JPS6042952B2 - 電子楽器用ウエイブジエネレ−タ - Google Patents

電子楽器用ウエイブジエネレ−タ

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JPS6042952B2
JPS6042952B2 JP51158946A JP15894676A JPS6042952B2 JP S6042952 B2 JPS6042952 B2 JP S6042952B2 JP 51158946 A JP51158946 A JP 51158946A JP 15894676 A JP15894676 A JP 15894676A JP S6042952 B2 JPS6042952 B2 JP S6042952B2
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昭紀 遠藤
博万 加藤
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は電子楽器用ウエイブジエネレータに関する。 一般に、自然楽器から発生される楽音波形は、時間の経
過とともに複雑に変化しているものである。ところで従
来の電子楽器では、鍵盤キー操作に対応して発生される
楽音波形に対し、所定のエンベロープ波形を与えて楽音
を発生させているが、このエンベロープ波形はキーのオ
ン・オフに対応して変化するというきわめて単純もので
あり、また楽音波形そのものはその発生開始時から終了
時まで一定で同じ波形が繰返され、発生される楽音の音
色は時間の変化に対して固定されている。 このため従来の電子楽器から発生される楽音は自然楽器
から発生される楽音に比べきわめて単調であり、不自然
な感じを与える。また、上記エンベロープ波形は、一旦
決めてしまうとその後は容易に変更することが困難であ
るという欠点もある。 この発明は、上記欠点を解消するためになされたものて
、その目的とするところは発生される楽音を時間的に任
意に変更できるようにして複雑な楽音を自由に得られる
ようにした電子楽器用ウエイブジエネレータを提供する
ことである。 以下、この発明によるウエイブジエネレータの一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。 最初に、この実施例によるウエイブジエネレータにおい
て用いられる楽音波形形成の基本原理について説明する
。まず、このウエイブジエネレータにおいては、y=A
SIN(ω0t+11SINω1t+I2SINO2t
・・・・・・(1)なる周波数変調演算の式に基づいて
、ディジタル方式によつて楽音波形が形成される。 この(1)式において、Aは楽音波形の振幅を決定する
要素であり、ωoは周波数変調における搬送波の周波数
を決定する要素であり、また、−ω1,ω2および11
,12は周波数変調における変調波の周波数および振幅
を決定する要素てある。第1図は、上記(1)式に基づ
いて楽音波形を形成する場合の基本的回路構成の一例を
示す図てあり、この図においてACCl〜ACC3はい
ずれも累算器てある。 これらの累算器ACCl〜ACC3は各々、各入力端に
供給される位相の増分値Δω1,Δω2 Δω。を一
定周期のクロックパルスに従つて累算し、その累算結果
を順次出力するサインテーブルSINl,SIN2は共
にサイン波形の各瞬時値を記憶しているメモリであり、
累算器ACCl,ACC2の出力が各々アドレス信号と
して供給されると、同アドレス信号に対応する番地内に
記憶されている瞬時値が読出され乗算回路Ml,M2へ
各々供給される。以上の構成において、例えば累算器A
CCIがROJから累算を開始し、そして、オーバフロ
ーするまでの期間で、サインテーブルSINlから丁度
1周期分のサイン波の各瞬時値が順次読出される。 この場合、累算器ACClの累算速度は、クロックパル
スの周期が一定であることから一定であり、したがつて
、位相の増分値Δω1が一定の場合、サインテーブルS
INlから出力されるサイン波の周期は一定となる。言
い換えれば、位相の増分値Δω1の値を変化させること
により、サインテーブルSINlから出力されるサイン
波の周期(周波数)を変化させることができる。例えば
、位相の増分値Δω1を大とすれば、サイン波の周期は
小となり、また、増分値Δω1を小とすればサイン波の
周期が大となる。また、累算器ACCl〜ACC3にお
いて各々行われる累算を式によつて示すと、となる。 なお、これらの式においてω1!NT,ω21NT9ω
O!NTは各々位相の初期値であるo再び第1図に戻る
と、乗算器M1はサインテーブルSINlの出力と、前
記第(1)式における11の値を発生する数値発生回路
11の出力とを乗算するもので、その出力は加算回路A
Uへ供給される。同様に、乗算器M2はサインテーブル
SIN2の出力と、第(1)式における12の値を発生
する数値発生回路12の出力とを乗算し、乗算結果を加
算回路・AUへ出力する。加算回路AUは乗算器Ml,
M2、累算器ACC3の各出力を加算し、加算結果をサ
インテーブルSIN3へアドレス信号として供給する。
サインテーブルSIN3は前述したサインテーブルSI
Nl,2と同一構成であり、その出力・は乗算器M3へ
供給される。乗算器M3はサインテーブルSIN3の出
力と、第(1)式におけるAの値を発生する数値発生回
路Aの出力とを乗算し、その乗算結果を出力する。しか
して、以上の説明から明らかなように、−第一ノ1図に
示す各ブロックの出力は各々、第(1)式における次の
各要素に対応している。 SIN3:SIN(ω。 t+11SfsJω1t+I2SINω2t)M3:A
SIN(ω0t+11SINω1t+I2SINω2t
)すなわち、乗算器M3の出力として第(1)式に示す
波形が得られる。なお、乗算器M3の出力は当然のこと
ながらディジタルデータである。したがつて、楽音波形
を得るには、このデータをD/A(ディジタル/アナロ
グ)変換器によつてアナログ波形とする必要がある。以
上、楽音波形形成回路の基本的構成について述べたが、
次に、この実施例における楽音波形形成の過程を更に詳
しく述べる。 この実施例によるウエイブジエネレータは、前記第(1
)式のA9ω09119129ω19ω2の各々を楽音
の発生から停止までの間に適宜変化させ、これにより、
形成される楽音がより自然楽器の楽音に近づくように構
成されている。 すなわち、このウエイブジエネレータにおいては、楽音
波形の振幅エンベロープを例えば第2図に示すものとす
れば、このエンベロープにおける楽音発生時点t1から
楽音停止時点T2までの間を8個のセグメント0〜7に
分割し、各セグメント毎に上記A,ω0,11・・・・
・・として別個の値(同じ値の場合もある)を設定し、
この設定された値に基づいて第(1)式の楽音波形を形
成する。またこの場合、各セグメント内においても上記
A,ll,l2の各値が各々−変化し、これにより、形
成される楽音波形が各セグメント0〜7内においても順
次変化するようになつている。そして、各セグメント0
〜7内におけるA,ll,l2の各値の変化は以下の式
に基づいて行なわれる。 なお、これらの式においてΔA,Δ11,Δ■2は各々
第(1)式におけるA,ll,l2の増分値、A!NT
lll、T,l2ONTは各々A,ll,l2の初期値
である。 また、セグメント0〜7の各々の時間幅は、後述するセ
グメントデータ、すなわち、レイトカウントデータRC
DO−RCD7およびエンベロープカウントデータEC
DO上CD7によつて決定されるようになつている。し
かして、以上述べたことから明らかなように、このウエ
イブジエネレータにおいては1つの楽音波形(1個のキ
ー操作によつて発生する楽音波形)を発生するために、
次の各データ(合計70W0RD;1W0RD=16ビ
ット)を必要とする。 (4)第1表および第2表に示す増値分(48W0RD
) (B)初期値(6W0RD) A!NT9ll!NT9l2!NT ω0INT9ω1 !NT9ω21NT (C)セグメントデータ(16W0RD)レイトカウン
トデータRCDO−RCD7エンベロープカウントデー
タECDO上CD7したがつて、このウエイブジエネレ
ータにおいては、発生すべき楽音の音色および音高に対
応して上述した(4)〜(C)の各データが予めメモリ
内に設定されており、このメモリ内の各データを読出し
て楽音の形成が行われる。 例えば、音色の種類が1唯類、キーの数が44個の電子
オルガンの場合は、上述した各データが44圓メモリ内
に設定される。以上が、この実施例によるウエイブジエ
ネレータにおいて用いられる楽音波形の基本原理である
。 次に、このウエイブジエネレータを電子オルガンに適用
した場合について詳細に説明する。 第3図は上記電子オルガンの構成を示すブロック図であ
り、この図において符号101は音色を設定するための
音色レバー、102は鍵盤に設け1られたキー群である
。音色レバー101は、この実施例においてはm個のレ
バーから構成され、また、各レバーに対応してw個の音
色スイッチが設けられている。そして、各音色スイッチ
の出力が各々キーアサイナ103へ供給される。キー群
102は、この実施例においては44個のキーと各キー
に対応する44個のキースイッチから構成され、各キー
スイッチの出力が各々キーアサイナ103へ供給される
。キーアサイナ103は、上述した音色スイッチの各出
力に基づいて、現在設定されiている音色を検出すると
共に、上述したキースイッチの出力に基づいて、新たに
押下されたキー、離鍵されたキーを検出する。そして、
新たに押下されたキーを検出した場合は、同キーの楽音
発生をこの発明によるウエイブジエネレータ104の,
いずれかのチャンネル(後述する)に割当て、また、離
鍵されたキーを検出した場合は、同キーの発音が割当て
られている上記チャンネルに発音停止を指示する。この
キーアサイナ103にはRAM(ランダムアクセスメモ
リ)105およびROM(リードオンメモリ)106が
各々接続されている。そして、RAMlO5には、チャ
ンネル割当ての際使用される各種データテーブル、デー
タファイル等が記憶されており、また、ROMlO6に
は、音色スイッチの検出、キーの押鍵・離鍵の検出、チ
ャンネル割当て等の際に使用されるプログラムおよびウ
エイブジエネレータ104における楽音波形の際必要な
