JPS6045579B2 - 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法 - Google Patents

表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法

Info

Publication number
JPS6045579B2
JPS6045579B2 JP56004250A JP425081A JPS6045579B2 JP S6045579 B2 JPS6045579 B2 JP S6045579B2 JP 56004250 A JP56004250 A JP 56004250A JP 425081 A JP425081 A JP 425081A JP S6045579 B2 JPS6045579 B2 JP S6045579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastisol
base fabric
unfoamed
uneven pattern
foam sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56004250A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57116619A (en
Inventor
信義 杉江
幸夫 羽田
勝幸 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP56004250A priority Critical patent/JPS6045579B2/ja
Publication of JPS57116619A publication Critical patent/JPS57116619A/ja
Publication of JPS6045579B2 publication Critical patent/JPS6045579B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に凹凸模様を有する複合発泡シートの製
造方法に関し、さらに詳しくは発泡シートの表面に形成
される凹凸模様の選択性を大幅に多様化した熱可塑性樹
脂材料製複合発泡シートの製造方法に関する。
基布の目の中に発泡剤を含有した熱可塑性樹脂を充填
し、該発泡剤を分解して熱可塑性樹脂を発泡させること
により発泡成形品を製造することが特公昭49−681
7号公報、あるいは特公昭50−189m号公報に記載
されている。
これらの方法に よつて発泡成形品の表面に凹凸模様を
形成することができるが、これら既存の方法は何れも発
泡性樹脂を基布組織内に平面的に充填しているに過ぎず
使用し得る樹脂の量が比較的少なく、このため製品の表
面に形成される凹凸模様の形状と大きさが制限され、製
品を多様化する上に実用上の困難が認められている。
本発明は在来技術に付随する上記の如き欠点を解消した
新規な複合発泡シートの製造技術を提供”するものであ
つて、未発泡プラスチゾルと基布との相対移動によつて
製品の表面に形成される凹凸模様の選択範囲を大幅に拡
大することをその主要な目的とするものてある。
したがつて、本発明は発泡剤ならびにゾル粘度調節剤
を含有する未発泡プラスチゾル層に該プラスチゾルが通
過し得る網目もしくは孔を有する基布を重ね合わせる工
程と、張力作用下該基布を該プラスチゾル層に向つて押
し付け、該網目もしくは孔を通つて該プラスチゾルを部
分的に押し出し、該基布の反対面にも該プラスチゾルを
粘着させる工程と、斯くして得られたプラスチゾルと基
布との一体化シートを加熱して該プラスチゾルを発泡さ
せる工程とを含む、表面に凹凸模様を有する複合発泡シ
ートの製造方法と要旨をするものである。
以下、添付の図面に基いて本発明を詳述する。
図面において第1図は基布をプラスチゾル層の表面方向
に相対移動させる本発明の第一の実施例を示し、第2図
は基布をプラスチゾル層に対し上向きに引上げる本発明
の第二の実施例を示し、また第3図は基布をプラスチゾ
ル層に対し上方から加圧力が働らくように下向きに相対
移動させる本発明の第三の実施例を示す。なお、本発明
における未発泡プラスチゾルとは、発泡剤ならびにゾル
粘度調節剤を含有し加熱によりゲル化して発泡体を形成
する熱可塑性樹脂ゾルの総称であり、より具体的にはポ
リエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン
−ブテン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポ
リプロピレン、ポリブテンで代表されるポリオレフィン
系樹脂、可塑剤などの添加によつて軟質化されたポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリーε−カプロラクタム、ポリ−ラ
ウリルラクタム、εーカプロラクタムーヘキサメチレン
ジアンモニウムーアジペート共重合体で代表されるポリ
アミド系樹脂、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、“
ネオプレンゴム′2、NBR..EPRや生ゴムで代表
されるゴム系樹脂、ならびに直鎖状ポリウレタン樹脂等
の未発泡ゾルを意味する。
これらの未発泡プラスチゾルは単独で、あるいは二種類
以上混合して使用することができ、さらに目的に応じて
充填剤、可塑剤、安定剤、顔料など各種の添加剤を配合
することもできる。また、本発明における基布とは、前
記熱可塑性樹脂プラスチゾル中に含まれる発泡剤の分解
温度以上で、かつ該熱可塑性樹脂の軟化点以上の軟化点
を有するか、または軟化しない材料から製ぜられたシー
ト状物であつて、前記熱可塑性樹脂に対し実質的に相溶
性を有しない繊維材料よりなる編織布、ケミカルケース
、または合成樹脂フィルム等を意味する。
これらの基布には該基布にラミネートされた未発泡プラ
スチゾルを通過させるための網目もしくは孔が設けられ
ており、複合発泡シート上に形成すべき凹凸模様の形状
と寸法に応じて該網目もしくは孔の形状、寸法ならびに
配置を任意に選択することができる。発泡剤としては熱
分解型の発泡剤が好適に使用され、より具体的には、ア
ゾジカルボン酸アミド、ヒドラゾジカルボン酸アミド、
アゾジカルボン酸エステル、アゾジカルボン酸の金属塩
、4,4!−オキシビス(ベンゼンスルホニルセミカル
バジド)、ビスベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニト
ロソペンタメチレンテトラミン、トリヒドラジノーSy
n−トリアジン等があげられる。
また、ゾル粘度調節剤としては、無水珪酸、含水珪酸、
珪酸カルシウム、アミン処理ベントナイト、極微“細炭
酸カルシウム、金属石けん系熱安定剤等を使用すること
