JPH0160354B2 - - Google Patents

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JPH0160354B2
JPH0160354B2 JP55023250A JP2325080A JPH0160354B2 JP H0160354 B2 JPH0160354 B2 JP H0160354B2 JP 55023250 A JP55023250 A JP 55023250A JP 2325080 A JP2325080 A JP 2325080A JP H0160354 B2 JPH0160354 B2 JP H0160354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler wire
welding
consumable electrode
hot
welding method
Prior art date
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Expired
Application number
JP55023250A
Other languages
English (en)
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JPS56119673A (en
Inventor
Kazuo Okazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
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Publication of JPS56119673A publication Critical patent/JPS56119673A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、非消耗電極アーク溶接において、フ
イラワイヤを加熱して送給し、かつ溶接ヘツドを
オシレートさせながら溶接する方法に関するもの
である。
<従来の技術> 最近、溶接構造物の高性能化、特に原子力関係
構造物における溶接部の高品質が要求され、その
ような要求に対応する溶接方法として、フイラワ
イヤを加熱して送給する非消耗電極アーク溶接方
法いわゆるTIG−HOT溶接法が注目されている。
このTIG−HOT溶接法は、通常のフイラワイヤ
を加熱しないで送給する非消耗電極溶接法いわゆ
るTIG−COLD溶接法にくらべて溶着量が多い特
徴があり、溶接ヘツドをオシレートさせることに
よつて幅広く多量の溶着金属を得ようとする肉盛
溶接法に広く適用されている。
このTIG−HOT溶接法は、溶着量が多く肉盛
溶接のように溶け込みを必要としない溶接には容
易に適用することができるが、例えば突合せ溶
接、特に第1図に示すI型狭開先を有する被溶接
物の溶接においては、多量の溶着金属が存在する
ためにコーナー部分の溶け込みが浅くなつて融合
不良を生じやすい。
また一方、TIG−COLD溶接法において、溶接
ヘツドのオシレート動作に同期させて加熱してい
ないフイラワイヤの送給速度、非消耗電極電流又
はその両者を、適宜に変化させて溶接部の溶け込
みを増減させる方法が提案されているが、この
TIG−COLD溶接法はTIG−HOT溶接法にくら
べて本質的に溶着量の増大が望めない。
<発明が解決しようとする問題点> TIG−HOT溶接法において、オシレート動作
に同期させて、(イ)フイラワイヤ送給速度を変化さ
せる方法と、(ロ)非消耗電極電流を変化させる方法
とがあるが、次のような問題点が残つている。
(イ) フイラワイヤ送給速度を変化させる方法 第2図に示すようなギヤツプを有する開先形
状を有する被溶接物を溶接する場合、オシレー
ト位置が同図のAに示すコーナー部分に達した
ときに、溶着金属量を減少させ、かつ溶け込み
深さを増加させる必要があるので、フイラワイ
ヤ送給速度を減少させればよい。さらに、同図
のBに示すような略中央のギヤツプを有する部
分を通過するときは、溶着金属量を増加させ、
かつ溶け込み深さを減少させる必要があるの
で、フイラワイヤ送給速度を増加させればよ
い。したがつて、オシレート位置Wとフイラワ
イヤ送給速度Vfとの時間的経過tに対する変
化は第3図に示すとおりとなる。ただし、この
フイラワイヤ送給速度を変化させる方法は、溶
着金属量と溶け込み深さとが相反する方向に変
化するために、略一定量の溶着金属を確保させ
ながら、所定の溶け込み深さに変化させたいよ
うな場合には適さない。この傾向は、TIG−
