JPS6040897Y2 - 緩み防止ボルト - Google Patents

緩み防止ボルト

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Publication number
JPS6040897Y2
JPS6040897Y2 JP1640680U JP1640680U JPS6040897Y2 JP S6040897 Y2 JPS6040897 Y2 JP S6040897Y2 JP 1640680 U JP1640680 U JP 1640680U JP 1640680 U JP1640680 U JP 1640680U JP S6040897 Y2 JPS6040897 Y2 JP S6040897Y2
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JP
Japan
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thread
pressing
deformed
threaded portion
threads
Prior art date
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Expired
Application number
JP1640680U
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English (en)
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JPS56119012U (ja
Inventor
勇人 橋爪
Original Assignee
株式会社ト−プラ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は緩み防止ボルトに関する。
従来よりねじ山を各種変形させた緩み防止ボルトが提案
されているが、作用効果の高いものは構造が複雑で生産
コストも高くなり市場性が薄い難点があり、又構成が簡
単で比較的量産可能なものは効果の点で余り期待できず
実用化されにくいのが現状である。
そこで本考案はこれらの欠点を改善し、作用効果と経済
性がともに比較的良好で実用性の高い緩み防止ボルトの
提供を目的とするものである。
以下本考案の実施例を図面により詳記すると、第1図に
示すように緩み防止ボルトBは頭部1と、該頭部1に連
続した軸部に所定のリード角及びピッチでねじ山2aを
刻設したねじ主体2により通常のボルトと同様に構成し
、当該ねじ主体2の一部には軸方向に対するlの長さと
リード角線方向に対するhの巾の範囲内に変形ねじ部3
を形成する。
該変形ねじ部3は螺合時の導入が損なわれないように、
ねじ主体2の先端部より少くともねじ山数2本以上の所
定ねじ山2aを備えた導入部に連続するように設けられ
ており、その巾りは軸周の4分の1以内とする。
又変形ねじ部3の細部形状は第2図に示すように通常の
ねじ山2aの頂部を矢視したナツトの締付方向に対して
順次一定の傾斜角度θで低くした傾斜状平面を有し、各
傾斜状平面を結ぶ接線が左傾斜状になるよう押圧変形せ
しめて各押圧ねじ山3aを形成すると共に、押圧ねじ山
3aの傾斜状平面の両縁部は前記押圧変形に応じた巾で
各々隣接ねじ山側に拡張状に塑性変形され(第8図参照
)、その巾が順次縮小する態様に構成されている。
次に上記緩み防止ボルトBを転造加工する装置に付いて
述べる。
第3図に示す移動ダイス4及び第4図に示す他の実施例
による移動ダイス5はともにぼ全面に亘ってねじ山2a
を転造するために所定のリード角及びピッチによる溝が
各々刻設され、各ダイス4及び5の転造終端部付近の所
定個所には各々切欠部4a及び5aが設けである。
該切欠部4−a及び5aは転造によりほぼ完全な状態の
ねじ山が形成される最後の一回転又はそれに準じた位置
に設けられ、切欠部4aは軸方向Y1に沿って又切欠部
5aは転造方向X2に沿って各々形成すると共に、当該
切欠部4a、5aには各々押圧チップ6又は7を着脱自
在に装着する。
移動ダイス4側の押圧チップ6は第5図に示すように転
造方向X□に対する巾りで軸方向に対する長さ1の大き
さをもつ押圧面6aを備え、この押圧面6aは軸方向Y
、に沿って傾斜角度θで順次傾斜している。
一方移動ダイス5側の押圧チップ7は前記押圧面6aと
同様の大きさで傾斜角度θによる押圧面7aを形成する
そして上記の各押圧チップ6及び7を各々装着した移動
ダイス4又は5は図示しない固定ダイス間に予めヘッダ
ー等で圧造されたねじ素材(図示せず)を介在させ転造
加工を行うと前記変形ねじ部3を形出した緩み防止ボル
トBが組成される。
尚上記実施例に於ては変形ねじ部を1ケ所としたが所望
により2ケ所以上とすることも可能であると共に移動ダ
イス側のみでなく固定ダイス側にも形成することもでき
る。
又押圧チップの傾斜方向を反対にして傾斜面を第7図に
