JPS6043091B2 - 活魚貝類船内蓄養装置 - Google Patents

活魚貝類船内蓄養装置

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JPS6043091B2
JPS6043091B2 JP11029380A JP11029380A JPS6043091B2 JP S6043091 B2 JPS6043091 B2 JP S6043091B2 JP 11029380 A JP11029380 A JP 11029380A JP 11029380 A JP11029380 A JP 11029380A JP S6043091 B2 JPS6043091 B2 JP S6043091B2
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JP
Japan
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temperature
water
shellfish
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circulation
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JP11029380A
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JPS5736921A (ja
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公 石倉
章 谷山
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Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、活魚類を高密度で長期間、高生存率で蓄養す
る船内蓄養において最も重要な部分である冷却装置の縮
小並びにその効率改善を達成し得る活魚貝類船内蓄養装
置に関する。
従来、活魚貝類を蓄養する際、その環境水温を低温度に
保つことの有効性はよく知られており、また暖気、換水
及び低温排水の一部利用を組合せて蓄養することもある
しかし、このような蓄養装置の本質が元来冷却して低温
度に蓄養槽環境水を保持するという点にあるにもかかわ
らず、冷却装置の大きさやその効率はさほど重視されて
おらず、暖気率、換水率等の項目が主として問題にされ
ているのが実状で、しかもそれは大型の装置になる傾向
がある。
しかるに小型漁船特に500トン級以下の小型漁船に適
した船内活魚貝類蓄養装置は、その冷却装置の大きさが
必然的に制限されるため、前記従来技術による実施は極
めて困難であるという問題点がある。本発明は、前記の
問題点を排除し、特に500トン級以下の小型漁船に付
属する船内蓄養装置の冷却に適した活魚貝類船内蓄養装
置を目的とするものである。
以下本発明の一実施例を第1図について説明する。
第1図において、活魚貝類を蓄養する蓄養槽1、蓄養槽
環境水の酸素の供給と炭酸ガスの除去を行う暖気装置2
及び循環ポンプP、が循環経路3により連絡され、前記
循環経路3における暖気装置2の下流側及び上流側には
外部供給水を給水する給水経路4及び蓄養槽からの低温
排水を船外に排出する排水経路5が夫々接続している。
そして冷凍装置12は、冷媒圧縮器8、凝縮器9、膨脹
弁10、蒸発器14を循環する冷媒経路11より構成さ
れている。前記給水経路4は、海水等の給水源から給水
ポ1ンプP、を経て前記蓄養槽1からの排水と熱交換す
る一次冷却器6に挿入されさらに前記冷凍装置12の蒸
発器14と熱交換する二次冷却器7を経て循環経路3に
連絡されている。
前記排水経路5は循環経路3から導出され、流;量調整
弁13、前記一次冷却器6を経て冷凍装置12の凝縮器
9に導入され、凝縮器9から船外に導出されている。
次に上述の実施例の作用を説明する。
蓄養槽1は曝気装置2で曝気された大量の循環水が常時
循環し充分な酸素が供給されるとともに排せつ物が除去
される。
循環経路3に供給される海水は、給水ポンプP2で給水
経路4に吸い上げられ一次冷却器6において熱回収率7
0〜90%で循環経路3からの蓄養槽1の排水と熱交換
し、さらに二次冷却器7で冷凍装置12の蒸発器14と
熱交換し冷却されて循環経路3より蓄養槽1に供給され
る。また蓄養槽1からの排水は循環経路3から排水経路
5に導出され流量調整弁13を経て一次冷却器6で給水
と熱交換し、さらに凝縮器9で高温冷媒ガスを凝縮させ
た後船外へ排出される。尚一次冷却器6の熱回収率70
〜90%を得るためには、一般の熱交換器でも可能では
あるが、船内空間によつて据付面積が制限されるため小
型で伝熱係数が大きいものが適当であり内部構造として
は、給排水を等流量で向流させるものが適当である。次
に本発明の装置を鰹一本釣漁船における鰯の生簀に適用
した場合について具体的に説明する。
遠洋鰹一本釣漁船はその大半が500トン以下の漁船で
あり、一般に27〜30゜C位の水温海域で操業するこ
とが多く、その生餌として船内に蓄養されている鰯は2
5℃以上に水温が上昇すると急激に斃死率が高くなる。
鰯にとつて最適な水温は20〜n℃位といわれているが
、鰹一本釣漁船内で蓄養するのに最適な水温は14〜1
7℃位である。これは魚体重を維持しながら鰯の新陳代
謝を抑えて餌の摂取を少なくし、有害発生物を少なくす
るとともに.鰯の斃死の大きな原因の一つであるビブリ
オ菌の繁殖を抑える効果があるためである。第2図は新
陳代謝の一現象としての鰯の酸素消費量と蓄養槽1温度
との関係を示したものであり、例えば30℃の外洋で蓄
養槽内を15℃に保つど鰯の酸素消費量!は30℃の酸
素消費量と比べて約1/10に減少することがわかる。
また他の多くの種類の有害発生物も低温になるにつれて
その発生量の減少することが実験の結果判明している。
第3図は鰯体内のビブリオ菌の温度耐性を示したもの(
供試魚:マイ(ワシ25〜30g)であるが、低温にな
ると鰯の累積斃死率は減少することがわかる。即ち低温