各種のデータ、すなわち前述した(4)〜(C)の各デ
ータ等が記憶されている。ウエイブジエネレータ104
は前述した基本原理に基づいて楽音波形を形成するもの
で、データボート107および楽音波形形成部108か
ら構成されている。 なお、データボート107の詳細一第4図に、楽音波形
形成部108の詳細を第51〜第7図に示す。このウエ
イブジエネレータ14は、この実施例では16チャンネ
ル(第0チヤ7ネルCHO〜第15チャンネルCHl5
)の楽音波?演算系を有し、16の楽音波形を同時に形
成でき・ようになつている。ただし、楽音波形を前記(
1)くに基づいて演算する演算部および前述したサイノ
テーブルは各々1回路であり、これらの演算部jよびサ
インテーブルを時分割によつて使用する(うになつてい
る。次に、第4図〜第7図に示すウエイブジエネレータ
104を詳細に説明する。 1〕 概略動作 第3図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され
ると、キーアサイナ103がこれを検知し、押下された
キーの発音を第0〜第b発音チャンネルCHO〜CHl
5の内の空いているチャンネルに割当てる。 次に、キーアサイナ103は、押下されたキーに対応し
、かつ音色レバー101の設定状態に対応する楽音波形
用データ(70W0RD)をROMlO6から読出し、
第4図に示す増分値データメモリ11、初期値データメ
モリ13、セグメントデータメモリ15へ転送する。こ
の転送が終了すると、次に、発音を割当てたチャンネル
の発音開始を指示するスタートコマンドを出力する。こ
のスタートコマンドは、第5図に示すスタートコマンド
レジスタ30に読込まれる。スタートコマンドレジスタ
30にスタートコマンドが読込まれると、次のクロック
パルスINITCLK(第8図参照)の立上り時点から
256μSec(INITCLKの1周期)の間に、第
4図のメモリ11,13,15内のデータが第6図に示
すエンベロープ演算メモリ5牡位相演算メモリ55、エ
ンベロープ増分値メモリ66、位相増分値メモリ67、
セグメントカウントメモリ76へ転送される。そして、
この転送が終了した時点以降楽音波形演算が行われる。
この楽音波形演算においては、次の3系統の演算が並列
的に行なわれる。 (1)セグメント演算 この演算はは第6図のセグメントカウントメモリ76
、その下部の回路および第5図のセグメントメモリ22
等によつて行われるもので、セグメントカウントメモリ
76内のセグメントデータに基づいて第2図に示すセグ
メント0〜7の各時間を順次計測し、この計測結果に応
じて、第5図のセグメントメモリ22から現在実行中の
セグメント番号を逐次出力する。 このメモリ22から出力されるセグメント番号に応じて
前述した第1表および第2表に示す各増分値データが選
択される。(Ii)エンベロープおよび位相演算この演
算は、前述した第(5)〜第(7)式および第(2)〜
第(4)式の演算であり、第6図に示すエンベロープ演
算メモリ5牡位相演算メモリ55、これらのメモリ54
,55の下部に示される回路およびエンベロープ増分値
メモリ66、位相増分値メモリ67によつて行われる。 そして第(5)〜第(7)式の各演算結果が第6図下部
に示すENVDATAl5〜0として第7図の楽音演算
回路へ逐次供給され、また第(2)〜第(4)式の各演
算結果が第6図下部に示すFRQDATAl5〜0とし
て第7図の楽音演算回路へ逐次供給される。(Iii)
楽音波形演算 この演算は、前述した第(1)式の演算であり、第7図
に示す楽音演算回路によつて行われる。 この楽音演算回路は、マイクロプログラムメモリ47内
のマイクロ命令に従い、上述したENVDATAl5〜
0およびFREQDMTAl5〜0を用いて楽音波形演
算を行う。 次に、楽音の終了は次の様にして行われる。 キー群102の押下されていたキーが離鍵されると、キ
ーアサイナ103が、離鍵されたキーの発音割当てが行
われているチャンネルの発音終了を指示するデイケイコ
マンドまたはダンプコマンドを出力する。デイケイコマ
ンドは第5図のデイケイコマンドレジスタ38に読込ま
れ、またダンプコマンドはダンプコマンドレジスタ42
に読込まれる。デイケイコマンドがキーアサイナ103
から出力されると、その時の楽音波形演算がセグメント
0〜4のどのセグメントにある場合でも、強制的にセグ
メント5へ移行され、以後セグメント5〜7の楽音波形
演算が行われる。また、その時の楽音波形演算がセグメ
ント5〜7のいずれかにある場合は、そのまま各セグメ
ントの波形演算が順次実行される。一方、ダンプコマン
ドがキーアサイナ103から出力された場合は、その時
の波形演算がどのセグメントにある場合でも、楽音が一
定のスピードで急速に減衰する。次に、上述した各動作
および各動作に係る構成について説明する。 2〕 メモリ11,13,15の書込み 第4図において、マスタクロック発生器1は回路各部で
使用される4種類のクロックパルスMCLKl,MCL
K2,MCLK3,INITCLKを発生する回路であ
る。 第8図に、これらのクロックパルスMCLKl〜IMI
TCLKの波形および相互関係を示す。マスタカウンタ
2はマスタクロックMCLKlに従つてカウント動作を
行う10ビットのバイナリイカウンタであり、そのカウ
ント出力はアドレス信号1A5〜0,ISA9〜6とし
て出力される。ここで、アドレス信号1A5〜0はカウ
ント出力の第5ビット〜第0ビット(下位6ビット)、
アドレス信号1SA9〜6はカウント出力の第9ビット
〜第6ビット(上位4ビット)である。バイブラインレ
ジスタ3はクロックパルスMCLKlによつてトリガさ
れる、言い換えればクロックパルスMCLKlのタイミ
ングで入力データを読込む10ビットのレジスタである
。 すなわち、このバイブラインレジスタ3はマスタカウン
タ2の出力をクロックパルスMCLKlの1周基(25
0r1sec;以下この時間をベースクロックタイムと
称する)遅延させて出力する。 このバイブラインレジスタ3の出力は、アドレス信号P
ISA5〜0(下位6ビット)。PIA9〜6(上位4
ビット)として出力される。アドレスデコーダバッファ
10は、キーアサイナ103(第3図)から出力されて
アドレスバス17を介して供給されるアドレス信号が一
時記憶される10ビットのレジスタである。増分値デー
タメモリ11は、キーアサイナ103から出力されてデ
ータバス18を介して供給される増分値データ(前記第
1表および第2表参照)が書込まれるメモリであり、第
9図に示すように、チャンネルCHO〜チャンネルCH
l5の各々に対応する記憶エリアを有している。そして
、例えばチャンネルCHOに発音が割当てられた楊合は
、第1表および第2表に示す48W0RDの増分値デー
タがキーアサイナ103から出力され、第9図のチャン
ネルCHOに対応するエリア内に書込まれる。初期値デ
ータメモリ13は、キーアサイナ103から出力される
初期値A!Nτ,111NT9121NT9ω0INT
91N▼ ω2 工Nτが書込まれるメモリであり、第
10図に示すようにチャンネルCHO〜CHl5の各々
に対応するエリアを有している。セグメントデータメモ
リ15は、キーアサイナ103から出力されるセグメJ
ントデータ、すなわちレイトカウントデータRCDO−
RCD7およびエンベロープカウントデータECDO上
CD7が書込まれるメモリであり、第11図に示すよう
に、チャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエリ
アを有している。データセレクタ4,6,8は各々、入
力端子AまたはBのデータの一方を選択的に出力する回
路であり、キーアサイナ103から出力されるメモリ選
択信号MSに応じて上記選択を行う。メモリ選択信号M
Sは3ビットの信号であ4り、その第0ビットがデータ
セレクタ4および図示は省略しているがメモリ11へ供
給され、第1ビットがデータセレクタ6およびメモリ1
3へ、また第2ビットがデータセレクタ8およびメモl
川5へ供給される。そして、上記信号;MSの第0ビッ
トが゜“1゛になると、データセレクタ4が入力端子B
のデータ(アドレス信号)を選択して出力し、また、メ
モリ11がデータ書込み可能状態となる。信号MSの第
1ビット、第2ビットが各々“r゛になつた場合、.デ
ータセレクタ6,8、メモリ13,15が同様に動作す
る。アドレスバッファ5,7,9はバッファ増幅器であ
り、また、バッファレジスタ12,14,16は各々、
入力されるデータをベースクロックタイム(250r)
Sec)遅延させ.て出力するレジスタである。いま、
第3図に示すキー群102のいずれかのキーが押下され
、このキー操作に応じて、キーアサイナ103が押下キ
ーの発音を例えばチャンネルCHOに割当てたとする。 この場合、キーアサイナ103は、該押下キーに関する
第1表、第2表の各増分値データを、第9図のチャンネ
ルCHOのエリアの各アドレスを示すアドレス信号と共
に順次出力し、またこの時同時にメモリ選択信号MS′
400P2(第0ビットが“1゛)を出力する。キーア
サイナ103から出力されたアドレス信号はアドレスバ
ス17を介してアドレスデコーダバッファ10内に順次
書込まれ、この書込まれたアドレス信号がデータセレク
タ4およびアドレスバッファ5を介してメモリ11へ順
次供給される。これにより、データバス18を介してメ
モリ11へ供給される増分値データが第9図に示すチヤ
ンネノL/CHOに対応するエリア内に順次、図に示す
状態で書込まれる。次に、キーアサイナ103は、同様
にして初期値データおよびセグメントデータをアドレス
信号およびメモリ選択信号MSと共に順次出力する。こ
れにより、第10図に示すメモリ13、第11図に示す
メモリ15のチャンネルCHOに対応する各エリア内に
各データが順次図に示す状態で書込まれる。3〕 メモ
リ11,13,15内のデータをメモリ54,55,6
6,67,76(第6図)へ転送第12図イ,口は各々
クロックパルス MCLKl,INITCLKの波形を示す図、ハ,二は
第4図のマスタカウンタ2から出力されるアドレス信号
1A5〜0およびISA9〜6を示す図、ホ,へは各々
第4図のバイブラインレジスタ3から出力されるアドレ
ス信号PIA5〜0およびPISA9〜6を示す図であ
る。 この図に示すように、アドレス信号1A5〜0およびI
