JPS6043886B2 - 転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収方法 - Google Patents
転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収方法Info
- Publication number
- JPS6043886B2 JPS6043886B2 JP4674079A JP4674079A JPS6043886B2 JP S6043886 B2 JPS6043886 B2 JP S6043886B2 JP 4674079 A JP4674079 A JP 4674079A JP 4674079 A JP4674079 A JP 4674079A JP S6043886 B2 JPS6043886 B2 JP S6043886B2
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- JP
- Japan
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- waste gas
- gas
- oxygen concentration
- converter
- switching valve
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/38—Removal of waste gases or dust
- C21C5/40—Offtakes or separating apparatus for converter waste gases or dust
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収
方法に関するものである。
方法に関するものである。
酸素転炉の廃ガスはCoガスを主分とする有価ガスで
あり、この廃ガスを除塵清浄化すれば燃料として有用な
ものになる。
あり、この廃ガスを除塵清浄化すれば燃料として有用な
ものになる。
そこで従来からかかる廃ガスの有効な回収が図られてい
る。廃ガス処理装置は、酸素転炉の炉頂部に設置された
冷却器と、1次および2次の、各集塵器と、誘引送風機
などから成つており、転炉から排出された廃ガスは、排
出直後は約1500度もの高温であるので、これを冷却
器により冷却して1100変位にまで温度を下げた後、
1次集塵器に通して比較的大粒径の粉塵を捕集し、さら
に2次集塵器において微細な粉塵の除去をおこない、こ
のようにして清浄化されたぼゞ常温の廃ガスを誘引送風
機により誘引してガスホルダに回収するわけであるが、
転炉における吹錬の初期や末期などにおける廃ガスは、
回収しないで煙突から大気へ放散するようにしている。
第1図は、かかる転炉廃ガス処理装置の構成概要を示
す略図である。
る。廃ガス処理装置は、酸素転炉の炉頂部に設置された
冷却器と、1次および2次の、各集塵器と、誘引送風機
などから成つており、転炉から排出された廃ガスは、排
出直後は約1500度もの高温であるので、これを冷却
器により冷却して1100変位にまで温度を下げた後、
1次集塵器に通して比較的大粒径の粉塵を捕集し、さら
に2次集塵器において微細な粉塵の除去をおこない、こ
のようにして清浄化されたぼゞ常温の廃ガスを誘引送風
機により誘引してガスホルダに回収するわけであるが、
転炉における吹錬の初期や末期などにおける廃ガスは、
回収しないで煙突から大気へ放散するようにしている。
第1図は、かかる転炉廃ガス処理装置の構成概要を示
す略図である。
同図を参照する。転炉1の中に屑鉄と溶けた銑鉄2を入
れた後、ランス3を通して高圧酸素を吹きつけて精錬(
これを吹錬という)を行ない、吹錬終了後、転炉1を傾
けて出鋼する。この吹錬の際、ランス3から吹き込まれ
た酸素ジェットと溶けた銑鉄のCとが反応し、COに富
む大量の廃ガスが発生するわけである。この廃ガスは高
温、多塵であり誘引送風機8により吸引されて煙道内を
流れる。ガス冷却器5は、例えば冷却水管群から成るも
ので、これにより高温の廃ガスを冷却し、さらに除塵の
