JPS6042416A - 吸水性と保水性に優れたポリウレタン樹脂の製造法 - Google Patents

吸水性と保水性に優れたポリウレタン樹脂の製造法

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JPS6042416A
JPS6042416A JP58149901A JP14990183A JPS6042416A JP S6042416 A JPS6042416 A JP S6042416A JP 58149901 A JP58149901 A JP 58149901A JP 14990183 A JP14990183 A JP 14990183A JP S6042416 A JPS6042416 A JP S6042416A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、吸水性と保水性にすぐれたポリウレタン樹脂
、特にポリウレタンフィルムおよびポリウレタンフォー
ムの製造法に関する。従来。
ポリウレタンフィルムはポリインシアネートとポリオー
ルとを触媒、その他の添加剤の存在下で反応せしめるこ
とにより得られ、又ポリウレタンフォームでは、さらに
発泡剤を存在させることにより得られ、その軽量さ、柔
軟性、耐摩耗性あるいは断熱性等を生かして各種用途に
用いられている。連続気泡構造に冨むウレタンフオーム
は、そのクッション性ばかりでな(、すぐれた吸水性を
利用しての植物の培地、生理用品、あるいは食器その他
の洗浄用品として用いられている。しかしながら、気泡
率の高いウレタンフオームはすぐれた吸水性を持つとは
言うものの、わずかの外圧によってその保有する水分の
大部分を放出する。かかる性質は外力によって吸水−放
出の可逆性を利用しようとする用途目的には極めて好適
に用いられる。しかしながら高度に吸水し、該水分を保
持することが必要な用途1例えばおむつ、生理用品ある
いは植物培地などには満足に用いることが出来ない。
このために吸水性樹脂とポリウレタンとの複合化により
上記欠点を改良し、高度に吸水し、且つ保持する材料の
提案が数多(なされてきている。しかしながらこれらの
方法は吸水性樹脂をポリウレタンの中に物理的に保持さ
せているのみであり、このために吸水、膨潤後に吸水性
樹脂がポリウレタンから脱離すると云う大きな欠点を有
している。
本発明者らは上記の如きポリウレタン樹脂。
特にポリウレタンフィルムおよびポリウレタンフォーム
の欠点を改良すべ(鋭意検討した結果。
吸水性樹脂を化学的にポリウレタンに結合させることに
より、吸水性ならびに外部圧力に対しても極めて保水性
に優れ、且つ樹脂の脱離がきわめて少ないポリウレタン
フィルム及びポリウレタンフォームを得ることができ本
発明を完成した。
即ち、本発明はポリインシアネートとインシアネート基
と反応する水素を有する活性水素化合物とを必要に応じ
触媒1発泡剤、鎖延長剤。
その他の添加剤の存在下で反応させてポリウレタン樹脂
を製造する方法において、活性水素化合物の一部として
水酸基又はアミノ基を有する高吸水性樹脂を用いること
を特徴とするポリウレタン樹脂の製造法を提供するもの
であるO本発明の方法で得られたポリウレタン樹脂ヲマ
吸水性と保水性に優れ、且つ吸水性樹脂が膨潤しても該
樹脂の脱離がないと(・う特長を有する。
本発明の方法はポリインシアネートを用(・てポリウレ
タン樹脂を製造する際にインシアネート基と反応する水
酸基又はアミノ基を有する高吸水性樹脂を加えておき、
ポリウレタン中に化学的に結合させた高吸水性樹脂を含