示すように矢視したナツトの締付方向に対して順次押圧
ねじ山の頂部を低くした右傾斜状にすることもできる。
上記実施例でも明らかなとおり本願の緩み防止ボルトは
、変形ねじ部3が通常のねじ山2aによる導入部に連続
して設けられると共に、全周的ではなく軸周の4分の1
以内の限定された巾りに設けられているためにナツトN
との螺合を損なうことがない。
しかも変形ねじ部3を形成する各押圧ねじ山3aの高さ
が軸線方向に沿って順次増加又は減少するように形成さ
れているので、トルクが急速に変化するのを防止して除
々にねじ込み又は緩みトルクが変化するように作用し、
又これらの高さの変化を任意に設定することによって所
望のねじ込み又は緩みトルクを得ることができる。
更に各押圧ねじ山3.aの頂部となる傾斜状平面の傾斜
角度θが一定で、その接線が直線状となるように形成す
ることによってナツトNとの螺合の際にトルクの増減が
スムースにおこなわれて作業性がよい。
次に本願の最も特徴的なところは、各押圧ねじ山3aの
各頂部が各々傾斜状平面であり且つこの傾斜状平面の両
縁部が前記押圧分に応じた巾で各々隣接ねじ山側に拡張
状に膨出するように塑性変形されていることである。
これら異った巾で拡張状に膨出するように塑性変形され
た部分は、第8図で明らかなとおりナツトNのねじ山に
対して1山1山が異ったフランク位置で各々接合される
ために、単に各頂部を平坦にしたものや一定中で拡張し
たものに比べて係止力が強く、極めて緩み防止効果が高
い。
すなわち変形ねじ部が均一の場合は、最初の一回転分が
緩むとあとは急激に変形部分の摩擦力が失なわれ、通常
のねじ山と何ら変らない状態で緩んでしまうのに対し、
本願のように各押圧ねじ山3a毎にナツトNのねじ山に
対して異ったフランク位置で接合している場合には抜け
きる迄摩擦力を保持しており、しかも一度取外したもの
を再使用することも可能である。
しかも製作は前記の如く所望の押圧チップを装着するの
みで通常のねじ転造と何ら変ることなく容易である。
更に傾斜角や押圧面の大きさの異る押圧チップに交換し
て任意のねじ込み及び離脱トルクを選定することができ
る等実用性の高い緩み防止ボルトを提供しうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を示し、第1図は全体正
面図、第2図は要部である変形ねじ部の説明図、第3図
は移動ダイスの正面図、第4図は他の実施例による移動
ダイスの正面図、第5図は第3図移動ダイスによる装着
する押圧チップの斜面図、第6図は第4図移動ダイスに
装着する押圧チップの斜面図、第7図は変形ねじ部の他
の実施例図、第8図はナツトとの螺合状態を示す押圧ね
じ山の部分断面図である。 符号の説明、1・・・・・・頭部、2・・・・・・ねじ
主体、2a・・・・・・ねじ山、3・・・・・・変形ね
じ部、3a・・・・・・押圧ねじ山、4.5・・・・・
・移動ダイス、4a、5a・・・・・・切欠部、6,7
・・・・・・押圧チップ、6a、7a・・・・・・押圧
面、B・・・・・・緩み防止ボルト、N・・・・・・ナ
ツト、xl、x2・・・・・・転造方向、Yl、Y2・
・・・・・軸方向、h・・・・・・巾、1・・・・・・
長さ、θ・・・・・・傾斜角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 通常のねじ山2aを刻設したねじ主体2の一部に、
    当該ねじ山2aの頂部を転造時に押圧変形せしめて押圧
    ねじ山3aによる変形ねじ部3を設けた緩み防止ボルト
    であって、前記変形ねじ部3は、ねじ主体2の先端側に
    刻設された通常のねじ山2aによる導入部に連続する複
    数の各ねじ山2aに対して軸周の一部に所定巾りで形成
    され、該変形ねじ部3を形成する各押圧ねじ山3aの各
    頂部は軸線方向に対して各々傾斜状平面を形成すると共
    に、各押圧ねじ山3aの高さが軸線方向に沿って順次増
    加又は減少するように形成され、更に前記各押圧ねじ山
    3aは螺合されるナツトNの各ねじ山に対して各々異っ
    たフランク位置で接合するように前記傾斜状平面の両縁
    部を前記押圧に応じた巾で各々隣接ねじ山側へ拡張状に
    膨出する塑性変形がなされていることを特徴とした緩み
    防止ボルト。 2 前記押圧ねじ山3aの頂部に形成された傾斜状平面
    の各傾斜角度は一定であり、各傾斜状平面を結ぶ接線が
    直線状になるようにした請求の範囲第1項記載の緩み防
    止ボルト。
JP1640680U 1980-02-14 1980-02-14 緩み防止ボルト Expired JPS6040897Y2 (ja)

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JPS56119012U JPS56119012U (ja) 1981-09-10
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