JPS6043945B2 - 透明のトマトミツクス飲料 - Google Patents

透明のトマトミツクス飲料

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JPS6043945B2
JPS6043945B2 JP57204946A JP20494682A JPS6043945B2 JP S6043945 B2 JPS6043945 B2 JP S6043945B2 JP 57204946 A JP57204946 A JP 57204946A JP 20494682 A JP20494682 A JP 20494682A JP S6043945 B2 JPS6043945 B2 JP S6043945B2
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JP
Japan
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tomato
tomato juice
transparent
juice
liquid
Prior art date
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JP57204946A
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English (en)
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JPS5995870A (ja
Inventor
洋司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAINIPPON SHIGYO KK
Original Assignee
DAINIPPON SHIGYO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透明のトマトミツクス飲料、更に詳しくは
、一定の処理をして得た透明トマト液に他の野菜及ひ/
又は果実の透明液を混合し、更に要すれは他の香味成分
を調合して成る透明のトマトミツクス飲料に関する。
トマトは、ビタミンやミネラル等の成分に富み、アミ
ノ酸や有機酸等の成分もバランス良く含んでおり、もと
もと多汁質で、加工適性等にも優れていることから、こ
れを搾汁して得られるトマト汁は、健康飲料として広く
飲用されている。
ところが、該トマト汁は、これを初めて飲用する者にと
り、その独特の香味、色及びテクスチャーによつて、少
なからず抵抗がある。 従来、トマト汁の香味を改質す
るため、乳酸発酵したもの(特公昭39−25628号
)、アミノ酸を添加したもの(特公昭45−6507号
)、ビタミンEを添加して処理したもの(特開昭54−
11266号)、乾燥酵母を配合したもの(特開昭55
−6807吟)等が提案されている。
しかし、これらの従来手段は、トマト汁の香味に相応の
影響を与える点である程度の効果を有するが、トマト汁
の色やテクスチャーを改質する点では殆んど効果がない
。 これらに対して従来、トマト汁の色及びテクスチャ
ーを改質するため、硅藻士及び活性炭て処理したもの(
特開昭50−4256号)、植物組織崩解酵素で処理し
た後に限外ろ過したもの(特開昭57−8751号)等
も提案されている。しかし、かかる従来手段は、トマト
汁の色及びテクスチャーに影響を与えるが、トマト汁の
香味を改質するには至らず、加えて次の如き重大な欠陥
がある。すなわち、硅藻士の如き濾材を使用すれば、該
濾材の微細片が濾液中に混入してくる危険が多分にあり
、活性炭を併用すれはトマト汁中の望ましい成分までも
が相応に吸着除去されることを避けられず、またもとも
と腐敗し易いトマト汁であるから、これを植物組織崩解
酵素て処理するのは、その処理時間(比較的長い時間、
特開昭57−8751号公報の実施例ては0.5〜1、
時間)だけ腐敗の原因を助長することとなり、限外濾過
はかかる酵素処理をしたものを対象にするとしても著し
く時間がかかる。 本発明者は、叙上のような従来欠点
に鑑み、トマト汁を改質して新たなトマトミツクス飲料
を提供するべく鋭意研究した結果、70’C以上て加熱
処理したトマト汁から不溶分を比重分離して得た透明ト
マト液に他の野菜及び/又は果実の透明液を混合し、更
に要すれば他の香味成分を調合した透明のトマ、トミツ
クス飲料とすればよいことを見出し、本発明を完成する
に至つた。
トマト汁の色及びテクスチャーを改質するには、トマ
ト汁中の繊維質とともに存在する色素成分(主に赤色色
素であるリコピンや黄色乃至橙色色素であるβ一カロチ
ン等のカロノイド類)及び該繊維質による鈍重感を取り
除く必要があり、結局、トマト汁からこのよな繊維質に
代表される不溶分を分離して透明トマト液を得ることが
最良である。
実験室的には、トマトからそのまま搾汁して得られるト
マト汁を淵紙で沖過すれば、殆んど無色に近い透明トマ
ト液が得られる。
しかし、かかる手段をそのまま工業的に拡大することは