ませることを特徴とするものである。
本発明に用いられる水酸基又はアミノ基を有する高吸水
性樹脂としては特に限定されず、水酸基又はアミノ基を
有する高吸水性樹脂であればいかなるものも使用するこ
とが出来るが、樹脂表面に水酸基又はアミノ基を有する
ものが好ましい。樹脂表面に水酸基又はアミノ基を有す
る高吸水性樹脂を得る方法としては1例えば特公昭54
−50710.特開昭56−26909等に記載の逆相
懸濁重合法によるポリアクリル酸ソーダ、特開昭55−
133413等に記載の水溶液重合により得られるポリ
アクリル酸ソーダ、特公昭53−4<5199等に記載
のデングンーアクリル酸グラフト重合体等の高吸水性樹
脂を、水分含量(対樹脂含水物全量)が1〜50重量%
となる様調整し、水酸基あるいはアミノ基を有するラジ
カル重合および共重合可能な親水性のエチレン性モノマ
ーや反応により水酸基或はアミノ基を導入できる親水性
の環状化合物、及び必要に応じてこれ以外の上記化合物
と共重合可能な親水性のモノマーの少な(とも一種又は
二種以上を重合開始剤および架橋剤の存在下で上記の高
吸水性樹脂に含浸させ、加熱処理により重合かつ架橋さ
せるか、あるいは水酸基もしくはアミノ基を有する親水
性の重合体を架橋剤の存在下上記の高吸水性樹脂に含浸
し、さらに架橋させて製造することが出来る。架橋剤お
よび重合開始剤は水溶性であることが好ましく、またそ
の添加時期はモノマー或はポリマーと同時でもあるいは
モノマー或はポリマー含浸後でもいずれでも構わない。
本発明の実施に好適な高吸水性樹脂としてはポリアクリ
ル酸(及びその塩)及びポリメタクリル酸(及びその堪
)を例示することが出来。
これらの樹脂に水酸基又はアミノ基をつけた高吸水性樹
脂が本発明の方法に好ましく使用し得る。又、アクリル
酸又はメタクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリ
ルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルグロノくン
スルホン酸。
2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸。
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、スチレン
スルホン酸等のコモノマーを吸水性樹脂の性能を低下さ
せない範囲の割合で共重合せしめた共重合体も、これに
水酸基又はアミノ基をつげたものが本発明の方法に使用
し得る。
本発明に用いられる水酸基又はアミノ基を有る高吸水性
樹脂としては、既に述べたごとく。
樹脂表面に効率的に水酸基又はアミノ基かつ(・ている
ものが好ましい。例えば逆相懸濁重合法テ重合して得ら
れるポリアクリル酸系樹脂を1〜50重量%の水分含量
に1よる様説水し、水酸基もしくはアミノ基を有するモ
ノマー或はそのポリマー等を架橋剤とともに添加するこ
とにより、樹脂表面に効率的に水酸基、アミン基の官能
基を保有せしめることが出来る。かかる本発明の高吸水
性樹脂には高吸水性樹脂表面に反応した後、何らかの化
学反応により水酸基あるいはアミノ基に変換される様な
基を有するモノマー又はポリマーを用いて処理したもの
も含まれる。
一方上述の処理前の高吸水性樹脂は一般にインシアネー
ト基と反応しつるフリーのカルボキシル基を有している
ものの、かかる高吸水性樹脂そのものとポリウレタンと
の組み合わせでは吸水膨潤後の樹脂脱離が多く、化学的
に結合したとは云い難(、望ましくないものである。
上記の水酸基又はアミノ基を有するエチレン性モノマー
