JPS6045659A - 多頭型刺しゅうミシンにおける刺しゅう材の供給方向制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は紐状やテープ状の刺しゅう材を刺しゅう縫さ
れる基布上に対し縫糸の縫目ラインに沿って縫付けて刺
しゅう縫を行う多頭型刺しゅうミシンにおける刺しゅう
材の供給方向制御装置に関するもので、その目的は前記
刺しゅう材の供給方向を適確に制御して刺しゅう模様を
正確化および多様化しうる多頭型刺しゅうミシンにおけ
る刺しゅう材の供給方向制御装置を提供することである
。

続いて、本発明の第１実施例を第１図、第２図にしたが
って説明すると、図中、■は多頭型刺しゅうミシンの各
ミシンヘッドのフレーム２に対し縦貫状に嵌着された固
定プツシ−１３は固定プツシ−１内に対し遊転可能に嵌
挿された上片３ａと、この上片３ａの下端に螺着された
下片３ｂとでほぼ縦型の円筒状に形成されたニップル、
４はニップル３内に対し上下動可能に遊挿された銅棒、
５は針棒４の下端に止着された縫針、６は固定プッシー
１の下部付近に対し遊転可能に外嵌されかつニップル３
に対し共転可能に外嵌されたスリーブ、７は紐状やテー
プ状等の刺しゅう材１０を巻装するだめのボビンリール
であって、本例ではスリーブ６に対し遊転可能に外嵌支
持されている。但し、ボビンリール７がスリーブ６に取
着した支持部材等を介してスリーブ６外でスリーブ６と
の共転可能に支持されるように構成してもよい。

８は案内部材であって、この案内部材８に延設されたワ
イヤガイド９を通じて引出される刺しゅう材１０を案内
するためにスリーブ６の下端にビス１１でニップル３と
の共転可能に締着され、ニップル３の下端付近に沿って
下方へ延出された腕部８ａの下端には刺しゅう材１０を
挿通して刺しゅう拐１０の供給位置を規定するための導
孔８ｂがニップル３の下端に近接して開設され、スリー
ブ６の上端に対しこのスリーブ６を駆動するために共転
可能に連設された駆動ギヤ１２が回転したときには案内
部材８がスリーブ６と共に縫針５の軸心ａを中心として
水平旋回して刺しゅう材１０の供給位置が変位される。

１３はミシンヘッドの下方に横置された銅板１４の上面
に展張される刺しゅう用の基布１５を支持して水平移送
するだめの支持枠であって、刺しゅう図柄を記憶した図
示しない指令装置の信号に基いて移動制御されて、基布
１５の針元位置を縫針５の軸心を中心とする針板１４上
のＸＹ軸平面直交座標の任意の（ｘ、ｙ）座標位置へ縫
針５の上下動と同期して水平移送することができる。

次に、上記駆動ギヤ１２に回転を伝達して案内部材８の
旋回位置を制御するだめの伝動機構について第２図、第
３図にしたがって説明すると、１６は前記針棒４を駆動
するために各ミシンへ、ドを頁通して可転横架されて定
常回転される主軸、１７は伝動機構用のフレーム１８に
対し主軸１６と並行状に可転支持された中間軸であって
、その夕１端部付近には主軸１６に嵌着された第１ギヤ
１９と噛合う第２ギヤ２０と、カム溝２１ａを外端面に
凹設したカム２１とが隣接して嵌着され、主軸１６の回
転でカム２１が定常回転される。

２２けフレーム１８に対しカム２１に対向して揺動可能
にピン２３着された上揺動レバであって、その先端の若
干後方にはカムフォロア２４がカム２１のカム溝２１　
ａ内への係入可能に構出され、カム２１０回転で定常的
に往復揺動される。

２５は中間軸１７の上方で支持フレーム１８に可転横架
された槁１伝勧軸、２６はｇｌ伝動軸２５の外端に対し
共転可能に取着された上揺動レバであって、その先端に
は上揺動レバ２２の揺動を上揺動レバ２６に伝達するた
めに上揺動レバ２２の先端にピン着されたリンク２７が
揺動角度の調整可能に連結されていて、カム２１の回転
で第１伝切軸２５がカム溝２１ａの形状によって規定さ
れる角度範囲で定常往復回転される。

２８は前記指令装置ｄの信号に基いて駆動制御される駆
動装置、例えばパルスモータを介して正逆方向に回転制
御される第２伝動軸であって、基布１５の水平移送毎に
発信される信号で指示される角度だり寸動状に回転駆動
される。