ため廃ガスは1次集塵器6および2次集塵器7を通過す
る。廃ガスを回収しない場合は、切換弁12を図示の位
置へ切り換えて廃ガスを煙突9へ導き大気へ放散する。
回収する場合は、切換弁12を図示の位置から、90度
切り換えて、廃ガスをガスホルダ10へ導く。勿論回収
に際しては回収弁としての水封弁11も開くわけである
。なお4はフードである。ところで、廃ガスの回収を開
始するために必要な主な条件を次に説明する。
れた後、ランス3を通して高圧酸素を吹きつけて精錬(
これを吹錬という)を行ない、吹錬終了後、転炉1を傾
けて出鋼する。この吹錬の際、ランス3から吹き込まれ
た酸素ジェットと溶けた銑鉄のCとが反応し、COに富
む大量の廃ガスが発生するわけである。この廃ガスは高
温、多塵であり誘引送風機8により吸引されて煙道内を
流れる。ガス冷却器5は、例えば冷却水管群から成るも
ので、これにより高温の廃ガスを冷却し、さらに除塵の
ため廃ガスは1次集塵器6および2次集塵器7を通過す
る。廃ガスを回収しない場合は、切換弁12を図示の位
置へ切り換えて廃ガスを煙突9へ導き大気へ放散する。
回収する場合は、切換弁12を図示の位置から、90度
切り換えて、廃ガスをガスホルダ10へ導く。勿論回収
に際しては回収弁としての水封弁11も開くわけである
。なお4はフードである。ところで、廃ガスの回収を開
始するために必要な主な条件を次に説明する。
先ず第1は、時間的な点であり、吹錬開始後一定時間経
過しており、かつ吹錬終了の一定時間前まての時間領域
にあることである。つまり吹錬の初期と末期には絶対廃
ガスの回収は行なわない。これは吹錬の初期と末期に回
収を行なうと、空気が吸い込まれて爆発するなどの危険
があるためである。第2は、廃ガス分析の結果、酸素濃
度(以下02%と記すことがある)が低く、一酸化炭素
濃度(以下CO%と記すことがある)が高いことである
。第3は、廃ガス流量が少なくないことである。廃ガス
流量が少ないということは、本来吹錬が正常に行なわれ
ている場合に発生する筈の廃ガスが発生していないとい
うことであるから、転炉において何らかの理由で火が消
えて反応が行なわれず、純酸素が廃ガスの代りに流れて
いる可能性があるからである。ガス分析によつても流れ
ている流体が純酸素か否かは識別できるわけであるが、
ガス分析の結果が出るのには1囲2乃至2[相]という
長い時間を要するので、流量測定によりこの点を補つて
いるわけである。以上、主な条件を説明したが、上述の
説明からも明らかなように、廃ガス中の02%が高いと
、これをガスホルダに回収した場合、爆発を起こす恐れ
があり危険なので充分注意する必要がある。02%が6
%ぐらいだと爆発を起こすから、3%にも達したら回収
を行なつてはならず、通常は1%以下で回収を行なう。
過しており、かつ吹錬終了の一定時間前まての時間領域
にあることである。つまり吹錬の初期と末期には絶対廃
ガスの回収は行なわない。これは吹錬の初期と末期に回
収を行なうと、空気が吸い込まれて爆発するなどの危険
があるためである。第2は、廃ガス分析の結果、酸素濃
度(以下02%と記すことがある)が低く、一酸化炭素
濃度(以下CO%と記すことがある)が高いことである
。第3は、廃ガス流量が少なくないことである。廃ガス
流量が少ないということは、本来吹錬が正常に行なわれ
ている場合に発生する筈の廃ガスが発生していないとい
うことであるから、転炉において何らかの理由で火が消
えて反応が行なわれず、純酸素が廃ガスの代りに流れて
いる可能性があるからである。ガス分析によつても流れ
ている流体が純酸素か否かは識別できるわけであるが、
ガス分析の結果が出るのには1囲2乃至2[相]という
長い時間を要するので、流量測定によりこの点を補つて
いるわけである。以上、主な条件を説明したが、上述の
説明からも明らかなように、廃ガス中の02%が高いと
、これをガスホルダに回収した場合、爆発を起こす恐れ
があり危険なので充分注意する必要がある。02%が6
%ぐらいだと爆発を起こすから、3%にも達したら回収
を行なつてはならず、通常は1%以下で回収を行なう。
このような次第で従来は、誘引送風機8を出た側の場所
Aで02ガス分析を行なつて、02%が低いことを確認
