JPS6045686B2 - 加熱炉の伝熱促進装置 - Google Patents
加熱炉の伝熱促進装置Info
- Publication number
- JPS6045686B2 JPS6045686B2 JP11514382A JP11514382A JPS6045686B2 JP S6045686 B2 JPS6045686 B2 JP S6045686B2 JP 11514382 A JP11514382 A JP 11514382A JP 11514382 A JP11514382 A JP 11514382A JP S6045686 B2 JPS6045686 B2 JP S6045686B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer body
- furnace
- hanging
- heating furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/0006—Details, accessories not peculiar to any of the following furnaces
Landscapes
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、炉内温度約1000’C以下の加熱炉の予
熱帯または熱処理炉等に設置される伝熱促進に関するも
のてある。
熱帯または熱処理炉等に設置される伝熱促進に関するも
のてある。
従来、加熱炉の予熱帯における炉内ガスの持つている熱
エネルギを有効に利用するために、熱エネルギを対流伝
熱として有効に回収し、固体輻射伝熱に変えて鋼材等の
被加熱体への伝熱を促進する加熱炉伝熱促進装置として
は、(1)スペーサビームに巻付けられた耐熱鋼製の内
側コイルおよび外側コイルを備えているもの、(2)耐
熱鋼製の内側V字状金網および外側V字状金網を備えて
いるもの等が知られている(特開昭54−12350腸
公報)。
エネルギを有効に利用するために、熱エネルギを対流伝
熱として有効に回収し、固体輻射伝熱に変えて鋼材等の
被加熱体への伝熱を促進する加熱炉伝熱促進装置として
は、(1)スペーサビームに巻付けられた耐熱鋼製の内
側コイルおよび外側コイルを備えているもの、(2)耐
熱鋼製の内側V字状金網および外側V字状金網を備えて
いるもの等が知られている(特開昭54−12350腸
公報)。
しかるに、これらの伝熱促進装置の場合は、構造が複雑
なため、製造コストが高く、かつ高温ガス中における耐
熱鋼の熱膨張などにより熱歪が生じて破損し易く、また
金網は一般に細い線材により製作されているので、燃焼
ガス中に含まれるダクトおよび腐食性ガス等により腐食
され、耐用寿命が短かいという欠点がある。この発明は
前述の欠点を排除した加熱炉伝熱促進装置を提供するこ
とを目的とするものてある。
なため、製造コストが高く、かつ高温ガス中における耐
熱鋼の熱膨張などにより熱歪が生じて破損し易く、また
金網は一般に細い線材により製作されているので、燃焼
ガス中に含まれるダクトおよび腐食性ガス等により腐食
され、耐用寿命が短かいという欠点がある。この発明は
前述の欠点を排除した加熱炉伝熱促進装置を提供するこ
とを目的とするものてある。
次にこの発明を図示の実施例によつて詳細に説明する。
第1図および第2図はこの発明において用いられる伝熱
体雨下げユニット4の構造を示すものであつて、耐熱鋼
製丸棒に曲げ加工が施されて、下部にU字状の伝熱体支
承部1を有すると共に上部に逆U字状の係止部7を有す
る伝熱体吊り材2が構成され、かつこのように構成され
た多数の伝熱体吊り材2は、ステンレス鋼等の耐熱鋼製
パイプからなる支持ビーム3の長手方向に間隔をおいて
配置され、各伝熱体吊り材2の係止部 は支持ビーム3
に嵌合されて溶接により固着され、さらに伝熱体吊り材
2としては長さが異なる複数種類のものが用いられ、長
さの順次異なるものが一組と゛なつて支持ビーム3の長
手方向に多数組並べられている。
第1図および第2図はこの発明において用いられる伝熱
体雨下げユニット4の構造を示すものであつて、耐熱鋼
製丸棒に曲げ加工が施されて、下部にU字状の伝熱体支
承部1を有すると共に上部に逆U字状の係止部7を有す
る伝熱体吊り材2が構成され、かつこのように構成され
た多数の伝熱体吊り材2は、ステンレス鋼等の耐熱鋼製
パイプからなる支持ビーム3の長手方向に間隔をおいて
配置され、各伝熱体吊り材2の係止部 は支持ビーム3
に嵌合されて溶接により固着され、さらに伝熱体吊り材
2としては長さが異なる複数種類のものが用いられ、長
さの順次異なるものが一組と゛なつて支持ビーム3の長
手方向に多数組並べられている。
第3図および第4図はこの発明において用いられる吊り
金具5の構成を示すものであつて、上端にナット8を螺
合した耐熱鋼製丸棒からなる吊り杆9の下端部に、耐熱
鋼製溝形支承部材10が溶接により固着されている。
金具5の構成を示すものであつて、上端にナット8を螺
合した耐熱鋼製丸棒からなる吊り杆9の下端部に、耐熱
鋼製溝形支承部材10が溶接により固着されている。
第5図および第6図は前記伝熱体吊下げユニット4およ
び吊り金具5を使用したこの発明の実施例に係る加熱炉
伝熱促進装置を示すものであつて、炉内温度1000℃
以下のゾーンを持つ加熱炉または熱処理炉等の炉内にお