ができる。第1図は未発泡プラスチゾル層の表面方向に
沿つて基布を相対移動させる本発明の第一の実施例を説
明するものであつて、未発泡のプラスチゾルをケミカル
レース製の基布10の網目12を通して張力の作用下に
該基布面上に押し出し基布面上に未発泡プラスチゾルの
点状配置を形成した後、該点状に配置されたプラスチゾ
ルに対して基布10を矢印Fの方向に張力作用下に相対
移動させる。
この結果、図面の右半分に見られるように点状に配置さ
れた未発泡プラスチゾルは網目12相互間に残された基
布10の非開口部分12″の上に移動しこの位置で基布
10に粘着する。未発泡プラスチゾルは、この後常法に
従つて加熱することによつて発泡し、表面に凹凸模様を
規則的に位置した複合発泡シート20が得られる。第2
図は本発明の第二の実施例を説明するものであつて、プ
ラスチゾル流通孔12を穿設した合成樹脂フィルムより
なる基布10の上面に未発泡のプラスチゾル層2『を重
ね合わせた後、該プラスチゾル層に対して上向きの加圧
力が作用するように基布10を矢印Fの方向に張力作用
下に引き上げる。
この結果、孔12上に位置している未発泡プラスチゾル
の一部は該孔12内を流下して基布10の下面に到達し
、碁布10上に載置されたまま残存している未発泡プラ
スチゾル2『とともに基布10に粘着する。未発泡プラ
スチゾルはこの後常法に従つて発泡温度に加熱され、孔
12の位置に未発泡プラスチゾルの流下によるくぼみも
しくは開口を形成するとともに表面の全域に亘つて凹凸
模様を発現した複合発泡シート20を形成する。第3図
は本発明の第三の実施例を説明するものであつて、図示
しない離型性薄膜の上に未発泡のプラスチゾル2『の敷
設層を形成した後、該プラスチゾル敷設層の上面にプラ
スチゾル流通孔12を有するポリアミドフィラメント製
の編地を基布10として重ね合わせる。
この後プラスチゾル層2『に対して下向きの加圧力が作
用するように基布10を矢印Fの方向に張力作用下に押
し付ける。この結果、孔12を通して未発泡のプラスチ
ゾルが基布10の上面に押し出され、該基布の下面に残
存しているプラスチゾル2『とともに基布に粘着する。
この後、未発泡のプラスチゾルは発泡温度に加熱され、
孔12の位置に最高の発泡高さを与えるとともに表面の
全域に亘つて凹凸模様を発現した複合発泡シート20を
形成する。なお、この実施例において使用された離型性
薄膜は工程中の適当な時期に剥離するきとができる。本
発明の実施に際し基布10は張力作用下に未発泡プラス
チゾル2『に対して相対移動するが、流通孔12を通過
するプラスチゾルの分量を基布10の全面に亘つてほぼ
同一にするため該張力は発泡面の全域に亘つて可及的に
均一化することが望ましい。この目的でテンター等の公
知の張力付与装置を使用することができる。一方、本発
明の上記第一の施例において基布と未発泡プラスチゾル
との間に基布面の張設方向に沿う相対移動を生せしめる
手段については工業的に種々の型式のものが考えられる
が、例えばテンターによつて張力作用下に移動する基布
に対し該基布の移動速度と表面速度を異にするプラスチ
ゾル供給ローラを当接し、両者の速度差を利用して連続
的にプラスチゾルの点状配置と横方向移動を実施するこ
とができる。これらの基布と未発泡プラスチゾルとの間
の相対移動量は、最終製品の表面に形成される凹凸模様
の規則性に大きな影響を与えるので、孔もしくは網目の
寸法、該孔もしくは網目を流通する未発泡プラスチゾル
の分量等を考慮して選定することが望ましい。
また未発泡プラスチゾルの粘度は、基布に対して粘着可
能であり、かつ孔もしくは網目を通して押し出された状
態で該プラスチゾルが前記孔もしくは網目の形状に対応
した立体的な凝集形態を維持し得る範囲に調節すること
が必要であり、このため常温におけるゾルの見掛け粘度
500ないし3000ポイズに調節することが望ましく
、この目的はプラスチゾルの種類とこれに配合すべき粘
度調節剤の組成と分量を調節することによつて達成する
ことができる。本発明はまた、その要旨に包含される範
囲において多数の変形例を実施することができる。
例えば、第1図ないし第3図に示す実施例においては発
泡層は基布の全面に亘つて形成されているが、別法とし
て基布形成素材とプラスチゾルの色彩を異ならしめ、プ
ラスチゾル流通孔の配設問隔を基布上に押し出される未
発泡プラスチゾルの粘着範囲以上の長さに調節すること
によつて、一部分が露出した基布上に該基布と色彩を異
にする発泡層が散在した異色模様を有する複合発泡シー
トを製造することができる。以上の説明に明らかなよう
に、本発明は基布の孔もしくは網目の形状、寸法、なら
びに基布と未発泡プラスチゾル層との相対移動量を変化
させることによつて、最終製品の表面に形成される凹凸
模様を著しく多様化することができる。
したがつて、本発明は在来の複合発泡シートの製造工程
に僅かな変更を加えるだけで実施可能な工程の簡易性と
併せて、当業界に寄与するところが極めて大ノきい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明方法を例示する説明図であ
る。 10:基布、12:孔もしくは網目、12″7非開口部
分、2『:未発泡プラスチゾル、20:複合発泡シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発泡剤ならびにゾル粘度調節剤を含有する未発泡プ
    ラスチゾル層に該プラスチゾルが通過し得る網目もしく
    は孔を有する基布を重ね合わせる工程と、張力作用下該
    基布を該プラスチゾル層に向つて押し付け、該網目もし
    くは孔を通つて該プラスチゾルを部分的に押し出し、該
    基布の反対面にも該プラスチゾルを粘着させる工程と、
    斯くして得られたプラスチゾルと基布との一体化シート
    を加熱して該プラスチゾルを発泡させる工程とを含むこ
    とを特徴とする、表面に凹凸模様を有する複合発泡シー
    トの製造方法。
JP56004250A 1981-01-14 1981-01-14 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法 Expired JPS6045579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56004250A JPS6045579B2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56004250A JPS6045579B2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57116619A JPS57116619A (en) 1982-07-20
JPS6045579B2 true JPS6045579B2 (ja) 1985-10-11

