JPS6045244B2 - 鋼の製造方法 - Google Patents
鋼の製造方法Info
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- JPS6045244B2 JPS6045244B2 JP137880A JP137880A JPS6045244B2 JP S6045244 B2 JPS6045244 B2 JP S6045244B2 JP 137880 A JP137880 A JP 137880A JP 137880 A JP137880 A JP 137880A JP S6045244 B2 JPS6045244 B2 JP S6045244B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶鋼の脱硫技術に関するもので、多量の溶鋼
を〔S〕■0.0002〜0.0009%の超低硫濃度
に脱硫後、直ちにCaを添加することによつて耐水素誘
起割れ特性のすぐれた鋼を連続鋳造鋳片として製造する
ことを目的とするものである。
を〔S〕■0.0002〜0.0009%の超低硫濃度
に脱硫後、直ちにCaを添加することによつて耐水素誘
起割れ特性のすぐれた鋼を連続鋳造鋳片として製造する
ことを目的とするものである。
近年、原油又は天然ガスの輸送手段としてパイプライ
ンの利用が益々盛んになつてきているが、これに伴つて
硫化水素に起因する鋼材の脆化が非常に大きな問題とな
つている。いうまでもなく原油や天然ガスの中には多量
の硫化水素を含む場合があり、この場合水素誘起割れが
起つて種々の事J故の原因となつている。この水素誘起
割れは、従来知られている高張力鋼の硫化物腐割れとは
異なり、殆んど応力が負荷されていない状態でも発生し
、更に鋼材の強度、硬度が高くなると益々助長される。
現在まで研究によると、この水素誘起割れは、環境から
鋼中への水素が侵入し、この水京が非金属介在物ど地鉄
との境界に集り、そのガス圧によつて発生するとされて
いる。そして、前記の非金属介在物のうちでもMnS等
のA系介在物は、その形状効果つまり切欠き効果により
応力集中が生じ易いために、水素誘起割れに対して最も
有害であると言われている。従つて、鋼中の〔S〕濃度
を低下させると水素誘起割れ感受性が低下する傾向は認
められるが、工業規模の脱〔S〕技術よる脱〔S〕可能
な〔S〕値(〔S〕=0.001〜0.002%)まで
下げても連続鋳造鋳片の中央偏析部の水素誘起割れ感受
性を改善することは困難であつた。又、同様のことを目
的とする特開昭50−97515号および特開昭51−
13061鰐の堤案では、〔Mn〕濃度を1.2%以下
にしなければならないとしているが、Mnは鋼材の強度
および靭性を高める効果が大きく、しかもコスト的に安
価な合金元素であるから、これを減らすことは結果とし
て鋼の強度、靭性を犠性にすることになるのので好まし
くない。
ンの利用が益々盛んになつてきているが、これに伴つて
硫化水素に起因する鋼材の脆化が非常に大きな問題とな
つている。いうまでもなく原油や天然ガスの中には多量
の硫化水素を含む場合があり、この場合水素誘起割れが
起つて種々の事J故の原因となつている。この水素誘起
割れは、従来知られている高張力鋼の硫化物腐割れとは
異なり、殆んど応力が負荷されていない状態でも発生し
、更に鋼材の強度、硬度が高くなると益々助長される。
現在まで研究によると、この水素誘起割れは、環境から
鋼中への水素が侵入し、この水京が非金属介在物ど地鉄
との境界に集り、そのガス圧によつて発生するとされて
いる。そして、前記の非金属介在物のうちでもMnS等
のA系介在物は、その形状効果つまり切欠き効果により
応力集中が生じ易いために、水素誘起割れに対して最も
有害であると言われている。従つて、鋼中の〔S〕濃度
を低下させると水素誘起割れ感受性が低下する傾向は認
められるが、工業規模の脱〔S〕技術よる脱〔S〕可能
な〔S〕値(〔S〕=0.001〜0.002%)まで
下げても連続鋳造鋳片の中央偏析部の水素誘起割れ感受
性を改善することは困難であつた。又、同様のことを目
的とする特開昭50−97515号および特開昭51−
13061鰐の堤案では、〔Mn〕濃度を1.2%以下
にしなければならないとしているが、Mnは鋼材の強度
および靭性を高める効果が大きく、しかもコスト的に安
価な合金元素であるから、これを減らすことは結果とし
て鋼の強度、靭性を犠性にすることになるのので好まし
くない。
更に、耐水素誘起割れ特性を得るための既知の技術とし
て知られているCu添加と、焼入焼戻し熱処理法とがあ
る。