、腐敗及び効率の点で大きな問題がある。トマトから搾
汁して得られるトマト汁は腐敗し易い。
工遺業上、トマトを搾汁する際及び搾汁後の工程におけ
る腐敗を防止するには、70℃以上で加熱処理したトマ
ト汁を不溶分分離の処理対象とし、該加熱処理は通常、
トマトを洗浄し、選別し、破砕したものを対象とするが
、比較的細かく破砕してから加熱処理迄に数分間の時間
をとり、トマトに本来含まれる強力なペクチナーゼ活性
を促すのがよい。ペクチナーゼ活性を促し、70℃以上
で加熱処理したトマト汁をその後の処理対象とすれば、
後述する手段で透明トマト液を得易すく、且つ該透明ト
マト液に他の野菜及び/又は実の透明液を加えた最終製
品を保存するために缶詰や壜詰段階で加熱殺菌する際に
おいて生ずることのある二次的な不溶物の発生をも未然
に防止できる。本発明ては、70゜C以上で加熱処理し
たトマト汁から不溶分を比重分離する。
該比重分離に先立ち、トマト汁から予め粗大繊維質を除
くため、シフター、パルパー又はフイニツシヤー等で網
ろ過することが有利であり、必要があれば、比重分離の
前後に脱気処理や窒素ガス置換を行うことも有効てある
。但し、網ろ過て得られるトマト汁には依然として不溶
分が含まれる。この場合の不溶分は、微細な繊維質を主
成分として、これに広義のペクチン質、蛋白質、脂質及
びその他糖質類が渾然となつた複合物であると考えられ
、比重分離で該複合物をも完全に除去する。比重分離て
は、通常遠心分離する。
トマト汁に強い遠心力(例えば10000G以上)をか
けて不溶分を除去することもできるが、前述のような複
合物の除去においては、処理対象であるトマト汁を激し
く乱流攪拌することとならないような遠心分離をする方
が、比較的低い遠心力でも分離できるため得策である。
例えば、かご型容器に1回処理分のトマト汁を装填し、
該かご型容器を回転させて2000〜2500G程度の
遠心力をかけるというバッチ処理により、トマト汁から
不溶分を分離できるのである。かくして、70℃以上で
加熱処理したトマト汁から不溶分を比重分離して得た透
明トマト液に、他の野菜及び/又は果実の透明液を混合
し、更に要すれば他の香味成分を調合して透明のトマト
ミツクス飲料を得る。
他の野菜及び/又は果実の透明液としては、前述したト
マト汁の処理とほぼ同様にして得られるニンジン透明液
、既に市販されているリンゴ透明液やブドウ透明液等が
あり、また他の香味成分としては、香辛料類のエツセン
ス等がある。本発明に係る透明のトマトミツクス飲料は
、枦材の混入や腐敗臭の同伴する危険がなく、極めて効
率的に製造される。
そして、トマト独特の赤色・がなく、またトマト汁の鈍
重感もなく、しかもトマト本来に含有されるビタミンや
ミネラル成分、アミノ酸や有機酸成分をほぼそのまま含
み、透明トマト液と他の野菜及び/又は果実の透明液と
が相まつて、トマト独特の香味が打ち消された、極めて
マイルドな新規健康飲料であり、従来トマト汁に馴染め
なかつた者にも全く低抗なく飲用することができる。次
に、本発明の構成により具体的にするため、実施例を挙
げる。
・実施例 洗浄、選別したトマト(品種はのぞみ、1000k9)
を破砕して5分間静置し、70℃達温て加熱した後、直
ちに305cに冷却した。
次いで、パルパー(2=φ)及びフイニツシヤー(4)
.5wnφ)並びにシフター(80メッシュ)を連続し
て通し、トマト汁を得た(搾汁率は70%)。このトマ
ト汁を脱気し(絶対圧150mHg)、バッチ的に比重
分離して、透明トマト液を得た(収率は約50%)。比
重分離は、かご型容器にトマト汁を装填し、150旧転
/分×2紛間(250CCJ)で行なつた。得られた透
明トマト液は、淡黄色で、糖分(糖度計)4.9%、酸
分(クエン酸換算)0.38%、PH4.5であつた。
この透明トマト液に次の第1表の配合で、透明のトマト
ミツクス飲料を製造した。いずれも、トマト独特の香味
及び色並びにトマト汁の鈍重感がなく、極めてマイルド
な、飲用に全く抵抗のないものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 70℃以上で加熱処理したトマト汁から不溶分を比
    重分離して得た透明トマト液に、他の野菜及び/又は果
    実の透明液を混合し、更に要すれば他の香味成分を調合
    して成る透明のトマトミツクス飲料。
JP57204946A 1982-11-22 1982-11-22 透明のトマトミツクス飲料 Expired JPS6043945B2 (ja)

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JPS5995870A JPS5995870A (ja) 1984-06-02
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JPH0514116Y2 (ja) * 1986-11-05 1993-04-15

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