２９は前記駆動ギヤ１２に回転を伝達するために鋪２伝
動軸２８の上方に対し並行状に可転支持された出力軸、
３０はフレーム１８に対し出力軸２９と並行状に可転横
架された支軸、３１は支軸３０に嵌装された差動ギヤ系
であって、支１ｌｌＩＩ３゜の中央部付近に嵌着されて
支１Ｍ＋３０と共転するアーム３２の先端に可転軸支さ
れた遊星ギヤ３３の両側には支軸３０に対し第１伝会り
軸２５にｆＯ：着された第３ギヤ３４との噛合可能に遊
嵌された右サンギヤ３５と、出力軸２９に嵌着された第
４ギヤ３６との噛合可能に遊嵌された左サンギヤ３７と
がそれぞれ遊星ギヤ３３との噛合可能に対設され、さら
に、支軸３０を回転して遊星ギヤ３３を公転するために
支軸３０に対し第２伝動軸２８に嵌着された第５ギヤ３
８との噛合可能に嵌着された変速ギヤ３９が並設されて
いて、第１伝匍コ軸２５の往復回転が右サンギヤ３５、
遊星ギヤ３３、左サンギヤ３７、第４ギヤ３６を介して
出力軸２９にの回転が第５ギヤ３８、変速ギヤ３９を介
して支軸３０に伝達されて遊星ギヤ３３が公転し、左サ
ンギヤ３７が第１伝動軸２５と第２伝動軸２８との回転
方向の同異に基いて差動回転される結果、第１、第２伝
動軸２５．２８の回転をそれぞれ入力した差動ギヤ系３
１の出力回転が第４ギヤ３６を介して出力軸２９に伝達
されて出力軸２９が往復回転するとともに、出力軸２９
の往復回転時の正逆方向への回転計が第２伝動軸２８の
回転部度調整されて、刺しゅう材１５の針元への供給方
向を規定するために旋回される各案内部材８の旋回位置
を縫目の形成毎に刺しゅう図柄に基いて指定される方向
へ軸心ａを中心として転位することができる。

続いて、上Ｈ己りだ構成をもつ第１実施例の作用と効果
を説明する。

さて、本例では主軸１６の回転でカム２１を介１、て定
常往復回転される第１伝動軸２５と、刺しゅう図柄を記
憶した指令装置の信号に基いて基布１５の移送毎に回転
駆動される第２伝動軸２８の回転とをそれぞれ入力して
、両伝動軸２５．２８の差動回転廿を出力するために各
案内部材８に対し回転伝達可能に連係された差動ギヤ系
３１を設けて、この差動ギヤ系３１の出力回転で各案内
部材８が針軸ａを中心としてそれぞれ旋回して、各案内
部材８の旋回位置が刺しゅう図柄に基いて指定される方
向へ各縫目毎に一括制御される１ノに構成しである。

このため、基布１５の移送方向、す々わち、縫目ライン
に対する案内部材８の旋回位１２１の転位によって、例
えば、第４図（イ）に示すように、案内部材８を曲進状
に画成される縫目ライン、／＝１の両ａｌｌへ交互に転
位して刺］７ゆう材１０を供給し、刺１゜ゆう材１０が
ジグザグ状に曲折して縫目ｎ１〜ｎｌで基布１５に縫付
けられた刺しゅう布Ｓ１や、第４図（ロ）に示すように
、案内部材８の旋回位１ａを基布１５の移送方向と常に
一致させて、供給される刺しゅう材１０がこの刺しゅう
材１０を貝】ｌ＋１する縫目ｎ２〜ｎ２でｉ目うインｔ
２に沿ってｉＪｉ伺けられた刺しゅう布Ｓ２や、第４図
ぐうに示すように、刺［７ゆう材１０がジグザグ状に曲
折する紬１］ラインｔ８のジグザグ幅内に供給されて縫
目ｎ８’〜ｒｌ　ｇで縫付けられた刺しゅう布Ｓ８、等
を画成することができる。

の範囲を回転する間は嬉１伝動軸２５が停止し、カム２
１が残りの１２０°の範囲を回転する間のみ紀１伝動軸
２５が回転するように３等分割し、案内部材８が２株目
毎に縫目の進行方向の９０°側方へ転位されるように第
１伝動軸２５の回転を制御したときにｌｄ、第４図に）
に示すように、２縫目の直ａ　Ｍに１縫目だけ〜側方へ
ループ状に構出されて３１珪目をルビートとして反復さ
れる縫目ラインｔ４の直ｊｆＬ部ｍ１〜ｍｌに沿って刺
しゅう材１０が進行し、かつ、縫目ライン、ｔ４のルー
プ部ｍ２〜ｍ２で刺しゅう材１０が縫付けられた刺しゆ
ら布Ｓ４をＩＪ　ｊ＋ｌＥ　ｆることかでき、刺ｌ−ゆ
う模様を縁ｒ＋ｉｌｉり状に形成するととができる。