SA9〜6は共に、クロックパルスINITCLKの立
上りにおいてROョとなる。また、アドレス信号PIA
5〜0およびPISA9〜6は各々、アドレス信号1A
5〜0およびIAS9〜6を1ベースクロックタイム(
250nsec)遅延させた信号となる。第12図卜は
チャンネルアドレス信号CI(A3〜0を示す図である
。 このチャンネルアドレス信号CHA3〜0は第7図に示
すマイクロプログラムメモリ47から出力される信号で
あり、第12図卜に示すように、アドレス信号1A5〜
0がRO〜3ョの時RO.j.r4〜7Jの時RlJ,
r8〜11ョの時R2J−J6O〜63Jの時Rl5J
となる4ビットの信号である。このチャンネルアドレス
信号CHA3〜0の各値はチャンネルCHO〜CHl5
に対応しており、例えばチャンネルアドレス信号CHA
3〜OがROJの時は、チャンネルCHOの処理が行わ
れ、またRl5ョの時はチヤンネノL/CHl5の処理
が行われる。そして、メモリ11,13,15内のデー
タをメモリ54〜76へ転送する場合は上記の各アドレ
ス信号が用いられる。次に、メモリ11,13,15内
の各データの読出しについて説明する。これらのメモリ
11,13,15内の各データは、前述したデータ書込
の場合を除き常時並列に読出されている。すなわち、前
述したデータ書込みの場合以外は、メモリ選択信号MS
が゜゜0,0,0゛となり、したがつてデータセレクタ
4,6,8が各々入力端子Aのデータを出力する。この
結果、マスタカウンタ2から出力されるアドレス信号1
A5〜0およびISA9〜6がデータセレクタ4,6,
8、アドレスバッファ5,7,9を介してメモリ11,
13,15の各アドレス端子ADへ供給され、これによ
り、メモリ11,13,15内の各データが逐次読出さ
れる。ただし、メモリ11へ供給されるアドレス信号は
,IA5〜0、ISA9〜6であるが、メモリ13へ供
給されるアドレス信号はIA5〜0およびISA6(マ
スタカウンタ2の出力の第6ビットの信号)てあり、ま
たメモリ15へ供給されるアドレス信号1A5〜1(マ
スタカウンタ2の出力,の第1〜第5ビットの信号)お
よびISA8〜6(同第6〜第8ビットの信号)である
。次に、各メモリ11,13,15内のデータの読出し
過程を詳述する。 (1) メモリ11 まず、アドレス信号1A5〜0として 10J..ISA9〜6としてROョが供給されると、
第9図に示すデータΔ110
〔0〕が読出され(第12
図チ参照)、次いでIA5〜0としてRl.j.ISA
9〜6としてROJが供.給されると、第9図のデータ
Δ120〔1〕が読出され、 、IA5としてR63j
.IsA9〜6としてROJが供給されると、データΔ
ん〔63〕が読出される。 すなわち、ISA9〜6がROJの場合は各チャンネル
CHO〜CHl5のセグメント0のエンベロープ増分値
データ(Δ110,Δ120,ΔAO)が読出される。
次に、ISA9〜6がRlJになると、IA5〜0がR
O〜63ョにわたつて変化する間に、各チャンネルCH
O〜CHl5のセグメント1のエンベロープ増分値デー
タΔ111〔〔〕,Δ121〔1a〕・・・ΔA1〔6
3a〕が読出され(第12図チ参照)、以下同様にして
各エンベロープ増分値データが順次読出される。次に、
ISA9〜6力げ8J(゜゛1000゛)になると、I
A5〜0がRO〜63Jにわたつて変化する間に各チャ
ンネルCHO〜CHl5のセグメント0の位相増分値デ
ータ(Δω20,Δω9,Δω00)が読出され、以下
同様に、各位相増分値データが順茨読出される。以上の
過程から明らかなように、アドレス信号1SA8〜6の
各値の各々はセグメント0〜7に対応し、また、アドレ
ス信号1SA9の“゜0゛,4′r゛は各々第9図に示
すエリアEO,Elに対応している。そして、上記過程
により読出された各データはバッファレジスタ12(第
4図)により1ベースクロックタイム遅延されて出力さ
れる(第12図り参照)。1) メモリ13 アドレス信号1SA6が′40力の場合は、アドレス信
号1A5〜0がRO〜63Jにわたつて変化する間に第
10図に示すデータ11,NT(イ)〕〜A!旧〔63
〕(エンベロープ初期値データ)が読出され、アドレス
信号1SA6が゜“1゛の場合は、アドレス信号1A5
〜0がRO〜63.Jにわたつて変化する間に、第10
図のデータω1,NTC01〕〜ω0,Nェ〔63a〕
(位相初期値データ)が読出される(第12図チ参照)
。 そして、読出された各データはバツフアアレジスタ14
によつて1ベースクロックタイム遅延されて出力される
(第12図り参照)。m メモリ15 アドレス信号1SA8〜6がROョの場合は、アドレス
信号1A5〜1がRO〜31Jにわたつて変化する間に
第11図に示すデータRCDO
〔0〕〜ECDO〔31
)が読出され、アドレス信号1SA8〜6がRlJの場
合は、アドレス信号1A5〜1がRO〜31Jにわたつ
て変化する間に第11図のデータRCDl〔〔〕〜EC
Dl〔31a〕が読出され、以下、同様にして各セグメ
ントデータが順次読出される(第12図ヌ参照)。 すなわち、メモリ15の読出しは2ベースクロックタイ
ム毎に行われ、またアドレス信号1SA8〜6の各値は
各々セグメント0〜7に対応している。そして、メモリ
15から読出された各データはバッファレジスタ16に
よつて1ベースクロックタイム遅延されて出力される(
第12図ル参照)。次に、メモリ11,13,15内の
データがメモリ54,55,66,67,76へ転送さ
れる過程を説明する。 いま、キーアサイナ103が押下キーの発音をチャンネ
ルCHOに割当てたとする。この場合、前述したように
、キーアサイナ103が発音すべき楽音の音高および音
色に対応する各種データを出力してメモl川1,13,
15のチャンネルCHOに対応するエリアに書込み、次
いでスタートコマド゜゛00・・・0r゛(16ビット
)を出力する。このスタートコマンドにおける第0ビッ
トの′6r′がチャンネルCHOのスタートを指示して
いる。このスタートコマンドが出力されると、以後、第
9図に示すメモリ11のエリアEO内のチャンネルCH
Oに対応する各エンベロープ増分値データが各々第6図
のエンベロープ増分値メモリ66へ転送され、また、エ
リアE1内のチャンネルCHOに対応する各位相増分値
データが各々第6図の位相増分値メモリ67へ転送され
、また、第10図に示すメモl川3内のチャンネルCH
Oに対応する各エンベロープ初期値データ(11,NT
,12,NT,AINT,)がエンベロープ演算メモリ
54へ、各位相初期値データ(ω11NT,ω21NT
,ω0,NT)が位相演算メモリ55へ各々転送され、
また、第11図に示すメモリ15のチャンネルCHOに
対応する各セグメントデータがセグメントカウントメモ
リ76へ転送される。以下、上記動作について詳述する
。前述したスタートコマンド4600・・・O丁5がキ
ーアサイナ103から出力されると、このスタートコマ
ンドがデータバス18を介して第5図のスタートコマン
ドレジスタ30(16ビット)に読込まれる。次に、ク
ロックパルスINITCLKが立上ると、この立上り時
点においてスタートコマンドレジスタ30の出力データ
がイニツトレジスタ31内に読込まれ、この読込まれた
データがイニツトマルチプレクサ34へ供給される。イ
ニツトマルチプレクサ34は、チャンネルアドレス信号
CHA3〜0(第12図卜)がROョの時人力データの
第0ビットの信号を出力し、以下、CHA3〜0がRl
J−Rl5Jの時各々入力データの第1ビット〜第15
ビットの信号を出力する(並直変換を行う)。すなわち
、イニツトレジスタ31に読込まれたデータ(スタート
コマンド)が4“00・・・0F′の場合、イニツトマ
ルチプレクサ34の出力信号1NIT−1は第12図オ
の波形となる。この信号1NIT−1のパルス幅は1μ
Secであり、また、第13図口に示すように、クロッ
クパルスINITCLK(第7313図イ)の1周期(
256μSec)間に16回発生する。 そして、この信号INIT−1が16回発生する際にメ
モリ54〜76のデータ書込みが行われる。この信号1
NIT−1はフリップフロップ37(第5図)のセット
入力端子Sへ供給される。フリップフロップ37はクロ
ックパルスMCLKlによつてトリガされるもので、信
号1NIT−1を1ベースクロックタイム遅延させ、信
号1NIT−1(第12図ワ)として出力する。そして
、上記信号INIT−1およびINITに基づいて、以
下の過程てメモリ54〜76のデータ書込みが行われる
。(11)メモリ66,67(第6図) これらのメモリ66,67は各々、第9図のエリアEO
,Elと同一容量のメモリであり、アドレス信号PIA
5〜0(第4図、第12図ホ参照)が下位アドレスとし
て供給され、また、アドレス信号PSA8〜6が上位ア
ドレスとして供給されている。 ここで、アドレス信号PSA8〜6について説明する。 第5図に示すセレクタレジスタ21は、信号1NIT−
1が゜゜0゛の時人力端子Aへ供給されているメモリ2
2の出力データをクロックパルスMCLKlのタイミン
グで読込み、また、信号1NIT−1が゜゜1゛の時は
入力端子Bへ供給されているアドレス信号ISA9〜6
(第12図ニ)をクロックパルスMCLKlのタイミン
グで読込む。そして、読込んだ信号をアドレス信号PS
A9〜6として出力する。すなわち、信号1NIT−1
が“゜1゛になると、アドレス信号1SA9〜6がセレ
クタレジスタ21において1ベースクロックタイム遅延
され(したがつてアドレス信号PISA9〜6と同一の
信号となり)、アドレス信号PSA9〜6として出力さ
れる。メモリ66,67へ上位アドレスとして供給され
るアドレス信号PSA8〜6はよ述したアドレス信号P
SA9〜6の下位3ビットである。次に、メモリ66,
67の各リード/ライト端子R/Wには各々アンドゲー
ト68,69の出力が供給されている。 また、アンドゲート68,69の各第1入力端へは信号
INITが供給され、アンドゲート68の第2入力端へ
はアドレス信号PSA9がインバータ70を介して供給
され、アンドゲート69の第2入力端へはアドレス信号
PSA9が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PSA9は、アドレス信号1SA
9がセレクタレジスタ21(第5図)によつて1ベース
