JPS6210972Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6210972Y2 JPS6210972Y2 JP18873281U JP18873281U JPS6210972Y2 JP S6210972 Y2 JPS6210972 Y2 JP S6210972Y2 JP 18873281 U JP18873281 U JP 18873281U JP 18873281 U JP18873281 U JP 18873281U JP S6210972 Y2 JPS6210972 Y2 JP S6210972Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- lead
- resin
- insulation
- winding start
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は樹脂でモールドされる誘導電気機器
のコイルのリード部構造に関し、更に詳しくは、
主として注型用金型を用いないで樹脂モールドす
る製造方法、例えば、素コイルを巻回後、光硬化
性樹脂を含む加熱硬化性樹脂を含浸したコイルを
回転装置に取付け、回転させながらコイル表面に
紫外線を照射して皮膜形成後、更に回転を続けな
がら加熱硬化する方法等を適用する誘導電気機器
コイルのリード部の引出し構造に関するものであ
る。
のコイルのリード部構造に関し、更に詳しくは、
主として注型用金型を用いないで樹脂モールドす
る製造方法、例えば、素コイルを巻回後、光硬化
性樹脂を含む加熱硬化性樹脂を含浸したコイルを
回転装置に取付け、回転させながらコイル表面に
紫外線を照射して皮膜形成後、更に回転を続けな
がら加熱硬化する方法等を適用する誘導電気機器
コイルのリード部の引出し構造に関するものであ
る。
従来、ワニス含浸タイプの乾式変圧器のリード
部引出し構造として第1図に示すものがあつた。
図いおいて、1は鉄心、2はこの鉄心1に絶縁層
を介して巻回される低圧コイル、3はこの低圧コ
イル2の外周に高低圧間絶縁層4を介して巻回さ
れる高圧コイル、5はこの高圧コイル3の中間部
から引出される口出しリードで支持碍子6で保持
されている。7は高圧コイル3の中間タツプリー
ドでタツプ切替用端子8に接続されている。そし
て、上記2,3,4,5,7は変圧器コイル10
を構成している。
部引出し構造として第1図に示すものがあつた。
図いおいて、1は鉄心、2はこの鉄心1に絶縁層
を介して巻回される低圧コイル、3はこの低圧コ
イル2の外周に高低圧間絶縁層4を介して巻回さ
れる高圧コイル、5はこの高圧コイル3の中間部
から引出される口出しリードで支持碍子6で保持
されている。7は高圧コイル3の中間タツプリー
ドでタツプ切替用端子8に接続されている。そし
て、上記2,3,4,5,7は変圧器コイル10
を構成している。
上記のように構成された変圧器コイル10を製
作するには、まず、コイル内各寸法形状に相当す
る巻芯(図示せず)に鉄心絶縁を巻回した後、導
体層と導体層間絶縁とを交互に所定数巻回して低
圧コイル2を形成し、その上に高低圧間絶縁層4
を巻回する。次にその上に高圧コイル3として導
体層と導体層間絶縁とを交互に所定数巻回して、
変圧器コイル10を構成する。なお、高圧コイル
3の口出しリード5および中間タツプリード7は
紙を複数回巻回してなる円筒状の絶縁筒と称する
ものをかぶせるか、あるいは前記寸法の絶縁電線
に接続し換えてコイル端よりコイル外に引き出さ
れ、更に磁器製あるいは樹脂製の支持碍子6に固
定されるリード板に接続される。以上のようにし
て形成された変圧器コイル10は機械強度あるい
は耐湿性を保持する目的で溶剤型ワニスに浸漬
後、ワニスのたらし、風乾、加熱硬化の工程を経
た後、鉄心1と組合され前記巻始め口出しリード
5は前記リード板に接続後、前記支持碍子6に中
間タツプリード7はコイルに近接し固定される磁
器製あるいは樹脂製のタツプ切替用端子8に接続
される。
作するには、まず、コイル内各寸法形状に相当す
る巻芯(図示せず)に鉄心絶縁を巻回した後、導
体層と導体層間絶縁とを交互に所定数巻回して低
圧コイル2を形成し、その上に高低圧間絶縁層4
を巻回する。次にその上に高圧コイル3として導
体層と導体層間絶縁とを交互に所定数巻回して、
変圧器コイル10を構成する。なお、高圧コイル
3の口出しリード5および中間タツプリード7は
紙を複数回巻回してなる円筒状の絶縁筒と称する
ものをかぶせるか、あるいは前記寸法の絶縁電線
に接続し換えてコイル端よりコイル外に引き出さ
れ、更に磁器製あるいは樹脂製の支持碍子6に固
定されるリード板に接続される。以上のようにし
て形成された変圧器コイル10は機械強度あるい
は耐湿性を保持する目的で溶剤型ワニスに浸漬
後、ワニスのたらし、風乾、加熱硬化の工程を経
た後、鉄心1と組合され前記巻始め口出しリード
5は前記リード板に接続後、前記支持碍子6に中
間タツプリード7はコイルに近接し固定される磁
器製あるいは樹脂製のタツプ切替用端子8に接続
される。
従来の変圧器コイルの巻始め口出しリード5お
よび中間タツプリード7は以上のように形成され
ているので、樹脂モールド形の変圧器コイル、特
に前記のような注型用金型を用いないで樹脂をモ
ールドして製造するコイルの場合、従来のワニス
