JPS6045399A - ドライクリ−ニング機による洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドライクリーニング機による洗浄方法に関す
るものでちる。

ドライクリーニング機は、ワッシャーと、フィルターと
、主溶剤タンクおよび汚れ溶剤タンクと、汚れ溶剤の再
生用蒸留器と、主溶剤タンク中の溶剤を前記フィルター
を経由してワッシャーに供給する流路と、ワッシャーか
ら排出される溶剤をボタントラップを介して溶剤タンク
に戻す流路と、汚れタンク中の汚染溶剤を前記蒸留器に
送って再生した後新液タンクに貯溜し、あるいは主溶剤
タンクに貯留するように構成されている。

そして、従来のドライクリーニング機においては、ワッ
シャー中に必要とする量の溶剤を滞留させた状態で洗浄
していた。

第１図乃至第７図は従来の洗浄方法の各工程を示す図で
ある。

これらの図において、１は内胴および外胴よシなるワッ
シャー、２は主溶剤タンク（以下主タンクと略称する）
、６は汚れ溶剤タンク（以下汚れタンクと略称する）、
４はフィルター、５は汚れ溶剤の再生用蒸留器、６はワ
ッシャー１から排出されようとする溶剤の流出を一時的
に阻止する順謂ボタントラップで、このボタントラップ
から必要に応じ汚れタンク３または主タンク１に溶剤を
排出し、あるいは主タンク中の溶剤を送シ出す主ポンプ
２１の吸込側に溶剤を供給しうるように構成されている
。

次に、上記ドライクリーニング機による従来の洗浄方法
を説明する。

先づ、第１図に示すように、主ポンプ２１を駆動して主
タンク２中の溶剤をフィルター４を経由して主タンクに
環流させ、これによシフイルター４内のチューブにパウ
ダーを附着させる。（なお、以下の各図において、溶剤
が流れている流路を太線で示し、溶剤の存在状態を斜線
で示す。）このプリコート工程は約１分間である。

次に、ワッシャー１内に被洗物を投入し、ボタントラッ
プ乙のすべての排出弁を閉じた状態でノくルブ７を切換
え、主タンク中の溶剤をワッシャー１中に所望の水位に
なるまで送り込む。この場合のワッシャーへの溶剤流入
口１１は、第８図に示す如く、ワッシャーの正面ドア１
２付近の上部に設けられている。また、このときのワッ
シャー内における溶剤の水位は、ボタントラップ６内に
おける水位と等しい。（第２図参照） この状態でソープタンクよシソープを供給し、かつ、ワ
ッシャー１の内胴を回転させて洗浄する。

この場合、バルブ７を主タンク２側に切換えると共に主
ポンプ２１ｆ：作動させて主タンク内の溶剤の浄化を行
なう（第３図参照） また、ドライクリーニング機は前述のように構成されて
いるので、第４図に示すようにして循環洗浄を行なうこ
とができる。すなわち、ボタントラップ６と主ポンプ２
１の吸込側とが連通されるように主タンク２内の三方弁
２２を切換え、かつ、バルブ７を閉じて運転する。この
ようにすると、ボタントラップ乙に流入した溶剤はフィ
ルター４を経て流入口１１からワッシャー内に供給され
、そのワッシャーから排出された溶剤は主ポンプ２１に
よシ循環する。

第５図は洗浄後の排液工程を示すもので、ボタントラッ
プの汚れタンク流入弁６１を開く。これにより汚れタン
ク６中に汚染溶剤が流入すると、これを下限フロート３
１によシ検知し、メチルポンプ８を駆動して蒸留器５に
送シ込み、かくして蒸留器５に送９込まれた溶剤は加熱
蒸留され、エキスパンションタンク５１を経てコンデン
サータンク９において凝縮され、水分分離器１０を経て
新液タンク１ろに貯留される。

第６図はすすぎ洗い工程を示すもので、ワッシャー１の
排液管側の自動バルブ１４ヲ閉じて新液タンク１３中の
溶剤をワッシャー内に供給し、この状態ですすぎ洗いを
行なう。

第７図はすすぎ溶剤の排液工程を示すものである。

以上の如くして洗浄工程が完了すると、内胴を高速回転
して脱液した後乾燥工程に入り、蒸留が完了すると第１
図の状態に戻る。

前記の如き従来のドライクリーニング機における洗浄方
法は、第３図における洗浄工程は勿論であるが、第４図
に示す循環洗浄工程においても、溶剤をワッシャー中に
滞留させた状態において洗浄するので、被洗物から流れ
…した汚染物質が再び被洗物に付着する（これを逆汚染
という）という問題がある。