て知られているCu添加と、焼入焼戻し熱処理法とがあ
る。
前者はCuが鋼に表面腐食を抑制し鋼中に侵入する水素
を減少させて割れを少くすることを利用するものである
が、MnSが析出部に存在する限り割れを減少させるこ
とは不可能である。後者は焼入焼戻しすることによつて
偏析部の組織を水素誘起割れ感受性の低い組織に変える
ことを意図したものであるが、矢張り割れの町起点とな
るMnSが存在する限り完全に割れを防止することは難
かしく、かつ熱処理に多額の経費がかかる点からも実用
的な方法であるとはいえない。次に、特開昭54−31
0玲号の堤案は、鋼の成分3をCO.O5〜0.20%
、SlO.Ol〜0.050%、MnO.6O〜2.0
%、AlO.Ol〜0.10%、SO.OOl〜0.0
02%、CaO.OO2〜0.005%にするために、
低硫Wlf−aをCaワイヤーで取鍋から鋳型に至る中
間容器において添加する方法であつて、その効果として
挙げられている耐4水素誘起割れ感受性測定方法は人工
海水にH2Sを飽和させた溶液中に応力無負荷の状態で
この鋼を9511間浸漬した後、評価するものである。
を減少させて割れを少くすることを利用するものである
が、MnSが析出部に存在する限り割れを減少させるこ
とは不可能である。後者は焼入焼戻しすることによつて
偏析部の組織を水素誘起割れ感受性の低い組織に変える
ことを意図したものであるが、矢張り割れの町起点とな
るMnSが存在する限り完全に割れを防止することは難
かしく、かつ熱処理に多額の経費がかかる点からも実用
的な方法であるとはいえない。次に、特開昭54−31
0玲号の堤案は、鋼の成分3をCO.O5〜0.20%
、SlO.Ol〜0.050%、MnO.6O〜2.0
%、AlO.Ol〜0.10%、SO.OOl〜0.0
02%、CaO.OO2〜0.005%にするために、
低硫Wlf−aをCaワイヤーで取鍋から鋳型に至る中
間容器において添加する方法であつて、その効果として
挙げられている耐4水素誘起割れ感受性測定方法は人工
海水にH2Sを飽和させた溶液中に応力無負荷の状態で
この鋼を9511間浸漬した後、評価するものである。
しかしながら、この測定方法で割れ感受性が認められな
かつたとしても、現在の耐水素誘起割れ感受性試験はも
つと厳しくなつている。即ち、CH3COOHO.5%
水溶液とNaClO.5%水溶液の混合液にH2Sを飽
和させた溶液中に応力無負荷の状態;で鋼の試験片を部
時間浸漬させる方法である。そこで、前記特開昭舅−3
1019号の方法によつてつくられた鋼の試験片をこの
試験方法で割れ感受性を試験すると、割れが多発し、耐
水素誘起割れ鋼として使用不能であることが判明した。
このように、従来の耐水素誘起割れ鋼の製造技術をもつ
てしては、上記(CH3COOHO.5%+NaClO
.5%+H2S飽和)水溶液浸漬試験に耐えられる鋼を
製造することは極めて困難であつた。
かつたとしても、現在の耐水素誘起割れ感受性試験はも
つと厳しくなつている。即ち、CH3COOHO.5%
水溶液とNaClO.5%水溶液の混合液にH2Sを飽
和させた溶液中に応力無負荷の状態;で鋼の試験片を部
時間浸漬させる方法である。そこで、前記特開昭舅−3
1019号の方法によつてつくられた鋼の試験片をこの
試験方法で割れ感受性を試験すると、割れが多発し、耐
水素誘起割れ鋼として使用不能であることが判明した。
このように、従来の耐水素誘起割れ鋼の製造技術をもつ
てしては、上記(CH3COOHO.5%+NaClO
.5%+H2S飽和)水溶液浸漬試験に耐えられる鋼を
製造することは極めて困難であつた。
一方、連続鋳造向けの大量の低硫鋼をつくる方7法とし
ては、溶銑脱硫法があるが、この方法で脱硫して〔S〕
を低下させても、転炉の副原料および転炉吹錬後添加す
る各種合金鉄からの加硫により〔S〕濃度を0.001
%以下にすることは難かしい。又、他の方法として溶鋼
脱硫法があり、そのうちの一つに取鍋溶鋼表面に脱硫能
の高いスラグを生成させ、鋼溶を底吹きバブリング法に
より攪拌させて脱硫する方法があり、その一例としてV
ADおよびL,F(特開昭50−160116号)があ
るが、これらの方法は攪拌が底吹きで行われるため、ス
ラグと鋼溶の攪拌混合性が悪く、SO.OOl%以下の
超低硫鋼を得るには処理時間が3扮以上2時間にも及び
、溶鋼加熱が前堤となる。従つて、処理能力が低く、バ
イブライン用の連続鋳造片とする超低硫鋼を製造するこ
とは困難である。次に、StahlundEisen9
9(1979)NO.l.4P725〜P737の堤案
では、上記の脱硫スラグ生成用添加剤として石灰の他に