Family

ID=11579283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56004250A Expired JPS6045579B2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6045579B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546Y2 (ja) * 1987-12-09 1993-01-05
WO1998029228A1 (fr) * 1996-12-26 1998-07-09 Sekisui Chemical Co., Ltd. Resine synthetique, thermoplastique, expansible, de type feuille, resine expansee thermoplastique et procede de fabrication correspondant

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268635A (ja) * 1986-05-19 1987-11-21 株式会社東洋クオリティワン ポリ塩化ビニル発泡体複合シ−トの製造方法
TW200530303A (en) * 2004-03-05 2005-09-16 Microcell Composite Company Method of manufacturing foaming material with three-dimensional prominent veins by utilizing thermoplastic elastomer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546Y2 (ja) * 1987-12-09 1993-01-05
WO1998029228A1 (fr) * 1996-12-26 1998-07-09 Sekisui Chemical Co., Ltd. Resine synthetique, thermoplastique, expansible, de type feuille, resine expansee thermoplastique et procede de fabrication correspondant

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57116619A (en) 1982-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4588629A (en) Embossed fabrics to give contrasting colors
US4747901A (en) Process for making a stress-free embossed and ornament surface covering
JP2895841B2 (ja) 表皮材を有する合成樹脂積層体の製造方法及びこの方法で使用する合成樹脂成形用金型
US3941636A (en) Process for forming decorative surface coverings
JPS586615B2 (ja) ゴウセイジユシセイセキソウタイノセイゾウホウホウ
US4778547A (en) Process for making a dimensionally stable, embossed, ornamented tile surface covering
US2962406A (en) Method of making upholstery materials
US4791015A (en) Ornamented tile surface covering
JPS6045579B2 (ja) 表面に凹凸模様を有する複合発泡シ−トの製造方法
US3307961A (en) Method of producing air permeable sheet material
US4495012A (en) Method of and apparatus for producing decorative floor and wall coverings
US3953564A (en) Process for forming decorative surface coverings
US3507729A (en) Contoured ornamentation of laminated resilient materials
US3352741A (en) Contoured ornamentation of laminated resilient materials
JPS6262193B2 (ja)
JPS6129249B2 (ja)
CA1225578A (en) Stress-free, embossed, ornamented tile surface covering and process for making the same
JPS6375187A (ja) プラスチツクレザ−及び製造方法
CN1777506B (zh) 车辆用表皮材料、车辆用座席以及该车辆用座席的制造装置
JPS6029348B2 (ja) 発泡装飾材の製造方法
JPH07290483A (ja) 表皮付発泡合成樹脂成形品およびその製造方法
JPH03247424A (ja) 複層成形体の製造方法
GB2161094A (en) Embossed fabrics
JPH0525985B2 (ja)
JPS6252078B2 (ja)