JPS6042953B2 - 電子楽器用ウエイブジエネレ−タ - Google Patents
電子楽器用ウエイブジエネレ−タInfo
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- JPS6042953B2 JPS6042953B2 JP51158947A JP15894776A JPS6042953B2 JP S6042953 B2 JPS6042953 B2 JP S6042953B2 JP 51158947 A JP51158947 A JP 51158947A JP 15894776 A JP15894776 A JP 15894776A JP S6042953 B2 JPS6042953 B2 JP S6042953B2
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Description
この発明は電子オルガン等に用いられる電子楽器用ウエ
イブジエネレータに関する。 〔従来の技術〕 近年、複数の楽音形成チャンネルと、楽音パラメータ発
生手段とを有し、前記各楽音形成チャンネルにおいて前
記楽音パラメータ発生手段から出力される各チャンネル
ごとの楽音パラメータに基づいて楽音信号をそれぞれ形
成するようにしたウエイブジエネレータが開発されてい
る。 この場合楽音パラメータ発生手段は、各チャンネルにお
いてそれぞれ形成される楽音信号のサンプル点位相を順
次指定するための位相データあるいは楽音信・号の音量
や音色等を順次変化させるためのエンベロープデータを
楽音パラメータとして出力するものである。ところで、
この楽音パラメータ発生手段は、各チャンネルに関する
楽音パラメータ(このパラメータは上述したように時間
的に逐次変化するデータである)を効率よく形成するた
めに、通常は時分割の演算処理によつて各チャンネルに
関する楽音パラメータを算出するようにしているもので
、従来は例えば第19図に示すような構成が採られてい
る。 この第19図において、HDは楽音パラメータを形成す
るための変化分データ(例えば、位相やエンベロープ波
形の増分値を表すデータ)ΔDをクロックパルスφに従
つて各チャンネルごとに時分割で順次発生する変化分デ
ータ発生回路、KAは加算器、SHはチャンネル数と同
数のステージを有するシフトレジスタであり、シフトレ
ジスタSH内に一時記憶された各チャンネルの楽音パラ
メータの現在値がクロックパルスφのタイミングで順次
読み出され、加算器KAにおいて、変化分データ発生回
路HDから発生された変化分データΔDと加算されて楽
音パラメータの新たな現在値が算出され、この新たな楽
音パラメータ(加算結果)が再びシフトレジスタSHに
書き込まれる。 このようにして、加算器KAとシフトレジスタSHとか
らなるアキュムレータにおいて各チャンネルの変化分デ
ータΔDを時分割でそれぞれ繰り返し加算することによ
り、各チャンネルの楽音パラメータが時分割で形成され
る。そして、シフトレジスタSHまたは加算器KAから
出力される楽音パラメータに基づいて各チャンネルの楽
音信号が形成される。〔発明が解決しようとする問題点
〕 ところで、上述した従来の構成には次のような問題があ
る。 すなわち、上記構成においてチャンネル数を減少したい
場合は、シフトレジスタのステージ数を減少する必要が
あるが、このためにはシフトレジスタを少数ステージの
ものに変えるか、または、シフトレジスタの途中のステ
ージから出力を取り出さなければならず、実際上困難が
大きい。そして、このことは、特にチャンネル数の異な
る機種間において回路の共通化ができないという問題を
生じさせる。なお、シフトレジスタのステージ数を変え
ず、空きチャンネルを設けると、時分割の効率が悪くな
る。すなわち、ウエイブジエネレータ内において、空き
チャンネルに対応してなにもしない時間が生じ、無駄で
ある。この発明は、上述した事情に鑑みてなされたその
で、その目的はチャンネル数を容易に変更することがで
きるようにし、これによつてチャンネル数が異なる機種
問における回路の共通化等を可能とする電子楽器用ウエ
イブジエネレータを提供することにある。〔実施例〕 以下、この発明によるウエイブジエネレータの一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。 最初に、この実施例によるウエイブジエネレータにおい
て用いられる楽音波形形成の基本原理について説明する
。まず、このウエイブジエネレータにおいては、y=A
SIN(ω。 t+11SINω1t+I2SINω2t)・・・・・
(1)なる周波数変調演算の式に基づいて、ディジタル
方式によつて楽音波形が形成される。この(1)式にお
いて、Aは楽音波形の振幅を決定する要素であり、ωo
は周波数変調における搬送波の周波数を決定する要素で
あり、また、ω1,ω2および11,12は周波数変調
における変調波の周波数および振幅を決定する要素であ
る。第1図は、上記(1)式に基づいて楽音波形を形成
する場合の基本的回路構成の一例を示す図であり、この
図においてACCl〜ACC3はいずれも累算器である
。 これらの累算器ACCl〜ACC3は各々、各入力端に
供給される位相の増分値Δω1,Δω2,Δωoを一定
周期のクロックパルスに従つて累算し、その累算結果を
順次出力する。サインテーブルSINl,SIN2は共
にサイン波形の各瞬時値を記憶しているメモリであり、
累算器ACCl,ACC2の出力が各々アドレス信号と
して供給されると、同アドレス信号に対応する番地内に
記憶されている瞬時値が読出され乗算回路Ml,M2へ
各々供給される。以上の構成において、例えば累算器A
CClがROョから累算を開始し、そして、オーバフロ
ーするまでの期間で、サインテーブルSINlから丁度
1周期分のサイン波の各瞬時値が順次読出される。 この場合、累算器ACClの累算速度は、クロックパル
スの周波が一定であることから一定であり、したがつて
、位相の増分値Δω1が一定の場合、サインテーブルS
INlから出力されるサイン波の周期は一定となる。言
い換えれば、位相の増分値Δω1の値を変化させること
により、サイ・ンテーブルSINlから出力されるサイ
ン波の周期(周波数)を変化させることができる。例え
ば、位相の増分値Δω1を大とすれば、サイン波の周期
は小となり、また、増分値Δω1を小とすればサイン波
の周期が大となる。また、累算器ACCl〜ACC3に
おいて各々行われる累算を式によつて示すと、ノとなる
。 なお、これらの式においてω1,NT,ω21NT,ω
01NTは各々位相の初期値である。再び第1図に戻る
と、乗算器M1はサインテーブルSINlの出力と、前
記第(1)式における11の値を発生する数値発生回路
11の出力とを乗算するもので、その出力は加算回路A
Uへ供給される。同様に、乗算器M2はサインテーブル
SIN2の出力と、第(1)式における12の値を発生
する数値発生回路12の出力とを乗算し、乗算結果を加
算回路AUへ出力する。加算回路AUは乗算器Ml,M
2、累算器ACC3の各出力を加算し、加算結果をサイ
ンテーブルSIN3へアドレス信号として供給する。サ
インテーブルSIN3は前述したサインテーブルSIN
l,2と同一構成であり、その出力は乗算器M3へ供給
される。乗算器M3はサインテーブルSIN3の出力と
、第(1)式におけるAの値を発生する数値発生回路A
の出力とを乗算し、その乗算結果を出力する。しかして
、以上の説明から明らかなように、第1図に示す各ブロ
ックの出力は各々、第(1)式における次の各要素に対
応している。 すなわち、乗算器M3の出力として第(1)式に示す波
形が得られる。 なお、乗算器M3の出力は当然のことながらディジタル
データである。したがつて、楽音波形を得るには、この
データをD/A.(ディジタル/アナログ)変換器によ
つてアナログ波形とする必要がある。以上、楽音波形形
成回路の基本的構成について述べたが、次に、この実施
例における楽音波形形成の過程を更に詳しく述べる。 この実施例によるウエイブジエネレータは、前記第(1
)式のA9ω09119129ω19ω2の各々を楽音
の発生から停止までの間に適宣変化させ、これにより、
形成される楽音がより自然楽器の楽音に近づくように構
成されている。 すなわち、こ・のウエイブジエネレータにおいては、楽
音波形の振幅エンベロープを例えば第2図に示すものと
すれば、このエンベロープにおける楽音発生時点t1か
ら楽音停止時点しまでの間を8個のセグメント9〜7に
分割し、各セグメント毎に上記A,ω0,11・・・・
・・として別個の値(同じ値の場合もある)を設定し、
この設定された値に基づいて第(1)式の楽音波形を形
成する。またこの場合、各セグメント内においても上記
A,ll,l2の各値が各々変化し、これにより、形成
される楽音波形が各セグメント9〜7に内においても順
次変化するようになつている。そして、各セグメント9
〜7内におけるA,ll,l2の各値の変化は以下の式
に基づいて行なわれる。 なお、これらの式においてΔA,Δ11,Δ12は各々
第(1)式におけるA,ll,l2の増分値、AINT
,lllNT,l2,NTは各々A,ll,l2の初期
値である。 また、セグメント9〜7の各々の時間幅は、後述するセ
グメンデータ、すなわち、レイトカウントデータRCD
O−RCD7およびエンベロープカウントデータECD
O上CD7によつて決定されるようになつている。しか
して、以上述べたことから明らかなように、このウエイ
ブジエネレータにおいては1つの楽音波形(1個のキー
操作によつて発生する楽音波形)を発生するために、次
の各データ(合計70W0RD:1W0RD=16ビッ
ト)を必要とする。 (4)第1表および第2表に示す増分値(48W0RD
) (B)初期値(6W0RD) A!NT9lllNT9l2lNT ωO !NT9ω1 !NT9ω2 !NT(C)セグ
メントデータ(16W0RD)レイトカウントデータR
CDO−RCD7エンベロープカウントデータECDO
上CD7したがつて、このウエイブジエネしノータにお
いては、発生すべき楽音の音色および音高に対応して上
述した(4)〜(C)の各データが予めメモリ内に設定
されており、このメモリ内の各データを読出して楽音の
形成が行われる。 例えば、音色の種類が1喝類、キーの数が44個の電子
オルガンの場合は、上述した各データが44嘲メモリ内
に設定される。以上が、この実施例によるウエイブジエ
ネレータにおいて用いられる楽音波形の基本原理である
。 次に、このウエイブジエネレータを電子オルガンに適用
した場合について詳細に説明する。 第3図は上記電子オルガンの構成を示すブロック図であ
り、この図において符号101は音色を設定するための
音色レバー、102は鍵盤に設けられたキー群である。
音色レバー101は、この実施例においては■個のレバ
ーから構成され、また、各レバーに対応してm個の音色
スイッチが設けられている。そして、各音色スイッチの
出力が各々キーアサイナ103へ供給される。キー群1
02は、この実施例においては44個のキーと各キーに
対応する44個のキースイッチから構成され、各キース
イッチの出力が各々キーアサイナ103へ供給される。
キーアサイナ103は、上述した音色スーfツチの各出
力に基づいて、現在設定されている音色を検出すると共
に、上述したキースイッチの出力に基づいて、新たに押
下されたキー、離鍵されたキーを検出する。そして、新
たに押下されたキーを検出した場合は、同キーの楽音発
生をこの発明によるウエイブジエネレータ104のいず
れかのチャンネル(後述する)に割当て、また、離鍵さ
れたキーを検出した場合は、同キーの発音が割当てられ
ている上記チャンネルに発音停止を指示する。このキー
アサイナ103にはRAM(ランダムアクセスメモリ)
105およびROM(リードオンメモリ)106が各々
接続されている。そして、RArlv4lO5には、チ
ャンネル割当ての際使用される各種データテーブル、デ
ータファイル答が記憶されており、また、ROMlO6
には、音色スイッチの検出、キーの押鍵・゛離鍵の検出
、チャンネル割当て等の際に使用されるプログラムおよ
びウエイブジエネレータ104における楽音波形の際必
要な各種のデータ、すなわち前述した(4)〜(C)の
各データ等が記憶されている。ウエィブジエネレータ1
04は前述した基本原理に基づいて楽音波形を形成する
もので、データボート107および楽音波形形成部10
8から構成されている。 なお、データボート107の詳細を第4図に、楽音波形
形成部108の詳細を第51図〜第7図に示す。このウ
エイブジエネレータ104は、この実施例ては16チャ
ンネル(第0チャンネルCHO〜第15チャンネルCH
l5)の楽音波形演算糸を有し、16の楽音波形を同時
に形成できるようになつている。ただし、楽音波形を前
記(1)式・に基づいて演算する演算部および前述した
りインテーブルは各々1回路であり、これらの演算部お
よびサインテーブルを時分割によつて使用するようにな
つている。次に、第4図〜第7図に示すウエイブジエネ
レノータ104を詳細に説明する。 (1)概略動作 第3図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され
ると、キーアサイナ103がこれを検知し、押下された
キーの発音を第0〜第b発音チャンネルCHO〜CHl
5の内の空いているチャンネルに割当てる。 次にキーアサイナ103は、押下されたキーに対応し、
かつ音色レバー101の設定状態に対応する楽音形成用
データ(70W0RD)をROMlO6から読出し、第
4図に示す増分値データメモリ11、初期値データメモ
リ13、セグメントデータメモリ15へ転送する。この
転送が終了すると、次に、発音を割当てたチャンネルの
発音開始を指示するスタートコマンドを出力する。この
スタートコノマンドは、第5図に示すスタートコマンド
レジスタ30に読込まれる。スタートコマンドレジスタ
30にスタートコマンドが読込まれると、次のクロック
パルスINITCLK(第8図参照)の立上り時点から
256μSec(INITCLKの1周・期)の間に、
第4図のメモリ11,13,15内のデータが第6図に
示すエンベロープ演算メモリ5牡位相演算メモリ55、
エンベロープ増分値メモリ66、位相増分値メモリ67
、セグメントカウントメモリ76へ転送される。そ冫し
て、この転送が終了した時点以降楽音波形演算が行われ
る。この楽音波形演算においては、次の3系統の演算が
並列的に行われる。 (1)セグメント演算 この演算は第6図のセグメントカウントメモリ76、そ
の下部の回路および第5図のセグメントメモリ22等に
よつて行われるもので、セグメントカウントメモリ76
内のセグメントデータに基づいて第2図に示すセグメン
ト9〜7の各時間を順次計測し、この計測結果に応じて
、第5図のセグメントメモリ22から現在実行中のセグ
メント番号を逐次出力する。 このメモリ22から出力されるセグメント番号に応じて
前述した第1表および第.2表に示す各増分値データが
選択される。(Ii)エンベロープおよび位相演算この
演算は、前述した第(5)〜第(7)式および第(2)
〜第(4)式の演算であり、第6図に示すエンベロープ
演算メモリ54、位相演算メモリ55、これらのメモリ
54,55の下部に示される回路およびエンベロープ増
分値メモリ66位相増分値メモリ67によつて行なわれ
る。 そして、第(5)〜第(7)式の各演算結果が第6図下
部に示すENVDATAl5〜0として第7図の楽音演
算回路へ逐次供給され、また第(2)〜第(4)式の各
演算結果が第6図下部に示すFREODATAl5〜0
として第7図の楽音演算回路へ逐次供給される。(Ii
i)楽音波形演算 この演算は、前述した第(1)式の演算であり、第7図
に示す楽音演算回路によつて行われる。 この楽音演算回路は、マイクロプログラムメモ1147
内のマイクロ命令に従い、上述したENVDATAl5
〜0およびFREQDATAl5〜0を用いて楽音波形
演算を行なう。次に、楽音の終了は次の様にして行われ
る。キー群102の押下されていたキーが離鍵されると
、キーアサイナ103が、離鍵されたキーの発音割当て
が行われているチャンネルの発音終了を指示するデイケ
イコマンドまたはダンプコマンドを出力する。デイケイ
コマンドは第5図のデイケイコマンドレジスタ38に読
込まれ、またダンプコマンドはダンプコマンドレジスタ
42に読込まれる。デイケイコマンドがキーアサイナ1
03から出力されると、その時の楽音波形演算がセグメ
ント9〜4のどのセグメントにある場合でも、強制的に
セグメント5へ移行され、以後セグメント5〜7の楽音
波形演算が行われる。また、その時の楽音波形演算がセ
グメント5〜7のいずれかにある場合は、そのまま各セ
グメントの波形演算が順次実行される。一方、ダンプコ
マンドがキーアサイナ103から出力された場合は、そ
の時の波形演算がどのセグメントにある場合でも、楽音
が一定のスピードで急速に減衰する。次に、上述した各
動作および各動作に係る構成について説明する。 2)メモリ11,13,15の書込み 第4図において、マスタクロック発生器1は回路各部で
使用される4種類のクロックパルスMCLKl,MCL
K2,MCLK3,INITCLKを発生する回路であ
る。 第8図に、これらのクロックパルスMCLKl〜INI
TCLKの波形および相互関係を示す。マスタカウンタ
2はマスタクロックMCLKlに従つてカウント動作を
行う10ビットのバイナリイカウンタであり、そのカウ
ント出力はアドレス信号1A5〜0、ISA9〜6とし
て出力される。ここで、アドレス信号IA5〜0はカウ
ント出力の第5ビット〜第0ビット(以下6ビット)、
アドレス信号1SA9〜6はカウント出力の第9ビット
〜第6ビット(上位4ビット)である。バイブラインレ
ジスタ3はクロックパルスMCLKlによつてトリガさ
れる、言い換えればクーロツクパルスMCLKlのタイ
ミングで入力データを読込む10ビットのレジスタであ
る。 すなわち、このバイブラインレジスタ3はマスタカウン
タ2の出力をクロックパルスMCLKlの1周期(25
0r1sec:以下この時間をベースクロックタイムと
称する)遅延させて出力する。 このバイブラインレジスタ3の出力は、アドレス信号P
ISA5〜0(下位6ビット)、PIA9〜6(上位4
ビット)として出力される。アドレスレコータバツフア
10は、キーアサイナ103(第3図)から出力されて
アドレスバス17を介して供給されるアドレス信号が一
時記憶される10ビットのレジスタである。増分値デー
タメモリ11は、キーアサイナ103から出力されてデ
ータバス18を介して供給される増分値データ(前記第
1表および第2表参照)が書込まれるメモリであり、第
9図に示すように、チャンネルCHO〜チャンネルCH
l5の各々に対応する記憶エリアを有している。そして
、例えばチャンネルCHOに発音が割当てられた場合は
、第1表および第2表に示す48W0RDの増分値デー
タがキーアサイナ103から出力され、第9図のチャン
ネルCHOに対応するエリア内に書.込まれる。初期値
データメモリ13はキーアサイナ103から出力される
初期値A!NT,ll!NT9l2lNT9ω0INT
9ω11NT9ω2!NTが書込まれるメモリであり、
第10図に示すようにチャンネルCHO〜CHl5の各
々に対応するエリアを有している。セグメントデータメ
モリ15は、キーアサイナ103から出力されるセグメ
ントデータ、すなわちレイトカウントデータRCDO−
RCD7およびエンベロープカウントデータECDO上
CD7が書込まれるメモリであ・り、第11図に示すよ
うに、チャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエ
リアを有している。データセレクタ4,6,8は各々、
入力端子AまたはBのデータの一方を選択的に出力する
回路であり、キーアサイナ103から出力されるメモリ
選択信号MSに応じて上記選択を行う。メモリ選択信号
MSは3ビットの信号であり、その第0ビットがデータ
セレクタ4および図示は省略しているがメモリ11へ供
給され、第1ビットがデータヤレクタ6およびメモl川
3へ、また第2ビットがデータセレクタ8およびメモリ
15へ供給される。そして、上記信号MSの第0ビット
が44F゛になると、データセレクタ4が入力端子Bの
データ(アドレス信号)を選択して出力し、また、メモ
リ11がデータ書込み可能状態となる。信号MSの第1
ビット、第2ビットが各々゜゜1゛になつた場合は、デ
ータセレクタ6,8、メモリ13,15が同様に動作す
る。アドレスバッファ5,7,9はバッファ増幅器であ
り、また、バッファレジスタ12,14,16は各々、
入力されるデータをベースクロックタイム(2500s
ec)遅延させて出力するレジスタである。いま、第3
図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され、こ
のキー操作に応じて、キーアサイナ103が押下キーの
発音を例えばチャンネルCHOに割当てたとする。 この場合、キーアサイナ103は、該押下キーに関する
第1表、第2表の各増分値データを、第9図のチャンネ
ルCHOのエリアの各アドレスを示すアドレス信号と共
に順次出力し、またこの時同時にメモリ選択信号MS“
