JPS6041616Y2 - 高圧電気機器に於けるブツシング貫通部の絶縁装置 - Google Patents
高圧電気機器に於けるブツシング貫通部の絶縁装置Info
- Publication number
- JPS6041616Y2 JPS6041616Y2 JP1977019028U JP1902877U JPS6041616Y2 JP S6041616 Y2 JPS6041616 Y2 JP S6041616Y2 JP 1977019028 U JP1977019028 U JP 1977019028U JP 1902877 U JP1902877 U JP 1902877U JP S6041616 Y2 JPS6041616 Y2 JP S6041616Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- wall
- outer box
- voltage electrical
- electrical equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本案は電気開閉時の如き高圧電気機器に於けるブッシン
グ貫通部の絶縁性を極めて簡単安価の構造によって向上
せしめ特に雷インパルスに対する耐圧性の向上によって
ブッシングの小型化並に電気機器の小形軽量化を計らん
とした考案である。
グ貫通部の絶縁性を極めて簡単安価の構造によって向上
せしめ特に雷インパルスに対する耐圧性の向上によって
ブッシングの小型化並に電気機器の小形軽量化を計らん
とした考案である。
高圧電気機器の目出ブッシングの絶縁性は交流電圧に関
しては沿面距離によって左右せられるが雷の如きインパ
ルスに対する耐圧性は最短の直線距離に従うものである
ためにブッシングの長すを大とする必要があり其の為め
に従来からブッシングの小形化・機器の小形化を計らん
とすれば種々複雑高価な充電部隠蔽構造が必要となり従
って又ブッシング貫通部に於ける絶縁バリヤの設は方で
も従来構造ではブッシング小形化は出来なかったもので
ある。
しては沿面距離によって左右せられるが雷の如きインパ
ルスに対する耐圧性は最短の直線距離に従うものである
ためにブッシングの長すを大とする必要があり其の為め
に従来からブッシングの小形化・機器の小形化を計らん
とすれば種々複雑高価な充電部隠蔽構造が必要となり従
って又ブッシング貫通部に於ける絶縁バリヤの設は方で
も従来構造ではブッシング小形化は出来なかったもので
ある。
例えば従来構造を示す第1図及第4図に見る如くブッシ
ング1は外方に日出線2を有し内方に充電部なる接続導
体3を有して高圧電気機器の外箱4に貫通し内部に機器
5を接続し普通は外箱4の内面に絶縁バリヤ6を添え外
側に単にパツキン7を添えて圧定したものであるが、近
年に至って大気汚染等の激化に伴い耐塩耐汚損構造が施
され外箱内部の絶縁強度よりも外箱外部の絶縁強度が高
くなり其の為めに異常電圧(インパルス〉の侵入による
閃絡Sが器内接続導体3と絶縁バリヤ6を越えた外箱4
との間に発生し遂に絶縁破壊を来たして短絡に移行して
配電上の事故を起こすものである。
ング1は外方に日出線2を有し内方に充電部なる接続導
体3を有して高圧電気機器の外箱4に貫通し内部に機器
5を接続し普通は外箱4の内面に絶縁バリヤ6を添え外
側に単にパツキン7を添えて圧定したものであるが、近
年に至って大気汚染等の激化に伴い耐塩耐汚損構造が施
され外箱内部の絶縁強度よりも外箱外部の絶縁強度が高
くなり其の為めに異常電圧(インパルス〉の侵入による
閃絡Sが器内接続導体3と絶縁バリヤ6を越えた外箱4
との間に発生し遂に絶縁破壊を来たして短絡に移行して
配電上の事故を起こすものである。
従って従来構造では碍子及機器の外形も大きくなり其の
結果機器重量も重くなる大きな欠点があり更に又インパ
ルス耐圧値を上げる為めに例えば6KV線路では6号A
絶縁階級を10号A絶縁階級にまで格上げする必要も生
じたものである。
結果機器重量も重くなる大きな欠点があり更に又インパ
ルス耐圧値を上げる為めに例えば6KV線路では6号A
絶縁階級を10号A絶縁階級にまで格上げする必要も生
じたものである。
本案は上記の各欠陥を簡単安価の構造で除去したもので
ある。
ある。
本案を実施例図面第2図第3図によって説明する。
本案は第1図示の様な高圧電気機器に於いて機器外箱4
に対してブッシング1を貫挿する差込口に縦断面形状が
しをなす筒状のブツシングノくツキン8を嵌合し該筒状
のブッシングパツキン8の内外両壁9,10の間に挾ま
れる凹円溝11内に外箱4と絶縁バリヤ6とを重合して
一体に嵌入しブッシング1をブッシングパツキンの外壁
10の外面に対しブッシング押12を以って圧定したブ
ッシング貫通部の絶縁装置である。
に対してブッシング1を貫挿する差込口に縦断面形状が
しをなす筒状のブツシングノくツキン8を嵌合し該筒状
のブッシングパツキン8の内外両壁9,10の間に挾ま
れる凹円溝11内に外箱4と絶縁バリヤ6とを重合して
一体に嵌入しブッシング1をブッシングパツキンの外壁
10の外面に対しブッシング押12を以って圧定したブ
ッシング貫通部の絶縁装置である。
パツキン8の内壁9と外壁10とは同形として正状の断
面山形とするもよいが、図示の如く内壁9を外壁10よ
りも若干高寸とすれば絶縁バリヤ6の耐圧保護のために
一層良好である。
面山形とするもよいが、図示の如く内壁9を外壁10よ
りも若干高寸とすれば絶縁バリヤ6の耐圧保護のために
一層良好である。
本案は上記の如く構成したので雷インパルスの侵入した
時に大地間短絡の通路となる外箱4は筒状のブッシング
パツキン8の凹円溝11内に絶縁バリヤ6と重合して穏
蔽せられた状態で密嵌入せられ更に該絶縁バリヤ6は凹
円溝の内壁9で遮蔽保護せられているので、今たとえ雷
インパルスの襲来があったとしても外箱内部の充電部導