そして、縫目が基布１５上で適数個の縫目毎に描く図形
をルピートとして、この図形が反復された幾何模様状の
縫目ラインを形成したときに、案内部材８の旋回位置が
、カム２１の回転で前Ｗ己ルビート内の縫目数に対応す
る適数位（ｄに転位されるようにカム溝２１ａのカム中
心からの偏心証を所定角度毎に設定し、かつ、カム２１
が前記角度回転する毎に第２伝動軸２８を駆動制御する
と、案内部材８を縫目ラインの図形に対応して移動制御
し、刺しゅう材１０を縫目ラインの図形を形成する縫目
によって模様状に縫付けることができる。

また、上記第４図（イ）、（ハ）、に）に示す刺しゅ９
縫の場合にはビーズ付刺しゅう材やスパンコール付刺し
ゅう材等の縫針の貫通不能な硬質刺しゅう材を縫付けて
刺しゅう布を画成することができる。

したがって、基布１５の移送方向に対する案内部材８の
相対位置を移動制御し、縫目ラインに対する刺【７ゆう
材１０の供給方向を適確に１ｔｉｌｌ　ｉ＋ｉｌｌ　し
て刺しゅう布の刺しゅう模様を正確化および多様化しう
る効果がある。

次に、本発明の第２実施例をｊＡ５図にしたがって説明
すると、本例では第１伝動軸２５Ａを往復回転するため
に、第１実施例のカム２１に変えてクランク４０を中間
１１４ｈ１７　Ａに対し偏心状に嵌装置２、クランク４
０の先端を第１伝勧軸２５Ａの上揺動レバ２６Ａに連結
して中間軸１７Ａの回転によって第１伝動軸２５Ａがク
ランク４０の偏心値で規定される角度範囲だけ定常往復
回転されるように構成しである。

なお、ａＷ　２実施例の作用と効果については第１実施
例とｉｔぼ同様であるため、その説明を省略する。

すなわち、本発明は刺しゅう図柄を記憶した指令装置ｄ
の信号に基いて間欠的に水平移送されて刺しゅう縫され
る基布上の針元付近に対し刺しゅう縫目にｄ）−）て４
４付けるために供給される刺しゅう材を案内してこの刺
しＩ）う材の針元への供給方向を規定するだめの案内部
材が各ミシンヘッドに対しそれぞれ縫企１の軸心を中心
とする水平旋回可能に装設された多頭型刺しゆ°うミシ
ンにおいて、前記縫針を駆動するだめの主軸の回転で定
常往復回転される縞１伝動軸の回転と、前記指令装ｆｄ
の信号に基いて縫目毎に回転駆動される第２伝動軸の回
転とをそれぞれ人力Ｅ２て前記両伝動軸の差動回転量を
出力するための差動ギヤ系を設けて、この差動ギヤ系の
出力回転で前記各案内部材がそれぞれ旋回して各縫目毎
に指定方向へ一括転位されるように構成１７たことによ
って、前ｉ己刺しゅう材の前記基布の針元への供給方向
を適確に制御して刺しゅう布の刺（７ゆう模様を正確化
および多様化しうるため、多頭型刺しゅうミシンにおけ
る刺しゅう材の供給方向制御値ｊｄとＬ７て樋めてイ髪
れた発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図はミシンへノドの狭部の縦断面図、第２図は伝動４
ａ横の縦断面図、第３図は同じく側面図、第４図（イ）
、（ロ）、（ハ）、に）はそれぞれ刺しゅう布の例を示
す路体拡大平面図、ｖ、５図は本発明の第２実施例を示
す伝動機構の縦断面図である。 ５・・・・・・縫　針　８・・・・・・案内部材１（）
・・・・・・刺しゅう材　１５・・・・・・基　布２５
、２５Ａ・・・第１伝動４ｄｌ　２８．２８Ａ・・・第
２伝動軸ｚ９．２９Ａ・・・出力！１１３１．３１Ａ・
・・差動ギヤ来由　則　八　東海工業ミシン株式会社 代　理　人　弁理士　岡　１）　英　彦第１図 第３図 第４図 （”）　＜＝＞

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刺しゅう図柄を記憶した指令装置の信号に基いて間欠的
   に水平移送されて刺しゅう縫される基布−ヒの針元付近
   に対し刺しゅう縫目に沿って縫付けるために供給される
   刺しゅう材を案内してこの刺しゅう材の針元への供給方
   向を規定するための案内部拐が各ミシンヘッドに対しそ
   れぞれ縫針の軸心を中心とする水平旋回可能に装設され
   た多頭型刺しゅうミシンにおいて、前記縫針を駆動する
   ための主軸の回転で定常往復回転される第１伝動軸の回
   転と、前６己指令装置の信号に基いて前記基布の移送毎
   に回転駆動される第２伝動軸の回転とをそれぞれ入力し
   て前記両伝動軸の差動回転量を出力するための差動ギヤ
   系を設けて、との差動ギヤ系の出力回転で前記各案内部
   材がそれぞれ旋回して各縫目毎に指定方向へ一括転位さ
   れるように構成したことを特徴とする多頭型刺しゅうミ
   シンにおける刺しゅう材の供給方向制御装置。