クロックタイム遅延された信号であり(但し、信号IN
IT−1が′6F3の場合)、したがつて、ア,ドレス
信号PSA9が“0場の時は第4図のバッファレジスタ
12から第9図のエリアEO内のデータが出力され、ま
た、アドレス信号PSA9が゜゜1゛の時は、第4図の
バッファレジスタ12から第9図のエリアE1内のデー
,夕が出力される。 さて、クロックパルスINITCLKが′6r9信号に
立上り、次いで第12図ワに符号P1にて示す信号1N
ITが出力されると、この時点で信号PSA9が“0゛
であるところから同.信号1NITがアンドゲート68
を介してメモリ66のリード/ライト端子R/Wへ供給
される。 この時、第12図りに示すように、第4図のバッファレ
ジスタ12からはチャンネルCHOの、かつセグメント
0のエンベローープ増分値データ(Δ110,Δ19,
ΔAO:第9図)が順次出力され、メモリ66(第6図
)のデータ入力端へ供給されている。したがつて、符号
P1で示す信号1NITが出力されると、上記エンベロ
ープ増分値データがメモリ66内に書込まれる。次に、
第12図ワに符号P2にて示す信号1NITが出力され
ると、チャンネルCHOの、かつセグメント1のエンベ
ロープ増分値データ(Δ111,Δ121,ΔA1)が
メモリ66に順次書込まれ、以下、信号1NITが“1
゛信号になる毎に、チャンネルCHOの、セグメント2
,3・・・7の各エンベロープ増分値データが順次メモ
リ66内に書込まれる。次に第9図のエリアE1内のデ
ータがバッファレジスタ12(第4図)から順次出力さ
れる時は、前述したようにアドレス信号PSA9が゜゜
1゛となり、したがつて、アンドゲート69が開状態と
なり、信号INITがメモリ67のリード/ライト端子
R/Wへ供給される。 この結果、以後信号INITが出力される毎に、チャン
ネルCHOのセグメント0〜7の各位相増分値データ(
Δω109Δ ω209Δ ω00p′Δ ω179Δ
ω27ツ Δ ω07:第9図が順次メモリ67内
に書込まれる。 1)メモリ54,55 第4図のバッファレジスタ14から出力された初期値デ
ータは第6図に示すセレクタレジスタ51,52の各入
力端子Aへ供給される。 セレクタレジスタ51,52は各々、アンドゲート51
a,52aの出力が“1゛の時人力端子Aのデータをク
ロックパルスMCLK3(第8図参照)のタイミングで
読込み、アンドゲート51a,52aの出力が゜゜0゛
の時は、入力端子BのデータをクロックパルスMCLK
3のタイミングで読込む。 アンドゲート51a,52aの各第1入力端へは信号1
NITが供給され、またアンドゲート51aの第2入力
端へはアドレス信号PISA6がインバータ50を介し
て供給され、アンドゲート52aの第2入力端へはアド
レス信号PISM6が直接供給されている。 ここで、アドレス信号PISA6が“゜0゛の時は、第
10図に示すエンベロープ初期値データ(11!NT9
l2lNT9AINτ9)が第4図の7ゞツフアレジス
タ14から出力され、アドレス信号PISA6が“1゛
の時は第10図の位相初期値データ(ω1!NT9ω2
!NT9ω0INT)がバッファレジスタ14から出力
される。メモリ54,55は、第14図に示すようにチ
ャンネルCHO〜CHl5の各々に対応するエリアを有
し、また、各エリアが各々4記憶スロット(1スロツト
ニ20ビット)から構成されている。この場合、各エリ
ア内の4つのスロットがアドレス信号PIAl,Oによ
つてアドレスされ、また各エリアがアドレス信号PIA
5〜2によつてアドレスされる。 そして、これらのメモリ54,55はセレクタレジスタ
51,52の出力をクロックパルスMCLKlの立上り
のタイミングで読込む。 しかして、第12図ワに符号P1にて示す信号1NIT
が出力されると、この信号1NITのタイミングにおい
てアドレス信号PISA6が“゜0゛であることから、
信号1NITがアンドゲート51aを介してセレクタレ
ジスタ51へ供給される。 この結果、上述した信号1NITのタイミングにおいて
バッファレジスタ14(第4図)から出力されるチャン
ネルCHOのエンベロープ初期値データ(111NT9
121rqT9A1N,,)(第12図り参照)が順次
セレクタレジスタ51に読込まれ、次いで読込まれた各
初期値データがメモリ54のチャンネルCHOに対応す
るエリア内に順次読込まれる。 次に、第12図ワに符号P2にて示す信号1NITが出
力されると、この時アドレス信号PlSAが“1゛であ
るとから、同信号1NIT一がアンドゲート52aを介
してセレクタレジスタ52へ供給される。この結果、上
述した信号1NITのタイミングにおいてバッファレジ
スタ14から出力されるチャンネルCHOの位相初期値
データ(ω1!NT?ω2!NT9ω0ZN,)が順次
セレクタレジスタ52に読込まれ、次いで読込まれた各
初期値データがメモリ55のチャンネルCHOに対応す
るエリア内に順次読込まれる。以下、信号が出力される
毎に上記と全く同じ動作が繰返される。 (Iii) メモリ76 第4図のバッファレジスタ16から出力されたセグメン
トデータは第6図のセレクタレジスタ75の入力端子A
へ供給される。 セレクタレジスタ75は、上述したセレクタレジスタ5
1,52と同一構成であり、信号INITが44r′の
時クロックパルスMCLK3のタイミングで入力端子A
のデータを読込み、信号1NITが“0゛の時は入力端
子Bのデータを読込む。 セグメントカウントメモリ76は、第11図に示すメモ
リ15と同一構成のメモリであり、アドレス信号PIA
5〜1が下位アドレスとして供給され、アドレス信号P
SA8〜6が上位アドレスとして供給され、クロックパ
ルスMCLKlの立上りのタイミングで入力データを読
込む。しかして、第12図ワの符号P1で示す信号1N
ITが出力されると、この時点でバッファレジスタ16
(第4図)から出力されるチャンネルCHOの、かつセ
グメント0のセグメントデータ(レイトカウントデータ
RCDOおよびエンベロープカウントデータECDO)
がセレクタレジスタ75に順次読込まれ、次いで、読込
まれたデータがセグメントカウントメモリ76内に順次
読込まれる。 以下、信号1NITが出力される毎にチャンネルCHO
のセグメント1〜7の各セグメントデータが順次メモリ
76内に読込まれる。4〕 セグメント演算 上述したメモリ54〜76へのデータ転送は、第12図
に示すクロックパルスINITCLKの1周期間(25
6μSec)において行われる。 そして、次にクロックパルスINITCLKが″r′に
立上ると、第5図に示すイニツトレジスタ31内のデー
タ′600・・・0r′がランレジスタ32内に読込ま
れる。このランレジスタ32の16の各ビット出力は各
々インバータ36によつて反転され、イニツトレジスタ
31、スタートコマンドレジスタ30の各ビットリセッ
ト端子へ各々供給される。これにより、ランレジスタ3
2の6′R5のビットに対応するレジスタ30,31の
ビットがリセットされる。また、インバータ36の出力
(16ビット)内の4′0゛5の信号は、スタートコマ
ンドレジスタ30の対応するビットの入力を禁止する。
また、ランレジスタ32の出力はランマルチプレクサ3
5へ供給される。 ランマルチプレクサ35はチャンネルアドレス信号CH
A3〜0がROJの時ランレジスタ32の第0ビットの
信号を出力し、CHA3〜0がRlJの時ランレジスタ
32の第1ビットの信号を出力し、、CHA3〜0がR
l5Jの時ランレジスタ32の第15ビットの信号を出
力する(並直変換を行う)。このランマルチプレクサ3
5の出力は、信号RUN−1としてフリップフロップ3
7のリセット端子Rへ供給される。フリップフロップ3
7は、信号RUN−1を1ベースクロックタイム遅延さ
せ、信号RUNとして出力する。なお第13図ハに信号
R[JN−1の波形を示す。これらの信号RUN−1お
よびRUNが出力されると、当該チャンネル(第13図
の例の場合、チャンネルCHO)のセグメント演算、エ
ンベロープおよび位相演算、楽音波形演算が行われ、こ
れにより楽音が形成される。また、ランレジスタ32の
出力はバスドライバ33、データバス18を介してキー
アサイナ103(第3図)へ供給される。 このランレジスタ32の゜゜1゛のビットは楽音形成が
終了した時リセットされ、したがつてランレジスタ32
の出力は現在楽音形成が行われているチャンネルを示し
ている。キーアサイナ103は、このランレジスタ32
の出力によつて、現在どのチャンネルにおいて楽音形成
が行われているかを検知する。次に、セグメント演算に
ついて説明する。 まず、第5図のセグメントメモリ22は、チャンネルC
HO〜CHl5に各々対応する第0〜第15記憶スロッ
ト(1スロツトニ4ビット)を有し、チャンネルアドレ
ス信号卦仏3〜0(第15図ハ参照)がアドレス端子A
Dへ供給され、また、アドレス信号1A5〜0の第1ビ
ットの信号1A1がリード/ライト端子R/Wへ供給さ
れている。このセグメントメモリ22の第0〜第15記
憶スロット内のデータは各々、チャンネルCHO〜CH
l5において現在実行中のセグメントの番号を示してい
る。例えば第0〜第3記憶スロット内のデータが各々R
3.J,r2.,r5Jであつた場合は、現在チャンネ
ルCHO〜CH3の各々においてセグメント3,2,5
の楽音形成が行われていることを示している。このセグ
メントメモリ22から読出されたデータはセレクタレジ
スタ21によつて1ベースクロックタイム遅延され、ア
ドレス信号PSA9〜6として出力される。そして、こ
のアドレス信号PSA9〜6の下位3ビットPSA8〜
6がセグメントカウントメモリ76(第6図)のアドレ
ス端子AD2へ供給される。なお、このセグメントメモ
リ22は初期リセットされる。いま、チヤンネノ顎HO
に発音割当てが行われ、次いてセグメントカウントメモ
リ76のチヤンネノL/CHOに対応するエリアの書込
みが終了した時点においては、セグメントメモリ22の
チャンネルCHOに対応する第0記憶スロット内のデー
タがROョとなつている。 したがつて、信号RUN−1(第15図ニ)が゜“1゛
に立上り、次いで信号RUN(第15図ホ)が“1゛と
なつた時点において、アドレス信号PSA8〜6は10
Jであり、このデータROョがセグメントカウントメモ
リ76のアドレス端子AD2へ供給される。また、同メ
