JPS604572B2 - 樹脂成形コイル - Google Patents
樹脂成形コイルInfo
- Publication number
- JPS604572B2 JPS604572B2 JP5049879A JP5049879A JPS604572B2 JP S604572 B2 JPS604572 B2 JP S604572B2 JP 5049879 A JP5049879 A JP 5049879A JP 5049879 A JP5049879 A JP 5049879A JP S604572 B2 JPS604572 B2 JP S604572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- conductor
- coil
- insulation
- molded coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/08—Cooling; Ventilating
- H01F27/085—Cooling by ambient air
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ェポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などの樹
脂を用いて成形される変圧器、計器用変成器、溶接器、
リァクトルなどの樹脂成形コイルに関するものであり、
詳しくは、その樹脂成形コイルの冷却用空気ダクトの部
分に関するものである。
脂を用いて成形される変圧器、計器用変成器、溶接器、
リァクトルなどの樹脂成形コイルに関するものであり、
詳しくは、その樹脂成形コイルの冷却用空気ダクトの部
分に関するものである。
従来この種の樹脂成形コイルとして第１図に示すような
ものがあった。
ものがあった。
図は変圧器コイルの例で、その断面を示す。１は樹脂成
形コイルであり、２はコイルの最内周に形成された内側
絶縁層、３はコイル導体、４は層間絶縁、５はコイル最
外周に形成された外側絶縁層、６はコイルの両端に形成
された端絶縁である。
形コイルであり、２はコイルの最内周に形成された内側
絶縁層、３はコイル導体、４は層間絶縁、５はコイル最
外周に形成された外側絶縁層、６はコイルの両端に形成
された端絶縁である。
次にこの樹脂成形コイルの構成手順について説明する。
図に示されていないところの金属製円筒巻芯に適当な離
型処理を施した後、この巻芯を巻線機に取付ける。そし
て内側絶縁層２を形成するために所定中の絶縁材、例え
ばェポキシプリプレグガラスクロス、即ちガラスクロス
にェポキシ樹脂を含浸して半硬化状態にしたものを巻芯
に複数回巻回する。次いで、コイル導体３と層間絶縁４
とを重ね合わせて、所定の巻数巻回しコイルを形成した
後、コイル両端に例えばェポキシプリプレグガラスロー
ビング、即ちガラスの細い長繊維を重ね合わせたひもに
ェポキシ樹脂を含浸して半硬化状態にしたものを巻回し
て端絶縁６を形成する。更に導体層および端絶縁の外周
に内側絶縁層と同じ材料のプリプレグを複数回巻回して
外側絶縁層５を形成して素コイルを完成する。引続きこ
の素コイルを約１３０℃の乾燥炉に入れ約２６時間加熱
して、プリプレグ材料を完全に硬化させて樹脂成形コイ
ル１を得ていた。がしかし、コイルが大容量化してくる
と、その体積は増し運転時の内部発熱は増加し、その熱
の放散はコイル外周表面のみでは不充分となり、そのた
めにはコイル内にダクトを設ける方法が考えられるが、
従釆のワニス含浸タイプの乾式変圧器、油入変圧器のダ
クト形成法のように何ら特別の考慮がなされていない方
法、例えば第１図においてコイル導体３と層間絶縁４と
の巻回層の任意の層間にダクトピースを挿入してダクト
を形成した場合、ダクト部分で導体が直接空気に触れる
機造となり、樹脂成形コイルの最も重要な性能の１つで
ある耐緑性、防塵性が損われる欠点がある。
型処理を施した後、この巻芯を巻線機に取付ける。そし
て内側絶縁層２を形成するために所定中の絶縁材、例え
ばェポキシプリプレグガラスクロス、即ちガラスクロス
にェポキシ樹脂を含浸して半硬化状態にしたものを巻芯
に複数回巻回する。次いで、コイル導体３と層間絶縁４
とを重ね合わせて、所定の巻数巻回しコイルを形成した
後、コイル両端に例えばェポキシプリプレグガラスロー
ビング、即ちガラスの細い長繊維を重ね合わせたひもに
ェポキシ樹脂を含浸して半硬化状態にしたものを巻回し
て端絶縁６を形成する。更に導体層および端絶縁の外周
に内側絶縁層と同じ材料のプリプレグを複数回巻回して
外側絶縁層５を形成して素コイルを完成する。引続きこ
の素コイルを約１３０℃の乾燥炉に入れ約２６時間加熱
して、プリプレグ材料を完全に硬化させて樹脂成形コイ
ル１を得ていた。がしかし、コイルが大容量化してくる
と、その体積は増し運転時の内部発熱は増加し、その熱
の放散はコイル外周表面のみでは不充分となり、そのた
めにはコイル内にダクトを設ける方法が考えられるが、
従釆のワニス含浸タイプの乾式変圧器、油入変圧器のダ
クト形成法のように何ら特別の考慮がなされていない方
法、例えば第１図においてコイル導体３と層間絶縁４と
の巻回層の任意の層間にダクトピースを挿入してダクト
を形成した場合、ダクト部分で導体が直接空気に触れる
機造となり、樹脂成形コイルの最も重要な性能の１つで