00F“(第0ビットが゜“1゛)を出力する。キーア
サイナ103から出力されたアドレス信号はアドレスバ
ス17を介してアドレスデコーダバッファ10内に順次
書込まれ、この書込まれたアドレス信号がデータセレク
タ4およびアドレスバッファ5を介してメモリ11へ順
次供給される。これにより、データバス18を介してメ
モリ11へ供給される増分値データが第9図に示すチャ
ンネルCHOに対応するエリア内に順次、図に示す状態
で書込まれる。次に、キーアサイナ103は、同様にし
て初期値データおよびセグメントデータをアドレス信号
およびメモリ選択信号MSと共に順次出力する。これに
より、第10図に示すメモリ13、第11図に示すメモ
リ15のチャンネルCHOに対応する各エリア内に各デ
ータが順次図に示す状態で書込まれる。(3)メモリ1
1,13,15内のデータをメモリ54,55,66,
67,76(第6図)へ転送第12図イ、口は各々クロ
ックパルス MCLKl,INTCLKの波形を示す図、ハ、二は第
4図のマスタカウンタ2から出力されるアドレス信号1
A5〜0およびISA9〜6を示す図、ホ、へは各々第
4図のバイブラインレジスタ3から出力されるアドレス
信号PIA5〜0およびPISA9〜6を示す図である
。 この図に示すように、アドレス信号1A5〜0およびI
SA9〜6は共に、クロックパルスINITCLKの立
上りにおいてROョとなる。また、アドレス信号PIA
5〜0およびPISA9〜6は各々、アドレス信号1A
5〜0およびISA9〜6を1ベースクロックタイム2
50nsec)遅延させた信号となる。第12図卜はチ
ャンネルアドレス信号CI(A3〜0を示す図である。 このチャンネルアドレス信号CHA3〜0は第7図に示
すマイクロプログラムメモリ47から出力される信号=
であり、第12図卜に示すように、アドレス信号1A5
〜0がRO〜3ョの時10J.,r4〜7ョの時RlJ
.,r8〜11jの時R2J・・R6O〜63ョの時R
l5jとなる4ビットの信号である。このチャンネルア
ドレス信号ClIA3〜0の各,値はチャンネルCHO
〜CHl5に対応しており、例えばチャンネルアドレス
信号CHA3〜0がROョの時は、チャンネルCHOの
処理が行われ、また115ョの時はチャンネルCHl5
の処理が行われる。そして、メモリ11,13,15内
のデータをメモリ54〜76へ転送する場合は上記の各
アドレス信号が用いられる。次に、メモリ11,13,
15内の各データの読出しについて説明する。 これらのメモリ11,13,15内の各データは、前述
したデータ書込の場合を除き常時並列に読出されている
。すなわち、前述したデータ書込みの場合以外は、メモ
リ選択信号MSが“0,0,0゛となり、したがつてデ
ータセレクタ4,6,8が各々入力端子Aのデータを出
力する。この結果、マスタカウンタ2から出力されるア
ドレス信号1A5〜0およびISA9〜6がデータセレ
クタ4,6,8、アドレスバッファ5,7,9を介して
メモリ11,13,15の各アドレス端子ADへ供給さ
れ、これにより、メモリ11,13,15内の各データ
が逐次読出される。ただし、メモリ11へ供給されるア
ドレス信号は1A5〜0,ISA9〜6であるがメモリ
13へ供給されるアドレス信号はIM5〜0およびIS
A6(マスタカウンク2の出力の第6ビットの信号)で
あり、またメモI川5へ供給されるアドレス信号はIA
5〜1 (マスタカウンタ2の出力の第1〜第5ビット
の信号)およびISA8〜6(同第6〜第8ビットの信
号)である。次に、各メモリ11,13,15内のデー
タの読出し過程を詳述する。 (1) メモリ11 まず、アドレス信号1A5〜0として ROJ,IsA9〜6としてROJが供給されると、第
9図に示すデータΔ110C0]が読出され(第12図
チ参照入次いでIA5〜0としてRljIsA9〜6と
してROョが供給されると、第9図のデータΔ120〔
1〕が読出され、 、IA5〜0としてR633lsA
9〜6としてROョが供給されると、データΔん〔63
〕が読出される。 すなわち、ISA9〜6がROJの場合は各チャンネル
CHO〜CHl5のセグメント9のエンベロープ増分値
データ(Δ110,Δ戸,ΔAO)が読出される。次に
、ISA9〜6がRlJになると、IA5〜0がRO〜
63Jにわたつて変化する間に、各チャンネルCHO〜
CHl5のセグメント1のエンベロープ増分値データΔ
111〔巾〕,Δ121〔1a〕・・・ΔA1〔63a
〕が読出され(第12図チ参照)、以下同様にして各エ
ンベロープ増分値データが順次読出される。次に、IS
A9〜6力げ8ョ(“1000゛)になると、■A5〜
0がRO〜63Jにわたつて変化する間に各チャンネル
CHO〜CHl5のセグメント9の位相増分値データ(
Δω10,Δωぉ,Δω0。 )が読出され、以下同様に、各位相増分値データが順次
読出される。以上の過程から明らかなように、アドレス
信号1SA8〜6の各値の各々はセグメント9〜7に対
応し、また、アドレス信号1SA9の゛゜0゛,゜゜1
゛は各々第9図に示すエリアEO,Elに対応している
。 そして、上記過程により読出された各データはバツハレ
ジスタ12(第4図)により1ベースクロックタイム遅
延されて出力される。(第12図り参照)。(11)
メモリ13 アドレス信号1SA6が“0゛の場合は、アドレス信号
1A5〜0がRO〜関ョにわたつて変化する間に第10
図に示すデータ111NT
イブジエネレータに関する。 〔従来の技術〕 近年、複数の楽音形成チャンネルと、楽音パラメータ発
生手段とを有し、前記各楽音形成チャンネルにおいて前
記楽音パラメータ発生手段から出力される各チャンネル
ごとの楽音パラメータに基づいて楽音信号をそれぞれ形
成するようにしたウエイブジエネレータが開発されてい
る。 この場合楽音パラメータ発生手段は、各チャンネルにお
いてそれぞれ形成される楽音信号のサンプル点位相を順
次指定するための位相データあるいは楽音信・号の音量
や音色等を順次変化させるためのエンベロープデータを
楽音パラメータとして出力するものである。ところで、
この楽音パラメータ発生手段は、各チャンネルに関する
楽音パラメータ(このパラメータは上述したように時間
的に逐次変化するデータである)を効率よく形成するた
めに、通常は時分割の演算処理によつて各チャンネルに
関する楽音パラメータを算出するようにしているもので
、従来は例えば第19図に示すような構成が採られてい
る。 この第19図において、HDは楽音パラメータを形成す
るための変化分データ(例えば、位相やエンベロープ波
形の増分値を表すデータ)ΔDをクロックパルスφに従
つて各チャンネルごとに時分割で順次発生する変化分デ
ータ発生回路、KAは加算器、SHはチャンネル数と同
数のステージを有するシフトレジスタであり、シフトレ
ジスタSH内に一時記憶された各チャンネルの楽音パラ
メータの現在値がクロックパルスφのタイミングで順次
読み出され、加算器KAにおいて、変化分データ発生回
路HDから発生された変化分データΔDと加算されて楽
音パラメータの新たな現在値が算出され、この新たな楽
音パラメータ(加算結果)が再びシフトレジスタSHに
書き込まれる。 このようにして、加算器KAとシフトレジスタSHとか
らなるアキュムレータにおいて各チャンネルの変化分デ
ータΔDを時分割でそれぞれ繰り返し加算することによ
り、各チャンネルの楽音パラメータが時分割で形成され
る。そして、シフトレジスタSHまたは加算器KAから
出力される楽音パラメータに基づいて各チャンネルの楽
音信号が形成される。〔発明が解決しようとする問題点
〕 ところで、上述した従来の構成には次のような問題があ
る。 すなわち、上記構成においてチャンネル数を減少したい
場合は、シフトレジスタのステージ数を減少する必要が
あるが、このためにはシフトレジスタを少数ステージの
ものに変えるか、または、シフトレジスタの途中のステ
ージから出力を取り出さなければならず、実際上困難が
大きい。そして、このことは、特にチャンネル数の異な
る機種間において回路の共通化ができないという問題を
生じさせる。なお、シフトレジスタのステージ数を変え
ず、空きチャンネルを設けると、時分割の効率が悪くな
る。すなわち、ウエイブジエネレータ内において、空き
チャンネルに対応してなにもしない時間が生じ、無駄で
ある。この発明は、上述した事情に鑑みてなされたその
で、その目的はチャンネル数を容易に変更することがで
きるようにし、これによつてチャンネル数が異なる機種
問における回路の共通化等を可能とする電子楽器用ウエ
イブジエネレータを提供することにある。〔実施例〕 以下、この発明によるウエイブジエネレータの一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。 最初に、この実施例によるウエイブジエネレータにおい
て用いられる楽音波形形成の基本原理について説明する
。まず、このウエイブジエネレータにおいては、y=A
SIN(ω。 t+11SINω1t+I2SINω2t)・・・・・
(1)なる周波数変調演算の式に基づいて、ディジタル
方式によつて楽音波形が形成される。この(1)式にお
いて、Aは楽音波形の振幅を決定する要素であり、ωo
は周波数変調における搬送波の周波数を決定する要素で
あり、また、ω1,ω2および11,12は周波数変調
における変調波の周波数および振幅を決定する要素であ
る。第1図は、上記(1)式に基づいて楽音波形を形成
する場合の基本的回路構成の一例を示す図であり、この
図においてACCl〜ACC3はいずれも累算器である
。 これらの累算器ACCl〜ACC3は各々、各入力端に
供給される位相の増分値Δω1,Δω2,Δωoを一定
周期のクロックパルスに従つて累算し、その累算結果を
順次出力する。サインテーブルSINl,SIN2は共
にサイン波形の各瞬時値を記憶しているメモリであり、
累算器ACCl,ACC2の出力が各々アドレス信号と
して供給されると、同アドレス信号に対応する番地内に
記憶されている瞬時値が読出され乗算回路Ml,M2へ
各々供給される。以上の構成において、例えば累算器A
CClがROョから累算を開始し、そして、オーバフロ
ーするまでの期間で、サインテーブルSINlから丁度
1周期分のサイン波の各瞬時値が順次読出される。 この場合、累算器ACClの累算速度は、クロックパル
スの周波が一定であることから一定であり、したがつて
、位相の増分値Δω1が一定の場合、サインテーブルS
INlから出力されるサイン波の周期は一定となる。言
い換えれば、位相の増分値Δω1の値を変化させること
により、サイ・ンテーブルSINlから出力されるサイ
ン波の周期(周波数)を変化させることができる。例え
ば、位相の増分値Δω1を大とすれば、サイン波の周期
は小となり、また、増分値Δω1を小とすればサイン波
の周期が大となる。また、累算器ACCl〜ACC3に
おいて各々行われる累算を式によつて示すと、ノとなる
。 なお、これらの式においてω1,NT,ω21NT,ω
01NTは各々位相の初期値である。再び第1図に戻る
と、乗算器M1はサインテーブルSINlの出力と、前
記第(1)式における11の値を発生する数値発生回路
11の出力とを乗算するもので、その出力は加算回路A
Uへ供給される。同様に、乗算器M2はサインテーブル
SIN2の出力と、第(1)式における12の値を発生
する数値発生回路12の出力とを乗算し、乗算結果を加
算回路AUへ出力する。加算回路AUは乗算器Ml,M
2、累算器ACC3の各出力を加算し、加算結果をサイ
ンテーブルSIN3へアドレス信号として供給する。サ
インテーブルSIN3は前述したサインテーブルSIN
l,2と同一構成であり、その出力は乗算器M3へ供給
される。乗算器M3はサインテーブルSIN3の出力と
、第(1)式におけるAの値を発生する数値発生回路A
の出力とを乗算し、その乗算結果を出力する。しかして
、以上の説明から明らかなように、第1図に示す各ブロ
ックの出力は各々、第(1)式における次の各要素に対
応している。 すなわち、乗算器M3の出力として第(1)式に示す波
形が得られる。 なお、乗算器M3の出力は当然のことながらディジタル
データである。したがつて、楽音波形を得るには、この
データをD/A.(ディジタル/アナログ)変換器によ
つてアナログ波形とする必要がある。以上、楽音波形形
成回路の基本的構成について述べたが、次に、この実施
例における楽音波形形成の過程を更に詳しく述べる。 この実施例によるウエイブジエネレータは、前記第(1
)式のA9ω09119129ω19ω2の各々を楽音
の発生から停止までの間に適宣変化させ、これにより、
形成される楽音がより自然楽器の楽音に近づくように構
成されている。 すなわち、こ・のウエイブジエネレータにおいては、楽
音波形の振幅エンベロープを例えば第2図に示すものと
すれば、このエンベロープにおける楽音発生時点t1か
ら楽音停止時点しまでの間を8個のセグメント9〜7に
分割し、各セグメント毎に上記A,ω0,11・・・・
・・として別個の値(同じ値の場合もある)を設定し、
この設定された値に基づいて第(1)式の楽音波形を形
成する。またこの場合、各セグメント内においても上記
A,ll,l2の各値が各々変化し、これにより、形成
される楽音波形が各セグメント9〜7に内においても順
次変化するようになつている。そして、各セグメント9
〜7内におけるA,ll,l2の各値の変化は以下の式
に基づいて行なわれる。 なお、これらの式においてΔA,Δ11,Δ12は各々
第(1)式におけるA,ll,l2の増分値、AINT
,lllNT,l2,NTは各々A,ll,l2の初期
値である。 また、セグメント9〜7の各々の時間幅は、後述するセ
グメンデータ、すなわち、レイトカウントデータRCD
O−RCD7およびエンベロープカウントデータECD
O上CD7によつて決定されるようになつている。しか
して、以上述べたことから明らかなように、このウエイ
ブジエネレータにおいては1つの楽音波形(1個のキー
操作によつて発生する楽音波形)を発生するために、次
の各データ(合計70W0RD:1W0RD=16ビッ
ト)を必要とする。 (4)第1表および第2表に示す増分値(48W0RD
) (B)初期値(6W0RD) A!NT9lllNT9l2lNT ωO !NT9ω1 !NT9ω2 !NT(C)セグ
メントデータ(16W0RD)レイトカウントデータR
CDO−RCD7エンベロープカウントデータECDO
上CD7したがつて、このウエイブジエネしノータにお
いては、発生すべき楽音の音色および音高に対応して上
述した(4)〜(C)の各データが予めメモリ内に設定
されており、このメモリ内の各データを読出して楽音の
形成が行われる。 例えば、音色の種類が1喝類、キーの数が44個の電子
オルガンの場合は、上述した各データが44嘲メモリ内
に設定される。以上が、この実施例によるウエイブジエ
ネレータにおいて用いられる楽音波形の基本原理である
。 次に、このウエイブジエネレータを電子オルガンに適用
した場合について詳細に説明する。 第3図は上記電子オルガンの構成を示すブロック図であ
り、この図において符号101は音色を設定するための
音色レバー、102は鍵盤に設けられたキー群である。
音色レバー101は、この実施例においては■個のレバ
ーから構成され、また、各レバーに対応してm個の音色
スイッチが設けられている。そして、各音色スイッチの
出力が各々キーアサイナ103へ供給される。キー群1
02は、この実施例においては44個のキーと各キーに
対応する44個のキースイッチから構成され、各キース
イッチの出力が各々キーアサイナ103へ供給される。
キーアサイナ103は、上述した音色スーfツチの各出
力に基づいて、現在設定されている音色を検出すると共
に、上述したキースイッチの出力に基づいて、新たに押
下されたキー、離鍵されたキーを検出する。そして、新
たに押下されたキーを検出した場合は、同キーの楽音発
生をこの発明によるウエイブジエネレータ104のいず
れかのチャンネル(後述する)に割当て、また、離鍵さ
れたキーを検出した場合は、同キーの発音が割当てられ
ている上記チャンネルに発音停止を指示する。このキー
アサイナ103にはRAM(ランダムアクセスメモリ)
105およびROM(リードオンメモリ)106が各々
接続されている。そして、RArlv4lO5には、チ
ャンネル割当ての際使用される各種データテーブル、デ
ータファイル答が記憶されており、また、ROMlO6
には、音色スイッチの検出、キーの押鍵・゛離鍵の検出
、チャンネル割当て等の際に使用されるプログラムおよ
びウエイブジエネレータ104における楽音波形の際必
要な各種のデータ、すなわち前述した(4)〜(C)の
各データ等が記憶されている。ウエィブジエネレータ1
04は前述した基本原理に基づいて楽音波形を形成する
もので、データボート107および楽音波形形成部10
8から構成されている。 なお、データボート107の詳細を第4図に、楽音波形
形成部108の詳細を第51図〜第7図に示す。このウ
エイブジエネレータ104は、この実施例ては16チャ
ンネル(第0チャンネルCHO〜第15チャンネルCH
l5)の楽音波形演算糸を有し、16の楽音波形を同時
に形成できるようになつている。ただし、楽音波形を前
記(1)式・に基づいて演算する演算部および前述した
りインテーブルは各々1回路であり、これらの演算部お
よびサインテーブルを時分割によつて使用するようにな
つている。次に、第4図〜第7図に示すウエイブジエネ
レノータ104を詳細に説明する。 (1)概略動作 第3図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され
ると、キーアサイナ103がこれを検知し、押下された
キーの発音を第0〜第b発音チャンネルCHO〜CHl
5の内の空いているチャンネルに割当てる。 次にキーアサイナ103は、押下されたキーに対応し、
かつ音色レバー101の設定状態に対応する楽音形成用
データ(70W0RD)をROMlO6から読出し、第
4図に示す増分値データメモリ11、初期値データメモ
リ13、セグメントデータメモリ15へ転送する。この
転送が終了すると、次に、発音を割当てたチャンネルの
発音開始を指示するスタートコマンドを出力する。この
スタートコノマンドは、第5図に示すスタートコマンド
レジスタ30に読込まれる。スタートコマンドレジスタ
30にスタートコマンドが読込まれると、次のクロック
パルスINITCLK(第8図参照)の立上り時点から
256μSec(INITCLKの1周・期)の間に、
第4図のメモリ11,13,15内のデータが第6図に
示すエンベロープ演算メモリ5牡位相演算メモリ55、
エンベロープ増分値メモリ66、位相増分値メモリ67
、セグメントカウントメモリ76へ転送される。そ冫し
て、この転送が終了した時点以降楽音波形演算が行われ
る。この楽音波形演算においては、次の3系統の演算が
並列的に行われる。 (1)セグメント演算 この演算は第6図のセグメントカウントメモリ76、そ
の下部の回路および第5図のセグメントメモリ22等に
よつて行われるもので、セグメントカウントメモリ76
内のセグメントデータに基づいて第2図に示すセグメン
ト9〜7の各時間を順次計測し、この計測結果に応じて
、第5図のセグメントメモリ22から現在実行中のセグ
メント番号を逐次出力する。 このメモリ22から出力されるセグメント番号に応じて
前述した第1表および第.2表に示す各増分値データが
選択される。(Ii)エンベロープおよび位相演算この
演算は、前述した第(5)〜第(7)式および第(2)
〜第(4)式の演算であり、第6図に示すエンベロープ
演算メモリ54、位相演算メモリ55、これらのメモリ
54,55の下部に示される回路およびエンベロープ増
分値メモリ66位相増分値メモリ67によつて行なわれ
る。 そして、第(5)〜第(7)式の各演算結果が第6図下
部に示すENVDATAl5〜0として第7図の楽音演
算回路へ逐次供給され、また第(2)〜第(4)式の各
演算結果が第6図下部に示すFREODATAl5〜0
として第7図の楽音演算回路へ逐次供給される。(Ii
i)楽音波形演算 この演算は、前述した第(1)式の演算であり、第7図
に示す楽音演算回路によつて行われる。 この楽音演算回路は、マイクロプログラムメモ1147
内のマイクロ命令に従い、上述したENVDATAl5
〜0およびFREQDATAl5〜0を用いて楽音波形
演算を行なう。次に、楽音の終了は次の様にして行われ
る。キー群102の押下されていたキーが離鍵されると
、キーアサイナ103が、離鍵されたキーの発音割当て
が行われているチャンネルの発音終了を指示するデイケ
イコマンドまたはダンプコマンドを出力する。デイケイ
コマンドは第5図のデイケイコマンドレジスタ38に読
込まれ、またダンプコマンドはダンプコマンドレジスタ
42に読込まれる。デイケイコマンドがキーアサイナ1
03から出力されると、その時の楽音波形演算がセグメ
ント9〜4のどのセグメントにある場合でも、強制的に
セグメント5へ移行され、以後セグメント5〜7の楽音
波形演算が行われる。また、その時の楽音波形演算がセ
グメント5〜7のいずれかにある場合は、そのまま各セ
グメントの波形演算が順次実行される。一方、ダンプコ
マンドがキーアサイナ103から出力された場合は、そ
の時の波形演算がどのセグメントにある場合でも、楽音