モリ76のアドレス端子,ADlへは、アドレス信号P
A5〜1(第15図へ)が供給される。この結果、アド
レス信号PIA5〜1が10Jの時はセグメントカウン
トメモリ76からチャンネルCHOでかつセグメント0
に対応するレートカウントデータRCDOが読み出出さ
れ、また、アドレス信号PIA5〜1がr1ョの時はセ
グメントカウントメモリ76からチャンネルCHOでか
つセグメント0に対応するエンベロープカウントデータ
ECDOが読出され(第15図り参照)、分配回路77
へ供給される。分配回路77は、入力データを信号PI
Alに応じて出力端子AまたはBから出力する回路であ
る。セグメントカウントメモリ76からデータRCDO
が読出された時点において、信号PIAl4第15図卜
)は゜“0゛にあり、この結果、データRCDOは分配
回路77の出力端子Bから出力される。ここで、下記の
説明を分かりやすくするために、レートカウントデータ
RCDおよびエンベロープカウントデータECDのデー
タ内容およびこれらデータRCD,ECDの処理の概要
について説明する。 まず、エンベロープカウントデータECDは、例えば第
3表に示すような16ビットの数値データである。 第3表に示すようなエンベロープカウントデータECD
の初期値から各セグメントにおいてそれぞれ所定の周期
でRlJを繰返し減算し、−その減算結果がROョにな
つたとき当該セグメントが終了して次のセグメントに移
る。 例えは、セグメント0に関するデータECDは、初期値
Rl68Jから所定周期でRl67..Jl66J・1
1ョと順次Rl,Jずつ減少し、そしてデータ5ECD
がROjになると、セグメント0が終了する。また、レ
イトカウントデータRCDは、例えば第4表に示すよう
な16ビットのデータであるが、その下位7ビットは上
述したエンベロ−プーカウントデータECDからRlJ
を繰返し減算する周期を示す数値データであり、また、
第7ビットはHOLD信号となつており、さらに、上位
8ビットは下位7ビットで表わされる数値からRlJを
順次減算した時の減算結果を示すデータとなつている。 この場合、HOLD信号とは楽音を同一状態で持続させ
るための制御信号であり、持続系の楽音(オルガン音等
)の場合に、レートカウントデータRCD4(セグメン
ト4に対応するレートカウントデータ)のHOLI)信
号が゜゜1゛となる。なお、HOLD信号が゜“1゛と
なるのはこの場合でけである。このレイトカウントデー
タRCDの上位8ビットには、最初下位7ビットの数値
データがそのまま移され、その後この数値から一定タイ
ミングでRlJを順次減算した値を示すデータとなる。 例えば、セグメント0では、データRCDの下位7ビッ
トのデータがR2ljであるから上位8ビットのデータ
はR2lJ,r2OJ,rl9J・・RlJと順次変化
することになる。 データRCDの上位8ビットのデータがROョになると
、このとき再び下位7ビットの数値データがそのまま上
位8ビットに移されるとともに、このタイミングでエン
ベロープカウントデータECD(7)11ョ減算が実行
され、以後これを繰返すようになつている。このように
、エンベロープカウントデータECDとレートカウント
データRCDとによつて各セグメントの時間を決定する
ことにより、全体として少ないビット数で各セグメント
の長さを細かく任意に設定できる。なお、以下の説明で
は、上記各データECDおよびRCDを7コンプリメー
タのデータとしているので、RlJの減算はRlJの加
算によつて行なわれる。さて、分配回路77の出力端子
Bから出力されたレートカウントデータRCDOの上位
8ビットはデータセレクタ80の入力端子Aへ印加され
、下位7ビットはデータセレクタ80の入力端子Bへ印
加される。 また、同セレクタ80の入力端子Bの第7ビットには“
゜0゛が印加されている。データセレクタ80は、入力
端子Aへ供給されるデータの各ビットのノアをとるノア
回路83の出力が“゜1゛の時人力端子Bのデータを出
力し、“0゛の時人力端子Aのデータを出力する。この
場合、レートカウントデータRCDOの上位8ビットは
全て“0゛であるところから、同データRCDOの下位
7ビットに゜“O′3を加えた8ビットのデータがデー
タセレクタ80から出力され、アダー81の入力端子A
へ供給される。アダー81はデータセレクタ80の出力
とオアゲート84の出力(゛゜1゛またぱ゜0”)とを
加算する。オアゲート84の第1入力端へはインバータ
72の出力が供給され、インバータ72の入力端へは分
配回路77の出力端子Bから出力されるデータRCDの
第7ビット、すなわち、HOLD信号が供給されている
。また、オアゲート84の第2入力端へは後述するデイ
ケイリクエスト信号DEQが供給されている。したがつ
て、HOLD信号が4′0゛の時は、インバータ72の
出力が゛゜1゛となり、この′6r゛がオアゲート84
を介してアダー81の入力端子Bへ供給される。この結
果、データセレクタ80の出力データにアダー81によ
つてRlJが加算され、この加算結果がデータセレクタ
73の入力端子Bの上位8ビットへ供給される。また、
このデータセレクタ73の入力端子Bの下位8ビットに
は分配回路77から出力されたレートカウントデータR
CDOの下位8ビットが供給される。データセレクタ7
3はアドレス信号PIAl(第15図卜)が゜゜0゛の
時人力端子Bのデータを出力し、“゜1゛の場合入力端
子Aのデータを出力する。したがつて、この場合入力端
子Bのデータがデータセレクタ73から出力され、セレ
クタレジスタ75へ供給される。そして、このデータが
クロックパルスMCLK3のタイミングで同レジスタ7
5に読込まれ、次いでクロックパルスMCLKlのタイ
ミングでセグメントカウントメモリ76に読込まれる。 このように、第15図りに示す時間T。 。のタイミングにおいて、まずデータRCDOが読出さ
れ、読出されたデータRCDOにRlJが加算され(R
Lが減算され)次いで、この加算後のデータを上位8ビ
ットとし、加算前のデータRCDOを下位8ビットとす
るデータが再びメモリ76内のデータRCDOの位置に
書込まれる。次に、第15図りに示す時間T。lのタイ
ミングにおいては、セグメントカウントメモリ76から
エンベロープカウントデータECDOが読出され、分配
回路77へ供給される。この時、信号PIAlは“゜1
゛信号にあり、したがつて、データECDOは分配回路
77の出力端子Aから出力され、アダー78の入力端子
Aへ供給される。アダー78の入力端子Bへはオアゲー
ト82の出力が供給されており、オアゲート82の第1
入力端へはダンプリクエスト信号DAQ(常時は“0゛
)が、第2入力端へは遅延回路(遅延時間=2ベースク
ロックタイム)85の出力が供給されている。また、遅
延回路85の入力端へはアダー81のキヤリイアウト端
子COの信号が供給されている。前述した時間T。Oに
おいて、アダー81のキヤリイアウト出力は“0゛であ
り、したがつて時間T。lにおいて、遅延回路85の出
力は“0゛となり、この信号′601がオアゲート82
を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。この結
果、アダー78の入力端子Aへ供給されたエンベロープ
カウントデータECDOは、そのままアダー78から出
力され、データセレクタ73の入力端子Aへ供給される
。この時、信号PIAlば゜1゛であり、したがつて、
アダー78から出力されたエンベロープカウントデータ
ECDOがセレクタ73から出力され、セレクタレジス
タ75に読込まれ、次いでセグメントカウントメモリ7
6に読込まれる。このように、時間匡。 1においては、セグメントカウントメモリ76からエン
ベロープカウントデータECDOが読出され、遅延回路
85の出力が“゜0゛の時は、読出されたデータECD
Oが再びメモリ76の同じ記憶位置に書込まれる。 以下、アドレス信号PIA5〜1 (第15図へ)がR
Oョになる毎にレートカウントデータRCDOにRlJ
が加算され、また、アドレス信号PIA5〜1がRlJ
になる毎にエンベロープカウントデータECDOがメモ
リ76から読出され、次いて同メモリ76に書込まれる
。そして、アダー81のキヤリイアウト端7fC0から
゛1゛信号が出力されると(データRCDOの上位8ビ
ットがROJになると)、2ベースクロックタイム遅れ
て遅延回路85から゜゜1゛信号が出力され、オアゲー
ト82を介してアダー78の入力端子Bへ供給される。
これにより、エンベロープカウントデータECDOにr
1ョが加算されるClJが減算される)。以下、同様の
過程が繰返され、そして、アダー78のキヤリイアウト
端子COから゜゜1゛信号が出力されると(データEC
DOがROJになると)、この゛1゛信号が信号ECC
として第5図に示すアダー25のキヤリイイン端子CI
へ供給される。以上が、チャンネルCHOの、かつセグ
メント0の時間計測の過程である。一方、第5図のセグ
メントメモリ22の第0記憶スロット内のチャンネルC
HOに対応するデータ(この場合ROJ)は、チャンネ
ルアドレス信号CHA3〜0がROJになる毎に読出さ
れ、レジスタ24へ供給される。 レジスタ24は、供給されるデータを1ベースクロック
タイム遅延させてアダー25の入力端子Bへ出力する。
アダー25の入力端子Aへは、デイケイ・ダンプ制御回
路29からデータEDが供給されている。このデータE
Dは、常時はROJであり、したがつて、レジスタ24
の出力データは、アダー25のキヤリイイン端子CIへ
信号ECCC“1゛信号)が供給されていない時は、ア
ダー25からそのまま出力され、アンドゲート26へ供
給される。アンドゲート26は、信号RUN(第15図
ホ)が“゜1゛の時、開となり、アダー25の出力をセ
グメントメモリ22の入力端へ供給する。しかして、セ
グメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第0
記憶スロットの内容は、初期状態でROョであり、信号
RUNが“1゛に立上つた後もROJを続け、そして、
チャンネルCHOのタイミングで信号ECC(゜゜1゛
信号)がアダー25へ供給された時初めてRlJ(セグ
メント1を示す)となる。 セグメントメモリ22のチャンネルCHOに対応する第
0記憶スロットの内容がRlJになると、アドレス信号
