JPS6042016Y2 - スパイラルエンドミル - Google Patents
スパイラルエンドミルInfo
- Publication number
- JPS6042016Y2 JPS6042016Y2 JP11740880U JP11740880U JPS6042016Y2 JP S6042016 Y2 JPS6042016 Y2 JP S6042016Y2 JP 11740880 U JP11740880 U JP 11740880U JP 11740880 U JP11740880 U JP 11740880U JP S6042016 Y2 JPS6042016 Y2 JP S6042016Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- chips
- spiral end
- blade
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、軸方向の切削と、側面方向の切削を同時に行
う底付きの深溝を加工するために使用するスパイラルエ
ンドミルに関するものである。
う底付きの深溝を加工するために使用するスパイラルエ
ンドミルに関するものである。
従来使用されているスパイラルエンドミルは、底部の底
刃により切削された切屑が、外周刃のへワックス角と底
刃のすくい角が一致していないため、切屑の流れる方向
が曲げられる結果、切屑が底刃の溝から外周刃の溝に連
続して円滑に流れず、切屑が詰ることがしばしばあった
。
刃により切削された切屑が、外周刃のへワックス角と底
刃のすくい角が一致していないため、切屑の流れる方向
が曲げられる結果、切屑が底刃の溝から外周刃の溝に連
続して円滑に流れず、切屑が詰ることがしばしばあった
。
また外周刃の溝に入った底刃の切屑と外周刃により切削
された切屑が合流するので、切屑の軸方向への進展が思
うように進まず、切屑詰まりをきたすこともあった。
された切屑が合流するので、切屑の軸方向への進展が思
うように進まず、切屑詰まりをきたすこともあった。
本考案は上記のような欠点を解消するため考案したもの
で、スパイラルエンドミルの切屑の流れを容易にし、切
屑詰りによる工具の切損を防ぐと共に、防振性を高め、
且つ加工仕上面を平滑にできる切屑流動性能のよいスパ
イラルエンドミルを提供することを目的とするものであ
る。
で、スパイラルエンドミルの切屑の流れを容易にし、切
屑詰りによる工具の切損を防ぐと共に、防振性を高め、
且つ加工仕上面を平滑にできる切屑流動性能のよいスパ
イラルエンドミルを提供することを目的とするものであ
る。
以下図面について本考案の実施例を説明する。
図中１はスパイラルエンドミルの底刃、２は底刃部の溝
、３は外周刃、４は外周刃の溝、５はシャンク部である
。
、３は外周刃、４は外周刃の溝、５はシャンク部である
。
本考案においては、スパイラルエンドミル先端部の外周
刃３のへワックス角αを底刃１のすくい角に合せて形成
すると共に、このヘワックス角ヲシャンク部５側に向う
に従い第１図のβで示すように漸次小さくする。
刃３のへワックス角αを底刃１のすくい角に合せて形成
すると共に、このヘワックス角ヲシャンク部５側に向う
に従い第１図のβで示すように漸次小さくする。
また第２図に示すように、スパイラルエンドミルの切屑
回転方向Ａに対して外周に向っておくれを有する捩れ角
θを底刃１に設ける。
回転方向Ａに対して外周に向っておくれを有する捩れ角
θを底刃１に設ける。
なおこの場合第２図に示すように、エンドミルの中心Ｏ
と底刃１の中点Ｐを通る直線１に対する底刃１の捩れ角
θを前記外周刃３のへワックス角αと略一致させるのが
よい。
と底刃１の中点Ｐを通る直線１に対する底刃１の捩れ角
θを前記外周刃３のへワックス角αと略一致させるのが
よい。
また本実施例では名刀、右捩れのスパイラルエンドミル
を示したが、左刃、左捩れのスパイラルエンドミルの場
合は当然本実施例の逆になる。
を示したが、左刃、左捩れのスパイラルエンドミルの場
合は当然本実施例の逆になる。
本考案のスパイラルエンドミルは上述のように、底刃１
のすくい角と外周刃３のへワックス角αとが一致してい
るので、底刃１の溝２と外周刃３の溝４につながり部に
おいて切屑が第３の矢印Ｂの方向に略直線的に円滑に流
れる。
のすくい角と外周刃３のへワックス角αとが一致してい
るので、底刃１の溝２と外周刃３の溝４につながり部に
おいて切屑が第３の矢印Ｂの方向に略直線的に円滑に流
れる。
このため切屑の詰りを有効に防止することができる。
また外周刃３のへワックス角αを大きくすると切屑のカ
ールが小さくなり、切屑の見掛は上の体積は小さくなる
が、切屑をシャンク部５側に流動させる作用は小さくな
る欠点がある。
ールが小さくなり、切屑の見掛は上の体積は小さくなる
が、切屑をシャンク部５側に流動させる作用は小さくな
る欠点がある。
このため本考案においては主に切削作用をする先端部分
のへワックス角αを大きくし、切屑の流動排出作用をす
るシャンク部５側のへワックス角βを小さくしたから、
第４図に示すように溝４に入った切屑６を途中から早く
流動させて排出させることにより、切屑の詰りを防止す
ることができる。
のへワックス角αを大きくし、切屑の流動排出作用をす
るシャンク部５側のへワックス角βを小さくしたから、