が一定のスピードで急速に減衰する。次に、上述した各
動作および各動作に係る構成について説明する。 2)メモリ11,13,15の書込み 第4図において、マスタクロック発生器1は回路各部で
使用される4種類のクロックパルスMCLKl,MCL
K2,MCLK3,INITCLKを発生する回路であ
る。 第8図に、これらのクロックパルスMCLKl〜INI
TCLKの波形および相互関係を示す。マスタカウンタ
2はマスタクロックMCLKlに従つてカウント動作を
行う10ビットのバイナリイカウンタであり、そのカウ
ント出力はアドレス信号1A5〜0、ISA9〜6とし
て出力される。ここで、アドレス信号IA5〜0はカウ
ント出力の第5ビット〜第0ビット(以下6ビット)、
アドレス信号1SA9〜6はカウント出力の第9ビット
〜第6ビット(上位4ビット)である。バイブラインレ
ジスタ3はクロックパルスMCLKlによつてトリガさ
れる、言い換えればクーロツクパルスMCLKlのタイ
ミングで入力データを読込む10ビットのレジスタであ
る。 すなわち、このバイブラインレジスタ3はマスタカウン
タ2の出力をクロックパルスMCLKlの1周期(25
0r1sec:以下この時間をベースクロックタイムと
称する)遅延させて出力する。 このバイブラインレジスタ3の出力は、アドレス信号P
ISA5〜0(下位6ビット)、PIA9〜6(上位4
ビット)として出力される。アドレスレコータバツフア
10は、キーアサイナ103(第3図)から出力されて
アドレスバス17を介して供給されるアドレス信号が一
時記憶される10ビットのレジスタである。増分値デー
タメモリ11は、キーアサイナ103から出力されてデ
ータバス18を介して供給される増分値データ(前記第
1表および第2表参照)が書込まれるメモリであり、第
9図に示すように、チャンネルCHO〜チャンネルCH
l5の各々に対応する記憶エリアを有している。そして
、例えばチャンネルCHOに発音が割当てられた場合は
、第1表および第2表に示す48W0RDの増分値デー
タがキーアサイナ103から出力され、第9図のチャン
ネルCHOに対応するエリア内に書.込まれる。初期値
データメモリ13はキーアサイナ103から出力される
初期値A!NT,ll!NT9l2lNT9ω0INT
9ω11NT9ω2!NTが書込まれるメモリであり、
第10図に示すようにチャンネルCHO〜CHl5の各
々に対応するエリアを有している。セグメントデータメ
モリ15は、キーアサイナ103から出力されるセグメ
ントデータ、すなわちレイトカウントデータRCDO−
RCD7およびエンベロープカウントデータECDO上
CD7が書込まれるメモリであ・り、第11図に示すよ
うに、チャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエ
リアを有している。データセレクタ4,6,8は各々、
入力端子AまたはBのデータの一方を選択的に出力する
回路であり、キーアサイナ103から出力されるメモリ
選択信号MSに応じて上記選択を行う。メモリ選択信号
MSは3ビットの信号であり、その第0ビットがデータ
セレクタ4および図示は省略しているがメモリ11へ供
給され、第1ビットがデータヤレクタ6およびメモl川
3へ、また第2ビットがデータセレクタ8およびメモリ
15へ供給される。そして、上記信号MSの第0ビット
が44F゛になると、データセレクタ4が入力端子Bの
データ(アドレス信号)を選択して出力し、また、メモ
リ11がデータ書込み可能状態となる。信号MSの第1
ビット、第2ビットが各々゜゜1゛になつた場合は、デ
ータセレクタ6,8、メモリ13,15が同様に動作す
る。アドレスバッファ5,7,9はバッファ増幅器であ
り、また、バッファレジスタ12,14,16は各々、
入力されるデータをベースクロックタイム(2500s
ec)遅延させて出力するレジスタである。いま、第3
図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され、こ
のキー操作に応じて、キーアサイナ103が押下キーの
発音を例えばチャンネルCHOに割当てたとする。 この場合、キーアサイナ103は、該押下キーに関する
第1表、第2表の各増分値データを、第9図のチャンネ
ルCHOのエリアの各アドレスを示すアドレス信号と共
に順次出力し、またこの時同時にメモリ選択信号MS“
00F“(第0ビットが゜“1゛)を出力する。キーア
サイナ103から出力されたアドレス信号はアドレスバ
ス17を介してアドレスデコーダバッファ10内に順次
書込まれ、この書込まれたアドレス信号がデータセレク
タ4およびアドレスバッファ5を介してメモリ11へ順
次供給される。これにより、データバス18を介してメ
モリ11へ供給される増分値データが第9図に示すチャ
ンネルCHOに対応するエリア内に順次、図に示す状態
で書込まれる。次に、キーアサイナ103は、同様にし
て初期値データおよびセグメントデータをアドレス信号
およびメモリ選択信号MSと共に順次出力する。これに
より、第10図に示すメモリ13、第11図に示すメモ
リ15のチャンネルCHOに対応する各エリア内に各デ
ータが順次図に示す状態で書込まれる。(3)メモリ1
1,13,15内のデータをメモリ54,55,66,
67,76(第6図)へ転送第12図イ、口は各々クロ
ックパルス MCLKl,INTCLKの波形を示す図、ハ、二は第
4図のマスタカウンタ2から出力されるアドレス信号1
A5〜0およびISA9〜6を示す図、ホ、へは各々第
4図のバイブラインレジスタ3から出力されるアドレス
信号PIA5〜0およびPISA9〜6を示す図である
。 この図に示すように、アドレス信号1A5〜0およびI
SA9〜6は共に、クロックパルスINITCLKの立
上りにおいてROョとなる。また、アドレス信号PIA
5〜0およびPISA9〜6は各々、アドレス信号1A
5〜0およびISA9〜6を1ベースクロックタイム2
50nsec)遅延させた信号となる。第12図卜はチ
ャンネルアドレス信号CI(A3〜0を示す図である。 このチャンネルアドレス信号CHA3〜0は第7図に示
すマイクロプログラムメモリ47から出力される信号=
であり、第12図卜に示すように、アドレス信号1A5
〜0がRO〜3ョの時10J.,r4〜7ョの時RlJ
.,r8〜11jの時R2J・・R6O〜63ョの時R
l5jとなる4ビットの信号である。このチャンネルア
ドレス信号ClIA3〜0の各,値はチャンネルCHO
〜CHl5に対応しており、例えばチャンネルアドレス
信号CHA3〜0がROョの時は、チャンネルCHOの
処理が行われ、また115ョの時はチャンネルCHl5
の処理が行われる。そして、メモリ11,13,15内
のデータをメモリ54〜76へ転送する場合は上記の各
アドレス信号が用いられる。次に、メモリ11,13,
15内の各データの読出しについて説明する。 これらのメモリ11,13,15内の各データは、前述
したデータ書込の場合を除き常時並列に読出されている
。すなわち、前述したデータ書込みの場合以外は、メモ
リ選択信号MSが“0,0,0゛となり、したがつてデ
ータセレクタ4,6,8が各々入力端子Aのデータを出
力する。この結果、マスタカウンタ2から出力されるア
ドレス信号1A5〜0およびISA9〜6がデータセレ
クタ4,6,8、アドレスバッファ5,7,9を介して
メモリ11,13,15の各アドレス端子ADへ供給さ
れ、これにより、メモリ11,13,15内の各データ
が逐次読出される。ただし、メモリ11へ供給されるア
ドレス信号は1A5〜0,ISA9〜6であるがメモリ
13へ供給されるアドレス信号はIM5〜0およびIS
A6(マスタカウンク2の出力の第6ビットの信号)で
あり、またメモI川5へ供給されるアドレス信号はIA
5〜1 (マスタカウンタ2の出力の第1〜第5ビット
の信号)およびISA8〜6(同第6〜第8ビットの信
号)である。次に、各メモリ11,13,15内のデー
タの読出し過程を詳述する。 (1) メモリ11 まず、アドレス信号1A5〜0として ROJ,IsA9〜6としてROJが供給されると、第
9図に示すデータΔ110C0]が読出され(第12図
チ参照入次いでIA5〜0としてRljIsA9〜6と
してROョが供給されると、第9図のデータΔ120〔
1〕が読出され、 、IA5〜0としてR633lsA
9〜6としてROョが供給されると、データΔん〔63
〕が読出される。 すなわち、ISA9〜6がROJの場合は各チャンネル
CHO〜CHl5のセグメント9のエンベロープ増分値
データ(Δ110,Δ戸,ΔAO)が読出される。次に
、ISA9〜6がRlJになると、IA5〜0がRO〜
63Jにわたつて変化する間に、各チャンネルCHO〜
CHl5のセグメント1のエンベロープ増分値データΔ
111〔巾〕,Δ121〔1a〕・・・ΔA1〔63a
〕が読出され(第12図チ参照)、以下同様にして各エ
ンベロープ増分値データが順次読出される。次に、IS
A9〜6力げ8ョ(“1000゛)になると、■A5〜
0がRO〜63Jにわたつて変化する間に各チャンネル
CHO〜CHl5のセグメント9の位相増分値データ(
Δω10,Δωぉ,Δω0。 )が読出され、以下同様に、各位相増分値データが順次
読出される。以上の過程から明らかなように、アドレス
信号1SA8〜6の各値の各々はセグメント9〜7に対
応し、また、アドレス信号1SA9の゛゜0゛,゜゜1
゛は各々第9図に示すエリアEO,Elに対応している
。 そして、上記過程により読出された各データはバツハレ
ジスタ12(第4図)により1ベースクロックタイム遅
延されて出力される。(第12図り参照)。(11)
メモリ13 アドレス信号1SA6が“0゛の場合は、アドレス信号
1A5〜0がRO〜関ョにわたつて変化する間に第10
図に示すデータ111NT
〔0〕〜Aぃェ〔B〕(エン
ベロープ初期値データ)が読出され、アドレス信号1S
A6が“1゛の場合は、アドレス信号1A5〜0がRO
〜63ョにわたつて変化する間に、第10図のデータω
10NTC1〕〜ω00NT〔63a〕(位相初期値デ
ータ)が読出される(第12図チ参照)。 そして、読出された各データはバッファレジスタ14に
よつて1ベースクロックタイム遅延されて出力される(
第12図リ参照)。(IiOメモリ15 アドレス信号1SA8〜6がROョの場合は、アドレス
信号1A5〜1がRO〜31Jにわたつて変化する間に
第11図に示すデータRCDO(イ)〕〜ECDO〔3
1〕が読出され、アドレス信号1SA8〜6が11ョの
場合は、アドレス信号1A5〜1が10〜31Jにわた
つて変化する間に第11図のデータRCDl.〔1〕〜
ECDl〔31a〕が読出され、以下、同様にして各セ
グメントデータが順次読出される(第12図ヌ参照)。 すなわち、メモリ15の読出しは2ベースクロックタイ
ム毎に行われ、また、アドレス信号1SA8〜6の各値
.は各々セグメント9〜7に対応している。そして、メ
モリ15から読出された各データはバッファレジスタ1
6によつてベースクロックタイム遅延されて出力される
(第12図ル参照)。次に、メモリ11,13,15内
のデータがメモリ54,55,66,67,76へ転送
される過程を説明する。 いま、キーアサイナ103が押下キーの発音をチャンネ
ルCHOに割当てたとする。この場合、前述したように
、キー・アサイナ103が発音すべき楽音の音高および
音色に対応する各種データを出力してメモリ11,13
,15のチャンネルCHOに対応するエリアに書込み、
次いでスタートコマンド゜゜00・・・0r′(16ビ
ット)を出力する。このスタートコマンドにおける第0
ビットの6′r゛がチャンネルCHOのスタートを指示
している。このスタートコマンドが出力されると、以後
、第9図に示すメモリ11のエリアEOの内のチャンネ
ルCHOに対応する各エンベロープ増分値データが各々
第6図のエンベロープ増分値メモリ66へ転送され、ま
た、エリアE1内のチャンネルCHOに対応する各位相
増分値データが各々第6図の位相増分値メモリ67へ転
送され、また、第10図に示すメモリ13内のチャンネ
ルCHOに対応する各エンベロープ初期値データ(11
1N,,12,NT,AINT)がエンベロープ演算メ
モリ54へ、各位相初期値データ(ω1、T,ω2!N
T,ω01NT)が位相演算メモリ55へ各々転送され
、また、第11図に示すメモリ15のチャンネルCHO
に対応する各セグメントデータがセグメントカウントメ
モリ76へ転送される。以下、上記動作について詳述す
る。前述したスタートコマンド“゜00・・・0丁゛が
キーアサイナ103から出力されると、このスタートコ
マンドがデータバス18を介して第5図のスタートコマ
ンドレジスタ30(16ビット)に読込まれる。次に、
クロックパルスINITCLKが立上ると、この立上り
時点においてスタートコマンドレジスタ30の出力デー
タがイニツトレジスタ31内に読込まれ、この読込まれ
たデータがイニツトマルチプレクサ34へ供給される。
イニツトマルチプレクサ34は、チャンネルアドレス信
号CHA8〜0(第12図卜)が10ョの時人力データ
の第0ビットの信号を出力し、以下、CHA3〜0が1
1ョ〜Rl5jの時各々入力データの第1ビット〜第1
5ビットの信号を出力する(並直変換を行う)。すなわ
ち、イニツトレジスタ31に読込まれたデータ(スター
トコマンド)が6400・・・0F′の場合、イニツト
マルチプレクサ34の出力信号1NIT一1は第12図
オの波形となる。この信号1NIT一1のパルス幅1μ
Secであり、また、第13図口に示すように、クロッ
クパルスINICLK(第7313図イ)の1周期(2
56μSec)間に1咽発生する。そして、この信号1
NIT−1が16回発生する際にメモリ54〜76のデ
ータ書込みが行われる。この信号1NIT−1はフリツ
プフロツプ37(第5図)のセット入力端子9へ供給さ
れる。フリップフロップ37はクロックパルスMCLK
lによつてトリガされるもので、信号1NIT−1が1
ベースクロックタイム遅延させ、信号1NIT(第12
図ワ)として出力する。そして、上記信号1NIT−1
およびINITに基づいて、以下の過程でメモリ54〜
76のデータ書込みが行われる。(1)メモリ66,6
7(第6図) これらのメモリ66,67は各々、第9図1のエリアE
O,Elと同一容量のメモリであり、アドレス信号PI
A5〜0(第4図、第12図ホ参照)が下位アドレスと
して供給され、また、アドレス信号PSA8〜6が上位
アドレスとして供給されている。 1ここで、アドレス信号PSA8〜6につ
いて説明する。第5図に示すセレクタレジスタ21は、
信号1NIT−1が゜゜0゛の時人力端子Aへ供給され
ているメモリ22の出力データをクロックパルスMCL
Klのタイミングで2読込み、また、信号1NIT−1
が“1゛の時は入力端子Bへ供給されているアドレス信
号ISA9〜6(第12図ニ)をクロックパルスMCL
Klのタイミングで読込む。そして、読込んだ信号をア
ドレス信号P号A9〜6とし4て出力する。すなわち、
信号1NIT−1が“1゛になると、アドレス信号1S
A9〜6がセレクタレジスタ21において1ベースクロ
ックタイム遅延され(したがつてアドレス信号PISA
9〜6と同一の信号となり)、アドレス信号PSA9〜
6として出力される。メモリ66,67へ上位アドレス
として供給されるアドレス信号PSA8〜6は上述した
アドレス信号PSA9〜6の下位3ビットである。次に
、メモリ66,67の各リード/ライ.卜端子R/Wに
は各々アンドゲート66,69の出力が供給されている
。 また、アンドゲート68,69の各第1入力端へは信号 INITが供給され、アンドゲート68の第2入力端へ
はアドレス信号PSA9がインバータ70を介して供給
され、アンドゲート69の第2入力端へはアドレス信号
PSA9が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PSA9は、アドレス信号1SA
9がセレクタレジスタ21(第5図)によつて1ベース
クロックタイム遅延された信号であり(但し、信号IN
IT−1が“゜1゛の場合)、したがつて、アト[ノス
信号PSA9が“0゛の時は第4図のバッファレジスタ
12から第9図のエリアEO内のデータが出力され、ま
た、アドレス信号PSA9が“1゛の時は、第4図のバ
ッファレジスタ12から第9図のエリアE1内のデータ
が出力される。 さて、クロックパルスINITCLKが″F′信号に立
上り、次いで第12図ワに符号P1にて示す信号1NI
Tが出力されると、この時点で信号PSA9が“0゛で
あるところから同信号1NITがアンドゲート68を介
してメモリ66のリード/ライト端子R/Wへ供給され
る。 この時、第12図りに示すように、第4図のバッファレ
ジスタ12からはチャンネルCHOの、かつセグメント
9のエンベロープ増分値データ(Δ110,Δ120,
ΔAO:第9図)が順次出力され、メモリ66(第6図
)のデータ入力端へ供給されている。したがつて、符号
P1て示す信号1NITが出力されると、上記のエンベ
ロープ増分値データがメモリ66内に書込まれる。次に
、第12図ワに符号P2にて示す信号1NITが出力さ
れると、チャンネルCHOの、かつセグメント9のエン
ベロープ増分値データ(Δ111,ΔIセ,,ΔA1)
がメモリ66に順次書込まれ、以下、信号1NITが゜
“1゛信号になる毎に、チャンネルCHOのセグメント
2,3・・・7の各エンベロープ増分値データが順次メ
モリ66内に書込まれる。次に第9図のエリアEI内の
データがバッファレジスタ12(第4図)から順次出力
される時は、前述したようにアドレス信号PSA9が゜
“1゛となり、したがつて、アンドゲート69が開状態
となり、信号INITがメモリ67のリード/ライト端
子R/Wへ供給される。この結果、以後信号INITが
出力される毎に、チャンネルCHOのセグメント9〜7
の各位相増分値データ(Δω109Δω209Δωo−
0ゞΔω179Δω219Δω0−7:第9図)が順次
メモリ67内に書込まれる。 (Ii) メモリ54,55 第4図のバッファレジスタ14から出力された初期値デ
ータは第6図に示すセレクタレジスタ51,52の各入
力端子Aへ供給される。 セレクタレジスタ51,52は各々、アンドゲート51
a,52aの出力が4“1゛の時人力端子Aのデータを
クロックパルスMCLK3(第8図参照)のタイミング
で読込み、アンドゲート51a,52aの出力が゜゛0
゛の時は、入力端子BのデータをクロックパルスMCL
K3のタイミングで読込む。 アンドゲート51a,52aの各第1入力端へは信号1
NITが供給され、またアンドゲート51aの第2入力
端へはアドレス信号PISA6がインバータ50を介し
て供給され、アンドゲート52aの第2入力端へはアド
レス信号PISA6が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PISA6が6′0るの時は、第
10図に示すエンベロープ初期値データ(111NT9
121NT9AINT9)が第4図のバッファレジスタ
14から出力され、アドレス信号PISA6が゜“1゛
の時は第10図の位相初期値データ(ω11NT9ω2
!NT?ω0INT)がバッファレジスタ14から出力
される。メモリ54,55は、第14図に示すようにチ
ャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエリアを有
し、また、エリアが各々4記憶スロット(1スロツトニ
20ビット)から構成されている。この場合、各エリア
内の4つのスロットがアドレス信号円Al,Oによつて
アドレスされ、また各エリアがアドレス信号PIA.5
〜2によつてアドレスされる。そして、これらのメモリ
54,55はセレクタレジスタ51,52の出力をクロ
ックパルスMCLKlの立上りのタイミングで読込む。
しかして、第12図ワに符号P1にて示す.信号1NI
Tが出力されると、この信号1NITのタイミングにお
いてアドレス信号PISA6が゜゜0゛であることから
、信号1NITがアンドゲート51aを介してセレクタ
レジスタ51へ供給される。 この結果、上述した信号1NIT・のタイミングにおい
てバッファレジスタ14(第4図)から出力されるチャ
ンネルCHOのエンベロープ初期値データ(111NT
912!NT9AINT)(第12図り参照)が順次セ
レクタレジスタ51に読込まれ、次いで読込まれた各初
期値データがメモリ54のチャンネルCHOに対応する
エリア内に順次読込まれる。次に、第12図ワに符号P
2にて示す信号INITが出力されると、この時アドレ
ス信号PISA6が“゜1゛であることから、同信号I
NITがアンドゲート52aを介してセレクタレジスタ
52へ供給される。 この結果、上述した信号1NITタイミングにおいてバ
ッファレジスタ14から出力されるチャンネルCHOの
位相初期値データ(ω11NT,ω21NT,ω0,N
T)が順次セレクタレジスタ52に読込まれ、次いで読
込まれた各初期値データがメモリ55のチャンネルCH
Oに対応するエリア内に順次読込まれる。 以下、信号1NITが出力される毎に上記と全く同じ動
作が繰返される。 11i) メモリ76 第4図のバッファレジスタ16から出力されたセグメン
トデータは第6図のセレクタレジスタ75の入力端子A
へ供給される。 セレクタレジスタ75は、上述したセレクタレジスタ5