多量のCaF2を用いているが、この方法は取鍋耐火物
のスラグラインの溶損が大きく、実用的ではない。更に
、特開昭招−14370号の堤案では溶鋼へCa化合物
を不活性ガスと共に添加する脱硫方法をとつているが、
この方法で〔S〕を0.001%以下にしかつMnSを
完全になくすには、Caとして溶鋼1トン当り4〜5k
9のCa化合物を添加する必要がある。従つて、この方
法をとつた場合は溶鋼中に多量のCaSとCaO−Al
2O,介在物が生成し、これらが連続鋳造鋳片に残存し
て割れの起点となる欠点がある。本発明は、上記の諸問
題に鑑みこれを改善するために創案されたものである。
ては、溶銑脱硫法があるが、この方法で脱硫して〔S〕
を低下させても、転炉の副原料および転炉吹錬後添加す
る各種合金鉄からの加硫により〔S〕濃度を0.001
%以下にすることは難かしい。又、他の方法として溶鋼
脱硫法があり、そのうちの一つに取鍋溶鋼表面に脱硫能
の高いスラグを生成させ、鋼溶を底吹きバブリング法に
より攪拌させて脱硫する方法があり、その一例としてV
ADおよびL,F(特開昭50−160116号)があ
るが、これらの方法は攪拌が底吹きで行われるため、ス
ラグと鋼溶の攪拌混合性が悪く、SO.OOl%以下の
超低硫鋼を得るには処理時間が3扮以上2時間にも及び
、溶鋼加熱が前堤となる。従つて、処理能力が低く、バ
イブライン用の連続鋳造片とする超低硫鋼を製造するこ
とは困難である。次に、StahlundEisen9
9(1979)NO.l.4P725〜P737の堤案
では、上記の脱硫スラグ生成用添加剤として石灰の他に
多量のCaF2を用いているが、この方法は取鍋耐火物
のスラグラインの溶損が大きく、実用的ではない。更に
、特開昭招−14370号の堤案では溶鋼へCa化合物
を不活性ガスと共に添加する脱硫方法をとつているが、
この方法で〔S〕を0.001%以下にしかつMnSを
完全になくすには、Caとして溶鋼1トン当り4〜5k
9のCa化合物を添加する必要がある。従つて、この方
法をとつた場合は溶鋼中に多量のCaSとCaO−Al
2O,介在物が生成し、これらが連続鋳造鋳片に残存し
て割れの起点となる欠点がある。本発明は、上記の諸問
題に鑑みこれを改善するために創案されたものである。
次に、本発明の方法を詳細に説明すると、転炉から取鍋
へ溶鋼を出鋼する際に転炉スラグの取鍋への流出を防止
しつつ同時に出鋼が終了するまでの間に、生石灰をJP
llトン当り2〜8k9の比率で添加し、出鋼終了後直
ちに取鍋スラグ中のFeOとMnOを還元することとN
の反応熱を用いたスラグの滓化促進を目的としてNを鋼
1トン当り0.05〜0.40k9取鍋スラグ表面へ添
加し、次いで該溶鋼を脱ガス処理して実質的に脱水素し
た後、該溶鋼内へ浸漬したT字型のガス吹出口を有する
上吹きランスを用いてArガスを0.006〜0.00
9Nd/Minの条件で1紛間以上供給することによつ
て、すみやかに溶鋼中の〔S〕濃度を0.001%未満
に脱硫することを特徴とするものであるが、上記の脱硫
後更に、該溶鋼にCa分とて鋼1トン当り0.125〜
0.500k9に相当するCa合金を添加するか、若し
くはこのCa合金の添加と共に上記上吹きランスを用い
てArガスを鋼1トン当り0.006〜0.009Nd
/Minの条件で3分間以上供給してCO.O5〜0.
20%、SlO.Ol〜0.50%、MnO.6O〜2
.00%、AlO.Ol〜0.10%、SO.OOO2
〜0.0009%、CaO.OOl〜0.004の成分
を有する耐水素誘起割れ特性のすぐれた鋼を製造する方
法に関するもので、連続鋳造鋳片向として適用されるも
のである。
へ溶鋼を出鋼する際に転炉スラグの取鍋への流出を防止
しつつ同時に出鋼が終了するまでの間に、生石灰をJP
llトン当り2〜8k9の比率で添加し、出鋼終了後直
ちに取鍋スラグ中のFeOとMnOを還元することとN
の反応熱を用いたスラグの滓化促進を目的としてNを鋼
1トン当り0.05〜0.40k9取鍋スラグ表面へ添
加し、次いで該溶鋼を脱ガス処理して実質的に脱水素し
た後、該溶鋼内へ浸漬したT字型のガス吹出口を有する
上吹きランスを用いてArガスを0.006〜0.00
9Nd/Minの条件で1紛間以上供給することによつ
て、すみやかに溶鋼中の〔S〕濃度を0.001%未満
に脱硫することを特徴とするものであるが、上記の脱硫
後更に、該溶鋼にCa分とて鋼1トン当り0.125〜
0.500k9に相当するCa合金を添加するか、若し
くはこのCa合金の添加と共に上記上吹きランスを用い
てArガスを鋼1トン当り0.006〜0.009Nd
/Minの条件で3分間以上供給してCO.O5〜0.
