JPS6042179B2 - 無水石膏成形体の製造法 - Google Patents
無水石膏成形体の製造法Info
- Publication number
- JPS6042179B2 JPS6042179B2 JP14411976A JP14411976A JPS6042179B2 JP S6042179 B2 JPS6042179 B2 JP S6042179B2 JP 14411976 A JP14411976 A JP 14411976A JP 14411976 A JP14411976 A JP 14411976A JP S6042179 B2 JPS6042179 B2 JP S6042179B2
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- Japan
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- molded body
- gypsum
- anhydrite
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- molded
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はΠ型無水石膏成形体を製造する方法に関するも
のであり、詳しくは任意の結晶型の石膏よりなる成形体
を水熱処理することにより高強度で耐火性のすぐれた■
型無水石膏成形体を製造する方法に関するものである。
のであり、詳しくは任意の結晶型の石膏よりなる成形体
を水熱処理することにより高強度で耐火性のすぐれた■
型無水石膏成形体を製造する方法に関するものである。
一般に石膏と称されているものには各種の結晶型があり
、なかでも二水石膏(CaSO。・州。O)、手水石膏
(CaSO。・ 112H2O)、■型無水石膏、■型
無水石膏、I型無水石膏などがよく知られている。これ
らのうち、手水石膏、■型無水石膏及び■型無水石膏の
結晶形態にはα型及びβ型があり、二水石膏を乾式加熱
するとβ型の系列で手水石膏、■型無水石膏を経由して
■型無水石膏が生成し、二水石膏を湿式加熱するとα型
の系列て手水石膏及ひ■型無水石膏を経由して■型無水
石膏が生成する。手水石膏及ひ■型無水石膏は準安定な
結晶態であり、水の存在下に比較的に速やかに水を結晶
水として取り入れて安定な二水石膏となり凝結硬化り、
水と接触させても水と殆んど反応せす、実質上凝結固化
することはない。
、なかでも二水石膏(CaSO。・州。O)、手水石膏
(CaSO。・ 112H2O)、■型無水石膏、■型
無水石膏、I型無水石膏などがよく知られている。これ
らのうち、手水石膏、■型無水石膏及び■型無水石膏の
結晶形態にはα型及びβ型があり、二水石膏を乾式加熱
するとβ型の系列で手水石膏、■型無水石膏を経由して
■型無水石膏が生成し、二水石膏を湿式加熱するとα型
の系列て手水石膏及ひ■型無水石膏を経由して■型無水
石膏が生成する。手水石膏及ひ■型無水石膏は準安定な
結晶態であり、水の存在下に比較的に速やかに水を結晶
水として取り入れて安定な二水石膏となり凝結硬化り、
水と接触させても水と殆んど反応せす、実質上凝結固化
することはない。
通常、石膏成形体は手水石膏を水に懸濁させてスラリー
とし、これに必要に応じて繊維、骨材等の補強剤を添加
し注型乾燥する方法により製造され、多くの場合、成形
体は二水石膏よりなるものである。しかしながら、先に
も述べたように、二水石膏は加熱されると結晶水が脱離
し結晶態が変化するので、成形された二水石膏は加熱に
より収”縮し、亀裂が生じたり、強度が著しく低下する
という欠点があり、耐火性材料としては必ずしも満足で
きるものではない。これに対して■型無水石膏は前述の
ように水と反応し難いばかりてなく、1000℃程度の
高温でも安定であるので耐火性材料として好適てあるが
、従来高強度の■型無水石膏成形体を製造する方法は知
られていない。
とし、これに必要に応じて繊維、骨材等の補強剤を添加
し注型乾燥する方法により製造され、多くの場合、成形
体は二水石膏よりなるものである。しかしながら、先に
も述べたように、二水石膏は加熱されると結晶水が脱離
し結晶態が変化するので、成形された二水石膏は加熱に
より収”縮し、亀裂が生じたり、強度が著しく低下する
という欠点があり、耐火性材料としては必ずしも満足で
きるものではない。これに対して■型無水石膏は前述の