1,52と同一構成であり、信号INIT″F1の時ク
ロツツクパルスMCLK3のタイミングで入力端子Aの
データを読込み、信号1NITが“゜0゛の時は入力端
子Bのデータを読込む、セグメントカウントメモリ76
は、第11図に示すメモリ15と同一構成のメモリであ
り、アドレス信号PIA5〜1が下位アドレスとして供
給され、アドレス信号PSM8〜6が上位アドレスとし
て供給され、クロックパルスMCLKlの立上りのタイ
ミングで入力データを読込む。 しかして、第12図ワの符号P1て示す信号1NITが
出力されると、この時点でバッファレジスタ16(第4
図)から出力されるチヤンネノ顎HOの、かつセグメン
ト9のセグメントデータ(レイトカウントデータRCD
OおよびエンベロープカウントデータECDO)セレク
タレジスタ75に順次読込まれ、次いで、読込まれたデ
ータがセグメントカウンタメモリ76内に順次読込まれ
る。 以下、信号INITが出力される毎にチャンネルCHO
のセグメント9〜7の各セグメントテータが順次メモリ
76内に読込まれる。(4)セグメント演算 上述したメモリ54〜76へのデータ転送は、第12図
に示すクロックパルスINITCLKの1周期間(25
6μSec)において行われる。 そして、次にクロックパルスINITCLKが″R9に
立上ると、第5図に示すイニツトレジスタ31内のデー
タ“600・・・01゛3がランレジスタ32内に読込
まれる。このランレジスタ32の16の各ビット出力は
各々インバーク36によつて反転され、イニツトレジス
タ31、スタートコマンドレジスタ30の各ビットリセ
ット端子へ各々供給される。これにより、ランレジスタ
32の゜“1゛のビットに対応するレジスタ30,31
のビットがリセットされる。また、インバータ36の出
力(16ビット)の内の゜゜0゛信号は、スタートコマ
ンドレジスタ30の対応するビットの入力を禁止する。
また、ランレジスタ32の出力はランマルチプレクサ3
5へ供給される。 ランマルチプレクサ35はチャンネルアドレス信号CH
A3〜0がROJの時ランレジスタ32の第0ビットの
信号を出力し、CHA3〜0が11Jの時ラン1ノジス
タ32の第1ビットの信号を出力し、、CHA3〜0が
Rl5jの時ランレジスタ32の第15ビットの信号を
出力する(並直変換を行う)。このランマルチプレクサ
35の出力は、信号RUN−1としてフリップフロップ
37のリセット端子Rへ供給される。フリップフロップ
37は、信号RUN−1を1ベースクロックタイム遅延
させ、信号R[JNとして出力する。なお第13図ハに
信号RUN−1の波形を示す。これらの信号RUN−1
およびRUNが出力されると、当該チャンネル(第13
図の例の場合、チャンネルCHO)のセグメント演算、
エンベロープおよび位相演算、楽音波形演算が行われ、
これにより楽音が形成される。また、ランレジスタ32
の出力はバスドライバ33、データバス18を介してキ
ーアサイナ103(第3図)へ供給される。 このランレジスタ32の“゜1゛のビットは楽音形成が
終了した時リセットされ、したがつてランレジスタ32
の出力は現在楽音形成が行われているチャンネルを示し
ている。キーアサイナ103は、このランレジスタ32
の出力によつて、現在どのチャンネルにおいて楽音形成
が行われているかを検知する。次に、セグメント演算に
ついて説明する。 まず、第5図のセグメントメモリ22は、チャンネルC
HO〜CHl5に各々対応する第0〜第15記憶スロッ
ト(1スロツトニ4ビット)を有し、チャンネルアドレ
ス信号O仏3〜0(第15図ハ参照)がアドレス端子A
Dへ供給され、また、アドレ妥信号1A5〜0の第1ビ
ットの信号1A1がリード/ライト端子R/Wへ供給さ
れている。このセグメントメモリ22の第0〜第お記憶
スロット内のデータは各々、チャンネルCHO〜CHl
5において現在実行中のセグメントの番号を示している
。例えば第0〜第3記憶スロット内のデータが各々R3
ョ,02J,r5Jであつた場合は、現在チャンネルC
HO〜CH3の各々においてセグメント3,2,5の楽
音形成が行われていることを示している。このセグメン
トメモリ22から読出されたデータはセレクタレジスタ
21によつて1ベースクロックタイム遅延され、アドレ
ス信号PSA9〜6として出力される。そして、このア
ドレス信号PSA9〜6の下位3ビットPSA8〜6が
セグメントカウントメモリ76(第6図)のアドレス端
子AD2へ供給される。なお、このセグメントメモリ2
2は初期リセットされる。いま、チャンネルCHOに発
音割当てが行われ、次いでセグメントカウントメモリ7
6のチャンネルCHOに対応するエリアの書込みが終了
した時点においては、セグメントメモリ22のチャンネ
ルCHOに対応する第0記憶スロット内のデータがRO
Jとなつている。 したがつて、信号RUN−1(第15図ニ)が“1゛に
立上り、次いで信号RUN(第15図ホ)が゜“1゛と
なつた時点において、アドレス信号PSA8〜6はRO
ョであり、このデータ10ョがセグメントカウントメモ
リ76のアドレス端子AD2へ供給される。また、同メ
モリ76のアドレス端子ADlへは、アドレス信号PI
A5〜1 (第15図へ)が供給される。この結果、ア
ドレス信号PIA5〜1がROョの時はセグメントカウ
ントメモリ76からチャンネルCHOでかつセグメント
9に対応するレートカウントデータRCDOが読み出さ
れ、また、アドレス信号PlA5〜1がRlJの時はセ
グメントカウンタメモリ76からチャンネルCHOでか
つセグメント9に対応するエンベロープカウントデータ
ECDOが読出され(第15図り参照)、分配回路77
へ供給される。分配回路77は、入力データを信号PI
Alに応じて出力端子AまたはBから出力する回路であ
る。セグメントカウンタメモリ76からデータRCDO
が読出された時点において、信号PIAl(第15図卜
)は゜“0゛5にあり、この結果、データRCDOは分
配回路77の出力端子Bから出力される。ここで、下記
の説明を分かりやすくするために、レートカウントデー
タRCDおよびエンベロープカウントデータECDのデ
ータ内容およびこれらデータRCD,ECDの処理の概
要について説明する。 まず、エンベロープカウントデータECDは、例えば第
3表に示すような16ビットの数値データである。 第3表に示すようなエンベロープカウントデータECD
の初期値から各セグメントにおいてそれ.ぞれ所定の周
期でr1ョを繰返し減算し、その減算結果が10ョにな
つたとき当該セグメントが終了して次のセグメントに移
る。 例えば、セグメント6に関するデータECDは、初期値
Rl68Jから所定周期でRl67J,rl66ョ・J
1ョと順次RlJ・ずつ減少し、そしてデータECDが
ROjになると、セグメント9が終了する。また、レイ
トカウントデータRCDは、例えば第4表に示すような
16ビットのデータであるが、その下位7ビットは上述
したエンベロープカウントデータECDからRlJを繰
返し減算する周期を示す数値データであり、また、第7
ビットはHOLD信号となつており、さらに、上位8ビ
ットは下位7ビットで表わされる数値からRlJを順次
減算した時の減算結果を示すデータとなつている。 この場合、HOLD信号とは楽音を同一状態で持続させ
るための制御信号てあり、持続系の楽音(オルガン音等
)の場合に、レートカウントデーL夕RCD,(セグメ
ント4に対応するレートカウントデータ)のHOLD信
号が゜゜1゛となる。なお、HOLD信号が“1゛とな
るのはこの場合だけである。このレイトカウントデータ
RCDの上位8ビットには、最初下位7ビットの数値デ
ータがそのまま移され、その後この数値から一定タイミ
ングで1しを順次減算した値を示すデータとなる。 例えば、セグメント9では、データRCDの下位7ビッ
トのデータR2Lであるから上位8ビットのデータはR
2し,120ョ,119ョ・Jしを順次変化することに
なる。データRCDの上位8ビットのデータがROョに
なると、このとき再び下位7ビットの数値データがその
まま上位8ビットに移されるとともに、このタイミング
でエンベロープカウントデータECD(17)11..
減算が実行され、以後これを繰返すようになつている。
このように、エンベロープカウントデータECDとレー
トカウントデータRCDとによつて各セグメントの時間
を決定することにより、全体として少ないビット数で各
セグメントの長さを細かく任意に設定できる。なお、以
下の説明では、上記各データECDおよびRCDを2″
コンプリメントのデータとしているので、r1ョの減算
はRlJの加算によつて行なわれる。さて、分配回路7
7の出力端子Bから出力されたレートカウントデータR
CDOの上位8ビットはデータセレクタ80の入力端子
Aへ印加され、下位7ヒットはデータセレクタ80の入
力端子Bへ印加される。 また、同セレクタ80の入力端子Bの第7ビットにぱ゜
0゛が印加されている。データセレクタ80は、入力端
子Aへ供給されるデータの各ビットのノアをとるノア回
路83の出力が゜゜1゛の時人力端子Bのデータを出力
し、゜“0゛の時人力端子Aのデータを出力する。この
場合、レートカウントデータRCDOの上位8ビットは
全で“0゛であることから、同データRCDOの下位7
ビットに′40″を加えた8ビットのデータがデータセ
レクタ80から出力され、アダー81の入力端子Aへ供
給される。アダー81はデータセレクタ80の出力とオ
アゲート84の出力(“1゛または“0゛)とを加算す
る。オアゲート84の第1入力端へはインバータ72の
出力が供給され、インバータ72の入力端へは分配回路
77の出力端子Bから出力されるデータRCDの第7ビ
ット、すなわち、HOLD信号が供給されている。また
、オアゲート84の第2入力端へは後述するデイケイリ
クエスト信号DEQが供給されている。したがつて、H
OLD信号が″0″の時は、インバータ72の出力が“
゜1゛となり、この゜“1゛がオアゲート84を介して
アダー81の入力端子Bへ供給される。この結果、デー
タセレクタ80の出力データにアダー81によつて11
Jが加算され、この加算結果がデータセレクタ73の入
力端子Bの上位8ビットへ供給される。また、このデー
タセレクタ73の入力端子Bの下位8ビットには分配回
路77から出力されたレートカウントデータRCDOの
下位8ビットが供給される。データセレクタ73はアド
レス信号PIAl(第15図卜)が“゜0゛の時人力端
子Bのデータを出力し、“゜1゛の場合入力端子Aのデ
ータを出力する。したがつて、この場合入力端子Bのデ
ータがデータセレクタ73から出力され、セレクタレジ
スタ75へ供給される。そして、このデータがクロック
パルスMCLK3のタイミングで同レジスタ75に読込
まれ、次いでクロックパルスMCLKlのタイミングで
セグメントカウントメモリ76に読込まれる。このよう
に、第15図りに示す時間匡。 。のタイミングにおいて、まずデータRCDOが読出さ
れ、読出されたデータRCDOにRlJが加算され(1
1Jが減算され)、次いで、この加算後のデータを上位
8ビットとし、加算前のデータRCDOを下位8ビット
とするデータが再びメモリ76内のデータRCDOの位
置に書込まれる。次に、第15図りに示す時間T。 lのタイミングにおいては、セグメントカウントメモリ
76からエンベロープカウントデータECDOが読出さ
れ、分配回路77へ供給される。この時、信号PIAl
は“゜1゛信号にあり、したがつて、データECDOは
分配回路77の出力端子Aから出力され、アダー78の
入力端子Aへ供給される。アダー78の入力端子Bへは
オアゲート82の出力が供給されており、オアゲート8
2の第1入力端へはタンプリクエスト信号DAQ(常時
は“0゛)が、第2入力端へは遅延回路(遅延時間=2
ベースクロックタイム)85の出力が供給されている。
また、遅延回路85の入力端へはアダー81のキヤリイ
アウト端了COの信号が供給されている。前述した時間
TcOにおいて、アダー81のキヤリイアウト出力ぱ“
0゛であり、したがつて時間T。lにおいて、遅延回路
85の出力ば0゛となり、この信号“゜0゛がオアゲー
ト82を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。
この結果、アダー781の入力端子Aへ供給されたエン
ベロープカウントデータECDOは、そのままアダー7
8から出力され、データセレクタ73の入力端子Aへ供
給される。この時、信号PIAlは“゜1゛であり、し
たがつて、アダー78から出力されたエンベロープカ7
ウントデータECDOがセレクタ73から出力され、セ
レクタレジスタ75に読込まれ、次いでセグメントカウ
ントメモリ76に読込まれる。このように、時間匡。1
においては、セグメントカウントメモリ76からエンベ
ロープカウントデ9−タECDOが読出され、遅延回路
85の出力が“゜0゛の時は、読出されたデータECD
Oが再びメモリ76の同じ記憶位置に書込まれる。 以下、アドレス信号PIA5〜1 (第15図へ)がR
OJになる毎にレートカウントデータRCDOにRLが
加算され、また、アドレス信号PIA5〜1がr1ョに
なる毎にエンベロープカウントデータECDOがメモリ
76から読出され、次に同メモリ76に書込まれる。 そして、アダー81のキヤリイアウト端了COから゜゜
1゛信号が出力されると(データRCDOの上位8ビッ
トがROJになると)、2ベースクロックタイム遅れて
遅延回路85から゜゛1゛信号が出力され、オアゲート
82を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。こ
れにより、エンベロープカウントデータECDOにRl
Jが加算される(Rl.Jが減算される)。以下、同様
の過程が繰返され、そして、アダー78のキヤリイアウ
ト端了COから゜゜1゛信号が出力されると(データE
CDOがROョになると)、この“゜1゛信号が信号F
CCとして第5図に示すアダー25のキヤリイイン端子
CIへ供給される。以上が、チャンネルCHOの、かつ
セグメント9の時間計測の過程である。一方、第5図の
セグメントメモリ22の第0記憶スロット内のチャンネ
ルCHOに対応するデータ(この場合ROj)は、チャ
ンネルアドレス信号CHA3〜0がROJになる毎に読
出され、レジスタ24へ供給される。 レジスタ24は、供給されるデータを1ベースクロック
タイム遅延させてアダー25の入力端子Bへ出力する。
アダー25の入力端子Aへは、デイケイ・ダンプ制御回
路29からデータEDが供給されている。このデータE
Dは、常時はROJであり、したがつて、レジスタ24
の出力データは、アダー25のキヤリイイン端子CIへ
信号ECCC“1゛信号)が供給されていない時は、ア
ダー25からそのまま出力され、アンドゲート26へ供
給される。アンドゲート26は、信号RUN(第15図
ホ)が゜“1゛の時、開となり、アダー25の出力をセ
グメントメモリ22の入力端へ供給する。しかして、セ
グメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第0
記憶スロットの内容は、初期状態でROJであり、信号
RUNが゛゜1゛に立上つた後も10ョを続け、そして
、チャンネルCHOのタイミングで信号ECCC4F2
信号)がアダー25へ供給された時始めてr1ョ(セグ
メント1を示す)となる。 セグメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第
0記憶スロットの内容力げ1jになると、アドレス信号
PSA8〜6がRlJとなり、このアドレス信号RlJ
が第6図のセグメントカウントメモリ76のアドレス端
子AD2へ供給される。 これにより、以後、チヤンネノL/CHOに対応してア
ドレス信号PIA5〜1がROJになる毎にレートカウ
ントデータドCDl(セグメント9に対応)が、また、
信号PIA5〜1が11Jになる毎にエンベロープカウ
ントデータECDlが各々セグメントカウントメモリ7
6から読出され、前述した場合と同様にしてセグメント
1の時間計測が行われる。そして、アダー78のキヤリ
イアウト端子COから信号ECCが再び出力されると、
セグメントメモリ22(第5図)のチャンネルCHOに
対応する第0記憶スロットの内容力げ2Jとなり、以後
セグメント2の時間計測が行われ、このセグメント2の
時間計測が終了すると、次いでセグメント3〜7の時間
計測が順次行われる。以上が、セグメント演算の過程で
ある。なお、上記の過程はチャンネルCHOのセグメン
ト演算の過程であるが、チャンネルCHl〜CHl5に
ついても発音割当てが行われた場合、同様にして、行わ
れる。この場合、チャンネルCHlの時間計測は第15
図りに示す時間T1において行なわれ、 チャンネル
CHl5の時間計測は同図に示す時間Tl5において行
われる。また、上記過程において、HOLD信号が゛゜
1゛の場合は、インバータ72の出力が“0゛となり、
したがつてオアゲート84の出力が“゜0゛となり、こ
の゜゜0゛信号がアダー81の入力端子Bへ供給される
。 この結果、アダー81における1+1Jの加算が行われ
す、セグメント演算は実質的にストップし、以後、セグ
メントは4の状態を続ける。なお、この場合における以
後のセグメント処理については後のキーオフ処理におい
て説明する。(5)エンベロープ演算 第13図に示す楽音演算期間Tgに入つた時点において
、第6図のエンベロープ演算メモリ54(第14図参照
)のチャンネルCHOに対応するエリアには、エンベロ
ープ初期値11,N,,12,N,,A,NTが各々記
憶されており、また、第6図のエンベロープ増分値メモ
リ66のチャンネルCHOに対応するエリアにはエンベ
ロープ増分値Δ1109Δ1209Δ169Δ1119
Δ121,ΔAl,・・・Δ117,Δ127,ΔA7
が各々記憶されている(第9図のエリアEO参照)。 この状態において、アドレス信号PIA5〜0がチャン
ネルCHOに対応してROョになると(第16A図イに
示す時間TaO参照)、エンベロープ演5算メモリ54
からチャンネルCHOに対応する初期値111NTが出
力され(第16A図口参照)、また、エンベロープ増分
値メモリ66からは、チャンネルCHOに対応する増分
値Δ116が出力される(第16A図ハ参照)。そして
、エンベ1、ローブ演算メモリ54の出力はアダー57
の入力端子Aへ供給され、また、エンベロープ増分値メ
モリ66の出力はデータセレクタ59の入力端子Aへ供
給される。データセレクタ59は、インバータ72の出
力が“6『゛の時1(HOLD信号が゜゜1゛の時)、
データROョを出力し、インバータ72の出力が“1゛
の時は、ダンプリクエスト信号DAQが゜“0゛の場合
に入力端子Aのデータを出力し、同信号DAQが“1゛
の場合に入力端子Bのデータを出力す2る。第16A図
の時間匡%においてインバータ72の出力は′4r′、
ダンプリクエスト信号DAQは“゜0゛であり、したが
つて、エンベロープ増分値メモリ66の出力Δ■10が
データセレクタ59を介してアダー57の入力端子Bへ
2供給される。この結果、アダー57からデータ(11
1NT+Δ11o)が出力され、アダー58の入力端子
BAへ供給される。このアダー58の入力端子Bへは、
外部コントロールデータが供給されている。この外部コ
ントロールデータは、例.−えば演奏者が演奏中におい
て発生楽音の音量、音色等を直接制御したい場合あるい
は音量や音色に周期的変調を付与した場合等に供給され
るデータであり、通常はROョとする。したがつて、通
常はアダー58の入力端子Aへ供給され.たデータがア
ダー58からそのまま出力され、クロックパルスMCL
K3のタイミングでセレクタレジスタ51に読込まれる
。そして、この読込まれたデータがENVDATAl5
〜0として同レジスタ51から出力され(第16A図ニ
)、第7図の楽音演算回路へ供給されると共に、エンベ
ロープ演算メモリ54に再び書込まれる。このように、
信号PIA5〜0がROョにある期間TaO内において
、メモリ54からチャンネルCHOに対応するデータ1
11NTが読出され、次いでこのデータ11,N,にデ
ータΔ110が加算され、この加算結果111NT+Δ
110がチャンネルCHOのデータ11に関するENV
DATAl5〜0として出力されると共に、メモリ54
内のデータ11工NTが記憶されていた位置に書込まれ
る。 次に、信号PIA5〜0がRLになると、上述した場合
と同様にして、ENVDATAl5〜0としてデータI
2lNT+Δ120が出力され、また、このデータがメ
モリ54内に書込まれる。次いで信号PIA5〜0がR
3ョになると、ENVDATAl5〜0としてチャンネ
ルCHOのデータAlN,+ΔAOが出力され、またこ
のデータがメモリ54内に書込まれる。以上がチャンネ
ルCHOに対する処理であり、以後信号PIA5〜0力
げ4〜7Jの時チャンネルCHlに対する処理が行なわ
れ、 信号PIA5〜0がR6O−63Jの時チャン
ネルCHl5の処理が行われる。次に、再び信号PIA
5〜0がROJになると、メモリ54からデータ111
NT+Δ110が読出され、この読出されたデータにΔ
110が加算され、この加算結果111NT+2Δ11
0がENVDATAl5〜0として出力されると共に、
メモリ54内に再び書込まれ、以下同様の処理が繰返さ
