JP2012029497A - ケーブル終端接続部 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽金具の先端部が機器ケースの後端面よりもブッシングの先端側に位置し、ストレスコーンの半導電部と絶縁部との接合部が機器ケースの後端側に位置することで、ブッシングサイズを小さく、かつ重量を軽くすることができるケーブル終端接続部を提供すること。
【解決手段】ケーブル終端接続部100は、ブッシング110の後端部に埋設され、ストレスコーン150の外周におけるストレスコーン150の半導電部151と絶縁部152の接合部Qを覆う円筒状の遮蔽金具130を備え、遮蔽金具130の先端部130aは、機器ケース11における開口部12の周縁部11aの後端面よりもブッシング110の先端側に位置し、接合部Qは機器ケース11の後端側に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケーブル終端接続部に係り、特に、ブッシングの受容口にストレスコーンを装着したケーブル端末が嵌挿されるケーブル終端接続部に関する。
地中電線路等に用いるCVケーブルなどのゴム、プラスチック絶縁ケーブル等は、ガス中終端接続箱等のケーブル終端接続部を介して変電所等に設置されるGIS等の電力機器に接続される(特許文献1参照)。
図1は、従来のフランジ部付き遮蔽金具を有するケーブル終端接続部を示す縦断面図であり、CVケーブル用ガス中終端接続箱の構造を示している。
図1に示すように、ガス中終端接続箱1は、GIS等のガス絶縁電力機器の機器ケース11に取り付けられる。機器ケース11内部のガス中終端接続箱1の周囲には、SFガス等の絶縁ガスが充填されている。
ガス中終端接続箱1は、エポキシ樹脂製の絶縁体からなるブッシング(套管)13を有し、機器ケース11に気密に取り付けられる。ブッシング(套管)13は、下方からケーブル2が差し入れられ接続される。ブッシング(套管)内部の上部には内部導体(埋込上部金具)4が設けられており、上記ケーブル2の導体が導体接続端子8を介して電気的に接続される。内部導体(埋込上部金具)4の上端は、図示しないガス絶縁電力機器内の高圧導体に電気接続される。
ケーブル2の絶縁体とブッシング(套管)13との間には、ストレスコーン15が嵌挿され、押圧装置16によって押圧されて十分な絶縁特性が得られるようになっている。また、ストレスコーン15の外周を取り囲むように、フランジ部5aを有する遮蔽金具(埋込下部金具)5がブッシング(套管)13に埋設されている。
遮蔽金具(埋込下部金具)5は、ブッシング(套管)13の受容口の内壁面に先端側テーパ部が密着するストレスコーン15の、外周における半導電性ゴム部15bの先端部(ストレスコーン15の外周における半導電性ゴム部15bと絶縁性ゴム部15aとの接合部)を覆い、当該接合部における電界集中による部分放電を防ぐために設けられる。
また、遮蔽金具(埋込下部金具)5のブッシング(套管)13に埋設される部分と機器ケース11との間は、遮蔽金具(埋込下部金具)5のフランジ部5aにより遮蔽されている。このフランジ部5aにより、機器ケース11における開口部の周縁部の後端部Pでの電界集中を防止している。
ところで、上記ガス中終端接続箱1は、遮蔽金具(埋込下部金具)5がフランジ部5aを有する構造のため、重量が重く、部品としても大きくなる。
そこで、図2のように、ブッシングの遮蔽金具を無くし、機器ケースでストレスコーンの外周における半導電部と絶縁部の接合部を覆う(接合部よりも機器ケース先端部の方が先端側に位置する)構造、すなわち機器ケースを遮蔽金具として適用している構造のケーブル終端接続部が提供されている(特許文献2参照)。
図2は、従来の機器ケースを遮蔽金具とするケーブル終端接続部を示す断面図である。
図2に示すように、ケーブル終端接続部10は、開閉器や変圧器等の電力用機器における機器ケース11の開口部12に気密に取り付けられるブッシング13と、ブッシング13の受容口13aに装着されるケーブル端末14と、ケーブル端末14に嵌挿されるストレスコーン15をブッシング13の先端部側に向けて軸方向に押圧する環状の押圧装置16とを備える。