してから回収を行なつていた。通常ガス分析計は1次集
塵器6の炉側手前の場所Bに設置して、CO,CO2,
H2などの濃度を測定しているが、02%だけは誘引送
風機8の出側の場所Aで測定していたわけである。その
理由は、仮に場所Bで02%の測定を行なつてそれが低
い値にあることを確認しても、場所Bから場所Aに至る
途中の煙道てダクトに何らかの原因で裂け目などが生じ
てそこから空気が吸い込まれた場合、02%の高い廃ガ
スがガスホルダ10に回収されることになり危険だから
である。従つて02%だけは、ガスホルダになるべく近
い位置で測定し、それが低い値にあることを確認する必
要があつたわけである。しかし、このような従来の方法
では、02%が充分低くて回収可能な廃ガスが誘引送風
機8の出側に達しても、その時点から、加秒ほども時間
を経ないと02ガス分析の結果が出ないから、その間、
回収可能な有価ガスを無駄に放散するという欠点を有し
ていた。このように従来は、02ガス分析に長時間要す
ることに起因して、安全を重視するあまり大量の有価ガ
スを無駄に放散する結果に終わつていた。この発明は、
上述のような従来技術の欠点を改善するためになされた
ものであり、従つてこの発明の目的は、転炉廃ガス処理
装置において、安全にして無駄なく廃ガスの回収を図り
得る廃ガス回収方法を提供することにある。
Aで02ガス分析を行なつて、02%が低いことを確認
してから回収を行なつていた。通常ガス分析計は1次集
塵器6の炉側手前の場所Bに設置して、CO,CO2,
H2などの濃度を測定しているが、02%だけは誘引送
風機8の出側の場所Aで測定していたわけである。その
理由は、仮に場所Bで02%の測定を行なつてそれが低
い値にあることを確認しても、場所Bから場所Aに至る
途中の煙道てダクトに何らかの原因で裂け目などが生じ
てそこから空気が吸い込まれた場合、02%の高い廃ガ
スがガスホルダ10に回収されることになり危険だから
である。従つて02%だけは、ガスホルダになるべく近
い位置で測定し、それが低い値にあることを確認する必
要があつたわけである。しかし、このような従来の方法
では、02%が充分低くて回収可能な廃ガスが誘引送風
機8の出側に達しても、その時点から、加秒ほども時間
を経ないと02ガス分析の結果が出ないから、その間、
回収可能な有価ガスを無駄に放散するという欠点を有し
ていた。このように従来は、02ガス分析に長時間要す
ることに起因して、安全を重視するあまり大量の有価ガ
スを無駄に放散する結果に終わつていた。この発明は、
上述のような従来技術の欠点を改善するためになされた
ものであり、従つてこの発明の目的は、転炉廃ガス処理
装置において、安全にして無駄なく廃ガスの回収を図り
得る廃ガス回収方法を提供することにある。
この発明の構成の要点は、1次集塵器の炉側手前に設置
した02ガス分析計により継続的に廃ガス中の02%を
測定し、測定データから02%が廃ガス回収可能となる
所定の低い値にまで低下する時刻を予め推定し、また廃
ガス流量計で測定したデータから、廃ガスが煙道におい
て場所BからAに達するまでの時間を推定し、結局回収
可能となる低い値にまで02%の低下した廃ガスが場所
Aに到達する時刻を前もつて推定し、それに基づき切換
弁、回収弁を制御して無駄なく有価ガスの回収を図るよ
うにした廃ガス回収方法を提供することにある。
した02ガス分析計により継続的に廃ガス中の02%を
測定し、測定データから02%が廃ガス回収可能となる
所定の低い値にまで低下する時刻を予め推定し、また廃
ガス流量計で測定したデータから、廃ガスが煙道におい
て場所BからAに達するまでの時間を推定し、結局回収
可能となる低い値にまで02%の低下した廃ガスが場所
Aに到達する時刻を前もつて推定し、それに基づき切換
弁、回収弁を制御して無駄なく有価ガスの回収を図るよ
うにした廃ガス回収方法を提供することにある。
次に図を参照してこの発明の一実施例を詳しく説明する
。
。
改めて第1図を参照する。シーケンス制御走置15は、
場所Bに設置したガス分析計からのCO,CO2,H2
,O2等の各濃度、廃ガス流量計14により測定された
流量値、場所Aに設置された02ガス分析計より測定さ