になるとビブリオ菌の活動が不活発となり、その繁殖は
抑制され、蓄養される鰯にとつて良い環境となる。そこ
で鰯の最適環境水温度を15℃に設定した場合の本発明
の装置の適用例について説明する。
外部供給水としての海水の温度を30℃とすると、一次
冷却器6に入る排水経路5の15℃の低温排水によつて
、一次冷却器6を出る給水経路4の海水はその全負荷の
80%を熱回収するとして18℃まで冷却される。従つ
て冷凍装置12によつて冷却される温度差は3℃しかな
く、冷凍能力の小さノい冷凍装置12でまかなうことが
できる。また一次冷却器6を出た排水経路5の低温排水
は2rCとなつて冷凍装置12の凝縮器9へ冷却水とし
て入るため、30℃の海水をそのまま冷却水として用い
るよりも効率の良い凝縮能力が見出せる。例えば・冷凍
装置12の蒸発温度を5℃、凝集温度を35℃にして3
0イの生簀1備を実質換水量1/10で30℃から15
℃まで冷却するとき、その全負荷は約260冷凍トンに
もなり、その動力は約160KW必要となる。これは小
型漁船の通常の所要動力のおよそ”1/2を占め、新た
な動力設備の必要性が推測される。これに対し本発明の
装置を適用して一次冷却器6で全負荷の80%を熱回収
するとすれば冷凍装置12の負荷は残り20%で蔦り、
しかも凝縮効率が優れているので冷凍装置12の実質的
動力は全負荷の1/5以下およそ30KWで充分であり
、既設の動力設備で十分である。また従来の海水をその
まま冷却水として用いる際に必要な凝縮器冷却用海水ポ
ンプは不要であり、この点でも動力の節約が可能となる
。このため従来の装置は大型化する必要があつたが、本
発明の装置の適用により冷凍装置12はコンパクトなも
のとなり、既存の船に積載可能となる。従つて鰹一本釣
漁船において本発明の装置を用いると、船内機関室のス
ペースに十分対応して蓄養装置の冷却を効率良く行うこ
とができ、さらに蓄養装置のランニングコストも低減さ
れるので、鰯の斃死率の減少による漁獲量の増大ととも
に鰹一本釣漁船の受ける総合利益の大幅な増加が期待で
きる。本発明によれば、活魚貝類を船内で蓄養する蓄養
槽と曝気装置とを循環する循環経路と、この循環経路に
接続され途中に前記蓄養槽の排水と熱交換する一次冷却
器と冷凍装置の蒸発器と熱交換する二次冷却器とを有す
る給水経路と、前記循環経路に接続され途中で前記一次
冷却器と熱交換し次に冷凍装置の凝縮器と熱交換する排
水経路とを具備したため、蓄養槽と曝気装置とで循環経
路を形成しこの循環経路に他の装置を介在させないから
蓄養槽にとつて必須の条件である酸素供給と排せつ物除
去とは常時大量の海水を循環させながら高効率で行うこ
とができ、大量の海水を循環させるにもかかわらず、循
環経路の途中には曝気装置が介在されるのみであるから
循環ポンプ等を大型化する必要がなく他の装置を介在さ
せないことと相まつて循環経路全体を小型化することが
できかつ循環ポンプの所要動力を減少させることができ
る。
また、給水経路、排水経路は、循環経路と別個になつて
いるから、これらは循環経路に比べてバイブを細くして
小型化をはかることができ配管系全体を小型化すること
ができる。また、循環経路に接続した給水経路には蓄養
槽の排水と熱交換される一次冷却器と冷凍装置の蒸発器
と熱交換される二次冷却器とを有するため供給される海
水は、低温の蓄養槽からの排水によつて殆んど一次冷却
器で熱交換され二次冷却器の負荷を軽減し二次冷却器に
用いられる冷凍装置の負荷を大幅に軽減することができ
る。さらに、循環経路に接続した排水経路は前記一次冷
却器と熱交換後冷凍装置の凝縮器と熱交換されるため、
一次冷却器と熱交換後の排水は海水より低温であるから
冷凍装置の凝縮温度を低くすることができ、冷凍装置の
冷凍能力を向上させ所要動力を少なくすることができる
。また凝縮器冷却に海水を吸み上げるポンプも必要とし
ない。したがつて前述の給水の冷却負荷の減少と凝縮温
度の低下とより冷凍装置は小型のものでも充分使用でき
ることになる。そして蓄養槽9循環経路および他の配管
系を小型化できることと相まつて限られたスペースしか
とれない小型漁船に適応させて、装置全体を小型化する
ことができしかも有効な運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する系統図、第2図は蓄養
槽温度による鰯の酸素消費量の変化を示す線図、第3図
は鰯体内のビブリオ菌の耐温性を示す線図である。 1・・・・・・蓄養槽、2・・・・・・曝気装置、3・
・・・・・循環経・路、4・・・・・・給水経路、5・
・・・・・排水経路、6・・・・・・一次冷却器、7・
・・・・・二次冷却器、9・・・・・・凝縮器、12・
・・・・・冷凍装置、14・・・・・・蒸発器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活魚貝類を船内で蓄養する蓄養槽と曝気装置とを循
    環する循環経路と、この循環経路に接続され途中に前記
    蓄養槽の排水と熱交換する一次冷却器と冷凍装置の蒸発
    器と熱交換する二次冷却器とを有する給水経路と、前記
    循環経路に接続され途中で前記一次冷却器と熱交換し次
    に冷凍装置の凝縮器と熱交換する排水経路とを具備した
    ことを特徴とする活魚貝類船内蓄養装置。
JP11029380A 1980-08-13 1980-08-13 活魚貝類船内蓄養装置 Expired JPS6043091B2 (ja)

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JPS63164951A (ja) * 1986-08-27 1988-07-08 巳野 善雄 マイクロホン殺菌消臭装置
JP2010051236A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Mayekawa Mfg Co Ltd 遠洋鰹釣り漁船の循環水制御方法及び装置

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