与えら
れる。これ・らのゲート回路１１および１２は前記パル
ス信号ＯおよびＱがＨレベルの期間、前記圧縮音声信号
を前記加算器１３および１４に出力する。また、消去電
流発生回路４０は、前記垂直同期信号を遅延回路８で遅
延させて得たトリガ信号Ｔｊによつて発振開始時刻が制
御された第４図ｄに示すような或る周波数（たとえば１
００ＫＨｚ）の消去電流を発生し、記録一消去切換え用
の切換スイッチ４１を経て、上記パルス信号百およびＱ
が供給されているゲート回路１１および１２に与えられ
フる。

これらのゲート回路１１および１２は、前記圧縮音声信
号の記録と同様に前記パルス信号ＯおよびＱがＨレベル
期間、前記消去電流を前記加算器１３および１４に出力
する。第５図ａおよびｂに、前記加算器１３および１４
の出力信号すなわち、処理された映像信号Ａと処理され
た音声信号Ｂあるいは消去信号の時間軸多重信号の波形
図を示す。

これらの信号が前述した経路を経て回転磁気ヘッド２１
および２に供給されることにより、第６図に示すような
テープ磁化パターンが得られる。第６図において、映像
信号トラック部１１０の磁気トラック１０１および１０
２は映像信号のトラックであり、各々１フィルドに相当
する。

音声信号トラック部１１１の斜線が入つた磁気トラック
１０３および１０４は音声信号の磁気トラックである。
アフターレコーデイングを行なう場合は、音声信号トラ
ック部１１１のみに回転磁気ヘッド２１および２２によ
り新しい音声信号を記録していく。

ＦＭを用いた場合、以前に記録されていた信号はほぼ完
全に消され、新たな信号が記録されるため非常に有効で
ある。また、音声信号トラック部１１１のみに、回転磁
気ヘッド２１および２２により消去信号を流して、アフ
ターレコーデイングのための音声信号の消去のみを行な
うこともできる。なお、磁気テープ２３のヘッドドラム
の外周に対する巻きつけ角度は１８０ドよりも若干大き
くして、例えば２０００とし、オーバースキャン部に相
当する２００を前記音声トラック１０３および１０４に
割当てればよい。

場合によつては、第７図に例示するように、映像トラッ
ク１０１、あるいは１０２の前後に音声トラック１０５
，１０６，１０７、および１０８を設けてもよい。再生
時には、切換スイッチ１５，１６の可動接片を固定接点
Ｐ側に切換える。

このようにすると、回転磁気ヘッド２１および２２で再
生された２チャンネルの再生信号は各々回転ヘッドパー
２０、回転軸１９、回転トランス１７あるいは１３８、
切換スイッチ１５あるいは１６を介して分離回路２８あ
るいは２９に供給される。分離回路２８および２９では
、入力された信号が時間軸上で映像信号と音声信号とに
分離される。この分離された映像信号は加算器３０で、
時間的に連続した４１チャンネルの映像信号に変換され
て映像信号処理回路３２に供給される。映像信号処理回
路３２では、入力された信号が元の映像信号に復元され
て映像信号出力端子３３に出力される。一方、分離され
た音声信号も加算器３１でチャンネルの信号に変換され
、時間軸補正回路３４に供給される。

時間軸補正回路３４は、たとえばＣＣＤ（チャージ●カ
プルド●デバイス）やＢＢＤ７（パケット・プリゲート
・デバイス）などの半導体メモリーで構成され、ここで
テープ・ヘッド系の時間軸変動（いわゆるジッターとス
キュー歪）が除去される。時間軸補正回路３４の出力信
号は復調回路３５で元の圧縮音声信号に変換され、さ９
らにＣＣＤやＢＢＤなどの半導体メモリーで構成される
時間軸伸長回路３６で元の音声信号が復元され、音声出
力端子３７に出力される。このように、ヘッドドラムに
対する磁気テープの巻きつけ角度を１８０ムより若干大
にし、そのオターバースキヤン部に、時間軸圧縮した音
声信号を回転磁気ヘッドを使用して記録したり再生すれ
ば、その記録帯域は回転磁気ヘッドと磁気テープとの相
対速度で定まり、磁気テープの走行速度には殆んど関係
しなくなるため、高密度記録、すなノわち映像信号の長
時間の記録、再生を可能にするために磁気テープの走行
速度を遅くしても、音声信号の良好な記録、再生を行な
わすことができるものである。

しかも、音声信号トラック部１１１と、映像信号トラッ
ク部１１０が分離しているため、音声のアフターレコー
デイングが必要な場合には、音声信号トラック部１１１
に、回転磁気ヘッド２１および２２で消去信号あるいは
新しい音声信号を重ね記録することもできるという効果
も有する。