COLD法にくらべて大であるので、TIG−
HOT溶接法におけるフイラワイヤ送給速度を
変化させる方法は、TIG−COLD法にくらべて
適用に注意する必要がある。また、この方法
は、フイラワイヤ送給機構の機械的慣性による
ワイヤ送給速度の変化遅れがあるので、オシレ
ート位置とフイラワイヤ送給速度との正確な同
期がとりにくく、オシレート速度を変化させた
場合にフイラワイヤ送給機構への入力変化のタ
イミングを再調整しなければならない。さら
に、このフイラワイヤ送給速度を変化させる方
法は、高速度でオシレートさせる場合には適さ
ない。
(ロ) 非消耗電極電流を変化させる方法 非消耗電極電流を変化させる方法は、略一定
量の溶着金属を得ながら溶け込み深さを変化さ
せたい場合に適し、オシレート位置Wと非消耗
電極電流値Iaとの時間的経過tに対する変化は
第4図に示すとおりである。この方法は、例え
ば、サイリスタによるタツプ切換え、サイリス
タ位相制御等の電気的な方法によつてのみ非消
耗電極電流を変化させることができるので、速
応性にすぐれている。しかし、非消耗電極電流
を増加させると、入熱が過大となつたり、電流
増加によるアーク力が大きくなりすぎて適正な
溶融形状が得られなくなつたりするので、変化
範囲が限定される。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、フイラワイヤを加熱して送給する
TIG−HOT溶接法において、多量の溶着金属を
確保して高能率な溶接をしながら、オシレートの
各位置において所定の溶着金属量と溶け込み深さ
とが得られるように、(1)フイラワイヤ加熱電流
(以下、ホツト電流という)を変化させる、(2)ホ
ツト電流と非消耗電極電流とを変化させる、及び
(3)ホツト電流とフイラワイヤ送給速度とを変化さ
せる非消耗電極アーク溶接方法を提案したもので
ある。
<実施例及び作用> 以下、図面を参照して本発明の非消耗電極アー
ク溶接方法の実施例について説明する。
(1) フイラワイヤ加熱電流を変化させる方法 フイラワイヤを加熱するホツト電流の電流値
If〔A〕と溶接ビードの略中央部の溶け込み深
さP〔mm〕とは、非消耗電極電流500〔A〕、アー
ク電圧21〔V〕、フイラワイヤ送給量75〔g/
min〕のとき、第5図に示す関係となり、溶け
込み深さPはホツト電流値Ifの増加に略比例す
る。したがつて、溶着金属量すなわちフイラワ
イヤ送給量を略一定にしておいて、溶け込み深
さを変化させたい場合は、第6図に示すように
オシレート位置Wに対応させてホツト電流If
変化させる方法が適している。この方法も、非
消耗電極電流を変化させる場合と同様に、ホツ
ト電流を電気的にのみ変化させることができる
ので、速応性が大であり、したがつて高速度オ
シレートにも適する。さらに、この方法は第5
図に示したように、ホツト電流値Ifと溶け込み
深さPとが広範囲にわたつて略比例関係にある
ので、他の方法よりも容易に適用することで
き、かつ非消耗電極電流を変化させる方法のよ
うに、アーク力の変化による不良のビート形状
を生じることはない。
(2) ホツト電流と非消耗電極電流とを変化させる
方法 第7図AおよびBに示すようなそれぞれV開
先およびU開先の被溶接物をオシレートしなが
ら溶接する場合において、コーナー部で溶け込
み深さを大にするためにフイラワイヤ送給量を
減少させると、逆に溶着金属量が不足して側壁
にアンダーカツトを生じるおそれがあるので、
ワイヤ送給量を一定か又は増加させる必要があ
る。このような場合には、溶着金属量を確保し
た上で、充分な溶け込み深さを得るようにホツ
ト電流Ifを増加させ、さらに第8図に示すよう
に非消耗電極電流Iaを若干増加させると好結果
が得られる。
(3) フイラワイヤ送給速度とホツト電流とを変化
させる方法 第9図に示すように多層盛溶接の最終層にお
いては、ある程度の溶け込み深さを確保しつ
つ、最終層のビード形状をアンダーカツトの発
生しやすい第10図Aに示す形状よりも、同図
Bに示すようなアンダーカツトの発生しにくい
形状にする必要がある。そのためには、コーナ
ー部で溶着金属量を増加させる必要があり、し
たがつて、フイラワイヤ送給速度を増加させな
ければならない。一方、ホツト電流を一定にし
たまま、フイラワイヤ送給速度だけ増加させる
と、フイラワイヤの加熱温度が低下して溶融池
に突立つおそれが生じる。すなわち、第11図
は、非消耗電極電流を350〔A〕の一定値に保持
しておいて、直径2.4〔mm〕のステンレス鋼のフ
イラワイヤをワイヤ突出し長さ70〔mm〕にして
送給したときの、ホツト電流値If〔A〕と、フ
イラワイヤ送給量Vf〔g/min〕との関係を示