第４図に示すように溝４に入った切屑６を途中から早く
流動させて排出させることにより、切屑の詰りを防止す
ることができる。
即ち切削部で生皮される切屑の見掛上の体積を小さくし
、切屑排出部では工具の回転の力が外周刃３のへワック
ス角の変化によって切屑の排出を円滑に行う効果が大き
く、底刃１の切屑６と外周刃３の切屑６を容易に排出し
、切削工具の多くを占める切屑詰りのトラブルを解消す
ることができる。
、切屑排出部では工具の回転の力が外周刃３のへワック
ス角の変化によって切屑の排出を円滑に行う効果が大き
く、底刃１の切屑６と外周刃３の切屑６を容易に排出し
、切削工具の多くを占める切屑詰りのトラブルを解消す
ることができる。
なお第４図および第５図中の７は被加工物で、８はスパ
イラルエンドミルによって加工した深溝である。
イラルエンドミルによって加工した深溝である。
また従来のエンドミルでは底刃の捩れ角がＯｏであった
ため、底刃で切削された切屑が外周方向へ流れにくかっ
たが、第２図に示すように底刃１に捩れ角θを付すこと
により、第５図においてエンドミルが矢印Ｃ方向に回転
した場合、底刃１による切屑６を矢印りのように外周方
向に円滑に流動させる効果が得られる。
ため、底刃で切削された切屑が外周方向へ流れにくかっ
たが、第２図に示すように底刃１に捩れ角θを付すこと
により、第５図においてエンドミルが矢印Ｃ方向に回転
した場合、底刃１による切屑６を矢印りのように外周方
向に円滑に流動させる効果が得られる。
本考案のスパイラルエンドミルは上述の通りであるから
、切屑の流れを容易にし、切屑詰りによる工具の切損を
防ぐと共に、防振性を高め、且つ加工仕上面を平滑にで
きるという効果がある。
、切屑の流れを容易にし、切屑詰りによる工具の切損を
防ぐと共に、防振性を高め、且つ加工仕上面を平滑にで
きるという効果がある。
第１図は本考案に係るスパイラルエンドミルの側面図、
第２図はその端面図、第３図は同斜視図、第４図は本考
案スパイラルエンドミルの切削時に於ける切屑の排出方
向を示す立面図、第５図はその平面図である。 １・・・・・・底刃、２・・・・・・底刃部の溝、３・
・・・・・外周刃、４・・・・・・外周刃の溝、５・・
・・・・シャンク部、６・・・・・・切屑、７・・・・
・・被加工物、８・・・・・・深溝。
第２図はその端面図、第３図は同斜視図、第４図は本考
案スパイラルエンドミルの切削時に於ける切屑の排出方
向を示す立面図、第５図はその平面図である。 １・・・・・・底刃、２・・・・・・底刃部の溝、３・
・・・・・外周刃、４・・・・・・外周刃の溝、５・・
・・・・シャンク部、６・・・・・・切屑、７・・・・
・・被加工物、８・・・・・・深溝。
Claims (1)
- 底刃及び外周刃を本体にそれぞれ連設したスパイラルエ
ンドミルに於いて、外周刃のへワックス角を底刃のすく
い角に合せて形成すると共に、シャンク側に向うに従い
外周刃のへワックス角を漸次小さくシ、スパイラルエン
ドミルの切削回転方向に対して外周に向っておくれを有
する捩れ角を底刃に付したことを特徴とするスパイラル
エンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11740880U JPS6042016Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | スパイラルエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11740880U JPS6042016Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | スパイラルエンドミル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5743913U JPS5743913U (ja) | 1982-03-10 |
| JPS6042016Y2 true JPS6042016Y2 (ja) | 1985-12-23 |
Family
ID=29478182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11740880U Expired JPS6042016Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | スパイラルエンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042016Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6435801B2 (ja) * | 2014-11-18 | 2018-12-12 | 三菱マテリアル株式会社 | エンドミル |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP11740880U patent/JPS6042016Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5743913U (ja) | 1982-03-10 |
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