JPS6047662B2

JPS6047662B2 - 電子光学的表示装置を有したテ−プレコ−ダ

Info

Publication number: JPS6047662B2
Application number: JP53018727A
Authority: JP
Inventors: 政信佐藤; 憲二古田
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1978-02-21
Filing date: 1978-02-21
Publication date: 1985-10-23
Also published as: US4253124A; DE2906481A1; JPS54111815A; DE2906481C2

Description

【発明の詳細な説明】この発明は磁気テープの逆行状態を電子光学的表示装置
で表示するテープレコーダに関するものである。

近時目的に応じて多機能を有した商品が多く開発されつ
つある。

例えばテープレコーダにＬＥＤ）液晶表示装置等の電子
光学的表示装置を設け時計機能と、テープレコーダを共
用させるようなものが開発されている。

これら多機能を持たせたテープレコーダとして光学的表
示装置に時計の時刻表示を行なうと共に必要に応じて磁
気テープの移送量を計数してその計数値を表示するよう
にしたものが考えられている。一方、これら多機能を持
たせる反面、より小型化が望まれている為本出願人は、
一電源で多機能を持たせることを考えたが、例えばマイ
クロカセット（商品名）を使用するテープレコーダに
あつては単Ξ電池２本を使用するようにしているが約１
１時間程度の電池寿命しかなく、従つて時計はしばしば
停つてしまう事になる。

この為、テープレコーダの電源とＩＣ化等により統合で
きる計数回路、発振器等からなる時計機能及び電子光学
的表示装置との電源を別個の電池に用いることにした。
然し乍ら、この場合にあつても時計機能の電池が不必要
に消耗してしまう事がある。

即ち、磁気テープの移送量を計数する為に、例えば磁気
テー・プ巻取ルール軸又は供給リール軸等の回転体に磁
石を設け、近接した位置にリードスイッチを配設する事
によりリードスイッチのオン／オフで加減算回路が作動
して計数するものであるが、磁石を配設した回転体がど
の位置で停止するのか解らフず、この為リードスイッチ
がＯＮしたままの状態で停止する場合が考えられる。こ
れによつて生ずる不具合を更に説明する。第１図は本出
願人により開発された磁気テープの走行状態や時計の時
刻等を電子光学的表示装置５で表示するテープレコーダ
の回路構成図である。

１は磁気テープの逆行量（例えば録音・再生、早送りや
巻戻し等）に比例したパルス信号を発生するパルス発生
装置である。

パルス発生装置１は磁気テープの巻取リール軸又は供給
リール軸１ａに固設された円板１ｂの一部分に配設した
磁石１ｃに近接した位置に配設したリードスイッチ１ｄ
からなる。リードスイッチ１ｄは一端が接地され、他端
が加減算回路２の入力側に接続されている。また、この
リードスイッチ１ｄの他端はプルアップ抵抗３を介して
加減算回路２の電源供給端子に接続されており、リール
軸１ａの回転に応じてリードスイッチ１ｄがオン／オフ
動作すると、パルス信号が加減算回路２に供給されるこ
とになる。加減算回路２はこのパルス信号により磁気テ
ープの走行状態、即ち磁気テープの送行位置を計数する
。加減算回路２の出力側にはモード切換え、即ち磁気テ
ープの送行状態や時計の時刻表示等のモードを切換える
為のモード切換スイッチ４の送行状態表示側接点４ａを
会して、デコーダ／ドライバ回路５及びＬＥＤｌ液晶等
からなる表示装置６に接続されている。一方時計の時刻
表示をする際は、発振器の７の出力を分周器８を介して
時計用カウンタ回路９の出力側をモード切換えスイッチ
４の他方の接点即ち時刻表示側接点４ｂに接続する。電
池１０の十側は前記加減算回路２、デコーダ／ドライバ
回路５、発振器７、分周器８及び時計用カウンタ回路９
の夫々の電源供給端子に接続されている。テープレコー
ダ用の電源１１の十側にテープレコーダのメインスイッ
チ１２を介してオーディオアンプ１３、モータ駆動／モ
ータ制御回路１４そ．してこれにより制御駆動されるモ
ータ１５が接続されている。又、前記磁気テープ巻取り
リール軸又は供給リール軸１ａはモータ１５により駆動
される図示しない適当な伝達駆動制御装置によつて駆動
回転される。以上の構成によりテープレコーダが動作し
ている時に、モード切換スイッチ４を接点４ａに切換え
ることにより、パルス発生装置１からのパルス信号は加
減算回路２で計数され、磁気テープの送行状態に応じた
計数値をデコーダ／ドライバ回路４５を介して表示装置
６により表示する。