本発明はかかる点を改善し、逆汚染のおそれが殆んどな
く、シかも短時間で効果的な洗浄を行なうことができる
ドライクリーニング機による洗浄方法を提供せんとする
ものである。

本発明は、前記の目的を達成せんがため、溶剤の流量お
よびフィルター〇濾過能力を従来の少なくとも２倍ある
いはそれ以上とし、かつ、ワッシャーに流入する溶剤を
被洗物に対し直接噴射させて溶剤を滞留させることなく
洗浄すべくなしたことを特徴とする。以下その実施の一
例を第９図乃至第１２図について説明する。

第９図は本発明を実施するために改造したワッシャーの
一部断面′図であって、従来の溶剤投入口１１の外に、
正面ドア１２にバッキング１４を介して投入ホッパー１
５および拡散噴射板（パンチング板）１６を取付け、主
ポンプ２１によシ送られた溶剤が拡散噴射板１６のパン
チング孔から直接被洗物に噴射てれるようにする。

甘た、フィルターの表面積を、従来の滞留方式では五５
ｒｒ？であったものを、それより少なくとも２倍または
それ以上、例えば８．４扉とする。さらに、溶剤の王ポ
ンプ２１の能力および溶剤流路のバイブロ径を従来よシ
少なくとも２倍あるいはそれ以上とする。例えば、従来
は水位６〜５の量の溶剤を１分間程度でワッシャーに送
シ込む（空の時６７１〜１２７　ｔ／ｍｉｎ　、被洗物
があるとき９４ｔ〜１５４４７ｍ１ｎ）ように設計され
ていたものを、本発明においては、例えば３６０ｔ／ｍ
ｉｎの溶剤を送給しうるようにする。

次に、上記の如く構成したドライクリーニング機を使用
した本発明の洗浄方法を第１０図乃至第１２図について
説明する。

本発明の洗浄方法は、先づ、第１図と同様にしてプリコ
ートを行ない、次“いで、ワッシャー中に溶剤を滞留さ
せることなく、第１０図の如くして洗浄する。すなわち
、主ポンプ２１を駆動してフィルター４を経由した溶剤
を前記拡散噴射板１６から被洗物に直接噴射しつつ内胴
を回転させて洗浄し、その洗浄に供した溶剤がワッシャ
ー中に滞留することなく速やかに排出されるようにする
。その際、ボタントラップ６の汚れタンク流入弁６１は
開いていて、洗浄に供した溶剤は直ちに汚れタンク３に
流入する。

かくして洗浄が進行し、汚れタンク中の溶剤を下限フロ
ート３１が検知すると、メチルポンプ８を駆動して蒸留
を開始し、さらに汚れタンク中に溶剤が流入してその液
面が上限に達するとこれを定量フロート６２が検知し、
主タンク流入弁６２ヲ開くと同時に汚れタンク流入弁６
１を閉じて第１１図の如く溶剤を循環させ、この状態を
維持して洗浄工程を終了する。

上記の如くして洗浄工程を終了した後、第１２図に示す
ように、自動バルブ１４を閉じた状態で新液ポンプ１５
を駆動し、流入口１１から溶剤を被洗物に吹付は乍らす
すぎ洗いを行なう。

なお、すすぎ洗い完了後の溶剤の排液工程などは従来と
同様であるので、その図示および説明を省略する。

このように、本発明は、従来のように溶剤をワッシャー
中に滞留させである状態で洗浄するのではなく、従来の
少なくとも２倍またはそれ以上の多量の溶剤を被洗物に
噴射して洗浄するので、被洗物から離れた汚れはすばや
く流出排除されて逆汚染されるおそれが殆んどなくなシ
、がっ、内胴中に溶剤が留っていないので溶剤の噴射落
差が大きくなって短時間に極めて理想的な洗浄を行なう
ことができる。

ちなみに、従来の方法（水位５、溶剤の供給量１５４１
７ｍ１ｎ　）と本発明の方法（溶剤の噴射量３６０ｔ／
ｍｉｎ　）とを実験して比較した。結果を示すと下表の
とおりである。

