JPS6046054B2 - 堅型石灰焼成炉 - Google Patents

堅型石灰焼成炉

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Publication number
JPS6046054B2
JPS6046054B2 JP11990982A JP11990982A JPS6046054B2 JP S6046054 B2 JPS6046054 B2 JP S6046054B2 JP 11990982 A JP11990982 A JP 11990982A JP 11990982 A JP11990982 A JP 11990982A JP S6046054 B2 JPS6046054 B2 JP S6046054B2
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JP
Japan
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furnace
air
hard
gap
quicklime
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Expired
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JP11990982A
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JPS5913650A (ja
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道彦 今川
松寿 宇崎
勝 松波
▲すすむ▼ 富田
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Tanabe Kakoki Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Kakoki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、強制破砕式排出機を炉底部に有する固体
燃料使用の堅塁石灰焼成炉において、硬焼生石灰(高温
長時間焼成により焼締めて活性度を低くしたもの)、お
よび軟焼生石灰(比較的低温て焼成することによつて得
られる活性度の高いもの)の何れかを任意に安定して製
造し得る堅型石灰炉に関する。
壁材として用いられるALC建材(Autoclav
edLightConcrete)の製造原料となる硬
焼生石灰を得るために、一般の堅塁石灰焼成炉を用いて
、石灰原石に固体燃料を混じて懲戒を行うと、焼成温度
を軟焼の場合よりも高くしなければならなす、かつ焼成
時間を長くして、いわゆる焼締めを行うので炉内に焼結
クリンカーブロックを生じ易く、このブロックが邪魔と
なつて焼成物の炉内降下排出が妨けられるのて、安定操
業の継続が困難となる。
従つて、硬焼用堅型炉にあつては、生成りリンカーブロ
ックを強制的に砕砕し得る焼生物排出機を炉底部に内蔵
させるのが普通である。 この排出機は一般の円錐型回
転粗砕機式のものであつて、炉垂直下壁に内張りされた
円筒状固定襞部と、これに間隙をおいて相対応して内装
された底拡がりの円錐状回転襞部とからなつている。こ
の間隙中へ降下してきたクリンカーブロックは両襞部に
挾持され、円錐状襞部をゆるやかに回転させることによ
つて該ブロックは粗砕されて、炉底下に連なる焼成品排
出装置から炉外に搬出される。 この場合に、上記の強
制破砕式排出機の径は炉全体の設計上さしてこれを大と
することができないので、円筒状固定襞部と円錐状回転
襞部とのあいだの間隙横断面積は炉内径面積に比べて著
しく小とならざるを得ない。従つて、この間隙を通じて
降下焼成物に向流して上昇する燃料燃焼用押込み空気(
炉下端部から送風機によつて炉内に押込まれたもの。)
の流速は著しく速いものとなる。 硬焼生石灰をこうし
た石灰炉で焼成する場合には、硬焼物の質が緻密となる
ので、焼成物の炉内降下途中での焼成物同志の摩耗、お
よび排出機部における粗砕に際して微塵物の発生割合は
ごく小である。従つて上記の押込み空気の上昇流通に殆
んど支障を生じない。また、これら微塵物の炉内堆積に
よる操業上の支障も殆んどない。然るに、もしもこの石
灰炉を用いて一般用途向けの軟焼用生石灰の焼成を行う
と、焼成物は軟質であるので硬焼物に比べて多量の微塵
物を生ずる。そしてこれか既述の排出機の円筒状襞部と
円錐状回転襞部との間隙空間を落下しようとしても、該
間隙空間における流通速度の大きい燃焼用空気の上昇に
よつて押し返されて落下することができなくなり、自然
に微塵物は炉内石灰粒群の空隙中に蓄積して、またこれ
が偏在したりして、空気の流通に不規則な抵抗を生じ、
燃焼用空気吹込み圧力の増大ならびに偏流をもたらして
、炉全体の順調かつ安定した操業ができなくなる。その
結果、製品の産出量が減少するほかに熱効率も減退し、
予期した活性度の高い生石灰を能率よく得ることができ
なくなることが見出された。この発明の目的は、一つの
堅型石灰炉において、硬焼生石灰から軟焼生石灰に至る
それぞれ品質の異る製品を、その時の需要動向に即応し
て容易に操炉条件を切換えて製造し得る改良された焼成
炉を提供することにある。
この目的は、強制破砕式排出機を炉底部に有する固体燃
料使用の堅型石灰炉における燃料燃焼用空気の炉内への
送入を、炉底部からと、炉底部より上方伍以内の高さの
炉絞り部壁面からとの二つに分けて行い、炉底部からの
送風量を焼成微塵物の流下が可能な程度に適宜減少させ
、この減少された量の空気を炉絞り部壁面から炉内に均
一に送入することによつてこれを達成することができた
。図面についてこの堅型石灰焼成炉の下部構造を説明す
ると、炉本体1最下部の冷却帯2の下方に連る円筒槽3
の内面に、クリンカーブロック破砕.用の円筒状襞部4
が内張り固定されている。この襞部4に対応して、内に
一定の間隙7を保つて下拡がりの円錐状襞部5付きの回
転体6が取付けられていて、駆動装置8によつて静かに
回転される。そして円筒状および円錐状両壁部4および
5に挾まれた間隙7中に落下して来た塊状のクリンカー