れる(第16B図参照)。 以上がエンベロープ演算の過程であり、このようにして
前記第(5)〜第(7)式の演算、すなわち、なる演算
が行われる。 なお、インバータ72の出力が゜゜0゛の時(HOLD
信号が゜“1゛の時)はデータセレクタ59の出力がr
′0Jとなり、したがつて、メモリ54から読出された
データはそのまま(増分値が加算されずに)ENVDA
TAl5〜0として出力され、また、メモリ54内に再
書込みされる。 この場合、勿論エンベロープデータA,ll,l2は変
化しない。なお、実際には、インバータ72の出力はタ
イミング合わせ用の回路を介してデータセレクタ59に
供給されるが、この点に関する説明は省略する。(6)
位相演算 この位相演算の過程は上述したエンベロープ演算の過程
と略同じであり、したがつて詳細な説明は省略するが、
第16A図、第16B図のホ〜トに各々位相演算メモリ
55、位相増分値メモリ67の各出力およびFREQD
ATAl5〜0を示す。 このデータFREQDATAl5〜0が第7図の楽音演
算回路へ供給される。この位相演算が前述した第(2)
〜第(4)式の演算、すなわち、なる演算である。 なお、アダー61の入力端子Bへ供給される外部コント
ロールデータは、楽音に周波数変調(例えばビフラート
)をかける場合に供給されるデータであり、周波数変調
をかけない場合はROョである(7)楽音波形演算 この楽音波形演算は楽音波形を形成するための演算であ
り、第7図に示す楽音演算回路によつて、上述したEN
VDATAl5〜0およびFREQDATAl5〜0を
用いて行われる。 第7図において、符号47はマイクロプログラムメモリ
(ROM)であり、このメモリ47には予め第17図に
示す64ステップ(1ステツプニ16ビット)のマイク
ロ命令が記憶されている。この第17図において、O印
は“1゛信号を、空欄は“0゛信号を示している。例え
ば、図の第1行目の命令TOは“゜00・・・0111
r゛なる命令である。また、図の最上部には各ビット信
号の名称が記載されている。各ビット信号の働きは次の
通りてある。・チャンネルアドレス信号CHA3〜0(
第15!〜第12ビット)前述したように、チャンネル
CHO〜CHl5の各々についての処理タイミングを示
す信号である(第12図、第15図参照)。 ・ゲート信号GATEMULK(第7ビット)このゲー
ト信号CATEMULKが“゜1゛になると、第7図の
ゲート回路92が開状態となる。 ●セレクト信号FREQSEL(第6ビット)このセレ
クト信号FREQSELが゜゜0”になると、第7図の
セレクタレジスタR3の入力端子Aが選択され、“゜1
゛になると、入力端子Bが選択される。・ロード信号L
DB(第5ビット) このロード信号LDBが“゜1゛になると、第7図の出
力バッファ93にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR5(第4ビット) このロード信号LDR5が“゜1゛になると、レジスタ
R5(第7図)にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR4(第3ビット) このロード信号LDR4が゜゜1゛になると、レジスタ
R4にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR3(第2ビット) このロード信号LDR3が゜“1゛になると、レジスタ
R3に上述したセレクト信号FREQSELによつて選
択されたデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR2(第1ビット)このロード信号L
DR2が“1゛5になると、レジスタR2にデータが読
込まれる。 ・ロード信号LDRl(第0ビット) このロード信号LDRlが“゜1゛になると、ジスタR
1にデータが読込まれる。 また、第17図においてO印の中に記入された数字は、
その信号によつて処理されるチャンネルCHO〜CHl
5の番号を示している。 上述したマイクロプログラムメモリ47内の各命令はア
ドレス信号1A5〜0によつて読出される。すなわち、
アドレス信号1A5〜0がROJの時第17図の命令T
Oが読出され、11Jの時命令T1が読出され、 、R
63ョの時命令T63が読出される。そして、読出され
た命令に含まれる各ビット信号の内、チャンネルアドレ
ス信号CH3〜0が第5図および第6図の回路各部へ出
力され、また、他のビット信号がインストラクションレ
ジスタ48によつて1ベースクロックタイム遅延された
後、第7図へ出力される。次に、第7図に示す回路の動
作を第17図および第18図を参照して説明する。 まず、第18図はクロックパルスMCLKl、アドレス
信号1A5〜0、PIA5〜0、ENDATAl5〜0
、FREQDATAl5〜0および第7図各部の出力の
相互関係を示すタイミング図であり、この図において長
方形枠の右下隅の数字ROJ,rlョは各々チャンネル
番号を示している。また、第7図におけるマイクロプロ
グラムメモリ47内の各マイクロ命令TO〜T63は、
前述したようにアドレス信号1A5〜0(第18図口)
により、常時、繰返し読出される。そして、読出された
各マイクロ命令TO〜T63がインストラクションレジ
スタ48により1ベースクロックタイム遅延されて第7
図の各部へ出力される。他方、アドレス信号PIA5〜
0(第18図ハ)はアドレス信号1A5〜0を1ベース
クロックタイム遅延させた信号である。したがつて、第
18図ハおよびへに示すように、アドレス信号PIA5
〜0がROJの時インストラクションレジスタ48から
マイクロ命令TOが出力され、 アドレス信号PIA
5〜0がR63Jの時インストラクションレジスタ48
からマイクロ命令T63が出力される。また、前述した
データENVDATAl5〜0およびFREQDATA
l5〜0が第7図の回路へ供給されるタイミングは、第
16A図、第16B図二および卜に示される通りであり
、これらのデータが各々第18図二およびホに転記され
ている。 なお、第18図ホにおいてω1,ω−2,ωoに代えて
ω1t,ω2t,ω0t1と記載しているのは前述した
(1)式の対応をわかり易くするためである。以下、第
18図にしたがつて第7図の回路の動作を述べる。 まず、信号PIA5〜0がROJとなる時間TO(第1
8図最下部参照)においては、第7図のインストラクシ
ョンレジスタ48からマイクロ命令TOが出力される。
また、この時、レジスタR1の入力端へはチャンネルC
HOのENVDATAl5〜0111Jが供給され、セ
レクタレジスタR3の入力端子AへはチャンネルCHO
のFREQDATAl5〜0rω1tJが供給されてい
る。インストラクションレジスタ48からマイクロ命令
TOが出力されると、ロード信号LDRl〜LDR4(
第17図参照)が各々レジスタR1〜R4へ供給される
。ここで、ロード信号LI)Rl,LDR3はチャンネ
ルCHOの楽音信号を形成するための信号であるが、ロ
ード信号LDR2,LDR4はチャンネルCHl5の楽
音信号を形成するための信号である。以下、チャンネル
CHOの楽音信号を形成する場合についてのみ説明する
。ロード信号LDRlおよびLDR3が各々レジスタR
1およびR3へ供給されると、レジスタR1およびR3
に各々上記のデータ11およびω1tが読込まれる(第
18図卜,り参照)。なお、この時セレクト信号FRE
QSELは“0゛であり、レジスタR3の入力端子Aが
選択されている。レジスタR3にデータω1tが読込ま
れると、このデータω1tがサインテーブル96へ供給
され、これにより、サインテーブル96からSinω1
tが出力される(第18図オ参照)。次に、時間t1に
なると、レジスタR1の入力端へENVDATAl5〜
0rI2Jが、またレジスタR3の入力端子AへFRE
QDATAl5〜0「ω2tJが各々供給され、また、
インストラクションレジスタ48からマイクロ命令T1
(第17図参照)が出力される。 このマイクロ命令T1により、ロード信号LDRl〜L
DR4が各々レジスタR1〜R4へ供給され、各レジス
タR1〜R4に第18図に示す各データが読込まれる。
また、レジスタR3にデータω2tが読込まれ、サイン
テーブル96へ供給されると、サインテーブル96から
データSinω2tが出力される。また、レジスタR4
にデータSjnω1tが読込れ、またレジスタR2にデ
ータ11が読込まれ、これらのデータが各々乗算器90
が供給されると、乗算器90からデータ11Sinω1
tが出力される(第18図ワ)。またこの時ゲート信号
GATEMUIKは640たであり、したがつてゲート
回路92の出力はOである。(第18図力)。そして、
乗算器90から上述したデータ11sinω1tが出力
され、ゲート回92からデータ0が出力されると、アダ
ー91の出力が11Sinω1tとなる(第18図ヨ)
。次に、時間T2になると、インストラクションレジス
タ48からマイクロ命令T2が出力される。これにより
、ロード信号LDR2,LDR4,LDR5が各々レジ
スタR2,R4.R5へ供給され、各レジスタR2,R
4,R5に第18図に示す各データが読込まれる。なお
、レジスタRl,R3内のデータは時間t1におけるデ
ータと同じである。またこの時、サインテーブル96、
乗算器90、アダー91の各出力は各々図に示す通りと
なる。次に、時間T3になると、インストラクションレ
ジスタ48からマイクロ命令T3が出力される。 これにより、ロード信号LDRl,LDR3、セレクト
信号FREQSELlゲート信号GATEMULKが各
々レジスタRl,R3、ゲート回路92へ供給される。
ロード信号LI)R1がレジスタR1へ供給されると、
レジスタR1にデータAが読込まれる。また、この時間
T3においてレジスタR2,R4.R5内のデータは時
間T2におけるデータと同じである。したがつて、乗算
器90の出力はデータI2sinω2tとなり、また、
レジスタR5の出力はデータ11sinω1tとなる。
ここで、ゲート信号GATEMULKによりゲート回路
92が開状態になると、アダー91の出力がデータ11
Sinω1t+I2Sinω2tとなり、このデータが
アダー95の入力端子Bへ供給される。この結果、アダ
ー95の出力がデータω。t+11Sinω1+I2S
inω2となり、このデータがレジスタR3の入力端子
Bへ供給される。ここで、レジスタR3へロード信号L
DR3およびセレクト信号FREQSELが共に供給さ
れると、レジスタR3の入力端子Bのデータが同レジス
タR3に読込まれ、サインテーブル96へ供給される。
これにより、時間T3においてサインテーブル96から
、Sin(ω0t+11Sinω1t+I2Sinω2
t)なるデータが出力される(第18図参照)。 次に、時間T4になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T4が出力される。これにより、
ロード信号LDRl〜LDR4が各々レジスタR1〜R
4へ供給され、図に示す各データがレジスタR1〜R4
に読込まれる。ここで、レジスタR2,R4に読込まれ
た各データはチャンネルCHOの楽音信号を形成するた
めのデータであるが、レジスタRl,R3に読込まれた
データは、チャンネルCHlの楽音信号を形成するため
のデータである。すなわち、この時間T4からチャンネ
ルCHlの楽音信号形成が開始される。レジスタR2,
R4にチャンネルCHOのデータAおよびデータSin
(ω0t+11Sinω1t+I2Sinω2t)が読
込まれると、乗算器90から、Asin(ω0t+11
Sinω1t+I2Sinω2t)なるデータ、すなわ
ち、チャンネルCHOについての前記第(1)式のデー
タが出力され、このデータがアダー91から出力される
。 次に、時間T5になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T5が出力される。 これにより、ロード信号LDR5がレジスタR5へ供給
され、上記のデータがレジスタR5に読込まれる。次に
、時間T6になると、インストラクションレジスタ48
からマイクロ命令T6が出力される。 これにより、ロード信号LDBが出力バッファ93に供
給され、レジスタR5内のチャンネルCHOに関するデ
ータAsin(ω0t+11Sinω1t+I2Sin
ω2t)が出力バッファ93に読込まれる。 そして、この出力バッファ93に読込まれたデータがD
−A変換器94によつてアナログ信号に変換され、スピ
ーカ(図示略)から楽音として発音される。以上がチャ
ンネルCHOの楽音信号を形成する過程であり、上述し
たように、チャンネルCHOの楽音信号はアドレス信号
PIA5〜0がRO〜6.の間に形成される。 また、チャンネルCHl〜CHl5の各楽音信号も全く
同様の過程で形成される。この場合、チャンネルCHl
の楽音信号は信号PIA5〜0がR4〜10ョの時形成
され、チャンネルCH2の楽音信号は信号PIA5〜0
がR8〜14ョの時形成され、 チャンネルCHl5
の楽音信号は信号PIA5〜0がR6O〜2ョの時形成
される。しかして、上述した第7図の回路の動作は常時
繰返し行われている。 したがつて、例えばチャンネルCHOに楽音割当てが行
われ、次いで第13図のデータ転送期間Ttにおいてチ
ャンネルCHOのについての各種データの転送が行われ
、次いて第13図の楽音演算期間Tgに入り、チャンネ
ルCHOのENVDATAl5〜0およびFREQDA
TAl5〜0が信号PIA5〜010〜3Jのタイミン
グにおいて第7図の回路へ逐次供給されると、チヤンネ
ノL/C,HOの楽音信号が上記の過程で形成される。
一方、チャンネルCHOの発音割当てが行われていない
時は、上述したチャンネルCHOのENVDATAl5
〜0,FREQDATA15〜0が共にROJと5/な
り、楽音形成は行われない。3)キーオフ処理 キー群102(第3図)の押下されていたキーが離鍵さ
れると、前述したようにキーアサイナ103が、離鍵さ
れたキーの発音割当てが行われているチャンネル(CH
O〜CHl5)の発音終了を指示するデイケイコマンド
またはダンプコマンドを出力する。 以下、これらのコマンドに対応して行われる処を説明す
る。(1)デイケイコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音終了を指令する場合、キ
ーアサイナ103は16ビットのデイケイコマンド66
00・・・0r゛(第0ビットが゜“1゛で、他のビッ
トは“゜0゛)をアドレス信号と共に出力する。 このデイケイコマンドは第5図に示すデイケイコマンド
レジスタ38に読込まれる。次いで、クロックパルスI
NITCLKが立上ると、同レジスタ38内のデイケイ
コマンドがデイケイレジスタ39に読込まれ、デイケイ
マルチプレクサ40へ供給される。 デイケイマルチプレクサ40は、前述したイーツトマル
チプレクサ34、ランマルチプレクサ35と同一構成で
あり、チャンネルアドレス信号CHA3〜0が10.J
の時人力端のデータ(16ビット)の第0ビット目の信
号を出力し、 CH3・・・0がRl5jの時人力端の
データの第15ビット目の信号を出力する。このデイケ
イマルチプレクサ40の出力は、レジスタ41によつて
1ベースクロックタイム遅延された後、信号DEOAY
としてデイケイダンプ制御回路29へ出力される。デイ
ケイダンプ制御回路29は、同信号DECAYに基づい
てチャンネルCHOにおいてデイケイ指令が出力された
ことを検知し、デイケイリクエスト信号DEQを、アド
レス信号PIA5〜0が10〜3.Jのタイミングにお
いて出力すると共に、次の処理を行う。 すなわち、レ
ジスタ24からセグメントメモリ22のチャンネルCH
Oに対応する第0記憶スロット内のデータが出力された
時、このデータをチェックし、同データの値に応じて次
の各データEDをアダー25の入力端子Aへ出力する。 ,,,,この処理により、その時点にお
けるチャンネルCHOの楽音形成がセグメント9〜4の
いずれにある場合においても、楽音形成がセグメント5
へ強制的に移行し金以後セグメント5〜7の楽音形成が
行われる。 また、チャンネルCHOの楽音形成がセグメント5〜7
のいずれかになる場合は、そのまま楽音形成が進行する
。以上がデイケイコマンドに対する処理である。1)ダ
ンプコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音を急速に終了させる場合
、キーアサイナ103は16ビットのダンプコマンド“
゜00・・・0F゛(第0ビットが“1゛)をアドレス
信号と共に出力する。 このダンプコマンドは第5図に示すダンプコマンドレジ
スタ42内に読込まれる。次いで、クロックパルスIN
ITCLKが立上ると、同レジスタ42内のダンプコマ
ンドがダンプレジスタ43内に読込まれ、ダンプマルチ
プレクサ44へ供給される。 ダンプマルチプレクサ44は、デイケイマルチプレクサ
40と同様に、チャンネルアドレス信号CHA3〜0に
基づいて入力端へ供給されるデータ(16ビット)を直
列データに変換し、レジスタ41へ出力する。レジスタ
41はダンプマルチプレクサ44の出力を1ベースクロ
ックタイム遅延させ、信号DAMPとしてデイケイ・ダ
ンプ制御回路29へ出力する。デイケイ・ダンプ制御回
路29は、この信号DAMPに基づいてチャンネルCH
Oに対するダンプ指令が出力されたことを検知し、以後
、アドレス信号PIA5〜0がRO〜3Jのタイミング
においてダンプリクエスト信号DAQC゜l゛)を第6
図左下部にデータセレクタ59へ出力する。これにより
、以後、エンベロープ演算メモリ54から出力されるチ
ャンネルCHOのエンベロープデータ11,12,Aが
各々、減衰回路63によつて―・・1164Jに減衰さ
れ、データセレクタ59を介してアダー57へ供給され
る。これにより、発生楽音が急速に減衰する。以上がダ
ンプコマンドに対する処理である。 なお、パーカツシ
ブ系の楽音の場合、キーオフ時点においてセグメント9
〜7がすでに終了している場合もある。 このような場合は、勿論デイケイ、ダンプコマンドがキ
ーアサイナ103から出力されることはない。 (9)発音終了処理 発音終了は第5図のセグメントメモリ22内のデータが
R8J(“゜1000゛)になつた場合、またはENV
DATAl5〜0(第6図参照)が負になつた場合に検
出される。 すなわち、第5図のレジスタ24の出力の第3ビットが
オアゲート27の第1入力端へ供給されている。また、
第6図下部に示す負データ検出回路64はENVDAT
Al5〜0が負になつた時信号RER(“1゛信号)を
出力する回路であり、この信号RERは同オアゲート2
7の第2入力端へ供給される。 この結果、発音が終了すると、オアゲート27から“゜
1゛信号が出力され、発音終了処理回路28へ供給され
る。発音終了処理回路28はオアゲート27の出力およ
びチャンネルアドレス信号CHA3〜0に基づいてどの
チャンネル(CHO〜CEl5)の発音が終了したかを
検知し、終了したチャンネル(CHO〜CHl5)を示
す16ビットの信号SFCを出力する。例えばチャンネ
ルCHOが終了した場合、信号GFCとして゜“11・
・・10゛(第0ビットが“0゛)を出力する。この信
号SFCはランレジスタ32、デイケイレジスタ39、
ダンプレジ又汐43へ供給され、これにより、これらの
レジスタ.32,39,43の各第0ビットがリセット
される。ランレジスタ32の第0ビットがリセットされ
ると、このランレジスタ32の出力がキーアサイナ10
3へ供給されていることから、キーアサイナ103がチ
ャンネルCHOの発音・終了を検知し、その機のキーオ
ンに対してチャンネルCHOに新たな発音割当てを行う
。なお、上記実施例の説明では、この発明のウエイブジ
エネレータを電子オルガンに適用したが、電子オルガン
以外の同様な他の電子楽器にも勿論この発明を適用でき
る。 また上記実施例ではエンベロープ波形を8個のセグメン
トに分割し、各セグメントにおいて独立した波形計算を
実行できるようにしたが、分割するセグメントの数は8
個に限定されない。更に楽音波形のアタック状態、サス
チイン状態、デイケイ状態を上記セグメントに対して割
当てる割当てかたも、上記実施例中の説明のものに限定
されない。〔発明の効果〕 以上詳述したように、この発明によれば、複数の楽音形
成チャンネルにおいてそれぞれ楽音信号形成のために用
いられる楽音パラメータを発生する楽音パラメータ発生
手段を、各チャンネル毎の楽音パラメータが各々記憶さ
れる読み書き可能なメモリ(実施例では、メモリ54,
55)と、このメモリ内の各チャンネル毎の楽音パラメ
ータの読出し/書込みを順次行うためのアドレスデータ
を順次時分割で発生するアドレスデータ発生手段(実施
例では、マスタカウンタ2およびバイブラインレジスタ
3)と、楽音パラメータを変化させるための各チャンネ
ル毎の変化データを、前記アドレスレータ発生手段の時
分割タイミングに同期して順次出力する変化データ発生
手段(実施例では、メモリ66,67)と、前記メモリ
から読み出された楽音パラメータと前記変化データとを
演算し、その演算結果を前記メモリへ供給して記憶させ
る演算手段(実施例では、アダー57,60)とによつ
て構成するようにしたので、チャンネル数の変更に容易
に対処することができると共に、チャンネル数が異なる
機種間における回路の共通化が可能になる効果がある。 図面の簡単な説明第1図および第2図各々、この発明の
