JPS6350829Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6350829Y2 JPS6350829Y2 JP13721282U JP13721282U JPS6350829Y2 JP S6350829 Y2 JPS6350829 Y2 JP S6350829Y2 JP 13721282 U JP13721282 U JP 13721282U JP 13721282 U JP13721282 U JP 13721282U JP S6350829 Y2 JPS6350829 Y2 JP S6350829Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- common mode
- windings
- leakage inductance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 7
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はノイズフイルタ用のチヨークコイルに
関する。
関する。
一般に、電気接点やモーターの整流子、半導体
によるスイツチ素子から発生するノイズには、発
生時点にて少なくとも一対の往復線路間に生ずる
ノーマルモード成分と、このノーマルモード成分
をもとに主に分布容量等により線路−アース間あ
るいは線路−筐体間に発生して外部へ漏洩するコ
モンモード成分とがある。したがつてノイズ除去
はノーマルモード、コモンモード両成分について
成されなければならない。
によるスイツチ素子から発生するノイズには、発
生時点にて少なくとも一対の往復線路間に生ずる
ノーマルモード成分と、このノーマルモード成分
をもとに主に分布容量等により線路−アース間あ
るいは線路−筐体間に発生して外部へ漏洩するコ
モンモード成分とがある。したがつてノイズ除去
はノーマルモード、コモンモード両成分について
成されなければならない。
このうちコモンモードノイズ除去には、環状コ
アに2個の巻線を各巻線によつて生ずる磁束が互
いに打ち消し合うように施したチヨークコイルが
用いられる。そしてこのコモンモードチヨークコ
イルの洩れインダクタンスLlは、ノーマルモード
であるのでノーマルモードノイズを除去する効果
をもつ。しかしこのチヨークコイルの場合、主イ
ンダクタンスLが1〜2mHの時洩れインダクタ
ンスLlはその0.5〜1.0%で小さい。コモンモード、
ノーマルモード両ノイズ除去のためには主インダ
クタンスL、洩れインダクタンスLl共に大きい方
がよい。
アに2個の巻線を各巻線によつて生ずる磁束が互
いに打ち消し合うように施したチヨークコイルが
用いられる。そしてこのコモンモードチヨークコ
イルの洩れインダクタンスLlは、ノーマルモード
であるのでノーマルモードノイズを除去する効果
をもつ。しかしこのチヨークコイルの場合、主イ
ンダクタンスLが1〜2mHの時洩れインダクタ
ンスLlはその0.5〜1.0%で小さい。コモンモード、
ノーマルモード両ノイズ除去のためには主インダ
クタンスL、洩れインダクタンスLl共に大きい方
がよい。
第1図に示すように、2個のU形コア1a,1
bのそれぞれに巻線W1,W2を、環状コアの場合
と同様に分割して施したチヨークコイルは主イン
ダクタンスLが1〜2mHの場合、洩れインダク
タンスLlをその1〜5%とすることができる。ま
た第2図のように、環状コア1の内面に互いに対
向し合うように突部11,11を設けたチヨーク
コイルでは主インダクタンスLの5%以上の洩れ
インダクタンスLlが得られる。そして設計により
所望の洩れインダクタンスLlを得ることができ
る。
bのそれぞれに巻線W1,W2を、環状コアの場合
と同様に分割して施したチヨークコイルは主イン
ダクタンスLが1〜2mHの場合、洩れインダク
タンスLlをその1〜5%とすることができる。ま
た第2図のように、環状コア1の内面に互いに対
向し合うように突部11,11を設けたチヨーク
コイルでは主インダクタンスLの5%以上の洩れ
インダクタンスLlが得られる。そして設計により
所望の洩れインダクタンスLlを得ることができ
る。
ところで洩れインダクタンスLlが大きいこと
は、ノーマルモードの低周波成分を除去するのに
