JPS6042509Y2 - ノイズフイルタ - Google Patents

ノイズフイルタ

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JPS6042509Y2
JPS6042509Y2 JP5588181U JP5588181U JPS6042509Y2 JP S6042509 Y2 JPS6042509 Y2 JP S6042509Y2 JP 5588181 U JP5588181 U JP 5588181U JP 5588181 U JP5588181 U JP 5588181U JP S6042509 Y2 JPS6042509 Y2 JP S6042509Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
insulating base
noise filter
storage case
metal body
Prior art date
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Expired
Application number
JP5588181U
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JPS57168318U (ja
Inventor
公二 石井
博之 植村
直治 秋野
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電源ラインに挿入してノイズ除去を行う電源
ラインフィルタ等に適したノイズフィルタに関する。
第1図はこの種のノイズフィルタの回路構成であって、
コモンモードチョークコイルLの巻線Ll、L2間にコ
ンデンサC,,C2を夫々接続し、さらに二個のコンデ
ンサCyをコンデンサCXに並列に設け、前記巻線L1
.L2の両端を端子Tに引出すとともにコンデンサCy
の接続中点を金属収納ケースにアースするようになって
いる。
第2図は第1図の如き回路構成を有していて金属収納ケ
ースを用いた従来のノイズフィルタの構造の一例を示す
この図において、金属収納ケース1は鉄板等の磁性金属
の絞り加工等で箱状に形成され、この金属収納ケース1
の両側面に夫々一対のファストン端子2が絶縁ブツシュ
3を介して取付けられている。
そして金属収納ケース1にコモンモードチョークコイル
L1コンデンサCx。
Cy、C2を入れ、所定の電気配線を行った後、これら
の素子がケース内面に直接触れないように絶縁板4を挿
入した状態にてモールド樹脂5をケース内部に充填する
その後、金属裏蓋6をかぶせ、金属収納ケース1にはん
だ付けして気密にシールする。
第2図のノイズフィルタにおいて、金属収納ケース1を
用いる理由は、コモンモードチョークコイルLの磁界の
影響が外部に及ばないようにするためと安定性や信頼性
の向上のためである。
ところで、第2図の如き従来の構造であると、コイル及
びコンデンサの固定をモールド樹脂で行うため、材料の
コスト及び製造上の手間がかかり、さらに絶縁板ご設け
る手間も必要となる。
また、箱状の金属収納ケース内で組立及びはんだ付は作
業を行わねばならず、作業性も悪い。
また、モールド樹脂の漏れが生じないように絞り加工に
よる高価格の金属収納ケースが必要となるため、最終的
に得られるノイズフィルタはかなり高価格のものとなっ
てしまう不都合があった。
本考案は、上記の欠点を除去腰製造組立容易で量産性に
優れ、原価低減を図ることが可能なノイズフィルタを提
供しようとするものである。
以下、本考案に係るノイズフィルタの実施例を図面に従
って説明する。
第3図乃至第5図において、絶縁ベース10は底面11
及び両側面12を有する略コ字状を威しており、底面上
には隔壁13A、13Bで区画されたコンデンサ収納部
14A、14B及びコイル収納部15が夫々形成されて
いる。
絶縁ベース10のコイル収納部15には、コイル固定用
突部16が形成され、さらに絶縁ベース10の両側面1
2にはファストン端子17A乃至17Dが設けられてい
る。
このような絶縁ベース10は絶縁性樹脂を用いたインサ
ートモールド等の方法により、隔壁13A、13B、コ
イル固定用突部16及びファストン端子17A乃至17
Dを含んだ形状で一体に成形される。
コモンモードチョークコイルLはフェライト等の環状コ
ア21にコアカバー22を被せ、この上に二つの巻線1
.、1,2を施したものであり、コイル収納部15に配
置される際、コイル固定用突部16により絶縁ベース1
0に係止固定される。
すなわち、コイル固定用突部16によりコアカバー22
が押さえられる。
このコモンモードチョークコイルLの巻線L1.L2の
一端は、夫々ファストン端子17A、17Bにはんだ付
けされ、他端は夫々ファストン端子17C,17Dには
んだ付けされる。
コンデンサCx、C2はコンデンサ収納部14A、14
Bに夫々配置され、それらのリード線は夫々端子17A
、17B及び端子17C,17Dにはんだ付けされる。
二個のコンデンサCyの直列接続体は、両端のリード線
にて端子17A、17Bにはんだ付けされ、中間のリー
ド線18は絶縁ベース10の切欠部23より引出される
絶縁ベース10の周囲を静電的にかつ磁気的にシールド
するための金属収納ケース30は、二分割されており、
底面32及び両側面33を有するコ字状金属体31と、
これと組合わされて箱体を構成するコ字状金属体34と
から戒っている。
前記金属体31の両側面33には前記ファストン端子1
7A乃至17Dを貫通させるための透孔35が各端子位
置に対応して設けられ、さらに一方の側面にはアース用
ラグ端子36が固定されている。
また、金属体31の両側面33の両端縁には内側に折曲
げられた折曲部37が夫々形成されており、各折曲部3
7に組立用穴38が形成されている。
前記金属体34は上面39と残りの両側面40とを有腰
両側面40には前記金属体31の組立用穴38に対応す
る位置に組立用穴41が夫々形成されている。
また、両側面40の下端縁には外側に折曲げられた取付
用折曲部42が形成され、この取付用折曲部42に取付
穴43が形成されている。
なお、前記絶縁ベース10には前記組立用穴38.41
に対応する位置に螺子穴44が形成されている。
前記金属体31,34から戒る金属収納ケース30の組
立は、絶縁ベース10にコモンチョークコイルL1コン