いて、複数の伝熱体吊下げユニット4が前後方向すなわ
ち炉内ガスの流れ方向(矢印A)に延長するように配置
されると共に左右方向に間隔をおいて配置され、伝熱体
吊下げユニット4における支持ビーム3の前部および後
部は吊り金具5の下部の溝形支承部材10内に着脱自在
に載架され、各吊り金具5の中間部は炉の天井耐火材1
1に挿通され、かつ吊り金具5の上端部が支持金具12
に挿通されると共に、吊り金具5のナット8が支持金具
12の上面に係合されている。
び吊り金具5を使用したこの発明の実施例に係る加熱炉
伝熱促進装置を示すものであつて、炉内温度1000℃
以下のゾーンを持つ加熱炉または熱処理炉等の炉内にお
いて、複数の伝熱体吊下げユニット4が前後方向すなわ
ち炉内ガスの流れ方向(矢印A)に延長するように配置
されると共に左右方向に間隔をおいて配置され、伝熱体
吊下げユニット4における支持ビーム3の前部および後
部は吊り金具5の下部の溝形支承部材10内に着脱自在
に載架され、各吊り金具5の中間部は炉の天井耐火材1
1に挿通され、かつ吊り金具5の上端部が支持金具12
に挿通されると共に、吊り金具5のナット8が支持金具
12の上面に係合されている。
なお上記支持金具12は、隣り合う天井梁13の下部フ
ランジにわたつて架設された複数の支持杆14に載架さ
れている。また多数の棒状伝熱体6は左右方向に延長す
るように配置され、各棒状伝熱体6は左右方向に対向し
ている伝熱体吊り材2の支承部1にわたつて着脱自在に
載架されている。
ランジにわたつて架設された複数の支持杆14に載架さ
れている。また多数の棒状伝熱体6は左右方向に延長す
るように配置され、各棒状伝熱体6は左右方向に対向し
ている伝熱体吊り材2の支承部1にわたつて着脱自在に
載架されている。
前記棒状伝熱体6としては、ステンレス銅等の耐熱鋼か
らなるバイブまたは丸棒あるいはセラミックのバイブが
用いられる。バイブは、他の断面に比べて熱容量が小さ
くかつ平板よりも熱伝達係数が大きいので、伝熱体とし
てはバイブを使用するのが好ましい。次に一般の加熱炉
の伝熱機構を考えると、第7図に示すように、鋼材等の
被加熱体15は、炉内ガスから直接対流伝熱としてのQ
Clとガス輻射伝熱としてのQglて加熱されると共に
、天井耐火材.11や側壁耐火材16が炉内ガスから得
る対流伝熱QC2およびガス輻射伝熱Qg2のエネルギ
総和から外気に放散される熱量Qwを差引いた輻射伝熱
Qrで加熱される。この輻射伝熱Qrは被加熱体への熱
伝達に大きなウェイトを占めていることか.ら、Qrを
大きくすることは伝熱促進に大きな効果がある。伝熱体
としてバイブを使用することにより、熱伝達係数を大き
くしてQC2を大きくすることにより、結果的にQrを
大きくすることができる。また前記実施例のように棒状
伝熱体6を多段式に設置すれば、炉内ガス流と棒状伝熱
体群との接触の機会を多くして有効に炉内ガスのエネル
ギを対流伝熱で回収することができる。この発明によれ
ば、伝熱体吊り下げユニット41と吊り金具5と各棒状
伝熱体6とが熱膨時の拘束を受けない自由構造になつて
いるので、各部材をそれぞれ自由に熱膨張させることが
でき、そのため熱歪による部材の破損を防止することが
でき、かつ構造が簡単であるので低コストで製作するこ
とができ、さらに棒状伝熱体6はそれぞれ独立していて
、1本ずつ架設作業を行なうことができるので、架設作
業が容易である等の効果が得られる。
らなるバイブまたは丸棒あるいはセラミックのバイブが
用いられる。バイブは、他の断面に比べて熱容量が小さ
くかつ平板よりも熱伝達係数が大きいので、伝熱体とし
てはバイブを使用するのが好ましい。次に一般の加熱炉
の伝熱機構を考えると、第7図に示すように、鋼材等の
被加熱体15は、炉内ガスから直接対流伝熱としてのQ
Clとガス輻射伝熱としてのQglて加熱されると共に
、天井耐火材.11や側壁耐火材16が炉内ガスから得
る対流伝熱QC2およびガス輻射伝熱Qg2のエネルギ
総和から外気に放散される熱量Qwを差引いた輻射伝熱
Qrで加熱される。この輻射伝熱Qrは被加熱体への熱
伝達に大きなウェイトを占めていることか.ら、Qrを
大きくすることは伝熱促進に大きな効果がある。伝熱体
としてバイブを使用することにより、熱伝達係数を大き
くしてQC2を大きくすることにより、結果的にQrを
大きくすることができる。また前記実施例のように棒状
伝熱体6を多段式に設置すれば、炉内ガス流と棒状伝熱
体群との接触の機会を多くして有効に炉内ガスのエネル
ギを対流伝熱で回収することができる。この発明によれ
ば、伝熱体吊り下げユニット41と吊り金具5と各棒状
伝熱体6とが熱膨時の拘束を受けない自由構造になつて
いるので、各部材をそれぞれ自由に熱膨張させることが
でき、そのため熱歪による部材の破損を防止することが
でき、かつ構造が簡単であるので低コストで製作するこ
とができ、さらに棒状伝熱体6はそれぞれ独立していて
、1本ずつ架設作業を行なうことができるので、架設作
業が容易である等の効果が得られる。
第1図はこの発明において用いられる伝熱体吊下げユニ
ットの構成を示す側面図、第2図はその正面図、第3図
はこの発明において用いられる吊り金具の構成を示す正
面図、第4図はその側面図である。 第5図は前記伝熱体吊下げユニツl・および吊り金具を
使用したこの発明の実施例に係る加熱炉伝熱促進装置を
示す縦断側面図、第6図その縦断正面図である。第7図