ケーブル終端接続部10は、ブッシング13の受容口の内壁面に先端側テーパ部が密着するストレスコーン15の、外周における半導電部の先端部(ストレスコーンの外周における半導電部と絶縁部の接合部)を覆うために、機器ケース11(例えば、GIS底板)を遮蔽に用いている。すなわち、ケーブル終端接続部10は、図1のブッシング13に埋設される遮蔽金具(埋込下部金具)5の代わりに、機器ケース11を遮蔽に用いる。この際、機器ケースにおける開口部の周縁部の先端部を円弧状とすることで、電界緩和を図っている。
特開平9−247839号公報 特開2008−220124号公報 特開2006−320196号公報
しかしながら、このような従来のケーブル終端接続部にあっては、以下の課題があった。
(1)特許文献1記載のフランジ部付き遮蔽金具を有するケーブル終端接続部は、上述したように、遮蔽金具(埋込下部金具)5がフランジ部5aを有する構造のため、重量が重く、部品としても大きくなり、ひいては、遮蔽金具の加工が多くなる分、コストも高くなり、また、重量が重くなる分、機器ケースへの取り付けの作業性が悪くなる。
また、例えば、特許文献3における図2に示すように、ストレスコーン8の半導電部の位置が高い場合(ストレスコーン8がブッシング3に深く挿入される場合)、ストレスコーン8の外周における該半導電部の先端部を覆うためには、遮蔽金具(アース電極)9の全長を長くせざるを得ない。これはブッシング3の軸方向の長さが長くなることにつながる。さらに、遮蔽金具(アース電極)9は、複雑形状であるため、製造工程(加工工程)がより多くなり、作製に手間が掛かる欠点がある。ひいては、ケーブル終端接続部としてのコストが高くなる、機器ケースへの取り付けの作業性が悪くなるという課題が、前述の特許文献1の場合より顕著となる。
(2)特許文献2記載の機器ケースを遮蔽金具とするケーブル終端接続部は、ブッシング13(図2参照)の遮蔽金具を無くすことができるものの、ストレスコーン15の位置が高い(ストレスコーン15がブッシング13に深く挿入される)。このため、ブッシング13の軸方向の長さを長くする必要がある。しかし、ストレスコーン15の半導電部と機器ケース11の間に等電位線が回り込む図2の構造では、ブッシング13の軸方向の長さを短くしたいがためにストレスコーン15の位置を下げた(ストレスコーン15を機器の外側(図2では機器ケース11より下側)寄りに位置させる)場合、ストレスコーン15の半導電部で遮蔽していた機器ケース11の開口部12における機器ケース11の後端部Pに電界が集中するようになるため、問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ストレスコーンの半導電部の遮蔽位置を低くし、遮蔽金具の先端を機器ケースにおける開口部の周縁部の後端部より先端側に設けることで、ブッシングサイズを小さく、かつ重量を軽くすることができるケーブル終端接続部を提供することを目的とする。
本発明のケーブル終端接続部は、機器ケースの開口部に密閉して取り付けられ、ケーブルの端部を受容するための受容口を有する、硬質の絶縁体からなるブッシングと、前記ブッシングの先端側に設けられ前記ケーブルの導体と電気的に接続するための内部導体と、半導電部と前記半導電部の先端側に同心状に連設される絶縁部とを有し、前記受容口に嵌挿される円筒状のストレスコーンと、前記ブッシングの後端部に前記ブッシングと同心状に埋設された円筒状の遮蔽金具とを備え、前記ブッシングは、先端面が前記機器ケースにおける開口部の周縁部近傍の後端面に当接するためのブッシングフランジ部を備え、前記ストレスコーンの外周における前記半導電部と前記絶縁部との接合部は、前記ブッシングフランジ部の先端面よりも後端側に位置し、前記遮蔽金具の先端部は、前記ブッシングフランジ部の先端面よりも前記ブッシングの先端側に位置する構成を採る。