應状化合物およびそれらのポリマーはインシアネート基
と反応しかつ親水性を示すものならば、いずれでも良い
。例えば水酸基を有するエチレン性モノマーとしては、
たとえ&f2−ヒドロキシエチル(メタンアクリレート
、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート。
アリールアルコール、アリールアルコールEO付加物、
N−メチロールアクリルアミド°等を挙げることができ
る。一方アミノ基を有するエチレン性モノマーとしては
、たとえばビニルアミン%11−メチルビニルアミン、
アリールアミン等を挙げることができる。
ポリマーとしては、上記親水性モノマーおよび環状化合
物の重合体ならびに共重合体の外に、加水分解等の化学
処理をすることにより、水酸基あるいはアミノ基に変性
できる親水性のポ17マーも使用できる。ポリマーとし
ては主成分単位がポリビニルアルコール、ポリエチ、レ
ンイミン、ポリビニルアミン、ポリエチレングリコール
等であるものを例示できる。
これら親水性モノマーおよびポリマーを高吸水性樹脂に
含浸せしめる際には、これらモノマーおよびポリマーの
官能基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤、好
ましくは水溶性の架橋剤を添加しておくことが好ましい
。かかる架橋剤としては、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、グリセリントリグリシジルエーrル等のポリグ
リシジルエーテル、エピクロルヒドリン、α−メチルク
ロルヒドリン等のハロエポキシ化合物、N、N/−メチ
レンビスアクリルアミド等のポリビニル化合振ゲルター
ルアルデヒド、グリオキサザール等のポリアルデヒド。
グリセリン、ペンタエリスリトール、エチレングリコー
ル等のポリオール及びエチレンジアミン等のポリアミン
類を挙げることが出来る◇高吸水性樹脂の表面に水酸基
又はアミノ基を有する樹脂の製法の好ましい具体例を示
すと次の通りである。すなわち逆相懸濁重合法により得
られた重合体の場合には、有機溶媒中に水分含量が本発
明に規定した範囲に調整された高吸水性樹脂が懸濁した
状態において架橋剤を含んだモノマーあるいはポリマー
を加え、熱処理する方法が例示され□る。モノマー添加
の場合においては、水溶性ラジカル開始剤、たとえば過
硫酸塩、ハイドロパーオキシド及びアゾ化合物等が既知
の量で用いられる。これらの開始剤の添加はモノマー含
浸時においてもあるいはモノマー含浸後でもよい。又薄
膜重合法等による場合には生成ポリマーゲルを解砕後、
乾燥工程により水分含量を調整し次いでニーダ−中に有
機溶媒とこの樹脂を入れ、そこに架橋剤、親水性モノマ
ーあるいはポリマー、およびモノマーではさらにラジカ
ル重合開始剤を加え、熱処理し。
表面改質する方法を例示することができる。表面改質を
円滑に行なうためには加熱する事が望ましく40°〜1
50℃の範囲で反応させるのが好ましい。高吸水性樹脂
に対する親水性モノマーおよびそのポリマーの添加量は
要求される用途に応じて広範囲に変えることができるが
1通常、高吸水性樹脂全量に基づいて1〜l’00重量
%、好ましくは1〜3oz:t%糞となる量が用いられ
る。1Mm%より少ない場合には表面改質効果が十分発
現せず反対に100重量%より多い場合には均一な表面
改質が出来ず、さらには、樹脂の吸水量の低下を招(。
架橋剤の添加量は、架橋剤の種類および親水性モノマー
およびそのポリマーの種類に依っても異なるが通常0.
