JPS604232B2 - フロン系圧縮ガスを用いたエアゾール組成物 - Google Patents

フロン系圧縮ガスを用いたエアゾール組成物

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JPS604232B2
JPS604232B2 JP13368475A JP13368475A JPS604232B2 JP S604232 B2 JPS604232 B2 JP S604232B2 JP 13368475 A JP13368475 A JP 13368475A JP 13368475 A JP13368475 A JP 13368475A JP S604232 B2 JPS604232 B2 JP S604232B2
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JP
Japan
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aerosol
compressed gas
gas
fluorocarbon
temperature
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JP13368475A
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巖 矢沢
忠臣 内田
訓男 小山
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Toyo Aerosol Industry Co Ltd
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Toyo Aerosol Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフロン系圧縮ガスを用いたエアゾール組成物に
係るもので、従釆エアゾール製品の噴射剤として液化ガ
ス、例えば液化石油ガスのプロパン、N−ブタンィソー
ブタンの単独又は混合物、フロンガスとしてジクロロジ
フルオロメタン、トリクロロモノフルオロメタン、テト
ラフルオロエタンのような液化ハロゲン化炭化水素ガス
やジメチルェーテル等の液化ガスが単独若しくは混合物
として用いられている。
これら液化ガスを用いたエアゾール製品は最も一般的に
用いられているが、液化ガスは温度、圧力等の外的条件
に極めて影響され易く又使用者の皮膚に付着した場合、
袷感を生じる等の欠点を有している。又反面エアゾール
製品には炭酸ガス、窒素、空気、笑気ガスのような臨界
温度の低い圧縮ガスを噴射剤として用いたものがある。
この圧縮ガスを噴射剤として用いたエアゾール製品は、
圧縮ガスがエアゾール化される内容液に対し極めて溶解
度が小さいため、噴射粒子が粗いとか、使用回数が多く
なるに従つて圧力降下が激しい欠点を有している。しか
しながら本発明は、液化ガスを噴射剤として用いたエア
ゾール製品と対比するに、液化ガスの如く温度に対応す
る圧力変動を生じる事が少なく、低温(5℃以下)下で
も充分使用が可能であり、又液化ガスの如く冷感を生じ
ることもなくチーリングェフェクトも少ない。又液化ガ
スは温度の影響を強く受けるため、低温状況下での使用
は多量の液化ガスを用いないと噴射することが出来ず、
不経済なものである。従って液化ガスの有する欠点を本
来有しない圧縮ガスを用いてこの圧縮ガスの、前記欠点
を除去することが出来れば、最も好ましい噴射剤を得る
ことが出来る。本発明はこのようなフロン系圧縮ガスを
用いたエアゾール組成物を得ることを目的としたもので
、各種の圧縮ガス中ハロゲン化炭化水素系化合物の内、
溶液との溶解度が炭酸ガスや窒素ガスよりも大きいもの
と、これらのガスよりも小さいものとがある。
しかしながらいずれも前述した従来公知の圧縮ガスが有
していた欠点を除去するに充分なものである。本発明が
溶液への溶解度の小さいものに於いても、圧縮ガスの有
する欠点を除去し得る理論的解明は未だ不充分であるが
、フロロカーボン系の有する化学的特性によるものと推
定される。前記ハロゲン化炭化水素系化合物の内、上記
条件に合致するものとしては、テトラフルオロメタン、
トリフルオロメタン又はへキサフルオルェタンがあり、
これらは常用の温度では液化することはなく、本発明に
於ける圧縮ガス噴射剤として用いることが出来る。これ
らの圧縮ガスは前述の如くエアゾール製品の溶液に対し