ある耐緑性、防塵性が損われる欠点がある。
この発明は上記のような欠点を除去するためになされた
もので、耐緑性、防塵性にすぐれたダクトの形成法を提
供することを目的としている。以下、この発明の一実施
例を図について説明する。第２図はこの発明による樹脂
成形コイルの平面図を示し、第３図はその断面図を示し
たものである。第２図および第３図において第１図と同
一符号は同一又は相当部分を示し、７はダクトピース、
８はダクト絶縁、９はわたり絶縁である。そしてこの樹
脂成形コィルーの形成方法は、コイル最内周にコイル導
体３の中より広り絶縁層２を巻回し、その上からシート
状導体３とその導体３より若干中の広い層間絶縁４とを
重ね合わせて複数回巻回する。そして所定のダクト形成
層のところで、図に示すように、ダクトピース７とその
ダクトピースを挟むように配置してダクト絶縁８を挿入
する。このダクト絶縁にはプリプレグ材を用いた。尚こ
のダクト部分を移層するシール状の導体３にはテープ状
プリプレグ材を重ね巻さした。そして更に導体３と層間
絶縁４とを所定の層数巻回し、最外周にはプリブレグ材
を巻回し、外側絶縁層５を形成した。そして内側絶縁層
２とダクト絶縁８、およびダクト絶縁８と外側絶縁層５
の間の導体３の両端側に高粘度合成樹脂を詰込んで、端
絶縁６とした。このようにしてできた素コイルを約１３
０ｏｏで加熱し、樹脂成形コイルを得た。なお上記実施
例ではダクトを移層する導体を包埋するわたり絶縁には
テープ状プリプレグ材を用いた例を示したが、シート状
プリプレグを沿わせて包埋してもよく、プリプレグ材に
限らず、自己融着性のテープを巻回してもよく、また収
縮性のチューブをかぶせてもよい。更に絶縁性の塗料、
ワニス、樹脂を塗布しても実施例と同じ効果を奏する。
なお上記実施例では導体にシート状導体を用いた例を示
したが、丸線、平角線を用いた場合も同じ効果が得られ
、また端絶縁に高粘度合成樹脂を詰込んだ例を示したが
、第１図の従来例のようなひも状プリプレグ材を巻回し
て形成してもよく、またプレスボード、ポリエステルシ
ート、ポリアミドシートなど絶縁シートを短冊状に切断
したものを複数枚挿入しワニス、樹脂などを塗布または
流し込んで形成してもよい。
もので、耐緑性、防塵性にすぐれたダクトの形成法を提
供することを目的としている。以下、この発明の一実施
例を図について説明する。第２図はこの発明による樹脂
成形コイルの平面図を示し、第３図はその断面図を示し
たものである。第２図および第３図において第１図と同
一符号は同一又は相当部分を示し、７はダクトピース、
８はダクト絶縁、９はわたり絶縁である。そしてこの樹
脂成形コィルーの形成方法は、コイル最内周にコイル導
体３の中より広り絶縁層２を巻回し、その上からシート
状導体３とその導体３より若干中の広い層間絶縁４とを
重ね合わせて複数回巻回する。そして所定のダクト形成
層のところで、図に示すように、ダクトピース７とその
ダクトピースを挟むように配置してダクト絶縁８を挿入
する。このダクト絶縁にはプリプレグ材を用いた。尚こ
のダクト部分を移層するシール状の導体３にはテープ状
プリプレグ材を重ね巻さした。そして更に導体３と層間
絶縁４とを所定の層数巻回し、最外周にはプリブレグ材
を巻回し、外側絶縁層５を形成した。そして内側絶縁層
２とダクト絶縁８、およびダクト絶縁８と外側絶縁層５
の間の導体３の両端側に高粘度合成樹脂を詰込んで、端
絶縁６とした。このようにしてできた素コイルを約１３
０ｏｏで加熱し、樹脂成形コイルを得た。なお上記実施
例ではダクトを移層する導体を包埋するわたり絶縁には
テープ状プリプレグ材を用いた例を示したが、シート状
プリプレグを沿わせて包埋してもよく、プリプレグ材に
限らず、自己融着性のテープを巻回してもよく、また収
縮性のチューブをかぶせてもよい。更に絶縁性の塗料、
ワニス、樹脂を塗布しても実施例と同じ効果を奏する。
なお上記実施例では導体にシート状導体を用いた例を示
したが、丸線、平角線を用いた場合も同じ効果が得られ
、また端絶縁に高粘度合成樹脂を詰込んだ例を示したが
、第１図の従来例のようなひも状プリプレグ材を巻回し
て形成してもよく、またプレスボード、ポリエステルシ
ート、ポリアミドシートなど絶縁シートを短冊状に切断
したものを複数枚挿入しワニス、樹脂などを塗布または
流し込んで形成してもよい。
またダクトには矩形の棒を用いた例を示したが、多角形
、円形、だ円形、波形いずれでもよく、またパイプ状の
ものを用いても有効である。以上のように、この発明に
よれば、ダクトを横切って移層する導体は完全に絶縁層
で覆われ、更にダクトに面する導体も全て絶縁層に覆わ
れているので、すぐれた耐緑性、防塵性をもち、熱放散
効率のよい空気ダクトを有する樹脂成形コイルが得られ
る効果がある。
、円形、だ円形、波形いずれでもよく、またパイプ状の
ものを用いても有効である。以上のように、この発明に
よれば、ダクトを横切って移層する導体は完全に絶縁層
で覆われ、更にダクトに面する導体も全て絶縁層に覆わ
れているので、すぐれた耐緑性、防塵性をもち、熱放散
効率のよい空気ダクトを有する樹脂成形コイルが得られ
る効果がある。
第１図は従来例を示す部分断面正面図、第２図はこの発
明の−実施例を示す平面図、第３図は同じく断面正面図
である。 図中同一符号は同一または相当部分を示し、図中、１は
樹脂成形コイル、２は内側絶縁、３は導体、４は層悶絶
緑、５は外側絶縁、６は端絶縁、７はダクトピース、８