20%、SlO.Ol〜0.50%、MnO.6O〜2
.00%、AlO.Ol〜0.10%、SO.OOO2
〜0.0009%、CaO.OOl〜0.004の成分
を有する耐水素誘起割れ特性のすぐれた鋼を製造する方
法に関するもので、連続鋳造鋳片向として適用されるも
のである。
しかして、本発明の方法において脱硫のためスラグとメ
タルを攪拌混合するには(イ)最適スラグ組成の選択、
(口)スラグ−メタルの強攪拌の2点を配慮することが
肝要であり、スラグの脱硫能Lは次式て定義される。
タルを攪拌混合するには(イ)最適スラグ組成の選択、
(口)スラグ−メタルの強攪拌の2点を配慮することが
肝要であり、スラグの脱硫能Lは次式て定義される。
L=(S)/〔S〕(但し(S)はスラグ中S濃度であ
り、〔S〕はメタル中S濃度である)そして、更にこの
LはサルフアイトキヤパシテイーCsと、スラグ−メタ
ル界面の酸素の活量A。で表わすと、次式の如くなる。
従つて、Lを最大にするための条件は、C,を大きくA
。を小くするスラグ組成を選定することである。本発明
においては、このスラグ組成について種々検討した結果
CaO−SiO2−Al2O33元素のスラグ組成のな
かに極めて高い脱硫能を持つ組成が存在することを見出
したものである。即ち、この組成は、反応性を高めるた
めにスラグ融点が低くなる組成であることを考慮すると
、第1図に斜線で示す組成が最適組成であり、CaO5
5〜60%、SlO,5〜10%、AI2O,3O〜4
0%である。この最適組成から出鋼時の生石灰投入量は
鋼1トン当り2〜8k9の範囲に限定される。また本発
明ではLを300以上とするためにはA。を決めるスラ
グ中の(FeO+MnO)の濃度を第2図に示すように
0.1%以下にする必要があることを見出し、出鋼終了
後に取鍋内溶鋼へではなく該溶鋼表面のスラグへ、鋼1
トン当り0.05〜0.40k9のAlを添加して、次
式に示す直接還元反応でFeO<5Mn0の和を0.0
%まで低下させることを特徴とするものである。
−ー、 −ーーここでA1の添加量
を上記の如く限定したのは、A1添加前の取鍋スラグの
FeOとMnOの濃度とスラグ量により決定されるため
である。また、このCaO55〜60%、SlO25〜
10%、Al2O33O〜40%、(FeO+MnO)
0.1%以下とした組成からなるスラグは、CaF2を
含まないにもかかわらず、脱硫能を著しく高い組成であ
るが、溶鋼温度でCaO飽和のスラグ組成に近いために
スラグの滓化が必ずしも容易でないために、取鍋スラグ
へのAl添加はAlの反応熱を利用したスラグの滓化促
進をもう一つの目的としている。このように生石灰とN
を添加した上記組成のスラグは、高温基度、低酸素ポテ
ンシャルの高い脱硫能を有するが、これに加うるに以下
述べる特定された形状のランスを用いてkガスによる攪
拌を行うことにより、大きい脱硫速度を有し短時間のう
ちに脱硫を可能ノにするので、連続鋳造によつて鋳片を
つくるプロセスに適用されるものである。第3図は本発
明に用いるT字2孔ランスと従来の下向きストレートラ
ンスを示したもので、a図はT字2孔ランス、b図は下
向きストレ トランスである。即ち、本;発明で用いる
このT字2孔ランスは、本管の内径D1とガス吹出口の
内径D2が0.125D1くD2く0.5D1の関係を
満足するもので、このT字2孔上吹ランスを用いてkガ
スを鋼1トン当り0.006〜0.009N7Te/M
in供給する。本発明でこのT字形2孔上吹ランスを採
用する理由は、b図に示す従来の下向きストレートラン
スで吹込んだ場合は、Arガスがランスの外周壁に沿つ
てガスが浮上するためランスの周りの鋼浴とスラグしか
混合攪拌しないため、脱硫能が低下することと、これに
伴いランス周辺での溶鋼スプラッシュが大きくなるとい
う欠点を有するためである。これに比しaのものは吹込
まれたArガスが溶鋼へ広く侵入分散するから、鋼浴と
スラグの混合攪拌を良好に行うことが可能となる。その
結果ストレートランスに比較して脱硫能速度が大きくな