01〜5.Owt%が適切な範囲である。
表面改質された高吸水性樹脂は1次のボリウレクン成分
と分散混合するに先立って、その水分含量を20重量%
以下、好ましくは1o重量%以下に調整しておくことが
望ましい。
本発明においてポリウレタン樹脂とはポリインシアネー
トとポリヒドロキシル化合物尋のインシアネート基と反
応する水素を有する活性水素化合物とを反応原料として
これ等を目的に応じ適宜の方法で反応せしめて得られる
如きウレタン結合の多数を含むポリマーを意味し、ポリ
ウレタンフォーム、注型物或はフィルム等に見もれるち
密なポリウレタン樹脂、弾性体質のポリウレタン樹脂、
被覆用或は接着用樹脂としてのポリウレタン樹脂等を包
含する。例えばポリウレタンフォームはポリインシアネ
ートとポリヒドロキシル化合物とを発泡剤及び適当な助
剤の存在下に1段階に反応せしめるワンショット法によ
って、或は過剰量のポリインシアネートとポリヒドロキ
シル化合物とを反応せしめて得られるプレポリマーと水
とを適当な助剤の存在下に反応せしめるトークルプレポ
リマー法によって、或は過剰量のポリインシアネートと
ポリヒドロキシル化合物とを反応せしめて得られるプレ
ポリマーと追加量のポリヒドロキシル化合物とを発泡剤
及びその他の適当な助剤の存在下に反応せしめるセミプ
レポリマー法等によって得られる。ここに発泡剤とは水
の如き反応性の発泡剤の他、低沸点ハロゲン化炭化水素
の如き非反応性の発泡剤を含む。その他の助剤とは触媒
1発泡pm剤(泡安定剤)1着色剤、充填剤等を意味す
る。又実質的に泡を含まないポリマーは発泡を避けつつ
反応を行うことによって得られ1例えば過剰量のポリイ
ンシアネートトポリヒドロキシル化合物とを反応せしめ
て得られるNeo基含有ポリマーを追加量のポリヒドロ
キシル化合物或は(及び)その他の架橋結合を生成せし
める如き反応成分と反応せしめる方法、ポリインシアネ
ートと過剰量のポリヒドロキシル化合物とを反応せしめ
て得られるヒドロキシル基含有ポリマーと追加量のポリ
インシアネートとを反応せしめる方法等によることが出
来。
これ等の場合においても目的の範囲において適宜助剤を
用いることが出来るのは勿論である。
又或種の用途においてはインシアネート含有ポリマーが
大気中の水と反応して硬化反応を完結する如く反応せし
める方法も採ることが出来る。
本発明九用いられるインシアネート基と反応する水素を
有する活性水素化合物としてはポリヒドロキシル化合物
(ポリオール〕が挙げられる。ポリオールとしては一般
に汎用されているポリウレタン用のポリエステルポリオ
ール、ポリエーテルポリオールを挙げられる。即ち、ア
ジピン酸系ポリエステル、ダイマー酸系ポリエステル、
カプロラクトンポリエステル等のポリエステルジオール
、ポリエチレングリコール。
ポリテトラメチレングリコール、ボリグロピレングリコ
ール等のポリエーテルジオール、トリメチロールプロパ
ン、プロピレンオキサイドグリセリン等のポリエーテル
トリオール、ンルビトール系ポリエーテル及び両末端水
酸基のポリブタジェン等があげられる。また、ウレタン
プレポリマーと発泡反応してポリウレタン樹脂を生成す
る水もここでは活性水素化合物に含まれる。
本発明に用いられるポリインシアネートとしては既に述
べたようにポリオールを過剰のポリイノシアネートと反
応して得もり、るウレタンプレポリマーも含まれる。ポ
リイソシアネートとしてはポリウレタン樹脂に汎用され
る公知のポリインシアネートがすべて使用できる。例え
ばトリレンジイソシアネート、メタフエニレンジインシ
アネート、インホロンジイソシアネート。
ヘキサメチレンジインシアネート、キシリレンジインシ
アネート、ジシクロヘキシルメタンジインシアネート、
ジフェニルメタンジインシアネート、トリフェニルメタ
ントリインシアネートなどが挙げられる。
本発明のポリウレタンフィルムならびにポリウレタンフ
ォームの製造は通常よ(知られたフィルムおよびフオー
ムの製造法に準じて実施することが出来る。例えば、ポ