本発明のケーブル終端接続部によれば、ブッシングはブッシングフランジ部を備え、ストレスコーンの外周における半導電部と絶縁部との接合部は、ブッシングフランジ部の先端面よりも後端側に位置し、遮蔽金具の先端部はブッシングフランジ部の先端面よりもブッシングの先端側に位置することで、ブッシングフランジ面の先端面に当接する機器ケースにおける開口部の周縁部の後端部は遮蔽金具により遮蔽され、ブッシングサイズを小さく、かつ重量を軽くすることができる。
従来のフランジ部付き遮蔽金具を有するケーブル終端接続部を示す縦断面図 従来の機器ケースを遮蔽金具とするケーブル終端接続部を示す縦断面図 本発明の実施の形態に係るケーブル終端接続部の構成を示す部分断面図 上記実施の形態に係るケーブル終端接続部の課電時の接地電位の電極近傍における等電位線の分布を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態)
図3は、本発明の実施の形態に係るケーブル終端接続部の構成を示す部分断面図である。本実施の形態は、電力機器と電力ケーブルの接続部としてガス中終端接続部に適用した例である。
以下の説明において、「先端側」は、図中上方向をいい、また、「後端側」は、先端側と反対側で、図中では下方向に相当する。
図3に示すように、ケーブル終端接続部100は、開閉器や変圧器等の電力用機器を気密に収容する機器ケース11に取り付けられる。機器ケース11内部(図3では機器ケース11よりも上側)のケーブル終端接続部100の周囲にはSFガス等の絶縁ガスが充填されている。
ケーブル終端接続部100は、電力機器の機器ケース11の開口部12に密閉して取り付けられ、ケーブルの端部を受容するための受容口112を有するブッシング110と、ブッシング110の先端側の頭部111に設けられた銅棒等からなる内部導体120と、ブッシング110の受容口112に嵌挿されるストレスコーン150と、ストレスコーン150の外周における半導電部151と絶縁部152の接合点の外周を覆うようにブッシング110の後端部に埋設された円筒状の遮蔽金具130とを備える。
また、ケーブル終端接続部100は、先端側がブッシング110内に装着されるケーブル端末140と、ケーブル端末140に嵌挿されるストレスコーン150をブッシング110の受容口112の内壁面に押圧するための環状の押圧装置160とを備える。
ブッシング110は、エポキシ樹脂等の硬質の絶縁体からなり、内部導体120及び遮蔽金具130と共に一体にモールドされている。
ブッシング110は、先端側に弾丸状の頭部111を有し、頭部111の後端部には、ブッシングフランジ部113が連設され、ブッシング110の後端部内周側には頭部111に跨ってコーン状の受容口112が設けられている。頭部111の後端部の外径は、機器ケース11の開口部12の口径より小径とされ、ブッシングフランジ部113の外径は、機器ケース11の開口部12の口径より大径とされる。
ブッシング110は、頭部111を機器ケース11内に位置させると共にブッシングフランジ部113の先端面を機器ケース11における開口部12の周縁部11a近傍の後端面に当接させる。周縁部11aの先端部は電界を緩和するために断面円弧状の形状を有している。ブッシングフランジ部113は、機器ケース11の周縁部11a近傍の後端面に、Oリング20を介して複数の第1のボルト115により密閉して取り付けられる。
内部導体120は、頭部111の中心部に頭部111と同心状に埋設された銅若しくは銅合金、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金等の通電に適した金属製の棒体で形成されている。
内部導体120は、ブッシング110の頭部111の先端部111aから突出される導体引出部121と、導体引出部121の後端側に首部122を介して連接されブッシング110の頭部111内にブッシング110と同心状に埋設される円筒状部123とを備える。円筒状部123は、円筒状部123の後端部から先端部近傍にかけて横断面視円形の導体挿入孔124を備える。導体挿入孔124は、ブッシング110の受容口112に連通している。