れた02%、その他として廃ガス回に適した時間領域に
あること、或いは切換弁12や回収弁11が正常である
などの機械条件など、すべての条件を入力され、その全
部を吟味した後、制御信号を発して切換弁12、回収弁
11の開閉を制御するものである。次に廃ガス回収動作
を説明する。
場所Bに設置したガス分析計からのCO,CO2,H2
,O2等の各濃度、廃ガス流量計14により測定された
流量値、場所Aに設置された02ガス分析計より測定さ
れた02%、その他として廃ガス回に適した時間領域に
あること、或いは切換弁12や回収弁11が正常である
などの機械条件など、すべての条件を入力され、その全
部を吟味した後、制御信号を発して切換弁12、回収弁
11の開閉を制御するものである。次に廃ガス回収動作
を説明する。
先ず転炉1において吹錬を開始すると、約托秒位で火が
つきCOガスが発生し始める。しかし最初の一定時間は
、フード4と転炉1の炉口の間の隙間などから充分空気
を吸い込んでCOガスを完全燃焼させてCO2という不
活性ガスに変える。その後、空気の吸い込みを制限して
COガスの燃焼を止め、COガスをそのまま排出する。
結局、吹錬開始に際し、煙道には最初空気が送られ、次
に吹錬開始と共に一定時間はCO2ガスから成る不活性
ガスが送られ、その後、COガスという有価ガスが送ら
れることになる。これは悔道内でガスの拡散が行なわれ
ても、空気とCOガスが混合して爆発などの危険を招か
ぬため、空気をCOガスの間に充分な不活性ガスの層を
形成するためであり、CO2から成る、かかる不活性ガ
スの層をタンポン層ということがあ。第2図は、吹錬開
始直後の廃ガス中の酸素濃度の変化状況の一例を示す特
性図である。
つきCOガスが発生し始める。しかし最初の一定時間は
、フード4と転炉1の炉口の間の隙間などから充分空気
を吸い込んでCOガスを完全燃焼させてCO2という不
活性ガスに変える。その後、空気の吸い込みを制限して
COガスの燃焼を止め、COガスをそのまま排出する。
結局、吹錬開始に際し、煙道には最初空気が送られ、次
に吹錬開始と共に一定時間はCO2ガスから成る不活性
ガスが送られ、その後、COガスという有価ガスが送ら
れることになる。これは悔道内でガスの拡散が行なわれ
ても、空気とCOガスが混合して爆発などの危険を招か
ぬため、空気をCOガスの間に充分な不活性ガスの層を
形成するためであり、CO2から成る、かかる不活性ガ
スの層をタンポン層ということがあ。第2図は、吹錬開
始直後の廃ガス中の酸素濃度の変化状況の一例を示す特
性図である。
先に説明したように、吹錬開始と共に最初はCOガスを
完全燃焼させるため充分空気を吸い込むので、廃ガス中
の02%が高いが、その後吸込空気量を制限し、COガ
スをそのまま排出するので、02%は低下しくる。廃ガ
ス回収の要件の一つは、0。%が1%以下になることで
あつたが、従来の操業データからみて、第2図において
、02%が約2.5%位の所まて低下してくると、その
時点での勾配からα%が1%以下に達する時間が予測で
きる。従つてシーケンス制御走置15では、煙道におけ
る場所Bに配置した02ガス分析計により、廃ガス中の
02%が実際に1%以下に達したという報告を受けて制
御条件を判断するのでなく、前述の予測間に達した時点
で02%が1%以下に達たものとして制御条件を判断す
るわけであり、02ガス分析に要する遅延時間を回避す
ることができる。また第1図において、絞り機構13に
より、廃ガス流量計14で廃ガス流量が測定されている
ので、この流量値から、廃ガスの流速が判る。シーケン
ス制御装置15では、廃ガス流量も流量計14から入力
されているので、結局、02%が1%以下に達し、回収
可能となつた廃ガスが切換弁12の手前に達する時間を
予測できることになり、その予測に基づいて切換弁12
、回収弁11の開閉を制御すれば、有価ガスを無駄なく
回収できる。吹錬末期において廃ガスの放散を行なう場
合には、同様にして02%が1%を越える時点の予測を
行ない、また廃ガス流量の測定値からガスの流速を知り
、放散すべき廃ガスが切換弁の手前に達した時点で該弁
を制御してて煙突から廃ガスを放散させるように、シー