含浸タイプのコイルと同様な方法で、リードを引
出すのでは不都合な点が多い。例えば、樹脂含浸
したコイルを回転しながら加熱硬化させ樹脂モー
ルドする工程において、コイル端面よりタツプリ
ードが出ていると、その部分から含浸樹脂が漏れ
易く、コイル内部に空隙を発生する原因となる。
また、タツプリードが絶縁電線の場合、絶縁被覆
内に樹脂が浸入し、硬化して電線の可とう性がな
くなる。さらに、タツプリード引出し部分の樹脂
層はクラツクが発生しやすく、更にコイル支えを
介して鉄心コイル固定用端枠に支持きれるコイル
端面は樹脂の溜りができ平滑な面が得られにく
く、加工を必要とする。その上、コイル端面より
数多くの長いタツプリードが出ていては樹脂モー
ルドの工程のみならず変圧器の組立作業工程でも
不便な点が多い等、種々の欠点を有していた。
よび中間タツプリード7は以上のように形成され
ているので、樹脂モールド形の変圧器コイル、特
に前記のような注型用金型を用いないで樹脂をモ
ールドして製造するコイルの場合、従来のワニス
含浸タイプのコイルと同様な方法で、リードを引
出すのでは不都合な点が多い。例えば、樹脂含浸
したコイルを回転しながら加熱硬化させ樹脂モー
ルドする工程において、コイル端面よりタツプリ
ードが出ていると、その部分から含浸樹脂が漏れ
易く、コイル内部に空隙を発生する原因となる。
また、タツプリードが絶縁電線の場合、絶縁被覆
内に樹脂が浸入し、硬化して電線の可とう性がな
くなる。さらに、タツプリード引出し部分の樹脂
層はクラツクが発生しやすく、更にコイル支えを
介して鉄心コイル固定用端枠に支持きれるコイル
端面は樹脂の溜りができ平滑な面が得られにく
く、加工を必要とする。その上、コイル端面より
数多くの長いタツプリードが出ていては樹脂モー
ルドの工程のみならず変圧器の組立作業工程でも
不便な点が多い等、種々の欠点を有していた。
この考案は上記従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、コイルの巻始め口出しリー
ド又は中間タツプリードのうち少なくとも一方を
コイル導体層の両端に挿入される絶縁性含浸基材
のカラーおよび導体層間絶縁紙の端部に設けられ
た切り込みから外周面に引出すことにより、コイ
ル端部では含浸基材が密に巻込まれていて、モー
ルドプロセス中に含浸樹脂の漏れることはなく、
耐クラツク性に富み平滑な端面が得られ、口出し
リードとコイル層の絶縁距離が確実に保たれ、完
全に樹脂でおおわれた絶縁的信頼性の高い樹脂モ
ールドコイルを提供することを目的としている。
めになされたもので、コイルの巻始め口出しリー
ド又は中間タツプリードのうち少なくとも一方を
コイル導体層の両端に挿入される絶縁性含浸基材
のカラーおよび導体層間絶縁紙の端部に設けられ
た切り込みから外周面に引出すことにより、コイ
ル端部では含浸基材が密に巻込まれていて、モー
ルドプロセス中に含浸樹脂の漏れることはなく、
耐クラツク性に富み平滑な端面が得られ、口出し
リードとコイル層の絶縁距離が確実に保たれ、完
全に樹脂でおおわれた絶縁的信頼性の高い樹脂モ
ールドコイルを提供することを目的としている。
以下この考案の一実施例について説明する。第
2図、第3図において、12は高圧導体、13は
内側絶縁、14は巻始め口出しリード、15は層
間絶縁、16は端絶縁用カラー、17は外側絶
縁、18は端子棒19を固定し、外周絶縁20に
より埋設された端子板、21は充てん材、22は
外側絶縁17に設けられる切り込み部である。そ
して、これら12〜22はコイル11を構成す
る。
2図、第3図において、12は高圧導体、13は
内側絶縁、14は巻始め口出しリード、15は層
間絶縁、16は端絶縁用カラー、17は外側絶
縁、18は端子棒19を固定し、外周絶縁20に
より埋設された端子板、21は充てん材、22は
外側絶縁17に設けられる切り込み部である。そ
して、これら12〜22はコイル11を構成す
る。
上記のように構成されたコイル11を製作する
手順は、まず、コイル11の内径に嵌合する巻芯
(図示せず)に樹脂の含浸し易い絶縁シートを所
定の厚さ巻回して内側絶縁13を形成し、その上
にコイル外周面で端子板18に固定される端子棒
19に接続するに充分な長さをもつ口出しリード
14部分を残し高圧導体12を巻回し、樹脂の含
浸し易い絶縁シートからなる層間絶縁15と導体
層および導体層の両端に挿入される含浸性の良い
絶縁材からなるカラー16とを交互に複数回巻回
する。
手順は、まず、コイル11の内径に嵌合する巻芯
(図示せず)に樹脂の含浸し易い絶縁シートを所
定の厚さ巻回して内側絶縁13を形成し、その上
にコイル外周面で端子板18に固定される端子棒
19に接続するに充分な長さをもつ口出しリード
14部分を残し高圧導体12を巻回し、樹脂の含
浸し易い絶縁シートからなる層間絶縁15と導体
層および導体層の両端に挿入される含浸性の良い
絶縁材からなるカラー16とを交互に複数回巻回
する。
なお、各導体層両端に挿入される含浸性のよい
絶縁材からなるカラー16および導体層間の層間
絶縁15には、前記巻始め口出しリード14を引
き出す部分にこの考案の特徴である切り込み22
を外側絶縁17を巻回後一括して切り込み、口出
しリード14を切り込み部に入れてコイル外周面
に引き出す。コイル外周面に出き出された巻始め
口出しリード14は前記端子棒19に接続し、そ
の端子棒19周辺には充てん材21として含浸性
