JPS6040839Y2 - エンジンの減速感知装置 - Google Patents

エンジンの減速感知装置

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JPS6040839Y2
JPS6040839Y2 JP9477279U JP9477279U JPS6040839Y2 JP S6040839 Y2 JPS6040839 Y2 JP S6040839Y2 JP 9477279 U JP9477279 U JP 9477279U JP 9477279 U JP9477279 U JP 9477279U JP S6040839 Y2 JPS6040839 Y2 JP S6040839Y2
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JP
Japan
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deceleration
engine
opening
valve
sensing device
Prior art date
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Expired
Application number
JP9477279U
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English (en)
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JPS5613520U (ja
Inventor
幸三 飯田
英夫 白石
晴己 東
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンの減速状態を感知する減速感知装置
に関するものである。
従来より、エンジンの運転において、その減速状態を感
知し、例えば排気ガス浄化装置などを制御するようにし
ているが、その減速状態の感知としては、スロットル弁
の全閉状態を検知するものもしくは吸気負圧が一定値よ
り大きくなることにより検知するものなどが知られてい
る。
しかしながら、上記のような減速感知装置では、正確な
減速状態の感知は行えず、排気ガスの浄化性能が不充分
となる欠点を有するものである。
すなわち、エンジンの減速状態とは、スロットル弁が全
閉状態となったときのみならず、エンジンの無負荷運転
状態におけるスロットル弁のスロットル開度とエンジン
回転数との特性曲線(無負荷ライン第2図の鎖線参照)
に対し、スロットル開度が小さいかもしくはエンジン回
転数が大きい領域、すなわち、スロットル弁が開いてい
てもエンジンが外部からの回転力によって回転されてい
る状態をも含まれるものであり、上記従来の減速感知装
置はこの減速領域全体を感知するものでなく、その一部
分のみ感知しているに過ぎないものである。
つまり、スロットル弁の全閉状態を検知するものでは、
スロットル弁が開いた状態にあってなおかつ減速状態に
ある領域については何ら感知することができず、エンジ
ン回転数が上昇すると減速領域が大きく拡大するのに対
し、その一部の極端な減速領域しか感知できないもので
ある。
一方、吸気負圧を利用したものでは、負圧の変動が大き
いとともに、設定吸気負圧となるエンジン回転数とスロ
ットル開度との関係が、前記無負荷ラインと同様にエン
ジン回転数が上昇するとスロットル開度も大きくなる傾
向にあるが、無負荷ラインが下凸であるとするとこの負
圧ラインは上凸となるものであり、両特性曲線は低回転
域および高回転域において互いに離れる結果この範囲で
の減速状態の感知が不正確となるものである。
よって、例えば、スロットル弁下流の一部気筒の吸気通
路にシャッターバルブを設け、減速運転時にシャッター
バルブを全閉して一部気筒への新気の供給を停止し他の
気筒の充填効率を高めるようにして未燃焼戊分の排出を
抑制しようとする場合に、前記の如き従来の減速感知装
置では、上記シャッターバルブを減速領域の全搬にわた
って正確に閉作動させることができず、未燃焼戒分の排
出の抑制が不充分となる不具合を有するものである。
本考案はかかる点に鑑み、エンジンの減速状態を減速領
域の全搬にわたって正確に検知するようにした減速感知
装置を提供し、排気ガス処理装置等の作動がより良好に
行えるようにするものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿って説明する。
第1図において、1は減速感知装置であって、該減速感
知装置1により制御装置としてエンジン2の吸気系に設
けたシャッターバルブ3を開閉作動させるようにしたも