一実施例において用いられる楽音波形形成の基本原理を
説明するためのブロック図および楽音信号のエンベロー
プ波形図、第3図はこの発明の一実施例を適用した電子
オルガンの構成を示すブロック図、第4図〜第7図は各
々同実施例におけるウエイブジエネレータ内の各部の構
成例を示す回路図、第8図は同実施例において用いられ
る各種クロックパルスの波形図、第9図〜第11図は各
々、同実施例における増分値データメモリ11、初期値
データメモリ13、セグメントデータメモリ15の各記
憶内容を示す図、第12図はメモリ11,13,15内
のデータをメモリ54,55,66,67,76へ各々
転送する過程を説明するためのタイミングチャート、第
13図は信号1NIT−1と信号RUN−1を説明する
ためのタイミングチャート、第14図はメモリ54,5
5の記憶内容を示す図、第15図は各セグメント9〜7
の時間計測過程を説明するためのタイミングチャート、
第16A図、第16B図はエンベロープおよび位相演算
の過程を説明するためのタイミングチャートであり、第
16B図は第16A図の続きである。 第17図はマイクロプログラムメモリ47から出力され
るマイクロ命令を示す図、第18図は第7図に示す楽音
演算回路の動作を説明するためのタイミングチャート、
第19図は従来のウェイ゛ジェネレータの構成の一部を
示す図である。2・・・・・・マスタカウンタ、3・・
・・・・パイプラインレニスタ、54・・・・・エンベ
ロープ演算メモリ、55・・・・位相演算メモリ、57
,60・・・・・アダー、6・・エンベロープ増分値メ
モリ、67・ ・・位相1分値メモリ。
ベロープ初期値データ)が読出され、アドレス信号1S
A6が“1゛の場合は、アドレス信号1A5〜0がRO
〜63ョにわたつて変化する間に、第10図のデータω
10NTC1〕〜ω00NT〔63a〕(位相初期値デ
ータ)が読出される(第12図チ参照)。 そして、読出された各データはバッファレジスタ14に
よつて1ベースクロックタイム遅延されて出力される(
第12図リ参照)。(IiOメモリ15 アドレス信号1SA8〜6がROョの場合は、アドレス
信号1A5〜1がRO〜31Jにわたつて変化する間に
第11図に示すデータRCDO(イ)〕〜ECDO〔3
1〕が読出され、アドレス信号1SA8〜6が11ョの
場合は、アドレス信号1A5〜1が10〜31Jにわた
つて変化する間に第11図のデータRCDl.〔1〕〜
ECDl〔31a〕が読出され、以下、同様にして各セ
グメントデータが順次読出される(第12図ヌ参照)。 すなわち、メモリ15の読出しは2ベースクロックタイ
ム毎に行われ、また、アドレス信号1SA8〜6の各値
.は各々セグメント9〜7に対応している。そして、メ
モリ15から読出された各データはバッファレジスタ1
6によつてベースクロックタイム遅延されて出力される
(第12図ル参照)。次に、メモリ11,13,15内
のデータがメモリ54,55,66,67,76へ転送
される過程を説明する。 いま、キーアサイナ103が押下キーの発音をチャンネ
ルCHOに割当てたとする。この場合、前述したように
、キー・アサイナ103が発音すべき楽音の音高および
音色に対応する各種データを出力してメモリ11,13
,15のチャンネルCHOに対応するエリアに書込み、
次いでスタートコマンド゜゜00・・・0r′(16ビ
ット)を出力する。このスタートコマンドにおける第0
ビットの6′r゛がチャンネルCHOのスタートを指示
している。このスタートコマンドが出力されると、以後
、第9図に示すメモリ11のエリアEOの内のチャンネ
ルCHOに対応する各エンベロープ増分値データが各々
第6図のエンベロープ増分値メモリ66へ転送され、ま
た、エリアE1内のチャンネルCHOに対応する各位相
増分値データが各々第6図の位相増分値メモリ67へ転
送され、また、第10図に示すメモリ13内のチャンネ
ルCHOに対応する各エンベロープ初期値データ(11
1N,,12,NT,AINT)がエンベロープ演算メ
モリ54へ、各位相初期値データ(ω1、T,ω2!N
T,ω01NT)が位相演算メモリ55へ各々転送され
、また、第11図に示すメモリ15のチャンネルCHO
に対応する各セグメントデータがセグメントカウントメ
モリ76へ転送される。以下、上記動作について詳述す
る。前述したスタートコマンド“゜00・・・0丁゛が
キーアサイナ103から出力されると、このスタートコ
マンドがデータバス18を介して第5図のスタートコマ
ンドレジスタ30(16ビット)に読込まれる。次に、
クロックパルスINITCLKが立上ると、この立上り
時点においてスタートコマンドレジスタ30の出力デー
タがイニツトレジスタ31内に読込まれ、この読込まれ
たデータがイニツトマルチプレクサ34へ供給される。
イニツトマルチプレクサ34は、チャンネルアドレス信
号CHA8〜0(第12図卜)が10ョの時人力データ
の第0ビットの信号を出力し、以下、CHA3〜0が1
1ョ〜Rl5jの時各々入力データの第1ビット〜第1
5ビットの信号を出力する(並直変換を行う)。すなわ
ち、イニツトレジスタ31に読込まれたデータ(スター
トコマンド)が6400・・・0F′の場合、イニツト
マルチプレクサ34の出力信号1NIT一1は第12図
オの波形となる。この信号1NIT一1のパルス幅1μ
Secであり、また、第13図口に示すように、クロッ
クパルスINICLK(第7313図イ)の1周期(2
56μSec)間に1咽発生する。そして、この信号1
NIT−1が16回発生する際にメモリ54〜76のデ
ータ書込みが行われる。この信号1NIT−1はフリツ
プフロツプ37(第5図)のセット入力端子9へ供給さ
れる。フリップフロップ37はクロックパルスMCLK
lによつてトリガされるもので、信号1NIT−1が1
ベースクロックタイム遅延させ、信号1NIT(第12
図ワ)として出力する。そして、上記信号1NIT−1
およびINITに基づいて、以下の過程でメモリ54〜
76のデータ書込みが行われる。(1)メモリ66,6
7(第6図) これらのメモリ66,67は各々、第9図1のエリアE
O,Elと同一容量のメモリであり、アドレス信号PI
A5〜0(第4図、第12図ホ参照)が下位アドレスと
して供給され、また、アドレス信号PSA8〜6が上位
アドレスとして供給されている。 1ここで、アドレス信号PSA8〜6につ
いて説明する。第5図に示すセレクタレジスタ21は、
信号1NIT−1が゜゜0゛の時人力端子Aへ供給され
ているメモリ22の出力データをクロックパルスMCL
Klのタイミングで2読込み、また、信号1NIT−1
が“1゛の時は入力端子Bへ供給されているアドレス信
号ISA9〜6(第12図ニ)をクロックパルスMCL
Klのタイミングで読込む。そして、読込んだ信号をア
ドレス信号P号A9〜6とし4て出力する。すなわち、
信号1NIT−1が“1゛になると、アドレス信号1S
A9〜6がセレクタレジスタ21において1ベースクロ
ックタイム遅延され(したがつてアドレス信号PISA
9〜6と同一の信号となり)、アドレス信号PSA9〜
6として出力される。メモリ66,67へ上位アドレス
として供給されるアドレス信号PSA8〜6は上述した
アドレス信号PSA9〜6の下位3ビットである。次に
、メモリ66,67の各リード/ライ.卜端子R/Wに
は各々アンドゲート66,69の出力が供給されている
。 また、アンドゲート68,69の各第1入力端へは信号 INITが供給され、アンドゲート68の第2入力端へ
はアドレス信号PSA9がインバータ70を介して供給
され、アンドゲート69の第2入力端へはアドレス信号
PSA9が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PSA9は、アドレス信号1SA
9がセレクタレジスタ21(第5図)によつて1ベース
クロックタイム遅延された信号であり(但し、信号IN
IT−1が“゜1゛の場合)、したがつて、アト[ノス
信号PSA9が“0゛の時は第4図のバッファレジスタ
12から第9図のエリアEO内のデータが出力され、ま
た、アドレス信号PSA9が“1゛の時は、第4図のバ
ッファレジスタ12から第9図のエリアE1内のデータ
が出力される。 さて、クロックパルスINITCLKが″F′信号に立
上り、次いで第12図ワに符号P1にて示す信号1NI
Tが出力されると、この時点で信号PSA9が“0゛で
あるところから同信号1NITがアンドゲート68を介
してメモリ66のリード/ライト端子R/Wへ供給され
る。 この時、第12図りに示すように、第4図のバッファレ
ジスタ12からはチャンネルCHOの、かつセグメント
9のエンベロープ増分値データ(Δ110,Δ120,
ΔAO:第9図)が順次出力され、メモリ66(第6図
)のデータ入力端へ供給されている。したがつて、符号
P1て示す信号1NITが出力されると、上記のエンベ
ロープ増分値データがメモリ66内に書込まれる。次に
、第12図ワに符号P2にて示す信号1NITが出力さ
れると、チャンネルCHOの、かつセグメント9のエン
ベロープ増分値データ(Δ111,ΔIセ,,ΔA1)
がメモリ66に順次書込まれ、以下、信号1NITが゜
“1゛信号になる毎に、チャンネルCHOのセグメント
2,3・・・7の各エンベロープ増分値データが順次メ
モリ66内に書込まれる。次に第9図のエリアEI内の
データがバッファレジスタ12(第4図)から順次出力
される時は、前述したようにアドレス信号PSA9が゜
“1゛となり、したがつて、アンドゲート69が開状態
となり、信号INITがメモリ67のリード/ライト端
子R/Wへ供給される。この結果、以後信号INITが
出力される毎に、チャンネルCHOのセグメント9〜7
の各位相増分値データ(Δω109Δω209Δωo−
0ゞΔω179Δω219Δω0−7:第9図)が順次
メモリ67内に書込まれる。 (Ii) メモリ54,55 第4図のバッファレジスタ14から出力された初期値デ
ータは第6図に示すセレクタレジスタ51,52の各入
力端子Aへ供給される。 セレクタレジスタ51,52は各々、アンドゲート51
a,52aの出力が4“1゛の時人力端子Aのデータを
クロックパルスMCLK3(第8図参照)のタイミング
で読込み、アンドゲート51a,52aの出力が゜゛0
゛の時は、入力端子BのデータをクロックパルスMCL
K3のタイミングで読込む。 アンドゲート51a,52aの各第1入力端へは信号1
NITが供給され、またアンドゲート51aの第2入力
端へはアドレス信号PISA6がインバータ50を介し
て供給され、アンドゲート52aの第2入力端へはアド
レス信号PISA6が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PISA6が6′0るの時は、第
10図に示すエンベロープ初期値データ(111NT9
121NT9AINT9)が第4図のバッファレジスタ
14から出力され、アドレス信号PISA6が゜“1゛
の時は第10図の位相初期値データ(ω11NT9ω2
!NT?ω0INT)がバッファレジスタ14から出力
される。メモリ54,55は、第14図に示すようにチ
ャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエリアを有
し、また、エリアが各々4記憶スロット(1スロツトニ
20ビット)から構成されている。この場合、各エリア
内の4つのスロットがアドレス信号円Al,Oによつて
アドレスされ、また各エリアがアドレス信号PIA.5
〜2によつてアドレスされる。そして、これらのメモリ
54,55はセレクタレジスタ51,52の出力をクロ
ックパルスMCLKlの立上りのタイミングで読込む。
しかして、第12図ワに符号P1にて示す.信号1NI
Tが出力されると、この信号1NITのタイミングにお
いてアドレス信号PISA6が゜゜0゛であることから
、信号1NITがアンドゲート51aを介してセレクタ
レジスタ51へ供給される。 この結果、上述した信号1NIT・のタイミングにおい
てバッファレジスタ14(第4図)から出力されるチャ
ンネルCHOのエンベロープ初期値データ(111NT
912!NT9AINT)(第12図り参照)が順次セ
レクタレジスタ51に読込まれ、次いで読込まれた各初
期値データがメモリ54のチャンネルCHOに対応する
エリア内に順次読込まれる。次に、第12図ワに符号P
2にて示す信号INITが出力されると、この時アドレ
ス信号PISA6が“゜1゛であることから、同信号I
NITがアンドゲート52aを介してセレクタレジスタ
52へ供給される。 この結果、上述した信号1NITタイミングにおいてバ
ッファレジスタ14から出力されるチャンネルCHOの
位相初期値データ(ω11NT,ω21NT,ω0,N
T)が順次セレクタレジスタ52に読込まれ、次いで読
込まれた各初期値データがメモリ55のチャンネルCH
Oに対応するエリア内に順次読込まれる。 以下、信号1NITが出力される毎に上記と全く同じ動
作が繰返される。 11i) メモリ76 第4図のバッファレジスタ16から出力されたセグメン
トデータは第6図のセレクタレジスタ75の入力端子A
へ供給される。 セレクタレジスタ75は、上述したセレクタレジスタ5
1,52と同一構成であり、信号INIT″F1の時ク
ロツツクパルスMCLK3のタイミングで入力端子Aの
データを読込み、信号1NITが“゜0゛の時は入力端
子Bのデータを読込む、セグメントカウントメモリ76
は、第11図に示すメモリ15と同一構成のメモリであ
り、アドレス信号PIA5〜1が下位アドレスとして供
給され、アドレス信号PSM8〜6が上位アドレスとし
て供給され、クロックパルスMCLKlの立上りのタイ
ミングで入力データを読込む。 しかして、第12図ワの符号P1て示す信号1NITが
出力されると、この時点でバッファレジスタ16(第4
図)から出力されるチヤンネノ顎HOの、かつセグメン
ト9のセグメントデータ(レイトカウントデータRCD
OおよびエンベロープカウントデータECDO)セレク
タレジスタ75に順次読込まれ、次いで、読込まれたデ
ータがセグメントカウンタメモリ76内に順次読込まれ
る。 以下、信号INITが出力される毎にチャンネルCHO
のセグメント9〜7の各セグメントテータが順次メモリ
76内に読込まれる。(4)セグメント演算 上述したメモリ54〜76へのデータ転送は、第12図
に示すクロックパルスINITCLKの1周期間(25
6μSec)において行われる。 そして、次にクロックパルスINITCLKが″R9に
立上ると、第5図に示すイニツトレジスタ31内のデー
タ“600・・・01゛3がランレジスタ32内に読込
まれる。このランレジスタ32の16の各ビット出力は
各々インバーク36によつて反転され、イニツトレジス
タ31、スタートコマンドレジスタ30の各ビットリセ
ット端子へ各々供給される。これにより、ランレジスタ
32の゜“1゛のビットに対応するレジスタ30,31
のビットがリセットされる。また、インバータ36の出
力(16ビット)の内の゜゜0゛信号は、スタートコマ
ンドレジスタ30の対応するビットの入力を禁止する。
また、ランレジスタ32の出力はランマルチプレクサ3
5へ供給される。 ランマルチプレクサ35はチャンネルアドレス信号CH
A3〜0がROJの時ランレジスタ32の第0ビットの
信号を出力し、CHA3〜0が11Jの時ラン1ノジス
タ32の第1ビットの信号を出力し、、CHA3〜0が
Rl5jの時ランレジスタ32の第15ビットの信号を
出力する(並直変換を行う)。このランマルチプレクサ
35の出力は、信号RUN−1としてフリップフロップ
37のリセット端子Rへ供給される。フリップフロップ
37は、信号RUN−1を1ベースクロックタイム遅延
させ、信号R[JNとして出力する。なお第13図ハに
信号RUN−1の波形を示す。これらの信号RUN−1
およびRUNが出力されると、当該チャンネル(第13
図の例の場合、チャンネルCHO)のセグメント演算、
エンベロープおよび位相演算、楽音波形演算が行われ、
これにより楽音が形成される。また、ランレジスタ32
の出力はバスドライバ33、データバス18を介してキ
ーアサイナ103(第3図)へ供給される。 このランレジスタ32の“゜1゛のビットは楽音形成が
終了した時リセットされ、したがつてランレジスタ32
の出力は現在楽音形成が行われているチャンネルを示し
ている。キーアサイナ103は、このランレジスタ32
の出力によつて、現在どのチャンネルにおいて楽音形成
が行われているかを検知する。次に、セグメント演算に
ついて説明する。 まず、第5図のセグメントメモリ22は、チャンネルC
HO〜CHl5に各々対応する第0〜第15記憶スロッ
ト(1スロツトニ4ビット)を有し、チャンネルアドレ
ス信号O仏3〜0(第15図ハ参照)がアドレス端子A
Dへ供給され、また、アドレ妥信号1A5〜0の第1ビ
ットの信号1A1がリード/ライト端子R/Wへ供給さ
れている。このセグメントメモリ22の第0〜第お記憶
スロット内のデータは各々、チャンネルCHO〜CHl
5において現在実行中のセグメントの番号を示している
。例えば第0〜第3記憶スロット内のデータが各々R3
ョ,02J,r5Jであつた場合は、現在チャンネルC
HO〜CH3の各々においてセグメント3,2,5の楽
音形成が行われていることを示している。このセグメン
トメモリ22から読出されたデータはセレクタレジスタ
21によつて1ベースクロックタイム遅延され、アドレ
ス信号PSA9〜6として出力される。そして、このア
ドレス信号PSA9〜6の下位3ビットPSA8〜6が
セグメントカウントメモリ76(第6図)のアドレス端
子AD2へ供給される。なお、このセグメントメモリ2
2は初期リセットされる。いま、チャンネルCHOに発
音割当てが行われ、次いでセグメントカウントメモリ7
6のチャンネルCHOに対応するエリアの書込みが終了
した時点においては、セグメントメモリ22のチャンネ
ルCHOに対応する第0記憶スロット内のデータがRO
Jとなつている。 したがつて、信号RUN−1(第15図ニ)が“1゛に
立上り、次いで信号RUN(第15図ホ)が゜“1゛と
なつた時点において、アドレス信号PSA8〜6はRO
ョであり、このデータ10ョがセグメントカウントメモ
リ76のアドレス端子AD2へ供給される。また、同メ
モリ76のアドレス端子ADlへは、アドレス信号PI
A5〜1 (第15図へ)が供給される。この結果、ア
ドレス信号PIA5〜1がROョの時はセグメントカウ
ントメモリ76からチャンネルCHOでかつセグメント
9に対応するレートカウントデータRCDOが読み出さ
れ、また、アドレス信号PlA5〜1がRlJの時はセ
グメントカウンタメモリ76からチャンネルCHOでか
つセグメント9に対応するエンベロープカウントデータ
ECDOが読出され(第15図り参照)、分配回路77
へ供給される。分配回路77は、入力データを信号PI
Alに応じて出力端子AまたはBから出力する回路であ
る。セグメントカウンタメモリ76からデータRCDO
が読出された時点において、信号PIAl(第15図卜
)は゜“0゛5にあり、この結果、データRCDOは分
配回路77の出力端子Bから出力される。ここで、下記
の説明を分かりやすくするために、レートカウントデー
タRCDおよびエンベロープカウントデータECDのデ
ータ内容およびこれらデータRCD,ECDの処理の概
要について説明する。 まず、エンベロープカウントデータECDは、例えば第
3表に示すような16ビットの数値データである。 第3表に示すようなエンベロープカウントデータECD
の初期値から各セグメントにおいてそれ.ぞれ所定の周
期でr1ョを繰返し減算し、その減算結果が10ョにな
つたとき当該セグメントが終了して次のセグメントに移
る。 例えば、セグメント6に関するデータECDは、初期値
Rl68Jから所定周期でRl67J,rl66ョ・J
1ョと順次RlJ・ずつ減少し、そしてデータECDが
ROjになると、セグメント9が終了する。また、レイ
トカウントデータRCDは、例えば第4表に示すような
16ビットのデータであるが、その下位7ビットは上述
したエンベロープカウントデータECDからRlJを繰
返し減算する周期を示す数値データであり、また、第7
ビットはHOLD信号となつており、さらに、上位8ビ
ットは下位7ビットで表わされる数値からRlJを順次
減算した時の減算結果を示すデータとなつている。 この場合、HOLD信号とは楽音を同一状態で持続させ
るための制御信号てあり、持続系の楽音(オルガン音等
)の場合に、レートカウントデーL夕RCD,(セグメ
ント4に対応するレートカウントデータ)のHOLD信
号が゜゜1゛となる。なお、HOLD信号が“1゛とな
るのはこの場合だけである。このレイトカウントデータ
RCDの上位8ビットには、最初下位7ビットの数値デ
ータがそのまま移され、その後この数値から一定タイミ
ングで1しを順次減算した値を示すデータとなる。 例えば、セグメント9では、データRCDの下位7ビッ
トのデータR2Lであるから上位8ビットのデータはR
2し,120ョ,119ョ・Jしを順次変化することに
なる。データRCDの上位8ビットのデータがROョに
なると、このとき再び下位7ビットの数値データがその
まま上位8ビットに移されるとともに、このタイミング
でエンベロープカウントデータECD(17)11..