て溶解度の大きいものと溶解度の小さいものとがあるが
、前者にあっては溶解度の大きいことから、又後者にあ
ってはフロロカーボン系の物理化学特性値からと推定出
来るが、いずれもエアゾール組成物として用いた場合、
ノズルより贋霧される噴霧粒子を細かく破砕することが
出来る。
炭酸ガス、笑気ガス、トリフルオロメタン、テトラフル
オロメタソ、およびへキサフルオルェタンに、アルコー
ルのような高沸点溶剤を組合せた場合についての噴射粒
子分布を第1図に示す。この第1図は酸化マグネシュウ
ム法によるものであって、表面に酸化マグネシュウムを
蒸着したガラス板に、15cのの距離からエアゾール内
容液を25ooの温度条件に於いて噴射を行なった結果
を、縦軸に粒子分布率を取り、横軸に粒子径を取り、そ
れぞれプ。ットしたものである。前記本発明の一実施例
として用いた圧縮ガスによるものは、炭酸ガスや笑気ガ
スの粒子分布率と比較し、粒子径の小さいものの分布率
が高いことを示している。又トリフルオロメタンに於い
てアセトンやィソブタンのような低沸点溶剤を炭素数1
〜6個のアルコールや白灯油のような高沸点溶剤と組合
せる事により一層粒子径を小さくすることが可能となる
同様にへキサフルオルェタンについても低沸点溶剤と瓶
合せることにより、高沸点溶剤単独よりも粒子径を小さ
くすることが可能となる。これを酸化マグネシュウム法
によって測定したものが第2図に示すものである。この
第2図は表面に酸化マグネシュウムを蒸着したガラス板
に、15仇の距離からエアゾール内容液25q0の温度
条件に於いて噴射を行なった結果を縦軸に、粒子分布率
を横軸に粒子径を取り、それぞれをプロットしたもので
ある。このように噴霧粒子を径小とすることは、エアゾ
ール内容液の目的とする作用効果と著しい相関性を有す
るものである。すなわち噂霧粒子を蓬小とすることは、
塗布用エアゾール、例えばエアゾール化した塗料、ヘア
ースプレー等に於て付着性を均一化することが出来る。
又空間に噴霧する空間用スプレー、例えば殺虫エアゾー
ル、消臭エアゾール等に於て粒子の滞空時間を長くし、
効果の持続性を高めることが出来る。又トリフルオロメ
タンやへキサフルオルェタンに低沸点溶剤を粗合せたエ
アゾール製品は、炭酸ガス、笑気ガス等の圧縮ガスに低
沸点溶剤を組合せたエアゾール製品よりも、噴射に伴な
う圧力降下も少ないものとなる。第3図はこの関係を示
し、エアゾール内容液25qoの温度条件にて、図面に
表わす噴射率で断続的に噴射を行ない、各噴射ともに噴
射により低下した製品温度を2500まで回復させてそ
の内部圧力を測定したもので、機軸に噴射率を縦軸に内
圧を取ったものである。また本発明において使用する炭
素数1〜6個のアルコールとしては、例えばエチルアル
コール、プロピルアルコ−ル、インプロピルアルコール
、ブチルアルコール、アミルアルコール、エチレングリ
コール、ヘキシレングリコール、グリセリン等があり、
変性アルコールも用いることができる。本発明は上述の
如く温度依存性、袷感の発生を除去するとともに、噴霧
粒子を径4・とした塗布の均一性、滞空時間の長期化を
可能とし、又噴霧継続によっても圧力降下を最小限とす
ることが出来るものである。
実施例 1 ヘアースプレー エチルアルコールにヘアースプレ−用樹脂として、アク
リル樹脂ァルカノールァミン液の5肌t%エチルアルコ
ール溶液を2.仇れ%溶解させて溶液を形成し、この溶
液をエアゾール容器の全容積の8印ol%まで充填し、
エアゾールバルブを設置した後、トリフルオロメタンを
25006.5k9′のになるまで圧入する。
本実施例に於ける項霧粒子分布の状態は第1図@印トリ
フルオロメタンガスヘアスプレーに示す通りであり、ま
た噴射に伴なう圧力降下の状態は第3図のトリフルオロ
メタン系に示す通りである。
又外気温の変化によるエアゾール容器内の圧力変化を示
す温度依存性は第4図に示す通りである。第4図に於け
る測定方法は、機軸に表示した温度の温水中に本実施例
内容液を充填したエアゾール容器を30分間充填した後
、内部圧力を測定したものである。第4図中従来公知の
ヘアースプレーとは、エチルアルコール
37Wt%ヘアースプレー用樹脂(アクリル
樹脂アルカノールァミン液)
靴t%ジクロロジフルオロメタン 3
8wt%トリクロロモノフルオロメタン 2
4wt%の組成から成る市販品を示している。
又内容液の噴射塗布による冷感の発生状況は第5図に示
す通りである。第5図に於ける測定方法は本実施例に於
けるエアゾール内容液を2500に保ち、この内容液を