のよい絶縁マツトをつめ込み、端子板18に固定
し外周をテープで巻回し最終的に前述の製造方法
で樹脂モールドする。
絶縁材からなるカラー16および導体層間の層間
絶縁15には、前記巻始め口出しリード14を引
き出す部分にこの考案の特徴である切り込み22
を外側絶縁17を巻回後一括して切り込み、口出
しリード14を切り込み部に入れてコイル外周面
に引き出す。コイル外周面に出き出された巻始め
口出しリード14は前記端子棒19に接続し、そ
の端子棒19周辺には充てん材21として含浸性
のよい絶縁マツトをつめ込み、端子板18に固定
し外周をテープで巻回し最終的に前述の製造方法
で樹脂モールドする。
なお、上記実施例では、コイルが1セクシヨン
で巻始め口出しリード14のみがコイル端カラー
16内を貫通しコイル表面に引き出す例について
示したが、中間タツプリードをも同様にコイル端
カラー16内を貫通させて引き出す場合にも同様
の効果を奏する。
で巻始め口出しリード14のみがコイル端カラー
16内を貫通しコイル表面に引き出す例について
示したが、中間タツプリードをも同様にコイル端
カラー16内を貫通させて引き出す場合にも同様
の効果を奏する。
以上のように本考案によれば、巻始め口出しリ
ードまたは中間タツプリードのうち少なくとも一
方を、コイル導体層の端部の含浸性絶縁材の端面
側に設けられた切り込みを通して引き出してある
ので、樹脂モールドしたコイル端面は平滑でクラ
ンクの発生しにくいち密な機械的強度に富む樹脂
モールド層が得られるのみならず、巻始め口出し
リードが各導体層端と所定の絶縁距離を確実に保
持して引き出されているので、その絶縁特性は信
頼性の高いものが得られるという効果がある。
ードまたは中間タツプリードのうち少なくとも一
方を、コイル導体層の端部の含浸性絶縁材の端面
側に設けられた切り込みを通して引き出してある
ので、樹脂モールドしたコイル端面は平滑でクラ
ンクの発生しにくいち密な機械的強度に富む樹脂
モールド層が得られるのみならず、巻始め口出し
リードが各導体層端と所定の絶縁距離を確実に保
持して引き出されているので、その絶縁特性は信
頼性の高いものが得られるという効果がある。
第1図は従来の変圧器の側面図、第2図はこの
考案の一実施例を樹脂モールドコイルに適用した
例を示す側面部分断面図、第3図は第2図におけ
る切り込み部の詳細を示す斜視図である。 図中、7は中間タツプリード、11は樹脂モー
ルドコイル、14は巻始め口出しリード、15は
導体層間絶縁、16は端絶縁用カラー、22は切
り込み部である。なお、各図中同一符号は同一ま
たは相当部を示す。
考案の一実施例を樹脂モールドコイルに適用した
例を示す側面部分断面図、第3図は第2図におけ
る切り込み部の詳細を示す斜視図である。 図中、7は中間タツプリード、11は樹脂モー
ルドコイル、14は巻始め口出しリード、15は
導体層間絶縁、16は端絶縁用カラー、22は切
り込み部である。なお、各図中同一符号は同一ま
たは相当部を示す。
Claims (1)
- 樹脂でモールドされる誘導電気機器のコイルに
おいて、上記コイルの巻始め口出リード又は中間
タツプリードのうち少なくとも一方を上記コイル
の端絶縁用含浸基材の端面側に設けられた切り込
みから上記コイルの半径方向に引出すようにした
ことを特徴とする樹脂モールド形誘導電気機器コ
イル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18873281U JPS5892719U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 樹脂モ−ルド形誘導電気機器コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18873281U JPS5892719U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 樹脂モ−ルド形誘導電気機器コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5892719U JPS5892719U (ja) | 1983-06-23 |
JPS6210972Y2 true JPS6210972Y2 (ja) | 1987-03-16 |
Family
ID=29992499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18873281U Granted JPS5892719U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 樹脂モ−ルド形誘導電気機器コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5892719U (ja) |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP18873281U patent/JPS5892719U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5892719U (ja) | 1983-06-23 |
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