減算が実行され、以後これを繰返すようになつている。
このように、エンベロープカウントデータECDとレー
トカウントデータRCDとによつて各セグメントの時間
を決定することにより、全体として少ないビット数で各
セグメントの長さを細かく任意に設定できる。なお、以
下の説明では、上記各データECDおよびRCDを2″
コンプリメントのデータとしているので、r1ョの減算
はRlJの加算によつて行なわれる。さて、分配回路7
7の出力端子Bから出力されたレートカウントデータR
CDOの上位8ビットはデータセレクタ80の入力端子
Aへ印加され、下位7ヒットはデータセレクタ80の入
力端子Bへ印加される。 また、同セレクタ80の入力端子Bの第7ビットにぱ゜
0゛が印加されている。データセレクタ80は、入力端
子Aへ供給されるデータの各ビットのノアをとるノア回
路83の出力が゜゜1゛の時人力端子Bのデータを出力
し、゜“0゛の時人力端子Aのデータを出力する。この
場合、レートカウントデータRCDOの上位8ビットは
全で“0゛であることから、同データRCDOの下位7
ビットに′40″を加えた8ビットのデータがデータセ
レクタ80から出力され、アダー81の入力端子Aへ供
給される。アダー81はデータセレクタ80の出力とオ
アゲート84の出力(“1゛または“0゛)とを加算す
る。オアゲート84の第1入力端へはインバータ72の
出力が供給され、インバータ72の入力端へは分配回路
77の出力端子Bから出力されるデータRCDの第7ビ
ット、すなわち、HOLD信号が供給されている。また
、オアゲート84の第2入力端へは後述するデイケイリ
クエスト信号DEQが供給されている。したがつて、H
OLD信号が″0″の時は、インバータ72の出力が“
゜1゛となり、この゜“1゛がオアゲート84を介して
アダー81の入力端子Bへ供給される。この結果、デー
タセレクタ80の出力データにアダー81によつて11
Jが加算され、この加算結果がデータセレクタ73の入
力端子Bの上位8ビットへ供給される。また、このデー
タセレクタ73の入力端子Bの下位8ビットには分配回
路77から出力されたレートカウントデータRCDOの
下位8ビットが供給される。データセレクタ73はアド
レス信号PIAl(第15図卜)が“゜0゛の時人力端
子Bのデータを出力し、“゜1゛の場合入力端子Aのデ
ータを出力する。したがつて、この場合入力端子Bのデ
ータがデータセレクタ73から出力され、セレクタレジ
スタ75へ供給される。そして、このデータがクロック
パルスMCLK3のタイミングで同レジスタ75に読込
まれ、次いでクロックパルスMCLKlのタイミングで
セグメントカウントメモリ76に読込まれる。このよう
に、第15図りに示す時間匡。 。のタイミングにおいて、まずデータRCDOが読出さ
れ、読出されたデータRCDOにRlJが加算され(1
1Jが減算され)、次いで、この加算後のデータを上位
8ビットとし、加算前のデータRCDOを下位8ビット
とするデータが再びメモリ76内のデータRCDOの位
置に書込まれる。次に、第15図りに示す時間T。 lのタイミングにおいては、セグメントカウントメモリ
76からエンベロープカウントデータECDOが読出さ
れ、分配回路77へ供給される。この時、信号PIAl
は“゜1゛信号にあり、したがつて、データECDOは
分配回路77の出力端子Aから出力され、アダー78の
入力端子Aへ供給される。アダー78の入力端子Bへは
オアゲート82の出力が供給されており、オアゲート8
2の第1入力端へはタンプリクエスト信号DAQ(常時
は“0゛)が、第2入力端へは遅延回路(遅延時間=2
ベースクロックタイム)85の出力が供給されている。
また、遅延回路85の入力端へはアダー81のキヤリイ
アウト端了COの信号が供給されている。前述した時間
TcOにおいて、アダー81のキヤリイアウト出力ぱ“
0゛であり、したがつて時間T。lにおいて、遅延回路
85の出力ば0゛となり、この信号“゜0゛がオアゲー
ト82を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。
この結果、アダー781の入力端子Aへ供給されたエン
ベロープカウントデータECDOは、そのままアダー7
8から出力され、データセレクタ73の入力端子Aへ供
給される。この時、信号PIAlは“゜1゛であり、し
たがつて、アダー78から出力されたエンベロープカ7
ウントデータECDOがセレクタ73から出力され、セ
レクタレジスタ75に読込まれ、次いでセグメントカウ
ントメモリ76に読込まれる。このように、時間匡。1
においては、セグメントカウントメモリ76からエンベ
ロープカウントデ9−タECDOが読出され、遅延回路
85の出力が“゜0゛の時は、読出されたデータECD
Oが再びメモリ76の同じ記憶位置に書込まれる。 以下、アドレス信号PIA5〜1 (第15図へ)がR
OJになる毎にレートカウントデータRCDOにRLが
加算され、また、アドレス信号PIA5〜1がr1ョに
なる毎にエンベロープカウントデータECDOがメモリ
76から読出され、次に同メモリ76に書込まれる。 そして、アダー81のキヤリイアウト端了COから゜゜
1゛信号が出力されると(データRCDOの上位8ビッ
トがROJになると)、2ベースクロックタイム遅れて
遅延回路85から゜゛1゛信号が出力され、オアゲート
82を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。こ
れにより、エンベロープカウントデータECDOにRl
Jが加算される(Rl.Jが減算される)。以下、同様
の過程が繰返され、そして、アダー78のキヤリイアウ
ト端了COから゜゜1゛信号が出力されると(データE
CDOがROョになると)、この“゜1゛信号が信号F
CCとして第5図に示すアダー25のキヤリイイン端子
CIへ供給される。以上が、チャンネルCHOの、かつ
セグメント9の時間計測の過程である。一方、第5図の
セグメントメモリ22の第0記憶スロット内のチャンネ
ルCHOに対応するデータ(この場合ROj)は、チャ
ンネルアドレス信号CHA3〜0がROJになる毎に読
出され、レジスタ24へ供給される。 レジスタ24は、供給されるデータを1ベースクロック
タイム遅延させてアダー25の入力端子Bへ出力する。
アダー25の入力端子Aへは、デイケイ・ダンプ制御回
路29からデータEDが供給されている。このデータE
Dは、常時はROJであり、したがつて、レジスタ24
の出力データは、アダー25のキヤリイイン端子CIへ
信号ECCC“1゛信号)が供給されていない時は、ア
ダー25からそのまま出力され、アンドゲート26へ供
給される。アンドゲート26は、信号RUN(第15図
ホ)が゜“1゛の時、開となり、アダー25の出力をセ
グメントメモリ22の入力端へ供給する。しかして、セ
グメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第0
記憶スロットの内容は、初期状態でROJであり、信号
RUNが゛゜1゛に立上つた後も10ョを続け、そして
、チャンネルCHOのタイミングで信号ECCC4F2
信号)がアダー25へ供給された時始めてr1ョ(セグ
メント1を示す)となる。 セグメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第
0記憶スロットの内容力げ1jになると、アドレス信号
PSA8〜6がRlJとなり、このアドレス信号RlJ
が第6図のセグメントカウントメモリ76のアドレス端
子AD2へ供給される。 これにより、以後、チヤンネノL/CHOに対応してア
ドレス信号PIA5〜1がROJになる毎にレートカウ
ントデータドCDl(セグメント9に対応)が、また、
信号PIA5〜1が11Jになる毎にエンベロープカウ
ントデータECDlが各々セグメントカウントメモリ7
6から読出され、前述した場合と同様にしてセグメント
1の時間計測が行われる。そして、アダー78のキヤリ
イアウト端子COから信号ECCが再び出力されると、
セグメントメモリ22(第5図)のチャンネルCHOに
対応する第0記憶スロットの内容力げ2Jとなり、以後
セグメント2の時間計測が行われ、このセグメント2の
時間計測が終了すると、次いでセグメント3〜7の時間
計測が順次行われる。以上が、セグメント演算の過程で
ある。なお、上記の過程はチャンネルCHOのセグメン
ト演算の過程であるが、チャンネルCHl〜CHl5に
ついても発音割当てが行われた場合、同様にして、行わ
れる。この場合、チャンネルCHlの時間計測は第15
図りに示す時間T1において行なわれ、 チャンネル
CHl5の時間計測は同図に示す時間Tl5において行
われる。また、上記過程において、HOLD信号が゛゜
1゛の場合は、インバータ72の出力が“0゛となり、
したがつてオアゲート84の出力が“゜0゛となり、こ
の゜゜0゛信号がアダー81の入力端子Bへ供給される
。 この結果、アダー81における1+1Jの加算が行われ
す、セグメント演算は実質的にストップし、以後、セグ
メントは4の状態を続ける。なお、この場合における以
後のセグメント処理については後のキーオフ処理におい
て説明する。(5)エンベロープ演算 第13図に示す楽音演算期間Tgに入つた時点において
、第6図のエンベロープ演算メモリ54(第14図参照
)のチャンネルCHOに対応するエリアには、エンベロ
ープ初期値11,N,,12,N,,A,NTが各々記
憶されており、また、第6図のエンベロープ増分値メモ
リ66のチャンネルCHOに対応するエリアにはエンベ
ロープ増分値Δ1109Δ1209Δ169Δ1119
Δ121,ΔAl,・・・Δ117,Δ127,ΔA7
が各々記憶されている(第9図のエリアEO参照)。 この状態において、アドレス信号PIA5〜0がチャン
ネルCHOに対応してROョになると(第16A図イに
示す時間TaO参照)、エンベロープ演5算メモリ54
からチャンネルCHOに対応する初期値111NTが出
力され(第16A図口参照)、また、エンベロープ増分
値メモリ66からは、チャンネルCHOに対応する増分
値Δ116が出力される(第16A図ハ参照)。そして
、エンベ1、ローブ演算メモリ54の出力はアダー57
の入力端子Aへ供給され、また、エンベロープ増分値メ
モリ66の出力はデータセレクタ59の入力端子Aへ供
給される。データセレクタ59は、インバータ72の出
力が“6『゛の時1(HOLD信号が゜゜1゛の時)、
データROョを出力し、インバータ72の出力が“1゛
の時は、ダンプリクエスト信号DAQが゜“0゛の場合
に入力端子Aのデータを出力し、同信号DAQが“1゛
の場合に入力端子Bのデータを出力す2る。第16A図
の時間匡%においてインバータ72の出力は′4r′、
ダンプリクエスト信号DAQは“゜0゛であり、したが
つて、エンベロープ増分値メモリ66の出力Δ■10が
データセレクタ59を介してアダー57の入力端子Bへ
2供給される。この結果、アダー57からデータ(11
1NT+Δ11o)が出力され、アダー58の入力端子
BAへ供給される。このアダー58の入力端子Bへは、
外部コントロールデータが供給されている。この外部コ
ントロールデータは、例.−えば演奏者が演奏中におい
て発生楽音の音量、音色等を直接制御したい場合あるい
は音量や音色に周期的変調を付与した場合等に供給され
るデータであり、通常はROョとする。したがつて、通
常はアダー58の入力端子Aへ供給され.たデータがア
ダー58からそのまま出力され、クロックパルスMCL
K3のタイミングでセレクタレジスタ51に読込まれる
。そして、この読込まれたデータがENVDATAl5
〜0として同レジスタ51から出力され(第16A図ニ
)、第7図の楽音演算回路へ供給されると共に、エンベ
ロープ演算メモリ54に再び書込まれる。このように、
信号PIA5〜0がROョにある期間TaO内において
、メモリ54からチャンネルCHOに対応するデータ1
11NTが読出され、次いでこのデータ11,N,にデ
ータΔ110が加算され、この加算結果111NT+Δ
110がチャンネルCHOのデータ11に関するENV
DATAl5〜0として出力されると共に、メモリ54
内のデータ11工NTが記憶されていた位置に書込まれ
る。 次に、信号PIA5〜0がRLになると、上述した場合
と同様にして、ENVDATAl5〜0としてデータI
2lNT+Δ120が出力され、また、このデータがメ
モリ54内に書込まれる。次いで信号PIA5〜0がR
3ョになると、ENVDATAl5〜0としてチャンネ
ルCHOのデータAlN,+ΔAOが出力され、またこ
のデータがメモリ54内に書込まれる。以上がチャンネ
ルCHOに対する処理であり、以後信号PIA5〜0力
げ4〜7Jの時チャンネルCHlに対する処理が行なわ
れ、 信号PIA5〜0がR6O−63Jの時チャン
ネルCHl5の処理が行われる。次に、再び信号PIA
5〜0がROJになると、メモリ54からデータ111
NT+Δ110が読出され、この読出されたデータにΔ
110が加算され、この加算結果111NT+2Δ11
0がENVDATAl5〜0として出力されると共に、
メモリ54内に再び書込まれ、以下同様の処理が繰返さ
れる(第16B図参照)。 以上がエンベロープ演算の過程であり、このようにして
前記第(5)〜第(7)式の演算、すなわち、なる演算
が行われる。 なお、インバータ72の出力が゜゜0゛の時(HOLD
信号が゜“1゛の時)はデータセレクタ59の出力がr
′0Jとなり、したがつて、メモリ54から読出された
データはそのまま(増分値が加算されずに)ENVDA
TAl5〜0として出力され、また、メモリ54内に再
書込みされる。 この場合、勿論エンベロープデータA,ll,l2は変
化しない。なお、実際には、インバータ72の出力はタ
イミング合わせ用の回路を介してデータセレクタ59に
供給されるが、この点に関する説明は省略する。(6)
位相演算 この位相演算の過程は上述したエンベロープ演算の過程
と略同じであり、したがつて詳細な説明は省略するが、
第16A図、第16B図のホ〜トに各々位相演算メモリ
55、位相増分値メモリ67の各出力およびFREQD
ATAl5〜0を示す。 このデータFREQDATAl5〜0が第7図の楽音演
算回路へ供給される。この位相演算が前述した第(2)
〜第(4)式の演算、すなわち、なる演算である。 なお、アダー61の入力端子Bへ供給される外部コント
ロールデータは、楽音に周波数変調(例えばビフラート
)をかける場合に供給されるデータであり、周波数変調
をかけない場合はROョである(7)楽音波形演算 この楽音波形演算は楽音波形を形成するための演算であ
り、第7図に示す楽音演算回路によつて、上述したEN
VDATAl5〜0およびFREQDATAl5〜0を
用いて行われる。 第7図において、符号47はマイクロプログラムメモリ
(ROM)であり、このメモリ47には予め第17図に
示す64ステップ(1ステツプニ16ビット)のマイク
ロ命令が記憶されている。この第17図において、O印
は“1゛信号を、空欄は“0゛信号を示している。例え
ば、図の第1行目の命令TOは“゜00・・・0111
r゛なる命令である。また、図の最上部には各ビット信
号の名称が記載されている。各ビット信号の働きは次の
通りてある。・チャンネルアドレス信号CHA3〜0(
第15!〜第12ビット)前述したように、チャンネル
CHO〜CHl5の各々についての処理タイミングを示
す信号である(第12図、第15図参照)。 ・ゲート信号GATEMULK(第7ビット)このゲー
ト信号CATEMULKが“゜1゛になると、第7図の
ゲート回路92が開状態となる。 ●セレクト信号FREQSEL(第6ビット)このセレ
クト信号FREQSELが゜゜0”になると、第7図の
セレクタレジスタR3の入力端子Aが選択され、“゜1
゛になると、入力端子Bが選択される。・ロード信号L
DB(第5ビット) このロード信号LDBが“゜1゛になると、第7図の出
力バッファ93にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR5(第4ビット) このロード信号LDR5が“゜1゛になると、レジスタ
R5(第7図)にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR4(第3ビット) このロード信号LDR4が゜゜1゛になると、レジスタ
R4にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR3(第2ビット) このロード信号LDR3が゜“1゛になると、レジスタ
R3に上述したセレクト信号FREQSELによつて選
択されたデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR2(第1ビット)このロード信号L
DR2が“1゛5になると、レジスタR2にデータが読
込まれる。 ・ロード信号LDRl(第0ビット) このロード信号LDRlが“゜1゛になると、ジスタR
1にデータが読込まれる。 また、第17図においてO印の中に記入された数字は、
その信号によつて処理されるチャンネルCHO〜CHl
5の番号を示している。 上述したマイクロプログラムメモリ47内の各命令はア
ドレス信号1A5〜0によつて読出される。すなわち、
アドレス信号1A5〜0がROJの時第17図の命令T
Oが読出され、11Jの時命令T1が読出され、 、R
63ョの時命令T63が読出される。そして、読出され
た命令に含まれる各ビット信号の内、チャンネルアドレ
ス信号CH3〜0が第5図および第6図の回路各部へ出
力され、また、他のビット信号がインストラクションレ
ジスタ48によつて1ベースクロックタイム遅延された
後、第7図へ出力される。次に、第7図に示す回路の動
作を第17図および第18図を参照して説明する。 まず、第18図はクロックパルスMCLKl、アドレス
信号1A5〜0、PIA5〜0、ENDATAl5〜0
、FREQDATAl5〜0および第7図各部の出力の
相互関係を示すタイミング図であり、この図において長
方形枠の右下隅の数字ROJ,rlョは各々チャンネル
番号を示している。また、第7図におけるマイクロプロ
グラムメモリ47内の各マイクロ命令TO〜T63は、
前述したようにアドレス信号1A5〜0(第18図口)
により、常時、繰返し読出される。そして、読出された
各マイクロ命令TO〜T63がインストラクションレジ
スタ48により1ベースクロックタイム遅延されて第7
図の各部へ出力される。他方、アドレス信号PIA5〜
0(第18図ハ)はアドレス信号1A5〜0を1ベース
クロックタイム遅延させた信号である。したがつて、第
18図ハおよびへに示すように、アドレス信号PIA5
〜0がROJの時インストラクションレジスタ48から
マイクロ命令TOが出力され、 アドレス信号PIA
5〜0がR63Jの時インストラクションレジスタ48
からマイクロ命令T63が出力される。また、前述した
データENVDATAl5〜0およびFREQDATA
l5〜0が第7図の回路へ供給されるタイミングは、第
16A図、第16B図二および卜に示される通りであり
、これらのデータが各々第18図二およびホに転記され
ている。 なお、第18図ホにおいてω1,ω−2,ωoに代えて
ω1t,ω2t,ω0t1と記載しているのは前述した
(1)式の対応をわかり易くするためである。以下、第
18図にしたがつて第7図の回路の動作を述べる。 まず、信号PIA5〜0がROJとなる時間TO(第1
8図最下部参照)においては、第7図のインストラクシ
ョンレジスタ48からマイクロ命令TOが出力される。
また、この時、レジスタR1の入力端へはチャンネルC
HOのENVDATAl5〜0111Jが供給され、セ
レクタレジスタR3の入力端子AへはチャンネルCHO
のFREQDATAl5〜0rω1tJが供給されてい
る。インストラクションレジスタ48からマイクロ命令
TOが出力されると、ロード信号LDRl〜LDR4(
第17図参照)が各々レジスタR1〜R4へ供給される
。ここで、ロード信号LI)Rl,LDR3はチャンネ
ルCHOの楽音信号を形成するための信号であるが、ロ
ード信号LDR2,LDR4はチャンネルCHl5の楽
音信号を形成するための信号である。以下、チャンネル
CHOの楽音信号を形成する場合についてのみ説明する
。ロード信号LDRlおよびLDR3が各々レジスタR
1およびR3へ供給されると、レジスタR1およびR3
に各々上記のデータ11およびω1tが読込まれる(第