ケンス制御装置は動作することができる。なお、誘引送
風機8の出側の場所Aにても02%を測定しておき、シ
ーケンス制御装置15に入力しているのは、万一の場合
の警報用としてである。つまり途中の煙道にてダクトに
ヒビ割れなどが出来、そこから煙道内に空気が吸い込ま
れて02%が上昇するというような万一の事故の場合に
は、場所Aにおける02%の測定により検出できるので
、これにより事故に対処できる。以上説明した通りであ
るから、この発明によれば、02ガス分析計の分析に要
する時間の遅れを補い、従来無益に放散していた有価ガ
スを、無駄なく安全に回収できるという利点がある。
完全燃焼させるため充分空気を吸い込むので、廃ガス中
の02%が高いが、その後吸込空気量を制限し、COガ
スをそのまま排出するので、02%は低下しくる。廃ガ
ス回収の要件の一つは、0。%が1%以下になることで
あつたが、従来の操業データからみて、第2図において
、02%が約2.5%位の所まて低下してくると、その
時点での勾配からα%が1%以下に達する時間が予測で
きる。従つてシーケンス制御走置15では、煙道におけ
る場所Bに配置した02ガス分析計により、廃ガス中の
02%が実際に1%以下に達したという報告を受けて制
御条件を判断するのでなく、前述の予測間に達した時点
で02%が1%以下に達たものとして制御条件を判断す
るわけであり、02ガス分析に要する遅延時間を回避す
ることができる。また第1図において、絞り機構13に
より、廃ガス流量計14で廃ガス流量が測定されている
ので、この流量値から、廃ガスの流速が判る。シーケン
ス制御装置15では、廃ガス流量も流量計14から入力
されているので、結局、02%が1%以下に達し、回収
可能となつた廃ガスが切換弁12の手前に達する時間を
予測できることになり、その予測に基づいて切換弁12
、回収弁11の開閉を制御すれば、有価ガスを無駄なく
回収できる。吹錬末期において廃ガスの放散を行なう場
合には、同様にして02%が1%を越える時点の予測を
行ない、また廃ガス流量の測定値からガスの流速を知り
、放散すべき廃ガスが切換弁の手前に達した時点で該弁
を制御してて煙突から廃ガスを放散させるように、シー
ケンス制御装置は動作することができる。なお、誘引送
風機8の出側の場所Aにても02%を測定しておき、シ
ーケンス制御装置15に入力しているのは、万一の場合
の警報用としてである。つまり途中の煙道にてダクトに
ヒビ割れなどが出来、そこから煙道内に空気が吸い込ま
れて02%が上昇するというような万一の事故の場合に
は、場所Aにおける02%の測定により検出できるので
、これにより事故に対処できる。以上説明した通りであ
るから、この発明によれば、02ガス分析計の分析に要
する時間の遅れを補い、従来無益に放散していた有価ガ
スを、無駄なく安全に回収できるという利点がある。
第1図は、この発明および従来技術を説明するための転
炉廃ガス処理装置の構成概要を示す略図、第2図は吹錬
開始直後の廃ガス中の酸素濃度の変化状況の一例を示す
特性図である。 図において、1は転炉、2は屑鉄および溶けた銑鉄、3
はランス、4はフード、5はガス冷却器、6は1次集塵
器、7は2次集塵器、8は誘引送風機、9は煙突、10
はガスホルダ、11は回収弁としての水封弁、12は切
換弁、13は絞り)機構、14は廃ガス流量計、15は
シーケンス制御走置、を示す。
炉廃ガス処理装置の構成概要を示す略図、第2図は吹錬
開始直後の廃ガス中の酸素濃度の変化状況の一例を示す
特性図である。 図において、1は転炉、2は屑鉄および溶けた銑鉄、3
はランス、4はフード、5はガス冷却器、6は1次集塵
器、7は2次集塵器、8は誘引送風機、9は煙突、10
はガスホルダ、11は回収弁としての水封弁、12は切
換弁、13は絞り)機構、14は廃ガス流量計、15は
シーケンス制御走置、を示す。
Claims (1)
- 1 廃ガス煙道内を1次集塵器、2次集塵器、流量測定
用絞り機構などを経て誘引送風機により誘引され、切換
路から切換弁の切換操作によりガスホルダに回収される
か、または他へ放散されるようにした転炉廃ガス処理装
置における廃ガス回収方法であつて、吹錬開始後、廃ガ
スが燃焼して不活性ガスを形成するに足る空気量を炉口