一方、モード切換スイッチ４を接点４ｂにすることによ
り、常時作動している時計機能からの時刻等が表示され
る。即ち、発振器７からの発振信号を分周器８を介して
時計用カウンタ回路９で常に計算されており、この回路
からの出力が時計の時刻を表示する、ところで、今、テ
ープレコーダがストップ状態で放置されている場合に、
前記円板１ｂの停止する位置によつては、リードスイッ
チ１ｄがＯＮしたままの状態になるときがある。この状
態は加減算回路２の電源供給端子からプルアップ抵抗３
及びリードスイッチ１ｄを介して電流が流れて電池１０
の消耗が著しく、時には予想される電フ池の寿命よりは
るかに早い時期に、電池の交換をしなければならない事
態に陥いり、更にこの交換の都度、時計の時刻を調整す
る等の不具合を生ずる。この発明は以上の点に鑑み、電
源電流路を介し；てテープ走行用とは別系統の電源電圧
に接続されテープ走行用リール軸の回転に応じてオン／
オフするスイッチ部の動作によりパルス信号を発生する
パルス発生手段と、前記パルス発生手段より発生される
パルス信号を計数する計数手段と、前記・計数手段の計
数値を表示する電子光学的表示装置と、テープ走行停止
時に前記パルス発生手段の電源電流路を開放制御する電
源供給制御手段とを具備し、テープ走行停止時に上記ス
イッチ部が０Ｎされていたとしても、電源電流路の一部
を開放制御することにより電源の消耗を防止した電子光
学的表示装置を有したテープレコーダを提供する事を目
的とする。

以下、この発明の詳細な説明の実施例に基づいて説明す
る。

第２図は前述した本出願人により開発された磁気テープ
の送行状態や時計の時刻表示等の多機能を有するテープ
レコーダを改良した回路構成図てある。この実施例の特
徴とするところは、テープレコーダ用の電源と磁気テー
プの送行状態や時計の時刻表示等の機能を駆動する電源
をもち、リードスイッチ１ｄの入力端にメインスイッチ
を介してテープレコーダ用の電源を接続すると共に、リ
ードスイッチ１ｄの出力側に抵抗とトーランジスタから
なるスイッチ回路（インバータスイッチ）を設けること
にある。リードスイッチ１ｄの入力側にテープレコーダ
用のメインスイッチ１２を介して電池１１の十側の接続
する一方、出力側に一側を接続した抵抗１６とトランジ
スタ１７のベースを接続し、このトランジスタ１７のエ
ミッタを接地すると共にコレクタを加減算回路２の入力
側に接続する。また、トランジスタ１７のコレクタはプ
ルアップ抵抗３を介して電池１０に接続される。尚、前
述の第１図と同様の構成部分については説明を省略する
が、以下にこの実施例の動作を説明する。メインスイッ
チ１２がオンされてテープレコーダが動作している時、
リードスイッチ１ｄのオン／オフ動作に伴なつてトラン
ジスタ１７もオｂ／オフされ、プルアップ抵抗３を介し
て電池１０と接続されているトランジスタ１７のコレク
タ側からはパルス信号が出力される。