PSA8〜6がRlJとなり、このアドレス信号r1ョ
が第6図のセグメントカウントメモリ76のアドレス端
子AD2へ供給される。 これにより、以後、チャンネルCHOに対応してアドレ
ス信号PIA5〜1が10Jになる毎にレートカウント
データRCDl(セグメント1に対応)が、また、信号
PlA5〜1がRlJになる毎にエンベロープカウント
データECDlが各々セグメントカウントメモリ76か
ら読出され、前述した場合と同様にしてセグメント1の
時間計測が行われる。そして、アダー78のキヤリイア
ウト端了COから信号ECCが再び出力されると、セグ
メントメモリ22(第5図)のチャンネルCHOに対応
する第0記憶スロットの内容がR2ョとなり、以後セグ
メント2の時間計測が行われ、のセグメント2の時間計
測が終了すると、次いでセグメント3〜7の時間計測が
順次行われる。以上が、セグメント演算の過程である。 なお、上記の過程はチャンネルCHOのセグメント演算
の過程であるが、チャンネルCHl〜CHl5について
も発音割当てが行われた場合、同様にして行われる。 この場合、チャンネルCHlの時間計測は第15図りに
示す時間T1において行なわれ、 チャンネルCHl
5の時間計測は同図に示す時間Tl5において行われる
。また、上記過程において、HOLD信号が゛゜1゛2
の場合は、インバータ72の出力が゜゜0゛となり、し
たがつてオアゲート84の出力が゛0゛となり、この゜
゜0゛信号がアダー81の入力端子Bへ供給される。 この結果、アダー81における1+Lの加算が行われず
、セグメント演算は実質的にストップし、以後、セグメ
ントは4の状態を続ける。なお、この場合における以後
のセグメント処理については後のキーオフ処理において
説明する。5〕 エンベロープ演算 第13図に示す楽音演算期間Tgに入つた時点において
、第6図のエンベロープ演算メモリ54(第14図参照
)のチャンネルCHOに対応するエリアには、エンベロ
ープ初期値111NT,■20NT,A,NTが各々記
憶されており、また、第6図のエンベロープ増分値メモ
リ66のチャンネルCHOに対応するエリアにはエンベ
ロープ増分値Δ110,Δ120,ΔAO,Δ111,
Δ121,ΔA1・・・Δ117,Δ127,ΔA7が
各々記憶されている(第9図のエリアEO参照)。 この状態において、アドレス信号PIA5〜0がチャン
ネルCHOに対応してROJになると(第16A図イに
示す時間TaO参照)、エンベロープ演算メモリ54か
らチャンネルCHOに対応する初期値111NTが出力
され(第16A図口参照)、また、エンベロープ増分値
メモリ66からは、チャンネルCHOに対応する増分値
Δ110が出力される(第16A図ハ参照)。そして、
エンベロープ演算メモリ54の出力はアダー57の入力
端子Aへ供給され、また、エンベロープ増分値メモリ6
6の出力はデータセレクタ59の入力端子Aへ供給され
る。データセレクタ59は、インバータ72の出力が′
40″の時(HOLD信号が゜゜1゛の時)、データR
OJを出力し、インバータ72の出力が“′r′の時は
、ダンプリクエスト信号DAQが“゜0゛の場合に入力
端子Aのデータを出力し、同信号DAQが“゜1゛の場
合に入力端子Bのデータを出力する。第16A図の時間
TaOにおいてインバータ72の出力は“1−ダンプリ
クエスト信号DAQは“゜0゛であり、したがつて、エ
ンベロープ増分値メモリ66の出力Δ110がデータセ
レクタ59を介してアダー57の入力端子Bへ供給され
る。この結果、アダー57からデータ(11!NT+Δ
110)が出力され、アダー58の入力端子Aへ供給さ
れる。このアダー58の入力端子Bへは、外部コントロ
ールデータが供給されている。の外部コントロールデー
タは、例えば演奏者が演奏中において発生楽音の音量、
音色等を直接制御したい場合あるいは音量や音色に周期
的変調を付与したい場合等に供給されるデータであり、
通常はROJとする。したがつて、通常はアダー58の
入力端子Aへ供給されたデータがアダー58からそのま
ま出力され、クロックパルスMCIK3のタイミングで
セレクタレジスタ51に読込まれる。そして、この読込
まれたデータがENVDATAl5〜0として同レジス
タ51から出力され(第16A図ニ)第7図の楽音演算
回路へ供給されると共に、エンベロープ演算メモリ54
に再び書込まれる。このように、信号PIA5〜0がR
OJにある期間TaO内において、メモリ54からチャ
ンネルCHOに対応するデータ111NTが読出され、
次いでこのデータ111NTにデータΔ110が加算さ
れ、この加算結果11,NT+Δ110がチャンネルC
HOのデータ11に関するENVDATAl5〜0とし
て出力されると共に、メモリ54内のデータ111NT
が記憶されていた位置に書込まれる。 次に、信号PIA5〜0が1しになると、上述した場合
と同様にして、ENVDATAl5〜0としてデータI
2lNT+Δ120が出力され、また、このデータがメ
モリ54内に書込まれる。次いで信号PIA5〜0がR
3ョになると、ENVDATAl5〜0としてチャンネ
ルCHOのデータA,NT+ΔAOが出力され、またこ
のデータがメモリ54内に書込まれる。以上がチャンネ
ルCHOに対する処理であり、以後信号PIA5〜0が
R4〜7ョの時チャンネルCHlに対する処理が行われ
、 、信号PIA5〜0がR6O〜63Jの時チャンネ
ルCHl5の処理が行われる。次に、再び信号PIA5
〜0がROョになると、メモリ54からデータ11!N
T+Δ110が読出され、この読出されたデータにΔ1
10が加算され、この加算結果111NT+2Δ110
がENVDATAl5〜0として出力されると共に、メ
モリ54内に再び書込まれ、以下同様の処理が繰返され
る(第16B図参照)。 以上がエンベロープ演算の過程であり、このようにして
前記第(5)〜(7)式の演算、すなわち、なる演算が
行われる。 なお、インバータ72の出力が“0゛の時(HOLD信
号が゜゜1゛の時)はデータセレクタ59の出力がRO
Jとなり、したがつて、メモリ54から読出されたデー
タはそのまま(増分値が加算されずに)ENVDATA
l5〜0として出力され、また、メモリ54内に再書込
みされる。 この場合、勿論エンベロープデータA,ll,l2は変
化しない。なお、実際には、インバータ72の出力はタ
イミング合わせ用の回路を介してデータセレクタ59に
供給されるが、この点に関する説明は省略する。6〕
位相演算 この位相演算の過程は上述したエンベロープ演算の過程
と略同じであり、したがつて詳細な説明は省略するが、
第16A図、第16B図のホ〜トに各々位相演算メモリ
55、位相増分値メモリ67の各出力およびFREQD
ATAl5〜0を示す。 このデータFREQDATAl5〜0が第7図の楽音演
算回路へ供給される。この位相演算が前述した第(2)
〜第(4)式の演算、すなわち、なる演算である。 なお、アダー61の入力端子Bへ供給される外部コント
ロールデータは、楽音に周波数変調(例えばビブラート
)をかけるl場合に供給されるデータであり、周波数変
調をかけない場合はROョである。〔7〕 楽音波形演
算 この楽音波形演算は楽音波形を形成するための演算であ
り、第7図に示す楽音演算回路によつて、上述したEN
VDATAl5〜0およびFREQDATAl5〜0を
用いて行われる。 第7図において、符号47はマイクロプログラムメモリ
(ROM)であり、このメモリ47には予め第17図に
示す64ステップ(1ステ2ツプニ16ビット)のマイ
クロ命令が記憶されている。この第17図において、O
印ぱ“1゛信号を、空欄ぱ“0゛信号を示している。例
えば、図の第1行目の命令TOぱ“00・・・0III
F゛なる命令である。また、図の最上部には各ピン、卜
信号の名称が記載されている。各ビット信号の働きは次
の通りてある。・チャンネルアドレス信号CHA3〜0
(第15〜第12ビット)前述したように、チャンネル
CHO〜CHl5の各々についての処理タイミングを示
す信号である(第12図、第15図参照)。 ・ゲート信号GATEMULK(第7ビット)このゲー
ト信号GATEMULKが″R2になると、第7図のゲ
ート回路92が開状態とな.る。 ・セレクト信号FREQSEL(第6ビット)このセレ
クト信号FREQSELが゜゜0゛になると、第7図の
セレクタレジスタR3の入力端子Aが選択され、゜゜1
゛になると、入力端子Bが選択される。 ・ロード信号LDB(第5ビット) このロード信号LDBが“1゛になると、第7図の出力
バッファ93にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR5(第4ビット) このロード信号LDR5が“゜1゛になると、レジスタ
R5(第7図)にデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR4(第3ビット) このロード信号LDR4が゜゜1゛になると、レジスタ
R4にデータが読込まれる。 ・ロード信号LJ)R3(第2ビット) このロード信号LDR3が゛゜1゛になると、レジスタ
R3に上述したセレクト信号FREQSELによつて選
択されたデータが読込まれる。 ・ロード信号LDR2(第1ビット)このロード信号L
DR2が゜“1゛になると、レジスタR2にデータが読
込まれる。 ・ロード信号LDRl(第0ビット) このロード信号LDRlが゜゛1゛になると、ジスタR
1にデータが読込まれる。 また、第17図においてO印の中に記入された数字は、
その信号によつて処理されるチャンネルCHO〜CHl
5の番号を示している。 上述したマイクロプログラムメモリ47内の各命令はア
ドレス信号1A5〜0によつて読出される。すなわち、
アドレス信号1A5〜0が10Jの時第17図の命令T
Oが読出され、RlJの時命令T1が読出され、 、R
63Jの時命令T63が読出される。そして、読出され
た命令に含まれる各ビット信号の内、チャンネルアドレ
ス信号CH3〜0が第5図および第6図の回路各部へ出
力され、また、他のビット信号がインストラクションレ
ジスタ48によつて1ベースクロックタイム遅延された
後、第7図へ出力される。次に、第7図に示す回路の動
作を第17図および第18図を参照して説明する。 まず、第18図はクロックパルスMCLKl、アドレス
信号1A5〜0,PIA5〜0、ENVDATAl5〜