内部導体120の円筒状部123の後端部は、ストレスコーン150の先端部外周を覆う形状とされており、ストレスコーン150の頂部近傍にかかる電界を緩和するために、断面円弧状の形状を有している。
遮蔽金具130は、中空の円筒状であり、ブッシング110の後端部に、ブッシング110と同心状に埋設され、ストレスコーン150の外周におけるストレスコーン150の半導電部151と絶縁部152の接合部の外周を覆い、当該接合部近傍における電界集中を防止する。また、後述するように、遮蔽金具130は、機器ケース11における開口部12の周縁部の後端部Pの内周側を覆っている。
遮蔽金具130の先端部130aは、断面円弧状である。ここで、先端部の断面が円弧状とは、図3の遮蔽金具130の先端部130aのように断面半円状の他、先端部が水平で角部のみが円弧状の場合も含むものとする。これにより、遮蔽金具130の先端部に電界が集中することなく、電界を緩和することができる。
遮蔽金具130の先端部130aとストレスコーン150の半導電部151の先端部と機器ケース11の周縁部11aとの位置関係については図4により後述する。
遮蔽金具130の後端部には、締付ボルト132の先端部を螺着するための複数個のネジ孔131が円周方向に沿って離間して設けられている。
遮蔽金具130の後端側の端面(後端面)は、押圧装置160の外周からケーブルのシースの外周に跨って配設されるケーブル保護金具145の先端部に設けられたフランジ部145aに対向する。フランジ部145aは、ブッシング110の後端面に、Oリング146を介して締付ボルト132を遮蔽金具130の後端面のネジ孔131に螺着することによって固定される。これにより、ケーブル保護金具145は遮蔽金具130に固定され、ケーブル保護金具145がブッシング110に取り付けられる。
ケーブル端末140は、CVケーブルの端末を段剥処理して露出させたケーブル絶縁体141及びケーブル導体142を備えており、ケーブル絶縁体141の外周には、ケーブルの外部半導電層143に跨って紡錘形状のストレスコーン150が装着され、ケーブル導体142の先端部には導体端子144が取り付けられ、導体端子144の外周にはプラグ144aが取り付けられている。このプラグ144aが内部導体120の導体挿入孔124に挿入されることで、ケーブル導体142(ケーブルの導体)と内部導体120が電気的に接続される。
ストレスコーン150は、後端側に配置され先端側に向かって緩やかに拡径する内面を有し断面円弧状の先端部151aを有する円筒状の半導電部151と、半導電部151の先端側に後端部が半導電部151と同心状に連設される円筒状の絶縁部152とからなる。絶縁部152の外周には受容口112の内壁面と対応する先細り状のテーパ部153が設けられている。
ストレスコーン150は、シリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPゴム)等の絶縁ゴムで絶縁部152が形成され、半導電性を有するシリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPゴム)等の半導電ゴムで半導電部151が形成される。ここで、「半導電」とは、ケーブル終端接続部に適用するストレスコーンの半導電部として適切な導電性を有していればよく、本発明として導電率を規定するものではない。ストレスコーン150における半導電部151と絶縁部152との接合部は、半導電部151の先端部151aよりも後端側に位置する。
ストレスコーン150は、押圧装置160によってブッシング110の受容口112の内壁面に押圧されて十分な絶縁特性が得られるようになっている。なお、押圧装置160は、押し金具161、押し金具161の後端部側に複数個離間して配置され螺着により固定されるシャフト164、シャフト164の外周にそれぞれ配設され先端面が押し金具161の後端側に当接されるスプリング162、及びシャフト164の後端側が貫通し先端面がスプリング162の後端面を押圧する座金163を備える。
次に、ケーブル終端接続部100の接地電位の電極の位置関係について説明する。