はダクト絶縁、９はわたり絶縁である。 第１図 第２図 第３図
明の−実施例を示す平面図、第３図は同じく断面正面図
である。 図中同一符号は同一または相当部分を示し、図中、１は
樹脂成形コイル、２は内側絶縁、３は導体、４は層悶絶
緑、５は外側絶縁、６は端絶縁、７はダクトピース、８
はダクト絶縁、９はわたり絶縁である。 第１図 第２図 第３図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 導体を複数回巻回してなる導体層と、その導体層間
に複数のダクトピースを介して形成するダクトを有する
樹脂成形コイルにおいて、少なくともダクトを渡る導体
の周囲に絶縁物を塗布または巻回し、または沿わせて前
記ダクトを渡る導体を包埋したことを特徴とする樹脂成
形コイル。 ２ 導体を包埋する絶縁物はプリプレグ材であることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の樹脂成形コイル
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5049879A JPS604572B2 (ja) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | 樹脂成形コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5049879A JPS604572B2 (ja) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | 樹脂成形コイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55141713A JPS55141713A (en) | 1980-11-05 |
| JPS604572B2 true JPS604572B2 (ja) | 1985-02-05 |
Family
ID=12860598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5049879A Expired JPS604572B2 (ja) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | 樹脂成形コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604572B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-24 JP JP5049879A patent/JPS604572B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55141713A (en) | 1980-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100536487B1 (ko) | 거의 직사각형인 코일을 가진 비정질 금속 변압기 | |
| US2422037A (en) | Electric induction apparatus | |
| KR100549558B1 (ko) | 거의 직사각형이며, 레진이 피복된 코일을 갖는 건식 변압기 | |
| US3747205A (en) | Method of constructing a continuously transposed transformer coil | |
| JPS604572B2 (ja) | 樹脂成形コイル | |
| JP2817044B2 (ja) | モールドコイル | |
| JP3156370B2 (ja) | 回転電機の界磁巻線の絶縁処理方法 | |
| JPS6154837A (ja) | コイルエンドの固定方法 | |
| JPS6015305Y2 (ja) | 乾式変圧器巻線 | |
| CA1055128A (en) | Inductive device with bobbin and method of manufacture | |
| JPH04186811A (ja) | モールドコイルおよびその製造方法 | |
| US2817065A (en) | Electrical transformer windings | |
| JPS5815444A (ja) | 高電圧用絶縁線輪 | |
| JPH0642434B2 (ja) | モ−ルド巻線 | |
| JPS6242512Y2 (ja) | ||
| JP2616103B2 (ja) | 耐熱性コイルの製造方法 | |
| JPS5849072A (ja) | 電機絶縁巻線の製造方法 | |
| JPH0337220Y2 (ja) | ||
| JPH048571Y2 (ja) | ||
| JPS63211709A (ja) | 変圧器巻線の製造方法 | |
| JPS6210972Y2 (ja) | ||
| JPS5951123B2 (ja) | 多重巻コイルの製造方法 | |
| JPS6151811A (ja) | 樹脂モ−ルドコイル | |
| JPS628091Y2 (ja) | ||
| RU2007771C1 (ru) | Способ изготовления обмоточных изделий |