ように水と反応し難いばかりてなく、1000℃程度の
高温でも安定であるので耐火性材料として好適てあるが
、従来高強度の■型無水石膏成形体を製造する方法は知
られていない。
例えば、二水石膏成形体を通常の方法で加熱処理しても
上記の理由て実用に耐え得る成形体を得るのは困難であ
り、また、■型無水石膏の粉末にバインダーを添加して
プレス成形することにより成形体を製造しても強度が不
十分であり、特に低密度且つ高強度の成形体を得ること
はまず不可能である。本発明者らは上記実情に鑑み、高
強度の■型無水石膏成形体を製造する方法について鋭意
検討した結果、任意の結晶型の石膏よりなる成形体を水
熱処理することにより高強度の■型無水石膏成形体が得
られることを見い出し、本発明を完成したものである。
上記の理由て実用に耐え得る成形体を得るのは困難であ
り、また、■型無水石膏の粉末にバインダーを添加して
プレス成形することにより成形体を製造しても強度が不
十分であり、特に低密度且つ高強度の成形体を得ること
はまず不可能である。本発明者らは上記実情に鑑み、高
強度の■型無水石膏成形体を製造する方法について鋭意
検討した結果、任意の結晶型の石膏よりなる成形体を水
熱処理することにより高強度の■型無水石膏成形体が得
られることを見い出し、本発明を完成したものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明方法における任意の結晶型の石膏よりなる成形体
としては従来公知の方法で製造される各種の石膏成形体
を使用することが可能であり、石膏の結晶型としては二
水石膏、半水石膏、■型無水石膏のいずれをも使用する
ことができる。
としては従来公知の方法で製造される各種の石膏成形体
を使用することが可能であり、石膏の結晶型としては二
水石膏、半水石膏、■型無水石膏のいずれをも使用する
ことができる。
また、各種結晶型の石膏の粉末をバインダーを用いて成
形することにより得られる石膏成形体も使用することが
できるが、特に好ましいのは、半水石膏、■型無水石膏
等を水に懸濁させてスラリーとし、これに必要に応じて
岩綿、石綿、ガラス繊維等の無機繊維、バルブ、木綿、
麻等の天然繊維、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
アミド等の合成繊維或は各種の軽量骨材を補強材として
添加し、次いで流し込み法、ブレス成形法、押し出し成
形法等の任意の成形法により成形し凝結硬化させること
により得られる二水石膏成形体である。本発明において
水熱処理は原料となる石膏成形体をオートクレーブ等の
耐圧性密閉容器を使用し、通常8k91dG以上の水蒸
気圧力下で0.5〜4時間保持することにより行なわれ
る。水熱処理後の石膏成形体の乾燥は、オートクレーブ
を放圧したのち即時成形体を大気中に取り出して乾燥し
ても、オートクレーブを常温まで冷却したのち成形体を
取り出して乾燥してもよく、如何なる乾燥法を採用して
も得られる■型無水石膏成形体の物性に殆んど影響を及
ぼすことはない。
形することにより得られる石膏成形体も使用することが
できるが、特に好ましいのは、半水石膏、■型無水石膏
等を水に懸濁させてスラリーとし、これに必要に応じて
岩綿、石綿、ガラス繊維等の無機繊維、バルブ、木綿、
麻等の天然繊維、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
アミド等の合成繊維或は各種の軽量骨材を補強材として
添加し、次いで流し込み法、ブレス成形法、押し出し成
形法等の任意の成形法により成形し凝結硬化させること
により得られる二水石膏成形体である。本発明において
水熱処理は原料となる石膏成形体をオートクレーブ等の
耐圧性密閉容器を使用し、通常8k91dG以上の水蒸
気圧力下で0.5〜4時間保持することにより行なわれ
る。水熱処理後の石膏成形体の乾燥は、オートクレーブ
を放圧したのち即時成形体を大気中に取り出して乾燥し
ても、オートクレーブを常温まで冷却したのち成形体を
取り出して乾燥してもよく、如何なる乾燥法を採用して
も得られる■型無水石膏成形体の物性に殆んど影響を及
ぼすことはない。
以上詳細に説明したように本発明方法によれは、従来の
二水石膏成形体の一つの特徴である成形体の滑沢性を失
なうことなく、高強度で且つ耐火性にすぐれた■型無水
石膏成形体が得られ、保温断熱材として或は耐火板等の
建築用材料として用いることができる。また、本発明方
