JPS6043227B2 - ア−クろう付方法 - Google Patents

ア−クろう付方法

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Publication number
JPS6043227B2
JPS6043227B2 JP51152487A JP15248776A JPS6043227B2 JP S6043227 B2 JPS6043227 B2 JP S6043227B2 JP 51152487 A JP51152487 A JP 51152487A JP 15248776 A JP15248776 A JP 15248776A JP S6043227 B2 JPS6043227 B2 JP S6043227B2
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JP
Japan
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brazing
arc
line
brazed
end faces
Prior art date
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Expired
Application number
JP51152487A
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English (en)
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JPS5376148A (en
Inventor
弥 島田
一道 町田
勝 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5376148A publication Critical patent/JPS5376148A/ja
Publication of JPS6043227B2 publication Critical patent/JPS6043227B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は非消耗電極式アーク熱源を用いたアークろ
う付方法、特にその改良に関するものである。
第1図は従来のアークろう付方法を行つている状況を
示す斜視図である。
図において1は長さ方向に対し斜めに450の角度で切
断された一方の被ろう付部材たる鋼帯、1a及びlbは
それぞれこの鋼帯1の切断部の鋭角部及び鈍角部である
。2は前記鋼帯1と同様に斜めに切断され、この鋼帯1
と互に切断部の端面を面一に合わせて900の角度をな
して交叉状態に当接された他方の被ろう付 部材たる鋼
帯、3は前記当接によつて、該当接部分とその近傍に形
成された当接線、4は加熱しよ うとする前記鋼帯1及
び鋼帯2の端面、5はこの端面4上に設けられたソフト
プラズマトーチ、6は電源装置(図示せず)によつて前
記ソフトプラズマトーチ5から発生し、前記端面4を加
熱する ソフトプラズマアーク、7は前記ソフトプラズ
マ トーチ5の即ち、熱源中心部の往復移動方向を示す
オンレート線である。
従来のアークろう付方法は上記のようにソフトプラズ
マトーチ5を当接線3と平行なオンレート線7で示すよ
うに端面4上に往復させつつこの端面4を加熱し、当接
部をろう付温度に昇温せしめるにあたつて平均的に入熱
を与えるために前記オーシレート線7の「ねらい」を厳
密に調整したり、単位入熱に対する被ろう付部材相互の
比熱、体積、熱伝導など熱的要素(以後これを「継手容
量」という。
)を考慮してオンレート範囲を適正化する必要があつた
。それにも拘らず第1図に示フすような鋭角部1a、2
aもしくは鈍角部lb、 2bなどの形成された被ろう
付部材では当接部におけるこれらの熱容量が異なるため
に、必然的に鋭角部1aもしくは2aでの昇温が優先的
に行なわれるので当接部全体が所望のろう付温度に到達
する以前に前記鋭角部1aもしくは2aの溶融が発生す
ることがしばしばであつた。また前記端面4の当接線3
側の稜付近は、上記ソフトプラズマアーク6の直下にあ
たるため表面溶融を発生しがちであるが、前記オシレー
ト線7の中心がわずかに一方の被ろう付部材例えば銅帯
1の側へずれた場合では、この銅帯1の方が選沢的に加
熱され、前記表面溶融もしくは鋭角部1aの溶融は一層
著しくなる。第2図は上記説明中、前記オシレート線7
がわずかに銅帯1の側へずれた場合を示す斜視図であり
、図中同一符号は上記第1図のものと同一部分を示す。
第3図は前記第2図に示す従来のろう付方法によつてろ
う付を行つた後の様子を模式的に示す斜視図である。
図において8はろう材によつて形成された接着層、9は
鋭角部1aの溶融による損失部分、10は表面溶融によ
つて美観を損なう程度に肌あれした部分、11は銅帯1
の端面4のうち当接線3側の稜付近が溶融によつて一部
損失し、同じく肌あれした部分を示す。
このように、オシレート線7を当接線3と平行にし、前
記当接線3よりやや外れた銅帯1側でソフトプラズマト
ーチ5を往復させた場合、被ろう付部材相互の継手容量
の差異および入熱位置の不適正によて、第3図に示すよ
うな諸欠陥を発生する。
前記第3図において銅帯2は外観的に良好な状態が維持
されているのに対し、銅帯1では溶融−損失した部分9
及び11が多く、肌あれを発生した部分10も広範囲に
わたつている。なお銅帯2側では当接部の全体にわたつ
て所望のろう付温度に昇温されない場合が多く、このよ
うな時は溶融ろうは広がつていてもなじみ不良を発生し
てい.る。この発明は以上の如き欠点を除去し、良好な
ろう付結果を安定かつ高能率に行なうことのできるアー
クろう付方法を提供することを目的とするものである。
この発明の骨子はオシレート線の方向を被ろう付部材相
互各部の継手容量を考慮しつつ当接線3を横切るように
所定の角度に選定して行なうものである。
すなわちこの発明の方法では熱源のオシレートを当接線
3と平行には行なわず前記継手容量に応じて熱源の存在
時間を配分するように前記当接面3と約5の〜600の
範囲の交角を有するよう前記オシレート線7の方向を選
定し、その交角で繰り返しアークを往復移動させるもの