り、少くとも1紛間以上の処理時間で溶鋼中の〔S〕濃
度を、例えば0.005%から0.0009%へ脱硫す
ることが可能となる。更に、本発明の2番目の発明にお
いては上記の方法によつて溶鋼中の〔S〕濃度が0.0
009%以下になるように脱硫した溶鋼に、Ca純分と
して鋼1トン当り0.125〜0.500k9の小量の
CaSiを吹込むことによつて介在物の浮上分離を図る
ものであり、本発明の3番目の発明においてはこのCa
吹込み後さらにNガスを0.006〜0.009Nイ/
Minの条件で少くとも3分間供給して溶鋼処理を完了
する。
り、〔S〕はメタル中S濃度である)そして、更にこの
LはサルフアイトキヤパシテイーCsと、スラグ−メタ
ル界面の酸素の活量A。で表わすと、次式の如くなる。
従つて、Lを最大にするための条件は、C,を大きくA
。を小くするスラグ組成を選定することである。本発明
においては、このスラグ組成について種々検討した結果
CaO−SiO2−Al2O33元素のスラグ組成のな
かに極めて高い脱硫能を持つ組成が存在することを見出
したものである。即ち、この組成は、反応性を高めるた
めにスラグ融点が低くなる組成であることを考慮すると
、第1図に斜線で示す組成が最適組成であり、CaO5
5〜60%、SlO,5〜10%、AI2O,3O〜4
0%である。この最適組成から出鋼時の生石灰投入量は
鋼1トン当り2〜8k9の範囲に限定される。また本発
明ではLを300以上とするためにはA。を決めるスラ
グ中の(FeO+MnO)の濃度を第2図に示すように
0.1%以下にする必要があることを見出し、出鋼終了
後に取鍋内溶鋼へではなく該溶鋼表面のスラグへ、鋼1
トン当り0.05〜0.40k9のAlを添加して、次
式に示す直接還元反応でFeO<5Mn0の和を0.0
%まで低下させることを特徴とするものである。
−ー、 −ーーここでA1の添加量
を上記の如く限定したのは、A1添加前の取鍋スラグの
FeOとMnOの濃度とスラグ量により決定されるため
である。また、このCaO55〜60%、SlO25〜
10%、Al2O33O〜40%、(FeO+MnO)
0.1%以下とした組成からなるスラグは、CaF2を
含まないにもかかわらず、脱硫能を著しく高い組成であ
るが、溶鋼温度でCaO飽和のスラグ組成に近いために
スラグの滓化が必ずしも容易でないために、取鍋スラグ
へのAl添加はAlの反応熱を利用したスラグの滓化促
進をもう一つの目的としている。このように生石灰とN
を添加した上記組成のスラグは、高温基度、低酸素ポテ
ンシャルの高い脱硫能を有するが、これに加うるに以下
述べる特定された形状のランスを用いてkガスによる攪
拌を行うことにより、大きい脱硫速度を有し短時間のう
ちに脱硫を可能ノにするので、連続鋳造によつて鋳片を
つくるプロセスに適用されるものである。第3図は本発
明に用いるT字2孔ランスと従来の下向きストレートラ
ンスを示したもので、a図はT字2孔ランス、b図は下
向きストレ トランスである。即ち、本;発明で用いる
このT字2孔ランスは、本管の内径D1とガス吹出口の
内径D2が0.125D1くD2く0.5D1の関係を
満足するもので、このT字2孔上吹ランスを用いてkガ
スを鋼1トン当り0.006〜0.009N7Te/M
in供給する。本発明でこのT字形2孔上吹ランスを採
用する理由は、b図に示す従来の下向きストレートラン
スで吹込んだ場合は、Arガスがランスの外周壁に沿つ
てガスが浮上するためランスの周りの鋼浴とスラグしか
混合攪拌しないため、脱硫能が低下することと、これに
伴いランス周辺での溶鋼スプラッシュが大きくなるとい
う欠点を有するためである。これに比しaのものは吹込
まれたArガスが溶鋼へ広く侵入分散するから、鋼浴と
スラグの混合攪拌を良好に行うことが可能となる。その
結果ストレートランスに比較して脱硫能速度が大きくな
り、少くとも1紛間以上の処理時間で溶鋼中の〔S〕濃
度を、例えば0.005%から0.0009%へ脱硫す