18図卜,り参照)。なお、この時セレクト信号FRE
QSELは“0゛であり、レジスタR3の入力端子Aが
選択されている。レジスタR3にデータω1tが読込ま
れると、このデータω1tがサインテーブル96へ供給
され、これにより、サインテーブル96からSinω1
tが出力される(第18図オ参照)。次に、時間t1に
なると、レジスタR1の入力端へENVDATAl5〜
0rI2Jが、またレジスタR3の入力端子AへFRE
QDATAl5〜0「ω2tJが各々供給され、また、
インストラクションレジスタ48からマイクロ命令T1
(第17図参照)が出力される。 このマイクロ命令T1により、ロード信号LDRl〜L
DR4が各々レジスタR1〜R4へ供給され、各レジス
タR1〜R4に第18図に示す各データが読込まれる。
また、レジスタR3にデータω2tが読込まれ、サイン
テーブル96へ供給されると、サインテーブル96から
データSinω2tが出力される。また、レジスタR4
にデータSjnω1tが読込れ、またレジスタR2にデ
ータ11が読込まれ、これらのデータが各々乗算器90
が供給されると、乗算器90からデータ11Sinω1
tが出力される(第18図ワ)。またこの時ゲート信号
GATEMUIKは640たであり、したがつてゲート
回路92の出力はOである。(第18図力)。そして、
乗算器90から上述したデータ11sinω1tが出力
され、ゲート回92からデータ0が出力されると、アダ
ー91の出力が11Sinω1tとなる(第18図ヨ)
。次に、時間T2になると、インストラクションレジス
タ48からマイクロ命令T2が出力される。これにより
、ロード信号LDR2,LDR4,LDR5が各々レジ
スタR2,R4.R5へ供給され、各レジスタR2,R
4,R5に第18図に示す各データが読込まれる。なお
、レジスタRl,R3内のデータは時間t1におけるデ
ータと同じである。またこの時、サインテーブル96、
乗算器90、アダー91の各出力は各々図に示す通りと
なる。次に、時間T3になると、インストラクションレ
ジスタ48からマイクロ命令T3が出力される。 これにより、ロード信号LDRl,LDR3、セレクト
信号FREQSELlゲート信号GATEMULKが各
々レジスタRl,R3、ゲート回路92へ供給される。
ロード信号LI)R1がレジスタR1へ供給されると、
レジスタR1にデータAが読込まれる。また、この時間
T3においてレジスタR2,R4.R5内のデータは時
間T2におけるデータと同じである。したがつて、乗算
器90の出力はデータI2sinω2tとなり、また、
レジスタR5の出力はデータ11sinω1tとなる。
ここで、ゲート信号GATEMULKによりゲート回路
92が開状態になると、アダー91の出力がデータ11
Sinω1t+I2Sinω2tとなり、このデータが
アダー95の入力端子Bへ供給される。この結果、アダ
ー95の出力がデータω。t+11Sinω1+I2S
inω2となり、このデータがレジスタR3の入力端子
Bへ供給される。ここで、レジスタR3へロード信号L
DR3およびセレクト信号FREQSELが共に供給さ
れると、レジスタR3の入力端子Bのデータが同レジス
タR3に読込まれ、サインテーブル96へ供給される。
これにより、時間T3においてサインテーブル96から
、Sin(ω0t+11Sinω1t+I2Sinω2
t)なるデータが出力される(第18図参照)。 次に、時間T4になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T4が出力される。これにより、
ロード信号LDRl〜LDR4が各々レジスタR1〜R
4へ供給され、図に示す各データがレジスタR1〜R4
に読込まれる。ここで、レジスタR2,R4に読込まれ
た各データはチャンネルCHOの楽音信号を形成するた
めのデータであるが、レジスタRl,R3に読込まれた
データは、チャンネルCHlの楽音信号を形成するため
のデータである。すなわち、この時間T4からチャンネ
ルCHlの楽音信号形成が開始される。レジスタR2,
R4にチャンネルCHOのデータAおよびデータSin
(ω0t+11Sinω1t+I2Sinω2t)が読
込まれると、乗算器90から、Asin(ω0t+11
Sinω1t+I2Sinω2t)なるデータ、すなわ
ち、チャンネルCHOについての前記第(1)式のデー
タが出力され、このデータがアダー91から出力される
。 次に、時間T5になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T5が出力される。 これにより、ロード信号LDR5がレジスタR5へ供給
され、上記のデータがレジスタR5に読込まれる。次に
、時間T6になると、インストラクションレジスタ48
からマイクロ命令T6が出力される。 これにより、ロード信号LDBが出力バッファ93に供
給され、レジスタR5内のチャンネルCHOに関するデ
ータAsin(ω0t+11Sinω1t+I2Sin
ω2t)が出力バッファ93に読込まれる。 そして、この出力バッファ93に読込まれたデータがD
−A変換器94によつてアナログ信号に変換され、スピ
ーカ(図示略)から楽音として発音される。以上がチャ
ンネルCHOの楽音信号を形成する過程であり、上述し
たように、チャンネルCHOの楽音信号はアドレス信号
PIA5〜0がRO〜6.の間に形成される。 また、チャンネルCHl〜CHl5の各楽音信号も全く
同様の過程で形成される。この場合、チャンネルCHl
の楽音信号は信号PIA5〜0がR4〜10ョの時形成
され、チャンネルCH2の楽音信号は信号PIA5〜0
がR8〜14ョの時形成され、 チャンネルCHl5
の楽音信号は信号PIA5〜0がR6O〜2ョの時形成
される。しかして、上述した第7図の回路の動作は常時
繰返し行われている。 したがつて、例えばチャンネルCHOに楽音割当てが行
われ、次いで第13図のデータ転送期間Ttにおいてチ
ャンネルCHOのについての各種データの転送が行われ
、次いて第13図の楽音演算期間Tgに入り、チャンネ
ルCHOのENVDATAl5〜0およびFREQDA
TAl5〜0が信号PIA5〜010〜3Jのタイミン
グにおいて第7図の回路へ逐次供給されると、チヤンネ
ノL/C,HOの楽音信号が上記の過程で形成される。
一方、チャンネルCHOの発音割当てが行われていない
時は、上述したチャンネルCHOのENVDATAl5
〜0,FREQDATA15〜0が共にROJと5/な
り、楽音形成は行われない。3)キーオフ処理 キー群102(第3図)の押下されていたキーが離鍵さ
れると、前述したようにキーアサイナ103が、離鍵さ
れたキーの発音割当てが行われているチャンネル(CH
O〜CHl5)の発音終了を指示するデイケイコマンド
またはダンプコマンドを出力する。 以下、これらのコマンドに対応して行われる処を説明す
る。(1)デイケイコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音終了を指令する場合、キ
ーアサイナ103は16ビットのデイケイコマンド66
00・・・0r゛(第0ビットが゜“1゛で、他のビッ
トは“゜0゛)をアドレス信号と共に出力する。 このデイケイコマンドは第5図に示すデイケイコマンド
レジスタ38に読込まれる。次いで、クロックパルスI
NITCLKが立上ると、同レジスタ38内のデイケイ
コマンドがデイケイレジスタ39に読込まれ、デイケイ
マルチプレクサ40へ供給される。 デイケイマルチプレクサ40は、前述したイーツトマル
チプレクサ34、ランマルチプレクサ35と同一構成で
あり、チャンネルアドレス信号CHA3〜0が10.J
の時人力端のデータ(16ビット)の第0ビット目の信
号を出力し、 CH3・・・0がRl5jの時人力端の
データの第15ビット目の信号を出力する。このデイケ
イマルチプレクサ40の出力は、レジスタ41によつて
1ベースクロックタイム遅延された後、信号DEOAY
としてデイケイダンプ制御回路29へ出力される。デイ
ケイダンプ制御回路29は、同信号DECAYに基づい
てチャンネルCHOにおいてデイケイ指令が出力された
ことを検知し、デイケイリクエスト信号DEQを、アド
レス信号PIA5〜0が10〜3.Jのタイミングにお
いて出力すると共に、次の処理を行う。 すなわち、レ
ジスタ24からセグメントメモリ22のチャンネルCH
Oに対応する第0記憶スロット内のデータが出力された
時、このデータをチェックし、同データの値に応じて次
の各データEDをアダー25の入力端子Aへ出力する。 ,,,,この処理により、その時点にお
けるチャンネルCHOの楽音形成がセグメント9〜4の
いずれにある場合においても、楽音形成がセグメント5
へ強制的に移行し金以後セグメント5〜7の楽音形成が
行われる。 また、チャンネルCHOの楽音形成がセグメント5〜7
のいずれかになる場合は、そのまま楽音形成が進行する
。以上がデイケイコマンドに対する処理である。1)ダ
ンプコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音を急速に終了させる場合
、キーアサイナ103は16ビットのダンプコマンド“
゜00・・・0F゛(第0ビットが“1゛)をアドレス
信号と共に出力する。 このダンプコマンドは第5図に示すダンプコマンドレジ
スタ42内に読込まれる。次いで、クロックパルスIN
ITCLKが立上ると、同レジスタ42内のダンプコマ
ンドがダンプレジスタ43内に読込まれ、ダンプマルチ
プレクサ44へ供給される。 ダンプマルチプレクサ44は、デイケイマルチプレクサ
40と同様に、チャンネルアドレス信号CHA3〜0に
基づいて入力端へ供給されるデータ(16ビット)を直
列データに変換し、レジスタ41へ出力する。レジスタ
41はダンプマルチプレクサ44の出力を1ベースクロ
ックタイム遅延させ、信号DAMPとしてデイケイ・ダ
ンプ制御回路29へ出力する。デイケイ・ダンプ制御回
路29は、この信号DAMPに基づいてチャンネルCH
Oに対するダンプ指令が出力されたことを検知し、以後
、アドレス信号PIA5〜0がRO〜3Jのタイミング
においてダンプリクエスト信号DAQC゜l゛)を第6
図左下部にデータセレクタ59へ出力する。これにより
、以後、エンベロープ演算メモリ54から出力されるチ
ャンネルCHOのエンベロープデータ11,12,Aが
各々、減衰回路63によつて―・・1164Jに減衰さ
れ、データセレクタ59を介してアダー57へ供給され
る。これにより、発生楽音が急速に減衰する。以上がダ
ンプコマンドに対する処理である。 なお、パーカツシ
ブ系の楽音の場合、キーオフ時点においてセグメント9
〜7がすでに終了している場合もある。 このような場合は、勿論デイケイ、ダンプコマンドがキ
ーアサイナ103から出力されることはない。 (9)発音終了処理 発音終了は第5図のセグメントメモリ22内のデータが
R8J(“゜1000゛)になつた場合、またはENV
DATAl5〜0(第6図参照)が負になつた場合に検
出される。 すなわち、第5図のレジスタ24の出力の第3ビットが
オアゲート27の第1入力端へ供給されている。また、
第6図下部に示す負データ検出回路64はENVDAT
Al5〜0が負になつた時信号RER(“1゛信号)を
出力する回路であり、この信号RERは同オアゲート2
7の第2入力端へ供給される。 この結果、発音が終了すると、オアゲート27から“゜
1゛信号が出力され、発音終了処理回路28へ供給され
る。発音終了処理回路28はオアゲート27の出力およ
びチャンネルアドレス信号CHA3〜0に基づいてどの
チャンネル(CHO〜CEl5)の発音が終了したかを
検知し、終了したチャンネル(CHO〜CHl5)を示
す16ビットの信号SFCを出力する。例えばチャンネ
ルCHOが終了した場合、信号GFCとして゜“11・
・・10゛(第0ビットが“0゛)を出力する。この信
号SFCはランレジスタ32、デイケイレジスタ39、
ダンプレジ又汐43へ供給され、これにより、これらの
レジスタ.32,39,43の各第0ビットがリセット
される。ランレジスタ32の第0ビットがリセットされ
ると、このランレジスタ32の出力がキーアサイナ10
3へ供給されていることから、キーアサイナ103がチ
ャンネルCHOの発音・終了を検知し、その機のキーオ
ンに対してチャンネルCHOに新たな発音割当てを行う
。なお、上記実施例の説明では、この発明のウエイブジ
エネレータを電子オルガンに適用したが、電子オルガン
以外の同様な他の電子楽器にも勿論この発明を適用でき
る。 また上記実施例ではエンベロープ波形を8個のセグメン
トに分割し、各セグメントにおいて独立した波形計算を
実行できるようにしたが、分割するセグメントの数は8
個に限定されない。更に楽音波形のアタック状態、サス
チイン状態、デイケイ状態を上記セグメントに対して割
当てる割当てかたも、上記実施例中の説明のものに限定
されない。〔発明の効果〕 以上詳述したように、この発明によれば、複数の楽音形
成チャンネルにおいてそれぞれ楽音信号形成のために用
いられる楽音パラメータを発生する楽音パラメータ発生
手段を、各チャンネル毎の楽音パラメータが各々記憶さ
れる読み書き可能なメモリ(実施例では、メモリ54,
55)と、このメモリ内の各チャンネル毎の楽音パラメ
ータの読出し/書込みを順次行うためのアドレスデータ
を順次時分割で発生するアドレスデータ発生手段(実施
例では、マスタカウンタ2およびバイブラインレジスタ
3)と、楽音パラメータを変化させるための各チャンネ
ル毎の変化データを、前記アドレスレータ発生手段の時
分割タイミングに同期して順次出力する変化データ発生
手段(実施例では、メモリ66,67)と、前記メモリ
から読み出された楽音パラメータと前記変化データとを
演算し、その演算結果を前記メモリへ供給して記憶させ
る演算手段(実施例では、アダー57,60)とによつ
て構成するようにしたので、チャンネル数の変更に容易
に対処することができると共に、チャンネル数が異なる
機種間における回路の共通化が可能になる効果がある。 図面の簡単な説明第1図および第2図各々、この発明の
一実施例において用いられる楽音波形形成の基本原理を
説明するためのブロック図および楽音信号のエンベロー
プ波形図、第3図はこの発明の一実施例を適用した電子
オルガンの構成を示すブロック図、第4図〜第7図は各
々同実施例におけるウエイブジエネレータ内の各部の構
成例を示す回路図、第8図は同実施例において用いられ
る各種クロックパルスの波形図、第9図〜第11図は各
々、同実施例における増分値データメモリ11、初期値
データメモリ13、セグメントデータメモリ15の各記
憶内容を示す図、第12図はメモリ11,13,15内
のデータをメモリ54,55,66,67,76へ各々
転送する過程を説明するためのタイミングチャート、第
13図は信号1NIT−1と信号RUN−1を説明する
ためのタイミングチャート、第14図はメモリ54,5
5の記憶内容を示す図、第15図は各セグメント9〜7
の時間計測過程を説明するためのタイミングチャート、
第16A図、第16B図はエンベロープおよび位相演算
の過程を説明するためのタイミングチャートであり、第
16B図は第16A図の続きである。 第17図はマイクロプログラムメモリ47から出力され
るマイクロ命令を示す図、第18図は第7図に示す楽音
演算回路の動作を説明するためのタイミングチャート、
第19図は従来のウェイ゛ジェネレータの構成の一部を
示す図である。2・・・・・・マスタカウンタ、3・・
・・・・パイプラインレニスタ、54・・・・・エンベ
ロープ演算メモリ、55・・・・位相演算メモリ、57
,60・・・・・アダー、6・・エンベロープ増分値メ
モリ、67・ ・・位相1分値メモリ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の楽音形成チャンネルと、楽音パラメータ発生
手段とを有し、前記各楽音形成チャンネルにおいて前記
楽音パラメータ発生手段から発生される各チャンネルご
との楽音パラメータ信号に基づいて楽音信号をそれぞれ
形成出力する電子楽器用ウエイブジエネレータにおいて
、前記楽音パラメータ発生手段は、 (a)複数のアドレスを有し、前記各チャンネルごとの
楽音パラメータが各々記憶される読み書き可能なメモリ
と、(b)前記メモリ内の各チャンネルごとの楽音パラ
メータの読出し/書込みを順次行うためのアドレスデー
タを、順次時分割で発生するアドレスデータ発生手段と
、(c)前記楽音パラメータを変化させるための、各チ
ャンネルごとの変化データを、前記アドレスデータ発生
手段の時分割タイミングに同期して順次出力する変化デ
ータ発生手段と、(d)前記メモリからの読み出された
楽音パラメータと前記変化データとを演算し、その演算
結果を前記メモリへ供給して記憶させる演算手段と、を
具備してなる電子楽器ウエイブジエネレータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51158947A JPS6042953B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 電子楽器用ウエイブジエネレ−タ |
US06/214,939 US4373416A (en) | 1976-12-29 | 1980-12-10 | Wave generator for electronic musical instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51158947A JPS6042953B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 電子楽器用ウエイブジエネレ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5383609A JPS5383609A (en) | 1978-07-24 |
JPS6042953B2 true JPS6042953B2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=15682798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51158947A Expired JPS6042953B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 電子楽器用ウエイブジエネレ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042953B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2459524A1 (fr) * | 1979-06-15 | 1981-01-09 | Deforeit Christian | Synthetiseur numerique polyphonique de signaux periodiques et instrument de musique comportant un tel synthetiseur |
JPS56149094A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic musical instrument |
JPS56149093A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic musical instrument |
JPH0631969B2 (ja) * | 1981-06-11 | 1994-04-27 | カシオ計算機株式会社 | 電子楽器 |
JPS5913296A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 電子楽器 |
JPS6145296A (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-05 | カシオ計算機株式会社 | 信号処理装置 |
-
1976
- 1976-12-29 JP JP51158947A patent/JPS6042953B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5383609A (en) | 1978-07-24 |
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