であり、このようにすることによつて上記の欠点をほS
゛完全に改善できる上、熱源のねらい裕度を飛躍的に高
めることが可能であり、手動、自動を問わずアークろう
付施工の安定佳を完全に保証することが・できる。さら
に入熱を被ろう付部材の各部に有効に投入することにな
るので施工の高能率化も図り得るものである。第4図は
この発明の一実施例によるオシレート線の状況を示す斜
視図であり、各符号はいずれも上記第1図に示す従来例
と同一もしくは相当部分を示すものである。
上記第4図に示すように、オシレート線7を被ろう付部
材相互の継手容量を考慮して、すなわち銅帯1及び銅帯
2の鋭角部1a及び2aでは入熱量が小さく、また、一
鈍角部1b及び2bでは入熱量が大きくなるように当接
線3に対して交角θを形成して設定する。
すなわち、鈍角部1b及び2bの方向に向くよう所定の
角度をもつて当接線3を横切るようにアークを往復移動
させる。この方法のろう付結果においては第5図に示す
ように表面溶融やろう付による損失部分を発生しない良
質なろう付を行なうことができる。また非消耗電極式ア
ーク熱源を用い得るということにより高能率かつ安定し
たろう付を得ることができる。第6図は前記第4図と同
様、この発明の他の実施例によるオシレート線の状況を
示す斜視図であるが、被ろう付部材相互の厚さが異なる
場合を示すものである。
図において各符号は上記第4図に示す実施例のものと同
一もしくは相当部分を示すものであるが、銅帯1の方が
銅帯2よりも厚いものが用いられている。上記第6図に
示すような板厚の異なる被ろう付部材に対してもこの発
明の方法における基本原理のとおり継手容量に応じて入
熱配分するよう、すなわち厚い方の銅帯1における熱源
の存在時間を薄い方の銅帯2における存在時間より相対
的に大きくするようオシレート線7を当接線3に対して
交角0″をなして設定することにより、第7図に示すよ
うに欠陥のないろう付を安定かつ高能率に得ることが可
能となる。
なお上記実施例では被ろう付部材として銅帯を用いたが
このような材質及び形状に限定されず、またろう付しよ
うとする被ろう付部材相互の材質が異なつたものであつ
ても差支えないし、さらに被ろう付部材を互に直角に当
接したものでなくても上述のような当接線を有するもの
ならば同様の効果が期待できることはいうまでもない。
またろう材、フラックスなどは特別な制限なく用いるこ
とができる。この発明は以上説明したとおり、当接され
た被ろう付部材の当接面を継手容量を考慮して所定の交
角をもつて横切るように熱源をオシレートすることによ
り被ろう付部材の表面溶融、損失などを有効に除去する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のアークろう付方法を行つている状況を示
す斜視図、第2図は従来法において熱源のオシレート線
がわずかにずれた場合を示す斜視図、第3図は前記第2
図に示したもののろう付後の状態を模式的に示す斜視図
、第4図及び第6図はそれぞれこの発明の一実施例及び
他の実施例によるオシレート線の状況を示す斜視図、第
5図及び第7図はそれぞれ前記第4図及び第6図に示す
もののろう付結果を示す斜視図である。 図において1及び2は銅帯、3は当接線、4は端面、5
はソフトプラズマトーチ、6はソフトプラズマアーク、
7はオシレート線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれの端面が長さ方向に対し斜めであり、鈍角
    部と鋭角部とを形成している被ろう付部材相互を交叉状
    態にし、且つ前記各端面が面一になるように当接した後
    、それら被ろう付部材の前記端面間に形成された当接線
    をソフトプラズマアークにより加熱しつつろう付するに
    際し、前記端面間に形成された当接線を前記両鈍角部の
    方向に向くよう所定の角度をもつて横切るように、前記
    アークを往復移動させることを特徴とするアークろう付
    方法。
JP51152487A 1976-12-18 1976-12-18 ア−クろう付方法 Expired JPS6043227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51152487A JPS6043227B2 (ja) 1976-12-18 1976-12-18 ア−クろう付方法

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JP51152487A JPS6043227B2 (ja) 1976-12-18 1976-12-18 ア−クろう付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5376148A JPS5376148A (en) 1978-07-06
JPS6043227B2 true JPS6043227B2 (ja) 1985-09-27

Family

ID=15541544

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JP51152487A Expired JPS6043227B2 (ja) 1976-12-18 1976-12-18 ア−クろう付方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924783A (ja) * 1972-06-29 1974-03-05
JPS5062159A (ja) * 1973-10-04 1975-05-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924783A (ja) * 1972-06-29 1974-03-05
JPS5062159A (ja) * 1973-10-04 1975-05-28

Also Published As

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JPS5376148A (en) 1978-07-06

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