のである。
上記エンジン2は第1気筒4および第2気筒5で構成さ
れ、第1気筒4には第1気化器6より第1吸気通路7を
介して混合気が供給され、第2気筒5には第2気化器8
より第2吸気通路9を介して混合気が供給される。
第1気化器6および第2気化器8には、アクセルペダル
(図示せず)に連動して開閉され、その開度に応じて供
給混合気量を決めるスロットル弁10,11がそれぞれ
設けられている。
第1気化器6のスロットル弁10の下流の第1吸気通路
7にはこの第1吸気通路7を開閉するシャッターバルブ
3が配設され、このシャッターバルブ3の直上流には第
1吸気通路7と第2吸気通路9とを連通ずる連通孔12
が開設されている。
上記シャッターバルブ3の全閉時には、第1気化器6に
よって供給される混合気を連通孔12を通して第2吸気
通路9に迂回させ、第2気筒5の充填効率を高めてその
燃焼性、着火性を向上させる一方、第1気筒4側を完全
失火させるようにしている。
上記シャッターバルブ3の弁軸端には開閉レバー13の
一端が固定され、該開閉レバー13の他端はダイヤフラ
ム装置14のダイヤフラム14aに基端を支持したロッ
ド14bの先端に連結されている。
このダイヤフラム装置14は、ダイヤフラム14aによ
って仕切られた大気室14cとスプリング14dが縮装
された負圧室14eとを有し、該負圧室14eには一端
がシャッターバルブ3下流の第1吸気通路7に開口した
負圧通路15の他端が連通され、該負圧通路15の途中
には前記減速感知装置1によって作動される開閉弁16
が介装され、この開閉弁16の開放時に第1吸気通路7
の負圧がダイヤフラム装置14の負圧室14eに作用し
てダイヤプラム14aが偏倚しシャッターバルブ3を開
操作するうに構成されている。
上記減速感知装置1において、17はスロットル弁10
または11の開閉動を検出しスロットル開度に比例した
開度出力信号を発する開度センサー、18は点火回路1
9の点火信号を検出しエンジン回転数に比例した回転出
力信号を発する回転センサーであって、開度センサー1
7および回転センサー18の両出力信号は比較器20に
入力される。
該比較器20は開度センサー17の出力信号と回転セン
サー18の出力信号とを比較し、設定値に対応した出力
を発するものである。
この比較器20の出力は増幅器21にて増幅され、制御
装置である前記シャッターバルブ3の開閉弁16を開閉
動作させるものである。
すなわち、上記比較器20からの出力はエンジンが減速
状態にあるか否かの減速感知信号であって、エンジンの
減速時には開閉弁16を閉じて負圧室14eを大気に開
放し、スプリング14dの付勢力によってシャッターバ
ルブ3を全閉状態とするものであり、一方、非減速時に
は開閉弁16を開いてシャッターバルブ3を開作動させ
るものである。
上記比較器20の出力で動作する制御装置すなわち実施
例の場合ではシャッターバルブ3の作動点は、第2図に
示すように、エンジン無負荷状態におけるスロットル開
度とエンジン回転数との特性曲線(一点鎖線で示す無負
荷ラインA)に沿った特性曲線(実線で示す感知ライン
B)に従ってオン、オフを行うように設けられている。
つまり、第2図において、無負荷ラインAの下方が減速
領域であり、この無負荷ラインAに対し減速領域側近傍
に沿う直線状の感知ラインBのスロットル開度とエンジ
ン回転数の特性関係によって減速状態を感知し、この感
知ラインBより下方の感知減速領域でシャッターバルブ
3を閉作動させ、感知ラインBより上方の感知非減速領
域でシャッターバルブ3を開作動させるように構成され
ている。
すなわち、前記比較器20の出力は、開度センサー17
からのスロットル開度に応じた出力信号と、回転センサ
ー18からのエンジン回転数に応じた出力信号とを比較
し、両者の関係が上記感知ラインBの下方の減速領域に
あるが、上方の非減速領域にあるかを設定値(感知ライ
ンBに相当する)と対応させて減速状態を感知し出力す
るものであり、スロットル開度およびエンジン回転数が
変化して両者の関係が、感知ラインBを越える場合に、
比較器20の出力が変わり、シャッターバルブ3(制御
装置)を作動させるものである。
前記開度センサー17は、例えば、スロットル弁10の
弁軸に一端を固定したレバー22の他端の変位を摺動抵
抗等によって検出し、スロットル開度に比例した電圧を
有する出力信号を発するように設けられている。
一方、回転センサー1Bは、例えば点火回路19の点火
コイル23に断続器24の断続によって発生されるエン
ジン回転数に比例したパルス号を計数しアナログ変換し
て、エンジン回転数に比例した電圧を有する出力信号を
発するように設けられている。
尚、第1図のエンジン2の排気通路25において26は