リインシアネートとポリオール及び触媒、必要なら鎖延
長剤を用いフオームを製造する場合にはさらに発泡剤、
界面活性剤等からなる二成分を充分に混合して反応せし
めフィルムや発泡体を製造する方法、あるいは、ポリオ
ールとポリインシアネートとの予備反応物と残余のポリ
オール、触媒、必要なら鎖延長剤、フオーム製造ではさ
らに発泡剤。
界面活性剤等からなる二成分を充分に混合して。
フィルム或は発泡体を製造する方法等においては、何れ
かの成分に予め上記の如き表面改質した高吸水性樹脂を
混合しておいてもよ(、あるいは第3成分として単独に
添加せしめてもよい。
すなわち、該樹脂を充分に均一に分散せしめることが重
要であり、それが満足される範囲においては、該樹脂の
添加方法や順序に特に制限はない。また該樹脂の形状に
ついても特に制限はないが1通常は粒状、短センイ状が
望ましい。
該樹脂の添加量は、必要とする吸水量又は保水t、ある
いはフィルムおよびフオームの吸水率などにより適宜定
められ、フィルムやフオームを形成しつる範囲であれば
任意の割合で用いられるが通常はポリウレタン原料成分
ion重量部に対して1〜100重量部混合して使用さ
れる。
本発明のポリウレタンフィルムおよびポリウレタンフォ
ームを製造する際に用いられる触媒としてはトリエチレ
ンジアミン、トリアルキルアミンなどの三級アミン類、
ジプチル錫ジジウレート、2−エチルカプロン酸纂−錫
等の有機錫化合物、その他各種の汎用触媒が用いられる
またポリウレタンフォームの製造の際に用いられる発泡
剤としては、水、硼砂の如き含水化合物、カルボキシポ
リエステル、トリクロロモノフルオロメタンの如き揮発
性溶剤、ビス(ヒドロキシメチル)チオ尿素の如きホル
ムアルデヒド発生剤、アゾビスインブチロニトリルの如
き窒素ガス発生剤などが用いられる。
本発明のポリウレタンフィルム或はポリウレタンフォー
ム等のポリウレタン樹脂を製造する際には、必要に応じ
て有機または無機質繊維。
無機質粉体、顔料または染料、香料等の添加剤を加える
ことが出来る。
以上の如き方法で得られる本発明のポリウレタン樹脂は
極めてすぐれた吸水性と保水性を有し、しかも長期間に
わたって使用してもその性能が低下しないことから、生
理用品、おむつ等の衛生材料、壁材、天井材等の建築用
吸水剤、止水剤等土木用吸水剤、土壌保水性向上剤や植
物育成用培地等の農林、園共用保水剤、油水分離剤等の
各種用途に利用することができる。また従来の単なるポ
リウレタンと吸水性樹脂とのブレンドと異なり、樹脂が
共有結合によりポリウレタンと結合していることにより
、吸水してもポリウレタン層からの吸水樹脂の脱離が見
られず、従来の用途で困難であった分野にも広(用いる
ことが可能である。
以下に本発明を実施例によって説明するが。
本発明はこれらに限定されるものではない。尚以下の実
施例及び比較例における吸水量とは次の操作によってめ
られる値である。即ちポリウレタン10gを大過剰の水
に投入し、充分膨潤させ、ついで1500 rpmの遠
心脱水機で5分間遊離水を脱水し、得られた膨潤ポリウ
レタンの重量(W)を測定し1次式により得られる値で
ある。
吸水量C1/1i)=− 0 膨潤時の吸水性樹脂脱離量は、ポリウレタン109を大
過剰の水に入れ充分膨潤させ、ついで50 rpm 1
0分間攪拌し、ポリウレタン除去後水中にある樹脂を8
0メツシユ金網でr過し。
得られた膨潤樹脂を乾燥、(100℃6時間減圧乾燥)
後1重量を測定しくw1〕、10 、!i+ポリマー中
にある樹脂の量(Wo)で割って得られる値で1 ある。つまり脱離量(%)−−XIDOとした。
O 実施例1 攪拌機、還流冷却器1滴下r斗、窒素ガス導入管を付し
た1000m71!4つロフラスコにシクロヘキサン5
0[1++J ンルビタンモノステアレ−) 3.69
.9を仕込み、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出
し、75℃まで昇温した。別にフラスコ中にアクリル酸
60.!i+を外部より冷却しつつ、イオン交換水ao