有効であるが、ノイズフイルタを電源ラインに挿
入した時、洩れインダクタンスLlが大きすぎると
ノーマルモードと同相である電源電流によるコア
の飽和が起るので、この場合洩れインダクタンス
Llを少し減らす必要がある。しかしながら上述し
た従来のチヨークコイルではこの調整作業が困難
である。
は、ノーマルモードの低周波成分を除去するのに
有効であるが、ノイズフイルタを電源ラインに挿
入した時、洩れインダクタンスLlが大きすぎると
ノーマルモードと同相である電源電流によるコア
の飽和が起るので、この場合洩れインダクタンス
Llを少し減らす必要がある。しかしながら上述し
た従来のチヨークコイルではこの調整作業が困難
である。
本考案は、大きい洩れインダクタンスLlが得ら
れ、しかもこれを簡単に調整できるノイズフイル
タ用のチヨークコイルを提供することを目的とす
る。
れ、しかもこれを簡単に調整できるノイズフイル
タ用のチヨークコイルを提供することを目的とす
る。
第3図は本考案によるチヨークコイルの一実施
例の外観を示し、第4図はその分解斜視図であ
る。なお巻線は図示を省略している。コア2は長
円環状で、その短径方向の内面の対向位置に互に
接近する方向に突出した突部21,21が設けら
れている。コア2を収納する絶縁キヤツプ3は非
磁性材料による絶縁キヤツプ本体4と蓋体5とか
らなる。本体4は、コア2の突部21と嵌合する
縦溝43を外面に設けた内筒41と外筒42と両
筒間の底部とでコア2の収納空間を形成している
二重筒状体である。内筒41を軸方向と平行な2
つの部分に等分割し、且つ縦溝43部分間を結ぶ
と共に、内筒41の上端から所要長突出し、更に
二重筒状体の底部では下方に突出すると共に外筒
42の外周縁まで延在している仕切部44が本体
4と一体的に形成されている。そして、仕切部4
4の中央部には軸方向にねじ穴445が設けられ
ている。蓋体5は、本体4のコア収納空間を閉塞
しうる長円環状の板体である。蓋体5の上面に
は、本体4の仕切部44に対向する2個所に仕切
部44の突出高さと同じ高さ及び幅の上部仕切り
51,51が径方向に一体的に形成されている。
しかもこの上部仕切り51は外筒42の端面上に
載置しうるように蓋体5の外周部からわずかに突
出するように形成され、さらに上部仕切り51の
内周部分には内筒41の縦溝43に嵌合可能な突
片52が設けられている。6は磁性材料によるね
じコアであり、上端にドライバ等による回転調整
を可能にする溝が形成されている。
例の外観を示し、第4図はその分解斜視図であ
る。なお巻線は図示を省略している。コア2は長
円環状で、その短径方向の内面の対向位置に互に
接近する方向に突出した突部21,21が設けら
れている。コア2を収納する絶縁キヤツプ3は非
磁性材料による絶縁キヤツプ本体4と蓋体5とか
らなる。本体4は、コア2の突部21と嵌合する
縦溝43を外面に設けた内筒41と外筒42と両
筒間の底部とでコア2の収納空間を形成している
二重筒状体である。内筒41を軸方向と平行な2
つの部分に等分割し、且つ縦溝43部分間を結ぶ
と共に、内筒41の上端から所要長突出し、更に
二重筒状体の底部では下方に突出すると共に外筒
42の外周縁まで延在している仕切部44が本体
4と一体的に形成されている。そして、仕切部4
4の中央部には軸方向にねじ穴445が設けられ
ている。蓋体5は、本体4のコア収納空間を閉塞
しうる長円環状の板体である。蓋体5の上面に
は、本体4の仕切部44に対向する2個所に仕切
部44の突出高さと同じ高さ及び幅の上部仕切り
51,51が径方向に一体的に形成されている。
しかもこの上部仕切り51は外筒42の端面上に
載置しうるように蓋体5の外周部からわずかに突
出するように形成され、さらに上部仕切り51の
内周部分には内筒41の縦溝43に嵌合可能な突
片52が設けられている。6は磁性材料によるね
じコアであり、上端にドライバ等による回転調整
を可能にする溝が形成されている。
チヨークコイルの組み立ては、本体4にその縦
溝43に突部21を嵌合させてコア2を収納した
後、蓋体5で突片52を縦溝43に嵌合させて塞
ぐ。そしてねじ穴45にねじコア6を螺着して、
内筒41と仕切部44との空間を通して本体4及
び蓋体5の上から両側に巻線(図示せず)を施し
て行われる。このようにして組み立てたチヨーク