図4は、図3のケーブル終端接続部100に課電した時の接地電位の電極近傍における等電位線の分布を示す図である。接地電位部分を太線Bで表し、高圧電位と接地電位との間の等電位線を10%間隔にて細線で示している(高圧電位となる導体等の線は不図示)。
本実施の形態のケーブル終端接続部100における接地電位の電極の位置関係は、次のようになる。遮蔽金具130の先端部130aは、機器ケース11における開口部12の周縁部近傍の後端面よりも先端側に位置する。
すなわち、ケーブル終端接続部100として見れば、遮蔽金具130の先端部130aは、ブッシングフランジ部113の先端面よりもブッシング110の先端側に位置する。これにより、機器ケース11における開口部12の周縁部11aの後端部Pを遮蔽金具130により遮蔽できるため、図4に示すように等電位線がPまで回り込まず、Pにおける電界集中を防止することができる。
また、遮蔽金具130の先端部130aは、ストレスコーン150の外周における半導電部151と絶縁部152との接合部Qよりも先端側に位置する。当該接合部Qは、接地電極として電気的に突起となる場合や、図4のようにブッシング110とストレスコーン150との間に空気層が生じる場合など、その近傍が電気的な弱点となりやすい。しかし、図4では遮蔽金具130により当該接合部Qを遮蔽できるため、図4に示すように、等電位線が当該接合部Qに回り込まず、当該接合部Qにおける電界集中を防止することができる。
当該接合部Qをブッシングフランジ部113の先端面よりも後端側に位置させることで、ストレスコーン150の半導電部151を機器ケース11の外側に配置することができる(ストレスコーン150の位置を低い位置に配置することができる)。このため、ブッシング110の軸方向の長さを短くすることができ、ひいては、ブッシングサイズを小さくすることができ、更にはブッシングサイズを小さくすることで、機器を小さくすることができる。
また、遮蔽金具130の後端部には、締付ボルト132の先端部を螺着するための複数個のネジ孔131が円周方向に沿って離間して設けられている。このことにより、金具等を固定するためのネジ孔を有する円柱状の埋込金具がブッシングの後端部に離間して設けられる従来の埋込金具(例えば図2のような場合)としての機能と、機器ケース11における開口部12の周縁部11aの後端部Pを遮蔽する機能(従来は図1のように機器ケースに取り付けるためのフランジ部付きの遮蔽金具)とを併せ持つ簡易形状とすることができる。
また、遮蔽金具130は、中空の円筒状であり、機器ケース11に取り付けるためのフランジ部を有する必要のない簡易形状でケーブル終端接続部100を構成できる。このため、図1のような従来のフランジ部を有する遮蔽金具を備えたケーブル終端接続部に比べてケーブル終端接続部100としての重量が軽くなる。
すなわち、遮蔽金具130に、機器ケース11にボルト(第1のボルト115)を介して取り付けるためのフランジ部を設けずに、ブッシング110側にフランジ部(ブッシングフランジ部113)を設けている。
遮蔽金具130は、中空の円筒状であるため、例えばパイプ材を切断し、先端部を丸く加工し、ネジ孔131を切るだけで作製することができる。遮蔽金具130は、機器ケース11に取り付けるためのフランジ部が不要で、簡易形状である。簡易形状であるため、製造工程及び、製造起因での不良が少なくなる。また、機器ケース11に取り付けるためのフランジ部が不要のため、材料の無駄がなく、加工工程も少なくて済むため、ケーブル終端接続部としてのコストを削減できる。
また、ケーブル終端接続部100では、上述したようにストレスコーン150の外周における半導電部151と絶縁部152との接合部Qは、ブッシングフランジ部113の先端面よりも後端側に位置することで、ストレスコーン150が低い位置で形成できる(ブッシング110の後端側に形成できる)ので、ブッシング110の軸方向の長さを短くすることができ、ひいてはケーブル終端接続部100を小型化できる。