【図面の簡単な説明】

第４図は本発明一実施例の要部構成図、第２図Ａ９ｂ９
ｃ）第３図Ａ９ｂ）第４図Ａ９ｂ９ｃ９ｄおよび第５図
Ａ，ｂは第１図における各部の信号波形図、第６図およ
び第７図は本発明における磁気テープの磁化パターンの
例を示す図である。５，６，１１，１２・・・・・・ゲート回路、７，８・
・・・・・遅延回路、９・・・・・時間軸圧縮回路、１
０・・・・・・変調回路、１３，１４，３０，３１・・
・・・・加算器、２１，２２・・・・・回転磁気ヘッド
、２３・・・・・・磁気テープ、２８，２９・・・・分
離回路、３４・・・・・時間軸補正回路、３５・・・・
・・復調回路、３６・・・・・時間軸伸長回路、１０３
，１０４，１０５，１０６，１０７，１０８・・・・音
声トラック、４０・・・・・・消去電流発生器、４１・
・・・・記録一消去切換用の切換スイツ１１・・・・・
音声信号トラック部。

Claims

【特許請求の範囲】１２個の回転磁気ヘッドを有するテーブルガイドドラ
ムの外周に、磁気テープを、前記２個の回転磁気ヘッド
が同時に対接しうる期間が生じるごと巻き付け、前記磁
気テープを定速走行させて、その走行方向に対し斜めの
方向に前記各回転磁気ヘッドを走査させ、１フィールド
を単位とした映像信号の記録を行わすようにした２個の
回転磁気ヘッドを使用したヘリカルスキャン形ビデオテ
ープレコーダであつて、前記２個の回転磁気ヘッドが前
記磁気テープに同時に対接する期間が少なくとも映像信
号の１フィールド期間を単位として時間軸圧縮した音声
信号の時間長に相当する期間となるように前記磁気テー
プを前記テーブルガイドドラムの外周に１８０゜を超え
る角度範囲で巻きつけ、前記磁気テープの前記角度範囲
における１８０゜相当の部分を映像用磁気トラックとし
前記２個の回転磁気ヘッドが前記映像用磁気トラックに
順次対接するごとく切り換えて、映像信号の１フィール
ドを単位とした連続した映像信号を記録すると共に、前
記磁気テープの前記角度範囲における１８０゜を超える
部分を音声用磁気トラックとし前記２個の回転磁気ヘッ
ドの内の映像信号を記録していない方の回転磁気ヘッド
を使用して、前記映像信号の１フィールド期間に相当す
る期間音声信号を順次時間軸圧縮し、情報の連続した音
声信号を順次記録し、再生時においては、前記２個の回
転磁気ヘッドが前記映像磁気トラックに順次対接するご
とく切り換えて映像信号の１フィールドを単位とした連
続した映像信号を再生すると共に、前記音声用信号トラ
ックに順次対接する、映像信号を再生していない方の回
転磁気ヘッドを順次切り換えることにより前記音声信号
を再生するように構成するとともに、前記音声信号トラ
ック部に、前記２個の回転磁気ヘッドが前記磁気テープ
に同時に対接する期間において、前記回転磁気ヘッドの
うちの少なくとも１個の回転磁気ヘッドを使用して、消
去電流と記録電流のいずれかの電流を流すように構成し
たことを特徴とするビデオテープレコーダ。２記録すべき入力映像信号を周波数変調する映像信号
処理回路と、前記入力映像信号に含まれる垂直同期信号
を分離してヘッド切換え用の第１および第２のパルス信
号を得るヘッドスイッチパルス発生手段と、前記映像信
号処理回路の出力を前記第１および第２のパルス信号で
それぞれゲートして、各回転磁気ヘッドに供給する映像
信号を得る第１および第２のゲート回路と、記録すべき
音声信号を時間軸圧縮する時間軸圧縮回路と、その時間
軸圧縮回路の出力パルスコード変調する変調回路と、そ
の変調回路の出力を前記第２のパルス信号でゲートして
抽出する第３のゲート回路と、前記変調回路の出力を前
記第１のパルス信号でゲートして抽出する第４のゲート
回路と、前記第１のゲート回路の出力と前記第３のゲー
ト回路の出力を加算して一方の回転磁気ヘッドに供給す
る信号を得る第１の加算器と、前記第２のゲート回路の
出力と前記第４のゲート回路の出力を加算して他方の回
転磁気ヘッドに供給する信号を得る第２の加算器を含め
て構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のビデオテープレコーダ。３記録する映像信号に含まれる搬送色信号は低域に変
換されると共に、所定の水平走査期間毎に、所定量だけ
、その位相を回転させて記録することを特徴とする特許
請求の範囲第１項または第２項記載のビデオテープレコ
ーダ。