ることが可能となる。更に、本発明の2番目の発明にお
いては上記の方法によつて溶鋼中の〔S〕濃度が0.0
009%以下になるように脱硫した溶鋼に、Ca純分と
して鋼1トン当り0.125〜0.500k9の小量の
CaSiを吹込むことによつて介在物の浮上分離を図る
ものであり、本発明の3番目の発明においてはこのCa
吹込み後さらにNガスを0.006〜0.009Nイ/
Minの条件で少くとも3分間供給して溶鋼処理を完了
する。
しかして、ここてCaの添加量をCa純分として0.1
25〜0.500k9としたのは、本発明により脱硫し
た鋼の〔S〕濃度0.0002〜0.0009%に対し
て、耐水素誘起割れ特性を最良にする〔Ca〕の濃度(
後述するように〔Ca〕0.0010〜0.0040%
)と、Caの歩留りから決定されるもので、若しCa吹
込み後Arガス吹込みを行わない場合は、Ca吹込みに
より溶鋼中に生成したCaS,CaO,CaO−,Al
2O3,CaO−Al。
25〜0.500k9としたのは、本発明により脱硫し
た鋼の〔S〕濃度0.0002〜0.0009%に対し
て、耐水素誘起割れ特性を最良にする〔Ca〕の濃度(
後述するように〔Ca〕0.0010〜0.0040%
)と、Caの歩留りから決定されるもので、若しCa吹
込み後Arガス吹込みを行わない場合は、Ca吹込みに
より溶鋼中に生成したCaS,CaO,CaO−,Al
2O3,CaO−Al。
へーCaS等の介在物が連続鋳造鋳片へ残存して割れの
起点となるので、それを防止するためにこの添加量が必
要である。上記の本発明の方法によつて製造された鋼は
次の化学成分を持つCO.O5〜0.20%、SiO.
Ol〜0.50%、MnO.6〜2.0%、CaO.O
Ol〜0.004、.AlO.Ol〜0.10%、SO
.OOO2〜0.0009%、PO.OO2〜0.02
5%、(他にNb,MO,V,Cr,Cu,Ni,Ti
を含む場合がある)この鋼を連続鋳造して鋳片とし、こ
れを熱間圧延して製造した鋼板から第4図に示す試験片
を採取し、この試験片をCH3COOHO.5%水溶液
とNaCl5%水溶液の混合液にH2Sを飽和させた溶
液に応力無負荷の状態で%時浸漬後、引上げ顕微鏡で割
れを測定し、第5図に示すA,Bおよびここでi(Av
eragecracklength)およびCSR(C
racksensitivityratiO)を求めた
。
起点となるので、それを防止するためにこの添加量が必
要である。上記の本発明の方法によつて製造された鋼は
次の化学成分を持つCO.O5〜0.20%、SiO.
Ol〜0.50%、MnO.6〜2.0%、CaO.O
Ol〜0.004、.AlO.Ol〜0.10%、SO
.OOO2〜0.0009%、PO.OO2〜0.02
5%、(他にNb,MO,V,Cr,Cu,Ni,Ti
を含む場合がある)この鋼を連続鋳造して鋳片とし、こ
れを熱間圧延して製造した鋼板から第4図に示す試験片
を採取し、この試験片をCH3COOHO.5%水溶液
とNaCl5%水溶液の混合液にH2Sを飽和させた溶
液に応力無負荷の状態で%時浸漬後、引上げ顕微鏡で割
れを測定し、第5図に示すA,Bおよびここでi(Av
eragecracklength)およびCSR(C
racksensitivityratiO)を求めた
。
その結果は第6図、第7図に示すように、本発明の方法
により製造した鋼はiが2.0(Wrll./個)未満
で従来の製造方法による鋼よりはすぐれており、又CS
Rが0%で極めてすぐれた耐水素誘起割れ特性を有する
ことが判明した。そして、第6図第7図から明らかなよ
うに従来の製造方法で得られた鋼の〔S〕濃度0.00
1%以上では、IsCSR共に高く、従つて、本発明で
は〔S〕濃度の上限を0.0009%としたものであり
、〔S〕濃度の下限である0.0002%は本発明の方
法による脱硫の限界であることから決定されたものであ
る。又、上記の〔S〕濃度に対しiを2.0(Ws/個
)未満、CSRO%にするため〔Ca〕濃度範囲を0.