は伝熱機構説明図である。1・・・・・・伝熱体支承部
、2・・・・・・伝熱体吊り材、3・・・・支持ビーム
、4・・・・・・伝熱体吊下げユニット、5・・・・・
・吊り金具、6・・・・・・棒状伝熱体、7・・・・・
・係止部、8・・・・・・ナット、9・・・・・・吊り
杆、10・・・・・・耐熱鋼製溝形支承部材、11・・
・・・・天井耐火材、12・・・・・支持金具、13・
・・・・天井梁、14・・・・・・支持杆、15・・・
・・・被加熱体。
ットの構成を示す側面図、第2図はその正面図、第3図
はこの発明において用いられる吊り金具の構成を示す正
面図、第4図はその側面図である。 第5図は前記伝熱体吊下げユニツl・および吊り金具を
使用したこの発明の実施例に係る加熱炉伝熱促進装置を
示す縦断側面図、第6図その縦断正面図である。第7図
は伝熱機構説明図である。1・・・・・・伝熱体支承部
、2・・・・・・伝熱体吊り材、3・・・・支持ビーム
、4・・・・・・伝熱体吊下げユニット、5・・・・・
・吊り金具、6・・・・・・棒状伝熱体、7・・・・・
・係止部、8・・・・・・ナット、9・・・・・・吊り
杆、10・・・・・・耐熱鋼製溝形支承部材、11・・
・・・・天井耐火材、12・・・・・支持金具、13・
・・・・天井梁、14・・・・・・支持杆、15・・・
・・・被加熱体。
Claims (1)
- 1 下部に棒状伝熱体の支承部を有する伝熱体吊り材を
支持ビームの長さ方向に間隔をおいて吊下げ固定した伝
熱体吊下げユニットと、この伝熱体吊下げユニットを炉
内に間隔をおいて吊持させる炉天井部から吊下された吊
り金具と、炉内で離間し対向する前記吊下げユニットの
各伝熱体吊り材間に架け渡される棒状伝熱体とを具備し
てなる加熱炉の伝熱促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11514382A JPS6045686B2 (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | 加熱炉の伝熱促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11514382A JPS6045686B2 (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | 加熱炉の伝熱促進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS596316A JPS596316A (ja) | 1984-01-13 |
JPS6045686B2 true JPS6045686B2 (ja) | 1985-10-11 |
Family
ID=14655359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11514382A Expired JPS6045686B2 (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-02 | 加熱炉の伝熱促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045686B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6337712A (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-18 | Hitachi Ltd | 電界効果トランジスタの保護回路 |
FR2607036B1 (fr) * | 1986-11-24 | 1992-07-03 | Usinor Aciers | Tunnel amovible de maintien en temperature d'un produit lamine a chaud dans un train de laminage continu |
CN103836979B (zh) * | 2014-04-02 | 2015-11-04 | 南京凯盛国际工程有限公司 | 一种预热器内筒挂片 |
US10858717B2 (en) | 2015-08-11 | 2020-12-08 | Jfe Steel Corporation | Material for high strength steel sheets, hot rolled material for high strength steel sheets, hot-rolled and annealed material for high strength steel sheets, high strength steel sheet, high strength hot-dip-coated steel sheet, high strength electroplated steel sheet, and method of manufacturing same |
-
1982
- 1982-07-02 JP JP11514382A patent/JPS6045686B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS596316A (ja) | 1984-01-13 |
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