なお、前記試験の洗浄率と逆汚染率は下記の式によって
計算したものである。

Ｗｏ−原白布の反射率（％） Ｗｗ−洗浄後の汚染布の反射率（チ） Ｗｓ−洗浄後の汚染布の反射率（襲） Ｗ−洗浄後の白布の反射率（％） 以上述べたように、本発明は、従来の滞留洗い式のドラ
イクリーニング方法に比較すると、洗浄に要する時間が
短かく、シかも洗浄率を向上させると共に、逆汚染率を
顕著に低下せしめることができる顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は従来のドライクリーニング機におけ
る洗浄方法の各工程の説明図、第８図は従来のワッシャ
ーの一部断面図、第９図は本発明の洗浄方法を実施する
ために改良されたワツシャ−の一部断面図１、第１０図
乃至第１２図は本発明洗浄方法の要部工程の説明図であ
る。 １・・・ワッシャー、２・・・主タンク、６・・・汚し
タンク、４・・・フィルター、５・・・蒸留器、６・・
・ボタントラップ、１６・・・拡散噴射板。 特許出願人　株式会社東京洗染機械製作所代理人　弁理
士　秋　本　正　実 手続補正書（自発） 昭和５９年／月１８日 特許庁長官　若杉和夫　殿 １、事件の表示 １１１′イ和ｊ８　年特願第１タ／ｊ２７号２、発明の
名称　ドライクリーニング機による洗浄方法３、　補正
をする者 ′１１件とのＩｙ」係　特許出願人 住所（居１９１）東京都目黒区大橋／丁目６番２号氏名
（名Ｉｔ；）株式会社東京洗染機械製作所４、代理人 ７−　補ｊＥ　ノ’；Ｊ　ｇＨ明細書中、発明の詳細な
説明の欄８、補正の内容　別紙のとおり 明細書中、第７頁２行と３行目との間妬下記を加入する
。 ［なお、第り図に示す実施例においては、正面ドア／。 ２側から溶剤を噴射するようにしたものを示したが、゛
本発明はこのような例に制限されるものではなく、正面
ドア側と板面側との双方から溶剤を噴射し、あるいは、
内胴の中央上部から溶剤を噴射するなど任意に設計的変
更を施こすことができる。」 以　上 手続補正書（自発） 昭和５９年ｊ月／４１　日 特許庁長官　若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和３１　年特願第１！／！ノア号 ２、発明の名称　ドライクリーニング機による洗浄方法
３、　１ｌｌｉ１Ｊ二をする者 １＞　ｆ′］二の１月１仝　１￥ｉ″：）Ｈｆｆ：ｉ人
住所（居所）東京都目黒区大倫／丁目を番２号氏　名　
（名称）株式会社東京洗染機械瑚作所４、代」１１１人 １）１り；、ｒｉす、Ｌ部港ト西りｔ（八ｉ　’Ｔ’　
ｌ］６　ｉｔ’＋　１４弓　テ：ロｆ［ヒル１゛、、　
乙（５ｑ２６）ブ１゛理士秋　本　正　実蛍話貞京（５
９Ｄ　４４１４　ｉ各代表５、補正ベア＜７の叫；［す
　昭和　年　月　日］の （１）　明細書中、特許請求の範囲の欄を別紙のとおり
補正する。 （２）　同、第６頁り行−７７行の「溶剤の流量および
・・・・・・あるいはそ几以上とし、」を「洗浄時のワ
ツンヤーに供給する溶剤の流量を滞留洗浄方式の少なく
とも２倍あるいはそれ以上とし、」と補正する。 （３）　同、第り頁／行目と一行目との間に下記を加入
する。 「　なお、前記の実施例は、フィルター〇Ｅ過能力を上
げて洗浄時の浴剤流斂を滞留洗浄方式の少なくとも２倍
にした例を示したが、フィルターの能力はそのｉｔとし
ておき、これとは別の系統のフィルター装置つき溶剤タ
ンクから洗浄時の浴剤を供給してもよい。」以　上 特許請求の範囲 の少なくとも２倍にすると共に、ワッシヤーに流入する
で６剤を被洗物に対し直接噴射させて溶剤を滞留せしめ
ることなく洗浄すべくなしたことを特徴とするドライク
リーニング機による洗浄方法。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワッシャーと、フィルターと、主溶剤タンクおよび汚れ
   溶剤タンクと、汚れ溶剤の再生用蒸留器と、前記主溶剤
   タンク中の溶剤を前記フィルターを経由して前記ワッシ
   ャーに供給する流路と、ワッシャーよりボタントラップ
   を介して溶剤を各溶剤タンクへ戻す流路とを具備すると
   共に、汚れタンク中の汚染溶剤を前記蒸留器により再生
   すべくなしたドライクリーニング機による洗浄方法にお
   いて、溶剤の流量およびフィルターの濾過能力を滞留洗
   浄方式の少なくとも２倍にすると共に、ワッシャーに流
   入する溶剤を被洗物に対し直接噴射させて溶剤を滞留せ
   しめることなく洗浄すべくなしたことを特徴とするドラ
   イクリーニング機による洗浄方法。