特にブッシングフランジ部113の先端面を機器ケース11における開口部12の周縁部11a近傍の後端面に密閉して取り付けた状態で、遮蔽金具130の先端部が当該周縁部11a近傍の機器ケース11の先端面よりもブッシングの後端側に位置する場合は、遮蔽金具130を長くする必要が無い。このため、ブッシング110の軸方向の長さを長くする必要がなく、ひいてはケーブル終端接続部100をより小型化できるため、より好ましい。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、ケーブル終端接続部は、電力機器と電力ケーブルの接続部に用いられるガス中終端接続部に適用した例について説明しているが、油中終端接続部、気中終端接続部に適用してもよい。
また、上記実施の形態では、ケーブル保護金具145の先端面を遮蔽金具130の後端面に取り付けた例について説明しているが、図2に示すような押圧装置16が本発明の遮蔽金具130の後端面に取り付いた構造でも良い。言い換えれば、押圧装置160は図2のようにシャフト164を有さないタイプでも良い。
また、上記実施の形態では、ブッシング110とストレスコーン150の間に空気層(隙間)がある例について説明しているが、ストレスコーン150の外周がブッシング110の受容口112に完全に密着して当該空気層が無くても良い。
さらに、上記ケーブル終端接続部を構成する各部、例えば遮蔽金具、ストレスコーンの半導電部及び絶縁部等の種類及び形状などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係るケーブル終端接続部は、ストレスコーン位置を低くすることができる、つまり、ブッシングの後端側に形成できる効果を有し、ブッシングの軸方向の長さが短いケーブル終端接続部として有用である。
100 ケーブル終端接続部
110 ブッシング
111 頭部
112 受容口
113 ブッシングフランジ部
120 内部導体
121 導体引出部
123 円筒状部
130 遮蔽金具
130a 先端部
131 ネジ孔
140 ケーブル端末
150 ストレスコーン
151 半導電部
152 絶縁部
153 テーパ部
160 押圧装置

Claims (5)

  1. 機器ケースの開口部に密閉して取り付けられ、ケーブルの端部を受容するための受容口を有する、硬質の絶縁体からなるブッシングと、
    前記ブッシングの先端側に設けられ前記ケーブルの導体と電気的に接続するための内部導体と、
    半導電部と前記半導電部の先端側に同心状に連設される絶縁部とを有し、前記受容口に嵌挿される円筒状のストレスコーンと、
    前記ブッシングの後端部に前記ブッシングと同心状に埋設された円筒状の遮蔽金具とを備え、
    前記ブッシングは、先端面が前記機器ケースにおける開口部の周縁部近傍の後端面に当接するためのブッシングフランジ部を備え、
    前記ストレスコーンの外周における前記半導電部と前記絶縁部との接合部は、前記ブッシングフランジ部の先端面よりも後端側に位置し、
    前記遮蔽金具の先端部は、前記ブッシングフランジ部の先端面よりも前記ブッシングの先端側に位置する、
    ケーブル終端接続部。
  2. 前記接合部は、前記半導電部の先端部よりも後端側に位置する請求項1記載のケーブル終端接続部。
  3. 前記遮蔽金具の先端部の断面は、円弧状である、
    請求項1または請求項2記載のケーブル終端接続部。
  4. 前記遮蔽金具の後端部には、締付ボルトの先端部を螺着するための複数個のネジ孔が円周方向に沿って離間して設けられている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のケーブル終端接続部。
  5. 前記遮蔽金具の先端部は、前記ブッシングフランジ部の先端面を前記機器ケースにおける開口部の周縁部近傍の後端面に密閉して取り付けた状態で、前記周縁部近傍の前記機器ケースの先端面よりも前記ブッシングの後端側に位置する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケーブル終端接続部。
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