このパルス信号は加減算回路２に入力され磁気テープの
移送量に比例した値を計数された後、切換えスイッチ４
に送出される。今、モード切換スイッチ４が接点４ａに
あるとき、デコーダ／ドライバ回路５を介して磁気テー
プの送行状態に応じて計数値を表示装置７で表示する。
他方、モード切換スイッチ４を接点４ｂに切換えると、
発振器７からの発振信号を分周器８により適当な周期パ
ルスに分周し、時計用カウンタ回路９を介して所望の時
計の時刻等を表示装置６によつて表示する。ところで、
テープレコーダがメインスイッチ１２の０ＦＦによりス
トップ状態にある時、リードスイッチ１ｄが０Ｎしたま
まの状態にあつても、トランジスタ１７のベースは抵抗
１６によつて接地され、従つてコレクタ・エミッタ間は
オフ状態となる。

それ故、プルアップ抵抗３及びトランジスタ１７を介し
て電池１０からの電流は流れず、不必要な電池１０の消
耗を防止することができる。尚、前記テープレコーダの
ストップ状態にはメインスイッチ１２の０ＦＦの他に、
テープレコーダの録音や再生を一時停止する為の図示し
ないポーズスイッチの０ＦＦおよび磁気テープの終端を
検出してテープレコーダを自動停止した状態も含むもの
である。第２図に示す実施例では、リール軸１ａの回転
に応じてオン／オフ動作するスイッチ部としてリードス
イッチ１ｄを設け、このリードスイッチ１ｄの一端をメ
インスイッチ１２を介して電源１１に接続し、他端を抵
抗１６、トランジスタ１７及びプルアップ抵抗３を介し
て電池１０に接続してパルス発生手段を構成する。

従つて、リードスイッチ１ｄがオン／オフ動作すると、
電池１０に接続されているプルアップ抵抗３とトランジ
スタ１７のコレクタとの接続点よりパルス信号が発生さ
れる。しかし、テープストップ時にはメインスイッチ１
２がオフとされているため、たとえ、リードスイッチ１
ｄがオン状態のままであつても、トランジスタ１７のベ
ースには電圧が印加されず、このトランジスタ１７はオ
ンされることはない。従つて、電池１０からプルアップ
抵抗３及びトランジスタ１７のコレクタ・エミッタを介
して接地部分に至る電流路は電気的に開放された状態と
なり、この部分での電力消費がなくなるものである。第
３図はこの発明の他実施例を示す回路構成図である。

この実施例は機械的手段により行なうもので、リードス
イッチ１ｄの一方を加減算回路２に接続すると共にプル
アップ抵抗３を介して電池１０に接続し、また他方をテ
ープレコーダのメインスイッチ１２（あるいは、テープ
レコーダを一時停止させるポーズスイッチ）と協動する
スイッチ１８に接続する。テープレコーダがストップ状
態の時、即ちメインスイッチ１２がオフとスイッチ１８
がオフの時に於て、リードスイッチ１ｄが０Ｎしたまま
の状態にあつても、プルアップ抵抗３及びリードスイッ
チ１ｄを介して電池１０の電流は流れず、電池１０の不
必要な消耗は防止される。

第３図に示す実施例では、スイッチ部としてリードスイ
ッチ１ｄを設け、この一端をメインスイッチ１２と協動
するスイッチ１８を介して接地し、他端をプルアップ抵
抗３を介して電池１０にノ接続してパルス発生手段を構
成する。従つて、リードスイッチ１ｄがオン／オフ動作
すると、リードスイッチ１ｄの他端とプルアップ抵抗３
との接続点よりパルス信号が発生される。しかし、テー
プストップ時にはメインスイッチ１２と協動して７スイ
ッチ１８もオフされるため、たとえリードスイッチ１ｄ
がオン状態のままであつても、電池１０からプルアップ
抵抗３、リードスイッチ１ｄ１スイッチ１８を介して接
地部分に至る電流路は、このスイッチ１８により電気的
に開放された状態９となるため、この電流路での電力消
費がなくなるものである。第４図はこの発明の他実施例
を示す回路構成図である。