りアクタ−127は還元触媒、28は酸化触媒、29は
リアクター26に2次空気を噴出する第1ノズル、30
は還元触媒27と酸化触媒28との間に2次空気を噴出
する第2ノズル、31はエアポンプ、32はエアカット
弁、33は2次空気の噴出を第1/ズル29と第2ノズ
ル30とに切換える切換弁である。
上記実施例においては、減速感知装置1によりエンジン
の減速領域の殆ど全域を正確に検出し、その出力により
シャッターバルブ3を閉じることができるために、充填
効率が低減し着火率が悪化して未燃成分の排出が増加す
る減速時に、第1気筒4への混合気の供給を停止して第
2気筒5に集中的に供給し、第2気筒5の着火性を向上
して燃焼性を改善するとともに、第1気筒4を完全失火
させて未燃成分の排出を減速領域全搬にわたって抑制し
、有害排気ガス成分の排出を大幅に減少させることがで
きるものである。
尚、減速感知装置1によって作動させる制御装置として
はシャッターバルブ3のみならず、2次空気の供給装置
等減速状態の検出によって作動させる各種機器に適用で
きるものである。
以上説明したように、本考案減速感知装置によれば、ス
ロットル開度に応じた出力信号を発する開度センサーと
、エンジン回転数に応じた出力信号を発する回転センサ
ーと、該開度センサーの出力信号と回転センサーの出力
信号と比較して出力を発する比較器とを設け、該比較器
の出力で作動する制御装置の作動点をエンジン無負荷状
態におけるスロットル開度とエンジン回転数との特性曲
線に沿わせるようにしたことにより、スロットル開度お
よびエンジン回転数の変化に対応して大きく変化する減
速領域の全体を正確に検知することができ、減速状態と
非減速状態とで作動を変化させる排気ガス浄化装置等に
適格に作動させてその機構を十分に発揮させることがで
きるなど実用上程々の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するものであり、第1図
は減速感知装置によりシャッターバルブの開閉作動を行
うようにしたエンジンの概略構成図、第2図は減速状態
の感知領域を示すスロットル開度とエンジン回転数との
特性曲線図である。 1・・・・・・減速感知装置、2・・・・・・エンジン
、3・・・・・・シャッターバルブ、4,5・・・・・
・気筒、6.訃・・・・・気化器、7,9・・・・・・
吸気通路、10.11・・・・・・スロットル弁、12
・・・・・・連通孔、13・・・・・・開閉レバ14・
・・・・・ダイヤフラム装置、15・・・・・・負圧通
路、16・・・・・・開閉弁、17・・・・・・開度セ
ンサー、1′8・・・・・・回転センサー、19・・・
・・・点火回路、20・・・・・・比較器、21・・・
・・・増幅器、22・・・・・・レバー、23・・・・
・・点火コイル、24・・・・・・断続器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スロットル開度に応じた出力信号を発する開度センサー
    と、エンジン回転数に応じた出力信号を発する回転セン
    サーと、該開度センサーの出力信号と回転センサーの出
    力信号とを比較し出力を発する比較器とを設け、該比較
    器の出力で動作する制御装置の作動点をエンジン無負荷
    状態におけるスロットル開度とエンジン回転数との特性
    曲線に沿わせたことを特徴とするエンジンの減速感知装
    置。
JP9477279U 1979-07-09 1979-07-09 エンジンの減速感知装置 Expired JPS6040839Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9477279U JPS6040839Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 エンジンの減速感知装置

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JP9477279U JPS6040839Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 エンジンの減速感知装置

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Publication Number Publication Date
JPS5613520U JPS5613520U (ja) 1981-02-05
JPS6040839Y2 true JPS6040839Y2 (ja) 1985-12-10

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