0,FREQDATA15〜0および第7図各部の出力
の相互関係を示すタイミング図であり、この図において
長方形枠の右下隅の数字ROJ,rlJは各々チャンネ
ル番号を示している。また、第7図におけるマイクロプ
ログラムメモリ47内の各マイクロ命令TO〜T63は
、前述したようにアドレス信号1A5〜0(第18図口
)により、常時、繰返し読出される。そして、読出され
た各マイクロ命令TO〜T63がインストラクシヨレジ
スタン48により1ベースクロックタイム遅延されて第
7図の各部へ出力される。他方、アドレス信号PIA5
〜0(第18図ハ)はアドレス信号1A5〜0を1ベー
スクロックタイム遅延さぜた信号である。したがつて、
第18図ハおよびへに示すように、アドレス信号PIA
5〜0がROJの時インストラクションレジスタ48か
らマイクロ命令TOが信号され、 アドレス信号円A
5〜0がR63Jの時インストラクションレジスタ48
からマイクロ命令T63が出力される。また、前述した
データENVDATAl5〜0およびFREQDATA
l5〜0が第7図の回路へ供給されるタイミングは、第
16A図、第16B図二および卜に示される通りであり
、これらのデータが各々第18図二およびホに転記され
ている。 なお、第18図ホにおいてω1,ω2,ωoに代えてω
占ω2t,ω0t1と記載しているのは前述した(1)
式との対応をわかり易くするためである。以下、第18
図にしたがつて第7図の回路の動作を述べる。 まず、信号PIA5〜0がROJとなる時間TO(第1
8図最下部参照)におい、ては、第7図のインストラク
ションレジスタ48からマイクロ命令TOが出力される
。また、この時、レジスタR1の入力端へはチャンネル
CHOのENVDATAl5〜0rI1Jが供給され、
セレククレジスタR3の入力端子Aへはチ5ャンネルC
HOのFREQDATAl5〜0rω1tョが供給され
ている。インストラクションレジスタ48からマイクロ
命令TOが出力されると、ロード信号LDRl〜LDR
4(第17図参照)が各々レジスタR1〜R4へ供給さ
れる。ここで、ロード信号LDRl,LDR3はチャン
ネルCHOの楽音信号を形成するための信号であるが、
ロード信号LDR2,LDR4はチャンネルCHl5の
楽音信号を形成するための信号である。以下、チャンネ
ルCHOの楽音信号を・形成する場合についてのみ説明
する。ロード信号LDRlおよびLDR3が各々レジス
タR1およびR3へ供給されると、レジスタR1および
R3に各々上記のデータ11およびω1tが読込まれる
(第18図卜,り参照)。なお、この時セレクト信号F
REQSELは66099でぁり、7ジスタR3の入力
端子Aが選択されている。レジスタR3にデータω1t
が読込まれると、このデータω1tがサインテーブル9
6へ供給され、これにより、サインテ、−ブル96から
Sinω1tが出力される(第18図オ参照)。次に、
時間t1になると、レジスタR1の入力端へENVDA
TAl5〜0rI2ョが、またレジスタR3の入力端子
AへFREQDATAl5〜0「ω2tョが各々供給さ
れ、また、インストラクションレジスタ48からマイク
ロ命令T1 (第17図参照)が出力される。 このマイクロ命令T1により、ロード信号LDRl〜L
DR4が各々レジスタR1〜R4へ供給され、各レジス
タR1〜R4に第18図に示す各データが読込まれる。
また、レジスタR3にデータω2tが読込まれ、サイン
テーブル96へ供給されると、サインテーブル96から
データSinω2tが出力される。また、レジスタR4
にデータSinω1tが読込まれ、またレジスタR2に
データ11が読込まれ、これらのデータが各々乗算器9
0へ供給されると、乗算器90からデータ11Sinω
1tが出力される(第18図ワ)。またこの時データ信
号GATEMULKは“゜0゛であり、したがつてゲー
ト回路92の出力は0である(第18図力)。そして、
乗算器90から上述したデータ11sinω1tが出力
され、ゲート回路92からデータ0が出力されると、ア
ダー91の出力が11sinω1tとなる(第18図ヨ
)。 次に、時間T2になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T2が出力される。 これにより、ロード信号LDR2,LDR4,LDR5
が各々レジスタR2,R4,R5へ供給され、各レジス
タR2,R4,R5に第18図に示す各データが読込ま
れる。なお、レジスタRl,R3内のデータは時間t1
におけるデータと同じである。またこの時、サインテー
ブル96、乗算器90、アダー91の各出力は各々図に
示す通りとなる。次に、時間T3になると、インストラ
クションレジスタ48からマイクロ命令T3が出力され
る。 これにより、ロード信号LDRl,LDR3、セレクト
信号FREQSELlゲート信号GATFMULKが各
々レジスタRl,R3、ゲート回路92へ供給される。
ロード信号LI)R1がレジスタR1へ供給されると、
レジスタR1にデータAが読込まれる。また、この時間
T3においてレジスタR2,R4,R5内のデータは時
間T2におけるデータと同じである。したがつて、乗算
器90の出力はデータI2sinω2tとなり、また、
レジスタR5の出力はデータ11sinω1tとなる。
ここで、ゲート信号GATEr!1ULKによりゲート
回路92が開状態になると、アダー91の出力がデータ
11Sinω1t+I2Sinω2tとなり、このデー
タがアダー95の入力端子Bへ供給される。この結果、
アダー95の出力がデータω。t+11Sinω1t+
I2Sinω2tとなり、このデータがレジスタR3の
入力端子Bへ供給される。ここで、レジスタR3へロー
ド信号LDR3およびセレクト信号FREQSELが共
に供給されると、レジスタR3の入力端子Bのデータが
同レジスタR3に読込まれ、サインテーブル96へ供給
される。これにより、時間T3においてサインテーブル
96から、Sin(ω0t+11Sinω1t+I2S
inω2t)なるデータが出力される(第18図参照)
。 次に、時間T4になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T4が出力される。これにより、
ロード信号LDRl〜LDR4が各々レジスタR1〜R
4へ供給され、図に示す各データがレジスタR1〜R4
に読込まれる。ここで、レジスタR2,R4に読込まれ
た各データはチャンネルCHOの楽音信号を形成するた
めのデータであるが、レジスタMl,R3に読込まれた
データは、チャンネルCHlの楽音信号を形成するため
のデータである。すなわち、この時間T4からチャンネ
ルCHlの楽音信号形成が開始される。レジスタR2,
R4にチャンネルCHOのデータAおよびデータSin
(6)。t+11SinOlt+I2Sinω2t)が
読込まれると、乗算器90から、Asin(.0t+1
1Sinω1t+I2Sinω2t)なるデータ、すな
わち、チャンネルCHOについての前記第(1)式のデ
ータが出力され、このデータがアダー91から出力され
る。 次に、時間T5になると、インストラクションレジスタ
48からマイクロ命令T5が出力される。 これにより、ロード信号LDR5がレジスタR5へ供給
され、上記のデータがレジスタR5に読込まれる。次に
、時間T6になると、インストラクシヨンレジス′94
8からマイクロ命令T6が出力される。 これにより、ロード信号LDBが出力バッファ93に供
給され、レジスタR5内のチャンネルCHOに関するデ
ータAsin(ω0t+11Sinω1t+I2Sin
ω2t)が出力バッファ93に読込まれる。 そして、この出力バッファ93に読込まれたデータがD
一A変換器94によつてアナログ信号に変換され、スピ
ーカ(図示略)から楽音として発音される。以上がチヤ
ンネノl/CHOの楽音信号を形成する過程であり、上
述したように、チャンネルCHOの楽音信号はアドレス
信号PIA5〜0がRO〜6ョの間に形成される。 また、チャンネルCHl〜CHl5の各楽音信号も全く
同様の過程で形成される。この場合、チャンネルCHl
の楽音信号は信号PIA5〜0がR4〜10Jの時形成
され、チャンネルCH2の楽音信号は信号PIA5〜0
がR8〜14Jの時形成され、 チャンネルCHl5
の楽音信号は信号PIA5〜0がR6O〜2Jの時形成
される。しかして、上述した第7図の回路の動作は常時
繰返し行われている。 したがつて、例えばチヤンネノ顎HOに発音割当てが行
われ、次いで第】3図のデータ転送期間Ttにおいてチ
ャンネルCHOのについての各種データの転送が行われ
、次いで第13図の楽音演算期間Tgに入り、チャンネ
ルCHOのENVDATAl5〜0およびFREQDA
TAl5〜0が信号PIA5〜0r0〜3ョのタイミン
グにおいて第7図の回路へ逐次供給されると、チヤンネ
ノχHOの楽音信号が上記の過程で形成される。一方、
チャンネルCHOの発音割当てが行われていない時は、
上述したチャンネルCHOのENVDATAl5〜0,
FREQDATA15〜0が共にROJとなり、楽音形
成は行われない。8〕 キーオフ処理 キー群102(第3図)の押下されていたキーが離鍵さ
れると、前述したようにキーアサイナ103が、離鍵さ
れたキーの発音割当てが行われているチャンネル(CH
O〜CHl5)の発音終了を指示するデイケイコマンド
またはダンプコマンドを出力する。 以下、これらのコマンドに対応して行われる処理を説明
する。(1)デイケイコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音終了を指令する場合、キ
ーアサイナ103は16ビットのデイケイコマンド6℃
0・・・0r3(第0ビットが゛1゛で、他のビットは
“゜0゛)をアドレス信号と共に出力する。 このデイケイコマンドは第5図に示すデイケイコマンド
レジスタ38に読込まれる。次いで、クロックパルスI
NITCLKが立上ると、同レジスタ38内のデイケイ
コマンドがデイケイレジスタ39に読込まれ、デイケイ
マルチプレクサ40へ供給される。デイケイマルチプレ
クサ40は、前述したイニツトマルチプレクサ3牡ラン
マルチプレクサ35と同一構成であり、チャンネルアド
レス信号CHA3〜0がROョの時人力端のデータ(1
6ビット)の第0ビット目の信号を出力し、・・、CH
3〜0がRl5Jの時人力端のデータの第15ビット目