法により得られる■型無水石膏成形体は化学的にも安定
であるので煙突用内張等の耐火材料として用いることも
できる。次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
二水石膏成形体の一つの特徴である成形体の滑沢性を失
なうことなく、高強度で且つ耐火性にすぐれた■型無水
石膏成形体が得られ、保温断熱材として或は耐火板等の
建築用材料として用いることができる。また、本発明方
法により得られる■型無水石膏成形体は化学的にも安定
であるので煙突用内張等の耐火材料として用いることも
できる。次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
実施例1
β型半水石膏91.5重量部、繊維長10wnのガラス
繊維2.5重量部及び石綿6重量部を水13唾量部と混
練し、所定の嵩密度の成形体が得られるようにブレス成
形機のピストンのストロークを調整してブレス成形し、
凝結固化させて二水石膏成形体を得た。
繊維2.5重量部及び石綿6重量部を水13唾量部と混
練し、所定の嵩密度の成形体が得られるようにブレス成
形機のピストンのストロークを調整してブレス成形し、
凝結固化させて二水石膏成形体を得た。
この成形体をオートクレーブ中で12kg1cItGの
水蒸気圧力下に2時間水熱処理したのち室温まで冷却し
次いで乾燥し、表−1に示す物性の■型無水石膏成形体
を得た。実施例2 β型半水石膏μs重量部、繊維長10TfrInのガラ
ス繊維2重量部及び水8鍾量部を混練して均一なスラリ
ーとし、型枠に注入して凝結硬化させたのち脱型し、二
水石膏成形体を製造した。
水蒸気圧力下に2時間水熱処理したのち室温まで冷却し
次いで乾燥し、表−1に示す物性の■型無水石膏成形体
を得た。実施例2 β型半水石膏μs重量部、繊維長10TfrInのガラ
ス繊維2重量部及び水8鍾量部を混練して均一なスラリ
ーとし、型枠に注入して凝結硬化させたのち脱型し、二
水石膏成形体を製造した。
この成形体を15k91cr1Gの水蒸気圧力下で1時
間実施例1と同様に水熱処理することにより、表−1に
示す物性の■型無水石膏成形体を得た。比較例 実施例2と同様にして得られた二水石膏成形体を500
℃で5時間焼成したのち放冷し、■型無水石膏成形体を
得た。
間実施例1と同様に水熱処理することにより、表−1に
示す物性の■型無水石膏成形体を得た。比較例 実施例2と同様にして得られた二水石膏成形体を500
℃で5時間焼成したのち放冷し、■型無水石膏成形体を
得た。
Claims (1)
- 1 任意の結晶型の石膏よりなる成形体を8kg/cm
^2G以上の水蒸気圧下で水熱処理することを特徴とす
るII型無水石膏成形体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14411976A JPS6042179B2 (ja) | 1976-12-01 | 1976-12-01 | 無水石膏成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14411976A JPS6042179B2 (ja) | 1976-12-01 | 1976-12-01 | 無水石膏成形体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5369222A JPS5369222A (en) | 1978-06-20 |
JPS6042179B2 true JPS6042179B2 (ja) | 1985-09-20 |
Family
ID=15354624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14411976A Expired JPS6042179B2 (ja) | 1976-12-01 | 1976-12-01 | 無水石膏成形体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042179B2 (ja) |
-
1976
- 1976-12-01 JP JP14411976A patent/JPS6042179B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5369222A (en) | 1978-06-20 |
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