体3からインパルスが外箱4に侵入する余地は全く無い
。
時に大地間短絡の通路となる外箱4は筒状のブッシング
パツキン8の凹円溝11内に絶縁バリヤ6と重合して穏
蔽せられた状態で密嵌入せられ更に該絶縁バリヤ6は凹
円溝の内壁9で遮蔽保護せられているので、今たとえ雷
インパルスの襲来があったとしても外箱内部の充電部導
体3からインパルスが外箱4に侵入する余地は全く無い
。
従って本案実施の高圧機器箱では従来の高圧機器箱の如
くインパルスによって短絡し或は絶縁劣化する様な支障
は全く考えられない大きな効果が有る。
くインパルスによって短絡し或は絶縁劣化する様な支障
は全く考えられない大きな効果が有る。
それ故に又本案によれば従来の如く内部充電部に対して
複雑・高価な絶縁構造を施す必要なく極めて簡単安価の
構造を以ってブッシング碍子1を小形とし機器箱体を小
形・軽量化し得る経済的効果も大きい。
複雑・高価な絶縁構造を施す必要なく極めて簡単安価の
構造を以ってブッシング碍子1を小形とし機器箱体を小
形・軽量化し得る経済的効果も大きい。
添付第1図は本案を実施せんとする対象の高圧電気機器
の概略の解説図で第2図は本案を実施した高圧電気機器
箱のブッシング挿通部の縦断側面図、第3図は本案に使
用する筒状のブッシングパツキンの一部縦断側面図であ
り第4図は従来の高圧機器箱のブッシング挿通部の縦断
側面図を示す。 1・・・・・・ブッシング碍子、2・・・・・・口出線
、3・・・・・・接続導体、4・・・・・・機器外箱、
5・・・・・・内部の機器、6・・・・・・絶縁バリヤ
、7・・・・・・バッキング、8・・・・・・筒状のブ
ッシングパツキン、9・・・・・・パツキンの内壁、1
0・・・・・・パツキンの外壁、11・・・・・・パツ
キンの凹円溝、12・・・・・・ブッシング押、S・・
・・・・閃絡アーク。
の概略の解説図で第2図は本案を実施した高圧電気機器
箱のブッシング挿通部の縦断側面図、第3図は本案に使
用する筒状のブッシングパツキンの一部縦断側面図であ
り第4図は従来の高圧機器箱のブッシング挿通部の縦断
側面図を示す。 1・・・・・・ブッシング碍子、2・・・・・・口出線
、3・・・・・・接続導体、4・・・・・・機器外箱、
5・・・・・・内部の機器、6・・・・・・絶縁バリヤ
、7・・・・・・バッキング、8・・・・・・筒状のブ
ッシングパツキン、9・・・・・・パツキンの内壁、1
0・・・・・・パツキンの外壁、11・・・・・・パツ
キンの凹円溝、12・・・・・・ブッシング押、S・・
・・・・閃絡アーク。
Claims (1)
- 高圧電気機器の外箱の壁4に設けられた差込口に貫挿さ
れる鍔を有するブッシング碍子1と、該鍔と前記外箱壁
の外面との間を密封するブッシングパツキン8と、前記
ブッシング碍子1を前記外箱の壁4に押圧状態で取付け
るブッシング押え12とからなるブッシング貫通部の絶
縁装置において、前記ブッシングパツキン8は、外壁1
0とそれより高い内壁9とで凹円溝11を形成する中空
筒状体であって、該凹円溝11に前記外箱の壁4と該壁
4の内側に設けた絶縁バリヤ6とを重合した状態で嵌入
してなる高圧電気機におけるブッシング貫通部の絶縁装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977019028U JPS6041616Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | 高圧電気機器に於けるブツシング貫通部の絶縁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977019028U JPS6041616Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | 高圧電気機器に於けるブツシング貫通部の絶縁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53114100U JPS53114100U (ja) | 1978-09-11 |
JPS6041616Y2 true JPS6041616Y2 (ja) | 1985-12-18 |
Family
ID=28847371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977019028U Expired JPS6041616Y2 (ja) | 1977-02-21 | 1977-02-21 | 高圧電気機器に於けるブツシング貫通部の絶縁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6244430Y2 (ja) * | 1980-03-12 | 1987-11-24 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509600U (ja) * | 1973-05-28 | 1975-01-31 | ||
JPS5017678A (ja) * | 1973-06-13 | 1975-02-25 |
-
1977
- 1977-02-21 JP JP1977019028U patent/JPS6041616Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509600U (ja) * | 1973-05-28 | 1975-01-31 | ||
JPS5017678A (ja) * | 1973-06-13 | 1975-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53114100U (ja) | 1978-09-11 |
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