より吸い込ませた後吸込空気量を制限し、1次集塵器の
炉側手前に設けたガス分析計により廃ガス中の酸素濃度
を継続的に測定し、測定データから酸素濃度が廃ガスの
回収に適する所定の値にまで低下する時刻を予め推定し
、かつ前記所定の値にまで酸素濃度の低下した廃ガスが
切換路に達するまでの時間を、前記絞り機構において測
定した廃ガス流量から予め推定し、その結果に基づき前
記切換弁を制御して廃ガスをガスホルダへ送つてその回
収を図り、また吹錬末期に際しては、前記ガス分析計に
よる酸素濃度測定データから廃ガス中の酸素濃度がガス
を放散する所定値にまで上昇する時刻を予め推定し、か
つ前記所定値にまで酸素濃度の上昇した廃ガス切換路に
達するまでの時間を、前記絞り機構において測定した廃
ガス流量から予め推定し、その結果に基づき前記切換弁
を制御して廃廃ガス回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4674079A JPS6043886B2 (ja) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | 転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4674079A JPS6043886B2 (ja) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | 転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55141511A JPS55141511A (en) | 1980-11-05 |
JPS6043886B2 true JPS6043886B2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=12755717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4674079A Expired JPS6043886B2 (ja) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | 転炉廃ガス処理装置における廃ガス回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043886B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8322320D0 (en) * | 1983-08-18 | 1983-09-21 | Gavrilovic A | Flow measurement system |
JPS60256790A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-18 | 川崎重工業株式会社 | 冶金炉排ガス処理装置 |
KR100832418B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2008-05-26 | 주식회사 포스코 | 산소취련 전로 제강공정에서의 유인송풍기 최적속도 제어방법 및 장치 |
KR100717260B1 (ko) * | 2005-07-05 | 2007-05-15 | 주식회사 포스코 | 전로 가스 회수 방법 |
JP5609747B2 (ja) * | 2011-04-05 | 2014-10-22 | 新日鐵住金株式会社 | 転炉ガス回収方法 |
JP6102348B2 (ja) * | 2013-03-04 | 2017-03-29 | 新日鐵住金株式会社 | 転炉排ガスの回収方法 |
-
1979
- 1979-04-18 JP JP4674079A patent/JPS6043886B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55141511A (en) | 1980-11-05 |
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