0010〜0.0040%としたものであるが、第8図
にはiと〔Ca〕/〔S〕の関係を示した。即ち、第8
図に明らかなように、従来の製造方法による鋼の〔S〕
0.001−0.002%および.002%以上の鋼は
、本発明の鋼と同一レ々ルの〔Ca〕/〔S〕を与える
成分においてもICSRが著しく悪いことがわかる。こ
の理由は、本発明の方法によつて製造した鋼と同一の〔
Ca〕/〔S〕を得るために必要な〔Ca〕濃度が従来
方法による鋼の場合は高くせねばならず、その結果Ca
O−Al2O3系介在物、CaS系介在物が連続鋳造鋳
片に多量に残存するため該鋳片の〔MnS〕が消滅して
もこれらの酸化物および硫化物系介在物が水素誘起割れ
起点となるからである。尚、本発明において、溶鋼脱硫
およびCa添加前にRH脱ガス処理を実施する理由は、
溶鋼脱硫およびCa添加後にRH脱ガス処理を行うと、
添加したCaのうち溶解Caが総て溶鋼より蒸発気化す
るため、凝固時に析出する〔MnS〕をCaSへ形態制
御することが不可能となるからである。
により製造した鋼はiが2.0(Wrll./個)未満
で従来の製造方法による鋼よりはすぐれており、又CS
Rが0%で極めてすぐれた耐水素誘起割れ特性を有する
ことが判明した。そして、第6図第7図から明らかなよ
うに従来の製造方法で得られた鋼の〔S〕濃度0.00
1%以上では、IsCSR共に高く、従つて、本発明で
は〔S〕濃度の上限を0.0009%としたものであり
、〔S〕濃度の下限である0.0002%は本発明の方
法による脱硫の限界であることから決定されたものであ
る。又、上記の〔S〕濃度に対しiを2.0(Ws/個
)未満、CSRO%にするため〔Ca〕濃度範囲を0.
0010〜0.0040%としたものであるが、第8図
にはiと〔Ca〕/〔S〕の関係を示した。即ち、第8
図に明らかなように、従来の製造方法による鋼の〔S〕
0.001−0.002%および.002%以上の鋼は
、本発明の鋼と同一レ々ルの〔Ca〕/〔S〕を与える
成分においてもICSRが著しく悪いことがわかる。こ
の理由は、本発明の方法によつて製造した鋼と同一の〔
Ca〕/〔S〕を得るために必要な〔Ca〕濃度が従来
方法による鋼の場合は高くせねばならず、その結果Ca
O−Al2O3系介在物、CaS系介在物が連続鋳造鋳
片に多量に残存するため該鋳片の〔MnS〕が消滅して
もこれらの酸化物および硫化物系介在物が水素誘起割れ
起点となるからである。尚、本発明において、溶鋼脱硫
およびCa添加前にRH脱ガス処理を実施する理由は、
溶鋼脱硫およびCa添加後にRH脱ガス処理を行うと、
添加したCaのうち溶解Caが総て溶鋼より蒸発気化す
るため、凝固時に析出する〔MnS〕をCaSへ形態制
御することが不可能となるからである。
以下、実施例を示して更に本発明の詳細な説明する。
実施例1
250トン上吹き転炉で吹錬した鋼を転炉スラグの流出
を防止しつつ250トン取鍋へ出鋼するに際し、出鋼終
了までの間に該溶鋼へ生石灰1.5トンを添加し、出鋼
および生石灰添加終了後に50k9のにを取鍋スラグ表
面へ添加する。
を防止しつつ250トン取鍋へ出鋼するに際し、出鋼終
了までの間に該溶鋼へ生石灰1.5トンを添加し、出鋼
および生石灰添加終了後に50k9のにを取鍋スラグ表
面へ添加する。
次いでその鋼を250トンRH脱ガス装置で脱水素処理
を約2紛間行い、続いてT字2孔型の上吹きランスを溶
鋼へ浸漬しkガスを2.0Nイ/Minの条件で2紛間
供給して溶鋼を脱硫した。引続いてCaSiをCa分と
して鋼1トン当り0.125〜0.5k9だけArガス
と共に添加してCa添加後Arガスを2.0Nd/Mi
nの条件で3分間供給して攪拌した。この溶鋼を円弧型
連続鋳造機で鋳込み、250×2200顛断面の鋳片を
得た。この鋳片を通常の方法で熱間圧延して板厚19.
5711Sの厚板とし、第4図に示す試験片を採取し、
この試験片を耐水素誘起割れ試験に供した。第1表はこ
の試験の結果を示したものである。第1表から明らかな
ように、本発明の方法によつて製造された鋼は熱間圧延
のままでもC,Mn,Sj,Al,P,S,Ca以外の
Nb,■,MO,Ti,Cr,Cu,Ni等の合金元素
の濃度にも依存せず、極めてすぐれた耐水素誘起割れ特
性を示す。
を約2紛間行い、続いてT字2孔型の上吹きランスを溶
鋼へ浸漬しkガスを2.0Nイ/Minの条件で2紛間
供給して溶鋼を脱硫した。引続いてCaSiをCa分と
して鋼1トン当り0.125〜0.5k9だけArガス
と共に添加してCa添加後Arガスを2.0Nd/Mi
nの条件で3分間供給して攪拌した。この溶鋼を円弧型
連続鋳造機で鋳込み、250×2200顛断面の鋳片を
得た。この鋳片を通常の方法で熱間圧延して板厚19.