デンサCx、Cy、C2を設け、所定の配線を行った後
に実行する。
すなわち、金属体31を第4図の一点鎖線で示す如くや
や開いた状態として、この金属体31上に絶縁ベース1
0を載置腰各ファストン端子17A乃至17Dを透孔3
5より出し、二個のコンデンサCyの直列接続体の中間
のリード線18をアース用ラグ端子36にはんだ付けす
る。
それから、金属体34を絶縁ベース10の上から被せ、
螺子50を前記組立用穴38,41に挿通して前記螺子
穴44に螺合することにより、金属体31.34及び絶
縁ベース10の三者は一体化され、絶縁ベース10の周
囲が箱状の金属収納ケース30で被われることになる。
なお、金属体31.34は磁気シールドを考慮した場合
、鉄、ステンレス等の磁性金属が望ましい。
上記実施例によれば、次のような効果を上げることがで
きる。
(1) コモンモードチョークコイルL及びコンデン
サCx、C2を支えるコイル収納部15及びコンデンサ
収納部14A、14Bを有しかつコイルLを係止固定す
るコイル固定用突部16を有する絶縁ベース10を用い
るので、樹脂注形が不要であり、かつまた樹脂注形の際
に挿入する絶縁板も不要にできる。
従って、製造工数の低減及び原価低減を図ることができ
る。
(2)箱状の金属収納ケース内で組立作業及び配線作業
を行う必要がなく、略コ字状の絶縁ベース10上での組
立、配線作業を行えば足りるから、作業性の改善を図る
ことができる。
(3)樹脂注形する場合には、樹脂の漏れのないように
、絞り加工の高価な金属収納ケースが必要であったが、
樹脂注形を省略できるから金属収納ケースもプレス加工
による金属板の組合わせ等により安価にかつ容易に構成
できる。
第6図は本考案の他の実施例を示している。
この場合、金属収納ケース30Aは、コ字状金属体31
A、34Aの組合わせによって構成されているが、各フ
ァストン端子17A乃至17Dを貫通させるための透孔
35Aが上下方向に長い長穴状に形成されている。
このようにすれば、コ字状金属体31A内に絶縁ベース
10を配置するとき、金属体31Aを変形させる必要が
なくなり、さらに組立が容易となる。
絶縁ベース10の構造等は前述の実施例と同様になって
いる。
なお、上記実施例では、コモンモードチョークコイルL
の内周側をコイル固定用突部16で係止固定するように
したが、コイル外周側を系止固定する構造を採用しても
よい。
また、金属収納ケース30の分割構造、コンデンサ個数
等は適宜変更可能である。
叙上のように、本考案によれば、製造組立容易で量産性
に優れ、原価低減を図ることが可能なノイズフィルタを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なノイズフィルタの回路構成を示す回路
図、第2図は従来のノイズフィルタの構造を示す正断面
図、第3図は本考案に係るノイズフィルタの実施例を示
す正断面図、第4図は同分解斜視図、第5図は同斜視図
、第6図は本考案の他の実施例を示す斜視図である。 10・・・・・・絶縁ベース、13A、13B・・・・
・・隔壁、14A、14B・・・・・・コンデンサ収納
部、15・・・・・・コイル収納部、16・・・・・・
コイル固定用突部、17A乃至17D・・・・・・ファ
ストン端子、30,30A・・・・・・金属収納ケース
、31,34・・・・・・コ字状金属体、L・・・・・
・コモンモードチョークコイル、CXI CV、Cz・
・・・・・コンデンサ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)底面と両側面とを少なくとも有していて、底面上
    に隔壁で区画されたコイル収納部及びコンデンサ収納部
    を形成し、前記コイル収納部にコイル固定用突部を形成
    するとともに前記両側面に端子を設けた絶縁ベースと、
    該絶縁ベースのコイル収納部に配置されて前記コイル固
    定用突部で固定されるコイルと、前記コンデンサ収納部
    に配置されるコンデンサと、前記絶縁ベースを囲む金属
    収納ケースとを備えたことを特徴とするノイズフィルタ
  2. (2)前記金属収納ケースが、三面を有する第1のコ字
    状金属体と、これと組合わされて箱体を構成する第2の
    コ字状金属体とから戊っている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のノイズフィルタ。
JP5588181U 1981-04-20 1981-04-20 ノイズフイルタ Expired JPS6042509Y2 (ja)

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JP5588181U JPS6042509Y2 (ja) 1981-04-20 1981-04-20 ノイズフイルタ

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JP5588181U JPS6042509Y2 (ja) 1981-04-20 1981-04-20 ノイズフイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS57168318U JPS57168318U (ja) 1982-10-23
JPS6042509Y2 true JPS6042509Y2 (ja) 1985-12-27

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JP5588181U Expired JPS6042509Y2 (ja) 1981-04-20 1981-04-20 ノイズフイルタ

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JP2017005572A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 Necトーキン株式会社 ノイズフィルタ、多段接続lcフィルタ及び医療用機器

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JPS57168318U (ja) 1982-10-23

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