yに溶解した25.0gの98%苛性ソーダで中和した
。次いで過硫酸カリウム0.2 gを添加溶解した後窒
素ガスを吹き込み、水溶液内に溶存する酸素を除去した
このフラスコの内容物を上記4つ目フラスコに1時間か
かつて滴下し1重合した。重合終了後脱水管を用い、共
沸脱水を行ない、水769を除去した。得られた吸水性
樹脂の含水率は17.0%となった。この吸水性樹脂が
分散したシクロ−・キザンに2−ヒドロキシエチルアク
リレート15g、過硫酸カリウム0.1#、架橋剤とし
てエチレングリコールジグリシジルニーデル0.069
を水15gに溶解した水溶液を添加し、75℃に1時間
保持して反応を終了させた。シクロヘキサンを減圧下に
留去し、残った膨潤ポリマー部分を80°〜100℃で
減圧下に乾燥し、表面に水酸基を有する高吸水性樹脂を
得た。分子z2.oooのポリテトラメチレングリコー
ルマー(N00含量 30%)281.9に上記樹脂3
09を添加し、混合分散させた。グリセリンにプロピレ
ンオキシドを付加し、次いテエチレンオキシドでチンプ
したポリエーテルポリオ−,11/(OH価32,1級
01(含量30%) 96 El。
トリメチロールプロノくン4.Ogを混合し、更に/あ
るいは発泡体とすべく水5F、シリコール油0.1gを
混合し、これに上記セミプレポリマー−吸水性樹脂分散
物を加え、フィルムの場合は80℃、10分間静置加熱
、発泡体の場合は。
分散物を加えた後激しく攪拌し、フオームを形成し、7
0℃、20分間キユアリングした。この様にしてウレタ
ンと共有結合した高吸水性樹脂含有ポリウレタンフィル
ム及びポリウレタンフォームを得た。
実施例2 攪拌機、還流冷却器、滴下r斗、チッ素ガス導入管を付
した10007n14つ日丸底フラスコにシクロヘキサ
ンsoom、エチルセルロース3.72.9 (バーキ
ュリーズ社製商品名エチルセルロースN−200)を仕
込み、チッ素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出し、7
5℃まで昇温した。別にフラスコ中でアクリル酸60F
を外部より冷却しつつ、イオン交換水80.gに溶解し
た2 2.1 IIの98%苛性ソーダで中和した。
ついで過硫酸カリウム0.2gを添加溶解した後。
チッ素刀スを吹き込み水溶液内に溶存する酸素を除去し
た。このフラスコの内容物を上記4つロフラスコに一括
添加し1重合した。重合終了後脱水管を用い、共沸脱水
を行ない水62.81を除去した。得られた吸水性樹脂
の含水率は24.6%となった。この吸水性樹脂が分散
したシクロヘキサンに、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート10g、過硫酸カリウム0.IF、架橋剤としてN
 、 N’−メチレンビスアクリルアミド0.05 F
を水101に溶解した水溶液を添加し。
添加後75℃に保持して1時間反応を続けた。
シクロヘキサンを減圧下に留出し、残った膨潤ポリマー
部分を80〜100℃で減圧下に乾燥し、表面に水酸基
を有する高吸水性樹脂を得た。
分子i2000のポリエチレングリコール100.09
とTDI−80(2,472,6異性体比80/20 
) 40.5.9とを反応させて得たセミフ。
レボリマ−(Neo 含量30%) 140.59に上
記表面に水酸基を有した高吸水性樹脂gayを添加し混
合分散させた。グリセリンにグロビオンオキシドを付加
し1次いでエチレンオキシドでチンプしたポリエーテル
ポリオール(OH価32.1級OH含量60%)481
1.)リメロールプロパン2.0gを混合し、さらに/
ある樹脂分散物を加え、フィルムの場合は80゛℃、1
0分間静置加熱1発泡体の場合は分散物を加えた後激し
く攪拌してフオームを形成し、70℃、20分間キユア
リングした。このようにして、ウレタンと共有結合にて
結合した高吸水性樹脂含有ボリウレクンフイルムおよび
ポリウレタンフォームを得た。
実施例6 表面に水酸基を有する高吸水性樹脂を509添加混合し