5711Sの厚板とし、第4図に示す試験片を採取し、
この試験片を耐水素誘起割れ試験に供した。第1表はこ
の試験の結果を示したものである。第1表から明らかな
ように、本発明の方法によつて製造された鋼は熱間圧延
のままでもC,Mn,Sj,Al,P,S,Ca以外の
Nb,■,MO,Ti,Cr,Cu,Ni等の合金元素
の濃度にも依存せず、極めてすぐれた耐水素誘起割れ特
性を示す。
第1図は最適脱硫スラグ組成図、第2図は〔S〕分配比
Lと取鍋スラグ中(FeO+MnO)濃度の関係を示す
グラフ、第3図はランスの断面図でa図はT字形2孔ラ
ンス、b図は下向きストレートランス、第4図は試験片
の寸法を示す斜視図、第5図はYおよびCSRの算出説
明図、第6図は鋼中〔S〕とiの関係を示すグラフ、第
7図は鋼中〔S〕とCSRの関係を示すグラフ、第8図
は鋼中〔Ca〕/〔S〕とiの関係を示すグラLフであ
る。
Lと取鍋スラグ中(FeO+MnO)濃度の関係を示す
グラフ、第3図はランスの断面図でa図はT字形2孔ラ
ンス、b図は下向きストレートランス、第4図は試験片
の寸法を示す斜視図、第5図はYおよびCSRの算出説
明図、第6図は鋼中〔S〕とiの関係を示すグラフ、第
7図は鋼中〔S〕とCSRの関係を示すグラフ、第8図
は鋼中〔Ca〕/〔S〕とiの関係を示すグラLフであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 転炉から取鍋へ出鋼中の溶鋼に生石灰を鋼1トン
当り2〜8kg添加し、出鋼終了後の取鍋表面スラグ層
へAlを鋼1トン当り0.05〜0.40kg添加し、
次いで前以つて脱ガス処理を施してから、溶鋼内へ浸漬
した上吹きランスを通してArガスを鋼1トン当り0.
006〜0.009Nm^3/minの条件で10分間
以上供給して溶鋼を脱硫することを特徴とする鋼の製造
方法。 2 転炉から取鍋へ出鋼中の溶鋼に生石灰を鋼1トン当
り2〜8kg添加し、出鋼完了後の取鍋表面スラグ層へ
Alを鋼1トン当り0.05〜0.40kg添加し、次
いで前以つて脱ガス処理を施してから、溶鋼内へ浸漬し
た上吹きランスを通してArガスを鋼1トン当り0.0
06〜0.009Nm^3/minの条件で10分間以
上供給して溶鋼を脱硫したのち、更に該溶鋼にCa分と
して鋼1トン当り0.125〜0.500kgに相当す
るCa合金を添加することを特徴とする鋼の製造方法。 3 転炉から取鍋へ出鋼中の溶鋼に生石灰を鋼1トン当
り2〜8kg添加し、出鋼完了後の取鍋表面スラグ層へ
Alを鋼1トン当り0.05〜0.40kg添加し、次
いで前以つて脱ガス処理を施してから、溶鋼内へ浸漬し
た上吹きランスを通してArガスを鋼1トン当り0.0
06〜0.009Nm^3/minの条件で10分間以
上供給して溶鋼を脱硫したのち、更に該溶鋼にCa分と
して鋼1トン当り0.125〜0.500kgに相当す
るCa合金を添加すると共に溶鋼内へ浸漬した上吹きラ
ンス通してにガスを鋼1トン当り0.006〜0.00
9Nm^3/minの条件で3分間以上供給することを
特徴とする鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP137880A JPS6045244B2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 | 鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP137880A JPS6045244B2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 | 鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5698415A JPS5698415A (en) | 1981-08-07 |
JPS6045244B2 true JPS6045244B2 (ja) | 1985-10-08 |
Family
ID=11499814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP137880A Expired JPS6045244B2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 | 鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045244B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6184315A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶鋼の取鍋精錬方法 |
JP3646633B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2005-05-11 | 住友金属工業株式会社 | 高清浄性極低硫鋼とその製造方法 |
KR101121105B1 (ko) | 2004-12-29 | 2012-03-19 | 주식회사 포스코 | 코너 크랙 방지를 위한 정련 방법 |
JP5262075B2 (ja) | 2007-11-14 | 2013-08-14 | 新日鐵住金株式会社 | 耐サワー性能に優れた鋼管用鋼の製造方法 |
JP5573424B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-08-20 | Jfeスチール株式会社 | 溶鋼の脱硫処理方法 |
CN102808062B (zh) * | 2012-07-19 | 2014-03-05 | 中国科学院金属研究所 | 一种通过钢水纯净化控制钢锭a偏析的方法 |
-
1980
- 1980-01-11 JP JP137880A patent/JPS6045244B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5698415A (en) | 1981-08-07 |
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