の信号を出力する。 このデイケイマルチプレクサ40の出力は、レジスタ4
1によつて1ベースクロックタイム遅延された後、信号
DECAYとしてデイケイダンプ制御回路29へ出力さ
れる。 デイケイダンプ制御回路29は、同信号DECAYに基
づいてチャンネルCHOにおいてデイケイ指令が出力さ
れたことを検知し、デイケイリクエスト信号DEQを、
アドレス信号PIA5〜0がRO〜3Jのタイミングに
おいて出力すると共に、次の処理を行う。すなわち、レ
ジスタ24からセグメントメモリ22のチャンネルCH
Oに対応する第0記憶スロット内のデータが出力された
時、このデータをチェックし、同データの値に応じて次
の各データEDをアダー25の入力端子Aへ出力する。 −この処理により、その時点におけるチ
ャンネルCHOの楽音形成がセグメント0〜4のいずれ
にある場合においても、楽音形成がセグメント5へ強制
的に移行し、以後セグメント5〜7の楽音形成が行われ
る。 また、チャンネルCHOの楽音形成がセグメント5〜7
のいずれかにある場合は、そのまま楽音形成が進行する
。以上がデイコマンドに対する処理である。11)ダン
プコマンドに対する処理 例えばチャンネルCHOの発音を急速に終了させる場合
、キーアサイナ103は16ビットのダンプコマンド″
00・・・0r′(第0ビットが゜゛1゛)をアドレス
信号と共に出力する。 このダンプコマンドは第5図に示すダンプコマンドレジ
スタ42内に読込まれる。次いで、クロックパルスIN
ITCLKが立上ると、同レジスタ42内のダンプコマ
ンドがダンプレジスタ43内に読込まれ、ダンプマルチ
プレクサ44へ供給される。 ダンプマルチプレクサ44は、デイケイマルチプレクサ
40と同様に、チャンネルアドレス信号CHA3〜0に
基づいて入力端へ供給されるデータ(16ビット)を直
列データに変換し、レジスタ41へ出力する。レジスタ
41はダンプマルチプレクサ44の出力を1ベースクロ
ックタイム遅延させ、信号DAMPとしてデイケイ・ダ
ンプ制御回路29へ出力する。デイケイ・ダンプ制御回
路29は、この信号DAMPに基づいてチャンネルCH
Oに対するダンプ指令が出力されたことを検知し、以後
、アドレス信号PIA5〜0がRO〜3Jのタイミング
いおいてダンプリクエスト信号DAQC゜l゛)を第6
図左下部に示すデータセレクタ59へ出力する。これに
より、以後、エンベロープ演算メモリ54から出力され
るチャンネルCHOのエンベロープデータ11,■2,
Aが各々、減衰回路63によつて0−1/64Jに減衰
され、データセレクタ59を介してアダー57へ供給さ
れる。これにより、発生楽音が急速に減衰する。以上が
ダンプコマンドに対する処理である。 なお、パーカツ
シブ系の楽音の楊合、キーオフ時点においてセグメント
0〜7がすでに終了している場合もある。 このような場合は、勿論デイケイ、ダンプコマンドがキ
ーアサイナ103から出されることはない。
〔9〕 発音終了処理 発音終了は第5図のセグメントメモリ22内のデータが
18ョ(“゜1000゛)になつた場合、またはENV
DATAl5〜0(第6図参照)が負一になつた場合に
検出される。 すなわち、第5図の【ノジスタ24の出力の第3ビット
がオアゲート27の第1入力端へ供給されている。また
、第6図下部に示す負データ検出回路64はENVDA
TAl5〜0が負になつた時信号RER(“゜1゛信号
)を出力する回路であり、この信号RERは同オアゲー
ト27の第2入力端へ供給される。 この結果、発音が終了すると、オアゲート27から“゜
1゛信号が出力され、発音終了処理回路28へ供給され
る。発音終了処理回路28はオアゲート27の出力およ
びチャンネルアドレス信号CHA3〜0に基づいてどの
チャンネルCHO〜CHl5の発音が終了したかを検知
し、終了したチャンネルCHO〜CHl5を示す16ビ
ットの信号SFCを出力する。例えばチヤンネノL/C
HOが終了した場合、信号SFCとして“11・・・1
0゛(第0ビットが“゜0゛)を出力する。この信号S
FCはランレジスタ32、デイケイレジスタ39、ダン
プレジスタ43へ供給され、これにより、これらのレジ
スタ32、39、43の各第0ビットがリセットされる
。ランレジスタ32の第0ビットがリセットされると、
このランレジスタ32の出力がキーアサイナ103へ供
給されていることから、キーアサイナ103がチャンネ
ルCHOの発音終了を検知し、その後のキーオンに対し
てチャンネルCHOに新たな発音割当てを行う。なお、
上記実施例の説明では、この発明のウエイブジエネレー
タを電子オルガンに適用したが、電子オルガン以外の同
様な他の電子楽器にも勿論この発明を適用できる。 また上記実施例ではエンベロープ波形を8個のセグメン
トに分割し、各セグメントにおいて独立した波形計算を
実行できるようにしたが、分割するセグメントの数は8
個に限定されない。更に楽音波形のアタック状態、サス
テイン状態、デイケア状態を上記セグメントに対して割
当てる割合てかたも、上記実施例中の説明のものに限定
されない。以上詳細に説明したように、この発明によれ
ば、楽音波形の発生から終了までを複数のセグメントに
分割し、各セグメントごとに独立して楽音波形形成用の
パラメータ信号を設定するようにしたので、楽音波形の
周波数または音色または振幅エンベロープを時間的に任
意に変更でき、したがつて任意の波形が自由に得られる
から電子楽器にとつて極めて好都合てある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々、この発明の一実施例におい
て用いられる楽音波形形成の基本原理を説明するための
ブロック図および楽音信号のエンベロープ波形図、第3
図はこの発明の一実施例を適用した電子オルガンの構成
を示すブロック図、第4図〜第7図は各々同実施例にお
けるウエイブジエネレータ内の各部の構成例を示す回路
図、第8図は同実施例において用いられる各種クロック
パルスの波形図、第9図〜第11図は各々、同実施例に
おける増分値データメモリ11、初期値データメモリ1
3、セグメントデータメモリ15の.各記憶内容を示す
図、第12図はメモl川1,13,15内のデータをメ
モリ54,55,66,67,76へ各々転送する過程
を説明するためのタイミングチャート、第13図は信号
1NIT−1と信号RUN−1を説明するためのタイミ
ングチノヤート、第14図はメモリ54,55の記憶内
容を示す図、第15図は各セグメント0〜7の時間計測
過程を説明するためのタイミングチャート、第16A図
、第16B図はエンベロープおよび位相演算の過程を説
明するためのタイミングチヤー7卜であり、第16B図
は第16A図の続きである。 第17図はマイクロプログラムメモリ47から出力され
るマイクロ命令を示す図、第18図は第7図に示す楽音
演算の動作を説明するためのタイミングチャートである
。′)11・・・・・・増分値データメモリ、13・・
・・・・初期値データメモリ、15・・・・・セグメン
トデータメモリ、22・・・・・セグメントメモi八5
4・・・・・エンベロープ演算メモリ、55・・・・・
・位相演算メモリ、66・・・・・エンベロープ増分値
メモ瞥八67・・・・・位相増分値メモリ、76・・・
・セグメントカウントメモl八104・・・・・・ウエ
イブジエネレータ、108・・・;5音波形形成部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 供給されるパラメータ信号に基づいて楽音波形を形
    成する楽音波形形成手段と、楽音の発生から終了までを
    複数のセグメントに分割し、この分割した各セグメント
    毎に上記パラメータ信号を記憶した記憶手段と、楽音の
    発生開始から時間経過に従つて上記各セグメントを順次
    表わすセグメント番号データを発生するセグメント番号
    データ発生手段と、上記記憶手段から上記セグメント番
    号データが表わすセグメントに関するパラメータ信号を
    読み出して上記楽音形成手段に供給する制御手段とを具
    え、各セグメント毎に独立した楽音波形の形成を行なう
    ようにしたことを特徴とする電子楽器用ウエイブジエネ
    レータ。 2 前記記憶手段に記憶されるパラメータ信号は、楽音
    周波数を決定する単位時間当りの位相増分値を表わすデ
    ータであり、前記楽音波形形成手段は、上記位相増分値
    を表わすデータを繰返し演算することにより位相データ
    を形成し、この位相データにしたがつて楽音波形の各瞬
    時振幅値データを発生するものであり、これによつて各
    セグメント毎に楽音波形の周波数をそれぞれ独立して設
    定するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の電子楽器用ウエイブジエネレータ。 3 前記記憶手段に記憶されるパラメータ信号は、エン
    ベロープ波形の単位時間当りの増分値を表わすデータで
    あり、前記楽音波形形成手段は、上記増分値を表わすデ
    ータを繰返し演算することによりエンベロープ波形デー
    タを形成し、このエンベロープ波形データに従つて振幅
    エンベロープの付与された楽音波形を形成するものであ
    り、これによつて各セグメント毎に楽音波形の振幅エン
    ベロープの変化をそれぞれ独立して設定するようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子楽
    器用ウエイブジエネレータ。 4 前記記憶手段に記憶されるパラメータ信号は、エン
    ベロープ波形の単位時間当りの増分値を表わすデータで
    あり、前記楽音波形形成手段は、上記増値分を表わすデ
    ータを繰返し演算することによりエンベロープ波形デー
    タを形成し、このエンベロープ波形データに従つて音色
    が時間変化する楽音波形を形成するものであり、これに
    よつて各セグメント毎に楽音波形の音色の変化をそれぞ
    れ独立して設定するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の電子楽器用ウエイブジエネレー
    タ。
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