30ooに設定したアルミ箔の表面に15肌の位置から
3秒間噴射し、アルミ箔の表面温度を横軸に示す時間毎
に表面温度計で測定したものである。又従来公知のヘア
スプレーは前記第4図で用いたヘアスプレーと同一組成
のものである。実施例 2 ヘアースプレ− 実施例1と同一の溶液を形成し、この溶液をエアゾール
容器の全容積の8仇ol%まで充填し、エアゾールバル
ブを設置した後、ヘキサフルオルェタンを2606.5
k9/鮒になるまで圧入する。
本実施例に於ける噂霧粒子分布の状態は第1図公印へキ
サフルオルェタンガスヘアスプレーに示す通りである。
又本実施例に於ける温度依存性は第4図に、冷感の発生
状況は第5図に示す通りである。又その測定方法及び従
来公知のヘアースプレーは第1実施例と同一である。実
施例 3 ヘアースプレー エチルアルコールにアセトンを90:10の重量割合で
混合し、この混合液にヘアースプレー用樹脂として、ア
クリル樹脂アルカノールアミン液3.0Wt%を溶解さ
せた溶液を形成し、この溶液をエアゾール容器の全容積
の8川ol%まで充填し、エアゾールバルブを設置した
後、トリフルオロメタン25℃6.5k9′流になるま
で庄入する。
本実施例に於ける頃霧粒子分布の状態は第2図−トリフ
ルオロメタンガス+アセトンlOWt%系に示す通りで
あり、また噴射に伴なう圧力降下の状態は第3図トリフ
ルオロメタン+アセトン1肌t%系に示す通りである。
又本実施例に於ける温度依存性は第4図に、袷感の発生
状況は第5図に示す通りである。又その測定方法及び従
釆公知のヘアースプレ−は第1実施例と同一である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明エアゾール製剤と他のエアゾール製剤と
の曙霧粒子分布図、第2図は本発明の他の異なる例を示
す頃霧粒子分布図、第3図は噴射率と圧力曲線図、第4
図は温度と圧力の関係を示す曲線図、第5図は冷感試験
の結果を示す図である。 第2図 第1図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テトラフルオロメタン、トリフルオロメタン、ヘキ
    サフルオルエタンの一つ又は複数と、炭素数1〜6個の
    アルコール、白灯油、イソブタン、アセトンの一つ若し
    くは複数とからなるフロン系圧縮ガスを用いたエアゾー
    ル組成物。
JP13368475A 1975-11-07 1975-11-07 フロン系圧縮ガスを用いたエアゾール組成物 Expired JPS604232B2 (ja)

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JP13368475A JPS604232B2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 フロン系圧縮ガスを用いたエアゾール組成物

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JPS5258083A JPS5258083A (en) 1977-05-13
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FR2658508B1 (fr) * 1990-02-20 1993-09-24 Atochem Melanges de dimethylether et de 1,1,1,2-tetrafluoroethane et leurs applications comme fluides frigorigenes, comme propulseurs d'aerosols ou comme agents d'expansion des mousses plastiques.
US6153117A (en) * 1993-09-29 2000-11-28 Cooperative "Elegaz" Azeotropic refrigerant composition containing sulfur hexafluoride and method of use thereof

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JPS5258083A (en) 1977-05-13

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