ブロック状の生石灰は此処で破砕され、回転体6に付設
されたスクレーバー9によつて生石灰貯室10中にかき
落され、さらに第2のスクレーバー11およびロータリ
ーバルブ12を経て炉外・に排出され、ベルトコンベア
13によつて他の場所へ移送される。混合原料中の固体
燃料(コークス、無煙炭、あるいは両者の混合物)を燃
焼させるための空気14は、送風機15によつてダンパ
ー16を介して生石灰貯室10の側壁に設けられた空気
吹込口17を経て該貯室中に押込まれる。
そして空気は既述の間隙7を通過上昇し、冷却帯2を経
て炉本体の焼成帯(図示されず)に達する。上記の炉を
用いて、炭比(石灰原石に対する燃料の重量割合)を比
較的多く、すなわち炭比を9.0ないし9.5%となし
、空気比(燃焼に要する空気量の理論量に対する比の値
)をも比較的大きく、すなわち空気比を1.10ないし
1.15として、(註。
軟焼を行う場合には炭比を7.5ないし8.0%とし、
空気比を1.05ないし1.08とする。)焼成温度を
上昇させ、かつ焼成時間を延長させて、いわゆる高温長
時間焼成の硬焼操業を行う。この場合には、焼成物の炉
内降下途中での焼成物同志による摩耗、およびクリンカ
ーブロックその他の生石灰大塊の両襞部4および5のあ
いだの間隙7における破砕によつても、硬焼物の質が緻
密であるので微塵物の生成はごく少ない。従つて硬燃焼
成の場合はこれら微塵物の炉内堆積等による操業上の支
障は殆んど生じない。然るにこの炉を用いて軟焼を行う
と、軟焼生石灰の塊はその質が軟かくて脆いので、炉本
体内の流下中、あるいは既述の間隙7を通過中に破壊さ
れるときに微塵物を多量に生成し、この微塵物が向流す
る押込み空気の流速に押されて間隙7を通過排出されな
いので、この微塵物が炉内に堆積することになる。
従つて炉況は著しく不安定となつて能率のよい操業がで
きなくなるのである。この発明方法では、軟焼を行う場
合に、燃焼用空気14の全量を上記のように間隙7を通
過させないで、その一部をバイパスさせ、上部ダンパー
18および環状ダクト19を経て、炉本体1の下端壁に
取付けられた多数の上部空気吹込口20から炉内に平均
して吹込む。そしてこの上部バイパス空気の吹込量を加
減調節して、間隙7から粗砕微塵物が停滞することなく
流下するように、間隙7を通過する空気の量を減少させ
るのである。硬焼焼成の場合でも、多少の粗砕粉塵物を
生成翼=峠二1:ニマ*1t?+ユ入させると円滑な操
業を行うことができる。
硬焼の場合の送風比率は、上部がOないし30%、下部
が100ないし70%(合計100%)であるのに対し
て、同じ装置を用いての軟焼の場合の送風比率は、上部
が50ないし70%、下部が50ないし30%(合計1
00%)の範囲内に選ぶものとする。次に実施例および
比較例データを表にして示す。これらのデータから、同
一硬焼石灰炉を用いて、本発明方法によつて能率よく軟
焼製品が得られたことがわかる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明になる硬軟両焼成兼用石灰炉の縦断的説明図
である。 1・・・・・・炉本体、3・・・・・・円筒槽、4・・
・・・・円筒状襞部、5・・・・・・円錐状襞部、6・
・・・・・回転体、8・・・・・・駆動装置、9・・・
・・スクレーバー、11・・・・・スクレーバー、14
・・・・・・燃料燃焼用空気、16・・・・・・ダンパ
、17・・・・・・空気吹込口、18・・・・・上部ダ
ンパ、19・・・・・・環状ダクト、20・・・・上部
空気吹込口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炉内への燃料燃焼用空気の送入口を、炉底部と炉絞
    り部壁面とに設けたことを特徴とする強制破砕式排出機
    を炉底部に有する固体燃料使用の堅型石灰焼成炉。
JP11990982A 1982-07-12 1982-07-12 堅型石灰焼成炉 Expired JPS6046054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11990982A JPS6046054B2 (ja) 1982-07-12 1982-07-12 堅型石灰焼成炉

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JP11990982A JPS6046054B2 (ja) 1982-07-12 1982-07-12 堅型石灰焼成炉

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Publication Number Publication Date
JPS5913650A JPS5913650A (ja) 1984-01-24
JPS6046054B2 true JPS6046054B2 (ja) 1985-10-14

Family

ID=14773195

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JP11990982A Expired JPS6046054B2 (ja) 1982-07-12 1982-07-12 堅型石灰焼成炉

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640660U (ja) * 1992-10-02 1994-05-31 株式会社東海理化電機製作所 自動車用シガレットライタ
JP2014125423A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Tosoh Corp 水酸化カルシウム水性懸濁液の製造方法
CN114538801B (zh) * 2022-04-07 2023-02-17 广西大学 用于烧制氧化钙的生物燃料竖窑及烧制氧化钙的方法

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JPS5913650A (ja) 1984-01-24

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