コイルは、環状コアの内面に突部を設けてあるの
で洩れインダクタンスLlが大きく、しかも突部の
対向部分間に設けたねじコア6を出し入れするこ
とによつて簡単に所要の大きさの洩れインダクタ
ンス値に調整することができる。
溝43に突部21を嵌合させてコア2を収納した
後、蓋体5で突片52を縦溝43に嵌合させて塞
ぐ。そしてねじ穴45にねじコア6を螺着して、
内筒41と仕切部44との空間を通して本体4及
び蓋体5の上から両側に巻線(図示せず)を施し
て行われる。このようにして組み立てたチヨーク
コイルは、環状コアの内面に突部を設けてあるの
で洩れインダクタンスLlが大きく、しかも突部の
対向部分間に設けたねじコア6を出し入れするこ
とによつて簡単に所要の大きさの洩れインダクタ
ンス値に調整することができる。
以上説明してきたように、本考案によればノー
マルモードノイズ成分を除去するように作用する
洩れインダクタンスが大きく、しかもこの値を簡
単に調整することのできるノイズフイルタ用チヨ
ークコイルを提供できる。
マルモードノイズ成分を除去するように作用する
洩れインダクタンスが大きく、しかもこの値を簡
単に調整することのできるノイズフイルタ用チヨ
ークコイルを提供できる。
第1図、第2図はそれぞれ、従来のチヨークコ
イルを示す図、第3図は本考案による一実施例の
斜視図、第4図はその分解斜視図である。 1,2:環状コア、3:絶縁キヤツプ、4:絶
緑キヤツプ本体、5:蓋体、6:ねじコア、4
1:内筒、42:外筒、44:仕切部。
イルを示す図、第3図は本考案による一実施例の
斜視図、第4図はその分解斜視図である。 1,2:環状コア、3:絶縁キヤツプ、4:絶
緑キヤツプ本体、5:蓋体、6:ねじコア、4
1:内筒、42:外筒、44:仕切部。
Claims (1)
- 環状コアの内面に周方向に等間隔をおいて少な
くとも2個所に互いに接近する方向に突出する突
部を設け、これらの突部を境にして該コアには互
いに同一巻数の2つの巻線を該巻線によつて生ず
る磁束が互いに打ち消し合うように施してなるコ
モンモードチヨークコイルにおいて、上記コアを
収納可能な環状空間を有する非磁性材による絶縁
キヤツプであつて上記突部の突出方向と合致し上
記コアの内部空間を軸方向と平行な少なくとも2
部分に等分割する仕切部を備え、該仕切部にねじ
穴を設けた絶縁キヤツプで上記コアを覆い、上記
ねじ穴に磁性材によるねじコアを螺着したことを
特徴とするコモンモードチヨークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13721282U JPS5942024U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13721282U JPS5942024U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5942024U JPS5942024U (ja) | 1984-03-17 |
JPS6350829Y2 true JPS6350829Y2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=30308269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13721282U Granted JPS5942024U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942024U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7192815B2 (ja) * | 2020-03-16 | 2022-12-20 | 株式会社村田製作所 | インダクタ部品 |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP13721282U patent/JPS5942024U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5942024U (ja) | 1984-03-17 |
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