す図である。同図において曲線MAXは、各ホ
ツト電流値におけるフイラワイヤ最大送給速度
を示し、この曲線より上方の範囲ではフイラワ
イヤが充分に溶融することができずに溶融池に
突込む。また、曲線MINは、各ホツト電流値
におけるフイラワイヤ最小送給速度を示し、こ
の曲線より下方の範囲ではフイラワイヤの溶融
が速すぎて溶滴が断続して移行するようにな
る。したがつて、フイラワイヤ送給速度を増減
させたときには、その増減に対応させてホツト
電流も増減させることが必要である。
本発明の溶接方法は前述した実施例に限定され
ることなく、所定の溶着金属量と所定の溶け込み
深さとを得るために、第12図に示すように、オ
シレート位置に同期させて、フイラワイヤ加熱電
流と非消耗電極電流とフイラワイヤ送給速度の3
つを組み合わせて変化させてもよい。
<発明の効果> 以上のように本発明の非消耗電極アーク溶接方
法によれば、TIG−HOT溶接法の特徴である充
分な溶着金属量を確保しながら、溶接ヘツドのオ
シレート位置によつて刻々変化する必要量の溶着
金属および必要な溶け込み深さとの両者を同時に
速応性をもたせて追従させることができ、高品質
の溶接結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、I型狭開先を有する被溶接物を従来
のTIG−HOT溶接法でオシレートさせて溶接し
た場合の断面図である。第2図は、本発明の溶接
方法にも適用できる開先形状を示す図である。第
3図及び第4図は、従来の溶接方法におけるオシ
レート位置Wとフイラワイヤ送給速度Vfまたは
非消耗電極電流値Iaとの時間的経過tに対する変
化を示す図である。第5図は、ホツト電流値If
溶け込み深さPとの関係を示す図である。第6図
は、本発明の溶接方法におけるオシレート位置W
とホツト電流値Ifとの時間的経過tに対する変化
を示す図である。第7図AおよびBは、本発明の
溶接方法を適用するV開先およびU開先形状を示
す図である。第8図は、本発明の溶接方法におけ
るオシレート位置Wとホツト電流値Ifおよび非消
耗電極電流Iaとの時間的経過tに対する変化を示
す図である。第9図は、多層盛溶接の最終層の断
面図である。第10図AおよびBは、それぞれ多
層盛溶接の最終層のビード外観の不良な例および
良な例を示す図である。第11図は、ホツト電流
値Ifと適性フイラワイヤ送給量Vfとの関係を示す
図である。第12図は、本発明の溶接方法におけ
るオシレート位置W、非消耗電極電流値Ia、ホツ
ト電流値If、およびフイラワイヤ送給速度Vfとの
時間的経過tに対する変化を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フイラワイヤを加熱して送給し、かつ溶接ヘ
    ツドをオシレートさせながら溶接する非消耗電極
    アーク溶接方法において、オシレート位置に同期
    させてフイラワイヤ加熱電流を変化させることに
    より溶け込み深さを変化させる非消耗電極アーク
    溶接方法。
JP2325080A 1980-02-25 1980-02-25 Nonconsumable electrode arc welding method Granted JPS56119673A (en)

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JPS56119673A JPS56119673A (en) 1981-09-19
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Families Citing this family (3)

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US4441012A (en) * 1981-12-14 1984-04-03 General Electric Company Method and apparatus for controlling heating power during the application of molten filler material to a workpiece
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JPS5435186A (en) * 1977-08-24 1979-03-15 Sharp Corp Liquid crystal composition
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