た以外は実施例1と同様に操作して高吸水性樹脂含有ボ
リウレクンフイルム及びポリウレタンフォームを得た。
実施例4 2−ヒドロキシエチルアクリレートに代えてポリビニル
アルコール(日本合成化学株式会社製、商品名ゴーセノ
ールN−300%ケン化度98〜99%〕10gを使用
し、架橋剤としてエチレンクリコールジグリシジルエー
テル0.2gを水ioyに溶解して添加した以外は実施
例2と同様に操作して高吸水性樹脂含有ポリウレタンフ
ィルム及びポリウレタンフォームを得た。
実施例5 ポリビニルアルコールに代えてポリエチレンイミン(日
本触媒化学工業(沫)製部品名5p−200、分子量2
万)5Iを水15.rに溶解して添加し、その後架橋剤
としてエチレングリコールジグリシジルエーテル0.2
gを添加した以外は実施例4と同様に操作して高吸水性
樹脂含有ポリウレタンフィルム及びポリウレタンフォー
ムを得た。
実施例6 2−ヒドロキシエチルアクリレートの代すにN−メチル
ビニルアミンを用いた以外は実施例1と同様の操作を行
なって高吸水性樹脂含有ボリウレクンフイルム及びポリ
ウレタンフォームを得た。
比較例1 実施例1の操作で高吸水性樹脂の添加を行なわス、ポリ
ウレタンフィルムおよびポリウレタンフォームを得た。
比較例2 実施例1の操作で表面に水酸基を有する高吸水性樹脂の
代りに表面改質を行なっていない吸水性樹脂を使用し、
ポリウレタンフィルムおよびポリウレタンフォームを得
た。
□わ、ヵ、〜6B、、vよ、ヵ、〜2ア、うゎ jた各
ポリウレタンフィルムおよびポリウレタンフォームの吸
水量ならびにポリウレタンフィルムおよびフオームを膨
潤させた際の樹脂の脱離量を測定し、これを表−1に示
した。
表−1から本発明により得られるボリウレクンフイルム
およびポリウレタンフォームが膨潤しても樹脂の脱離が
なく吸水性および保水性にすぐれた性能を示すことが明
らかである。
表−1 吸 水 量<I/&) 膨潤時樹脂脱離R(%)丸雄側
1 60.1 4B、9 3.0 1.8tr 2 5
6.2 42.8 2.0 1.6p 3 90.5 
70.6 B、8 2.1p 4 40.8 56.7
 4.2 1.8p 5 60.7 55.4 1.3
 0.8p 6 49.4 38.5 5.5 2.7
上載例1 1.1 肌5 − − p2 38.2 20.3 56 48出願人代理人 
古 谷 馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t ポリイソシアネートとインシアネート基と反応する
    水素を有する活性水素化合物とを、必要に応じ触媒1発
    泡剤、鎖延長剤、その他の添加剤の存在に於て反応させ
    てポリウレタン樹脂を製造する方法において、活性水素
    化合物の一部として水酸基又はアミノ基を有する高吸水
    性樹脂を用いることを特徴とするポリウレタン樹脂の製
    造法。 2、高吸水性樹脂が樹脂表面に水酸基又はアミノ基を有
    する高吸水性樹脂である特許請求の範囲第1項記載のポ
    リウレタン樹脂の製造法。
JP58149901A 1983-08-17 1983-08-17 吸水性と保水性に優れたポリウレタン樹脂の製造法 Granted JPS6042416A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62239007A (ja) * 1986-04-11 1987-10-19 Japan Nuclear Fuel Co Ltd<Jnf> 溶接部の良否判定法
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JP2002084889A (ja) * 2000-09-18 2002-03-26 Nisshoku Corp 屋上緑化用の保水用パッドと植生基盤および屋上の緑化工法

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