前述の磁気テープの送行状態や時計の時刻表示等の機能
についての説明は省略する。磁気テープ巻取リール軸又
は供給リール軸１ａに固設された円筒１ｅの外周面には
１回転により得る所望のパルス数に応じた導電体１ｆが
適当間隔に配設されている。この導電体１ｆに摺接する
一対のブラシ１ｇの一方は加減算回路２の入力側に接続
されると共にプルアップ抵抗３を介して電池１０に接続
され、他方は電界効果トランジスタ（ＦＥＴ）１９のド
レインに接続し、ソースは電池１０の十側に、またゲー
トは電源１１の一側に接続されている。テープレコーダ
の動作している時、円筒１ｅの回転に伴つて一対のブラ
シ１ｇは導電体１ｆにより短絡され磁気テープの送行量
に比例したパルス信号を加減算回路２に送出するもので
ある。テープレコーダのストップ状態の時は、メインス
イッチ１２により電池１１からの電流はＦＥＴｌ９に流
れず、従つてＦＥＴｌ９はオン状態にならない。そのた
め、プルアップ抵抗３及びブラシ１ｇを介して電池１０
からは電流が流れず、不必要な電池１０の消耗は防止さ
れる。第４図に示す実施例では、リール軸１ａの回転一
に応じてオン／オフ動作するスイッチ部として一対のブ
ラシ１ｇ，１ｇを設け、一方のブラシ１ｇを電池１１の
一電位にゲートが接続されているＦＥＴｌ９を介して基
準電位（接地電位）に接続し、他方のブラシ１ｇをプル
アップ抵抗３を介し，て電池１０の一電位に接続してパ
ルス発生手段を構成する。従つて、ブラシ１ｇ，１ｇが
オン／オフ動作すると、プルアップ抵抗３と他方のブラ
シ１ｇとの接続点からパルス信号が発生される。しかし
、テープストップ時にはメインスイッチ１２３がオフさ
れることになるため、ＦＥＴｌ９のゲートには電圧が印
加されず、このＦＥＴｌ９はオフされる。従つて、たと
えブラシ１ｇ，１ｇが導通されたオン状態となつたまま
でも、基準電位（接地電位）からＦＥＴｌ９、ブラシ１
ｇ，１ｇ１プルアップ抵抗３を介して電池１０の一電位
に至る電流路は、このＦＥＴｌ９により開放された状態
となるため、この電流路での電力消費はなくなるもので
ある。ノ以上説明したようにこの発明によれば、磁気
テープの走行状態や時計の時刻表示等の多機能を電子光
学的表示装置で表示するテープレコーダにおいて、テー
プ走行用とは別系統の電源電圧に接続されるパルス発生
装置の電源電流路をテープレコーダのストップ時に開放
することにより、電源の不必要な消耗を防止することが
できる。

然も簡単な回路構成で正確に動作させることができ、今
後開発される多機能を持つテープレコーダに充分に寄与
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を説明するための回路構成図、第２図
、第３図、第４図はこの発明の一実施例を示す回路構成
図である。１・・・・・・パルス発生装置、２・・・・・・加減算
回路、３・・・・プルアップ抵抗、４・・・・・・モー
ド切換スイッチ、５・・・・・・デコーダ／ドライバ回
路、６・・・・・・表示装置、７・・・・・・発振器、
８・・・・・・分周器、９・・・・・時計用カウンタ回
路、１０，１１・・・・・・電池、１３・・・スイッチ
、１６・・・・・・抵抗、１７・・・・・・トランジス
タ、１９・・・・・電界効果トランジスタ。

Claims

【特許請求の範囲】

１電源電流路を介してテープ走行用とは別系統の電源
電圧に接続されたテープ走行用リール軸の回転に応じて
オン／オフするスイッチ部の動作によりパルス信号を発
生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段より発生
されるパルス信号を計数する計数手段と、前記計数手段
の計数値を表示する電子光学的表示手段と、テープ走行
停止時に前記パルス発生手段の電源電流路を開放制御す
る電源供給制御手段とを具備した電子光学的表示装置を
有したテープレコーダ。